記 載 例 財 産 目 録 ( 平 成 年 月 末 日 現 在 ) 平 成 年 ( 家 ) 第 号 1 不 動 産 仮 に 提 出 期 限 に 遅 れる 場 合 でも, 特 に 指 示 がない 限 り 基 準 日 は 変 わりません 番 号 所 在, 種 類, 面 積 等 備 考 ( 変 動 事 項 等 ) 1 2 区 町 1-12 宅 地 123.24m2 区 町 1-12-34 居 宅 2 階 建 て のために 担 保 を 設 定 した 居 宅 から 店 舗 に 改 築 し2 階 部 分 を 増 築 した 2 預 貯 金, 現 金 番 号 金 融 機 関 名, 口 座 番 号 種 類 前 回 ( 年 月 ) 金 額 今 回 ( 年 月 ) 金 額 備 考 ( 変 動 事 項 等 ) 1 銀 行 支 店 (2345678) 普 通 2,105,232 1,610,232 2 銀 行 支 店 (123725) 定 期 5,000,000 5,000,000 3 ゆうちょ 銀 行 (1450-2365) 普 通 220,000 440,000 4 銀 行 支 店 (8765432) 普 通 0 225,000 家 賃 振 込 用 に 開 設 5 現 金 0 98,000 貸 金 庫 にて 保 管 現 金 預 貯 金 総 額 7,325,232 7,373,232 前 回 との 差 額 48,000 円 3 その 他 の 資 産 ( 保 険 契 約, 各 種 金 融 資 産 等 ) 番 号 種 類 ( 証 券 番 号 等 ) 金 額 ( 数 量 ) 備 考 ( 変 動 事 項 等 ) 1 電 力 ( 株 ) 株 券 1,000 株 2 海 上 火 災 火 災 保 険 3 外 貨 預 金 10,000 米 ドル 4 国 債 10,000,000 円 4 負 債 番 号 種 類 ( 債 権 者 ) 金 額 ( 円 ) 備 考 ( 変 動 事 項 等 ) 1 借 入 金 残 金 ( 商 店 ) 11,000,000 負 債 総 額 平 成 年 月 日 作 成 者 氏 名 11,000,000 円 印 後 見 人 以 外 の 方 が 代 理 して 作 成 した 場 合,その 旨 を 明 記 してください な お, 後 日, 裁 判 所 から 財 産 目 録 に 関 して 問 い 合 わせる 場 合 には, 代 理 作 成 者 に ではなく, 後 見 人 に 対 して 問 い 合 わせますので, 後 見 人 の 方 は, 記 載 された 内 容 について, 責 任 を 持 って 把 握 してください -19-
記 載 例 平 成 年 ( 家 ) 第 号 未 成 年 後 見 監 督 処 分 事 件 ( 定 期 監 督 用 ) ( 基 本 事 件 平 成 年 ( 家 ) 第 号 未 成 年 者 甲 山 次 郎 ) 東 京 家 庭 裁 判 所 家 事 部 後 見 センター 御 中 平 成 年 月 日 後 見 事 務 報 告 書 ( 未 成 年 ) 報 告 者 ( 後 見 人 ) 甲 野 太 郎 印 住 所 東 京 都 千 代 田 区 霞 ヶ 関 1 丁 目 1 番 号 携 帯 :080( ) :03(3502) 以 下, 該 当 する 項 目 の にチェックを, 下 線 部 には 必 要 事 項 を 記 入 してください 1 未 成 年 者 の 生 活 状 況 について 記 載 してください 氏 名 : 甲 山 次 郎 住 所 : 東 京 都 千 代 田 区 霞 ヶ 関 1 丁 目 1 番 号 同 居 者 : 後 見 人 その 他 ( 後 見 人 の 妻, 後 見 人 の 長 男 ) 学 校 名 勤 務 先 : 霞 ヶ 関 小 学 校 健 康 状 態 : 良 好 2 未 成 年 者 の 生 活 状 況 に 変 更 の 予 定 はありますか( 転 居, 婚 姻, 養 子 縁 組 の 予 定 等 ) 以 下 のように 変 わる 予 定 がある 変 わる 予 定 はない 3 前 回 の 事 務 報 告 以 降, 未 成 年 者 の 財 産 に 大 きな 変 化 はありましたか 変 化 があった(* 変 化 した 内 容 がわかる 資 料 を 同 封 してください ) ( 変 化 のあった 財 産 の 種 類 ) ( 具 体 的 内 容 ) 不 動 産 死 亡 保 険 金 300 万 円 を 受 領 した 預 貯 金 保 険 金 借 金 その 他 ( ) 変 化 はない 4 今 後,およそ1 年 以 内 に, 未 成 年 者 の 財 産 が 大 きく 変 わる 予 定 はありますか 変 わる 予 定 がある 変 わる 予 定 はない ( 以 下 に, 具 体 的 内 容 を 記 載 してください ) 私 立 中 学 進 学 予 定 であり, 少 なくとも 初 年 度 納 入 金 137 万 円 が 必 要 になる 変 更 予 定 時 期 年 3 月 5 未 成 年 者 の 生 活 や 財 産 について,また,その 他 後 見 事 務 に 関 して, 困 っているこ と, 相 談 したいことなどございましたら,お 書 きください 生 命 保 険 会 社 から, 受 領 した 保 険 金 での 保 険 契 約 を 勧 められているが, 契 約 して よいか それぞれの 質 問 につき, 書 ききれない 場 合 は 別 の 紙 に 記 載 して 送 付 してください - 20 -
後 見 人 と 未 成 年 者 との 養 子 縁 組 後 見 人 として 未 成 年 者 を 監 護 してきましたが, 今 後 は 未 成 年 者 を 自 分 の 養 子 としたいと 考 えています どのような 手 続 が 必 要 でしょうか 後 見 人 が 未 成 年 者 と 養 子 縁 組 するには,1 家 庭 裁 判 所 に 後 見 人 と 被 後 見 人 間 の 養 子 縁 組 許 可 の 申 立 てをし,その 許 可 を 得 る 必 要 があります 2また, 孫 と 祖 父 母 など 直 系 尊 属 との 養 子 縁 組 を 除 き, 未 成 年 者 の 養 子 縁 組 許 可 も 必 要 です さらに, 3 未 成 年 者 が15 歳 未 満 でかつ 後 見 監 督 人 が 選 任 されていない 場 合, 後 見 人 と 未 成 年 者 の 利 益 が 相 反 するため, 特 別 代 理 人 選 任 の 申 立 てが 必 要 となります 1 後 見 人 が 未 成 年 者 と 養 子 縁 組 するにあたり, 家 庭 裁 判 所 の 許 可 を 必 要 として いるのは, 養 子 縁 組 に 不 適 切 な 目 的 がないかを 審 査 するためです 2 一 般 に, 未 成 年 者 と 養 子 縁 組 する 場 合, 縁 組 が 未 成 年 者 の 福 祉 にかなうかど うかを 審 理 するため, 家 庭 裁 判 所 の 許 可 を 得 る 必 要 があります( 孫 と 祖 父 母 な ど, 直 系 尊 属 との 養 子 縁 組 を 除 きます ) 3 養 子 となる 未 成 年 者 が15 歳 未 満 の 場 合 は,その 未 成 年 者 の 法 定 代 理 人 が 未 成 年 者 に 代 わって 縁 組 を 承 諾 する( 代 諾 といいます )ことになります 本 問 の 場 合, 後 見 人 が, 養 親 となる 者 であると 同 時 に, 養 子 となる 未 成 年 者 の 法 定 代 理 人 の 立 場 でもあり, 利 害 関 係 が 対 立 すること( 利 益 相 反 )になります そのため, 後 見 人 が 未 成 年 者 の 法 定 代 理 人 にはなれないので, 未 成 年 者 を 代 理 する 特 別 の 代 理 人 を 選 任 する 必 要 があります なお, 後 見 監 督 人 がいる 場 合 は, 後 見 監 督 人 が 後 見 人 に 代 わって 縁 組 を 代 諾 するので, 特 別 代 理 人 の 選 任 は 不 要 です 4 このように, 後 見 人 が 未 成 年 者 を 養 子 とする 場 合 は, 色 々な 申 立 てが 必 要 と なる 場 合 もあります 未 成 年 者 との 養 子 縁 組 をお 考 えであれば, 必 ず 事 前 に, 選 任 された 家 庭 裁 判 所 (31ページの 連 絡 先 一 覧 を 参 照 してください )まで ご 連 絡 ください 未 成 年 者 が 15 歳 未 満 である はい いいえ 後 見 人 は 未 成 年 者 の 祖 父 母 である 後 見 人 は 未 成 年 者 の 祖 父 母 である はい いいえ 後 見 監 督 人 が 選 任 されている 後 見 監 督 人 が 選 任 されている 1 後 見 人 と 被 後 見 人 の 間 の 養 子 縁 組 許 可 2 未 成 年 者 の 養 子 縁 組 許 可 3 特 別 代 理 人 選 任 は い い い え はい いいえ はい いいえ 必 要 な 申 立 ては1 必 要 な 申 立 ては13 必 要 な 申 立 ては12 必 要 な 申 立 ては123 必 要 な 申 立 ては1 必 要 な 申 立 ては12-21 -
未 成 年 者 と 利 益 が 相 反 する 場 合 後 見 人 は 未 成 年 者 と 兄 弟 姉 妹 ですが, 亡 くなった 父 の 遺 産 分 割 協 議 はどのようにすればよいでしょうか 家 庭 裁 判 所 に 特 別 代 理 人 選 任 の 申 立 てをしなければなり ません 1 後 見 人 は 未 成 年 者 の 財 産 を 管 理 するために, 財 産 行 為 に 関 する 包 括 的 な 代 理 権 を 与 えられています しかし, 遺 産 分 割 など 後 見 人 と 未 成 年 者 の 利 益 が 相 反 する 行 為 の 場 合 ( 後 見 人 と 未 成 年 者 との 間 で 利 害 関 係 が 生 じる 場 合 )には, 公 正 な 代 理 権 の 行 使 を 期 待 することができないので, 未 成 年 者 の 利 益 を 保 護 する ため,その 行 為 についてのみ 家 庭 裁 判 所 の 選 任 した 特 別 代 理 人 が 代 理 権 を 行 使 しなければならないことになっています 遺 産 分 割 など 利 益 が 相 反 する 行 為 が 終 われば, 特 別 代 理 人 の 職 務 は 終 了 します 2 本 問 にあるような, 後 見 人 と 未 成 年 者 が 共 同 相 続 人 である 場 合 の 遺 産 分 割 は, 後 見 人 と 未 成 年 者 の 利 益 が 相 反 する 行 為 ですから, 特 別 代 理 人 の 選 任 が 必 要 で す もっとも, 特 別 代 理 人 を 選 任 しさえすればどのような 処 分 でも 許 されると いうわけではなく, 例 えば 未 成 年 者 の 法 定 相 続 分 が 確 保 されないような 分 割 案 は 認 められません 3 手 続 としては, 後 見 人 (または 利 害 関 係 人 )から 家 庭 裁 判 所 に 特 別 代 理 人 の 選 任 を 求 める 審 判 を 申 し 立 てていただくことになります 家 庭 裁 判 所 は, 利 益 が 相 反 する 行 為 の 具 体 的 な 内 容 等 を 考 慮 し, 未 成 年 者 と 利 益 が 相 反 せず, 未 成 年 者 のため 公 正 に 代 理 権 を 行 使 できる 方 を 特 別 代 理 人 として 選 任 します 本 問 のように 遺 産 分 割 が 目 的 の 場 合 には, 遺 産 分 割 協 議 書 案 ( 未 成 年 者 の 法 定 相 続 分 が 確 保 されているもの) 及 び 遺 産 目 録 等 を 添 付 して 申 立 ててください ただし, 後 見 監 督 人 が 選 任 されている 場 合 は, 後 見 監 督 人 が 未 成 年 者 を 代 理 することになりますので, 特 別 代 理 人 選 任 の 申 立 ては 必 要 ありません 4 また, 兄 弟 姉 妹 など, 複 数 の 未 成 年 者 について 一 人 の 後 見 人 が 選 任 されてい る 場 合 で, 未 成 年 者 同 士 の 間 で 利 益 が 相 反 する 場 合 ( 例 えば, 複 数 の 未 成 年 者 が 共 同 相 続 人 である 場 合 の 遺 産 分 割 など)も, 特 別 代 理 人 の 選 任 が 必 要 です 特 別 代 理 人 の 選 任 の 申 立 てをする 場 合,インターネット 上 にある 東 京 家 庭 裁 判 所 後 見 サイト の 選 任 後 の 手 続 ページからも, 申 立 書 のダウンロードが 可 能 です 東 京 家 庭 裁 判 所 後 見 サイト http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/koken/index.html - 22 -
後 見 人 の 報 酬 後 見 人 に 報 酬 はないのでしょうか 申 立 てにより, 家 庭 裁 判 所 の 審 判 で, 未 成 年 者 の 財 産 から 報 酬 を 受 け 取 ることができます 1 後 見 人 は,その 事 務 の 内 容 に 応 じて, 未 成 年 者 の 財 産 の 中 から 報 酬 を 受 け 取 ることができます その 場 合 には, 後 見 人 から 家 庭 裁 判 所 に 対 し 報 酬 付 与 の 審 判 の 申 立 てをする 必 要 があります 家 庭 裁 判 所 は, 後 見 人 として 働 いた 期 間, 未 成 年 者 の 財 産 の 総 額 や 内 容, 後 見 人 の 行 った 事 務 の 内 容 などを 考 慮 して, 後 見 人 に 報 酬 を 付 与 するのが 相 当 かどうか, 相 当 である 場 合 には 報 酬 の 額 をい くらとすべきかを 決 定 します 2 後 見 人 は, 報 酬 を 付 与 する 旨 の 審 判 で 認 められた 額 だけを 未 成 年 者 の 財 産 か ら 受 け 取 ることができます したがって, 後 見 人 は,この 手 続 を 経 ずに 独 断 で 未 成 年 者 の 財 産 から 報 酬 を 受 け 取 ることはできません 3 なお, 報 酬 の 前 払 いはできません したがって, 例 えば, 毎 年 一 定 の 時 期, あるいは 後 見 人 を 辞 任 するとき, 後 見 終 了 のときなど, 一 定 の 職 務 を 行 った 後 に, 後 払 いとして 請 求 していただくことになります 報 酬 付 与 の 審 判 申 立 てをする 場 合,インターネット 上 にある 東 京 家 庭 裁 判 所 後 見 サイト の 選 任 後 の 手 続 ページからも, 申 立 書 のダウンロードが 可 能 です( 東 京 家 庭 裁 判 所 後 見 サイト のURLは,Q14を 参 照 してくだ さい ) - 23 -
後 見 人 の 辞 任 高 齢 や 病 気 のため, 後 見 人 の 仕 事 をすることが 困 難 になった 場 合 はどうすればよいのでしょうか 正 当 な 事 由 がある 場 合 は, 家 庭 裁 判 所 の 許 可 を 得 て, 後 見 人 を 辞 任 することができます 後 見 人 は 未 成 年 者 の 保 護 のため, 家 庭 裁 判 所 から 適 任 者 と 認 められて 選 任 され たわけですから, 自 由 に 辞 任 できることにすると, 未 成 年 者 の 利 益 を 害 するおそ れがあります そこで, 後 見 人 は, 正 当 な 事 由 がある 場 合 に 限 り, 家 庭 裁 判 所 の 許 可 を 得 て, 辞 任 することができるとされています 正 当 な 事 由 としては, 例 えば, 後 見 人 が 高 齢 や 病 気 になったり, 負 担 が 重 くなったりして, 後 見 人 としての 職 務 を 遂 行 できなくなった 場 合 が 考 えられます 後 見 人 の 辞 任 の 申 立 てにあたっては, 未 成 年 者 の 保 護 に 支 障 が 生 じないように, 新 たな 後 見 人 の 選 任 の 申 立 ても,あわせて 行 ってください 平 成 24 年 4 月 以 降, 未 成 年 後 見 人 を 複 数 人 選 任 することや, 法 人 を 未 成 年 後 見 人 として 選 任 すること もできるようになりました なお, 後 見 人 が 破 産 者 で 復 権 していなかったり, 後 見 人, 後 見 人 の 配 偶 者 ( 夫 妻 ), 後 見 人 の 直 系 血 族 ( 父 母 子 祖 父 母 孫 など)が 未 成 年 者 に 対 して 訴 訟 を 起 こしたりした 場 合 には, 後 見 人 を 務 めることができなくなりますので, 必 ず 家 庭 裁 判 所 に 連 絡 してください - 24 -
後 見 終 了 時 にしなければならないこと 後 見 人 を 辞 めたり, 未 成 年 者 が 成 人 したときは,どうすれば よいでしょうか 2か 月 以 内 に 管 理 していた 財 産 の 計 算 をして 家 庭 裁 判 所 に 報 告 し, 新 しい 後 見 人 または 未 成 年 者 自 身 に 対 し, 管 理 していた 財 産 を 引 き 継 がなければなりません その 際, 後 見 監 督 人 が 選 任 されている 場 合 は, 後 見 監 督 人 の 立 会 いが 必 要 です 1 後 見 人 の 辞 任 解 任 の 場 合 (1) 2か 月 以 内 に, 未 成 年 者 の 財 産 を 新 しい 後 見 人 に 引 き 継 ぐ (2) 指 示 されれば, 財 産 の 現 状 を 家 庭 裁 判 所 に 報 告 する 2 未 成 年 者 が 成 人 に 達 したり, 婚 姻 した 場 合 ( 成 年 擬 制 ) (1)2か 月 以 内 に, 未 成 年 者 の 財 産 を 未 成 年 者 に 引 き 継 ぐ (2) 指 示 されれば, 財 産 の 現 状 を 家 庭 裁 判 所 に 報 告 する (3) 結 婚 したときは, 連 絡 票 及 び 未 成 年 者 の 新 しい 戸 籍 謄 本 を, 家 庭 裁 判 所 に 提 出 する (4)10 日 以 内 に, 未 成 年 者 又 は 未 成 年 後 見 人 の 本 籍 地 又 は 住 所 地 の 市 町 村 役 場 に, 後 見 終 了 届 を 提 出 する 3 未 成 年 者 が 養 子 縁 組 した 場 合 (1)2か 月 以 内 に, 未 成 年 者 の 財 産 を 養 親 に 引 き 継 ぐ (2) 指 示 されれば, 財 産 の 現 状 を 家 庭 裁 判 所 に 報 告 する (3) 連 絡 票 及 び 未 成 年 者 の 新 しい 戸 籍 謄 本 を, 家 庭 裁 判 所 に 提 出 する (4)10 日 以 内 に, 未 成 年 者 又 は 未 成 年 後 見 人 の 本 籍 地 又 は 住 所 地 の 市 町 村 役 場 に, 後 見 終 了 届 を 提 出 する 4 未 成 年 者 と 死 亡 した 養 親 との 間 で 死 後 離 縁 をした 場 合 実 父 母 の 双 方 または 一 方 が 生 存 していれば, 実 父 母 が 親 権 者 になり, 後 見 が 終 了 します (1)( 実 父 母 以 外 が 後 見 人 であった 場 合 )2か 月 以 内 に, 未 成 年 者 の 財 産 を 実 親 に 引 き 継 ぐ * 実 親 自 身 が 後 見 人 の 場 合, 財 産 の 引 継 ぎは 不 要 です (2) 指 示 されれば, 財 産 の 現 状 を 家 庭 裁 判 所 に 報 告 する (3) 連 絡 票 及 び 未 成 年 者 の 新 しい 戸 籍 謄 本 を, 家 庭 裁 判 所 に 提 出 する (4)10 日 以 内 に, 未 成 年 者 又 は 未 成 年 後 見 人 の 本 籍 地 又 は 住 所 地 の 市 町 村 役 場 に, 後 見 終 了 届 を 提 出 する 5 未 成 年 者 が 死 亡 した 場 合 死 亡 診 断 書 の 写 し 又 は 死 亡 した 旨 の 記 載 のある 戸 籍 謄 本 を, 家 庭 裁 判 所 に 提 出 する - 25 -
基 本 事 件 平 成 年 ( 家 ) 第 号 東 京 家 庭 裁 判 所 後 見 センター 御 中 東 京 家 庭 裁 判 所 立 川 支 部 後 見 係 御 中 連 絡 票 平 成 年 月 日 ( 未 成 年 者 ) 後 見 人 印 住 所 電 話 番 号 ( 日 中 連 絡 がとれる 番 号 をお 書 き 下 さい ) 下 記 のとおり 連 絡 します 記 - 26 -
連 絡 票 ( 記 載 例 ) 氏 名 本 籍 住 所 の 変 更, 後 見 の 終 了, 報 告 書 の 提 出 が 遅 れるとき 未 成 年 者 が 転 居 した 場 合 未 成 年 者 が 大 学 に 入 学 し 独 り 暮 らしを 始 めたので, 平 成 年 月 日 に, 市 町 丁 目 番 号 に 転 居 しました 家 賃 は, 月 額 万 円 になる 見 込 みです 未 成 年 者 の 住 民 票 とアパートの 賃 貸 借 契 約 書 の 写 しを 同 封 しました 後 見 人 が 転 居 した 場 合 後 見 人 の 住 所 と 連 絡 先 が 変 わったので, 転 居 後 の 住 民 票 を 同 封 します 日 中 の 連 絡 先 は, - - です 2 未 成 年 者 が 婚 姻 した 場 合 未 成 年 者 が 婚 姻 したので, 戸 籍 謄 本 を 同 封 します 3 後 見 人 が 死 亡 した 場 合 後 見 人 が 死 亡 したので, 除 籍 謄 本 を 同 封 します 私 は, 未 成 年 者 の 兄 の です 私 への 連 絡 は, 住 所 : 市 町 丁 目 番 号, 携 帯 電 話 番 号 : - - までお 願 いします 後 任 の 後 見 人 選 任 の 申 立 てを 予 定 しています 4 後 見 事 務 報 告 書 の 提 出 が 遅 れる 場 合 月 日 までに 後 見 事 務 の 報 告 を 求 められましたが, 保 険 会 社 の 資 料 が 届 く のが 遅 れているため,2 週 間 ほど 提 出 が 遅 れます 月 日 までには 提 出 しま す - 27 -
財 産 の 大 きな 変 動 1 保 険 金 を 受 領 した 場 合 平 成 年 月 日, 未 成 年 者 が 受 取 人 となっている 生 命 保 険 会 社 の 学 資 保 険 1000 万 円 を 受 領 しました 保 険 金 は, 未 成 年 者 名 義 の 銀 行 支 店 普 通 預 金 口 座 ( 口 座 番 号 )に 入 金 しました 保 険 金 の 支 払 通 知 書 と 入 金 先 の 預 金 通 帳 の 写 しを 同 封 しました 遺 産 分 割 をする 場 合 平 成 年 月 日, 未 成 年 者 の 祖 父 が 死 亡 し, 遺 産 分 割 の 必 要 が 生 じました 相 続 人 は, 未 成 年 者 と 祖 母 の 二 人 です 遺 産 は, 同 封 した 遺 産 目 録 のとおりで す 遺 産 は, 不 動 産 と 預 金 のみです 不 動 産 の 固 定 資 産 税 評 価 額 は1000 万 円, 預 金 残 高 は1000 万 円 です これらの 遺 産 のうち, 未 成 年 者 が 預 金 を, 祖 母 が 不 動 産 を,それぞれ 相 続 したいと 思 います 未 成 年 者 の 法 定 相 続 分 2 分 の1は 確 保 されておりますので,この 内 容 で 遺 産 分 割 を 進 めてもいいでしょうか? 遺 産 分 割 協 議 書 案, 遺 産 目 録, 不 動 産 の 全 部 事 項 証 明 書 と 固 定 資 産 評 価 証 明 書, 預 金 通 帳 の 写 しを 同 封 します 遺 産 分 割 のための 特 別 代 理 人 選 任 を 申 し 立 てる 場 合 後 見 人 は 未 成 年 者 の 伯 父 ですが, 平 成 年 月 日, 未 成 年 者 の 祖 父 ( 私 の 父 )が 死 亡 したため, 遺 産 分 割 を 行 うことになりました 相 続 人 は, 未 成 年 者 と 私 の2 人 です 後 見 人 と 未 成 年 者 が 共 同 相 続 人 なので, 遺 産 分 割 をするため の 特 別 代 理 人 の 選 任 の 申 立 てをする 予 定 です 遺 産 分 割 協 議 書 案, 遺 産 目 録, 不 動 産 の 全 部 事 項 証 明 書 と 固 定 資 産 評 価 証 明 書, 預 金 通 帳 の 写 しを 提 出 します この 内 容 で, 特 別 代 理 人 選 任 の 申 立 てをして 遺 産 分 割 を 進 めてもいいでしょう か? - 28 -
3 財 産 を 処 分 する 場 合 未 成 年 者 の 預 貯 金 が 少 なくなってきたので, 所 在 地 市 町 丁 目 番 の 不 動 産 の 土 地 及 び 建 物 を 売 却 したいと 考 えています 不 動 産 業 者 の 見 積 書 を 同 封 します 見 積 書 によれば, 不 動 産 は1500 万 円 で 売 却 できそうですが, 建 物 は 古 すぎるので, 売 却 するには 解 体 をしなければ ならないとのことです そのため, 解 体 費 が300 万 円 かかります さらに 仲 介 料 など100 万 円 を 引 くと, 未 成 年 者 の 元 には1100 万 円 が 残 りそうです この 条 件 は, 他 の 不 動 産 会 社 に 確 認 しても, 妥 当 な 金 額 とのことですので, この 条 件 で 売 却 してもいいでしょうか? 4 債 務 を 返 済 する 場 合 未 成 年 者 の 亡 父 が, 未 成 年 者 の 伯 父 から 平 成 年 月 日 に300 万 円 借 り ていたことが 判 明 しました 当 時, 未 成 年 者 の 亡 父 は 離 婚 の 慰 謝 料 などで 金 が 必 要 だったようです 借 用 書 は 残 っていませんが, 平 成 年 月 日 に 未 成 年 者 の 亡 父 名 義 の 銀 行 支 店 の 普 通 預 金 口 座 ( 口 座 番 号 )に300 万 円 振 り 込 まれて いることから, 未 成 年 者 の 伯 父 の 話 を 信 用 し, 一 括 返 済 してもいいでしょうか? 5 立 替 金 を 清 算 する 場 合 未 成 年 者 の 高 校 の 授 業 料 として 合 計 50 万 円 を 後 見 人 である 私 が 立 て 替 えて 支 払 っていましたが, 今 回, 保 険 金 が900 万 円 支 払 われたので 清 算 したいと 考 えております 立 替 金 の 明 細 は 同 封 した 書 面 のとおりです 領 収 書 の 写 しも 同 封 します 清 算 してもいいでしょうか? - 29 -
6 その 他 未 成 年 者 (19 歳 )の 祖 母 の 三 回 忌 法 要 を 営 むにあたり, 法 事 費 用 として, 未 成 年 者 の 預 貯 金 から50 万 円 を 出 したいと 考 えています 未 成 年 者 の 祖 母 には 長 男 ( 未 成 年 者 の 伯 父 )がいますが, 伯 父 は 事 業 に 失 敗 して 多 額 の 負 債 を 抱 えており, 法 事 費 用 を 負 担 することができません また, 未 成 年 者 と 祖 母 は, 長 年 同 居 しており, 法 事 費 用 を 支 出 することは 未 成 年 者 も 了 承 しています 未 成 年 者 の 預 貯 金 残 高 は 約 2000 万 円 で, 毎 月 黒 字 収 支 で すので, 今 回 のことで 生 活 を 圧 迫 するようなことはありません 法 事 費 用 とし て50 万 円 を 出 してもいいでしょうか? これに 対 し 回 答 できない 例 未 成 年 者 の 祖 母 の 三 回 忌 を 営 むにあたり, 未 成 年 者 の 預 貯 金 からいく らなら 出 しても 良 いでしょうか? 6 その 他 のように, 後 見 人 が 何 をしたいのかについ て, 具 体 的 に 後 見 人 等 としての 意 見 を 記 入 してください 回 答 できない 例 のように,どうすれば 認 められるかといっ た 質 問 にはお 答 え 出 来 ません - 30 -
連 絡 先 一 覧 書 類 の 提 出,お 問 い 合 わせ 先 は, 下 記 のとおりです 東 京 家 庭 裁 判 所 で 後 見 人 に 選 任 され た 方 あ て 先 電 話 100-8956 東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 1-1-2 東 京 家 庭 裁 判 所 後 見 センターあて TEL:03-3502-5343 月 曜 日 ~ 金 曜 日 ( 祝 休 日 を 除 く ) 9:00~12:15 13:00~17:00 東 京 家 庭 裁 判 所 立 川 支 部 で 後 見 人 に 選 任 された 方 あ て 先 電 話 190-8589 東 京 都 立 川 市 緑 町 10-4 東 京 家 庭 裁 判 所 立 川 支 部 後 見 監 督 係 あて TEL:042-845-0326 月 曜 日 ~ 金 曜 日 ( 祝 休 日 を 除 く ) 9:00~12:15 13:00~17:00 未 成 年 後 見 人 選 任 事 件 の 番 号 平 成 年 ( 家 ) 第 号 ( 審 判 書 に 書 かれている 番 号 を 控 えておくと, 電 話 連 絡 の 際 に 便 利 です ) - 31 -