2015 年 1 月 号 発 行 : 社 会 保 険 労 務 士 法 人 エール 222-0032 横 浜 市 港 北 区 大 豆 戸 町 1018 エールヒ ル 1F TEL 045-549-1071 FAX 045-549-1072 Email : info@sr-yell.com URL : http://www.sr-yell.com Facebook : https://www.facebook.com/yell1354 代 表 より 新 春 特 別 企 画 パーソナリティ 診 断 サービス のご 案 内 2015 年 の 法 改 正 2015 年 労 務 分 野 で 企 業 に 求 められる 動 き 高 額 療 養 費 の 限 度 額 区 分 が 変 わります マイナンバー 勉 強 会 スタッフコラム 鎌 倉 です 新 年 明 けましておめでとうございます 年 末 年 始 はいかがお 過 ごしでしたか? 我 が 家 は 弟 家 族 と 沖 縄 でお 正 月 を 過 ごしました 大 晦 日 の 夜 は 1 年 を 振 り 返 りつつ 今 後 10 年 間 の 自 分 年 表 を 作 成 しています 日 常 は 目 先 のことに 追 われがちになりますが 年 初 は 視 点 を 上 げ 立 ち 位 置 を 確 認 するのによいで すし 不 確 実 なこともたくさんありますが 年 表 をつくることで 社 会 の 変 化 を 予 想 したり 自 分 自 身 と 向 き 合 い また 時 間 軸 ( 自 分 家 族 の 年 齢 も 書 き 入 れます)を 認 識 できるので 大 晦 日 に 欠 かせない 大 切 な 時 間 になっています さて 2015 年 は 労 働 分 野 では 大 きな 変 革 が 動 き 始 める 年 になります 具 体 的 には 1 非 正 規 雇 用 者 と 正 社 員 と の 不 合 理 な 格 差 の 禁 止 (パートタイム 法 改 正 ) 2 有 期 雇 用 で5 年 を 超 えて 雇 用 された 場 合 に 希 望 すれば 無 期 契 約 に 転 換 する 規 定 の 例 外 ( 特 別 措 置 法 の 施 行 ) 3マイナンバー 法 施 行 に 向 けた 準 備 4ストレスチェック 義 務 化 とい った 改 正 法 が 施 行 される 他 新 しい 労 働 時 間 制 度 ( 時 間 にとらわれない 働 き 方 )への 議 論 がさらに 進 められることとな っています また 昨 年 は 廃 案 となった 労 働 者 派 遣 法 の 改 正 女 性 活 躍 推 進 法 の 動 向 そして 時 間 外 割 増 率 ( 月 60H を 超 える 残 業 は5 割 増 )の 中 小 企 業 の 猶 予 措 置 見 直 しの 議 論 も 目 が 離 せません 今 日 本 の 労 働 法 制 は 法 律 と 現 実 が 乖 離 していることで 様 々な 課 題 を 抱 えています 働 き 方 改 革 雇 用 ルールに 関 する 規 制 改 革 は 待 ったなしの 状 況 になっています 労 働 基 準 法 は サービス 業 中 心 や 頭 脳 労 働 の 時 代 に 法 律 が 追 いついていませんし グローバル 化 が 進 み ビジネスが 激 変 する 中 で 解 雇 規 制 や 曖 昧 な 雇 用 ルールは 足 かせ にもなっています 一 方 で 少 子 高 齢 化 が 急 速 に 進 んでいる 中 社 会 保 障 制 度 の 見 直 し 労 働 力 の 確 保 も 先 送 りでき ない 状 況 です 顧 問 先 様 におかれましては どの 法 律 がいつ 変 わるのか 等 迷 われることも 増 えているのではないかと 思 います エールでは 法 改 正 の 動 向 をふまえつつ 必 要 なときに 必 要 な 情 報 を 今 年 もしっかり 提 供 してまいります また 全 ての 企 業 従 業 員 に 関 係 するマイナンバーへの 備 えも ご 安 心 頂 ける 情 報 管 理 体 制 をお 約 束 いたします 本 年 9 月 はエールを 法 人 化 して10 年 の 節 目 となります 一 同 よりお 役 に 立 てるよう 努 力 を 重 ねてまいりますの で どうぞ 宜 しくお 願 い 申 し 上 げます - 新 春 特 別 企 画 のご 案 内 - 今 年 もやります!! 弊 社 で 提 供 している 採 用 時 適 性 検 査 は 現 在 4 種 類 ありますが そのうち パー ソナリティ 診 断 を 日 頃 の 感 謝 を 込 めまして 2 月 28 日 までの 期 間 限 定 で1 社 につき 3 名 まで 無 料 でお 試 しいただけます 特 別 企 画 についての 詳 細 は 同 封 のキャンペーン 案 内 を 是 非 ご 覧 ください!! ご 利 用 お 待 ちしています ( 担 当 : 滝 瀬 ) 1
有 期 雇 用 労 働 者 に 関 する 特 別 措 置 法 施 行 (2015.4.1) 2013 年 4 月 に 施 行 された 改 正 労 働 契 約 法 の 無 期 労 働 契 約 転 換 ルール( )の 例 外 措 置 が 施 行 されます 無 期 労 働 契 約 転 換 ルールとは 有 期 労 働 契 約 が 5 年 を 超 えて 反 復 更 新 された 場 合 労 働 者 の 申 込 みにより 無 期 労 働 契 約 に 転 換 させ るもの( 労 働 契 約 法 第 18 条 ) 1 特 例 の 対 象 となる 労 働 者 1 5 年 を 超 える 一 定 の 期 間 内 に 完 了 することが 予 定 されている 業 務 に 従 事 する 高 収 入 かつ 高 度 な 専 門 的 知 識 技 術 経 験 を 持 つ 有 期 雇 用 労 働 者 2 定 年 後 に 同 一 の 事 業 主 に 引 き 続 き 雇 用 される 有 期 雇 用 労 働 者 2 特 例 の 対 象 となる 事 業 主 対 象 労 働 者 に 応 じた 適 切 な 雇 用 管 理 の 措 置 に 関 する 計 画 について 厚 生 労 働 大 臣 から 認 定 を 受 けた 事 業 主 認 定 には 厚 生 労 働 大 臣 が 策 定 する 対 象 労 働 者 に 応 じた 適 切 な 雇 用 管 理 の 実 施 に 関 する 基 本 的 な 指 針 に 照 らして 適 切 なものであることが 必 要 です 3 特 例 の 具 体 的 な 内 容 次 の 期 間 は 無 期 転 換 申 込 権 が 発 生 しません 1の 労 働 者 : 一 定 の 期 間 内 に 完 了 することが 予 定 されている 業 務 に 就 く 期 間 ( 上 限 10 年 ) 2の 労 働 者 : 定 年 後 に 引 き 続 き 雇 用 されている 期 間 顧 問 契 約 いただいている 企 業 様 の 厚 生 労 働 大 臣 の 認 定 につきましては 詳 細 がわかり 次 第 ご 案 内 します 改 正 パートタイム 労 働 法 施 行 (2015.4.1) 1 パートタイム 労 働 者 の 不 合 理 な 条 件 格 差 が 禁 止 されます( 範 囲 拡 大 ) 正 社 員 と 条 件 格 差 が 禁 止 されるパート 労 働 者 の 対 象 範 囲 の 拡 大 ( 期 間 の 定 めの 有 無 は 関 係 なし) パートタイム 労 働 者 の 待 遇 と 正 社 員 の 待 遇 を 相 違 させる 場 合 は 職 務 の 内 容 人 材 活 用 の 仕 組 み そ の 他 の 事 情 を 考 慮 して 不 合 理 と 認 められるものであってはなりません 2 パートタイム 労 働 者 の 納 得 性 を 高 めるための 措 置 が 義 務 化 されます パートタイム 労 働 者 を 雇 い 入 れたときは 雇 用 管 理 の 改 善 措 置 の 内 容 について 事 業 主 が 説 明 しなけれ ばなりません 3 パートタイム 労 働 法 の 実 効 性 を 高 めるための 規 定 が 新 設 されます 雇 用 管 理 の 改 善 措 置 の 規 定 に 違 反 している 事 業 主 が 厚 生 労 働 大 臣 の 勧 告 に 従 わない 場 合 は 厚 生 労 働 大 臣 は 事 業 主 名 を 公 表 することができます 2
改 正 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 施 行 (2015.4.1) 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 は 少 子 高 齢 化 が 急 速 に 進 む 中 国 の 少 子 化 の 急 速 な 進 行 への 対 応 を 進 めるために 制 定 された 法 律 ですが 次 世 代 の 社 会 を 担 う 子 供 が 健 やかに 育 つ 環 境 を 集 中 的 に 整 えることを 目 標 とする10 年 間 の 時 限 立 法 で もともとの 期 限 は 平 成 27 年 3 月 末 まででしたが 10 年 間 延 長 されること が 決 定 しました その 目 標 達 成 のためには 国 による 取 り 組 みだけでなく 企 業 も 一 体 となってより 一 層 の 対 策 を 進 めることが 必 要 であると 考 えられています ワークライフハ ランス 企 業 の 証! 採 用 にも 有 効 新 しく プラチナくるみん 認 定 制 度 がスタート これまでの くるみん についても 認 定 基 準 を 見 直 し 一 般 事 業 主 行 動 計 画 策 定 指 針 も 改 正 くるみん プラチナくるみん 認 定 とは 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 届 出 を 行 い 基 準 を 満 たしている 企 業 は 厚 生 労 働 大 臣 の 認 定 を 受 けることができ このマークを 名 刺 や 広 告 採 用 活 動 などに 使 用 することができます プラチナくるみんは くるみん よりさらに 厳 し い 基 準 をクリアした 企 業 に 認 定 されます マイナンバー 番 号 通 知 スタート (2015.10~) マイナンバー 制 度 とは? マイナンバー 制 度 は 日 本 国 民 と 日 本 に 居 住 する 外 国 人 1 人 ひとりに 番 号 を 割 り 振 り 所 得 や 納 税 実 績 社 会 保 障 に 関 する 個 人 情 報 を 一 括 管 理 する 制 度 で 2016 年 1 月 ~スタートします これまで 国 や 市 町 村 などがバラバラに 管 理 してきた 個 人 情 報 を 連 携 させ 相 互 利 用 を 可 能 にする ことで 国 民 の 利 便 性 を 高 めると 同 時 に 行 政 の 透 明 化 効 率 化 を 図 ることが 同 制 度 の 目 的 です 民 間 企 業 でも 社 会 保 障 税 務 関 連 の 諸 手 続 きにマイナンバーを 利 用 することになりますが システム 変 更 および 厳 格 な 情 報 管 理 体 制 の 構 築 が 必 須 となります エールではマイナンバー 実 施 に 向 けて 顧 問 先 企 業 様 にご 安 心 いただける 体 制 構 築 に 取 り 組 んでいます 改 正 労 働 安 全 衛 生 法 施 行 (2015.12.1) 常 時 使 用 する 労 働 者 に 対 して 医 師 保 健 師 等 によるストレスチェック( 心 理 的 な 負 担 の 程 度 を 把 握 するための 検 査 )の 実 施 が 義 務 化 されます 労 働 者 数 50 人 未 満 の 事 業 場 は 当 分 の 間 努 力 義 務 となります 検 査 結 果 は 検 査 を 実 施 した 医 師 保 健 師 等 から 直 接 本 人 へ 通 知 され 本 人 の 同 意 なく 事 業 者 に 提 供 することは 禁 止 されます 検 査 の 結 果 一 定 の 要 件 に 該 当 する 労 働 者 から 申 出 があった 場 合 医 師 による 面 接 指 導 を 実 施 することが 義 務 化 されます 面 接 指 導 の 結 果 に 基 づき 医 師 の 意 見 を 聴 き 必 要 に 応 じ 就 業 上 の 措 置 を 講 じることの 義 務 化 3
ブラック 企 業 よばわりされないリスクヘッジ ブラック 企 業 という 言 葉 は 2013 年 の 流 行 語 大 賞 にも 選 出 されましたが 連 合 が 行 った 調 査 では 労 働 者 の 4 人 に 1 人 が 勤 務 先 はブラック 企 業 である と 感 じており 特 に 20 代 ではこの 割 合 が 3 人 に 1 人 となることがわかりました 転 職 の 意 向 がある 人 に 転 職 先 を 探 す 場 合 に 重 視 するポイントを 尋 ねたところ 3 人 に 1 人 は ブラック 企 業 などの 悪 い うわさ(がないか) を 重 視 すると 回 答 しています 雇 用 環 境 労 務 面 の 整 備 は 採 用 活 動 に 大 きく 影 響 します 厚 生 労 働 省 確 かめよう 労 働 条 件 ポータルサイト 開 設 長 時 間 労 働 や 賃 金 不 払 残 業 といった 内 容 へ 対 応 するため 厚 生 労 働 省 は 平 成 26 年 11 月 23 日 に 労 働 者 やその 家 族 事 業 主 や 企 業 の 労 務 管 理 担 当 者 向 けに 広 く 情 報 提 供 を 行 うポータルサイトを 開 設 さらに 12 月 25 日 には スマートフォンサイトも 開 設 されるなど いつでも どこでも 労 働 に 関 する 知 識 を 確 認 することができるようになりました 今 や 労 務 の 法 違 反 は 企 業 経 営 を 揺 るがしかねません エールでは 労 務 の 健 全 性 を 対 外 的 にアピールできる サイバ ー 法 人 台 帳 ROBINS の 労 務 監 査 をサポートしています! 詳 細 は エールスピリッツ 2014 年 12 月 号 をご 覧 ください マイナンバー 対 応 2015 年 10 月 マイナンバー 番 号 通 知 所 得 税 の 源 泉 徴 収 住 民 税 の 特 別 徴 収 社 会 保 険 料 ( 健 康 保 険 介 護 保 険 厚 生 年 金 労 働 保 険 )の 支 払 事 務 手 続 きにマイナンバーが 利 用 されるため 会 社 は 従 業 員 やその 家 族 からマイナンバーを 告 知 して もらう 必 要 があります 情 報 保 護 のため 法 規 制 もありますので 対 応 の 準 備 を 進 めましょう 働 き 方 の 改 革 マイナンバーへの 対 応 にきましては エールスピリッツでも 随 時 取 り 上 げていきます エールでマイナンバーについての 社 内 勉 強 会 も 承 ります 働 き 方 の 改 革 が 加 速 昨 年 過 労 死 等 防 止 対 策 推 進 法 が 成 立 したことをうけ 労 働 局 に 働 き 方 改 革 推 進 本 部 が 設 置 され 月 100 時 間 を 超 える 残 業 のある 事 業 所 は 労 働 基 準 監 督 署 の 指 導 が 強 化 されます 時 間 外 割 増 率 ( 月 60H を 超 える 残 業 は5 割 増 )の 中 小 企 業 の 猶 予 措 置 見 直 しの 議 論 心 の 病 の 従 業 員 への 対 応 ストレスチェック 義 務 化 など 従 業 員 の 健 康 管 理 が 企 業 に 一 層 求 められます 共 働 き 家 庭 があたりまえの 時 代 に ワークライフバランスを 推 進 することは 福 利 厚 生 というレベルではな く 企 業 の 生 き 残 りをかけた 取 り 組 みへと 変 化 しています 働 き 方 の 改 革 はすべての 企 業 において 生 き 残 りをかけて 取 り 組 まなければならない 課 題 になりました 4
高 額 療 養 費 の 自 己 負 担 限 度 額 について 負 担 能 力 に 応 じた 負 担 を 求 める 観 点 から 平 成 27 年 1 月 診 療 分 より 70 歳 未 満 の 所 得 区 分 が 3 区 分 から 5 区 分 に 細 分 化 されます 高 額 療 養 費 とは? 同 一 月 (1 日 から 月 末 まで)にかかった 医 療 費 の 自 己 負 担 額 が 高 額 になった 場 合 申 請 することで 一 定 の 金 額 ( 自 己 負 担 限 度 額 )を 超 えた 分 が あとで 払 い 戻 される 制 度 です 医 療 機 関 ごとに 計 算 します 同 じ 医 療 機 関 であっても 医 科 入 院 医 科 外 来 歯 科 入 院 歯 科 外 来 にわけて 計 算 します 医 療 機 関 から 交 付 された 処 方 せんにより 調 剤 薬 局 で 調 剤 を 受 けた 場 合 は 薬 局 で 支 払 った 自 己 負 担 額 を 処 方 せんを 交 付 した 医 療 機 関 に 含 めて 計 算 します 70 歳 未 満 の 方 で 医 療 費 が 高 額 になることがわかっている 場 合 には 事 前 に 限 度 額 適 用 認 定 証 の 交 付 を 受 け 医 療 機 関 の 窓 口 で 認 定 証 を 提 示 し 医 療 費 の 支 払 いを 自 己 負 担 限 度 額 までとする 方 法 が 便 利 です 限 度 額 適 用 認 定 証 の 発 行 を 希 望 される 場 合 には 担 当 者 までご 連 絡 ください 事 前 申 請 事 後 申 請 のいずれであっても 自 己 負 担 額 に 変 わりはありませんが 事 後 申 請 の 場 合 には 一 時 的 な 立 替 が 生 じるため 被 保 険 者 等 の 負 担 が 大 きくなりがちです 事 前 に 入 院 や 手 術 を 行 うことが 分 かっている 場 合 には 事 前 申 請 制 度 があることも 含 め 高 額 療 養 費 の 制 度 を 案 内 しておきましょう 5
マイナンバー 対 応 社 内 勉 強 会 業 務 上 お 客 様 の 重 要 な 個 人 情 報 企 業 情 報 を 取 り 扱 うため 弊 社 では 来 年 1 月 の マイナンバー 利 用 開 始 に 向 けて 制 度 やそ の 取 扱 い 対 応 方 法 について 勉 強 会 をおこ なっております 顧 問 先 企 業 様 のマイナンバー 制 度 について の 社 内 勉 強 会 もサポートさせていただきま すので 関 心 をお 持 ちの 企 業 様 は 担 当 者 ま でお 声 かけください!! 今 月 のコラムは 加 藤 が 担 当 します 朝 寒 さで 布 団 から 出 るのが 億 劫 になり インフルエンザ 流 行 がニュースで 流 れる 私 はこの 二 つで 冬 の 到 来 を 感 じるのですが 皆 様 はいかがでしょうか? 年 末 年 始 の 繁 忙 も 相 まって 体 調 を 崩 しやすい 時 期 ですので 十 分 にお 気 を 付 け 下 さい さて 先 日 の 12 月 14 日 は 衆 議 院 議 員 総 選 挙 でした この 日 も 全 国 的 に 気 温 が 低 く 多 くの 地 域 で 積 雪 のため 投 票 所 へ 行 くのも 一 苦 労 という 方 がかなりの 数 いらっしゃったようです それも 一 因 となってか 今 回 の 投 票 率 は 戦 後 最 低 を 更 新 した 事 は 皆 様 ご 存 知 かと 思 います( 主 因 はこれではないようですが )が この 投 票 率 の 低 さが 取 り 上 げられる 時 必 ず 話 題 に 上 るのが 若 者 の 投 票 率 の 低 さ です 前 々から 指 摘 されている 事 ではありますが 先 日 この 件 に 関 するある 試 算 をテレビで 扱 っていたのが 目 が 留 まりました 試 算 は 東 北 大 学 大 学 院 の 吉 田 教 授 と 学 生 によるものなのですが 教 授 は 1967 年 からの 国 政 選 挙 の 年 齢 別 投 票 率 と 国 の 予 算 の 統 計 を 収 集 し 両 者 の 関 係 を 分 析 その 結 果 若 年 世 代 (20 歳 から 49 歳 まで)の 投 票 率 が 低 下 す るに 従 って 国 債 発 行 額 が 増 加 し 社 会 保 障 支 出 も 若 年 世 代 よりも 高 齢 世 代 (50 歳 以 上 )に 多 く 配 分 されていたとい う 結 果 が 出 たそうです さらにこの 分 析 結 果 を 用 いて 試 算 し 選 挙 棄 権 により 若 年 世 代 の 投 票 率 が 1% 低 下 すれば 国 債 の 新 規 発 行 が 一 人 当 たり 年 額 7 万 5300 円 増 え 高 齢 世 代 1 人 あたりの 年 金 などの 高 齢 者 向 け 給 付 が 若 年 世 代 1 人 あたりの 児 童 手 当 などとの 家 族 給 付 の 額 に 対 して 5 万 9800 円 増 える 事 で 年 間 およそ 約 13 万 5000 円 分 の 損 失 が 発 生 しているという 結 果 を 導 き 出 しています 若 者 の 投 票 率 を 上 げようとする 取 り 組 みは Twitter など 若 者 の 利 用 率 が 高 い 媒 体 を 用 いてのものなど 近 年 いくつ も 出 てきていますが 吉 田 教 授 もこの 試 算 に 触 れる 際 には ( 若 者 が) 投 票 に 行 く 事 によって 政 府 を 自 分 たちに 振 り 向 かせるようにして 欲 しい と 言 っていることから この 試 算 自 体 も 単 なる 研 究 ではなく 若 者 に 投 票 を 促 す 効 果 を 狙 って 行 われた 面 もあるのだと 思 います 私 自 身 も この 試 算 は 単 純 化 されたものであり 色 々と 議 論 があるところだとは 思 いますが 政 治 に 参 加 しないこ とによる 損 失 を 若 者 にイメージしやすくするためのものとしては 非 常 にインパクトがあって 良 いのではないかと 思 います 世 界 には 投 票 放 棄 に 罰 則 を 科 している 国 もあるそうですが そうなってしまう 前 に このような 投 票 率 を 上 げようという 前 向 きな 取 り 組 みが 様 々 出 てくることが 投 票 意 識 を 高 めるには 望 ましい 形 なのではないかと 考 えさ せられました 6