酒税の基礎知識



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参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

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( 独 ) 酒 類 総 合 研 究 所 の 概 要 (1) 設 立 平 成 13 年 4 月 1 日 ( 明 治 37 年 に 大 蔵 省 醸 造 試 験 所 として 創 設 ) (2) 主 事 務 所 広 島 県 東 広 島 市 国 の 行 政 機 関 等 の 移 転 について ( 昭 和 63

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10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

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消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議


は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(5) 特 定 施 設 の 使 用 の 方 法 (6) 色 等 の 処 理 の 方 法 (7) 排 出 水 の 色 等 の 汚 染 状 態 及 び 量 2 一 の 施 設 が 特 定 施 設 となった 際 現 にその 施 設 を 設 置 している 者 ( 設 置 の 工 事 をしている 者 を 含

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3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9


N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

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法 人 の 県 民 税 利 子 割 交 付 金 均 等 割 均 等 割 額 資 本 金 等 の 額 による 法 人 等 の 区 分 ( 年 額 ) 1,000 万 円 以 下 の 法 人 等 2 万 円 1,000 万 円 を 超 え1 億 円 以 下 である 法 人 5 万 円 1 億 円 を 超

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( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

Transcription:

酒 税 の 基 礎 知 識 1 酒 税 の 特 色 酒 類 には 酒 税 法 ( 昭 和 28 年 法 律 第 6 号 )により 酒 税 が 課 されます 酒 税 は 酒 類 を 製 造 場 ( 工 場 )から 移 出 ( 出 荷 )したとき 又 は 輸 入 したとき( 保 税 地 域 から 引 き 取 ったとき)に 課 税 されます したがって 酒 税 の 納 税 義 務 者 は 酒 類 を 製 造 場 から 移 出 する 者 又 は 酒 類 を 輸 入 する 者 です 酒 税 を 円 滑 に 確 保 する 方 法 として 免 許 制 度 が 採 られています 免 許 制 度 は 製 造 免 許 と 販 売 業 免 許 があります 酒 類 は 発 泡 性 酒 類 醸 造 酒 類 蒸 留 酒 類 混 成 酒 類 の4つの 種 類 に 分 類 されてお り それぞれの 種 類 ごとに 従 量 税 が 課 されます ( 注 ) 酒 類 とは アルコール 分 1 度 以 上 の 飲 料 のことです 2 酒 類 の 分 類 酒 類 は 発 泡 性 酒 類 醸 造 酒 類 蒸 留 酒 類 混 成 酒 類 の4つに 種 類 に 分 類 されてい るほか 中 分 類 として17の 品 目 に 分 けられています ( 種 類 ) ( 品 目 ) 発 泡 性 酒 類 ビール 発 泡 酒 (2 品 目 ) 醸 造 酒 類 清 酒 果 実 酒 その 他 の 醸 造 酒 (3 品 目 ) 蒸 留 酒 類 連 続 式 蒸 留 焼 酎 単 式 蒸 留 焼 酎 ウイスキー ブランデ ー 原 料 用 アルコール スピリッツ(6 品 目 ) 混 成 酒 類 合 成 清 酒 みりん 甘 味 果 実 酒 リキュール 粉 末 酒 雑 酒 (6 品 目 ) 3 酒 類 の 定 義 酒 類 の 品 目 は17に 区 分 され その 原 料 や 製 造 方 法 によって 次 のとおり 定 義 され ています 1 清 酒 米 米 こうじ 水 等 を 原 料 として 発 酵 させてこしたもの(ア ルコール 分 が 22 度 未 満 のものに 限 られます) 2 合 成 清 酒 アルコール 等 とぶどう 糖 等 を 原 料 としたもので その 性 状 が 清 酒 に 類 似 するもの(アルコール 分 が 16 度 未 満 でエキス 分 が5 度 以 上 のものに 限 られます) 3 連 続 式 蒸 留 焼 酎 アルコール 含 有 物 を 連 続 式 蒸 留 器 で 蒸 留 したもの(アルコー ル 分 が 36 度 未 満 のものに 限 られます) 4 単 式 蒸 留 焼 酎 アルコール 含 有 物 を 単 式 蒸 留 器 で 蒸 留 したもの(アルコール 分 が 45 度 未 満 のものに 限 られます)

5 みりん 米 米 こうじに 焼 酎 等 を 加 えてこしたもの(アルコール 分 が 15 度 未 満 でエキス 分 が 40 度 以 上 のものに 限 られます) 6 ビール 麦 芽 ホップ 水 等 を 原 料 として 発 酵 させたもの(アルコー ル 分 が 20 度 未 満 のものに 限 られます) 7 果 実 酒 果 実 等 を 原 料 として 発 酵 させたもの(アルコール 分 が 20 度 未 満 のものに 限 られます) 8 甘 味 果 実 酒 果 実 酒 に 糖 類 やブランデー 等 を 加 えたもの( 果 実 酒 に 該 当 し ないもの) 果 実 酒 に 植 物 の 成 分 を 浸 出 させたもの 9 ウイスキー 発 芽 させた 穀 類 水 を 原 料 とし これらを 糖 化 させて 発 酵 さ せたアルコール 含 有 物 を 蒸 留 したもの 10 ブランデー 果 実 水 を 原 料 として 発 酵 させたアルコール 含 有 物 を 蒸 留 し たもの 11 原 料 用 アルコール アルコール 含 有 物 を 連 続 式 蒸 留 器 又 は 単 式 蒸 留 器 で 蒸 留 した 酒 類 でアルコール 分 が 45 度 を 超 えるもの 12 発 泡 酒 麦 芽 又 は 麦 を 原 料 の 一 部 とした 酒 類 で 発 泡 性 を 有 するもの (アルコール 分 が 20 度 未 満 のものに 限 られます) 13 その 他 の 醸 造 酒 穀 類 又 は 糖 類 等 を 原 料 にして 発 酵 させたもの(アルコール 分 が 20 度 未 満 のものに 限 られます) 14 スピリッツ 1から13に 該 当 しない 酒 類 でエキス 分 が2 度 未 満 のもの 15 リキュール 酒 類 と 糖 類 等 を 原 料 とした 酒 類 でエキス 分 が2 度 以 上 のもの 16 粉 末 酒 粉 末 状 のもので 溶 解 すればアルコール 分 1 度 以 上 の 飲 料 とす ることができるもの 17 雑 酒 1から16に 該 当 しない 酒 類 ( 注 ) エキス 分 とは 温 度 15 度 のときにおいて 酒 類 100 cm2 中 に 含 有 する 不 揮 発 成 分 のグラム 数 のことです 4 免 許 酒 類 等 ( 酒 類 酒 母 もろみ)を 製 造 しようとする 者 は 製 造 場 ごとに 所 轄 税 務 署 長 から 製 造 免 許 を 受 けなければなりません また 酒 類 の 販 売 業 ( 販 売 業 代 理 業 媒 介 業 )をしようとする 者 は 販 売 場 ごと に 所 轄 税 務 署 長 から 販 売 業 免 許 を 受 けなければなりません 免 許 というのは 一 般 に 禁 止 している 行 為 を 特 定 の 者 に 対 して 解 除 する 行 政 行 為 で す ⑴ 免 許 の 種 類 1 製 造 免 許 酒 類 の 製 造 免 許 酒 類 の 製 造 を 行 うことができる 免 許 です( 品 目 ごとに 免

許 を 受 ける 必 要 があります) 酒 母 の 製 造 免 許 酒 母 の 製 造 を 行 うことができる 免 許 です もろみの 製 造 免 許 もろみの 製 造 を 行 うことができる 免 許 です ( 注 )1 酒 母 (しゅぼ) とは 酵 母 の 働 きにより 含 糖 質 物 を 発 酵 させるこ とができるものです(アルコール 分 の 有 無 は 関 係 ありません) 2 もろみ とは 酒 類 の 原 料 となる 物 品 に 発 酵 させる 手 段 を 講 じたも ので 製 造 工 程 中 のものです(アルコール 分 の 有 無 は 関 係 ありません) 2 販 売 業 免 許 酒 類 の 販 売 業 免 許 酒 類 の 販 売 業 を 行 うことができる 免 許 です 販 売 の 代 理 業 免 許 酒 類 販 売 の 代 理 業 を 行 うことができる 免 許 です 販 売 の 媒 介 業 免 許 酒 類 販 売 の 媒 介 業 を 行 うことができる 免 許 です ( 注 ) 酒 場 料 理 店 旅 館 その 他 酒 類 を 専 ら 自 己 の 営 業 場 において 飲 用 させ ることを 業 とする 場 合 は 酒 類 の 販 売 業 免 許 を 要 しないこととされてい ます こうした 接 客 業 者 についても 本 来 的 には 酒 類 の 販 売 業 者 に 該 当 しますが 1 実 態 として 消 費 者 に 近 い 立 場 にあること 2 取 締 上 接 客 業 者 に 酒 類 を 販 売 する 者 を 免 許 の 対 象 とすることで 酒 税 の 保 全 といっ た 免 許 の 目 的 を 達 することができることから 酒 類 の 販 売 業 免 許 を 要 し ないこととされています ⑵ 酒 類 販 売 業 免 許 の 効 力 1 人 に 関 する 効 力 免 許 の 効 力 は 免 許 を 受 けた 者 のみに 生 じます このため 免 許 者 の 死 亡 法 人 の 合 併 清 算 結 了 によって 効 力 はなくなります 2 場 所 に 関 する 効 力 免 許 の 効 力 は 免 許 を 受 けた 場 所 に 限 って 生 じます このため 免 許 を 受 けた 場 所 以 外 の 場 所 で 販 売 業 をしようとする 場 合 は 効 力 は 及 びません( 新 たな 免 許 が 必 要 となります) 3 物 に 関 する 効 力 免 許 の 効 力 は 販 売 業 代 理 業 媒 介 業 ごとに 生 じます このため 業 態 が 変 る 場 合 には 新 たな 免 許 が 必 要 となります 4 時 に 関 する 効 力 免 許 の 効 力 は 免 許 の 通 知 書 が 到 達 した 時 から 効 力 が 生 じ 免 許 の 消 滅 時 に 効 力 がなくなります ⑶ 免 許 の 要 件 次 のいずれかに 該 当 する 場 合 は 税 務 署 長 から 免 許 を 受 けることができません 1 人 的 要 件 申 請 者 が 法 律 違 反 など 遵 法 精 神 に 欠 ける 事 実 がある 場 合 酒 類 販 売 業 者 とし

ての 経 験 がないなど 経 営 力 が 乏 しいと 認 められる 場 合 2 経 営 基 礎 要 件 申 請 者 が 資 力 不 十 分 設 備 不 十 分 経 済 的 信 用 の 薄 弱 など 経 営 の 基 盤 に 欠 陥 があると 認 められる 場 合 3 場 所 的 要 件 申 請 場 所 が 酒 場 料 理 店 等 と 同 一 の 場 所 であるなど 取 締 上 不 適 当 な 場 所 にあ ると 認 められる 場 合 4 需 給 調 整 要 件 新 たに 免 許 を 与 えた 場 合 酒 類 の 需 給 の 均 衡 を 破 り 販 売 業 者 の 経 営 の 基 盤 を 危 うくする 結 果 酒 税 の 保 全 に 支 障 を 来 たすことになると 認 められる 場 合 ⑷ 酒 類 の 販 売 業 免 許 の 区 分 販 売 しようとする 酒 類 の 範 囲 や 販 売 形 態 によって 次 の 区 分 が 設 けられています 1 酒 類 小 売 業 免 許 一 般 酒 類 小 売 業 免 許 全 ての 品 目 の 酒 類 を 小 売 できる 免 許 ただし 通 信 販 売 を 行 うことはできません 通 信 販 売 小 売 免 許 2 都 道 府 県 以 上 の 消 費 者 に 対 して 通 信 販 売 の 方 法 に よって 酒 類 を 小 売 できる 免 許 特 殊 酒 類 小 売 免 許 自 社 の 役 員 及 び 従 業 員 に 対 する 小 売 など 特 別 の 必 要 に 応 ずるための 免 許 2 酒 類 卸 売 業 免 許 全 酒 類 卸 売 業 免 許 全 ての 品 目 の 酒 類 を 卸 売 できる 免 許 ビール 卸 売 業 免 許 ビールを 卸 売 できる 免 許 洋 酒 卸 売 業 免 許 洋 酒 ( 果 実 酒 甘 味 果 実 酒 ウイスキー ブランデ ー 発 泡 酒 その 他 の 醸 造 酒 スピリッツ リキュ ール 粉 末 酒 及 び 雑 酒 )を 卸 売 できる 免 許 輸 出 入 酒 類 卸 売 業 免 許 輸 出 又 は 輸 入 された 酒 類 を 卸 売 できる 免 許 特 殊 酒 類 卸 売 業 免 許 製 造 者 の 本 支 店 の 卸 売 業 務 など 特 別 の 必 要 に 応 ずる ための 免 許 ⑸ 罰 則 1 製 造 関 係 製 造 免 許 を 受 けないで 酒 類 酒 母 又 はもろみを 製 造 した 者 は 10 年 以 下 の 懲 役 又 は 100 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 せられます また 犯 罪 に 係 る 酒 類 酒 母 もろみ 原 料 器 具 等 は 没 収 となります 2 販 売 関 係 販 売 業 免 許 を 受 けないで 酒 類 を 販 売 した 者 は 1 年 以 下 の 懲 役 又 は 50 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 せられます また 犯 罪 に 係 る 酒 類 器 具 等 は 没 収 となります

( 注 ) 国 税 法 令 等 の 規 定 により 罰 金 刑 に 処 せられたり 国 税 犯 則 取 締 法 に 規 定 す る 通 告 処 分 を 受 けると 免 許 取 消 の 対 象 となります 5 課 税 標 準 税 率 ⑴ 課 税 標 準 課 税 標 準 とは 税 額 を 計 算 する 場 合 の 基 礎 となるものです 酒 税 の 課 税 標 準 は 1 国 産 の 酒 類 については 酒 類 製 造 場 から 移 出 した 酒 類 の 数 量 であり 2 輸 入 さ れた 酒 類 については 保 税 地 域 から 引 き 取 った 酒 類 の 数 量 です ( 注 ) 粉 末 酒 の 課 税 標 準 だけは 重 量 となります ⑵ 税 率 1 基 本 税 率 発 泡 性 酒 類 220,000 円 /kl 醸 造 酒 類 140,000 円 /kl 蒸 留 酒 類 200,000 円 /kl(アルコール 分 21 度 未 満 のもの)アルコール 分 が 20 度 を 超 える 1 度 ごとに 10,000 円 /kl が 加 算 されます 混 成 酒 類 200,000 円 /kl(アルコール 分 21 度 未 満 のもの)アルコール 分 が 20 度 を 超 える 1 度 ごとに 11,000 円 /kl が 加 算 されます 2 特 別 税 率 産 業 政 策 や 税 率 改 正 による 激 変 緩 和 のために 特 別 税 率 が 設 けられています ア 発 泡 性 酒 類 のうち 次 のもの( 品 目 ) 発 泡 酒 (アルコール 分 が 10 度 未 満 で 麦 芽 比 率 が 25% 以 上 50% 未 満 のもの) 178,125 円 /kl 発 泡 酒 (アルコール 分 が 10 度 未 満 で 麦 芽 比 率 が 25% 未 満 のもの) 134,250 円 /kl その 他 の 発 泡 性 酒 類 のうち ホップまたは 苦 味 料 を 原 料 としたもの 80,000 円 /kl イ 醸 造 酒 類 のうち 次 のもの( 品 目 ) 清 酒 120,000 円 /kl 果 実 酒 80,000 円 /kl ウ 蒸 留 酒 のうち 次 のもの( 品 目 ) ウイスキー ブランデー 及 びスピリッツで アルコール 分 が 37 度 未 満 のもの 370,000 円 /kl エ 混 成 酒 のうち 次 のもの( 品 目 ) 合 成 清 酒 100,000 円 /kl みりん 及 び 雑 酒 (みりんに 類 似 するものに 限 る) 20,000 円 /kl 甘 味 果 実 酒 及 びリキュール 120,000 円 /kl(アルコール 分 13 度 未 満 のもの)

アルコール 分 が 12 度 を 超 える 1 度 ごとに 10,000 円 /kl が 加 算 されます 粉 末 酒 390,000 円 /kl 3 租 税 特 別 措 置 法 による 税 率 の 特 例 ア 清 酒 等 の 酒 税 率 の 特 例 清 酒 合 成 清 酒 連 続 式 蒸 留 焼 酎 単 式 蒸 留 焼 酎 果 実 酒 または 発 泡 酒 の 製 造 者 で 前 年 度 の 移 出 数 量 が 1,300kl 以 下 である 者 が 移 出 する 200kl までの 酒 税 額 は 通 常 の 税 額 算 定 をした 金 額 に 次 の 割 合 を 乗 じた 金 額 となります 清 酒 連 続 式 蒸 留 焼 酎 単 式 蒸 留 焼 酎 果 実 酒 80%( 平 成 23 年 度 及 び 平 成 24 年 度 ) 合 成 清 酒 発 泡 酒 ( 麦 芽 比 率 が 50% 未 満 でアルコール 分 が 10 度 未 満 のも のに 限 る) 85%( 平 成 23 年 度 ) 80%( 平 成 24 年 度 ) イ ビールの 酒 税 率 の 特 例 小 規 模 のビール 製 造 者 ( 前 年 度 の 移 出 数 量 が 1,300kl 以 下 であるビール 製 造 者 )が 移 出 する 200kl までの 酒 税 額 は 通 常 の 税 額 算 定 をした 金 額 に 85% の 割 合 を 乗 じた 金 額 となります ウ 低 アルコール 分 の 蒸 留 酒 類 等 の 酒 税 率 の 特 例 アルコール 分 が 13 度 未 満 の 発 泡 性 を 有 しない 蒸 留 酒 類 及 びリキュール(ア ルコール 分 が 12 度 未 満 のものに 限 る)の 酒 税 率 は 次 のとおりとなります アルコール 分 が 9 度 未 満 のもの 80,000 円 /kl アルコール 分 が 9 度 以 上 13 度 未 満 のもの アルコール 分 が 8 度 を 超 える 1 度 ごとに 10,000 円 /kl が 加 算 されます 6 酒 税 の 申 告 と 納 付 ⑴ 移 出 酒 類 ( 原 則 ) 製 造 場 から 移 出 する 酒 類 は 翌 月 末 日 までに 申 告 をし 翌 々 月 末 日 までに 納 付 し なければなりません ⑵ 引 取 酒 類 ( 原 則 ) 保 税 地 域 から 引 取 る 酒 類 は 翌 月 末 日 までに 税 関 長 に 対 して 申 告 と 納 付 をしなければなりません 7 みなし 製 造 の 適 用 除 外 酒 類 に 水 以 外 の 物 品 を 混 和 した 場 合 混 和 後 のものが 酒 類 であるときには 新 たに 酒 類 を 製 造 したものとみなされます したがって こうした 行 為 を 行 う 場 合 には 酒 類 製 造 免 許 が 必 要 になります しかし 酒 類 に 水 以 外 の 物 品 を 混 和 し 混 和 後 のもの が 酒 類 であっても 次 の 場 合 ( 酒 類 販 売 業 に 関 連 するものだけを 掲 げています)には みなし 製 造 ( 新 たな 酒 類 の 製 造 )とはなりません

⑴ 酒 場 料 理 店 旅 館 その 他 酒 類 を 専 ら 自 己 の 営 業 場 において 飲 用 に 供 することを 業 とする 者 が その 営 業 場 において 消 費 者 の 求 めに 応 じて 消 費 の 直 前 に 酒 類 に 水 以 外 の 物 品 を 混 和 する 場 合 ( 注 ) この 規 定 では 消 費 者 の 求 めに 応 じて 消 費 の 直 前 に 酒 類 に 水 以 外 の 物 品 を 混 和 する 場 合 とされていますので いわゆる 接 客 業 者 が 混 和 した 酒 類 を 造 り 置 きをすることはできません しかし 租 税 特 別 措 置 法 によって 次 の 場 合 に 限 り 緩 和 措 置 が 採 られています 1 自 己 の 営 業 場 で 混 和 し 飲 用 に 供 すること 2 使 用 できる 酒 類 はアルコール 分 が 20 度 以 上 の 酒 税 が 課 された 蒸 留 酒 類 であること 3 混 和 できる 物 品 は 次 の 物 品 以 外 であること 酒 類 米 麦 あわ ともろこし こうりゃん きび ひえ でんぷん 又 はこ れらのこうじ ぶどう アミノ 酸 ( 塩 類 を 含 む) ビタミン 類 核 酸 分 解 物 ( 塩 類 を 含 む) 有 機 酸 ( 塩 類 を 含 む) 無 機 塩 類 色 素 香 料 又 は 酒 類 のかす 4 混 和 できる 蒸 留 酒 類 の 数 量 が1 年 度 1kl 以 内 であること 5 所 轄 税 務 署 長 に 開 始 申 告 書 を 提 出 し 必 要 事 項 を 記 帳 すること ⑵ 消 費 者 が 自 ら 消 費 するために 酒 類 に 水 以 外 の 物 品 を 混 和 する 場 合 で 次 の 要 件 に 合 致 するとき 1 使 用 できる 酒 類 はアルコール 分 が 20 度 以 上 の 酒 税 が 課 された 酒 類 であること 2 混 和 できる 物 品 は 次 の 物 品 以 外 であること 酒 類 米 麦 あわ ともろこし こうりゃん きび ひえ でんぷん 又 はこれらの こうじ ぶどう アミノ 酸 ( 塩 類 を 含 む) ビタミン 類 核 酸 分 解 物 ( 塩 類 を 含 む) 有 機 酸 ( 塩 類 を 含 む) 無 機 塩 類 色 素 香 料 又 は 酒 類 のかす 3 アルコール 分 1 度 以 上 の 発 酵 をしないこと ( 注 ) 消 費 者 が 自 ら 消 費 するため のものですから 混 和 後 の 酒 類 を 販 売 す ることはできません 違 反 すると 1 年 以 下 の 懲 役 又 は 50 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 せられます 8 酒 類 販 売 業 者 の 記 帳 義 務 酒 類 販 売 業 者 は 次 の 事 項 を 記 帳 する 義 務 を 負 っています

1 受 け 入 れた 酒 類 の 区 分 及 び 種 別 ごとに 数 量 価 格 受 入 年 月 日 及 び 買 入 先 2 払 い 出 した 酒 類 の 区 分 及 び 種 別 ごとに 数 量 価 格 払 出 年 月 日 及 び 払 出 先 ( 注 ) 小 売 業 の 場 合 は 払 出 先 に 関 する 事 項 の 記 載 を 省 略 することができます ま た 次 の 事 項 を 遵 守 する 場 合 には 3か 月 を 超 えない 期 間 中 の 合 計 数 量 での 一 括 記 帳 が 認 められます 1 1の 受 け 入 れた 酒 類 の 記 帳 を 行 なうか 必 要 伝 票 を 5 年 以 上 保 管 する 2 3か 月 を 越 えない 月 の 月 末 で 現 品 の 棚 卸 を 行 なう 9 酒 類 容 器 等 の 表 示 酒 類 の 容 器 や 包 装 には 酒 税 の 保 全 及 び 酒 類 業 組 合 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 28 年 法 律 第 7 号 )に 規 定 するところにより 品 目 容 量 アルコール 分 等 所 定 の 事 項 を 表 示 しなければならないこととされています また 財 務 大 臣 によって 酒 類 の 製 法 や 品 質 等 に 関 する 基 準 が 設 けられています ⑴ 酒 類 製 造 者 の 表 示 義 務 酒 類 製 造 者 は 製 造 場 から 移 出 する 時 までに 酒 類 の 容 器 や 包 装 の 見 やすいとこ ろに 次 の 事 項 を 表 示 しなければならないこととされています 1 氏 名 又 は 名 称 2 製 造 場 の 所 在 地 ( 注 ) 財 務 大 臣 に 届 けることによって 記 号 で 表 示 することができます 3 容 器 の 容 量 ( 粉 末 酒 は 重 量 ) 4 酒 類 の 品 目 ( 注 ) 品 目 に 代 えて 次 の 例 外 表 示 が 認 められています 清 酒 日 本 酒 連 続 式 蒸 留 焼 酎 しょうちゅう 甲 類 ホワイトリカー1 単 式 蒸 留 焼 酎 しょうちゅう 乙 類 ホワイトリカー2 本 格 焼 酎 泡 盛 みりん 本 みりん 甘 味 果 実 酒 薬 用 甘 味 果 実 酒 薬 剤 甘 味 果 実 酒 ウイスキー 水 割 ウイスキー ブランデー 水 割 ブランデー リキュール 薬 味 酒 薬 用 酒 白 酒 その 他 の 醸 造 酒 濁 酒 5 アルコール 分 ( 粉 末 酒 以 外 ) 6 税 率 の 適 用 区 分 ( 発 泡 酒 その 他 の 発 泡 性 酒 類 雑 酒 について 必 要 ) ( 注 ) 発 泡 酒 麦 芽 使 用 比 率 を 表 示 する その 他 の 発 泡 性 酒 類 80,000 円 /kl の 特 別 税 率 が 適 用 されるものは 1 それ 以 外 のものは 2 と 表 示 する

雑 酒 みりんに 類 似 するもので 20,000 円 /kl の 特 別 税 率 が 適 用 されるも のは 1 それ 以 外 のものは 2 と 表 示 する 7 発 泡 性 を 有 すること(その 他 の 発 泡 性 酒 類 ) ⑵ 酒 類 販 売 業 者 の 表 示 義 務 保 税 地 域 から 酒 類 を 引 取 る 酒 類 販 売 業 者 は 引 取 りの 時 までに ⑴の 酒 類 製 造 者 の 表 示 義 務 に 準 じて 品 目 容 量 アルコール 分 等 所 定 の 事 項 を 表 示 しなければな らないこととされています ⑶ 酒 類 の 表 示 基 準 財 務 大 臣 によって 次 の 酒 類 の 表 示 基 準 が 設 けられています 1 清 酒 の 製 法 品 質 基 準 ア 特 定 名 称 の 表 示 原 料 や 精 米 歩 合 の 差 異 によって 次 の8つに 分 類 されています 吟 醸 酒 白 米 米 こうじ 醸 造 アルコールを 原 料 とし 精 米 歩 合 60% 以 下 大 吟 醸 酒 白 米 米 こうじ 醸 造 アルコールを 原 料 とし 精 米 歩 合 50% 以 下 純 米 酒 白 米 米 こうじを 原 料 純 米 吟 醸 酒 白 米 米 こうじを 原 料 とし 精 米 歩 合 60% 以 下 純 米 大 吟 醸 酒 白 米 米 こうじを 原 料 とし 精 米 歩 合 50% 以 下 特 別 純 米 酒 白 米 米 こうじを 原 料 とし 精 米 歩 合 60% 以 下 又 は 特 別 な 方 法 で 製 造 本 醸 造 酒 白 米 米 こうじ 醸 造 アルコールを 原 料 とし 精 米 歩 合 70% 以 下 特 別 本 醸 造 酒 白 米 米 こうじ 醸 造 アルコールを 原 料 とし 精 米 歩 合 60% 以 下 又 は 特 別 な 方 法 で 製 造 イ 必 要 記 載 事 項 原 材 料 名 製 造 時 期 製 造 年 月 保 存 又 は 飲 用 上 の 注 意 事 項 加 熱 処 理 をしない 清 酒 については 保 存 や 飲 用 上 の 注 意 事 項 を 記 載 します 原 産 国 輸 入 清 酒 について 記 載 します 外 国 産 清 酒 を 使 用 したことの 表 示 原 産 国 及 び 使 用 割 合 を 記 載 します ウ 任 意 の 記 載 事 項 原 料 米 の 品 種 清 酒 の 産 地 貯 蔵 年 数

原 酒 であること 生 酒 であること 生 貯 蔵 酒 であること 生 一 本 (きいっぽん)であること 樽 酒 であること 極 上 優 良 高 級 等 品 質 表 示 ( 客 観 的 に 説 明 できることが 要 件 です) 受 賞 の 内 容 ( 公 的 機 関 のものであることが 要 件 です) エ 表 示 禁 止 事 項 最 高 第 一 代 表 など 清 酒 業 界 において 最 上 級 であることを 意 味 する 用 語 官 公 庁 御 用 達 又 はこれに 類 似 する 用 語 特 定 名 称 酒 以 外 の 清 酒 に 用 いる 特 定 名 称 に 類 似 する 用 語 2 未 成 年 者 の 飲 酒 防 止 に 関 する 表 示 基 準 ア 酒 類 の 容 器 等 の 表 示 未 成 年 者 の 飲 酒 は 法 律 で 禁 止 されている 旨 を 表 示 することとされてい ます イ 酒 類 の 陳 列 場 所 の 表 示 小 売 販 売 場 にあっては 酒 類 の 陳 列 場 所 である 酒 類 の 売 場 である こと 20 歳 以 上 の 年 齢 であることを 確 認 できない 場 合 には 酒 類 を 販 売 しない こ とを 表 示 することとされています ウ 酒 類 の 自 動 販 売 機 の 表 示 未 成 年 者 の 飲 酒 は 法 律 で 禁 止 されている 旨 免 許 者 の 氏 名 名 称 酒 類 販 売 管 理 者 の 氏 名 連 絡 先 の 所 在 地 電 話 番 号 販 売 停 止 時 間 を 表 示 するこ ととされています エ 酒 類 の 通 信 販 売 の 場 合 の 表 示 カタログ 購 入 申 込 書 納 品 書 などに 未 成 年 者 の 飲 酒 は 法 律 で 禁 止 さ れている 未 成 年 者 には 酒 類 を 販 売 しない 旨 を 表 示 することとされていま す 3 地 理 的 表 示 に 関 する 表 示 基 準 保 護 されている 地 理 的 表 示 は 次 のとおりです ア 世 界 貿 易 機 関 加 盟 国 のぶどう 酒 や 蒸 留 酒 の 産 地 表 示 イ わが 国 のぶどう 酒 蒸 留 酒 清 酒 の 産 地 のうち 次 のもの 清 酒 白 山 単 式 蒸 留 焼 酎 壱 岐 球 磨 琉 球 薩 摩 4 有 機 等 の 表 示 基 準 酒 類 の 有 機 等 の 表 示 は 次 のことが 定 められています ア 有 機 農 畜 産 物 加 工 酒 類 の 表 示

一 定 の 基 準 を 満 たす 酒 類 に 有 機 又 はオーガニックの 表 示 をすることができ ます イ 有 機 農 畜 産 物 等 を 原 材 料 にした 酒 類 の 表 示 ア 以 外 の 酒 類 で 有 機 農 畜 産 物 等 を 原 材 料 にした 酒 類 で 一 定 の 要 件 を 満 た すものは 有 機 農 畜 産 物 等 の 使 用 表 示 を 行 なうことができます ウ 遺 伝 子 組 み 換 えの 表 示 組 み 換 え DNA 技 術 を 用 いて 生 産 された 大 豆 とうもろこし ばれいしょ な たね 綿 実 アルファルファ てん 菜 については 遺 伝 子 組 み 換 えの 表 示 が 必 要 とされています