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高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 する 研 究 - 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 学 習 活 動 をとおして- 岩 手 県 立 紫 波 高 等 学 校 教 諭 工 藤 峰 生 Ⅰ 研 究 目 的 高 等 学 校 では これからの 情 化 社 会 を 支 える 人 材 育 成 のため 11 科 目 で 構 成 される 専 門 教 科 情 が 新 設 された この 中 の 科 目 情 と 表 現 では マルチメディアの 活 用 法 及 びコミュニケーシ ョンやプレゼンテーションの 基 本 的 活 用 を 身 に 付 けることで 表 現 力 を 伸 ばすとともに 情 を 適 切 に 表 現 できる 情 発 信 能 力 の 育 成 が 重 要 である 本 校 では 平 成 16 年 度 に 総 合 学 科 を 設 置 し マルチメディアの 社 会 的 役 割 について 理 解 させるためマ ルチメディア 系 列 を 開 設 する この 系 列 の 学 習 活 動 では 情 と 表 現 が 必 履 修 科 目 であり 情 を 積 極 的 に 活 用 するため 目 的 に 応 じた 新 しい 情 を 自 ら 加 工 し 創 造 することに 加 えて 情 を 適 切 に 表 現 し 効 果 的 に 発 信 することのできる 教 材 が 必 要 である そのためには 情 発 信 の 目 的 や 聞 き 手 によって 様 式 や 内 容 構 成 が 異 なる 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 させ 実 際 の 発 表 をとおして 表 現 力 を 伸 ばし 活 用 法 の 定 着 を 図 るテキストを 含 めた 一 連 の 流 れ を 学 習 する 教 材 を 開 発 することが 必 要 である このような 教 材 を 用 いることにより 情 発 信 能 力 を 育 成 することができると 考 える そこで 本 研 究 は 情 を 表 現 伝 達 できる 情 発 信 能 力 を 育 成 するために 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 教 材 を 開 発 し 授 業 実 践 をとおして その 有 効 性 を 明 らかにし 高 等 学 校 情 と 表 現 の 学 習 指 導 の 充 実 に 役 立 てようとするものである Ⅱ 研 究 仮 説 高 等 学 校 専 門 教 科 情 情 と 表 現 の 学 習 指 導 において 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 教 材 を 開 発 し 授 業 に 用 いれば 情 発 信 能 力 が 育 成 できるであろう Ⅲ 研 究 の 内 容 と 方 法 1 研 究 の 内 容 (1) 高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 する 基 本 構 想 の 立 案 (2) 基 本 構 想 に 基 づく 手 だての 試 案 の 作 成 (3) 基 本 構 想 に 基 づく 教 材 の 開 発 (4) 授 業 実 践 及 び 実 践 結 果 の 分 析 と 考 察 (5) 高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 するまとめ 2 研 究 の 方 法 (1) 文 献 法 (2) 質 問 紙 法 (3) テスト 法 (4) 授 業 実 践 3 授 業 実 践 の 対 象 岩 手 県 立 紫 波 高 等 学 校 第 1 学 年 1 学 級 ( 男 子 18 名 女 子 18 名 計 36 名 ) - 151 -

Ⅳ 研 究 結 果 の 分 析 と 考 察 1 高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 する 基 本 構 想 (1) 高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 することについての 基 本 的 な 考 え 方 これからの 情 化 社 会 で 職 業 人 社 会 人 として 求 められる 基 本 的 な 知 識 や 技 能 は あふれる 情 の 中 から 自 分 に 必 要 な 情 を 選 択 し 主 体 的 に 自 らの 考 えを 築 き 上 げていく 力 であり コンピュータ 等 の 情 機 器 やアプリケーションソフトウェア 等 の 情 手 段 を 適 切 に 活 用 する 方 法 を 理 解 していること である これは 課 題 や 目 的 に 応 じて 情 手 段 を 適 切 に 活 用 することを 含 めて 必 要 な 情 を 主 体 的 に 分 析 収 集 創 造 表 現 し 受 け 手 の 状 況 などを 踏 まえて 発 信 伝 達 できる 能 力 であり 情 活 用 の 基 礎 となる 情 手 表 1 本 研 究 で 育 成 する 情 発 信 能 力 の 構 成 要 素 構 成 要 素 部 分 要 素 段 の 特 性 の 理 解 と 情 の 創 造 力 分 析 自 分 の 目 的 に 適 した 情 を 分 析 する 情 分 析 した 情 を 基 に 情 を 収 集 収 集 目 的 に 応 じた 必 要 な 情 を 収 集 する 情 を 適 切 に 扱 い 自 し 新 しい 情 を 創 造 する 力 発 創 造 収 集 した 情 を 基 に 構 成 を 考 え 新 しい 情 を 創 造 する 信 情 の 表 現 力 整 理 伝 達 する 情 の 内 容 に 整 理 する らの 情 活 用 を 評 能 創 造 した 情 を 整 理 加 工 し 相 手 に 加 工 伝 達 する 情 の 内 容 に 加 工 する 力 適 切 に 表 現 できる 力 表 現 伝 達 する 情 の 内 容 を 相 手 に 分 かりやすく 表 現 する 価 改 善 するための 情 の 発 信 伝 達 力 発 信 創 造 した 情 を 発 信 伝 達 する 基 礎 的 な 理 論 や 方 法 創 造 した 情 を 受 け 手 の 状 況 を 踏 伝 達 まえながら 効 果 的 に 発 信 伝 達 する 力 比 較 伝 達 された 情 から 良 さや 違 いを 見 つけ 必 要 性 や 価 値 が 分 かる を 理 解 することである そこで 本 研 究 では 情 発 信 能 力 を 表 1 に 示 す1 情 の 創 造 力 2 情 の 表 現 力 3 情 の 発 信 伝 達 力 という 三 つの 能 力 としてとらえ コンピュータ 等 の 情 機 器 やアプリケーションソフトウ ェア 等 の 情 手 段 を 活 用 することにより 情 発 信 能 力 が 高 まり 表 現 力 を 伸 ばすとともに 情 を 適 切 に 表 現 できる 能 力 が 身 に 付 くと 考 える (2) 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 を 開 発 する 意 義 高 等 学 校 情 と 表 現 の 内 容 にある 情 発 信 の 基 礎 プレゼンテーションによる 情 発 信 では プレゼンテーションの 対 象 に 即 した 企 画 書 や 告 書 などの 作 成 技 法 を 扱 い 実 際 にプレゼンテーショ ンを 行 い 学 習 成 果 の 定 着 を 図 ることが 大 切 であると 述 べられている そこで 情 発 信 能 力 を 育 成 す るには 生 徒 にとって 身 近 な 学 習 課 題 を 題 材 として 情 の 分 析 収 集 創 造 や 効 果 的 な 表 現 加 工 伝 達 などを 体 験 できる 教 材 を 開 発 生 徒 の 実 態 情 化 社 会 の 中 で 求 められている 基 礎 的 な 情 を 活 用 する 能 力 や 態 度 を 指 導 の 実 態 身 に 付 ける 目 的 に 応 じて 新 しい 情 を 自 ら 加 工 し 創 造 することができる 能 力 や 態 度 を する 意 義 があると 考 える 企 画 書 告 書 などの 配 布 資 料 や 視 覚 資 料 を 作 成 することが 必 要 であるこ 身 に 付 けさせ 情 を 有 効 に 活 用 するために 適 切 に 表 現 し 効 果 的 に 発 信 とを 理 解 する できる 知 識 や 技 法 について 学 習 する 教 材 が 必 要 である その 成 果 を 今 後 の 学 習 や 仕 事 の 中 で 実 践 していくことが 必 要 である 情 の 創 造 では 自 分 の 目 的 に 適 した 情 を 分 析 収 集 し 新 し 情 を 表 現 伝 達 できる 情 発 信 能 力 を 育 成 する 指 導 学 習 活 動 構 成 要 素 指 導 の 手 だて い 情 を 創 りだす 力 を 身 に 付 ける 1 企 画 書 を 作 成 する 活 動 聞 き 手 の 調 査 と 分 析 を 行 う 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 させ 実 際 の 生 説 得 力 のある 情 を 収 集 する 発 表 をとおして 表 現 力 を 伸 ばし 活 用 法 1 情 ため プレゼンテーションの 対 象 ストーリーの 計 画 と 立 案 をする の 創 造 力 の 定 着 を 図 る 教 材 の 利 用 徒 ストーリーの 構 成 を 考 え 完 成 する 分 析 収 集 創 造 一 連 の 流 れを 学 習 する テキスト 教 材 に に 即 した 企 画 書 の 作 成 技 法 を 取 り 2 アプリケーションソフトウェアや 関 連 機 器 を 利 用 して 企 画 書 に 基 づいたスライドを 作 成 メディア 表 現 技 法 の 基 礎 と する 活 動 スライドの 組 み 立 てとレイアウトを 検 討 する を 学 習 するコンピュータ 上 げ 内 容 を 確 認 し 聞 き 手 を 分 文 字 の 入 力 や 編 集 を 行 う っ 教 材 写 真 イラスト グラフ 図 形 などを 加 工 して 挿 2 情 の 表 現 力 入 する て 配 布 資 料 発 表 用 資 料 を 作 成 する 整 理 加 工 表 現 1 プレゼンテーションの 対 象 に 即 した 企 析 し 必 要 な 情 を 収 集 し 内 容 画 書 の 作 成 技 法 を 身 に 付 ける 教 材 身 2 プレゼンテーションソフトを 利 用 して 3 プレゼンテーションスライドを 発 表 する 活 動 スライドの 組 み 立 てとレイアウトを 検 討 近 話 し 方 の 基 本 や 説 得 力 のある 話 術 態 度 を 学 し 文 字 の 入 力 や 編 集 を 行 い 写 真 の 構 成 を 考 える 教 材 を 開 発 する 意 習 する イラスト グラフ 図 形 などを 加 工 し 発 な リハーサルを 行 い 問 題 点 を 明 らかにし スライ 3 情 表 用 資 料 を 作 成 する 教 材 の 発 信 伝 達 力 ドや 資 料 の 修 正 を 行 う 3 プレゼンテーションツールを 利 用 して 義 がある 実 際 に 作 成 したプレゼンテーションを 発 表 する 話 し 方 の 基 本 や 態 度 を 学 習 して 実 際 学 発 プレゼンテーションの 改 善 ポイントをまとめ 評 信 伝 達 比 較 に 発 表 し 評 価 反 省 する 教 材 価 反 省 する 習 情 の 表 現 では 創 造 した 情 情 発 信 能 力 の 高 まり 主 体 的 に 自 らの 考 えを 築 き 上 げていくことができる 課 情 手 段 を 適 切 に 活 用 する 能 力 と 活 用 の 手 段 を 理 解 できる 題 を 整 理 加 工 し 相 手 に 適 切 に 表 情 発 信 能 力 が 高 まった 生 徒 像 を 表 現 力 を 伸 ばすとともに 情 を 適 切 に 表 現 でき 効 果 的 に 発 信 伝 達 することができる 生 徒 現 できる 力 を 身 に 付 けるため プ 題 図 1 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 する 基 本 構 想 図 - 152 - 材 と し た 教 材

レゼンテーションソフトを 利 用 したスライドの 組 み 立 てとレイアウトを 検 討 文 字 の 入 力 や 編 集 を 行 い 写 真 イラスト グラフ 図 形 などを 加 工 し メディア 表 現 技 法 の 基 礎 を 学 習 する 教 材 を 開 発 す る 意 義 がある 情 の 発 信 伝 達 では 創 造 した 情 を 受 け 手 の 状 況 を 踏 まえながら 効 果 的 に 発 信 伝 達 する 力 を 身 に 付 けるため プレゼンテーションツールを 利 用 して 話 し 方 の 基 本 や 説 得 力 のある 話 術 態 度 を 学 習 して 実 際 に 発 表 し 改 善 ポイントをまとめ 評 価 反 省 する 教 材 を 開 発 する 意 義 がある (3) 情 発 信 能 力 を 育 成 するための 基 本 構 想 図 これまで 述 べてきたことをもとに 開 発 する 実 習 教 材 を 用 いた 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 する 基 本 構 想 図 を 前 頁 図 1 に 示 す 2 基 本 構 想 に 基 づく 手 だての 試 案 (1) 基 本 構 想 に 基 づく 情 発 信 能 力 を 育 成 する 実 習 教 材 の 開 発 に 関 する 手 だての 試 案 基 本 構 想 を 基 に 情 発 信 能 力 を 育 成 する 実 習 教 材 の 開 発 に 関 する 手 だての 試 案 を 表 2 に 示 す 表 2 情 発 信 能 力 を 育 成 するための 手 だての 試 案 情 の 創 造 情 の 表 現 情 の 発 信 伝 達 プレゼンテーションの 内 容 の 確 認 を 行 う 聞 き 手 の 調 査 と 分 析 を 行 う 説 得 力 のある 情 を 収 集 する ストーリーの 計 画 と 立 案 をす る ストーリーの 構 成 を 考 え 完 成 させる 学 習 活 動 企 画 書 を 作 成 する 活 動 プレゼンテーションの 意 味 と3つの 段 階 ( 伝 達 理 解 促 進 定 着 説 得 応 用 実 行 )を 理 解 する プレゼンテーション 全 体 の 流 れ( 内 容 の 決 定 発 表 準 備 リハ ーサル 本 番 フィードバック)を 理 解 する (2) 検 証 計 画 ア 検 証 の 概 要 検 証 の 概 要 は 表 3 のとおりである イ 情 発 信 能 力 の 育 成 状 表 3 検 証 の 概 要 検 証 項 目 検 証 内 容 処 理 解 釈 の 方 法 況 をみるための 検 証 1 情 発 信 能 力 の 育 (1) 情 を 創 造 する 力 1 事 前 と 事 後 にテストを 行 いその 変 化 成 状 況 (2) 情 を 表 現 する 力 についてt 検 定 と 有 効 度 指 数 を 用 い 情 発 信 能 力 の 構 成 要 素 であ (3) 情 を 発 信 伝 達 する 力 て 分 析 考 察 する 2 情 発 信 能 力 に 関 (1) 情 の 創 造 に 関 する 意 識 1 事 前 と 事 後 に 質 問 を 行 いその 変 化 につ る 情 を 創 造 する 力 情 を する 意 識 の 変 容 状 況 (2) 情 の 表 現 に 関 する 意 識 いてχ 2 検 定 を 用 いて 分 析 考 察 する (3) 情 の 発 信 伝 達 に 関 する 意 識 2 事 後 の 感 想 を 基 に 分 析 考 察 する 表 現 する 力 情 を 発 信 伝 達 3 企 画 書 作 成 技 法 の 習 (1) 企 画 書 作 成 技 法 の 習 得 1 事 後 の 質 問 と 感 想 を 基 に 分 析 考 察 する 得 と 教 材 授 業 に 関 す (2) 実 習 教 材 に 関 する 意 識 する 力 の 育 成 状 況 をみるため る 意 識 の 変 容 状 況 (3) 情 と 表 現 に 関 する 意 識 それぞれの 観 点 から 次 頁 表 4 に 示 すテストを 作 成 し 事 前 及 び 事 後 に 同 一 の 設 問 で 実 施 して 比 較 し 分 析 する - 153 - 指 導 上 の 留 意 点 プレゼンテーションの 意 味 を 考 え プレゼ ンテーションの 目 的 によって3つの 段 階 が あることを 理 解 させる 本 番 までどのような 手 順 があるのか 理 解 さ せる 与 えられた 条 件 を 確 認 する( 会 場 機 器 の 使 用 など) 聞 き 手 を 調 査 し 分 析 を 的 確 に 行 う 聞 き 手 の 違 いにより 聞 き 手 が 興 味 のある 内 容 や 手 法 が 異 なることを 認 識 させる 説 得 力 を 高 める 情 ( 事 実 データ)を 収 集 する 目 的 に 適 した 情 収 集 の 手 段 を 理 解 する 情 収 集 を 行 い 内 容 を 決 定 する 情 が 内 容 に 合 っているか 確 認 する プランニングシート ストーリー 記 述 シート プログラムシー プランニングシート ストーリー 記 述 シー トを 作 成 し プレゼンテーションプログラムを 立 案 する トから 内 容 や 進 行 順 序 を 詳 細 に 決 定 する ここではストーリーシート 完 成 版 を 企 画 書 とする 項 目 の 作 成 と 絞 込 み 話 す 内 容 を3つ 程 度 にする 筋 の 通 った 内 容 になるように 順 番 を 考 える タイトルやまとめなどをつくる 完 成 したストーリーを 確 認 する 聞 き 手 と 話 し 手 の 満 足 が 得 られるか 留 意 する 与 えられた 条 件 に 合 っているか 留 意 する アプリケーションソフトウェアや 関 連 機 器 を 利 用 して 企 画 書 に 基 づいたスライドを 作 成 する 活 動 スライドの 組 み 立 てとレイア 話 の 組 み 立 てとレイアウトを 検 討 する 情 をどのように 表 現 するか 考 える ウトを 検 討 する プレゼンテーションソフトを 利 用 し テンプレートを 選 択 する 文 字 の 入 力 や 編 集 を 行 う 文 字 の 入 力 編 集 を 行 う 聞 き 手 に 合 わせたスライドを 作 成 していく 写 真 イラスト グラフ 図 形 などを 加 工 して 挿 入 する 写 真 イラスト グラフ 図 形 などを 加 工 して 挿 入 する また 特 殊 効 果 の 設 定 を 行 う スライドと 話 の 内 容 が 合 っているか 確 認 す る 配 布 資 料 発 表 用 資 料 を 作 成 する 配 布 資 料 発 表 用 資 料 を 作 成 する 話 しやすいスライドか 確 認 して 修 正 する プレゼンテーションのスライドを 発 表 する 活 動 話 し 方 の 基 本 や 説 得 力 のある 話 し 方 態 度 発 問 や 応 答 服 装 会 場 の 状 況 を 考 え プレゼ 信 頼 感 を 与 える 話 し 方 を 練 習 する 話 術 態 度 を 学 習 する ンテーションのポイントを 理 解 する リハーサルを 行 い 問 題 点 を 明 コンピュータとプロジェクタ 指 し 棒 やレーザポインタの 特 徴 必 ずリハーサルを 行 い チェックしてから らかにして スライドや 資 料 を 理 解 する 本 番 に 臨 む の 修 正 を 行 う リハーサルを 行 い 問 題 点 を 明 らかにしてスライドや 資 料 の 修 正 を 行 う 本 番 と 同 じか 近 い 条 件 で 実 施 してみる プレゼンテーションを 行 う 実 際 に 作 成 したプレゼンテーションを 発 表 する 問 題 があればストーリー スライドを 修 正 する プレゼンテーションの 改 善 ポイ プレゼンテーションの 準 備 から 実 施 成 果 までを 振 り 返 る 評 価 反 省 し 改 善 する ントをまとめ 評 価 反 省 する 次 のプレゼンテーションの 改 善 ポイントをまとめる

ウ 情 発 信 能 力 に 関 する 意 識 の 変 容 状 況 表 4 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 をみるためのテスト 能 力 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 をみるためのテスト をみるための 検 証 (1) プレゼンテーションとは 何 かの 意 味 情 (2) プレゼンテーションの 目 的 に 応 じた3つの 段 階 情 発 信 能 力 に 関 する 意 識 の 変 容 状 況 をみるた (3) プレゼンテーション 本 番 までの 全 体 の 流 れ を めに 情 の 創 造 に 関 する 意 識 情 の 表 現 に 創 (4) プレゼンテーションの 聞 き 手 調 査 項 目 造 (5) プレゼンテーションの 目 的 にあった 情 を 収 集 する 方 法 す (6) わかりやすい 文 書 を 記 述 するための 基 本 事 項 関 する 意 識 情 の 発 信 伝 達 に 関 する 意 識 の る 力 (7) 文 章 を 書 くときに 必 要 となる5W1H (8) プレゼンテーション 資 料 を 作 成 する 場 合 の 留 意 事 項 観 点 について 事 前 及 び 事 後 に 同 一 の 質 問 で 調 査 を (9) プレゼンテーション 資 料 を 作 成 する 場 合 の 数 値 処 理 方 法 実 施 して その 結 果 を 比 較 する (10) プレゼンテーション 資 料 を 作 成 する 場 合 の 企 画 書 (1) スライド 作 成 に 適 したフォント エ 企 画 書 作 成 技 法 の 習 得 と 教 材 授 業 に 関 (2) スライド 作 成 に 適 した 文 字 のスタイル (3) スライド 作 成 の 背 景 色 と 文 字 色 の 効 果 する 意 識 の 変 容 状 況 をみるための 検 証 (4) スライド 作 成 のイラストの 挿 入 情 (5) スライド 作 成 の 文 字 と 行 数 のまとめ 方 企 画 書 作 成 技 法 の 習 得 と 教 材 授 業 に 関 する 意 情 を (6) スライド 作 成 の 適 度 なアニメーション 効 果 表 (7) スライドに 挿 入 できるコンテンツ 発 現 識 の 変 容 状 況 をみるために 事 後 に 調 査 を 行 い 分 信 す (8) 理 解 しやすいスライド 文 章 のまとめかた 能 る (9) 色 相 と 色 調 析 し 考 察 する 力 力 (10) 配 布 資 料 の 印 刷 (11) スライドをカラー 化 する 色 数 3 基 本 構 想 に 基 づく 教 材 の 開 発 (12) グラフデザインの 表 現 の 仕 方 (13) スキャナーからの 取 り 込 み 画 像 の 解 像 度 基 本 構 想 に 基 づき 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 (14) チャートとは 何 かの 意 味 (15) コンピュータに 接 続 して 投 影 する 装 置 材 の 開 発 を 以 下 のように 行 った (1) 態 度 身 だしなみの 工 夫 の 具 体 的 項 目 と 効 果 情 (1) 教 材 開 発 の 目 標 (2) 話 し 方 表 現 の 工 夫 の 具 体 的 項 目 と 効 果 を (3) プレゼンテーションを 発 表 する 際 の 立 ち 方 の 注 意 点 発 ア プレゼンテーションの 基 本 的 活 用 を 学 習 (4) プレゼンテーションを 発 表 する 際 の 服 装 の 注 意 点 信 (5) プレゼンテーションを 発 表 する 際 の 声 の 強 弱 や 高 低 の 強 調 伝 すると 同 時 に 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 し (6) プレゼンテーションを 発 表 する 際 の 話 の 区 切 り 方 達 す (7) プレゼンテーションを 発 表 する 際 のマイクの 使 い 方 プレゼンテーションソフトウェアを 利 用 し る (8) プレゼンテーションを 発 表 する 際 の 視 線 力 (9) プレゼンテーションを 発 表 する 際 の 意 見 や 質 問 た 資 料 作 成 を 行 い 発 表 できる 一 連 の 流 れ (10) リハーサルの 流 れ (11) プレゼンテーションの 緊 張 をほぐす 方 法 を 学 習 するテキストを 作 成 する イ 情 機 器 やアプリケーションソフトウェアを 利 用 して 実 際 にスライドや 文 書 画 像 イラ スト グラフなどメディア 表 現 技 法 の 基 礎 を 学 習 するコンピュータ 教 材 を 開 発 する (2) 教 材 開 発 の 留 意 点 ア テキストの 内 容 はプレゼンテーション 全 般 を 扱 い 必 要 に 応 じて 情 の 創 造 表 現 発 信 伝 達 がフィードバックしながら 学 習 でき 情 発 信 の 場 面 において 適 切 な 手 段 を 選 択 できるものとする イ 実 習 をとおして 体 験 的 に 理 解 するコンピュータ 教 材 は 実 際 のプレゼンテーションソフトウ ェアなどを 利 用 し 効 果 的 な 表 現 を 学 習 しながら 自 分 の 目 的 に 応 じた 情 を 加 工 し 発 表 資 料 を 作 成 するものとする ウ 授 業 で 提 示 する 視 覚 資 料 (スライド) 教 材 は 実 際 のプレゼンテーションソフトウェアを 利 用 した 資 料 とし 準 備 からリハーサル 本 番 までのプレゼンテーションの 流 れを 学 習 するもの と プレゼンテーションの 対 象 に 沿 った 企 画 書 の 例 とする 表 5 テキストの 構 成 1プレゼンテー ションの 基 礎 2PowerPoint を 使 ったプレゼ ンテーション 資 料 の 作 成 3プレゼンテー ションの 実 施 と 反 省 1 プレゼンテーションの 意 義 と 必 要 性 2 プレゼンテーションの 準 備 1 プレゼンテーション 資 料 をつくっ てみよう 2 プレゼンテーション 資 料 を 保 存 す る 開 く 3 プレゼンテーション 資 料 を 印 刷 する 4 プレゼンテーション 本 番 での 操 作 1 わかりやすく 正 確 に 伝 える 工 夫 2 リハーサルのすすめ 方 3 リハーサルの 実 施 (1)プレゼンテーションとは 何 か (2)プレゼンテーションの 段 階 (1)プレゼンテーション 全 体 の 流 れ (2) 聞 き 手 の 調 査 と 分 析 (3)ストーリーの 計 画 と 立 案 (4) 文 章 作 成 時 の 基 本 技 法 (5) 企 画 書 の 作 成 (1)スライドに 文 字 を 入 力 する (2)スライドのデザインを 変 更 する (3) 新 しいスライドをつ くる (4)イラストを 挿 入 する (5) 写 真 とグラフを 挿 入 する (6)スライドショーを 実 行 する (1) 作 成 したプレゼンテーション 資 料 をファイルに 保 存 する (2)プレゼンテーション 資 料 を 開 く (1) 配 布 資 料 を 印 刷 する (1)プレゼンテーション 資 料 作 成 の 心 得 (2)スライドショーを 投 影 する (1) 態 度 身 だしなみの 工 夫 (2) 話 し 方 表 現 の 工 夫 (1)リハーサルの 流 れ (2) 会 場 でのリハーサルの 実 施 (3)プレゼンテーション 直 前 チェッ ク 項 目 (4)プレゼンテーションの 評 価 (5)プレゼンテーションのふりかえり - 154 -

(3) 開 発 した 教 材 の 概 要 基 本 構 想 に 基 づき 教 材 開 発 の 目 標 と 留 意 点 に 従 って 作 成 したテキストの 構 成 を 前 頁 表 5 に コ ンピュータ 教 材 のメニューを 表 6 に 示 す 表 6 コンピュータ 教 材 のメニュー 1 スライド 全 体 のデザインとレイアウト (1)センスの 良 いスライドデザイン 2 文 字 表 現 のデザインとレイアウト (1)スライドタイトル (2)フォントとカラー (3)キーワード 3 文 章 の 表 現 (1)3つのポイント (2) 箇 条 書 き 4 カラー 表 現 (1)カラーの 基 礎 知 識 (2) 統 一 感 のある 配 色 (3)カラー 化 のコツ メ5 画 像 表 現 のデザインとレイアウト (1)リアルなイラスト (2) 写 真 を 使 った 表 現 イ6 グラフのデザインとレイアウト (1)グラフデザインの 基 本 ルール (2)センスの 良 いグラフ ン メ7 表 のデザインとレイアウト (1)チャートに 近 いデザイン 化 ニ8 チャートを 使 ったデザインとレイアウト (1)チャートとは (2)チャートデザイン ュ ー 9 画 像 情 の 表 現 (1) 画 像 のディジタル 化 (2)ディジタル 画 像 の 加 工 10 特 殊 効 果 の 表 現 (1)アニメーションの 多 用 (2) 適 度 なアニメーション (3) 小 学 生 用 のプレゼンテーション (4) 高 校 生 用 のプレゼンテーション (5) 会 社 用 のプレゼンテーション (6) 目 が 不 自 由 な 方 用 のプレゼンテーション 11 各 種 シート (1) 確 認 シート (2) 情 シート (3)ストーリーづくりシート (4)ストーリーシート 完 成 版 (5) 直 前 チェックシート (6)プレゼンテーション 評 価 シート 12 スライド 作 成 方 法 と 素 材 (1) 画 像 素 材 (2)チャート 素 材 (3)プレゼンテーション 資 料 の 作 成 方 法 13 授 業 用 スライド (1) 情 と 表 現 資 料 スライド (2) 携 帯 電 話 はさらに 高 性 能 な 世 界 へ (3) 情 と 表 現 実 習 (4) 実 習 教 材 の 内 容 ア テキスト 開 発 したテキスト 教 材 の 構 成 は 基 本 構 想 に 基 づき3 章 9 節 25 項 とした 章 ごとに 情 の 創 造 表 現 発 信 伝 達 を 段 階 的 に 学 習 する 内 容 となっており 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 させ コンピュー タを 利 用 した 資 料 作 成 や 実 際 の 発 表 方 法 と 活 用 法 の 定 着 を 図 る 一 連 の 流 れを 学 習 するものである (ア) 第 1 章 プレゼンテーションの 基 礎 聞 き 手 調 査 表 プランニングシート 第 1 章 ではプレゼンテーションの 基 本 的 活 用 を 学 習 し 1 タイトル 2 分 類 提 案 発 表 告 その 他 ( ) 企 画 書 の 作 成 技 法 を 身 に 付 ける 学 習 活 動 を 取 り 上 げる 3 日 時 平 成 年 月 日 ( ) プレゼンテーションの 準 備 では プレゼンテーショ 4 目 的 5 聞 き 手 ン 全 体 の 流 れを 理 解 し 図 2 に 示 すように 聞 き 手 の 調 査 と 分 析 を 行 い 相 手 の 関 心 やニーズをつかみ 相 手 が 関 心 を 示 す 内 容 や 手 法 を 考 え 情 を 収 集 していく そ の 後 ストーリーを 考 えシートにまとめるようにした (イ) 第 2 章 PowerPoint を 使 ったプレゼンテ ーション 資 料 の 作 成 第 2 章 では 情 機 器 やアプリケーションソフトウェ アを 利 用 してメディア 表 現 の 基 礎 を 学 習 する 活 動 を 取 り 上 げる シートにまとめた 企 画 書 を 視 覚 資 料 とし て 作 成 する 図 3 に 示 すようにプレゼンテーション 資 料 を 構 成 するスライドを 作 成 するために 必 要 な 操 作 について 習 得 することをねらいとした (ウ) 第 3 章 プレゼンテーションの 実 施 と 反 省 第 3 章 ではプレゼンテーションツールを 利 用 して 実 際 に 作 成 したプレゼンテーションを 発 表 し 評 価 反 省 する 学 習 活 動 を 取 り 上 げる リハーサルの 実 施 では 実 際 の 会 場 で 聞 き 手 の 心 を 引 きつける 最 も 効 果 的 な 方 法 を 理 解 する 評 価 シートを 利 用 し 問 題 点 改 善 点 は 何 かを 振 り 返 り 改 善 することをねらいとした - 155 - 人 数 や 性 別 は? 名 人 位 ( 男 性 名 女 性 名 ) 年 齢 構 成 は 10 歳 代 ( ) 人 20 歳 代 ( ) 人 30 歳 代 ( ) 人 40 歳 以 上 ( ) 人 求 めているもの 目 的 関 心 は 配 慮 する 事 項 は キーパーソン*の 出 欠 出 席 (YES NO) 肩 書 きは * 意 思 決 定 権 をもつ 人 のこと 専 門 用 語 の 認 識 度 は 6 発 表 方 法 コンピュータ プロジェクタ その 他 ( ) 7 使 用 ツール 8 発 表 会 場 9 発 表 時 間 10 その 他 図 2 聞 き 手 の 調 査 と 分 析 図 3 プレゼンテーションを 構 成 するスライドの 作 成

イ コンピュータ 教 材 本 研 究 で 開 発 した 教 材 のメニュー 画 面 を 図 4 に 示 す 基 本 構 想 を 基 に 13 のメニュー 36 項 の 構 成 とした 各 項 目 をクリックすることで 関 連 する 次 の 画 面 が 表 示 される 例 に 示 してあるスライドや 素 材 は 画 面 下 のボタ ンを 直 接 クリックすることで 編 集 加 工 ができるよう にした (ア) 文 章 の 表 現 1 スライド 全 体 のデザインとレイアウト 2 文 字 表 現 のデザインとレイアウト 3 文 章 の 表 現 は 文 章 図 4 メニュー 画 面 表 現 をねらいとしたもので 文 章 のポイントを 箇 条 書 き にまとめることによって 聞 き 手 が 理 解 しやすい 方 法 等 を 図 5 のように 例 を 示 し 理 解 が 図 られるようにした (イ) カラー 表 現 4 カラー 表 現 5 画 像 表 現 のデザインとレイア ウト はカラーと 画 像 表 現 をねらいとしたもので 色 相 の 違 いによって 与 える 印 象 の 違 いや 色 調 がどのような 印 象 を 与 えるか 等 を 図 6 のように 例 を 示 し 色 相 と 図 5 文 章 の 表 現 色 調 の 適 度 なバランスの 統 一 感 が 図 られるようにした (ウ) グラフ 表 チャート 画 像 のデザイン 6 グラフのデザインとレイアウト 7 表 のデザ インとレイアウト 8 チャートを 使 ったデザインと レイアウト 9 画 像 情 の 表 現 は 図 解 表 現 をねら いとしたもので 円 グラフ 棒 グラフ 線 グラフの 基 本 ルールを 理 解 し 3Dやグラデーション オートシ ェイプを 使 った 表 現 等 について 図 7 のように 例 を 示 し 理 解 が 図 られるようにした 図 6 カラー 表 現 (エ) スライドの 表 現 とシート 素 材 の 利 用 10 特 殊 効 果 の 表 現 13 授 業 用 スライド はスラ イドの 特 殊 効 果 の 表 現 をねらいとしたものである 聞 き 手 に 合 わせたスライドの 例 を 示 し スライドやスラ イドの 中 に 含 まれる 素 材 も 編 集 加 工 して 利 用 できる ものとした 11 各 種 シート は 企 画 書 の 文 書 を 作 成 するシートと 企 画 書 を 発 表 する 際 に 使 うシートであ る 12 スライド 作 成 方 法 と 素 材 はスライド 作 成 の 方 法 を 学 習 し 目 的 にあった 素 材 を 利 用 できるものである 図 7 グラフ 表 チャート 画 像 のデザイン 4 授 業 実 践 及 び 実 践 結 果 の 分 析 と 考 察 (1) 情 発 信 能 力 を 育 成 する 授 業 実 践 の 概 要 ア 実 施 期 間 平 成 15 年 8 月 20 日 ( 水 )~10 月 8 日 ( 水 ) 14 回 10 時 間 イ 授 業 実 践 の 対 象 岩 手 県 立 紫 波 高 等 学 校 1 学 年 1 学 級 ( 男 子 18 名 女 子 18 名 計 36 名 ) - 156 -

回 実 施 日 / 学 習 活 動 実 践 の 様 子 回 実 施 日 / 学 習 活 動 実 践 の 様 子 1 8 月 20 日 ( 水 )4 校 時 事 前 テスト( 単 元 テスト) 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 をみ るためのテストを 19 項 目 につい て 解 答 した 8 第 6 時 9 月 17 日 ( 水 )4 校 時 写 真 イラスト グラフ 図 形 を 加 工 挿 入 テキストに 従 って 進 めること で 効 果 的 な 表 現 技 法 を 習 得 し た 2 8 月 22 日 ( 金 )4 校 時 事 前 調 査 ( 質 問 紙 ) 情 発 信 能 力 に 関 する 意 識 の 状 況 をみる 質 問 紙 を 14 項 目 に ついて 回 答 した 9 第 7 時 9 月 19 日 ( 金 )4 校 時 配 布 資 料 発 表 用 資 料 を 作 成 コンピュータ 教 材 を 利 用 しな がら 主 体 的 に 編 集 加 工 を 進 め た はじめに 携 帯 電 話 が 登 場 し コン ピューターで 打 っていた 電 子 メールが 携 帯 電 話 で もできるようになった しかし 現 在 の 携 帯 電 話 では 電 子 メールが 打 ち にくい さらに 発 達 させると ど のようになるか 3 第 1 時 8 月 27 日 ( 水 )4 校 時 プレゼンテーション 内 容 確 認 聞 き 手 の 調 査 と 分 析 プレゼンテーション 全 体 の 流 れを 理 解 して 分 析 を 的 確 に 行 う 活 動 を 行 った 10 第 8 時 9 月 24 日 ( 水 )4 校 時 配 布 資 料 発 表 用 資 料 を 作 成 自 分 のアイデアや 表 現 を 工 夫 しながら 作 成 し 配 布 資 料 とし て 印 刷 を 行 った 第 2 時 8 月 29 日 ( 金 )4 校 時 情 の 収 集 4 目 的 に 適 した 情 を 文 献 や 雑 誌 インターネットから 収 集 し シートにまとめた 第 3 時 9 月 3 日 ( 水 )4 校 時 ストーリーの 計 画 と 立 案 5 企 画 書 とはどのようなものか 学 習 しながらストーリーの 進 行 と 話 の 構 成 を 検 討 した 検 索 画 面 の 例 11 12 第 9 時 9 月 26 日 ( 金 )4 校 時 話 し 方 の 基 本 や 表 現 の 仕 方 や 態 度 リハーサルの 実 施 わかりやすく 正 確 に 伝 える 工 夫 を 学 習 した 後 修 正 を 行 った 第 10 時 10 月 1 日 ( 水 )4 校 時 プレゼンテーションの 発 表 改 善 ポイントをまとめ 評 価 反 省 作 成 した 作 品 を 発 表 すること で 改 善 点 を 発 見 して 修 正 した 第 4 時 9 月 5 日 ( 金 )4 校 時 ストーリーの 構 成 と 完 成 6 ストーリーに 従 って 内 容 や 進 行 順 序 をグループ 討 議 しながら 詳 細 に 検 討 して 作 成 した 13 10 月 3 日 ( 金 )4 校 時 事 後 テスト( 単 元 テスト) 情 と 表 現 の 授 業 で 習 得 した 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 をみ るためのテストを 同 一 の 質 問 で 19 項 目 にわたり 解 答 した 第 5 時 9 月 12 日 ( 金 )4 校 時 スライドの 組 み 立 てとレイア 7 ウトを 検 討 文 字 の 入 力 編 集 はじめて 体 験 するソフトを 活 用 し 真 剣 に 取 り 組 んだ 図 8 情 発 信 能 力 を 育 成 する 授 業 実 践 の 概 要 14-157 - 10 月 8 日 ( 水 )4 校 時 事 後 調 査 ( 質 問 紙 ) 情 と 表 現 の 授 業 で 実 践 した 情 発 信 能 力 に 関 する 意 識 の 状 況 をみる 質 問 紙 を 同 一 の 質 問 で 14 項 目 について 回 答 した (2) 高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 する 実 践 結 果 の 分 析 と 考 察 ア 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 についての 分 析 結 果 (ア) 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 次 頁 表 7 からt 検 定 ( 平 均 の 差 の 検 定 )の 結 果 テスト 全 体 及 び 三 つの 観 点 のすべてにおいて 有 意 差 が 認 められた 創 造 する 力 ではテストの 平 均 点 が 事 前 22.9 点 から 事 後 78.8 点 に 上 昇 してい る 生 徒 たちの 授 業 に 対 する 主 体 的 な 取 り 組 みの 状 況 がテスト 結 果 にも 表 れたと 考 えられる また 表 現 する 力 では 創 造 した 情 を 整 理 加 工 し 相 手 に 適 切 に 表 現 する 能 力 発 信 伝 達 する 力 では 受 け 手 の 状 況 を 踏 まえながら 効 果 的 に 発 信 伝 達 する 能 力 が 生 徒 に 備 わってきたものと 考 える 以 上 のことから 指 導 の 効 果 があったものと 考 えられる 次 に 同 じテストを 正 答 率 及 び 有 効 度 指 数 で 分 析 した 結 果 を 次 頁 表 8 に 示 す この 結 果 学 級 全 体

の 平 均 正 答 率 が 事 後 におい 表 7 情 発 信 能 力 の 育 成 状 況 n=36 ては 42.0% 上 がり 有 効 度 学 級 事 前 31.2 31.2 9.4 テ (36 名 ) 事 後 78.9 78.9 指 数 68 を 示 し この 手 だて ス 19.9 ト 上 位 群 事 前 38.7 38.7 7.2 全 (18 名 ) 事 後 94.8 94.8 5.2 の 試 案 による 指 導 の 妥 当 性 体 下 位 群 事 前 23.6 23.6 7.1 が 認 められた (18 名 ) 事 後 62.9 62.9 15.9 各 能 力 群 別 にみると 上 位 群 89 下 位 群 53 の 有 効 度 指 数 が 示 すように 企 画 書 の 作 事 前 22.9 22.9 12.4 創 造 する 力 事 後 78.8 78.8 観 25.6 点 事 前 46.2 46.2 11.9 別 表 現 する 力 事 後 75.8 75.8 15.6 発 信 伝 達 事 前 26.8 26.8 14.2 する 力 事 後 79.6 79.6 21.2 成 技 法 を 習 得 する 学 習 活 動 は 上 位 群 の 生 徒 ほど 効 果 が 上 がったものと 考 えられる t= X 2- X 1 X 1 X 2 は 事 前 と 事 後 の 平 均 点 2 2 S 1 + S 2-2 rs 1 S 2 s 1 s 2 は 事 前 と 事 後 の 標 準 偏 差 学 級 群 テスト 平 均 点 標 準 偏 差 相 関 係 数 t 検 定 有 意 差 イ 情 発 信 能 力 に 表 8 有 効 度 指 数 による 分 析 結 果 n=36 項 目 観 点 別 関 する 意 識 の 状 況 に テスト 全 体 創 造 する 力 表 現 する 力 発 信 伝 達 する 力 ついての 分 析 結 果 群 正 答 率 有 効 度 指 数 正 答 率 有 効 度 指 数 正 答 率 有 効 度 指 数 正 答 率 有 効 度 指 数 情 発 信 能 力 に 関 する 意 識 の 状 況 について 質 問 紙 を 作 成 し 事 前 事 後 に 調 査 し 学 級 事 前 38.5 30.5 50.2 34.6 68 75 56 (36 名 ) 事 後 80.5 82.4 77.9 81.1 上 位 群 事 前 46.9 40.4 55.4 44.8 89 96 76 (18 名 ) 事 後 94.1 97.6 89.2 95.6 下 位 群 事 前 30.1 20.5 45.1 24.5 53 59 39 (18 名 ) 事 後 66.8 67.2 66.7 66.7 有 71 92 56 68 た 結 果 を 表 9 に 示 した 観 創 造 する 力 75 75 指 点 私 は 学 校 や 会 社 で 発 表 数 表 現 する 力 56 56 別 発 信 伝 達 する 力 71 71 効 度 テスト 全 体 68 する 理 解 してもらう 説 注 1 正 答 率 は テストの 解 答 項 目 数 とその 正 答 数 から 算 出 している 2 有 効 度 指 数 の 算 出 に 用 いた 公 式 は 次 のとおりである 得 する というプレゼンテ ( 事 後 テストの 正 答 率 )- ( 事 前 テストの 正 答 率 ) 有 効 度 指 数 = 100 100- ( 事 前 テストの 正 答 率 ) ーションをしたいという 設 表 9 情 発 信 能 力 に 関 する 意 識 の 変 容 状 況 n=36 問 では プラス 傾 向 を 示 す 設 問 内 容 事 前 \ 事 後 + - 合 計 χ 2 検 定 有 意 差 生 徒 が3 人 (8%)から 22 私 は 学 校 や 会 社 で 発 表 する 理 解 してもらう 説 + 3 0 3 得 する というプレゼンテーションをしたい - 19 14 33 19.00 * 人 (61%)となり χ 2 情 合 計 22 14 36 検 の 自 らすすんで 企 画 書 告 書 などの 配 布 資 料 や 視 聴 覚 + 9 3 12 創 資 料 を 作 成 したい - 12 12 24 5.40 * 定 ( 変 化 の 検 定 )において 造 合 計 21 15 36 も 有 意 差 が 認 められた 企 画 書 などの 資 料 を 作 るとき 自 分 の 考 えを 入 れて 作 + 18 2 20 成 したい - 10 6 16 5.33 * 合 計 28 8 36 情 発 信 の 授 業 に 関 する 情 作 成 した 資 料 を 発 表 するときに プレゼンテーション + 28 0 28 ソフトを 使 い 効 果 的 に 伝 わるように 工 夫 したい - 7 1 8 5.14 * の 合 計 35 1 36 意 識 の 記 述 のうち 事 前 の 表 現 プレゼンテーションソフトを 使 い 自 分 の 言 いたいこと + 29 1 30 が 伝 わるように 表 現 の 仕 方 を 考 えたい - 4 2 6 0.80 マイナス 反 応 が 事 後 にプ 合 計 33 3 36 発 表 を 行 うとき より 良 い 発 表 になるようにリハーサ + 22 0 22 ラス 反 応 に 変 化 した 内 容 9 ルを 実 施 したい - 8 6 14 6.13 * 情 合 計 30 6 36 例 を 次 頁 表 10 に 示 す + 27 0 27 の 発 表 がより 良 いものになるように 話 し 方 や 表 現 の 工 発 夫 をしたい - 7 2 9 5.14 * これらの 生 徒 たちは 一 様 に 信 合 計 34 2 36 発 表 を 終 了 した 後 に 評 価 することは 必 要 だ + 23 1 24 伝 - 10 2 12 7.36 実 際 に 実 習 に 取 り 組 むこと 達 * 合 計 33 3 36 発 表 を 終 了 した 後 に 振 り 返 り 反 省 したい + 22 1 23 で テキストやコンピュー - 11 2 13 合 計 33 3 36 タ 教 材 で 学 んだ 内 容 を 実 感 8.33 * 注 1 事 前 調 査 は8 月 22 日 ( 金 ) 事 後 調 査 は 10 月 8 日 ( 水 )に 実 施 した 2 +としてとらえたのは 質 することができ 印 象 深 く 問 紙 でア イと 回 答 したもの -としてとらえたのは 質 問 紙 でウ エと 回 答 したものである 3 * は 有 意 水 準 5%で 有 意 差 があることを 示 す 4 χ 2 検 定 で 用 いた 公 式 は 下 記 に 示 すとおりである 覚 えることができることを なお bは- 反 応 から+へ cは+ 反 応 から-へ 変 わった 数 を 示 す 2 2 2 ( b c) 2 ( b-c-1) x = ただし b+c 10のとき x = 述 べている b+ c b+c - 158-0.59 17.38 * 0.39 32.82 * 0.40 11.11 * 0.57 15.64 * 0.40 11.39 * 0.41 15.54 * 注 1 事 前 テストは8 月 20 日 ( 水 ) 事 後 テストは 10 月 3 日 ( 金 )に 実 施 した 2 平 均 点 は 19 項 目 を 100 点 満 点 に 換 算 した 3 * 印 は t 検 定 において 有 意 水 準 5%で 有 意 差 があることを 示 している 4 有 意 水 準 5%のt 値 は 2.04 である 5 t 検 定 に 用 いた 公 式 は 次 のとおりである n-1 rは 相 関 係 数,nは 人 数

表 10 情 の 授 業 に 対 する 意 識 が- 反 応 から+ 反 応 へ 変 わった 理 由 n=36 事 前 (-) 事 後 (+) 今 までは 教 科 書 だけでは 意 味 がよくわからない 点 があった 授 業 を 通 して 実 習 が 楽 しくできた(22 人 ) 今 まではコンピュータを 体 験 することが 少 なかった 授 業 を 通 して 実 習 でわからなかったことがわかった(15 人 ) 今 まではコンピュータは 難 しい 面 があると 思 っていた 授 業 を 通 してコンピュータは 難 しくないと 思 った(10 人 ) 今 まではコンピュータはよくわからない 面 があり つまらないものだ と 思 っていた 授 業 を 通 してプレゼンテーションの 作 成 を 体 験 してよかった(15 人 ) 今 までは 説 明 だけで 理 解 しにくいと 思 っていた 授 業 を 通 してコンピュータのことがよくわかってきた(23 人 ) 今 までは 自 分 にはコンピュータはどうも 合 わないと 思 っていた 面 があ 授 業 を 通 して 自 分 で 制 作 できるから 好 きになってきた(7 人 ) った 今 までは 自 分 で 情 を 表 現 したり 発 信 することは 必 要 ないと 思 っていた 授 業 を 通 して 情 を 表 現 して 発 信 する 内 容 を 確 かめて 進 めること ができた(7 人 ) 今 まではコンピュータは 必 要 ないと 思 っていた 授 業 を 通 してコンピュータは 必 要 だと 思 うようになってきた(6 人 ) 今 までは 授 業 は 話 だけで 体 験 が 少 ないと 思 っていた 授 業 を 通 して 実 習 で 印 象 深 く 覚 えることができるようになった(20 人 ) ウ 企 画 書 作 成 技 法 の 習 得 と 教 材 授 業 に 関 する 意 識 の 変 容 状 況 についての 分 析 結 果 (ア) 企 画 書 作 成 技 法 の 習 得 状 況 企 画 書 作 成 技 法 の 習 表 11 企 画 書 作 成 技 法 の 習 得 状 況 n=36 (1) プレゼンテーションの 対 象 に 即 した 企 画 書 の 作 成 ア 26 人 72% 得 状 況 の 状 況 について ア 企 画 書 の 目 的 にあった 情 を 収 集 することができた(26 人 ) イ 26 人 72% イ 企 画 書 の 作 成 に 積 極 的 に 取 り 組 むことができた(26 人 ) 質 問 紙 を 作 成 し 事 後 に ウ テキスト 教 材 を 使 い 企 画 書 の 作 成 方 法 が 理 解 できた(34 人 ) ウ 34 人 94% (2) プレゼンテーションソフトを 利 用 した 発 表 資 料 の 作 成 エ 33 人 92% 調 査 した 結 果 を 表 11 エ スライドの 組 み 立 てや 文 字 の 編 集 ができた(33 人 ) オ 32 人 89% オ 写 真 イラストなどを 加 工 して 挿 入 することができた(32 人 ) に 示 した 企 画 書 の 作 カ スライドや 印 刷 資 料 の 作 成 ができた(32 人 ) カ 32 人 89% (3) プレゼンテーションツールを 利 用 した 発 表 キ 21 人 58% 成 に 積 極 的 に 取 り 組 む キ 話 し 方 の 基 本 や 伝 え 方 の 工 夫 について 理 解 できた(21 人 ) ク 23 人 64% ク プレゼンテーションの 評 価 と 振 り 返 りができた(23 人 ) ことができた 26 人 ケ テキスト 教 材 を 使 った 発 表 方 法 が 理 解 できた(22 人 ) ケ 22 人 61% (72%) テキスト 教 材 表 12 授 業 で 興 味 や 関 心 を 持 った 実 習 内 容 n=36 ア プレゼンテーションの 目 的 や 流 れを 最 初 に 確 認 する(22 人 ) を 使 い 企 画 書 の 作 成 方 ア 22 人 61% イ スライドの 組 み 立 てとレイアウトを 検 討 する(26 人 ) イ 26 人 72% ウ 文 字 の 入 力 や 編 集 を 行 う(31 人 ) 法 が 理 解 できた 34 人 エ 写 真 イラスト グラフ 図 形 を 加 工 して 挿 入 する(28 人 ) ウ 31 人 86% (94%)と 答 えており エ 28 人 77% 企 画 書 を 作 成 する 学 習 表 13 実 習 教 材 に 関 する 意 識 の 状 況 n=36 活 動 をとおしてその 技 ア テキストとコンピュータ 教 材 はわかりやすい(33 人 ) ア 33 人 イ テキストとコンピュータ 教 材 は 情 を 表 現 し 発 信 する 学 習 に 役 92% 法 を 習 得 し 情 発 信 立 つ(35 人 ) イ 35 人 ウ テキストとコンピュータ 教 材 で 情 を 表 現 し 発 信 することがで 97% 能 力 が 高 められたと 考 きた(30 人 ) ウ 30 人 83% エ テキストとコンピュータ 教 材 を 使 い 企 画 書 の 作 成 方 法 やプレ える さらに 興 味 や 関 オ テキストとコンピュータ 教 材 を 使 うことで 情 を 表 現 し 発 信 する 方 法 が 理 解 できた(33 人 ) オ 33 人 92% 心 を 持 った 実 習 内 容 ゼンテーションの 活 用 方 法 が 理 解 できた(34 人 ) エ 34 人 94% 表 12 を 回 答 させたところ 文 字 の 入 力 や 編 集 を 行 う を 挙 げた 生 徒 が 31 人 (86%)であった (イ) 実 習 教 材 に 関 する 意 識 の 状 況 開 発 した 実 習 教 材 がどのように 受 け 止 められたかを 表 13 の 内 容 で 調 査 した その 結 果 どの 項 目 においても8 割 以 上 の 生 徒 が 役 立 った 理 解 できた と 回 答 している このことから 開 発 した 実 習 教 材 は 肯 定 的 に 受 け 止 められ 情 発 信 能 力 を 育 成 する 上 で 効 果 があったと 考 える (ウ) 情 と 表 現 に 関 する 意 識 の 状 況 生 徒 自 身 が 興 味 を 持 つ 情 と 表 現 の 教 科 書 情 活 用 の 基 礎 項 目 を 表 14 に 示 す ほとん 表 14 興 味 を 持 っている 情 と 表 現 の 情 活 用 の 基 礎 項 目 n=36 文 書 による 表 現 技 法 わかりやすい 文 書 の 作 成 (25 人 )/ 文 章 の 作 成 方 法 (21 人 )/ワープロの 利 用 の 仕 方 (23 人 )/ 定 型 文 書 の 作 成 の 仕 方 (20 人 )/ 告 書 の 作 成 の 仕 方 (22 人 ) 図 解 による 表 現 技 法 文 字 で 構 成 される 表 の 作 成 の 仕 方 (21 人 )/ 論 理 図 解 (22 人 )/ 表 計 算 ソフトの 利 用 (20 人 )/ 分 類 表 順 位 表 などの 表 の 作 成 (24 人 )/グラフの 作 成 (23 人 ) 画 像 映 像 による 表 現 技 法 デジタルカメラによる 撮 影 と 画 像 の 取 り 込 み(28 人 )/イメージスキャナによる 画 像 の 取 り 込 みと 修 正 加 工 (23 人 )/3Dコンピュータグラフィック(23 人 )/ペイントソフトウェアによる 画 像 の 作 成 と 加 工 (22 人 )/アニメーション GIF の 作 成 (25 人 )/ビデオカメラによる 動 画 像 の 取 り 込 みと 編 集 (23 人 ) 音 声 音 楽 による 表 現 技 法 音 声 ファイルの 圧 縮 (20 人 )/ 音 声 の 作 成 (25 人 )/MIDI による 音 楽 作 成 (23 人 )/ 取 り 込 んだ 音 楽 の 編 集 (25 人 )/MIDI データの 編 集 (27 人 ) - 159 -

どの 生 徒 が 今 後 も 様 々な 学 習 に 取 り 組 んで 行 きたいと 考 えている 企 画 書 の 作 成 技 法 を 用 いた 授 業 が きっかけとなり 情 を 表 現 して 発 信 する 意 識 が 表 されたものと 考 える 5 高 等 学 校 情 と 表 現 における 情 発 信 能 力 を 育 成 する 教 材 の 開 発 に 関 するまとめ (1) 成 果 として 考 えられること ア 分 析 した 情 をもとに 構 成 を 考 え 自 分 の 意 見 を 加 えて 新 しい 情 を 創 造 して 表 現 し その 情 を 受 け 手 の 状 況 を 踏 まえながら 効 果 的 に 発 信 伝 達 する 情 発 信 能 力 が 育 成 された イ 情 発 信 の 知 識 や 技 法 を 体 験 をとおして 身 に 付 けることができ 活 用 の 手 段 を 習 得 し 情 手 段 を 適 切 に 活 用 する 能 力 が 育 成 された ウ 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 活 動 において 身 近 な 学 習 課 題 を 題 材 として 教 材 を 活 用 しながら 視 覚 資 料 を 作 成 する 授 業 を 進 めたことにより 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 活 動 の 重 要 性 を 理 解 した エ 授 業 をとおして 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 することができ 情 発 信 の 基 礎 能 力 が 身 に 付 いた オ 情 を 表 現 して 伝 達 する 際 の 効 果 的 な 教 材 の 活 用 方 法 を 認 識 し 情 と 表 現 の 授 業 に 主 体 的 に 取 り 組 むことができた (2) 課 題 として 考 えられること ア 情 を 積 極 的 に 活 用 するため 情 と 表 現 の 情 活 用 の 基 礎 項 目 や 他 の 情 科 目 においても 本 研 究 で 開 発 した 教 材 の 手 法 を 生 かし 有 効 に 活 用 できる 教 材 の 開 発 をさらに 進 めていく 必 要 がある イ 本 研 究 の 実 践 を 継 続 するとともに 実 践 を 積 み 重 ねながら 情 発 信 能 力 をさらに 高 め 意 識 の 状 況 についても 向 上 するような 指 導 の 在 り 方 を 検 討 していく 必 要 がある 以 上 のことから 情 発 信 能 力 を 育 成 する 指 導 において 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 させ 実 際 の 発 表 をと おして 表 現 力 を 伸 ばし 活 用 法 の 定 着 を 図 るテキスト 及 びコンピュータ 教 材 は 有 効 であったと 考 える Ⅴ 研 究 のまとめと 今 後 の 課 題 1 研 究 のまとめ 本 研 究 は 情 を 表 現 伝 達 できる 情 発 信 能 力 を 育 成 するために 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 教 材 を 開 発 し 授 業 実 践 をとおして その 有 効 性 を 明 らかにし 高 等 学 校 情 と 表 現 の 学 習 指 導 の 充 実 に 役 立 てようとするものである そのため 企 画 書 の 作 成 技 法 を 身 に 付 けソフトウェアを 利 用 して 資 料 作 成 し 発 表 できる 一 連 の 流 れを 学 習 する テキストと 情 機 器 やアプリケーションソフトウ ェアを 利 用 して 実 際 にメディア 表 現 技 法 の 基 礎 を 学 習 する コンピュータ 教 材 を 開 発 した そして 授 業 実 践 及 び 実 践 結 果 を 分 析 し 考 察 することによって 仮 説 の 有 効 性 を 検 討 してきた その 結 果 情 発 信 能 力 を 育 成 する 上 で 開 発 した 企 画 書 の 作 成 技 法 を 習 得 する 教 材 は 有 効 であったことが 確 かめられた 2 今 後 の 課 題 今 後 教 科 情 情 と 表 現 の 学 習 指 導 に 向 け 生 徒 にとってわかりやすく 興 味 関 心 が 高 められるよ うな 教 材 を 目 指 し 工 夫 していく 必 要 がある また この 研 究 を 基 にした 教 材 を 学 校 に 提 供 することで 先 生 方 とのネットワークを 通 じて 教 科 情 に 関 する 効 果 的 な 活 用 の 仕 方 を 検 討 し 充 実 させていきたいと 考 える 参 考 文 献 山 崎 紅 説 得 できるプレゼンの 鉄 則 日 経 BP 社 2002 年 齋 藤 誠 企 画 書 提 案 書 の 書 き 方 日 本 実 業 出 版 社 2002 年 池 内 健 治 ほか プレゼンテーション+PowerPoint2002 実 教 出 版 2003 年 - 160 -