2012 年 3 月 改 訂 ( 改 訂 第 9 版 ) 日 本 標 準 商 品 分 類 番 号 873259 医 薬 品 インタビューフォーム 日 本 病 院 薬 剤 師 会 の I F 記 載 要 領 (1998 年 9 月 )に 準 拠 して 作 成 剤 形 液 剤 規 格 含 量 250mL(250kcal / 缶 ) 500mL(500kcal /バッグ) 一 般 名 なし 製 造 販 売 ( 輸 入 ) 承 認 年 月 日 薬 価 基 準 収 載 発 売 年 月 日 製 造 販 売 承 認 年 月 日 :1987 年 12 月 11 日 薬 価 基 準 収 載 :1988 年 6 月 3 日 発 売 :1988 年 6 月 6 日 開 発 製 造 輸 入 発 売 提 携 販 売 会 社 名 製 造 販 売 元 : 株 式 会 社 明 治 発 売 元 :アボット ジャパン 株 式 会 社 担 当 者 の 連 絡 先 電 話 番 号 FAX 番 号 本 I F は 2011 年 4 月 改 訂 の 添 付 文 書 の 記 載 に 基 づき 作 成 した.
I F 利 用 の 手 引 きの 概 要 日 本 病 院 薬 剤 師 会 1. 医 薬 品 インタビューフォーム 作 成 の 経 緯 当 該 医 薬 品 について 製 薬 企 業 の 医 薬 情 報 担 当 者 ( 以 下,MR と 略 す) 等 にインタビューし, 当 該 医 薬 品 の 評 価 を 行 うのに 必 要 な 医 薬 品 情 報 源 として 使 われていたインタビュー フォームを, 昭 和 63 年 日 本 病 院 薬 剤 師 会 ( 以 下, 日 病 薬 と 略 す) 学 術 第 2 小 委 員 会 が 医 薬 品 インタビューフォーム ( 以 下,I F/ と 略 す)として 位 置 付 けを 明 確 化 し,その 記 載 様 式 を 策 定 した.そして, 平 成 10 年 日 病 薬 学 術 第 3 小 委 員 会 によって 新 たな 位 置 付 けと I F 記 載 要 領 が 策 定 された. 2. I F とは I F は 医 療 用 医 薬 品 添 付 文 書 等 の 情 報 を 補 完 し, 薬 剤 師 等 の 医 療 従 事 者 にとって 日 常 業 務 に 必 要 な 医 薬 品 の 適 正 使 用 や 評 価 のための 情 報 あるいは 薬 剤 情 報 提 供 の 裏 付 けと なる 情 報 等 が 集 約 された 総 合 的 な 医 薬 品 解 説 書 として, 日 病 薬 が 記 載 要 領 を 策 定 し, 薬 剤 師 等 のために 当 該 医 薬 品 の 製 薬 企 業 に 作 成 及 び 提 供 を 依 頼 している 学 術 資 料 と 位 置 付 けられる.しかし, 薬 事 法 の 規 制 や 製 薬 企 業 の 機 密 等 に 関 わる 情 報, 製 薬 企 業 の 製 剤 意 図 に 反 した 情 報 及 び 薬 剤 師 自 らが 評 価 判 断 提 供 すべき 事 項 等 は I F の 記 載 事 項 とはならない. 3. I F の 様 式 作 成 発 行 規 格 は A 4 判, 横 書 きとし, 原 則 として9ポイント 以 上 の 字 体 で 記 載 し, 印 刷 は 一 色 刷 りとする. 表 紙 の 記 載 項 目 は 統 一 し, 原 則 として 製 剤 の 投 与 経 路 別 に 作 成 する.I F は 日 病 薬 が 策 定 した I F 記 載 要 領 に 従 って 記 載 するが, 本 I F 記 載 要 領 は, 平 成 11 年 1 月 以 降 に 承 認 された 新 医 薬 品 から 適 用 となり, 既 発 売 品 については I F 記 載 要 領 による 作 成 提 供 が 強 制 されるものではない. 又, 再 審 査 及 び 再 評 価 ( 臨 床 試 験 実 施 による)がなされた 時 点 ならびに 適 応 症 の 拡 大 等 がなされ, 記 載 内 容 が 大 きく 異 なる 場 合 には I F が 改 訂 発 行 される. 4. I F の 利 用 にあたって I F 策 定 の 原 点 を 踏 まえ,MR へのインタビュー, 自 己 調 査 のデータを 加 えて I F の 内 容 を 充 実 させ,I F の 利 用 性 を 高 めておく 必 要 がある. MR へのインタビューで 調 査 補 足 する 項 目 として, 開 発 の 経 緯, 製 剤 的 特 徴, 薬 理 作 用, 臨 床 成 績, 非 臨 床 試 験 等 の 項 目 が 挙 げられる. 又, 随 時 改 訂 される 使 用 上 の 注 意 等 に 関 する 事 項 に 関 しては, 当 該 医 薬 品 の 製 薬 企 業 の 協 力 のもと, 医 療 用 医 薬 品 添 付 文 書,お 知 らせ 文 書, 緊 急 安 全 性 情 報,Drug Safety Update( 医 薬 品 安 全 対 策 情 報 ) 等 により 薬 剤 師 等 自 らが 加 筆, 整 備 する.そのための 参 考 として, 表 紙 の 下 段 に I F 作 成 の 基 となった 添 付 文 書 の 作 成 又 は 改 訂 年 月 を 記 載 している.なお 適 正 使 用 や 安 全 確 保 の 点 から 記 載 されている 臨 床 成 績 や 主 な 外 国 での 発 売 状 況 に 関 する 項 目 等 には 承 認 外 の 用 法 用 量 効 能 効 果 が 記 載 されている 場 合 があり,その 取 扱 いには 慎 重 を 要 する.
目 次 Ⅰ. 概 要 に 関 する 項 目 1. 開 発 の 経 緯 1 2. 製 品 の 特 徴 及 び 有 用 性 1 Ⅱ. 名 称 に 関 する 項 目 1. 販 売 名 2 2. 一 般 名 2 3. 構 造 式 又 は 示 性 式 2 4. 分 子 式 及 び 分 子 量 2 5. 化 学 名 ( 命 名 法 ) 2 6. 慣 用 名, 別 名, 略 号, 記 号 番 号 4 7. CAS 登 録 番 号 4 Ⅲ. 有 効 成 分 に 関 する 項 目 1. 有 効 成 分 の 規 制 区 分 5 2. 物 理 化 学 的 性 質 5 3. 有 効 成 分 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性 7 4. 有 効 成 分 の 確 認 試 験 法 7 5. 有 効 成 分 の 定 量 法 7 Ⅳ. 製 剤 に 関 する 項 目 1. 剤 形 9 2. 製 剤 の 組 成 10 3. 懸 濁 剤, 乳 剤 の 分 散 性 に 対 する 注 意 12 4. 製 剤 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性 12 5. 調 製 法 及 び 溶 解 後 の 安 定 性 13 6. 生 物 学 的 試 験 法 13 7. 製 剤 中 の 有 効 成 分 の 確 認 試 験 法 14 8. 製 剤 中 の 有 効 成 分 の 定 量 法 15 9. 容 器 の 材 質 15 Ⅴ. 治 療 に 関 する 項 目 1. 効 能 効 果 16 2. 用 法 用 量 16 3. 臨 床 成 績 16 i
Ⅵ. 薬 効 薬 理 に 関 する 項 目 1. 薬 理 学 的 に 関 連 ある 化 合 物 又 は 化 合 物 群 19 2. 薬 理 作 用 19 Ⅶ. 薬 物 動 態 に 関 する 項 目 1. 血 中 濃 度 の 推 移 測 定 法 20 2. 薬 物 速 度 論 的 パラメータ 20 3. 吸 収 20 4. 分 布 20 5. 代 謝 20 6. 排 泄 20 7. 透 析 等 による 除 去 率 20 Ⅷ. 安 全 性 ( 使 用 上 の 注 意 等 )に 関 する 項 目 1. 警 告 内 容 とその 理 由 21 2. 禁 忌 内 容 とその 理 由 21 3. 効 能 効 果 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由 21 4. 用 法 用 量 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由 21 5. 慎 重 投 与 内 容 とその 理 由 21 6. 重 要 な 基 本 的 注 意 とその 理 由 及 び 処 置 方 法 22 7. 相 互 作 用 22 8. 副 作 用 22 9. 高 齢 者 への 投 与 24 10. 妊 婦, 産 婦, 授 乳 婦 等 への 投 与 24 11. 小 児 等 への 投 与 24 12. 臨 床 検 査 結 果 に 及 ぼす 影 響 25 13. 過 量 投 与 25 14. 適 用 上 及 び 薬 剤 交 付 時 の 注 意 ( 患 者 等 に 留 意 すべき 必 須 事 項 等 ) 25 15. その 他 の 注 意 26 16. その 他 26 Ⅸ. 非 臨 床 試 験 に 関 する 項 目 1. 一 般 薬 理 27 2. 毒 性 27 ii
Ⅹ. 取 扱 い 上 の 注 意 等 に 関 する 項 目 1. 有 効 期 間 又 は 使 用 期 限 28 2. 貯 法 保 存 条 件 28 3. 薬 剤 取 扱 い 上 の 注 意 点 28 4. 承 認 条 件 28 5. 包 装 28 6. 同 一 成 分 同 効 薬 28 7. 国 際 誕 生 年 月 日 28 8. 製 造 輸 入 承 認 年 月 日 及 び 承 認 番 号 28 9. 薬 価 基 準 収 載 年 月 日 28 10. 効 能 効 果 追 加, 用 法 用 量 変 更 追 加 等 の 年 月 日 及 びその 内 容 28 11. 再 審 査 結 果, 再 評 価 結 果 公 表 年 月 日 及 びその 内 容 28 12. 再 審 査 期 間 28 13. 長 期 投 与 の 可 否 29 14. 厚 生 省 薬 価 基 準 収 載 医 薬 品 コード 29 15. 保 険 給 付 上 の 注 意 29 XI. 文 献 引 用 文 献 29 XⅡ. 参 考 資 料 主 な 外 国 での 発 売 状 況 30 XIII. 備 考 文 献 請 求 先 30 iii
Ⅰ. 概 要 に 関 する 項 目 1. 開 発 の 経 緯 米 国 Abbott Laboratories の 一 部 門 である Ross Products Division が 開 発, 日 本 では 株 式 会 社 明 治 が 国 内 製 造 している 半 消 化 態 経 腸 栄 養 剤 である. 粉 末 製 剤 が 有 する 欠 点 ( 溶 解 の 手 間, 溶 解 後 の 安 定 性 等 )を 改 良 し, 幅 広 い 病 態 時 の 栄 養 管 理 を 目 的 として 開 発 された. 2. 製 品 の 特 徴 及 び 有 用 性 本 剤 は, 淡 褐 色 の 懸 濁 液 で, 特 有 の 芳 香 を 有 し, 味 は 甘 い.そのままで 又 は 希 釈 して, 経 管 又 は 経 口 投 与 が 行 える. 粉 末 製 剤 の 溶 解 時 に 必 要 とする 器 具, 手 間 が 不 要 であり, 又, 粉 末 製 剤 にみられるような 溶 解 時 の 細 菌 汚 染 の 心 配 がない. 三 大 栄 養 素, 必 須 のビタミン,ミネラルの 必 要 量 を 効 率 よく 補 給 できるように 配 合 している. 本 剤 の 浸 透 圧 は 約 330mOsm と 体 液 の 浸 透 圧 に 近 く,かつ 乳 糖 を 含 まない. バニラ 味,コーヒー 味 及 びストロベリー 味 (バッグ 入 りはバニラ 味 のみ)の3 種 類 がある. 副 作 用 承 認 時 :250 例 中 53 例 (21.2%)に 副 作 用 がみられたが, 副 作 用 のために 投 与 を 中 止 した 症 例 は 3 例 (1.2%)であった. 主 な 副 作 用 は 下 痢 43 例 (17.2%), 腹 部 膨 満 感 9 例 (3.6%), 腹 痛 3 例 (1.2%) 等 の 消 化 器 症 状 であった.BUN, 血 中 カリウムの 上 昇 が 各 1 例 ずつみられた. 重 大 な 副 作 用 として ショック, アナフィラキシー 様 症 状 ( 頻 度 不 明 )が, あらわれることがあると 報 告 されて いる. 1
Ⅱ. 名 称 に 関 する 項 目 1. 販 売 名 (1) 和 名 エンシュア リキッド (2) 洋 名 ENSURE LIQUID (3) 名 前 の 由 来 ENSURE( 確 実 にする) エンシュア リキッドの 摂 取 により 栄 養 補 給 を 確 実 にする. 2. 一 般 名 なし 3. 構 造 式 又 は 示 性 式 表 1 参 照 4. 分 子 式 及 び 分 子 量 表 1 参 照 5. 化 学 名 ( 命 名 法 ) 表 1 参 照 表 1 一 般 名 カゼインナトリウム (Sodium Casinate) カゼインナトリウムカルシウム (Sodium Calcium Casinate) 分 離 大 豆 たん 白 質 (Soy Protein Isolate) トウモロコシ 油 (Corn Oil) 大 豆 レシチン (Soy Lecithin) デキストリン (Dextrin) 構 造 式 又 は 示 性 式 分 子 式 分 子 量 化 学 名 ( 命 名 法 ) 精 製 白 糖 (Sucrose) レチノールパルミチン 酸 エステル (Retinol Palmitate) コレカルシフェロール (Cholecalciferol) C12H22O11 342.30 C36H60O2 524.87 C27H44O 384.65 β - D -fructofuranosylα-d-glucopyranoside (2E,4E,6E,8E)-3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethyl-1-cyclohexen- 1-yl)-2,4,6,8-nonatetraen-1-yl palmitate (3S,5Z,7E)-9,10- seco-5,7,10(19) -cholestatrien-3-ol 2
一 般 名 構 造 式 又 は 示 性 式 分 子 式 分 子 量 化 学 名 ( 命 名 法 ) トコフェロール 酢 酸 エステル (Tocopherol Acetate) フィトナジオン (Phytonadione) C31H52O3 472.75 C31H46O2 450.71 2,5,7,8-tetramethyl-2- (4,8,12-trimethyltridecyl) -6-chromanyl acetate 2-methyl-3- [ (2E,7R,11R) -3,7,11,15-tetramethyl- 2-hexadecenyl]-1,4- naphthoquinone アスコルビン 酸 (Ascorbic Acid) C6H8O6 176.13 2,3- D idehydro-lthreo -hexono-1,4-lactone チアミン 塩 化 物 塩 酸 塩 (Thiamine chloride Hydrocloride) リボフラビン (Riboflavin) ピリドキシン 塩 酸 塩 (Pyridoxine Hydrochloride) C12H17Cl N4OS HCl 337.27 C17H20N4O6 376.37 C8H11NO3 HCl 205.64 3-(4-amino-2-methylpyrimidin-5- ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl) -4-methylthiazolium chloride monohydrochloride 3,10-Dihydro-7,8-dimethl- 10-[(2S,3S,4R-2,3,4,5- tetrahydroxypentyl] benzopteridine-2,4-dione 5-hydroxy-6-methyl-3,4- pyridinedimethanol monohydrochloride シアノコバラミン (Cyanocobalamin) 塩 化 コリン (Choline Chloride) 葉 酸 (Folic Acid) ニコチン 酸 アミド (Nicotinamide) パントテン 酸 カルシウム (Calcium Pantothete) ビオチン (Biotin) 炭 酸 水 素 ナトリウム (Sodium Bicarbonae) 塩 化 マグネシウム (Magnesium Chloride) クエン 酸 カリウム (Tripotassium Citrate) 第 三 リン 酸 カルシウム (Tribasic Calcium Phosphate) 塩 化 カリウム (Potassium Chloride) HOCH2CH2N(CH3)3Cl NaHCO3 MgCl2 CH2COOK HOCCOOK H2O CH2COOK 3Ca3(PO4)2 Ca(OH)2 KCl C63H88Co N14O14P 1355.38 C5H14ClNO 139.62 C19H19N7O6 441.40 C6H6N2O 122.13 C18H32CaN2O10 476.54 C10H16N2O3S 244.31 NaHCO3 84.01 MgCl2 6H2O 203.30 C6H5K3O7 H2O 324.41 3Ca3(PO4)2 Ca(OH) 2 KCl 74.55 (2-Hydroxyethyl) trimethylammoniunchloride Coα-[(5,6- dimethylbenzimidazolyl)]-coβcyanocobamide N-[4-[[(2-amino-4-hydroxy-6- pteridinyl)methyl]amino]benzoyl]-lglutamic acid 3-pyridine carboxamide Calcium(R)-N-(2,4- dihydroxy-3,3-dimethyl-1- oxobutyl)-β-alanine Hexahydro-2-oxo-lll-thieno (3,4-d)imidazale-4- pentanoic acid Monosodium cardonate Magnesium Chloride hexahydrate Tripotassium2-hydroxy-1,2,3- propanetricarboxylate hydrate Calcium Tertiary Phosphate Potassium Chloride 3
一 般 名 クエン 酸 ナトリウム 水 和 物 (Sodium Citrate Hydrate) 硫 酸 亜 鉛 水 和 物 (Zinc Sulfate Hydrate) 硫 酸 鉄 水 和 物 (Ferrous Sulfate Hydrate) 塩 化 マンガン (Manganese Chloride) 硫 酸 銅 (Cupric Sulfate) 構 造 式 又 は 示 性 式 CH2COONa HOCCOONa 2H2O CH2COONa ZnSO4 7H2O FeSO4 MnCl2 CuSO4 5H2O 分 子 式 分 子 量 化 学 名 ( 命 名 法 ) C6H5Na3O7 2H2O 294.10 ZnSO4 7H2O 287.56 FeSO4 7H2O 278.02 MnCl2 4H2O 197.90 CuSO4 5H2O 249.67 Trisodium 2-hydroxypropane-1,2,3- propane tricarboxylate dihydrate Zinc sulfate heptahydrate Ferrous Sulfate heptahydrate Manganese Chloride tetrahydrate Cupric sulfate pentahydrate 6. 慣 用 名, 別 名, 略 号, 記 号 番 号 治 験 番 号 ME 8281 7. CAS 登 録 番 号 カゼインナトリウム 炭 酸 水 素 ナトリウム 塩 化 マグネシウム 第 三 リン 酸 カルシウム 塩 化 カリウム 硫 酸 鉄 水 和 物 塩 化 マンガン 硫 酸 銅 CAS:9005-46-3 CAS:114-55-8 CAS:7786-30-3 CAS:12167-74-7 CAS:7447-40-7 CAS:7782-63-0 CAS:7733-02-0 CAS:7758-98-7 4
Ⅲ. 有 効 成 分 に 関 する 項 目 1. 有 効 成 分 の 規 制 区 分 該 当 なし. 2. 物 理 化 学 的 性 質 表 2 薬 品 名 外 観 性 状 溶 解 性 吸 湿 性 等 水 溶 液 の ph 旋 光 度 α 20 D 融 点 カゼインナトリウム ( 別 紙 規 格 ) カゼインナトリウム カルシウム( 別 紙 規 格 ) 分 離 大 豆 たん 白 質 ( 別 紙 規 格 ) トウモロコシ 油 白 色 淡 黄 色 の 粒, 粉 末 又 は 片 で, 無 臭 で 無 味 か, 又 はわずかに 特 異 な 香 気 と 味 を 有 する. 白 色 淡 黄 色 の 粒, 粉 末 又 は 片 で, 無 臭 で, 無 味 か, 又 はわずかに 特 異 な 香 気 と 味 を 有 する. 乳 白 色 若 しくは 淡 褐 色 の 粉 末 で,わずかに 芳 香 を 有 し, 味 はわずかに 甘 い. 淡 黄 色 で 澄 明 の 油 で,においはないか, 又 はわずかに においがあり, 味 は 緩 和 である.ジエチルエーテル 又 は 石 油 エーテルと 混 和 する.エタノールに 溶 けにくく, 水 にほとんど 溶 けない. 7 で 軟 膏 ように 凝 固 する. 6.0 7.5 (1.0 50) 6.0 7.5 (1.0 50) 6.4 7.0 大 豆 レシチン ( 食 添 ) 淡 黄 色 暗 褐 色 の 澄 明 又 は 半 溶 明 の 粘 性 の 液, 若 しく は 白 色 から 褐 色 の 粉 末 又 は 粒, 大 豆 から 製 したもので, その 主 成 分 はリン 脂 質 である.わずかに 特 異 なにおい 及 び 味 がある.クロロホルム 又 はヘキサンに 極 めて 溶 けやすい. デキストリン 白 色 淡 黄 色 の 無 晶 性 の 粉 末 又 は 粒 で,わずかに 特 異 なにおいがあり,やや 甘 味 があり, 舌 上 においても 刺 激 がない. 熱 湯 に 溶 けやすく,やや 水 に 溶 けやすく, エタノール 又 はジエチルエーテルにほとんど 溶 けない. 精 製 白 糖 白 色 の 結 晶 性 の 粉 末, 又 は 光 沢 のある 無 色 あるいは 白 色 の 結 晶 である. 水 に 極 めて 溶 けやすく,エタノール に 溶 けにくい. +66.3 +67.0 レチノールパルミチン 酸 エステル 淡 黄 色 黄 赤 色 の 固 体 油 脂 状 又 は 油 状 の 物 質 で, 敗 油 性 でないわずかに 特 異 なにおいがある. 石 油 エーテル に 極 めて 溶 けやすく,エタノールに 溶 けにくく, 水 に ほとんど 溶 けない. 空 気 又 は 光 によって 分 解 する. コレカルシフェロール 白 色 の 結 晶 で,においはない.エタノール,クロロホ ルム,ジエチルエーテル, 又 はイソオクタンに 溶 けや すく, 水 にほとんど 溶 けない. 空 気 又 は 光 によって 変 化 する. +103 +112 84 88 トコフェロール 酢 酸 エステル 無 色 黄 色 澄 明 の 粘 性 の 液 で,においはない. 無 水 エ タノール,アセトン,クロロホルム,ジエチルエーテル, ヘキサン 又 は 植 物 油 と 混 和 する.エタノールに 溶 けや すく, 水 にほとんど 溶 けない. 空 気 又 は 光 によって 変 化 する. フィトナジオン 黄 色 だいだい 色 の 澄 明 な 粘 性 の 液 である.イソオク タンと 混 和 する.エタノールにやや 溶 けにくく, 水 に ほとんど 溶 けない. 光 によって 徐 々に 分 解 し, 赤 褐 色 となる. アスコルビン 酸 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で,においはなく 酸 味 が ある. 水 に 溶 けやすく,エタノールにやや 溶 けにくく, ジエチルエーテルにほとんど 溶 けない. 2.2 2.5 (1 20) +20.5 21.5 約 190 チアミン 塩 化 物 塩 酸 塩 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で,においはないか, 又 はわずかに 特 異 なにおいがある. 水 に 溶 けやすく,メ タノールにやや 溶 けにくく,エタノールに 溶 けにくく, ジエチルエーテルにほとんど 溶 けない. 2.7 3.4 (1.0 100) 約 245 リボフラビン ピリドキシン 塩 酸 塩 黄 色 だいだい 黄 色 の 結 晶 で,わずかににおいがある. 水 に 極 めて 溶 けにくく,エタノール, 酢 酸 又 はジエチ ルエーテルにほとんど 溶 けない. 水 酸 化 ナトリウム 試 液 に 溶 ける. 飽 和 水 溶 液 は 中 性 である. 光 によって 分 解 する. 本 品 は 白 色 微 黄 色 の 結 晶 性 の 粉 末 である. 水 に 溶 け 2.5 3.5 やすく,エタノールに 溶 けにくく, 無 水 酢 酸, 酢 酸 に ほとんど 溶 けない. 光 によって 徐 々に 変 化 する. (1 50) -128-142 約 290 約 206 5
薬 品 名 外 観 性 状 溶 解 性 吸 湿 性 等 水 溶 液 の ph 旋 光 度 α 20 D 融 点 シアノコバラミン 暗 赤 色 の 結 晶 又 は 粉 末 である. 水 にやや 溶 けにくく, エタノールに 溶 けにくく,ジエチルエーテルにほとん ど 溶 けない. 吸 湿 性 である. 4.2 7.0 (0.1 20) 塩 化 コリン ( 別 紙 規 格 ) 白 色 の 結 晶 若 しくは 結 晶 性 粉 末 で,かすかにトリメチ ルアミン 様 の 臭 気 を 有 する. 水,エタノールに 極 めて 溶 けやすい. 葉 酸 ニコチン 酸 アミド パントテン 酸 カルシウム 黄 色 だいだい 黄 色 の 結 晶 性 の 粉 末 で,においはない. 水,メタノール,エタノール,ピリジン 又 はジエチル エーテルにほとんど 溶 けない. 塩 酸, 硫 酸, 稀 水 酸 化 ナトリウム 試 液 又 は 炭 酸 ナトリウム+ 水 和 物 溶 液 (1 100)に 溶 け, 液 は 黄 色 となる. 光 によって 徐 々 に 変 化 する. 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で,においはなく, 味 は 苦 い. 水 又 はエタノールに 溶 けやすく,ジエチルエー テルに 溶 けにくい. 白 色 の 粉 末,においはなく, 味 は 苦 い. 水 に 溶 けやすく, エタノールに 極 めて 溶 けにくく,ジエチルエーテルに ほとんど 溶 けない. 6.0 7.5 (1.0 20) +25.0 +28.5 128 131 ビオチン ( 別 紙 規 格 ) 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で,におい 及 び 味 はない. 氷 酢 酸 に 溶 けにくく, 水,エタノール 又 はnブタノール に 極 めて 溶 けにくく,エーテル 又 はクロロホルムにほ とんど 溶 けない. 水 酸 化 ナトリウム 試 液 に 溶 ける. +89 93 約 231 炭 酸 水 素 ナトリウム 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で,においはなく, 特 異 な 塩 味 がある. 水 にやや 溶 けやすく,エタノール 又 は ジエチルエーテルにほとんど 溶 けない. 湿 った 空 気 で 徐 々に 分 解 する. 7.9 8.4 (1.0 20) 塩 化 マグネシウム ( 食 添 ) クエン 酸 カリウム ( 局 外 規 ) 第 三 リン 酸 カルシウム ( 食 添 ) 塩 化 カリウム クエン 酸 ナトリウム 水 和 物 無 色 の 結 晶 又 は 塊.においはない. 水 に 極 めて 溶 けや すくエタノールに 溶 けやすい. 吸 湿 して 潮 解 する 性 質 を 有 する. 無 色 の 結 晶 又 は 白 色 の 結 晶 性 の 粉 末 で,においはなく, 清 涼 な 塩 味 がある. 水 に 溶 けやすく,エタノールにほ とんど 溶 けない. 白 色 の 粉 末.におい 及 び 味 はない. 水 又 はエタノールに ほとんど 溶 けない. 希 塩 酸 又 は 希 硝 酸 に 溶 ける. 無 色 又 は 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で,においはな く, 味 は 塩 辛 い. 水 に 溶 けやすく,エタノール 又 は ジエチルエーテルにほとんどに 溶 けない. 無 色 の 結 晶 又 は 白 色 の 結 晶 性 の 粉 末 で,においはなく, 清 涼 な 塩 味 がある. 水 に 溶 けやすく,エタノール 又 は ジエチルエーテルにほとんど 溶 けない. 5.0 7.0 (1 20) 7.8 8.0 (1 20) 7.5 8.5 (1.0 20) 硫 酸 亜 鉛 水 和 物 無 色 の 結 晶 又 は 白 色 の 結 晶 性 の 粉 末 で,においはなく, 収 れん 性 で 特 異 な 味 がある. 水 に 極 めて 溶 けやすく, エタノール 又 はジエチルエーテルにほとんど 溶 けない. 空 気 中 で 風 解 する. 3.5 6.0 (1.0 20) 硫 酸 鉄 水 和 物 淡 緑 色 の 結 晶 又 は 結 晶 の 粉 末 で,においはなく, 味 は 収 れん 性 である. 水 に 溶 けやすく,エタノール 又 は ジエチルエーテルにはほとんど 溶 けない. 乾 燥 空 気 中 で 風 解 しやすく, 湿 った 空 気 中 で 結 晶 の 表 面 が 黄 褐 色 となる. 塩 化 マンガン ( 別 紙 規 格 ) 淡 紅 色 の 透 明 の 結 晶 であり, 水 に 極 めて 溶 けやすい. 4.0 6.0 (5 100) 硫 酸 銅 ( 別 紙 規 格 ) 青 色 の 結 晶, 塊 又 は 粉 末 でにおいはなく 特 異 な 味 があ 2.5 4.0 る. 水 に 溶 けやすく,エタノールに 溶 けにくい. 乾 燥 空 気 中 で 風 解 する. (1 20) 6
3. 有 効 成 分 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性 表 3 レチノールパルミチン 酸 エステル コレカルシフェロール トコフェロール 酢 酸 エステル フィトナジオン ピリドキシン 塩 酸 塩 シアノコバラミン 葉 酸 炭 酸 水 素 ナトリウム 塩 化 マグネシウム 硫 酸 亜 鉛 水 和 物 硫 酸 鉄 水 和 物 硫 酸 銅 空 気 又 は 光 によって 変 化 する. 空 気 又 は 光 によって 変 化 する. 空 気 及 び 光 によって 変 化 する. 光 によって 徐 々に 分 解 し, 着 色 が 強 くなる. 光 によって 徐 々に 変 化 する. 吸 湿 性 である. 光 によって 徐 々に 変 化 する. 湿 った 空 気 で 徐 々に 分 解 する. 吸 湿 して 潮 解 する 性 質 を 有 する. 空 気 中 で 風 解 する. 乾 燥 空 気 中 で 風 解 しやすく, 湿 った 空 気 中 で 結 晶 の 表 面 が 黄 褐 色 となる. 空 気 中 で 風 解 する. 上 記 以 外 のものは 特 に 問 題 なし 4. 有 効 成 分 の 確 認 試 験 法 (1) 日 本 薬 局 方 の 医 薬 品 各 条 の 確 認 試 験 法 による デキストリン, 精 製 白 糖,レチノールパルミチン 酸 エステル,コレカルシフェロール, トコフェロール 酢 酸 エステル,フィトナジオン,アスコルビン 酸,チアミン 塩 化 物 塩 酸 塩, リボフラビン,ピリドキシン 塩 酸 塩,シアノコバラミン, 葉 酸,ニコチン 酸 アミド, パントテン 酸 カルシウム, 炭 酸 水 素 ナトリウム, 塩 化 カリウム,クエン 酸 ナトリウム 水 和 物, 硫 酸 亜 鉛 水 和 物, 硫 酸 鉄 水 和 物 (2) 日 本 薬 局 方 外 医 薬 品 成 分 規 格 の 医 薬 品 各 条 の 確 認 試 験 法 による ビオチン, 塩 化 マグネシウム,クエン 酸 カリウム (3) 食 品 添 加 物 公 定 書 の 成 分 規 格, 保 存 基 準 各 条 の 確 認 試 験 法 による 大 豆 レシチン, 第 三 リン 酸 カルシウム, 硫 酸 銅 (4)その 他 別 紙 規 格 の 確 認 試 験 法 による カゼインナトリウム,カゼインナトリウムカルシウム, 分 離 大 豆 たん 白 質, 塩 化 コリン, 塩 化 マンガン 5. 有 効 成 分 の 定 量 法 (1) 日 本 薬 局 方 の 医 薬 品 各 条 の 定 量 試 験 法 による デキストリン, 精 白 糖,レチノールパルミチン 酸 エステル,コレカルシフェロール, トコフェロール 酢 酸 エステル,フィトナジオン,アスコルビン 酸,チアミン 塩 化 物 塩 酸 塩, リボフラビン,ピリドキシン 塩 酸 塩,シアノコバラミン, 葉 酸,ニコチン 酸 アミド, パントテン 酸 カルシウム, 炭 酸 水 素 ナトリウム, 塩 化 カリウム,クエン 酸 ナトリウム 水 和 物, 硫 酸 亜 鉛 水 和 物, 硫 酸 鉄 水 和 物 7
(2) 食 品 添 加 物 公 定 書 の 成 分 規 格, 保 存 基 準 各 条 の 定 量 試 験 法 による 大 豆 レシチン, 塩 化 マグネシウム, 第 三 リン 酸 カルシウム (3) 日 本 薬 局 方 外 医 薬 品 成 分 規 格 の 医 薬 品 各 条 の 定 量 試 験 法 による クエン 酸 カリウム (4)その 他 別 紙 規 格 の 定 量 法 による カゼインナトリウム,カゼインナトリウムカルシウム, 分 離 大 豆 たん 白 質, 塩 化 コリン,ビオチン, 塩 化 マンガン, 硫 酸 銅 8
Ⅳ. 製 剤 に 関 する 項 目 1. 剤 形 (1) 剤 形 の 区 別 及 び 性 状 区 別 : 内 服 液 剤 ( 経 腸 栄 養 剤 ) 性 状 : 淡 褐 色 の 懸 濁 液 で, 特 有 の 芳 香 を 有 し, 味 は 甘 い. (2) 製 剤 の 物 性 液 剤 (3) 識 別 コード 液 剤 につき 該 当 せず (4)p H, 浸 透 圧 比, 粘 度, 比 重, 無 菌 の 旨 及 び 安 定 な ph 域 等 ph 約 6.6 浸 透 圧 約 330mOsm 粘 度 約 9mPa s 比 重 ( 密 度 ) 1.1g/mL (5) 酸 化,ヨウ 素 価 など 該 当 しない 9
2. 製 剤 の 組 成 (1) 有 効 成 分 の 含 量 1) 配 合 組 成 エンシュア リキッドは1 缶 (250mL,250kcal) 及 び1バッグ(500mL,500kcal) 中 に それぞれ 下 記 の 成 分 分 量 を 含 有 する. ( 添 加 物 は(2)に 記 載 する) 1 缶 250mL(250kcal) 中 1バッグ 500mL(500kcal) カゼインナトリウム カゼインナトリウムカルシウム 分 離 大 豆 たん 白 質 トウモロコシ 油 大 豆 レシチン デキストリン 精 製 白 糖 レチノールパルミチン 酸 エステル コレカルシフェロール トコフェロール 酢 酸 エステル フィトナジオン アスコルビン 酸 チアミン 塩 化 物 塩 酸 塩 リボフラビン ピリドキシン 塩 酸 塩 シアノコバラミン 塩 化 コリン 葉 酸 ニコチン 酸 アミド パントテン 酸 カルシウム ビオチン 炭 酸 水 素 ナトリウム 塩 化 マグネシウム クエン 酸 カリウム 第 三 リン 酸 カルシウム 塩 化 カリウム クエン 酸 ナトリウム 水 和 物 硫 酸 亜 鉛 水 和 物 硫 酸 鉄 水 和 物 塩 化 マンガン 硫 酸 銅 5.9g 2.7g 1.3g 8.3g 0.4g 24.5g 9.8g 344μg(625 IU) 1.25μg(50 IU) 8.23mg 17.5μg 38mg 0.43mg 0.43mg 0.61mg 1.5μg 0.15g 50μg 5.0mg 1.36mg 38μg 76.5μg 0.41g 0.46g 0.30g 0.30g 0.39g 16.49mg 11.20mg 1.80mg 0.98mg 11.8g 5.4g 2.6g 16.6g 0.8g 49.0g 19.6g 688μg(1250 IU) 2.5μg(100 IU) 16.46mg 35μg 76mg 0.86mg 0.86mg 1.22mg 3μg 0.3g 100μg 10mg 2.72mg 76μg 153μg 0.82g 0.92g 0.60g 0.60g 0.78g 32.98mg 22.40mg 3.60mg 1.96mg 10
2) 栄 養 成 分 組 成 エンシュア リキッドは1 缶 (250mL) 及 び1バッグ(500mL) 中 にそれぞれ 下 記 の 栄 養 成 分 分 量 を 含 有 する. 1 缶 250mL(250kcal) 中 1バッグ 500mL(500kcal) 中 たん 白 質 脂 肪 炭 水 化 物 ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンC ビタミンB 1 ビタミンB 2 ビタミンB 6 ビタミンB 12 コリン 葉 酸 ナイアシン パントテン 酸 ビオチン ナトリウム カリウム 塩 素 カルシウム リン マグネシウム マンガン 銅 亜 鉛 鉄 8.8g 8.8g 34.3g 625 IU(187.7μgRE) 1 50 IU(1.25μg) 7.5mg(7.5mg-αTE) 2 17.5μg 38mg 0.38mg 0.43mg 0.50mg 1.5μg 0.13g 50μg 5.0mg 1.25mg 38μg 0.20g 0.37g 0.34g 0.13g 0.13g 50mg 0.50mg 0.25mg 3.75mg 2.25mg 17.6g 17.6g 68.6g 1,250 IU(375.4μgRE) 1 100 IU(2.5μg) 15mg(15mg-αTE) 2 35μg 76mg 0.76mg 0.86mg 1.0mg 3μg 0.26g 100μg 10mg 2.50mg 76μg 0.40g 0.74g 0.68g 0.26g 0.26g 100mg 1.0mg 0.50mg 7.5mg 4.5mg 1 RE:レチノール 当 量 2:α- トコフェロール 当 量 参 考 食 塩 相 当 量 :0.51g/250mL( 缶 ),1.02g/500mL(バッグ) 水 分 量 :213mL/250mL( 缶 ),426mL/500mL(バッグ) (2) 添 加 物 エンシュア リキッドは1 缶 (250mL,250kcal) 及 び1バッグ(500 ml,500 kcal) 中 に それぞれ 下 記 の 成 分 分 量 を 含 有 する. 包 装 が 缶 の 場 合, 香 料 の 違 いにより3 種 類 の 製 品 (バニラ 味,コーヒー 味 及 びストロベリー 味 )があり,バッグの 場 合 は1 種 類 の 製 品 (バニラ 味 )がある.なお, 添 加 物 として,フラクトオリゴ 糖 ( 矯 味 剤 ), カラギーナン( 懸 濁 化 剤 ), 水 酸 化 カリウム(pH 調 節 剤 ),クエン 酸 水 和 物 (ph 調 節 剤 ) 及 び 香 料 ( バニラ 味 はバニリン, エチルバニリン, コーヒー 味 はバニリン,プロピレングリコール, ストロベリー 味 は プロピレングリコールを 含 む)を 含 有 する. 11
3. 懸 濁 剤, 乳 剤 の 分 散 性 に 対 する 注 意 開 封 直 前 によく 振 ってから 使 用 すること.[ 使 用 時 に 白 色 の 浮 遊 物 又 は 沈 殿 物 ( 脂 肪 ある いはカルシウム)がみられることがあるが 品 質 の 異 常 ではない.] 4. 製 剤 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性 Ⅰ.250mL 缶 入 り 本 品 を 直 接 容 器 包 装 のまま 室 温 長 期 及 び 開 封 後, 冷 温 の 条 件 下 で 保 存 し, 性 状, 含 量, 純 度 について 検 討 した. 1) (1) 室 温 長 期 保 存 試 験 室 温 条 件 :7 34 25 ±2 保 存 期 間 : 製 造 後 15 ヵ 月 保 存 形 態 : 包 装 形 態 のまま, 缶 入 り 1) 結 果 性 状 に 変 化 は 認 められなかった. 2) 含 量 試 験 の 結 果 各 成 分 の 多 少 の 経 時 的 変 動 が 認 められるものの, 表 示 量 を 大 幅 に 下 まわるものは 認 められず, 製 造 後 15 ヵ 月 においてもビタミン 類 はいずれも 規 格 値 内 であった. 3) 純 度 試 験 製 造 後 12 ヵ 月 はゲル 化 傾 向 が 認 められず 安 定 であった. 製 造 後 15 ヵ 月 においても, 金 属 缶 からヒ 素, 鉛 及 びカドミウムの 溶 出 ならびに 微 生 物 試 験 における 菌 の 発 育 は 認 められなかった. 以 上 のことから 使 用 期 限 は 12 ヵ 月 とした. 1) (2) 開 封 後 の 保 存 試 験 保 存 条 件 :4 6 保 存 期 間 : 開 封 後 72 時 間 保 存 形 態 : 開 封 後, 開 口 部 をアルミホイルでおおい, 冷 蔵 庫 内 に 保 存 1) 結 果 性 状 ( 色, 形 状,におい)に 開 封 時 と 比 べて 変 化 は 認 められなかった. 2) 含 量 試 験 の 結 果 最 も 変 化 しやすいビタミンCは 経 時 的 に 減 少 し, 開 封 後 48 時 間 を 超 えると 開 封 直 後 の 値 より 20% 以 上 の 減 少 が 認 められた. 3) 微 生 物 試 験 開 封 72 時 間 後 において 菌 の 発 育 は 認 められなかった. 以 上 の 結 果 から, 開 封 後 48 時 間 以 内 に 投 与 を 終 了 することとした. 12
Ⅱ.500mL バッグ 入 り 本 品 を 直 接 容 器 包 装 のまま(バッグ 入 り)で 室 温 長 期 保 存 し,エンシュア リキッド( 缶 入 り)と 性 状, 含 量, 純 度 について 比 較 検 討 した. 14) (1) 室 温 長 期 保 存 試 験 室 温 条 件 :25 保 存 期 間 : 製 造 後 15 ヵ 月 保 存 形 態 : 包 装 形 態 のまま(バッグ 入 り, 缶 入 り) 1) 結 果 バッグ 入 り 缶 入 りとも 性 状 に 変 化 は 認 められなかった. 2) 含 量 試 験 の 結 果 バッグ 入 り 缶 入 りとも 各 成 分 の 測 定 値 の 変 動 は, 日 間 測 定 誤 差 内 にあり, 両 剤 間 に 有 意 な 差 は 認 められず, 規 格 値 内 であった. 3) 純 度 試 験 両 剤 とも 製 造 後 15 ヵ 月 では 製 剤 のゲル 化 傾 向 は 認 められず 安 定 であり, 又,ヒ 素, 鉛 及 びカドミウムの 溶 出 ならびに 微 生 物 試 験 における 菌 の 発 育 は 認 められなかった. 以 上 の 結 果 から 使 用 期 限 は 缶 入 りと 同 様 12 ヵ 月 とした. 5. 調 製 法 及 び 溶 解 後 の 安 定 性 保 存 時 開 封 後 は 密 閉 し, 冷 蔵 庫 内 に 保 存 すること. 開 封 後 48 時 間 以 内 に 使 用 すること. 本 剤 を 冷 凍 するのは 避 けること. 6. 生 物 学 的 試 験 法 微 生 物 試 験 : 日 本 薬 局 方 無 菌 試 験 法 に 準 拠 13
7. 製 剤 中 の 有 効 成 分 の 確 認 試 験 法 成 分 名 たん 白 質 確 認 試 験 法 窒 素 定 量 法 に 従 ってたん 白 質 を 分 解 し 水 蒸 気 蒸 留 を 行 うとき,その 留 液 はアンモニア 臭 を 発 し, 赤 色 リトマス 紙 を 青 変 する. 脂 肪 エーテルで 抽 出 し,エーテル 留 去 した 残 留 物 に 硫 酸 水 素 カリウムを 加 えて, 炭 化 するまで 加 熱 するとき,アクロレインの 刺 激 臭 を 発 する. 炭 水 化 物 ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンC ビタミンB 1 ビタミンB 2 ビタミンB 6 ビタミンB 12 コ リ ン 葉 酸 ナイアシン パントテン 酸 ビオチン ナトリウム ヨウ 素 試 液 を 加 えるとき, 紫 褐 色 を 呈 する. 液 体 クロマトグラフ 法 によって 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 から 得 ら れたピークの 保 持 時 間 と 標 準 溶 液 から 得 られたピークの 保 持 時 間 は 等 しい. 液 体 クロマトグラフ 法 によって 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 から 得 ら れたピークの 保 持 時 間 と 標 準 溶 液 から 得 られたピークの 保 持 時 間 は 等 しい. 液 体 クロマトグラフ 法 によって 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 から 得 ら れたピークの 保 持 時 間 と 標 準 溶 液 から 得 られたピークの 保 持 時 間 は 等 しい. 液 体 クロマトグラフ 法 によって 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 から 得 ら れたピークの 保 持 時 間 と 標 準 溶 液 から 得 られたピークの 保 持 時 間 は 等 しい. 滴 定 法 により, 滴 定 するとき, 色 素 液 の 紅 色 が 消 える. 液 体 クロマトグラフ 法 によって 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 から 得 ら れたピークの 保 持 時 間 と 標 準 溶 液 から 得 られたピークの 保 持 時 間 は 等 しい. 液 体 クロマトグラフ 法 によって 試 験 を 行 うとき, 試 験 溶 液 から 得 ら れたピークの 保 持 時 間 と 標 準 溶 液 から 得 られたピークの 保 持 時 間 は 等 しい. 微 生 物 学 的 定 量 法 により, 濁 度 を 測 定 するとき, 試 料 溶 液 の 濁 度 は 対 照 溶 液 より 濃 い. 微 生 物 学 的 定 量 法 により, 濁 度 を 測 定 するとき, 試 料 溶 液 の 濁 度 は 対 照 溶 液 より 濃 い. 吸 光 度 法 により, 吸 収 スペクトルを 測 定 するとき, 試 料 溶 液 は 波 長 526nm に 吸 収 の 極 大 を 示 す. 微 生 物 学 的 定 量 法 により, 濁 度 を 測 定 するとき, 試 料 溶 液 の 濁 度 は 対 照 溶 液 より 濃 い. 微 生 物 学 的 定 量 法 により, 濁 度 を 測 定 するとき, 試 料 溶 液 の 濁 度 は 対 照 溶 液 より 濃 い. 微 生 物 学 的 定 量 法 により, 濁 度 を 測 定 するとき, 試 料 溶 液 の 濁 度 は 対 照 溶 液 より 濃 い. 微 生 物 学 的 定 量 法 により, 濁 度 を 測 定 するとき, 試 料 溶 液 の 濁 度 は 対 照 溶 液 より 濃 い. 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 はナトリウム 特 有 の 波 長 (589.0nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 はカリウム 特 有 の カリウム 波 長 (766.5nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 塩 素 電 量 滴 定 を 行 うとき, 塩 化 銀 生 成 反 応 により 試 料 溶 液 は 懸 濁 する. 14
成 分 名 カルシウム リ ン マグネシウム マンガン 銅 亜 鉛 鉄 確 認 試 験 法 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 はカルシウム 特 有 の 波 長 (422.7nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 吸 光 度 法 により, 吸 収 スペクトルを 測 定 するとき, 試 料 溶 液 は 740nm に 吸 収 の 極 大 を 示 す. 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 はマグネシウム 特 有 の 波 長 (285.2nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 はマンガン 特 有 の 波 長 (279.5nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 は 銅 特 有 の 波 長 (324.7nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 原 子 吸 光 光 度 法 により 試 験 を 行 うとき, 試 料 溶 液 は 亜 鉛 特 有 の 波 長 (213.9nm)の 光 の 吸 収 を 認 める. 吸 光 度 法 により, 吸 収 スペクトルを 測 定 するとき, 試 料 溶 液 は 波 長 500nm に 吸 収 の 極 大 を 示 す. 8. 製 剤 中 の 有 効 成 分 の 定 量 法 成 分 名 定 量 方 法 成 分 名 定 量 方 法 脂 肪 重 量 法 葉 酸 微 生 物 学 的 定 量 法 炭 水 化 物 重 量 法 ナイアシン 微 生 物 学 的 定 量 法 たん 白 質 滴 定 法 パントテン 酸 微 生 物 学 的 定 量 法 ビタミンC 滴 定 法 ビオチン 微 生 物 学 的 定 量 法 塩 素 電 量 滴 定 法 ビタミンB 6 微 生 物 学 的 定 量 法 リ ン 吸 光 度 法 ビタミンB 12 微 生 物 学 的 定 量 法 鉄 吸 光 度 法 ナトリウム 原 子 吸 光 光 度 法 コ リ ン 吸 光 度 法 カリウム 原 子 吸 光 光 度 法 ビタミンA 液 体 クロマトグラフ 法 カルシウム 原 子 吸 光 光 度 法 ビタミンD 液 体 クロマトグラフ 法 マグネシウム 原 子 吸 光 光 度 法 ビタミンE 液 体 クロマトグラフ 法 マンガン 原 子 吸 光 光 度 法 ビタミンK 液 体 クロマトグラフ 法 銅 原 子 吸 光 光 度 法 ビタミンB 1 液 体 クロマトグラフ 法 亜 鉛 原 子 吸 光 光 度 法 ビタミンB 2 液 体 クロマトグラフ 法 9. 容 器 の 材 質 (1)250mL 缶 1) 缶 の 胴 及 び 底 が TFS(Tin Free Steel: 錫 を 含 まない 鉄 ), 蓋 がアルミの TULC 缶 である. TULC 缶 :Toyo Ultimate Can 2) 内 面 は,ポリエステルフィルムをラミネートする 事 により, 内 缶 表 面 からの 金 属 溶 出 を 防 止 する. (2)500mL バッグ 1) 表 面 ( 非 剥 離 側 )は 外 側 より PET,ポリアミド,アルミニウム,PP の 4 層 よりなる. 2) 裏 面 ( 剥 離 側 )は 外 側 より PET,アルミニウム,PET,PET,PP の 5 層 よりなる. 3)スパウト 部 は PP よりなる. PET:ポリエチレンテレフタレート PP:ポリプロピレン 15
Ⅴ. 治 療 に 関 する 項 目 1. 効 能 効 果 一 般 に, 手 術 後 患 者 の 栄 養 保 持 に 用 いることができるが, 特 に 長 期 にわたり, 経 口 的 食 事 摂 取 が 困 難 な 場 合 の 経 管 栄 養 補 給 に 使 用 する. 2. 用 法 用 量 標 準 量 として 成 人 には 1 日 1,500 2,250mL(1,500 2,250kcal)を 経 管 又 は 経 口 投 与 する. 1mL 当 たり 1kcal である. なお, 年 齢, 症 状 により 適 宜 増 減 する. 経 管 投 与 では 本 剤 を 1 時 間 に 100 150mL の 速 度 で 持 続 的 又 は 1 日 数 回 に 分 けて 投 与 す る. 経 口 投 与 では 1 日 1 回 又 は 数 回 に 分 けて 投 与 する. ただし, 初 期 量 は 標 準 量 の 1/3 1/2 量 とし, 水 で 約 倍 量 に 希 釈 (0.5kcal / ml)して 投 与 する. 以 後 は 患 者 の 状 態 により 徐 々に 濃 度 及 び 量 を 増 し 標 準 量 とする. 3. 臨 床 成 績 (1) 臨 床 効 果 術 前 術 後, 意 識 障 害, 開 口 不 能, 嚥 下 運 動 障 害 等 による 食 事 摂 取 困 難 な 患 者 213 例 に 投 与 し, 良 好 以 上 の 栄 養 改 善 が 182 例 (85.4%)に 認 められた. 2 6) 患 者 成 人 ( 外 科 ) 成 人 消 化 器 外 科 成 人 ( 口 腔 外 科 ) 臨 床 試 験 栄 養 改 善 状 態 の 評 価 良 好 以 上 例 数 / 判 定 例 数 (%) 一 般 試 験 139/161(86.3) 一 般 試 験 22/27(81.5) 比 較 試 験 21/25(84.0) 評 価 基 準 きわめて 良 好 : 期 待 以 上 の 栄 養 管 理 が 行 えた. 良 好 : 期 待 どおりの 栄 養 管 理 が 行 えた. 普 通 : 期 待 通 りとまではいえないが,まずまずの 栄 養 管 理 が 行 えた. 不 良 : 栄 養 管 理 が 行 えず, 他 の 栄 養 補 給 法 を 考 慮 せざるを 得 なかった. (2) 臨 床 薬 理 試 験 : 忍 容 試 験 (3) 探 索 的 試 験 : 用 量 反 応 試 験 16
(4) 検 証 的 試 験 1) 無 作 為 化 平 行 用 量 反 応 試 験 2) 比 較 試 験 粉 末 経 腸 栄 養 剤 を 対 象 とし, 消 化 器 外 科 及 び 口 腔 外 科 の 術 後 患 者 を 対 象 として, 比 較 試 験 を 実 施 した. 消 化 器 外 科 においては, 術 直 後 数 日 間 は 消 化 管 安 静 のため, 静 脈 栄 養 法 で 管 理 され,その 後 に 経 腸 栄 養 法 が 開 始 された. 両 剤 とも 少 量, 低 速 度 で 投 与 され, 徐 々に 維 持 量 に 達 した. 維 持 期 においては 30kcal/kg 以 上 のカロリー 補 給 が 可 能 となった 2 6). 栄 養 管 理 状 態 の 判 定 栄 養 管 理 状 態 ( 良 好 以 上 ) エンシュア リキッド 投 与 群 粉 末 経 腸 栄 養 剤 投 与 群 消 化 器 外 科 口 腔 外 科 例 数 / 判 定 例 数 (%) 22/27(81.5) 14/22(63.6) 例 数 / 判 定 例 数 (%) 21/25(84.0) 19/25(76.0) 評 価 基 準 きわめて 良 好 : 期 待 以 上 の 栄 養 管 理 が 行 えた. 良 普 不 総 合 評 価 好 : 期 待 どおりの 栄 養 管 理 が 行 えた. 通 : 期 待 通 りとまではいえないが,まずまずの 栄 養 管 理 が 行 えた. 良 : 栄 養 管 理 が 行 えず, 他 の 栄 養 補 給 法 を 考 慮 せざるを 得 なかった. 総 合 評 価 ( 有 用 以 上 ) エンシュア リキッド 投 与 群 粉 末 経 腸 栄 養 剤 投 与 群 消 化 器 外 科 例 数 / 判 定 例 数 (%) 23/27(85.2) 18/22(81.8) 口 腔 外 科 例 数 / 判 定 例 数 (%) 20/25(80.0) 19/25(76.0) 評 価 基 準 きわめて 有 用 : 特 別 な 副 作 用 もなく, 期 待 通 りの 栄 養 管 理 が 行 え, 従 来 の 栄 養 補 給 法 に 比 べても 優 れた 栄 養 補 給 剤 である. 有 用 : 従 来 の 栄 養 補 給 法 に 比 べても 優 れた 栄 養 補 給 剤 である. や や 有 用 : 副 作 用 が 見 られたが, 使 用 法 を 考 慮 すれば 十 分 使 用 し 得 る 栄 養 補 給 剤 である. 有 用 性 なし: 従 来 の 栄 養 管 理 に 比 べ 劣 り, 本 剤 の 存 在 価 値 を 認 めない. 副 作 用 が 強 く 使 用 しづらい. まとめ エンシュア リキッドは 栄 養 管 理 状 態, 有 用 性 からみて 粉 末 経 腸 栄 養 剤 とほぼ 同 等 と 考 えられた. 3) 安 全 性 試 験 17
4) 患 者 病 態 別 試 験 本 剤 の 効 果 判 定 にあたっては, 術 前 術 後 の 患 者 (A) 消 化 器 異 常 病 態 下 の 患 者 (B), 意 識 障 害, 開 口 不 能, 嚥 下 障 害 等 により 食 事 摂 取 の 困 難 な 患 者 (C), 高 エネルギーを 必 要 とする 患 者 170 名 に 対 して 本 剤 を 投 与 し, 以 下 のとおり 判 定 した 2 6). 総 合 評 価 ( ) 内 は% 対 象 疾 患 きわめて 有 用 有 用 やや 有 用 有 用 性 なし 計 有 用 以 上 A 17(22.4) 46(60.5) 11(14.5) 11(14.5) 76(100.0) 63(82.9) B 6(24.0) 17(68.0) 2( 8) 0 25(100.0) 23(92) C 25(43.8) 26(45.5) 5( 8.8) 1(1.8) 57(100.0) 51(89.3) D 3(27.3) 5 (45.5) 2(18.2) 1(9) 11(100.0) 8(72.8) 計 51(30.2) 94(55.6) 20(11.8) 4(2.4) 169 (100.0) 145 (85.8) 評 価 基 準 きわめて 有 用 : 特 別 な 副 作 用 もなく, 期 待 通 りの 栄 養 管 理 が 行 え, 従 来 の 栄 養 補 給 法 に 比 べても 優 れた 栄 養 補 給 剤 である. 有 用 : 従 来 の 栄 養 補 給 法 に 比 べても 優 れた 栄 養 補 給 剤 である. や や 有 用 : 副 作 用 が 見 られたが, 使 用 法 を 考 慮 すれば 十 分 使 用 し 得 る 栄 養 補 給 剤 である. 有 用 性 なし: 従 来 の 栄 養 管 理 に 比 べ 劣 り, 本 剤 の 存 在 価 値 を 認 めない. 副 作 用 が 強 く 使 用 しづらい. まとめ 消 化 器 異 常 病 態 下, 意 識 障 害, 開 口 不 能, 嚥 下 障 害 等 により 食 事 摂 取 の 困 難, 高 エ ネルギーを 必 要 とする 患 者 における 有 効 性 が 認 められた. 5) 治 療 的 使 用 以 上 より 本 剤 の 病 態 別 の 有 用 性 が 確 認 された. 18
Ⅵ. 薬 効 薬 理 に 関 する 項 目 1. 薬 理 学 的 に 関 連 ある 化 合 物 又 は 化 合 物 群 たん 白 アミノ 酸 製 剤 2. 薬 理 作 用 (1) 作 用 部 位 作 用 機 序 投 与 されたエンシュア リキッドは, 腸 管 より 消 化 吸 収 され, 門 脈 あるいは 胸 管, 肝 臓 を 経 て 全 身 で 代 謝 される. (2) 薬 効 を 裏 付 ける 試 験 成 績 1) 1 )たん 白 効 率 比, 正 味 たん 白 比, 窒 素 バランス 測 定 試 験 生 後 約 3 週 齢 の Wistar 系 ラット 雄 を 用 い, 標 準 カゼイン, 市 販 経 腸 栄 養 剤 を 対 照 とし てたん 白 効 率, 正 味 たん 白 比, 窒 素 出 納, 血 液 成 分, 臓 器 重 量 及 び 肝 臓 中 成 分 を 測 定 し, 比 較 検 討 した. 1 たん 白 効 率 と 正 味 たん 白 比 項 目 エンシュア リキッド たん 白 効 率 3.7±0.2 たん 白 効 率 比 正 味 たん 白 比 100 5.89±0.54 市 販 経 腸 栄 養 剤 3.3±0.2 *** 90 5.80±0.24 標 準 カゼイン 3.7±0.3 100 5.31±0.42 2 窒 素 出 納 項 目 エンシュア リキッド 市 販 経 腸 栄 養 剤 標 準 カゼイン 窒 素 出 納 (NBmg) 真 の 消 化 率 (TD%) 生 物 価 (BV%) 正 味 たん 白 利 用 率 (NPU%) 155.5±18.3 99.8±0.5 94.5±7.2 94.3±7.2 166.3±15.9 100.1±0.9 93.8±5.8 93.9±5.7 161.4±16.5 101.1±0.4 84.4±3.3 *** 84.5±3.3 *** *** スチューデント 検 定 ( 両 側 ):*P< 0.05 P< 0.001 以 上 の 結 果 よりエンシュア リキッドは 標 準 カゼイン, 市 販 経 腸 栄 養 剤 と 同 等 な いしはこれを 上 回 る 栄 養 価 の 高 いたん 白 質 源 をもち, 又, 血 液 性 状, 血 清 化 学, 臓 器 重 量, 肝 中 成 分 ( 窒 素,グリコーゲン, 脂 肪 )に 異 常 を 及 ぼさなかったと 考 えられる. 2 ) 消 化 試 験 生 後 約 6 週 齢 の Wistar 系 ラット 雄 6 群 24 匹 を 用 い, 全 糞 採 取 法 によりエンシュア リキッドの 消 化 率 を 測 定 した.エンシュア リキッドの 消 化 率 は 粗 たん 白 質 95.10%, 粗 脂 肪 96.66%, 可 溶 無 窒 素 物 99.75%であることから,その 消 化 率 は 著 しく 優 れている ものと 考 えられる. 19
Ⅶ.. 薬 物 動 態 に 関 する 項 目 1. 血 中 濃 度 の 推 移 測 定 法 ( 参 考 ) 外 国 人 データでは,エンシュア リキッドを 用 い, 平 均 年 齢 64 歳 の 20 名 の 患 者 ( 主 に 術 後 患 者 )を 対 象 として,2 週 間 以 上 平 均 31 日 間 (15 63 日 )の 栄 養 管 理 を 行 った. 平 均 投 与 量 は 1,980mL (1,431 2,654mL,34kcal / kg)であった. ビタミンC,Eの 血 清 濃 度 は 有 意 に 増 加 し,ビタミンB 2,B 6 も 有 意 の 改 善 が 見 られた. 血 清 B 1 には 有 意 の 変 動 が 見 られなかったが, 投 与 開 始 時 にビタミンB 1 欠 乏 症 があった2 例 は1 週 間 の 投 与 により 正 常 化 した. ビタミンB 12,A,マグネシウム, 亜 鉛, 銅 は 正 常 範 囲 内 に 維 持 された 12). 2. 薬 物 速 度 論 的 パラメータ 3. 吸 収 ( 参 考 ) 外 国 人 データでは 15 人 の 健 常 者 を 対 象 として, 自 由 摂 取 (11 日 間 )によるエンシュア リキッド 各 成 分 の 消 化 率 を 検 討 した. 平 均 摂 取 カロリーは 3,065kcal / 日 であった 12). エンシュア リキッドの 消 化 率 窒 素 脂 肪 灰 分 消 化 率 (%) 94.3 96.8 70.7 たん 白 質, 脂 肪 の 吸 収 率 は 良 好 で 各 々 94.3%,96.8%であり, 灰 分 ( 主 要 電 解 質,ミネラ ル 類 )も 約 70%の 消 化 率 であった. 窒 素 バランスは+ 1.29g / 日 で, 体 重 の 変 化 はほとんど 見 られなかった. 4. 分 布 5. 代 謝 6. 排 泄 7. 透 析 等 による 除 去 率 20
Ⅷ. 安 全 性 ( 使 用 上 の 注 意 等 )に 関 する 項 目 1. 警 告 内 容 とその 理 由 なし 2. 禁 忌 内 容 とその 理 由 禁 忌 ( 次 の 患 者 には 投 与 しないこと) (1) 本 剤 の 成 分 に 対 し 過 敏 症 の 既 往 歴 のある 患 者 (2) 牛 乳 たん 白 アレルギーを 有 する 患 者 本 剤 は 牛 乳 由 来 のカゼインが 含 まれている ため,ショック,アナフィラキシー 様 症 状 を 引 き 起 こすことがある. (3) 妊 娠 3ヵ 月 以 内 又 は 妊 娠 を 希 望 する 婦 人 へのビタミンA 5,000 IU/ 日 以 上 の 投 与 妊 婦, 産 婦, 授 乳 婦 等 への 投 与 の 項 参 照 ( 解 説 ) 1. 本 剤 はたん 白 源 として 牛 乳 由 来 のカゼインを 多 く 含 有 しており(たん 白 質 成 分 87.3%) 牛 乳 たん 白 アレルギーを 有 する 患 者 に 本 剤 投 与 後,アナフィラキシーショックを 起 こした 症 例 があるため 7,8). 2. 外 国 における 出 生 児 調 査 によると, 妊 娠 前 3ヵ 月 から 妊 娠 初 期 3ヵ 月 までにビタミン A を 10,000 IU / 日 以 上 摂 取 した 母 親 からの 出 生 児 異 常 の 発 現 率 が 高 かったため 9). 3. 効 能 効 果 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由 該 当 しない 4. 用 法 用 量 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由 該 当 しない 5. 慎 重 投 与 内 容 とその 理 由 慎 重 投 与 ( 次 の 患 者 には 慎 重 に 投 与 すること) (1) 短 腸 症 候 群 などの 高 度 の 腸 管 機 能 障 害 を 有 する 患 者 下 痢 を 起 こすおそれがある. (2) 糖 代 謝 異 常 の 患 者 高 血 糖 になるおそれがある. (3) 水 分 の 補 給 に 注 意 を 要 する 下 記 患 者 脱 水 状 態 になる, 又 は 脱 水 状 態 が 悪 化 するおそれが ある. 1 ) 昏 睡 状 態 の 患 者 2 ) 意 識 不 明 の 患 者 3 ) 口 渇 を 訴 えることのできない 患 者 4 ) 高 熱 を 伴 う 患 者 5 ) 重 篤 な 下 痢 など 著 しい 脱 水 状 態 の 患 者 6 ) 腎 障 害 のある 患 者 ( 解 説 ) 1. 短 腸 症 候 群 などの 高 度 の 腸 管 機 能 障 害 を 有 する 患 者 に 対 して 本 剤 を 投 与 する 場 合, 投 与 速 度 などの 影 響 により 下 痢 を 起 こすことが 考 えられる. 21
2. 本 剤 の 糖 質 エネルギー 比 は 54.5%と 同 種 同 効 品 (52.4 67.9%)と 比 較 しても 高 いもの ではないが, 糖 尿 病 患 者 などにおいては 高 血 糖 となるおそれがあると 考 えられる. 3. 本 剤 2,000kcal の 摂 取 により 約 1,700mL の 水 分 が 供 給 されるが, 患 者 の 状 態, 腎 機 能, 体 温, 不 感 蒸 泄 あるいは 気 温 などにより 水 分 バランスが 変 わるので 注 意 が 必 要 と 考 えられる. 6. 重 要 な 基 本 的 注 意 とその 理 由 及 び 処 置 方 法 重 要 な 基 本 的 注 意 (1) 本 剤 を 術 後 に 投 与 する 場 合, 胃, 腸 管 の 運 動 機 能 が 回 復 し, 水 分 の 摂 取 が 可 能 に なったことを 確 認 すること. (2)ビタミン, 電 解 質 及 び 微 量 元 素 の 不 足 を 生 じる 可 能 性 があるので, 必 要 に 応 じて 補 給 すること. 長 期 投 与 中 にセレン 欠 乏 症 ( 心 機 能 の 低 下, 爪 白 色 変 化, 筋 力 低 下 等 )があらわれたとの 報 告 がある. ( 解 説 ) 1. 本 剤 は 経 腸 栄 養 剤 であり, 消 化 管 による 消 化 吸 収 が 可 能 であることが 投 与 開 始 の 前 提 である. 消 化 管 に 障 害 がない 場 合 でも 麻 酔 等 により 胃, 腸 管 の 運 動 機 能 が 低 下 して いる 場 合 がある. 消 化 管 の 術 後 患 者, 中 心 静 脈 栄 養 法 から 経 腸 栄 養 法 に 変 更 する 場 合 等 も, 胃, 腸 管 の 機 能 回 復 を 確 認 する 必 要 がある. 2. 本 剤 はビタミン,ミネラル 電 解 質 及 び 微 量 元 素 の 一 部 について 必 要 十 分 な 含 量 を 有 し ないものがあるので,これらが 不 足 する 場 合 がある. 特 にセレンは 本 剤 のみで 長 期 にわたり 栄 養 管 理 が 行 われた 患 者 においてセレン 欠 乏 が 疑 われる 症 例 が 報 告 され た 10,11).このため, 必 要 に 応 じてこれらを 補 給 するよう 注 意 が 必 要 である. 7. 相 互 作 用 該 当 しない 8. 副 作 用 (1) 副 作 用 の 概 要 承 認 時 :250 例 中 53 例 (21.2%)に 副 作 用 がみられたが, 副 作 用 のために 投 与 を 中 止 した 症 例 は3 例 (1.2%)であった. 主 な 副 作 用 は 下 痢 43 例 (17.2%), 腹 部 膨 満 感 9 例 (3.6%), 腹 痛 3 例 (1.2%) 等 の 消 化 器 症 状 であった.BUN, 血 中 カリウム の 上 昇 が 各 1 例 ずつみられた. (1) 重 大 な 副 作 用 ショック,アナフィラキシー 様 症 状 ( 頻 度 不 明 ):ショック,アナフィラキシー 様 症 状 を 起 こすことがあるので, 観 察 を 十 分 に 行 い, 血 圧 低 下, 意 識 障 害, 呼 吸 困 難,チア ノーゼ, 悪 心, 胸 内 苦 悶, 顔 面 潮 紅,そう 痒 感, 発 汗 等 があらわれた 場 合 には 直 ち に 投 与 を 中 止 し, 適 切 な 処 置 を 行 うこと. (2)その 他 の 副 作 用 次 のような 症 状 があらわれた 場 合 には, 症 状 に 応 じて 適 切 な 処 置 を 行 うこと. 22
5% 以 上 0.1 5% 未 満 頻 度 不 明 消 化 器 下 痢 腹 部 膨 満 感, 腹 痛, 悪 心, 嘔 吐, 胸 やけ 肝 臓 代 謝 栄 養 BUN 上 昇, 血 中 カリウム 上 昇 注 1) 過 敏 症 発 疹, 発 赤, 蕁 麻 疹 注 1) 直 ちに 投 与 を 中 止 すること. ( 解 説 ) 国 内 での 臨 床 試 験 及 び 市 販 後 の 副 作 用 自 発 報 告 により 設 定 した. (2) 項 目 別 副 作 用 出 現 率 及 び 臨 床 検 査 値 異 常 一 覧 国 内 での 臨 床 試 験 における 副 作 用 出 現 率 及 び 臨 床 検 査 値 異 常 は 以 下 のとおりであった. 総 症 例 数 250 例 副 作 用 発 現 症 例 53 例 (21.2%) 副 作 用 発 現 件 数 61 件 種 類 件 数 ( 発 現 率 %) 下 痢 43(17.2%) 腹 部 膨 満 感 9(3.6%) 腹 痛 3(1.2%) 嘔 吐 2(0.8%) 嘔 気 1(0.4%) 胸 や け 1(0.4%) BUN 上 昇 血 中 カリウム 上 昇 1(0.4%) 1(0.4%) 1) 背 景 別 副 作 用 出 現 率 2) 副 作 用 発 生 原 因 及 び 処 理 方 法 特 に 投 与 初 期 ( 投 与 開 始 から 維 持 量 に 達 するまでの 数 日 間 )に 消 化 器 症 状 が 発 現 しやすい. 消 化 器 症 状 ( 特 に 下 痢 の 発 生 頻 度 が 最 も 高 い)は 投 与 量, 投 与 速 度, 患 者 側 の 身 体 的, 精 神 的 要 因 等 さまざまな 原 因 によって 生 じるが, 投 与 法 の 調 節 によ り 改 善, 消 失 し, 継 続 投 与 が 可 能 となることもある. 発 疹, 発 赤, 蕁 麻 疹 等 の 過 敏 症 が 発 現 した 場 合 は, 直 ちに 投 与 を 中 止 すること. (3) 基 礎 疾 患, 合 併 症, 重 症 及 び 手 術 の 有 無 等 背 景 別 の 副 作 用 発 現 頻 度 (4) 薬 物 アレルギーに 対 する 注 意 及 び 試 験 法 2. 禁 忌 とその 理 由 及 び 8. 副 作 用 の 項 を 参 照, 試 験 法 については 牛 乳 及 び カゼインに 対 する 抗 体 を 測 定 する. 肝 機 能 異 常 (AST(GOT) 上 昇, ALT(GPT) 上 昇, γ-gtp 上 昇, ALP 上 昇 23
9. 高 齢 者 への 投 与 高 齢 者 では 生 理 機 能 が 低 下 していることが 多 いので, 用 法 用 量 に 留 意 すること. ( 解 説 ) 高 齢 者 では 生 理 機 能 が 低 下 していることが 多 いので, 例 えば 1 時 間 に 50mL の 低 速 度 から 投 与 を 開 始 するなど 患 者 の 状 態 を 観 察 しながら 慎 重 に 投 与 すること. 10. 妊 婦 産 婦 授 乳 婦 等 への 投 与 外 国 において, 妊 娠 前 3 ヵ 月 から 妊 娠 初 期 3 ヵ 月 までにビタミンAを 10,000 IU / 日 以 上 摂 取 した 女 性 から 出 生 した 児 に, 頭 蓋 神 経 堤 などを 中 心 とする 奇 形 発 現 の 増 加 が 推 定 されたとする 疫 学 調 査 結 果 があるので, 妊 娠 3 ヵ 月 以 内 又 は 妊 娠 を 希 望 する 婦 人 に 投 与 する 場 合 は, 用 法 用 量 に 留 意 し, 本 剤 によるビタミンAの 投 与 は 5,000 IU / 日 未 満 に 留 めるなど 必 要 な 注 意 を 行 うこと. 禁 忌 の 項 参 照 ( 解 説 ) 外 国 における 出 生 児 調 査 によると, 妊 娠 前 3ヵ 月 から 妊 娠 初 期 3ヵ 月 までにビタミン A を 10,000 IU / 日 以 上 摂 取 した 母 親 からの 出 生 児 異 常 の 発 現 率 が 高 かったため 9). 11. 小 児 等 への 投 与 小 児 の 栄 養 所 要 量 は 成 人 と 異 なるため 小 児 に 対 する 本 剤 の 有 効 性 安 全 性 は 確 立 してい ない( 使 用 経 験 が 少 ない). ( 解 説 ) 小 児 は 成 人 に 比 べ 体 重 当 たりの 消 費 熱 量 及 び 内 容 が 異 なり, 小 児 での 本 剤 使 用 経 験 が 少 ない. ( 参 考 ) 開 発 時 でのエンシュア リキッド 小 児 使 用 例 年 齢 6 カ 月 2 歳 の 小 児 7 例 ( 男 5, 女 2)を 対 象 とし 本 剤 を 投 与 した. 原 疾 患 投 与 経 路 と 投 与 部 位 平 均 投 与 量 ( 維 持 期 ) 希 釈 濃 度 副 作 用 栄 養 状 態 総 合 評 価 先 天 性 食 道 閉 鎖 鎖 肛 横 隔 膜 ヘルニア 十 二 指 腸 閉 鎖 頚 部 リンパ 管 腫 胃 瘻 2 経 鼻 胃 3 経 口 2 794kcal / 日 0.79kcal / ml ( 各 症 例 別 にみた 場 合, 初 期 濃 度 及 び 維 持 期 濃 度 はほぼ 同 じであった) 下 痢 良 好 普 通 きわめて 有 用 有 用 やや 有 用 2 2 1 1 1 1 6 1 2 4 1 24
12. 臨 床 検 査 結 果 に 及 ぼす 影 響 8. 副 作 用 の 項 目 の 項 目 別 副 作 用 発 現 率 及 び 臨 床 検 査 異 常 一 覧 参 照. 13. 過 量 投 与 14. 適 用 上 及 び 薬 剤 交 付 時 の 注 意 ( 患 者 等 に 留 意 すべき 必 須 事 項 等 ) 適 用 上 の 注 意 (1) 投 与 経 路 : 静 脈 内 等 へは 投 与 しないこと. (2) 投 与 速 度 : 経 管 投 与 において 標 準 濃 度 は 1 kcal /ml, 標 準 速 度 は 1 時 間 に 100 150mL であるが, 通 常 は, 低 濃 度 又 は 低 速 度 から 投 与 を 開 始 し, 徐 々に 標 準 濃 度 又 は 標 準 速 度 に 達 するようにすること. 下 痢 等 の 副 作 用 が 発 現 した 場 合 には, 濃 度 0.5kcal / ml 程 度 に 下 げ, 症 状 の 改 善 を 待 つ,その 後, 標 準 速 度 に 達 するようにし, 次 いで 標 準 濃 度 にすること. (3) 投 与 時 : 1 ) 分 割 投 与 の 開 始 時, 又 は 持 続 的 投 与 の 数 時 間 ごとに, 胃 内 容 物 の 残 存 を 確 認 す ること. 2 ) 経 管 投 与 においては, 分 割 投 与 の 終 了 ごと,あるいは 持 続 的 投 与 の 数 時 間 ごと に 少 量 の 水 でチューブをフラッシングすること. 3 ) 本 剤 は 開 封 直 前 によく 振 ってから 使 用 すること. 使 用 時 に 白 色 の 浮 遊 物 又 は 沈 殿 物 ( 脂 肪 あるいはカルシウム)がみられることがあるが, 品 質 の 異 常 では ない. 4 ) 本 剤 を 経 管 投 与 する 場 合, 投 与 容 器 は 清 潔 なものを 用 いること.( 缶 入 り) 5 ) 本 剤 を 経 管 投 与 する 場 合, 内 径 2mm 以 上 のチューブを 使 用 することが 望 ましい. 6 ) 本 剤 を 加 温 する 場 合 は, 未 開 缶 又 は 未 開 封 のまま 微 温 湯 (30 40 )で 行 い, 直 火 での 加 温 は 避 けること. 7 ) 本 剤 を 経 管 投 与 する 場 合, 経 腸 栄 養 セットを 使 用 し, 全 量 を 一 度 に 使 用 するこ と.(バッグ 入 り) 8 ) 本 剤 の 経 管 投 与 においてポリ 塩 化 ビニル 製 の 医 療 用 具 を 使 用 した 場 合, 可 塑 剤 である DEHP di-(2-ethylhexyl)phthalate:フタル 酸 ジ -(2- エチルヘキシル) が 溶 出 するおそれがある.これら 医 療 用 具 を 使 用 する 場 合 は DEHP を 含 まない 製 品 を 使 用 することが 望 ましい. (4) 保 存 時 : 1 ) 開 封 後 は 密 閉 し, 冷 蔵 庫 内 に 保 存 すること. 開 封 後 48 時 間 以 内 に 使 用 すること. 2 ) 本 剤 を 冷 凍 するのは 避 けること. 25
15.その 他 の 注 意 16.その 他 26
Ⅸ. 非 臨 床 試 験 に 関 する 項 目 1. 一 般 薬 理 2. 毒 性 (1) 単 回 投 与 毒 性 試 験 本 剤 は 1kcal/mL に 調 整 された 製 剤 であるため, 動 物 実 験 においては 投 与 量 に 制 限 を 受 け ることから, 本 試 験 は 本 剤 とほぼ 同 一 組 成 の Ensure Powder( 本 邦 未 発 売,Ross Products Division Abbott Laboratories 製,4.5kcal / g)を 用 いて 実 施 した. LD 50(mg / kg) 動 物 種 投 与 経 路 経 口 Wistar ラット 雌 雄 30,000 以 上 13) (2) 反 復 投 与 毒 性 試 験 ラットに 28 日 間 及 び 90 日 間 自 由 摂 取 又 は 強 制 投 与 した 結 果, 著 しい 症 状 は 観 察 され なかった. 自 由 摂 取 群 の 1 匹 当 たりの 1 日 摂 取 量 は 投 与 期 間 を 通 して 雄 は 60 100g, 雌 は 60 70g の 範 囲 にあり,これはヒトの 臨 床 用 量 (30 35mL / kg)から 見 て 5 14 倍 に 相 当 するが, 本 剤 の 影 響 は 軽 微 であった. 又,ヒトの 臨 床 用 量 に 相 当 する 35mL / kg の 強 制 投 与 群 では ほとんど 影 響 が 見 られなかった. (3) 生 殖 発 生 毒 性 試 験 (4)その 他 の 特 殊 毒 性 27
Ⅹ. 取 扱 い 上 の 注 意 等 に 関 する 項 目 1. 有 効 期 間 又 は 使 用 期 限 使 用 期 限 : 製 造 後 12 ヵ 月 ( 使 用 期 限 :バッグ 及 び 缶 底 に 記 載 ) 2. 貯 法 保 存 条 件 室 温 保 存 3. 薬 剤 取 扱 い 上 の 注 意 点 該 当 なし 4. 承 認 条 件 該 当 なし 5. 包 装 エンシュア リキッド(250mL,250kcal)24 缶 エンシュア リキッド(500mL,500kcal)12 バッグ 6. 同 一 成 分 同 効 薬 ( 同 一 成 分 薬 )エンシュア H ( 同 効 薬 )エレンタール,ツインライン NF,ラコール NF 7. 国 際 誕 生 年 月 日 1973 年 11 月 8. 製 造 輸 入 承 認 年 月 日 及 び 承 認 番 号 1987 年 12 月 11 日 承 認 番 号 :16200AMZ01646000 9. 薬 価 基 準 収 載 年 月 日 1988 年 6 月 3 日 10. 効 能 効 果 追 加, 用 法 用 量 変 更 追 加 等 の 年 月 日 及 びその 内 容 該 当 しない 11. 再 審 査 結 果, 再 評 価 結 果 公 表 年 月 日 及 びその 内 容 該 当 しない 12. 再 審 査 期 間 該 当 しない 28
13. 長 期 投 与 の 可 否 本 剤 は 投 与 期 間 に 上 限 が 設 けられている 医 薬 品 に 該 当 しない. 14. 厚 生 省 薬 価 基 準 収 載 医 薬 品 コード 3259109 S 1025 15. 保 険 給 付 上 の 注 意 なし ⅩⅠ. 文 献 引 用 文 献 1 ) 明 治 乳 業 資 料 2 ) 長 尾 房 大,ほか:JJPEN,6,737,1985 3 ) 菅 野 憲 一 郎,ほか:JJPEN,6,745,1985 4 ) 菅 原 利 夫,ほか: 日 本 口 腔 外 科 学 会 雑 誌,30,1634,1984 5 ) 山 本 政 勝,ほか: 基 礎 と 臨 床,20,7205,1986 6 ) 菅 原 利 夫,ほか: 基 礎 と 臨 床,20,6201,1986 7 ) 前 田 啓 介,ほか: 西 日 皮 膚,55(4),812,1993 8 ) 前 川 和 代,ほか: 西 日 皮 膚,60(6),855,1998 9 )K.Rothman et al., The New England J. of Medicine, 333:1369, 1995 10) 長 野 修,ほか:ICU と CCU Vol. 22, No8, 603-608, 1998 11) 正 田 良 介,ほか: 消 化 と 吸 収 Vol. 20, No2, 9-13, 1997 12)J.E.A. Squires et al., Clinical Nutrition, 2:113, 1983 13) 福 島 健,ほか: 基 礎 と 臨 床,20,5393,1986 14) 明 治 乳 業 資 料 29
ⅩⅠ. 参 考 資 料 主 な 外 国 での 発 売 状 況 (2000 年 7 月 現 在 ) Abbott Nutrition Abbott Laboratories は, 本 剤 とほぼ 同 成 分 の Ensure を 食 品 として 以 下 の 国 々をはじめとする 世 界 82 ヵ 国 で 発 売 している. Ensure(Abbott 社 米 国 :1973 年 発 売 ) Ensure(Abbott 社 カ ナ ダ:1977 年 発 売 ) Ensure(Abbott 社 イスラエル:1978 年 発 売 ) Ensure(Abbott 社 イギリス :1979 年 発 売 ) 他 74 ヵ 国 ⅩⅢ. 備 考 特 になし 文 献 請 求 先 アボット ジャパン 株 式 会 社 くすり 相 談 室 108 6303 東 京 都 港 区 三 田 3 5 27 フリーダイヤル 0120 964 930 日 本 病 院 薬 剤 師 会 の IF 様 式 に 基 づいて 作 成 30
2012 年 3 月 作 成 JL/ENS/12-1/B/Ⅱ/R9