地 域 再 生 計 画 1. 地 域 再 生 計 画 の 名 称 地 場 産 業 の 活 性 化 と 民 生 安 定 と 都 会 との 交 流 を 推 進 する 地 域 づくり 計 画 2. 地 域 再 生 計 画 の 作 成 主 体 の 名 称 大 分 県 佐 伯 市 3. 地 域 再 生 計 画 の 区 域 浦 代 港 ( 佐 伯 市 ) 臼 杵 港 ( 臼 杵 市 ) 下 浦 漁 港 ( 大 分 市 ) 東 深 江 漁 港 ( 臼 杵 市 ) 小 浦 漁 港 ( 佐 伯 市 ) 間 越 漁 港 ( 佐 伯 市 ) 及 び 元 猿 漁 港 ( 佐 伯 市 )の 区 域 4. 地 域 再 生 計 画 の 目 標 浦 代 港 小 浦 漁 港 間 越 漁 港 並 びに 元 猿 漁 港 は 大 分 県 の 東 南 部 に 位 置 し 北 西 南 の3 方 を 山 に 囲 まれ 東 に 豊 後 水 道 を 望 むように 点 在 している 海 岸 線 はリアス 式 海 岸 特 有 の 複 雑 な 形 状 を 施 しており 豊 後 水 道 の 暖 流 の 影 響 もあり 天 然 の 良 港 として 古 くから 巻 き 網 船 曳 網 底 引 き 網 養 殖 漁 業 定 置 網 漁 業 刺 し 網 一 本 釣 り 潜 水 漁 業 が 盛 んに 営 まれており 水 産 業 は 米 水 津 地 区 入 津 地 区 における 基 幹 産 業 となっている 特 に 養 殖 漁 業 については 県 下 で 最 初 に 取 り 組 みを 始 め 現 在 浦 代 港 小 浦 漁 港 を 中 心 にブリ 鯛 ヒラメ フグ シマアジ 等 の 養 殖 が 盛 んに 行 なわれてい る しかしながら 漁 港 施 設 が 未 完 成 なため 係 留 施 設 が 不 足 し 港 内 静 穏 度 が 確 保 されていない 特 に 間 越 漁 港 では 台 風 時 には 米 水 津 湾 奥 に 位 置 する 浦 代 港 へ の 避 難 を 余 儀 なくされている また 昨 年 10 月 には 経 営 の 合 理 化 を 図 るため 浦 代 港 を 拠 点 港 としていた 米 水 津 養 殖 生 産 組 合 と 小 浦 漁 港 を 拠 点 港 にしていた 米 水 津 はまち 養 殖 生 産 組 合 が 合 併 して 新 たに 浦 代 港 の 田 鶴 音 地 区 に 基 地 を 整 備 したが 現 施 設 の 物 揚 場 では 潮 の 干 満 による 荷 揚 げ 作 業 等 に 大 きな 負 担 を 強 いられている さらに 元 猿 漁 港 については 地 方 卸 売 市 場 があるが 荷 捌 所 用 地 が 不 足 してい るため 陸 揚 げする 漁 船 が 沖 合 で 順 番 待 ちを 余 儀 なくされている このため 小 浦 及 び 間 越 漁 港 においては 外 郭 施 設 の 整 備 を 行 い 安 全 性 の 向 上 特 に 台 風 時 の 安 全 確 保 を 図 るとともに 不 足 している 係 留 施 設 と 併 せて 用 地 整 備 を 行 い 漁 業 活 動 の 効 率 化 利 便 性 の 向 上 を 図 る 浦 代 港 では 漁 業 従 事 者 より 荷 揚 げ 作 業 の 安 全 性 省 力 化 及 び 生 産 性 の 向 上 を 目 的 とした 施 設 の 改 善 を 求 めら れており 港 の 施 設 整 備 を 行 うことにより 水 産 物 の 物 流 効 率 化, 漁 業 活 動 の 労
働 時 間 短 縮, 労 働 環 境 改 善 及 び 地 場 産 業 の 振 興 を 図 る 元 猿 漁 港 では 不 足 して いる 係 留 施 設 と 併 せて 泊 地 用 地 道 路 整 備 を 行 い 漁 業 活 動 の 効 率 化 利 便 性 の 向 上 を 図 る また 併 せて 地 場 製 品 の 付 加 価 値 を 高 めるための 施 策 として 間 越 漁 港 につい ては 間 越 来 だんせへ 市 ( 朝 市 )を 毎 月 1 度 開 催 し 小 浦 漁 港 浦 代 港 について もマルコメぶりブランド 販 売 及 び ふるさと 宅 急 便 として 全 国 配 送 することに より 地 元 で 生 産 される 水 産 物 をPRすることで 生 産 性 の 向 上 を 目 指 すとともに 都 市 との 交 流 を 図 る また 近 年 日 本 各 地 で 地 震 が 発 生 しており 佐 伯 市 等 の 大 分 県 南 地 域 は 今 後 予 想 される 南 海 東 南 海 地 震 では 甚 大 な 被 害 が 予 想 されている 県 南 地 域 では 天 然 のリアス 式 海 岸 の 奥 地 に 集 落 があるため 道 路 網 が 寸 断 され 陸 の 孤 島 とな る 危 険 性 が 非 常 に 高 い 地 域 であるため 港 がライフラインとして 大 きな 役 割 を 果 たすことになる 県 南 地 域 への 海 上 輸 送 による 支 援 を 行 うために 臼 杵 港 に 耐 震 強 化 岸 壁 の 整 備 を 行 う その 背 後 に 非 常 時 に 荷 さばき 場 所 として 利 用 することが 可 能 となる 用 地 を 整 備 するために 緑 地 護 岸 及 び 廃 棄 物 処 理 用 地 護 岸 の 整 備 が 必 要 となる 耐 震 強 化 岸 壁 は 非 常 時 の 物 資 輸 送 の 拠 点 となり 背 後 地 は 非 常 時 の 待 避 所, 緊 急 物 資 の 荷 さばき 場 所 となり 県 南 各 地 への 物 資 の 供 給 が 可 能 であり 非 常 時 における 民 生 の 安 定 を 図 る また 臼 杵 港 の 耐 震 強 化 岸 壁 は 愛 媛 県 八 幡 浜 市 とのフェリー 岸 壁 としても 利 用 する 計 画 であり 物 流 や 人 間 の 交 流 拠 点 としてのニーズに 対 応 で きる 一 方 で 臼 杵 港 を 始 めとする 臼 杵 湾 内 の 港 では 近 年 のプレジャーボート 等 の 増 加 に 伴 い 施 設 が 不 足 傾 向 にあり 特 に 荒 天 時 に 係 留 避 難 できる 静 穏 水 域 が 不 足 していることから 下 浦 漁 港 及 び 東 深 江 漁 港 において 外 郭 施 設 を 整 備 し 泊 地 内 の 静 穏 域 を 増 やすことで 臼 杵 湾 全 体 としての 問 題 の 解 消 に 取 り 組 む ( 目 標 1) 浦 代 港 の 陸 揚 げ 量 の 増 加 及 び 労 働 時 間 短 縮 と 労 働 環 境 改 善 による 快 適 性 安 全 性 の 向 上 ( 年 間 移 入 量 455t)H16 年 度 実 績 303t ( 荷 捌 準 備 作 業 時 間 の 削 減 1.0h/ 隻 から 0.5h/ 隻 に 短 縮 ) ( 目 標 2) 小 浦 漁 港 の 荒 天 時 における 漁 船 被 害 削 減 と 労 働 環 境 改 善 ( 漁 船 耐 応 年 数 9 年 から 12 年 に 延 長 ) ( 荷 捌 準 備 作 業 時 間 の 削 減 1.0h/ 隻 から 0.5h/ 隻 に 短 縮 )
( 目 標 3) 間 越 漁 港 の 労 働 環 境 改 善 と 機 能 向 上 ( 係 留 施 設 充 足 率 31.6%から 36.3%に 向 上 ) ( 泊 地 面 積 3,600 m2から 4,800 m2へ 拡 大 ) ( 目 標 4) 下 浦 漁 港 の 労 働 環 境 改 善 ( 安 全 係 船 施 設 充 足 率 23.8%から 28.2%に 向 上 ) ( 目 標 5) 東 深 江 漁 港 の 労 働 環 境 改 善 と 荒 天 時 における 漁 船 被 害 削 減 ( 安 全 係 船 施 設 充 足 率 34.5%から 51.8%に 向 上 ) ( 漁 船 耐 応 年 数 9 年 から 12 年 に 延 長 ) ( 目 標 6) 元 猿 漁 港 の 労 働 環 境 改 善 と 機 能 向 上 ( 係 留 施 設 充 足 率 40.7%から 97.0%に 向 上 ) ( 泊 地 の 創 出 30,000 m2) ( 目 標 7) 各 種 イベントによる 入 り 込 み 客 の 増 加 ( 年 間 入 り 込 み 客 100,425 人 から 110,000 人 へ 増 加 ) ( 目 標 8) 南 海 東 南 海 地 震 時 の 緊 急 物 資 の 安 定 供 給 5. 目 標 を 達 成 するために 行 う 事 業 5-1 全 体 の 概 要 各 港 の 漁 業 形 態 にあった 施 設 の 整 備 を 行 う 浦 代 港 湾 に 浮 桟 橋 を 整 備 することにより 水 産 振 興 水 産 物 の 物 流 効 率 化 漁 業 活 動 の 労 働 時 間 短 縮 と 労 働 環 境 改 善 を 図 る また 現 在 実 施 中 である 小 浦 漁 港 間 越 漁 港 及 び 元 猿 漁 港 の 整 備 について 小 浦 漁 港 においては 防 波 堤 の 整 備 により 港 内 の 静 穏 度 を 確 保 し 荒 天 時 の 警 戒 係 留 解 除 の 作 業 時 間 の 短 縮 を 図 るとともに 物 揚 場 漁 港 施 設 用 地 の 整 備 により 高 齢 者 や 女 性 就 労 者 にやさしく 安 全 で 効 率 的 な 漁 港 整 備 を 図 る 間 越 漁 港 につい ては 防 波 堤 を 整 備 することにより 台 風 時 の 他 港 への 避 難 を 解 消 し 港 内 の 静 穏 度 を 確 保 することにより 出 漁 準 備 陸 揚 作 業 の 時 間 の 短 縮 を 図 る また 浮 桟 橋 物 揚 場 の 整 備 により 潮 位 に 関 係 なく 漁 獲 物 の 陸 揚 漁 具 の 保 管 修 理 作 業 の 効 率 化 を 図 る なお 近 年 の 漁 船 大 型 化 に 伴 い 防 砂 堤 護 岸 を 改 修 し 泊 地 を 拡 張 することにより 船 回 し 等 の 作 業 時 間 短 縮 を 図 る 元 猿 漁 港 については 係 留 施 設 及 び 漁 港 施 設 用 地 を 整 備 することにより 水 産 振 興 水 産 物 の 物 流 の 効 率 化 漁 業 活 動 の 労 働 時 間 の 短 縮 と 労 働 環 境 改 善 を 図 る
臼 杵 港 の 下 り 松 地 区 に 耐 震 強 化 岸 壁 を 整 備 し 緑 地 廃 棄 物 処 理 用 地 整 備 を 行 う 被 災 地 への 物 資 の 輸 送 及 び 緊 急 物 資 の 一 時 保 管 を 可 能 とすることにより 県 南 各 地 への 物 資 の 安 定 供 給 を 図 る また 現 在 実 施 中 である 下 浦 漁 港 及 び 東 深 江 漁 港 においては 防 波 堤 の 新 設 及 び 改 良 により 港 内 の 静 穏 度 を 確 保 し 荒 天 時 における 係 留 避 難 の 安 全 性 の 向 上 を 図 る さらに 東 深 江 漁 港 において 護 岸 の 改 良 を 行 うことで 出 漁 準 備 陸 揚 作 業 時 の 安 全 を 確 保 することにより 安 全 で 快 適 な 漁 業 活 動 の 実 現 を 図 る 5-2 法 第 五 章 の 特 別 の 措 置 を 適 用 して 行 う 事 業 港 整 備 交 付 金 を 活 用 する 事 業 施 設 の 種 類 と 事 業 主 体 港 湾 施 設 ( 浦 代 港 臼 杵 港 ) 大 分 県 漁 港 施 設 ( 下 浦 漁 港 東 深 江 漁 港 ) 大 分 県 ( 小 浦 漁 港 間 越 漁 港 元 猿 漁 港 ) 佐 伯 市 整 備 量 港 湾 施 設 浮 桟 橋 緑 地 ( 護 岸 ) 岸 壁 防 波 堤 泊 地 航 路 道 路 漁 港 施 設 浮 桟 橋 防 波 堤 防 波 堤 ( 改 良 ) 護 岸 護 岸 ( 改 良 ) 防 砂 堤 道 路 物 揚 場 漁 港 施 設 用 地 泊 地 岸 壁 事 業 期 間 港 湾 施 設 平 成 17 年 度 ~ 平 成 21 年 度 漁 港 施 設 平 成 17 年 度 ~ 平 成 21 年 度 事 業 費 総 事 業 費 8,621,250 千 円 港 湾 施 設 6,546,250 千 円 (うち 交 付 金 2,526,900 千 円 ) 漁 港 施 設 2,075,000 千 円 (うち 交 付 金 1,037,500 千 円 ) なお 上 記 事 業 の 整 備 箇 所 等 については 別 添 の 整 備 箇 所 を 示 した 図 面 によ る 5-3その 他 の 事 業 地 域 再 生 法 による 特 別 の 措 置 を 活 用 するほか 地 場 産 業 の 活 性 化 と 民 生 安 定 と 都 会 との 交 流 を 推 進 する 地 域 づくり を 達 成 するため 以 下 の 事 業 を 総 合 的 かつ 一 体 的 に 行 うものとする
1 商 工 会 が 主 体 となって 米 水 津 地 区 の 特 産 品 を 全 国 各 地 に ふるさと 宅 急 便 として 年 4 回 配 送 し 米 水 津 をPRすることにより 地 場 産 業 の 活 性 化 と 新 たな 市 場 の 開 拓 を 図 る 2 間 越 漁 港 において 住 民 が 総 出 で 毎 月 1 度 来 だんせへ 市 ( 朝 市 )を 開 催 し 都 市 との 交 流 により 地 域 の 活 性 化 を 図 る 6. 計 画 期 間 平 成 17 年 度 ~21 年 度 (5ヶ 年 ) 7. 目 標 の 達 成 状 況 に 係 る 評 価 に 関 する 事 項 計 画 終 了 後 に 4に 示 す 数 値 目 標 に 照 らし 状 況 を 調 査 評 価 する また 必 要 に 応 じて 事 業 の 内 容 の 見 直 しを 図 るために 市 関 係 機 関 等 で 構 成 する 地 域 再 生 計 画 評 価 協 議 会 を 設 立 し 施 設 の 整 備 状 況 等 について 評 価 検 討 を 行 う 8. 地 域 再 生 計 画 の 実 施 に 関 し 当 該 地 方 公 共 団 体 が 必 要 と 認 める 事 項 該 当 なし