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Transcription:

年 層 による 差 が さらに 広 がるテレビ 視 聴 2000~2011 年 の 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 から 世 論 調 査 部 ( 視 聴 者 調 査 ) 関 根 智 江 はじめに 世 論 調 査 部 では 年 2 回,6 月 と11 月 に,テレ ビ 視 聴 実 態 をとらえる 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 を 実 施 している 調 査 結 果 はその 都 度 本 誌 で 報 告 しているが, 本 稿 では,2000 年 ~ 2011 年 の 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 データを 用 いて,2000 年 以 降 のテレビ 視 聴 動 向 を 概 括 的 に 報 告 する この10 年 余,テレビを 取 り 巻 く 環 境 はデジタ ル 技 術 により 大 きく 変 わった テレビは 高 画 質 高 音 質,データ 放 送,EPGなど 高 機 能 化 し, 視 聴 者 は デ ジタル テレビ 録 画 機 を 使 ってそ の 恩 恵 を 体 感 できるようになった 衛 星 放 送, CS 放 送,ケーブルテレビの 普 及 も 進 み,テレ ビで 視 聴 できるチャンネルが 増 えた また,イ ンターネットとケータイのサービスも 多 様 化 した 例 えば,VOD(ビデオオンデマンド)で, 見 逃 したテレビ 番 組 をインターネットを 通 じて 視 聴 し たり 1), 自 身 で 撮 影 した 映 像 を 世 界 中 の 人 に 見 てもらったりなど, 今 まで 主 にテレビでしか 行 え なかった 映 像 や 番 組 の 視 聴 が,テレビ 以 外 でも できる 環 境 になった 他 にも,ブログや 掲 示 板 で 日 記 や 意 見 評 判 を 見 たり, 書 いたり,SNS でリアルタイムに 情 報 を 交 換 するなど,サービス は 日 々 進 化 している このような 環 境 の 変 化 の 中,テレビはどのよ うに 見 られてきたのだろうか ここでは,これ らの 点 に 留 意 しながら,この10 余 年 のテレビ 視 聴 動 向 をみていく そして,これらがテレビ 視 聴 にどのように 影 響 を 与 えているのか,あるい は 影 響 を 与 えていないのかについて 考 察 する 1 テレビ 視 聴 動 向 の 変 遷 1953 年 に 開 始 されたテレビ 放 送 は60 年 近 い 歴 史 を 持 つことになる 2000 年 以 降 のテレビ 視 聴 データをみていく 前 に,これまでのテレビ 視 聴 動 向 について 触 れておきたい 30 年 まで テレビ 放 送 が 開 始 された1953 年 から30 年 間 の 視 聴 動 向 は 2),テレビの 普 及 に 合 わせ,テレ ビ 視 聴 も 拡 大 した30 年 であった この 間,ほ ぼ 10 年 ごとに 成 長 期 発 展 期 安 定 期 に 分 け 22

られる テレビ 本 放 送 が 始 まった1953 年 から, 総 合 テレビが 全 日 放 送 になった 1962 年 までが テレビの 成 長 期 で, 新 しい 放 送 局 が 次 々と 開 局 し, 放 送 時 間 も 徐 々に 伸 び, 視 聴 者 が 増 えて いった 次 の 発 展 期 では, 娯 楽 を 中 心 とした 番 組 内 容 の 拡 充 やテレビのカラー 放 送 化 など が 進 んだ このころ, 人 びとのテレビの 見 方 も 一 定 のリズムが 定 着 した 総 合 テレビの 全 放 送 時 間 のカラー 化 が 実 現 した1971 年 から1981 年 ごろまでが 安 定 期 で,ビデオやテレビゲームな ど 次 の ニ ュ ー メ デ ィ ア の 出 現 を 前 に, 成 熟 の 段 階 となった 1980 年 代 以 降 3) 1980 年 代 前 半 は, 番 組 内 容 のマンネリ 化 や 取 材 対 象 者 へのエスカレートした 取 材 合 戦 な どにより, 視 聴 者 のテレビに 対 する 不 満 が 高 ま り,テレビへの 興 味 も 低 下 していく テレビの 視 聴 時 間 量 も1985 年 に 3 時 間 0 分 と 最 も 短 くな り, 特 に 女 性 と 若 年 層 で 減 少 した この1982 ~ 1987 年 ごろは 低 迷 期 とされる 1980 年 代 後 半 になると, 衛 星 放 送 の 技 術 開 発 が 進 み,ベ ルリンの 壁 崩 壊 ( 1 9 8 9 年 )などの 世 界 で 発 生 し た 事 件 事 故 を, 衛 星 を 使 ってリアルタイムで 報 道 し,テレビの 速 報 性 が 人 びとに 改 めて 認 識 された 視 聴 時 間 量 も 増 加 に 転 じ, 新 たに 展 開 期 に 入 る 1990 年 代 は 4), 衛 星 放 送,CS 放 送,ケーブ ルテレビなど, 新 しい 放 送 メディアの 普 及 が 少 しずつ 進 んだ 視 聴 時 間 量 は1980 年 代 後 半 か らの 増 加 傾 向 が 続 き, 午 前 と 遅 い 夜 の 時 間 帯 で, 特 に 女 性 の 視 聴 が 伸 びた この 視 聴 時 間 量 の 増 加 は, 衛 星 放 送 など 新 しいチャンネル で 生 じたものではなく, 既 存 の 地 上 波 チャンネ ルの 視 聴 が 伸 びたことによるものであった 視 聴 番 組 への 志 向 は,80 年 代 後 半 は 速 報 性 を 重 視 した 報 道 番 組 が 好 まれ た が, 9 0 年 代 は 紀 行 やグルメ, 情 報 番 組 を 含 めた 広 い 意 味 での 教 育 教 養 番 組 が 志 向 された また,テレビの 見 方 の 長 期 的 な 傾 向 として, 80 年 代 以 前 の1970 年 ごろから,テレビを ひ と り で 見 る 個 人 視 聴 と, 好 き な 番 組 だ け を 選 んで 見 る 選 択 視 聴 する 人 が 増 える 傾 向 が 続 いている 5) 2 2000 年 以 降 のテレビ 視 聴 動 向 以 下, 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 の 主 な 指 標 ごと に, 男 女 年 層 別 のデータを 交 え,2000 年 以 降 のテレビ 視 聴 動 向 をみていく なお,ここでは 6 月 期 データを 使 用 している また,2000 年 と 2010 年 を 比 較 する 際, 単 年 調 査 での 特 異 な 変 動 を 抑 えるため,それぞれ 前 後 1 年 ずつの 3 年 分 のデータを 平 均 し,1999 年 ~ 2001 年 平 均 を 2000* 年,2009 年 ~ 2011 年 平 均 を2010* 年 と 表 記 している 視 聴 者 構 成 の 変 化 テレビ 視 聴 状 況 の 前 に, 視 聴 者 構 成 の 変 化 を 確 認 しておきたい 少 子 高 齢 化 社 会 と 言 われて 久 しいが, 視 聴 者 の 高 齢 化 は 着 実 に 進 み,サンプル 構 成 でみると,70 歳 以 上 の 割 合 が2000* 年 12%から2010* 年 16%と 増 加 してい る( 図 1) 60 代 以 上 の 割 合 は2000* 年 26%か ら2010* 年 32%となった 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 の 付 帯 質 問 からは, 家 族 人 数 の 減 少 がみられる 2000* 年 の 平 均 家 族 人 数 は3.8 人 だが,2010* 年 は3.5 人 で, 特 に5 人 以 上 の 世 帯 が2000* 年 30%から2010* 年 23%と 減 少 している( 図 2) 23

図 1 サンプル 構 成 の 推 移 図 2 家 族 人 数 の 推 移 メディア 環 境 の 変 化 ここでは 同 様 に, 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 の 付 帯 質 問 から, 個 人 ベースでのメディア 環 境 をみる まず, 自 宅 でのテレビ 所 有 率 はこの10 余 年, 98 ~ 99%と 高 い 水 準 で 安 定 している 一 方, テレビの 所 有 台 数 をみると2006 年 から2007 年 にかけて 1 台 が 増 え, 3 台 以 上 が 減 ってい る( 図 3) これまでのテレビ 所 有 台 数 の 推 移 で は, 3 台 以 上 が 一 貫 し て 増 え る 傾 向 に あ っ た が,その 動 きが 途 切 れている そして,テレビ の 1 台 所 有 が 増 加 しているのは, 家 族 人 数 が 1 ~ 2 人 の 人 ではなく,3 人 以 上 の 人 であるこ とが 注 目 される 20 06 年 12 月 に 始 まったワンセ グ 放 送 で,テレビ 放 送 がケータイやパソコンで 図 3 自 宅 でのテレビ 所 有 率 所 有 台 数 の 推 移 図 4 衛 星 放 送 受 信 者 BS デジタル 放 送 受 信 者 の 推 移 * 1 2001 2002 年 は BS デジタル 放 送 をご 存 知 でしたかという 質 問 で,すでに 自 宅 で 見 ている 人 2003 年 ~は BS デジタル 放 送 を 受 信 していますかという 質 問 で,すでに 受 信 している 人 24

受 信 できることや,テレビをサブテレビではな く 大 画 面 のメインテレビで 視 聴 するなど, 従 来 型 のテレビ 受 信 機 のニーズが 低 くなっているこ とが 推 察 される また,このデータ 以 降 では, 2011 年 7 月 の 地 上 放 送 の 完 全 デジタル 化 で 受 信 できなくなったアナログテレビもあるだろう 衛 星 放 送 受 信 者 は90 年 代 からの 漸 増 傾 向 が 2000 年 以 降 も 続 き,2011 年 は 自 宅 での 衛 星 放 送 受 信 者 が 半 数 を 超 えた( 図 4) また,ケー ブルテレビ 受 信 者 も2000 年 11%から,2011 年 は 36%と 急 増 している( 図 5) 衛 星 放 送 とケー ブルテレビの 受 信 者 が 増 えたため, 視 聴 可 能 な 民 放 放 送 局 数 が7 局 以 上 の 人 も2000 年 の2 割 から,2011 年 は 4 割 ほどと 倍 増 した( 図 6) 自 宅 でインターネットを 利 用 できる 人 は 2007 年 以 降, 半 数 以 上 になり,インターネットが 身 近 なメディアになった 冒 頭 でも 述 べたが,イ ンターネットを 通 じてテレビ 番 組 や 個 人 が 撮 影 した 映 像 を 視 聴 するなど, 多 様 なサービスを 利 用 する 環 境 が 整 ってきた こうした 視 聴 者 構 成 とメディア 環 境 の 変 化 は テレビ 視 聴 に 影 響 していると 考 えられよう (1) 週 間 接 触 者 率 一 部 にテレビを 見 ない 人 も 人 びとはテレビにどの 程 度 接 しているか 1 週 間 のうちにテレビを5 分 以 上 見 た 人 の 割 合 を 示 す 週 間 接 触 者 率 は,2000 年 以 降 95% 前 後 図 5 ケーブルテレビ インターネット 利 用 者 の 推 移 * 1 2000 年 は ケーブルテレビに 加 入 しているかという 質 問 で,すでに 加 入 している 人,2001 2002 年 は お 宅 で 契 約 しているもので,ケーブルテレビを 選 択 した 人, 2003 年 ~は お 宅 で 利 用 しているもので,ケーブルテレビを 選 択 した 人 * 2 2001 2002 年 は お 宅 で 契 約 しているもので,インターネットを 選 択 した 人,2003 年 ~は お 宅 で 利 用 しているもので,インターネットを 選 択 した 人 図 6 視 聴 可 能 な 民 放 放 送 局 数 の 推 移 25

図 7 NHK 総 計 と 民 放 総 計 の 週 間 接 触 者 率 の 推 移 ( 男 女 年 層 別 ) (NHK 民 放 ともに 衛 星 放 送 を 含 む) で 推 移 し,テレビはこれまでと 同 様 に,ほとん どの 人 が 利 用 する 日 常 的 なメディアである し かし, 男 女 年 層 別 でみると,2010* 年 は 男 女 20 代 で87%, 男 30 代 で88%となり,1 割 強 の 人 が 1 週 間 のうちに 一 度 もテレビを 見 ていない こ うした まったくテレビを 見 ない 人 の 出 現 は, 日 本 人 とテレビ 調 査 や 国 民 生 活 時 間 調 査 データでも 同 様 に 確 認 できる 6) また,NHKか 民 放 かを 分 けて 週 間 接 触 者 率 をみると,NHKは, 男 女 50 代 以 下 の 多 くの 層 で 減 少 している 一 方, 民 放 は 男 女 20 代 と 男 30 代,すなわち 先 にあげた1 割 強 の 未 接 触 者 がいる 層 で,やや 減 少 がみられるが,そのほ かの 層 ではさほど 変 わらない( 図 7) 民 放 衛 星 の 接 触 が 漸 増 衛 星 放 送 の 週 間 接 触 者 率 ( 2 0 1 1 年 )は 2 5 % で, 国 民 全 体 の4 人 に1 人 が, 少 なくとも 週 に 1 回 は 衛 星 放 送 を 視 聴 している NHK か 民 放 かを 分 けてみると,NHK 衛 星 計 は10% 台 後 半 で 大 きな 変 化 はみられない 一 方,2000 年 にBSデジタル 放 送 が 始 まりチャンネル 数 が 増 えた 民 放 衛 星 は,2000 年 2%から,2011 年 は 18%と 急 増 した( 図 8) なお, 衛 星 放 送 受 信 者 を 分 母 とした 衛 星 放 送 の 週 間 接 触 者 率 は, 2001 年 以 降 40% 台 後 半 で 推 移 している 衛 星 放 送 受 信 者 が 漸 増 し, 視 聴 できる 人 数 は 増 え ているが, 受 信 者 の 中 で 実 際 に 視 聴 する 人 の 割 合 は 変 わっていない 図 8 衛 星 放 送 の 週 間 接 触 者 率 の 推 移 * 1 2000 年 は 衛 星 第 1 と 衛 星 第 2,2001 年 ~ 2010 年 は 衛 星 第 1 と 衛 星 第 2 とハイビジョン,2011 年 は BS 1 と BS プレミアム * 2 2000 年 は WOWOW,2001 ~ 2011 年 民 放 衛 星 26

図 9 衛 星 放 送 の 週 間 接 触 者 率 の 推 移 ( 男 女 年 層 別 ) 男 女 年 層 別 では, 男 60 代 以 上 と 女 50 60 代 で30%を 超 え, 男 70 歳 以 上 は42%と 衛 星 放 送 を 最 もよく 見 ている( 図 9) 衛 星 放 送 の 視 聴 の 中 心 は 高 年 層 であることが 注 目 される このように, 衛 星 放 送 の 視 聴 は 広 がっている が,1 週 間 に 何 日 見 たかを 示 す 週 間 接 触 日 数 で は,2000* 年,2010* 年 ともに 1 日 しか 視 聴 していない 人 が 多 い( 図 10) 衛 星 放 送 は 毎 日 図 10 衛 星 放 送 の 週 間 接 触 日 数 の 推 移 習 慣 的 に 見 るチャンネルではなく, 選 択 視 聴 す るチャンネルといえ,この 傾 向 は 90 年 代 と 変 わ らない (2) 視 聴 時 間 量 高 年 層 と 若 年 層 の 視 聴 の 差 が 広 がる 1 日 のテレビ 視 聴 時 間 量 の 推 移 を 最 も 短 かっ た1985 年 からみると,80 年 代 後 半 から90 年 代 にかけ 漸 増 し3 時 間 半 を 超 え,2000 年 以 降 も2004 年 に 3 時 間 55 分 と4 時 間 近 くになり 長 時 間 視 聴 が 続 いている( 図 11) しかし, 男 女 年 層 別 では 若 年 層, 特 に 女 性 の 視 聴 時 間 量 が 短 くなっている 女 20 代 は 2000* 年 3 時 間 1 分 から2010* 年 2 時 間 13 分 と48 分, 女 30 代 は2000* 年 4 時 間 2 分 から2010* 年 3 時 間 18 分 と44 分 も 短 くなっている 女 13 ~ 19 歳 は 2010* 年 は1 時 間 44 分 と2 時 間 を 割 り 込 んだ 図 11 テレビ 総 計 の 視 聴 時 間 量 の 推 移 (1 日, 週 平 均 ) 注 1985 88 年 は 6:00 24:00 の 地 上 波 のみ,89 年 以 降 は 衛 星 放 送 を 含 む 24 時 間 27

図 12 テレビ 総 計 の 視 聴 時 間 量 の 推 移 (1 日, 週 平 均, 男 女 年 層 別 ) これに 対 して, 男 女 70 歳 以 上 では 視 聴 時 間 量 が 増 え, 男 70 歳 以 上 は 2010* 年 5 時 間 57 分 と, 6 時 間 に 届 くほど 長 時 間 視 聴 している( 図 12) 視 聴 時 間 量 は 若 年 層 で 減 少 しているにもか かわらず, 全 体 では3 時 間 半 を 超 える 長 時 間 視 聴 が 続 いている 大 きな 理 由 に, 高 年 層 人 口 の 増 加 がある 先 に 示 したようにサンプル 構 成 で,60 代 以 上 の 割 合 は2000* 年 26%から 2010* 年 32%と 増 えている 仮 に,2010* 年 の 視 聴 時 間 量 を2000* 年 のサンプル 構 成 に 合 わ せて 計 算 すると,3 時 間 32 分 となり,2010* 年 (3 時 間 41 分 )に 比 べ 差 が 9 分 と, 増 分 はわず かだが 高 年 層 の 増 加 の 影 響 がみられる つま り,テレビの 長 時 間 視 聴 は 増 加 する 高 年 層 に 支 えられている 面 がある NHKと 民 放 で 分 けた 視 聴 時 間 量 をみると, 高 年 層 はNHKが 減 り 民 放 が 増 え,NHK 視 聴 から 民 放 視 聴 への 動 きがみられる 若 年 層 は NHKの 視 聴 時 間 量 はもともと 短 く 変 わらない が, 民 放 で 減 っている( 図 13) 民 放 は 男 女 40 代 を 境 に, 若 年 層 と 高 年 層 で 逆 の 動 きをし ている なお,80 年 代 にも 今 回 より 小 幅 であ るが, 同 様 の 動 きがみられた 90 年 代 も 女 性 の 民 放 視 聴 が 伸 びており, 現 時 点 での 高 年 層 の 民 放 視 聴 時 間 量 は,これまでで 最 も 長 いこ とが 注 目 される 図 13 NHK 総 計 と 民 放 総 計 の 視 聴 時 間 量 の 推 移 (1 日, 週 平 均, 男 女 年 層 別 ) (NHK 民 放 ともに 衛 星 放 送 を 含 む) 28

視 聴 時 間 が 短 い 層 が 増 える 若 年 層 長 時 間 視 聴 の 高 年 層, 短 時 間 視 聴 の 若 年 層 という 平 均 的 な 状 況 はとらえられたが, 一 人 ひ とりの 視 聴 時 間 量 の 分 布 もみていきたい 週 平 均 の 視 聴 時 間 量 の 分 布 は,この10 余 年 で 全 体 的 な 変 化 はみられない 1 時 間 超 3 時 間 以 下 の 全 体 平 均 よりやや 短 い 層 が 3 割 弱,3 時 間 超 5 時 間 以 下 の 平 均 的 な 層 が2 割 ほど, 視 聴 時 間 が 0 分 のテレビを 見 ない 層 と,5 分 以 上 1 時 間 以 下 の 短 い 層,5 時 間 超 7 時 間 以 下 のや 図 14 テレビ 総 計 の 視 聴 時 間 量 分 布 の 推 移 ( 1 日, 週 平 均 ) や 長 い 層,1 日 7 時 間 を 超 えて 視 聴 していると ても 長 い 層 がそれぞれ 1 割 強 である( 図 14) 男 女 年 層 別 では, 視 聴 時 間 0 分 の テレビを 見 ない 層 が 女 20 代 と 男 30 代 で, 視 聴 時 間 が 短 い 層 が, 女 13 ~ 19 歳 と 男 20 代 でそれぞ れやや 増 えている( 図 15 図 16) このように 視 聴 時 間 量 からは, 長 時 間 視 聴 の 高 年 層 に 支 えられ90 年 代 からの 長 時 間 視 聴 が 続 いているものの, テレビを 見 ない 層 と 視 聴 時 間 が 短 い 層 が 若 年 層 で 存 在 感 を 増 し, 若 年 層 と 高 年 層 の 視 聴 の 差 がさらに 広 がってい ることがわかる (3) 別 視 聴 率 昼 と 夜 間 のピークが 低 下 し, 早 朝 で 増 加 週 間 接 触 者 率 と 視 聴 時 間 量 から, 全 体 的 な 視 聴 量 をみてきたが, 次 に 1 日 24 時 間 の 別 視 聴 率 を 確 認 する 30 分 ごとの 平 均 視 聴 率 図 15 1 日 の 視 聴 時 間 0 分 の テレビを 見 ない 層 の 推 移 ( 週 平 均, 男 女 年 層 別 ) 図 16 1 日 の 視 聴 時 間 5 分 以 上 1 時 間 以 下 の 視 聴 時 間 が 短 い 層 の 推 移 ( 週 平 均, 男 女 年 層 別 ) 29

では, 食 事 と 連 動 して 朝, 昼, 夜 の3 回 のピークがある 図 17 をみると, 平 日, 土 曜, 日 曜 ともに 早 朝 5 時 半 ~ 6 時 台 と,14~16 時 台 の 一 部 で 視 聴 率 が 増 加 している これに 対 し,12 時 台 と19 ~ 20 時 台 では 減 少 し, 土 曜 と 日 曜 は 夜 遅 い23 時 前 後 でも 一 部 下 がってい る これらの 動 きを 通 してみると, 昼 と 夜 の 視 聴 図 17 テレビ 総 計 の 30 分 ごとの 平 均 視 聴 率 の 推 移 平 日 土 曜 日 曜 30

のピークが 下 がり, 山 の 裾 野 の 早 朝 と 午 後 で 視 聴 が 伸 び, 全 体 の 形 がなだらかになってい る この 一 因 としては, 人 びとの 生 活 行 動 の 変 化,なかでも 食 事 が 流 動 的 になってきたこ とが 考 えられる ちなみに, 国 民 生 活 時 間 調 査 では, 食 事 のピーク ( 朝 7 時 ~ 7 時 30 分, 昼 12 時 ~ 12 時 30 分, 夜 19 時 ~ 19 時 30 分 )は 変 わらないが,ピーク の 行 為 者 率 の 微 減 が 報 告 されている 7) 早 朝 5 時 半 ~ 6 時 台 の 視 聴 率 の 伸 びは,7 ~ 12 歳 と40 50 代 の 層 で 大 きい 生 活 時 間 調 査 では,これらの 層 の 早 朝 の 起 床 在 宅 率 が 伸 び, 早 起 きになっている また, 勤 め 人 の 通 勤 時 間 帯 は 朝 早 い 方 へ 移 行 している 8) それぞれ の 生 活 行 動 に 合 わせテレビ 視 聴 しているとみら れる 昼 12 時 台 の 視 聴 率 の 減 少 は 女 50 60 代 で 大 きい 女 60 代 の12 時 台 の 平 均 視 聴 率 は 2000* 年 44%から2010* 年 32%へと 大 幅 に 減 少 している 生 活 時 間 調 査 では, 女 50 代 の 平 日 12 時 台 後 半 の 食 事 の 行 為 者 率 が 減 少 し, 女 60 代 の 平 日 12 時 台 前 半 の 仕 事 がやや 増 え, 生 活 行 動 の 変 化 がテレビ 視 聴 の 減 少 につな がっていると 考 えられる (4)よく 見 られた 番 組 ( 高 位 番 組 ) ここからは 調 査 期 間 に 放 送 された 番 組 の 中 で, 視 聴 率 が 高 くよく 見 られた 番 組 ( 高 位 番 組 )を 確 認 する 高 位 番 組 はわかりや すい 指 標 であるが,サンプル 誤 差 もあり, 順 位 は 厳 格 なものではない また, 高 い 視 聴 率 だとし ても 他 番 組 しだいで 順 位 は 下 がるため, 指 標 としては 限 界 があることに 注 意 しながら 傾 向 を みていく 減 ったプロ 野 球 中 継 2000 年 以 降 の 関 東 地 区 の 高 位 10 番 組 をみ ると, 高 位 番 組 の 常 連 である 番 組 が 入 れ 替 わった 様 子 がわかる( 表 1) この10 余 年 を 通 じて, 高 位 番 組 に 頻 繁 に 入 る 常 連 番 組 には, 総 合 テレビの 大 河 ドラマ や 連 続 テレビ 小 説, N H K ニ ュース 7, フ ジ テレ ビ の サ ザ エ さん, 月 曜 2 1 時 台 の 月 9ドラマ などがある これらの 特 徴 としては, 視 聴 しやすい 時 間 帯 に 長 期 間 放 送 され, 人 びとの 生 活 リズムの 中 に 根 付 いた 番 組 であるといえよう 常 連 番 組 に 入 らなくなった 番 組 は プロ 野 球 中 継 である プロ 野 球 中 継 は 2000 年 には 高 位 10 番 組 中 5 番 組 あったが,2005 年 以 降 は みられない 地 上 波 の 夜 間 に 放 送 されるプロ 野 球 中 継 が 少 なくなっており, 種 目 別 編 成 比 率 でも スポーツ の 編 成 比 率 は2000 年 9%から 2011 年 は 3%と, 漸 減 傾 向 にある( 図 18) た だ, 地 上 波 でのプロ 野 球 中 継 は 少 なくなった が, 衛 星 放 送 やCS 放 送 で 多 く 放 送 されている NHK BS1ではプロ 野 球 中 継 が 高 位 番 組 の 常 連 であり,プロ 野 球 中 継 が 大 きな 存 在 感 を 示 し ている バラエティ 番 組 とサッカー 中 継 の 進 出 プロ 野 球 中 継 に 置 き 換 わる 形 で, 高 位 番 組 に 入 る よう に な っ た の は, 芸 能 番 組 9) とサッ カー 中 継 である よく 見 られている 芸 能 番 組 は,フジテレビの SMAP SMAP や 日 本 テレビの 世 界 の 果 てまでイッテQ! など である 特 徴 としては,クイズやゲーム,お 笑 い 芸 人 による 挑 戦 企 画 など,ゲームそのものよ りもトークや 行 動 の 面 白 さ 意 外 性 があったり, 仲 間 やつながりを 感 じさせる 番 組 である 夜 間 の 種 目 別 編 成 比 率 も 芸 能 番 組 が 2000 年 31

局 名 曜 日 2000 年 (%) 2001 年 (%) 番 組 名 視 聴 率 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 NTV 土 19:00 プロ 野 球 巨 人 中 日 15. 6 フジ 日 18 : 45 コンフェデ 杯 日 本 フランス 26. 4 総 合 土 8:15 # 私 の 青 空 15. 0 フジ 月 19 : 15 コンフェデ 杯 ブラジル 日 本 17. 9 NTV 日 19:00 プロ 野 球 巨 人 中 日 14. 6 TBS 木 21:00 渡 る 世 間 は 鬼 ばかり 14.5 NTV 金 19:00 プロ 野 球 巨 人 中 日 13. 8 総 合 金 8:15 # ちゅらさん 13. 9 フジ 水 19:04 ナイター ヤクルト 巨 人 13. 3 フジ 日 18 : 15 サザエさん 12. 5 総 合 日 12:00 # ニュース 12. 9 総 合 日 12 : 00 # ニュース 12. 4 総 合 土 7:00 # NHKおはよう 日 本 7 時 台 12. 9 NTV 水 19 : 00 プロ 野 球 巨 人 中 日 12. 2 総 合 日 12:15 NHKのど 自 慢 12. 4 NTV 土 19 : 00 プロ 野 球 巨 人 阪 神 12. 1 フジ 木 19:04 ナイター ヤクルト 巨 人 12. 4 総 合 金 20 : 00 ふたりのビッグショー 11. 8 総 合 日 20:00 葵 徳 川 三 代 12. 3 総 合 金 20 : 45 # ニュース845 L 11. 3 局 名 曜 日 2003 年 (%) 2004 年 (%) 番 組 名 視 聴 率 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 総 合 金 8:15 # こころ 13. 7 総 合 土 19 : 00 # NHKニュース7 14. 9 NTV 日 19:15 サッカー 日 本 アルゼンチン 13. 5 総 合 日 12 : 00 # ニュース 14. 3 総 合 日 20:00 武 蔵 MUSASHI 12. 4 総 合 金 19 : 00 # NHKニュース7 14. 0 総 合 月 19:00 # NHKニュース7 12. 1 総 合 日 20 : 00 新 選 組! 13. 6 フジ 月 22:00 SMAP SMAP 12. 1 総 合 日 12 : 15 NHKのど 自 慢 12. 9 総 合 木 7:00 # NHKおはよう 日 本 7 時 台 11. 9 TBS 月 18 : 55 関 口 宏 の 東 京 フレンドパーク 12. 7 NTV 金 21:03 映 画 マトリックス 11. 9 TBS 木 21:00 渡 る 世 間 は 鬼 ばかり 12.3 フジ 日 18:30 サザエさん 11. 4 総 合 月 8:15 # 天 花 12. 2 TBS 日 19:00 プロ 野 球 横 浜 巨 人 10.9 フジ 日 18 : 30 サザエさん 11. 5 NTV 火 19:00 伊 東 家 の 食 卓 10. 7 NTV 日 19:00 日 曜 ナイター 巨 人 広 島 11.4 局 名 曜 日 2006 年 (%) 2007 年 (%) 番 組 名 視 聴 率 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 総 合 日 20:00 功 名 が 辻 16. 8 総 合 日 20 : 00 風 林 火 山 13. 5 総 合 日 20:45 # ニュース 気 象 情 報 12. 7 総 合 土 8:15 # どんど 晴 れ 12. 1 フジ 月 22:00 SMAP SMAP 12. 5 総 合 木 19 : 00 # NHKニュース7 12. 0 総 合 月 8:15 # 純 情 きらり 12. 3 フジ 日 18 : 30 サザエさん 12. 0 総 合 火 19:00 # NHKニュース7 11. 3 総 合 日 20 : 45 ニュース 気 象 情 報 10. 9 フジ 日 18:30 サザエさん 10. 9 総 合 日 12 : 00 # ニュース 10. 5 総 合 月 19:00 NHKニュース7 10. 6 フジ 月 21 : 00 プロポーズ 大 作 戦 10. 5 NTV 日 17:30 笑 点 10. 5 フジ 土 21 : 00 土 曜 プレミアム 県 庁 の 星 10. 3 フジ 月 21:00 トップキャスター 10. 4 フジ 月 22 : 00 SMAP SMAP SP! 10. 0 フジ 火 21:00 アテンションプリーズ 10. 2 総 合 木 19 : 30 # クローズアップ 現 代 10. 0 局 名 曜 日 表 1 2000 ~ 2011 年 のよく 見 られた 番 組 ( 関 東 地 区, 放 送 時 間 10 分 以 上 ) 2009 年 (%) 2010 年 (%) 番 組 名 視 聴 率 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 フジ 日 18:30 サザエさん 14. 1 総 合 日 20 : 00 龍 馬 伝 17. 4 総 合 金 19:00 # NHKニュース7 12. 5 総 合 日 20 : 45 ニュース 気 象 情 報 12. 7 フジ 月 19:00 ネプリーグ 12. 1 フジ 日 18 : 30 サザエさん 12. 5 総 合 日 20:00 天 地 人 12. 1 総 合 月 19 : 00 # NHKニュース7 12. 4 フジ 日 18:00 ちびまる 子 ちゃん 11. 2 総 合 金 8:00 # ゲゲゲの 女 房 11. 7 NTV 日 21:00 行 列 のできる 法 律 相 談 所 11. 0 総 合 火 19 : 00 NHKニュース7 11. 3 フジ 月 22:00 SMAP SMAP SP 10. 7 NTV 日 17 : 30 笑 点 11. 1 TBS 土 19:56 MR.BRAIN 10.7 フジ 月 21 : 00 月 の 恋 人 10. 7 NTV 日 19:58 世 界 の 果 てまでイッテQ! 10. 4 NTV 日 19:58 世 界 の 果 てまでイッテQ! 10.6 朝 日 水 19:20 W 杯 最 終 予 選 日 本 カタール 10. 3 NTV 土 21 : 00 怪 物 くん 最 終 回 10. 1 #は 帯 番 組 で 視 聴 率 が 最 も 高 い 曜 日 の 番 組 10 位 に 同 %の 番 組 がある 場 合, 表 記 上 省 略 プロ 野 球 中 継 サッカー 中 継 32

2002 年 (%) 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 総 合 日 19:28 W 杯 イングランド スウェーデン 19. 7 総 合 金 20:22 W 杯 開 幕 戦 フランス セネガル 19. 3 総 合 日 19:18 NHKニュース7 18. 3 総 合 金 21:29 W 杯 開 幕 戦 フランス セネガル 17. 4 総 合 金 8:15 # さくら 16. 6 総 合 金 19:30 W 杯 サッカー 開 会 式 16. 6 総 合 日 20:30 利 家 とまつ 15. 1 総 合 土 20:00 W 杯 ドイツ サウジアラビア 15. 1 総 合 日 18:15 W 杯 イングランド スウェーデン 14. 9 フジ 月 21:00 空 から 降 る 一 億 の 星 14. 7 2005 年 (%) 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 朝 日 水 19:22 W 杯 サッカー 予 選 北 朝 鮮 日 本 30. 7 朝 日 水 19:00 W 杯 サッカー 直 前 みどころ 19. 5 朝 日 水 21:38 報 道 ステーション 15. 3 フジ 月 21:00 エンジン 15. 1 総 合 日 20:00 義 経 13. 5 総 合 土 19:00 # NHKニュース7 12. 6 フジ 日 18:30 サザエさん 12. 6 総 合 日 12:00 # ニュース 11. 3 TBS 月 18:55 関 口 宏 の 東 京 フレンドパーク 10. 8 TBS 月 20:00 水 戸 黄 門 最 終 回 10. 5 2008 年 (%) 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 フジ 月 21:00 CHANGE 18. 6 総 合 日 20:00 篤 姫 18. 0 フジ 日 18:30 サザエさん 14. 3 総 合 日 20:45 ニュース 気 象 情 報 13. 5 フジ 水 19:57 はねるのトびら 13. 3 NTV 土 21:30 ごくせん 12. 9 フジ 水 19:00 クイズ!ヘキサゴンⅡ 12. 8 フジ 月 22:00 SMAP SMAP 12. 5 総 合 火 19:00 # NHKニュース7 12. 3 TBS 月 18:55 関 口 宏 の 東 京 フレンドパーク 11. 8 2011 年 (%) 局 名 曜 日 番 組 名 視 聴 率 TBS 日 21:00 日 曜 劇 場 JIN- 仁 - 15. 6 総 合 日 20:00 江 姫 たちの 戦 国 14. 2 総 合 金 8:00 # おひさま 14. 0 TBS 火 19:28 キリン 杯 サッカー 日 本 チェコ 13. 7 フジ 日 18:30 サザエさん 13. 5 総 合 木 19:00 # NHKニュース7 13. 0 フジ 木 22:00 木 曜 劇 場 BOSS 11. 9 NTV 日 19:58 世 界 の 果 てまでイッテQ! 11. 1 総 合 日 20:45 # ニュース 気 象 情 報 11. 0 NTV 日 17:30 笑 点 10. 9 20%から2011 年 33%と 増 えている( 図 18) 2つめのサッカー 中 継 は, 日 本 代 表 の 試 合 が 高 い 視 聴 率 でよく 見 られている 2002 年 は 調 査 週 に 日 韓 共 催 ワールドカップが 開 催 され, 高 位 10 番 組 中 サッカー 中 継 が 6 番 組 を 占 めた 2005 年 はワールドカップ 予 選 が30.7%,2001 年 はコンフェデ 杯 が26.4%とよく 見 られた 2000 年 以 前 にサッカー 中 継 が 高 位 番 組 に 入 っ たのはJリーグが 開 幕 した 1993 年 に 11.5%と 1998 年 W 杯 サッカーが 11.2%で, 本 数 も 視 聴 率 も 少 ない 2011 年 サッカー 女 子 ワールドカッ プで 優 勝 した なでしこジャパン に 国 民 栄 誉 賞 が 贈 られるなど,サッカー 人 気 が 国 民 的 にも 高 まっていることが 背 景 にあると 思 われる 20 歳 未 満 の 視 聴 率 が 下 がる 年 層 別 にみると, 男 女 7 ~ 19 歳 で 高 位 番 組 の 視 聴 率 が 下 がっていることが 注 目 される 具 体 的 には, 男 7 ~ 19 歳 で 最 もよく 見 られた 番 組 は2000 年 ドラえもん で 視 聴 率 は34%で あ った が, 2 01 1 年 は クレヨンしんちゃん で 26%だった また, 女 7 ~ 19 歳 は 2000 年 学 校 へ 行 こう! の35%だが,2011 年 は ドラマ マルモのおきて の28%と, 高 位 番 組 の 視 聴 率 が 全 体 的 に 8%ほど 下 がっている この 層 の 視 聴 時 間 量 はやや 減 少 し, 別 視 聴 率 も 夕 方 から 夜 のピークで 下 がっており, 以 前 ほどに は 高 視 聴 率 番 組 がなくなってきている 3 メディア 環 境 の 変 化 とテレビ 視 聴 (1)テレビの 見 方 は 変 わったのか これまで, 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 の 結 果 に よって,2000 年 以 降 のテレビ 視 聴 動 向 をみて きた それを 要 約 すれば 次 のようになる 33

図 18 夜 間 の 種 目 別 編 成 比 率 の 推 移 ( 地 上 波 テレビ 計 関 東 週 合 計 夜 間 (18:00 ~ 24:00)) 1 テレビはこれまでと 同 様,ほとんどの 人 が 所 有 し, 接 触 しているメディアである だが, 20 30 代 の 一 部 でテレビに 全 く 接 触 しない 人 が 増 えている 2 衛 星 放 送 の 視 聴 は 民 放 衛 星 で 漸 増 し,2011 年 は 国 民 全 体 の 4 人 に 1 人 が, 少 なくとも 週 に 1 回 は 衛 星 放 送 を 視 聴 している 特 に 高 年 層 の 増 加 が 著 しい 3 テレビを 見 る 時 間 は 平 均 4 時 間 近 くで 全 体 と しては 安 定 している しかし, 高 年 層 で 視 聴 時 間 が 増 加 する 反 面, 若 年 層 では 減 少 する 傾 向 がみられる 4民 放 の 視 聴 時 間 は, 男 女 4 0 代 を 境 に 高 年 層 で 増 え, 若 年 層 で 減 り, 高 年 層 の 比 重 が 大 きくなっている 高 年 層 に 着 目 すると, NHK 視 聴 から 民 放 視 聴 への 動 きがみられ, 民 放 の 視 聴 時 間 はこれまでで 最 も 長 くなって いる 5テレビの 見 方 は 一 斉 に 集 中 し な い 方 向 に あ る 例 えば,これまでの 昼 夜 のピーク で 視 聴 率 が 減 り, 早 朝 や 午 後, 深 夜 で 増 え る 傾 向 がみられる また,20 歳 未 満 の 層 の 高 位 番 組 の 視 聴 率 が 下 がるなど,テレビの 見 方 が 変 わってきている 6 よく 見 られた 番 組 では, 常 連 であった プロ 野 球 中 継 が 消 え, 入 れ 替 わる 形 で 芸 能 番 組 と サッカー 中 継 が 増 えている 最 後 に,これまでのテレビ 視 聴 動 向 をふま え,この 10 余 年 のメディア 環 境 の 変 化 がテレビ 視 聴 に 与 えた 影 響 について, 国 民 生 活 時 間 調 査 や デジタル 放 送 調 査 データなどを 交 え て 考 察 し, 今 後 の 方 向 性 についても 言 及 したい (2) 放 送 のデジタル 化 の 影 響 放 送 のデジタル 化 では 次 のような 影 響 が 考 え られる 多 チャンネル 化 既 存 のテレビ 番 組 で 満 たされなかった 人 に とって, 多 チャンネル 化 で 自 身 の 好 みの 番 組 が 見 られるようになれば, 視 聴 も 増 える 可 能 性 が ある ただし, 人 びとの 視 聴 時 間 には 限 界 が あり, 選 択 肢 が 多 くなったとしてもすべてを 選 ぶことはできない 新 しく 始 まったチャンネル への 視 聴 が 増 えると, 既 存 のチャンネルの 視 聴 が 減 ることが 予 想 され,テレビ 視 聴 を 伸 ば す 影 響 としてはわずかであろう 視 聴 率 調 査 データでも,2000 年 から2011 年 にかけて, 衛 星 放 送 の 視 聴 時 間 は 13 分 伸 びたが, 地 上 波 は 12 分 減 り, 増 分 はわずかである 以 下 は 視 聴 率 データから 直 接 的 に 言 及 する 34

ことはできないため, 他 の 調 査 データを 用 いて 考 察 する テレビの 高 機 能 化 テレビの 高 機 能 化 により, 高 画 質 の 映 像 や 紀 行 番 組, 高 音 質 の 音 楽 番 組 など,より 質 の 高 い 番 組 が 放 送 され,データ 放 送 では 各 地 域 のニュースや 天 気 予 報 など 欲 しい 情 報 を 選 んで 見 ることができるようになった また,EPG や マルチ 編 成 もテレビ 視 聴 を 便 利 にしている 視 聴 者 のニーズに 合 う 番 組 や 機 能 を 充 実 させて いくことで,テレビ 視 聴 の 満 足 度 が 高 まるだろ う ただ,これらデジタルサービスの 利 用 率 は, EPGが 3 割 ほど,データ 放 送 は 2 割 ほど, 双 方 向 番 組 だと 5%と 利 用 している 人 は 少 なく,また, 生 活 における 必 要 度 も 同 程 度 で 高 くはない 10) ワンセグ 放 送 ワンセグ 放 送 の 視 聴 は 毎 日 のように 見 てい る 人 が 2%, 週 に 1 日 以 上 見 ている 人 を 合 わせ ても6%と 少 なく,1 回 あたりの 平 均 視 聴 分 数 も 30 分 未 満 が 中 心 で, 今 のところ 視 聴 時 間 量 へ の 影 響 はほとんどない 11) しかし,いつでも ど こでもテレビ 視 聴 ができるようになり,テレビ 視 聴 のイメージを 変 えるという 影 響 はあるだろう デジタル 録 画 機 の 普 及 番 組 の 録 画 再 生 視 聴 は, 視 聴 率 データには 反 映 されないが,テレビ 視 聴 を 考 える 上 では 無 視 できない デジタル 放 送 調 査 では,テレ ビ 番 組 を 週 1 日 以 上 録 画 して い る 人 は 約 3 割 で,このうち 約 半 数 の 人 がデジタル 録 画 機 の HDD を 使 っている 12) 80 年 代 にはビデオが 登 場 し,テレビ 視 聴 を 脅 かす 存 在 と 目 されたが, 毎 日 使 うメディアとしては 定 着 せず,テレビ 視 聴 の 減 少 にはつながらなかった デジタル 録 画 機 は 操 作 が 簡 単 で EPGとの 連 動 や 自 動 録 画 機 能 など,ビデオより 頻 繁 に 使 うメディアになる であろう 番 組 を 録 画 視 聴 する 人 はテレビ 視 聴 意 欲 も 高 いと 思 われるが,デジタル 録 画 機 が さらに 進 化 すると,リアルタイム( 放 送 時 間 中 ) の 視 聴 は 減 少 する 可 能 性 が 大 きい このようなデジタル 化 による 多 様 な 放 送, 機 能 により 番 組 の 選 択 や 質, 利 便 性 や 満 足 度 が 高 ま りテレビ 視 聴 を 促 進 すると 考 えられるが, 他 方, リアルタイムでの 視 聴 は 減 少 するとも 考 えられる (3)インターネットの 影 響 インターネットとテレビとの 関 わりについては, これまでも 多 くの 調 査 結 果 を 用 いて 分 析 や 考 察 が 行 われている 13) テレビ 視 聴 とインターネット 利 用 が 競 合 関 係 にあるかについては,2005 年 の 国 民 生 活 時 間 調 査 で,インターネットの 長 時 間 利 用 者 はテレビも 長 時 間 視 聴 しており, 自 由 時 間 が 長 い 傾 向 にあること つまり, 双 方 の 時 間 的 な 奪 い 合 いがないことが 指 摘 されている 14) 特 性 評 価 国 民 全 体 でみると,テレビ 視 聴 時 間 とインター ネット 利 用 時 間 には 開 きがあるが, 意 識 面 では メディアの 特 性 を 見 極 め, 比 較 しながら 評 価 し て い る 例 え ば, 日 本 人 と テ レ ビ 調 査 の メ デ ィ ア 特 性 評 価 では,ニュースや 情 報 を 知 る 場 面 で, テレビはこの10 年 で, 速 報 性 と 選 択 性 の 評 価 が 下 がった これに 対 し,インターネットは 速 報 性 と 選 択 性 に 加 え, わかりやすさ と 詳 報 性 でも 評 価 が 上 がった 速 報 性 や わかりやすさ といったテレビが 得 意 とする 領 域 でも,インターネットの 影 響 を 受 けている 15) 35

動 画 視 聴 インターネットの 動 画 視 聴 は Yo utu b e が テレビ 局 のVOD サイトを 大 きく 引 き 離 し, 若 年 層 を 中 心 に 最 もよく 利 用 されている 16) 好 きな 番 組 でも, 毎 回 決 まった 時 間 に 見 るのは 面 倒 だ と 考 える 若 年 層 が 多 く 17), 利 用 頻 度 と 意 欲 の 高 い 若 年 層 を 中 心 に, 動 画 視 聴 が 増 え ていくことが 予 想 される 今 後, 動 画 の 内 容 や 数 が 拡 充 され, 機 能 もより 良 くなって 利 用 が さらに 増 えると,リアルタイムのテレビ 視 聴 は 減 少 する 可 能 性 がある このように, インターネットの 影 響 としては, 時 間 量 でみるとテレビ 視 聴 との 開 きがあるが, その 差 は 縮 まっており, 意 識 面 でもテレビが 得 意 とする 領 域 で 影 響 を 与 えている 今 後, 若 年 層 を 中 心 に, 行 動 面 でもインターネット 利 用 がテレビ 視 聴 に 置 き 換 わる,または 同 時 利 用 されることが 考 えられる すでに 意 識 の 変 化 が 起 こっており, 行 動 面 に 影 響 が 出 るのもそ う 遠 くではないだろう おわりに 全 国 個 人 視 聴 率 調 査 結 果 を10 余 年 という 中 期 的 スパンで 分 析 すると,この 間 の 変 化 が より 明 確 になった これらのテレビ 視 聴 動 向 は, 日 本 人 とテレビ 調 査 と 国 民 生 活 時 間 調 査 からも 同 様 に 確 認 できるものがある 人 びとのテレビ 視 聴 をとらえていくには, 意 識 や 生 活 行 動,メディア 環 境 や 社 会 の 動 きをふまえ ながら, 視 聴 率 調 査 結 果 を 読 み 解 いていく 必 要 がある (せきね ちえ) 注 : 1)NHK は 2008 年 から 登 録 制 ( 有 料 )で, NHK オンデマンド サービスを 実 施 2011 年 3 月 末 の PC 系 の 会 員 数 は 62 万 件 余, 配 信 番 組 数 は 13,438 本 2) 吉 田 潤 テレビの 発 展 と 視 聴 の 変 化 テレビ 視 聴 の 30 年 (1983 年 ) 3) 戸 村 栄 子 データにみる 80 年 代 のテレビ 視 聴 動 向 放 送 研 究 と 調 査 (1991 年 6 月 号 ) 4) 井 田 美 恵 子 女 性 で 伸 びた 地 上 波 のテレビ 視 聴 時 間 放 送 研 究 と 調 査 (2001 年 12 月 号 ) 5) テレビ 50 年 の 視 聴 者 テレビ 視 聴 の 50 年 (2003 年 ) 6) 国 民 生 活 時 間 調 査 は, 諸 藤 絵 美 渡 辺 洋 子 生 活 時 間 調 査 からみたメディア 利 用 の 現 状 と 変 化 放 送 研 究 と 調 査 (2011 年 6 月 号 ) 日 本 人 とテレビ 調 査 は, 平 田 明 裕 諸 藤 絵 美 荒 牧 央 テレビ 視 聴 とメディア 利 用 の 現 在 (2) 放 送 研 究 と 調 査 (2010 年 10 月 号 ) 7) 小 林 利 行 諸 藤 絵 美 渡 辺 洋 子 日 本 人 の 生 活 時 間 2010 放 送 研 究 と 調 査 (2011 年 4 月 号 ) 8)6) 国 民 生 活 時 間 調 査 参 照 9) 芸 能 番 組 とは,コント バラエティ,ゲーム クイズ, 寄 席 演 芸 などの 娯 楽 番 組 である 10) 小 島 博, 山 田 亜 樹, 仲 秋 洋 浸 透 するタイムシ フト, 広 がる 動 画 視 聴 放 送 研 究 と 調 査 (2011 年 3 月 号 ) 11)10) 参 照 12)10) 参 照 13) 中 野 佐 知 子 われわれはどのようにインターネッ トをとらえてきたか 放 送 文 化 研 究 所 年 報 2008 (2008 年 ) 14) 中 野 佐 知 子 インターネット 利 用 者 の 生 活 時 間 放 送 研 究 と 調 査 (2006 年 8 月 号 ) 15)6) 日 本 人 とテレビ 調 査 参 照 16) 動 画 サイトの 利 用 は, YouTube が 84%なの に 対 し, NHK オンデマンド が 3%, フジ テレビ On Demand と TBSオンデマンド が 2%などと, YouTube の 一 人 勝 ちと 報 告 している 10) 参 照 17) 平 田 明 裕 若 者 はテレビをどう 位 置 づけている のか 放 送 研 究 と 調 査 (2010 年 12 月 号 ) 36

全 国 個 人 視 聴 率 調 査 の 概 要 1. 調 査 時 期 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 7 月 3 日 ( 月 ) 6 月 4 日 ( 月 ) 5 月 2 7 日 ( 月 ) 6 月 2 日 ( 月 ) 6 月 7 日 ( 月 ) 6 月 6 日 ( 月 ) 6 月 5 日 ( 月 ) 6 月 4 日 ( 月 ) 6 月 9 日 ( 月 ) 6 月 8 日 ( 月 ) 6 月 7 日 ( 月 ) 6 月 6 日 ( 月 ) 7 月 9 日 ( 日 ) 6 月 1 0 日 ( 日 ) 6 月 2 日 ( 日 ) 6 月 8 日 ( 日 ) 6 月 1 3 日 ( 日 ) 6 月 1 2 日 ( 日 ) 6 月 1 1 日 ( 日 ) 6 月 1 0 日 ( 日 ) 6 月 1 5 日 ( 日 ) 6 月 1 4 日 ( 日 ) 6 月 1 3 日 ( 日 ) 6 月 1 2 日 ( 日 ) *1 日 の 区 切 りは 午 前 5 時 したがって, 最 終 日 には 翌 日 の 午 前 0 時 ~ 5 時 を 含 む *2000 年 は 衆 院 選 挙 のため 7 月 に 実 施 2. 調 査 対 象 全 国 7 歳 以 上 の 国 民 3. 調 査 相 手 住 民 基 本 台 帳 から 層 化 無 作 為 2 段 抽 出 3,600 人 (12 人 300 地 点 ) (ほかに 地 方 別 集 計 あり) 4. 調 査 方 法 配 付 回 収 法 による 24 時 間 目 盛 り 日 記 式 ( 個 人 単 位 ) 5. 調 査 事 項 ア. NHK テレビ( 含 む 衛 星 ),ラジオ 番 組 の 視 聴 率 イ. 関 東, 近 畿 地 区 の 民 放 テレビ 番 組 の 視 聴 率 ウ. 時 間 帯 別 テレビ,ラジオの 視 聴 状 況 6. 調 査 有 効 数 ( 率 ) 7 日 間 の 平 均 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 有 効 数 ( 人 ) 2,690 2,668 2,682 2,599 2,607 2,436 2,487 2,449 2,399 2,545 2,498 2,554 % 74.7 74.1 74.5 72.2 72.4 67.7 69.1 68.0 66.6 70.7 69.4 70.9 7. 視 聴 率 1%あたりの 推 定 視 聴 者 数 2000 年 全 国 117 万 人 関 東 37 万 人 近 畿 19 万 人 2011 年 全 国 118 万 人 関 東 39 万 人 近 畿 19 万 人 8. 有 効 調 査 相 手 のサンプル 構 成 比 (7 日 平 均 ) 男 の 年 層 別 女 の 年 層 別 7 歳 以 上 の 国 民 7 12 歳 13 19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳 以 上 7 12 歳 13 19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳 以 上 実 数 ( 人 ) 2,690 95 121 161 163 200 236 187 134 93 115 175 192 188 247 194 188 2000 年 % 100.0 3.5 4.5 6.0 6.1 7.4 8.8 7.0 5.0 3.5 4.3 6.5 7.1 7.0 9.2 7.2 7.0 実 数 ( 人 ) 2,554 98 115 107 167 158 166 195 179 85 97 133 203 186 192 226 249 2011 年 % 100.0 3.8 4.5 4.2 6.5 6.2 6.5 7.6 7.0 3.3 3.8 5.2 7.9 7.3 7.5 8.8 9.7 9.サンプル 誤 差 ( 信 頼 度 95% 有 効 数 2,600 人 の 場 合 ) 視 聴 率 1% 2% 3% 4% 5% 10 % 15 % 20 % 25 % 30 % 誤 差 ±0.4 ±0.5 ±0.7 ±0.8 ±0.9 ±1.2 ±1.4 ±1.6 ±1.7 ±1.8 37