公 益 財 団 法 人 日 本 クリスチャン アカデミー 2014 年 度 事 業 計 画 Ⅰ 事 業 計 画 基 本 方 針 本 年 度 当 財 団 は 以 下 の 基 本 方 針 を 掲 げ 諸 事 業 を 積 極 的 に 推 進 する 1. 事 業 の 展 開 定 款 に 定 められた 当 財 団 の 目 的 に 沿 って キリスト 教 精 神 に 基 づき 立 場 の 相 違 を 越 えた 対 話 を 通 し 自 由 平 等 正 義 平 和 に 基 づく 社 会 の 実 現 に 寄 与 する 事 業 を 一 層 活 発 に 展 開 する 2. 事 業 の 推 進 1) 公 益 目 的 事 業 (1) 東 西 活 動 センター 1 現 有 のフォーラム 事 業 及 び 研 修 セミナー 体 験 交 流 事 業 を 継 続 発 展 させる 2 参 加 者 同 士 の 対 話 中 心 の 宿 泊 プログラムを 拡 充 する 3 アカデミー 運 動 の 目 的 に 従 って 今 日 的 な 社 会 の 課 題 に 対 する 認 識 を 深 め それにふさわしい 新 規 プログラムの 開 発 に 取 り 組 む 4 東 西 活 動 センター 合 同 プログラムを 継 続 的 に 実 施 する (2) 関 西 セミナーハウス 1 当 財 団 の 事 業 展 開 の 拠 点 として 公 益 目 的 事 業 でのさらなる 活 用 をはかる 2 東 西 活 動 センターの 事 業 目 的 である 公 益 活 動 への 貢 献 度 を 高 め る (3) 広 報 活 動 機 関 誌 はなしあい を 定 期 的 に 発 行 し 当 財 団 の 諸 活 動 を 報 告 する また 東 西 活 動 センターおよび 関 西 セミナーハウスの 活 動 状 況 については ホームページ 等 によって 積 極 的 な 情 報 発 信 を 継 続 する 2) 収 益 事 業 公 益 目 的 利 用 外 の 一 般 利 用 者 企 業 等 への 宿 泊 研 修 施 設 の 貸 出 しを 行 い その 収 益 の 一 部 を 公 益 活 動 に 資 する 3. 運 営 推 進 体 制 の 安 定 化 それぞれの 継 続 する 公 益 事 業 は 明 確 な 方 向 性 と 予 算 計 画 を 持 ち 運 営 推 進 にあたる また 新 規 プログラムについても 必 要 財 源 を 確 保 し 活 動 を 展 開 する 4. 財 政 の 健 全 化 1) 引 き 続 き 財 政 の 健 全 化 に 取 り 組 む 2) 保 有 資 産 を 見 直 し 有 効 な 活 用 策 を 研 究 する 3) 運 用 基 金 の 運 用 は 規 程 細 則 に 則 り 行 う 5. 賛 助 会 員 寄 附 金 の 拡 充 1 / 6
公 益 事 業 広 報 活 動 等 を 積 極 的 に 展 開 して アカデミーの 理 念 を 周 知 し アカデミー 運 動 を 支 えようとする 賛 助 会 員 寄 附 金 の 拡 充 を 図 る Ⅱ 関 東 活 動 センター2014 年 度 事 業 計 画 2014 年 度 に 日 本 クリスチャン アカデミーの 理 念 に 基 づき 以 下 の 対 話 を 重 視 したプログラムを 企 画 する 1. 今 日 的 課 題 Ⅰの 自 死 に 遭 遇 した 人 への 慰 めとは は 従 来 タブーとされがちであった 自 死 の 問 題 を 取 り 上 げ 教 会 と 社 会 におけ る 具 体 的 な 取 り 組 みの 可 能 性 を 探 るプログラムである 2. 今 日 的 課 題 Ⅱの 平 和 憲 法 を 考 える は 改 憲 の 可 能 性 が 議 論 される 現 在 改 めて 戦 後 民 主 主 義 の 諸 価 値 を 検 証 し 改 めて 平 和 憲 法 の 意 義 を 学 ぶ 企 画 である 3. 宗 教 対 話 Ⅰ 古 典 で 読 む20 世 紀 は 今 ではほとんど 読 まれなくなった 先 哲 の 様 々な 古 典 的 著 作 を 読 み 直 し 21 世 紀 の 現 在 の 時 点 でその 意 義 を 再 確 認 することを 目 的 としている 4. 宗 教 対 話 Ⅰ 牧 師 と 共 に 絵 本 を 読 む は 子 どもの 世 界 を 対 象 に 描 かれた 数 々の 絵 本 から 現 代 社 会 への 鋭 い 問 題 提 起 を 読 み 取 り それを 共 有 しようとする 試 みである 5. 聖 書 を 読 むシリーズでは フェミニズムの 立 場 からの 聖 書 を 読 み 直 し あるいは 今 日 的 視 点 からの 聖 書 の 読 み 方 を 探 ることを 目 的 としている 6. 各 神 学 校 の 枠 を 超 えた 神 学 生 たちの 交 流 を 目 的 とした 神 学 生 交 流 プロ グラム については 第 5 回 プログラム(2014 年 3 月 実 施 )の 実 績 を 踏 まえて さらに 継 続 する 可 能 性 を 探 る 今 日 的 課 題 Ⅰ 今 日 的 課 題 Ⅱ 宗 教 対 話 Ⅰ 宗 教 対 話 Ⅱ 全 5 回 自 死 に 遭 遇 した 人 への 慰 めとは 賀 来 周 一 (キリスト 教 カウ ンセリングセンター 相 談 所 長 ) 全 1 回 平 和 と 憲 法 を 考 える( 仮 題 ) 講 師 : 未 定 全 4 回 古 典 で 読 む20 世 紀 武 田 利 邦 ( 農 村 伝 道 神 学 校 講 師 ) 全 4 回 牧 師 とともに 絵 本 を 読 む 増 田 琴 ( 巣 鴨 ときわ 教 会 牧 師 ) 他 第 1 回 4 月 14 日 ( 月 ) 第 2 回 5 月 12 日 ( 月 ) 第 3 回 6 月 9 日 ( 月 ) 第 4 回 7 月 14 日 ( 月 ) 第 5 回 8 月 4 日 ( 月 ) 9 月 ( 未 定 ) 第 1 回 5 月 23 日 ( 金 ) 第 2 回 7 月 25 日 ( 金 ) 第 3 回 10 月 24 日 ( 金 ) 第 4 回 1 月 23 日 ( 金 ) 第 1 回 6 月 27 日 ( 金 ) 第 2 回 9 月 26 日 ( 金 ) 第 3 回 11 月 28 日 ( 金 ) 第 4 回 2 月 27 日 ( 金 ) 2 / 6
聖 書 を 読 む 会 全 10 回 イエスの 世 界 の 女 性 たち 山 口 里 子 ( 日 本 フェミニス ト 神 学 宣 教 センター 共 同 ディレクター 研 究 会 全 5 回 キリスト 教 入 門 ( 仮 題 ) 柳 下 明 子 ( 日 本 聖 書 神 学 校 教 授 ) 神 学 生 交 流 プログラム 未 定 第 1 回 4 月 8 日 ( 火 ) 第 2 回 5 月 13 日 ( 火 ) 第 3 回 6 月 10 日 ( 火 ) 第 4 回 7 月 8 日 ( 火 ) 第 5 回 8 月 12 日 ( 火 ) 第 6 回 9 月 9 日 ( 火 ) 第 7 回 10 月 14 日 ( 火 ) 第 8 回 11 月 11 日 ( 火 ) 第 9 回 12 月 9 日 ( 火 ) 第 10 回 1 月 13 日 ( 火 ) 第 1 回 9 月 11 日 ( 木 ) 第 2 回 10 月 9 日 ( 木 ) 第 3 回 11 月 13 日 ( 木 ) 第 4 回 12 月 11 日 ( 木 ) 第 5 回 1 月 8 日 ( 木 ) Ⅲ 関 西 セミナーハウス 活 動 センター 事 業 計 画 2014 年 度 に 日 本 クリスチャン アカデミーの 理 念 に 基 づき 以 下 のプログラムを 企 画 する 1. 修 学 院 フォーラム 社 会 は 昨 年 と 一 昨 年 に 続 いて 原 発 問 題 を 取 り 上 げる さらに 原 発 問 題 と 深 い 関 係 がある 科 学 者 の 責 任 及 び 特 定 秘 密 保 護 法 に 関 す るプログラムを 計 画 している 2. 修 学 院 フォーラム 福 祉 は 終 末 期 の 医 療 及 び 葬 儀 と 墓 を 取 り 上 げる 3. 修 学 院 フォーラムいのちは 最 近 注 目 されている 認 知 症 メディカル コ ントロールとグリーフケアの 問 題 を 探 るプログラムである 4. 開 発 教 育 セミナーは 小 中 高 等 学 校 の 教 諭 を 中 心 に いかにして 学 校 の 現 場 に 第 三 世 界 の 国 々に 対 する 問 題 意 識 を 高 めることができるかを 研 究 す る 5.お 茶 のこころと 宗 教 のこころプログラムでは 京 都 におけるキリシタンの 歴 史 を 取 り 上 げる 6.もみじまつりは 今 年 茶 席 琴 演 奏 の 他 に 特 別 展 示 会 で 正 教 会 のイコ ンを 紹 介 する 修 学 院 フォーラム 社 会 第 1 回 科 学 者 の 原 罪 と 社 会 的 責 任 政 池 明 ( 京 都 大 学 名 誉 教 授 物 理 学 ) 11 月 1 日 ( 土 ) 3 / 6
第 2 回 特 定 秘 密 保 護 法 佐 藤 優 ( 文 筆 家 ) 11 月 8 日 ( 土 ) 第 3 回 原 発 をどう 位 置 付 けるか 環 境 経 済 学 の 観 点 から 植 田 和 弘 ( 京 大 経 済 学 研 究 科 長 ) 神 学 の 観 点 から 西 原 廉 太 ( 立 教 大 学 副 学 長 ) 第 4 回 未 定 予 備 2015 年 1 月 11 日 ( 日 )~12 日 ( 月 祝 ) 修 学 院 フォーラム 福 祉 修 学 院 フォーラム いのち 開 発 教 育 セミナー 第 1 回 認 知 症 高 齢 者 介 護 ~わが 国 の 医 療 福 祉 のあり 方 を 考 える 中 島 健 二 ( 京 都 府 立 医 科 大 学 名 誉 教 授 神 経 内 科 医 ) 第 2 回 ほどほどに 去 る~ 終 末 期 医 療 の 現 場 から 徳 永 進 ( 野 の 花 診 療 所 院 長 ) 第 3 回 葬 儀 と 墓 は 誰 のために 何 の ために~キリスト 教 と 仏 教 の 立 場 から 考 える 池 口 龍 法 ( 知 恩 院 僧 侶 ) 塚 本 潤 一 ( 頌 栄 短 大 准 教 授 ) 第 1 回 メディカル コントロールと 新 優 生 思 想 の 時 代 児 玉 真 美 ( 著 作 家 ) 第 2 回 共 同 体 におけるスピリチュアル ケア 交 渉 中 第 3 回 グリーフケアを 考 える 高 木 慶 子 ( 上 智 大 学 グリーフケア 研 究 所 所 長 ) 第 1 回 開 発 教 育 入 門 セミナー( 協 力 プロ グラム) 第 2 回 縮 小 社 会 ~これからの 私 たちの くらしをデザインする 松 久 寛 ( 縮 小 社 会 研 究 会 代 表 元 京 都 大 学 工 学 部 教 授 ) 4 月 19 日 ( 土 ) 5 月 24 日 ( 土 ) 2015 年 3 月 7 日 ( 土 ) 7 月 19 日 ( 土 ) 2015 年 1 月 31 日 ( 土 ) 予 定 2015 年 2 月 28 日 ( 土 ) 6 月 22 日 ( 日 ) 7 月 12 日 ( 土 ) ~13 日 ( 日 ) 4 / 6
第 3 回 非 暴 力 トレーニングを 体 験 する ~その 理 念 と 実 践 大 畑 豊 ( 非 暴 力 平 和 隊 日 本 (NPJ) 理 事 ) 9 月 13 日 ( 土 ) ~14 日 ( 日 ) 第 4 回 沖 縄 スタディツアー~ 今 考 える 沖 縄 玉 城 尚 美 ( 沖 縄 NGOセンター) 第 5 回 いのちの 食 べ 方 を 問 う~ 映 画 上 映 ある 精 肉 店 のはなし +ワー クショップ 食 卓 の 牛 肉 から 見 え る 世 界 交 渉 中 第 6 回 今 考 えるベトナムと 日 本 ~ベト ナム 戦 争 後 と 日 本 の 原 発 輸 出 か ら 伊 藤 正 子 ( 京 都 大 学 大 学 院 アジア アフリカ 地 域 研 究 科 准 教 授 ) 研 究 会 お 茶 のこころと 宗 教 のこころ 10 月 11 日 ( 土 ) ~13 日 ( 日 ) 11 月 9 日 ( 日 ) 12 月 13 日 ( 土 ) ~14 日 ( 日 ) 第 1 回 京 都 のキリシタン( 仮 ) 未 定 杉 野 栄 ( 日 本 バプテスト 連 盟 京 都 洛 西 教 会 牧 司 ) 展 示 講 演 会 もみじまつり 11 月 23 日 ( 日 ) 展 示 会 正 教 会 のイコン 11 月 22 日 ( 土 ) ~23 日 ( 日 ) 講 演 東 方 教 会 の 祈 りの 形 広 岡 正 久 ( 前 京 都 産 業 大 学 理 事 長 ) 音 楽 野 中 久 美 子 ( 能 管 奏 者 ) Ⅳ 関 西 セミナーハウス 事 業 運 営 方 針 関 西 セミナーハウスは 2013 年 度 より 公 益 財 団 法 人 の 付 属 施 設 として 新 しいスタートを 切 った 移 行 後 その 趣 旨 に 添 って 多 くの 方 々に2014 年 度 も 引 き 続 き 下 記 の 主 要 な 努 力 目 標 を 掲 げ 積 極 的 な 運 営 を 行 う 1. 公 益 目 的 事 業 の 拡 大 関 西 セミナーハウス 主 催 の 文 化 的 プログラムを 継 続 するとともに 関 西 セ ミナーハウス 活 動 センターや 他 の 教 育 機 関 学 会 研 究 会 諸 団 体 と 連 携 し その 文 化 教 育 社 会 貢 献 活 動 に 参 画 する 5 / 6
2. 収 益 事 業 の 展 開 公 益 目 的 以 外 の 一 般 利 用 者 企 業 等 への 宿 泊 ならびに 研 修 施 設 の 貸 出 を 積 極 的 に 推 進 する 特 に 長 年 本 施 設 が 支 えられているコア 利 用 者 ( 団 体 個 人 リピーター)への 働 きかけを 強 める 3. 公 益 活 動 への 貢 献 厳 しい 事 業 環 境 であるが 2013 年 度 に 引 き 続 き 公 益 財 団 法 人 の 活 動 を 支 えるために 一 定 額 の 拠 出 金 を 設 定 し 具 体 的 な 貢 献 を 行 う 4. 健 全 な 収 支 の 確 保 収 支 のバランスを 整 え 老 朽 化 している 施 設 の 更 新 を 行 うとともに 事 業 の 継 続 性 を 確 かなものとする ( 以 上 ) 6 / 6