研 究 活 動 小 史 2007 年 1 月 法 政 大 学 藤 村 博 之 1979 年 大 学 卒 業 とユーゴスラビア 留 学 3 月 名 古 屋 大 学 経 済 学 部 卒 業 4 月 に 大 学 院 進 学 10 月 ユーゴスラビア 政 府 奨 学 生 としてザグレブ 大 学 経 済 研 究 所 に 留 学 労 働 者 自 主 管 理 について 研 究 を 始 める 文 学 部 の 外 国 人 向 けクロアチア 語 コースに 入 って ク ロアチア 語 の 勉 強 を 始 める 11 月 学 生 寮 で 一 緒 になった 友 人 がオーストリア 人 で ウィーンの 彼 のアパートに 泊 め てもらう 車 で 国 境 を 越 えるという 体 験 を 初 めてする 1 週 間 のウィーン 滞 在 で 街 の 歴 史 に 圧 倒 される 1980 年 夏 の 労 働 奉 仕 隊 に 参 加 5 月 チトー 大 統 領 逝 去 ザグレブ 駅 前 でのお 別 れの 儀 式 には 40 万 人 が 参 加 する ほぼ 全 員 の 目 に 涙 が 浮 かんでいたのが 印 象 に 残 っている 彼 の 偉 大 さ 国 民 に 愛 され ていた 指 導 者 であったことを 実 感 した 7 月 アドリア 海 沿 岸 の 街 スプリットに 行 く 初 めてアドリア 海 を 見 る とてもきれい な 海 だ 友 人 の 家 に 泊 めてもらう 8 月 労 働 奉 仕 隊 に 参 加 ヴォイヴォディナの 北 ハンガリー 国 境 に 近 い 町 に 滞 在 し 4 週 間 道 づくりをする 朝 3 時 半 起 床 5 時 から 12 時 まで 働 き 午 後 はレクリエー ション 活 動 だった ユーゴ 国 内 各 地 から 来 た 人 々と 仲 良 くなる 1981 年 結 婚 そして 帰 国 10 月 留 学 を 終 えて 帰 国 修 士 論 文 を 書 き 始 める 1982 年 修 士 論 文 完 成 ドイツ 留 学 3 月 修 士 課 程 を 修 了 し 博 士 課 程 に 進 む 9 月 ドイツのフライブルグ 大 学 に 留 学 文 部 省 の 奨 学 金 をもらう ドイツ 語 で 苦 労 す る ドイツの 共 同 決 定 について 研 究 する 1983 年 帰 国 と 就 職 先 の 決 定 8 月 末 ドイツ 留 学 を 終 えて 帰 国 秋 修 士 課 程 時 代 の 指 導 教 授 が 京 都 大 学 経 済 研 究 所 に 移 っており 彼 の 尽 力 によって 翌 年 4 月 に 助 手 として 採 用 されることが 決 定 する 1984 年 京 都 大 学 に 就 職 タイ タイでの 企 業 調 査 4 月 助 手 として 勤 務 開 始 8~9 月 小 池 教 授 のプロジェクトであるタイの 企 業 調 査 に 猪 木 先 生 とともに 参 加 3 週 間 バンコクに 滞 在 ここで 企 業 調 査 の 方 法 を 徹 底 的 に 仕 込 まれた この 経 験 が 私 の 研 究 者 としての 基 礎 を 作 った 1985 年 マレーシアでの 調 査 と 研 究 の 進 展 2 月 マレーシアでの 企 業 調 査 秋 タイとマレーシアの 調 査 をもとに 論 文 執 筆 ものを 書 くことのたいへんさを 実 感 す る
1986 年 ザグレブ 留 学 と 京 都 展 8 月 ザグレブ 大 学 に 再 び 留 学 ユーゴの 自 主 管 理 に 関 する 研 究 を 深 める 10~12 月 京 都 市 とザグレブ 市 の 姉 妹 都 市 盟 約 5 周 年 を 記 念 して 京 都 展 がザグレブ 市 で 開 催 される 京 都 市 からの 要 請 で 通 訳 として 手 伝 う 毎 週 2 回 お 茶 のお 点 前 をしてザグレブ 市 民 に 日 本 文 化 を 伝 える このときに 製 菓 会 社 クラッシュの 工 場 長 と 知 り 合 い 職 場 調 査 の 可 能 性 が 開 ける 1987 年 関 西 国 際 産 業 関 係 研 究 所 春 関 西 国 際 産 業 関 係 研 究 所 の 仕 事 を 手 伝 うようになる 1988 年 ポーランド 調 査 プロジェクトに 参 加 秋 ポーランドの 企 業 変 革 について 日 本 労 働 研 究 機 構 の 調 査 研 究 プロジェクトが 始 ま り メンバーとして 参 加 する このプロジェクトは ハンガリーとチェコスロバキ アも 対 象 としており 1994 年 頃 まで 続 くことになる 1989 年 滋 賀 大 学 への 就 職 決 定 秋 滋 賀 大 学 経 済 学 部 に 採 用 されることが 決 まる 1990 年 滋 賀 大 学 への 移 動 と 外 部 機 関 での 活 動 開 始 4 月 滋 賀 大 学 経 済 学 部 に 助 教 授 として 赴 任 多 くの 良 き 同 僚 に 恵 まれる 5 月 日 本 生 産 性 本 部 経 営 アカデミーのグループ 指 導 講 師 として 働 き 始 める 月 に 2 回 程 度 東 京 に 行 く 生 活 が 始 まる 1997 年 までグループ 指 導 講 師 を 務 め 98 年 からは コーディネーターになる このグループ 指 導 講 師 としての 経 験 が 社 会 人 教 育 に たずさわるための 能 力 育 成 になる 日 本 企 業 の 職 場 の 実 態 を 知 るいい 機 会 を 提 供 してもらった 6 月 関 西 生 産 性 本 部 の 35 周 年 記 念 事 業 働 きがいとゆとりの 委 員 会 に 参 加 関 西 の 労 働 組 合 役 員 たちとの 人 脈 ができはじめる 秋 佐 藤 博 樹 氏 の 紹 介 により 社 団 法 人 現 代 総 合 研 究 集 団 でユニオン アイデンティテ ィに 関 する 調 査 に 参 加 1991 年 初 めての 本 を 出 版 秋 現 代 総 合 研 究 集 団 で 調 査 した 結 果 をもとに 佐 藤 博 樹 氏 と 共 編 で エクセレントユ ニオン という 本 を 出 版 する UI 運 動 を 支 援 することが 目 的 また 関 西 生 産 性 本 部 で 前 年 から 実 施 してきた 働 きがいとゆとりの 委 員 会 の 報 告 書 がまとまる 1992 年 オーストラリア 研 修 旅 行 にコーディネーター コーディネーターとして 参 加 5 月 関 西 生 産 性 本 部 の 企 画 である 時 間 創 造 を 考 えるオーストラリア 研 修 旅 行 にコ ーディネーターとして 参 加 現 地 での 通 訳 ツアーコンダクター 役 も 務 める こ の 年 から 7 年 連 続 でオーストラリア 研 修 に 参 加 する 1993 年 高 齢 者 雇 用 研 究 の 始 まり 春 滋 賀 県 庁 商 工 労 働 部 に 設 置 された 65 歳 現 役 社 会 実 現 に 向 けた 懇 談 会 の 座 長 を 務 める 高 齢 者 雇 用 に 関 する 研 究 の 始 まりになる 貴 重 な 経 験 となった 秋 ~ 冬 滋 賀 大 学 経 済 学 部 研 究 叢 書 の 出 版 のために それまで 書 きためてきたユーゴ 労 働 者 自 主 管 理 に 関 する 論 文 を 整 理 する 1994 年 ユーゴの 労 働 者 自 主 管 理 に 関 する 本 を 出 版 3 月 ユーゴスラビア 労 働 者 自 主 管 理 の 挑 戦 と 崩 壊 と 題 した 本 を 出 版 する これが
ユーゴ 研 究 の 集 大 成 となる この 本 を 京 都 大 学 経 済 学 部 に 博 士 の 学 位 請 求 論 文 と して 提 出 1995 年 博 士 の 学 位 取 得 11 月 京 都 大 学 より 博 士 の 学 位 が 授 与 される 1996 年 教 授 に 昇 進 11 月 教 授 に 昇 進 次 年 度 に 法 政 大 学 に 移 ることが 決 まっていたので 昇 進 を 辞 退 した が 学 部 長 が それとこれとは 別 と 言 ってくださったので 昇 進 が 決 まった 1997 年 法 政 大 学 への 移 籍 3 月 日 本 企 業 の 人 事 制 度 改 革 を 滋 賀 大 学 経 済 学 部 研 究 叢 書 としてまとめる 4 月 滋 賀 大 学 と 法 政 大 学 の 両 方 で 教 える 生 活 が 始 まる 週 によっては 東 京 と 京 都 の 間 を 二 往 復 することもあった また この 年 から 日 本 労 働 研 究 雑 誌 の 編 集 委 員 を 務 める この 月 の 初 めにクロアチアの 国 会 議 長 が 日 本 の 衆 議 院 議 長 の 招 待 で 日 本 を 訪 問 公 式 通 訳 としてつく 10 月 法 政 大 学 に 正 式 に 移 籍 社 会 人 大 学 院 で 夜 間 の 講 義 を 持 つようになる 11 月 企 業 にとって 中 高 年 は 不 要 か を 生 産 性 出 版 から 出 す 中 高 年 の 活 用 に 関 する 研 究 の 集 大 成 日 経 新 聞 の 書 評 欄 でも 紹 介 される 秋 関 西 生 産 性 本 部 で 労 働 組 合 の 活 性 化 に 関 する 委 員 会 が 発 足 し 主 査 を 務 める この 委 員 会 は 形 を 変 えながら 現 在 も 続 いている 1998 年 研 究 の 三 本 柱 の 確 立 春 社 会 経 済 生 産 性 本 部 の 労 使 関 係 特 別 委 員 会 に 参 加 労 働 組 合 の 役 割 について 議 論 す る 場 を 与 えられる 10 月 管 理 職 による 評 価 制 度 の 運 用 - 差 をつける 人 事 制 度 は 可 能 か を 日 本 労 働 研 究 雑 誌 に 掲 載 日 本 企 業 の 人 事 制 度 に 関 する 研 究 が 本 格 化 する この 年 あたりから 現 在 も 続 いている 研 究 の 三 本 柱 が 確 立 する 1 高 齢 者 雇 用 2 日 本 の 労 働 組 合 の 活 性 化 3 管 理 職 の 育 成 基 盤 となっているのは 日 本 をより 住 みやすい 社 会 にしたいという 思 いである 1999 年 人 事 労 務 に 関 する 教 科 書 の 出 版 4 月 人 事 労 務 の 教 科 書 新 しい 人 事 労 務 管 理 を 佐 藤 博 樹 氏 八 代 充 史 氏 と 一 緒 に 書 く 秋 連 合 総 研 の 経 営 者 調 査 に 参 加 2000 年 能 力 開 発 に 関 する 論 文 執 筆 と 資 料 集 の 出 版 5~12 月 中 部 産 政 研 のプロジェクト 高 齢 者 雇 用 に 主 査 として 参 加 トヨタ 系 企 業 の 高 齢 者 雇 用 の 実 態 について 聴 き 取 り 調 査 とアンケート 調 査 を 行 う 7 月 社 会 的 に 通 用 する 能 力 を 高 める 方 法 を 勤 労 よこはま に 掲 載 これが 能 力 開 発 に 関 する 私 の 考 え 方 をまとめるきっかけになるとともに その 後 の 研 究 の 方 向 性 を 決 めるものになった 11 月 新 しい 人 事 労 務 管 理 の 資 料 集 として マテリアル 人 事 労 務 管 理 を 出 版 二 冊 の 本 を 使 うことによって 日 本 企 業 の 人 事 労 務 管 理 の 実 態 がよりわかりやすく なる
2001 年 高 齢 者 雇 用 研 究 の 進 展 と 学 生 対 応 委 員 の 経 験 1 月 60 歳 代 前 半 の 雇 用 継 続 を 実 現 するための 課 題 を 日 本 労 働 研 究 雑 誌 に 掲 載 する 高 齢 者 雇 用 について 調 べてきたことのまとめとなる 3 月 前 年 の 中 部 産 政 研 の 調 査 を 報 告 書 にまとめる 4 月 学 生 部 長 補 佐 を 1 年 間 務 める 学 生 対 応 の 委 員 であり 早 朝 出 勤 深 夜 までの 勤 務 学 生 との 怒 鳴 りあいなどを 経 験 する 春 厚 生 労 働 省 の 要 請 を 受 けて エクステンションカレッジで 失 業 者 の 再 就 職 支 援 事 業 を 行 う 2002 年 専 門 職 大 学 院 設 置 準 備 委 員 長 就 任 とケンブリッジ 大 学 での 国 際 会 議 出 席 1~12 月 日 本 労 働 研 究 機 構 の 高 齢 者 雇 用 研 究 プロジェクトに 参 加 4 月 大 学 院 経 営 学 専 攻 の 主 任 に 就 任 するとともに 新 しい 大 学 院 の 設 置 準 備 委 員 会 委 員 長 に 就 任 12 月 ケンブリッジ 大 学 で 開 催 された 高 齢 者 雇 用 に 関 する 国 際 会 議 に 出 席 アメリカ イギリス オーストラリアのアングロサクソン 連 合 とヨーロッパ 大 陸 諸 国 日 本 連 合 の 意 見 対 立 が 興 味 深 かった 2003 年 ドイツ 調 査 と 専 門 職 大 学 院 設 置 準 備 2 月 ドイツの 高 齢 者 雇 用 に 関 する 調 査 を 実 施 政 府 機 関 ドイツ 銀 行 通 販 会 社 Qwelle をたずねる 日 本 の 高 齢 者 雇 用 に 対 する 関 心 の 高 さを 実 感 する 5 月 能 力 開 発 の 自 己 管 理 - 雇 用 不 安 のもとでの 能 力 育 成 を 考 える を 日 本 労 働 研 究 雑 誌 に 掲 載 6 月 新 しい 専 門 職 大 学 院 の 構 想 が 固 まり 文 科 省 への 設 置 認 可 申 請 に 向 けて 準 備 が 本 格 化 する 11 月 に 正 式 認 可 され 学 生 募 集 が 始 まる 秋 新 しい 人 事 労 務 管 理 の 新 版 を 出 版 2004 年 専 門 職 大 学 院 の 開 校 4 月 23 人 の 学 生 で 専 門 職 大 学 院 イノベーションマネジメント 研 究 科 が 発 足 学 生 定 員 が 60 名 なので 批 判 の 多 い 出 発 となる 6 月 信 販 業 の 高 齢 者 雇 用 推 進 検 討 委 員 会 の 座 長 に 就 任 夏 強 い 会 社 をつくるキャリア 戦 略 を JMAM から 出 版 岩 尾 氏 坂 尾 氏 との 共 著 労 働 組 合 によるキャリア 形 成 支 援 について 強 調 する 秋 ~ 翌 年 産 労 総 研 の 役 員 マネジメント 研 究 会 に 座 長 として 参 加 役 員 の 育 成 選 抜 処 遇 などについて 研 究 する 2005 年 高 齢 者 雇 用 に 関 する 関 心 の 高 まりと 活 発 な 講 演 活 動 2 月 高 齢 者 雇 用 と 企 業 の 人 事 管 理 日 本 経 団 連 出 版 編 定 年 延 長 再 雇 用 制 度 事 例 集 高 年 齢 者 を 活 かす 12 社 の 取 り 組 み を 出 す この 本 をきっかけとして 高 齢 者 雇 用 のあり 方 に 関 する 講 演 依 頼 が 増 える 7 月 ~ 現 在 中 部 産 政 研 の 新 たなプロジェクトに 参 加 アンケート 調 査 の 設 計 などを 行 う 2006 年 7 月 に 終 了 予 定 10 月 経 営 改 革 を 進 める 役 員 マネジメント を 経 営 書 院 から 出 版 役 員 マネジメント 研 究 会 の 集 大 成 2006 年 ワシントン 州 日 米 協 会 での 講 演 と 50 歳 到 達
1 月 労 使 コミュニケーションの 現 状 と 課 題 を 日 本 労 働 研 究 雑 誌 に 掲 載 9 月 ワシントン 州 日 米 協 会 で 講 演 タイトルは Characteristics of HRM in Japanese Firms; How to Manage Japanese People as Employees だった 11 月 50 歳 を 迎 える 12 月 中 部 産 政 研 の 調 査 報 告 書 を 完 成 し 出 版 ( 以 上 )