1 具 体 的 事 業 内 容 < 背 景 > 今 後 30 年 以 内 に 首 都 東 京 直 下 型 地 震 は 70% 東 海 地 震 は 86%の 確 率 で 起 こると 言 われており 東 京 横 浜 は 災 害 危 険 度 が 世 界 で 最 も 高 い 地 域 となっている ( 添 付 資 料 1 参 照 ) 今 年 に 入 ってからも4 月 に 福 岡 県 西 方 沖 地 震 8 月 には 宮 城 県 沖 地 震 と 大 規 模 な 地 震 が 立 て 続 けに 発 生 した 地 震 に 関 する 報 道 が 増 えるとともに 人 々の 不 安 感 が 高 まってきている < 提 案 理 由 > ところが 地 震 に 対 する 不 安 感 が 増 す 一 方 で 実 際 の 地 震 対 策 は 不 十 分 であるとの 調 査 結 果 が 出 ている その 中 で 野 村 総 合 研 究 所 の 行 った 調 査 では 地 震 への 備 えに 関 して 意 識 の 高 さと 実 際 の 備 えの 状 況 をみてみると 意 識 が 高 くて 備 えも 万 全 だという 人 は 少 なく むしろ 意 識 も 低 く 備 えもあまりしていない 人 意 識 は 多 少 あるが 実 際 の 備 えが 行 われていない 人 が 多 いといえる と 記 述 されている また 私 たちが 行 った 質 問 票 を 用 いた 調 査 でも 不 安 を 感 じているが 対 策 が 万 全 でない 人 が 約 70%という 結 果 が 出 ている つまり 人 々 の 地 震 に 対 する 不 安 感 の 高 まりと 対 策 の 実 行 度 には 大 きなギャップが 存 在 するのである 私 たちはこのギャップの 原 因 を 究 明 するために 定 性 的 調 査 (インタビュー) 定 量 的 調 査 ( 質 問 票 を 用 いた 調 査 )を 行 った そ の 結 果 現 状 の 地 震 対 策 の 盲 点 やギャップの 本 質 的 な 原 因 を 突 き 止 めた ( 着 想 点 参 照 )しかし これらの 原 因 を 解 消 する 事 業 は 存 在 せず 公 共 機 関 のサービスも 不 十 分 であった そこで より 効 果 的 な 地 震 対 策 を 普 及 させるために またそのギャップを 埋 め るために 私 たちは 以 下 の 地 震 対 策 総 合 サービス 業 を 提 案 する <サービス 内 容 > 具 体 的 な 事 業 内 容 を 実 際 の 流 れに 沿 って 説 明 していく まず 顧 客 が 当 社 ウェブサイトまたは 電 話 で 簡 易 見 積 もりを 行 う その 際 見 積 もりに 必 要 な 事 項 ( 名 前 E-mail アドレス 電 話 番 号 住 所 家 族 構 成 家 の 広 さ 部 屋 数 家 具 数 対 策 グッズの 購 入 の 有 無 )を 回 答 してもらい 概 算 の 見 積 もりを 行 う 次 に ウェブ 上 または 電 話 により 訪 問 日 時 を 決 め 防 災 コンサルタントと 設 置 工 員 の 2 人 が 顧 客 宅 を 訪 問 する 防 災 コンサル タントが 家 具 や 家 の 状 況 を 診 断 し 適 切 な 器 具 とその 設 置 数 を 決 め 正 確 な 見 積 もりを 行 う 同 時 に 顧 客 に 対 してサービス 内 容 を 説 明 し 契 約 交 渉 を 行 う 契 約 成 立 後 以 下 の1と2のサービスを 同 時 に 提 供 する 1 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 設 置 : 防 災 コンサルタントの 見 積 もりに 沿 って 設 置 工 員 が 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 設 置 を 行 う 2 地 震 に 関 する 情 報 提 供 : 防 災 コンサルタントが 一 般 的 な 地 震 情 報 だけでなく 地 域 や 個 人 に 適 した 地 震 情 報 の 提 供 を 行 う (ex. 勤 務 先 からの 避 難 経 路 居 住 地 域 の 火 災 危 険 度 家 屋 の 倒 壊 危 険 度 自 宅 内 の 危 険 安 全 箇 所 ) また オプションとして 防 災 グッズの 販 売 を 行 う 3 防 災 グッズの 説 明 販 売 : 防 災 グッズの 使 用 方 法 の 説 明 一 般 的 な 防 災 グッズ( 保 存 食 簡 易 トイレ 等 )だけではなく 居 住 環 境 や 家 族 構 成 に 適 した 防 災 グッズ( 離 乳 食 ロープ 等 )を 提 案 して 販 売 ウェブサイト 電 話 見 積 もり 見 積 もりに 必 要 な 事 項 を 回 答 してもらい 簡 易 見 積 もりを 行 う 出 張 診 断 見 積 もり 防 災 コンサルタントと 設 置 工 員 の 計 2 名 が 顧 客 宅 を 訪 問 耐 震 器 具 設 置 販 売 地 震 情 報 提 供 設 置 工 員 が 耐 震 器 具 の 設 置 を している 間 に 防 災 コンサルタントが 防 災 グッズ 販 売 使 用 法 指 導 オプションサービス 情 報 提 供 を 行 う < 価 値 > この 新 事 業 の 価 値 は 2 点 が 考 えられる 1 地 震 に 対 する 不 安 を 和 らげ 安 心 を 提 供 する( 顧 客 にとっての 価 値 ) 2 社 会 的 な 価 値 としては 地 震 対 策 普 及 の 一 翼 を 担 い 社 会 に 貢 献 する( 社 会 的 な 価 値 ) 社 会 貢 献 の 理 由 としては 地 震 対 策 を 行 うきっかけを 提 供 し 地 震 対 策 普 及 を 促 進 すること 地 震 発 生 時 の 被 害 を 最 小 限 に 留 め られることが 考 えられる 私 たちの 提 案 する 新 事 業 により 地 震 対 策 普 及 の 一 翼 を 担 い 一 人 でも 多 くの 人 の 命 を 救 いたいと 考 え ている
2 着 想 点 <プランの 着 想 点 > 私 たちがこの 事 業 を 思 いついたきっかけは 人 々の 地 震 に 対 する 不 安 感 の 高 まりと 対 策 の 実 行 度 とのギャップを 発 見 した 事 であ る そのギャップの 原 因 を 探 るために 私 たちは 以 下 の 定 性 的 定 量 的 調 査 を 行 った 定 性 的 調 査 私 たちは 以 下 の4 者 に 対 して インタビュー を 行 った 1 耐 震 器 具 製 造 業 者 2 社 東 京 都 葛 飾 福 祉 工 場 リンテック ( 得 た 事 ) 家 具 転 倒 防 止 の 重 要 性 ( 死 因 の 大 半 は 圧 死 ) 各 家 庭 に 合 わせた 防 災 グッズの 必 要 性 2 公 共 機 関 ( 新 宿 区 役 所 目 黒 区 役 所 ) ( 得 た 事 ) 住 民 に 対 する 行 政 の 地 震 対 策 のサービスの 現 状 3 子 供 のいる 家 庭 や 高 齢 者 ( 得 た 事 ) 人 々が 地 震 対 策 を 面 倒 だと 感 じている 事 4 目 黒 区 防 災 センター 地 震 の 学 習 館 ( 得 た 事 ) 地 震 被 害 の 現 状 各 家 庭 に 合 わせた 地 震 情 報 の 把 握 の 重 要 性 定 量 的 調 査 地 震 に 対 する 不 安 感 の 高 まりと 対 策 の 実 行 度 とのギャップに 潜 んでいる 本 質 的 な 原 因 を 突 き 止 めるため 質 問 票 を 用 い 因 子 分 析 を 行 った その 結 果 不 安 と 対 策 の 実 行 度 とのギャップの 原 因 が 地 震 対 策 に 対 する 知 識 不 足 から 生 じる 面 倒 あきらめから 生 じ る 無 関 心 耐 震 器 具 設 置 の 面 倒 等 である 事 が 判 明 した ( 添 付 資 料 3 因 子 分 析 相 関 分 析 結 果 参 照 ) その 中 で 解 決 可 能 である 右 図 の 左 上 3つの 因 子 の 内 1 耐 震 器 具 を 買 う 面 倒 や 自 宅 に 適 した 耐 震 器 具 を 知 らないという 知 識 不 足 から 生 じる 面 倒 と2 耐 震 器 具 設 置 時 に 面 倒 を 感 じるという 器 具 設 置 の 面 倒 の 因 子 を 耐 震 器 具 設 置 サービスにより 3 防 災 グッズの 知 識 がないため 対 策 をあきらめてしまっていると いう 知 識 不 足 から 生 じるあきらめ の 因 子 を 防 災 グッズ 提 供 サービスにより 解 決 する また それと 同 時 に 各 家 庭 にカスタマイズされた 地 震 情 地 震 対 策 の 地 震 対 策 をする 気 がある 知 識 不 足 から 生 じる 面 倒 地 震 対 策 をする 気 がない あきらめから 生 じる 無 関 心 報 を 提 供 する それは 調 査 の 際 に 器 具 設 置 防 災 グッ 実 施 が 可 能 器 具 設 置 の 面 倒 慢 心 ズ 販 売 情 報 提 供 の3つのサービスの 中 で1 番 利 用 した 知 識 不 足 から 生 じるあきらめ いと 思 う 人 が 多 く かつインタビューで 分 かった 本 来 重 要 である 各 家 庭 にカスタマイズされた 情 報 でなく 画 一 的 な 情 報 ( 首 都 圏 全 体 に 及 ぶ 非 難 経 路 や 東 京 都 全 体 に 及 ぶ 災 害 危 険 度 )の 提 供 が 行 われていて それでもベストセラーにな っているという2 点 の 理 由 からである 地 震 対 策 の 実 施 が 不 可 能 ( 借 家 金 銭 的 理 由 等 ) お 金 見 栄 え( 家 が 傷 つく 等 ) 不 必 要 そして 上 記 の3つのサービスを 総 合 して 行 う 総 合 サービス ( 図 )ギャップの 生 じる 原 因 である 事 により 地 震 対 策 が 1 度 に 完 了 するワンストップサービスである 事 が 可 能 になる < 明 確 な 特 徴 新 規 性 独 創 性 > 現 状 の 地 震 対 策 関 連 事 業 の 問 題 点 以 下 の1~7が 現 在 の 地 震 対 策 関 連 事 業 の 問 題 点 として 挙 げられる 1 耐 震 器 具 器 具 製 造 業 者 設 置 サービスは 法 人 相 手 にしか 行 っていないため 一 般 家 庭 まで 行 き 届 いていない 2ホームセンター 等 の 小 売 店 と3 防 災 用 品 のネット 通 信 販 売 業 者 サービス 内 容 が 販 売 のみであり 人 々が 感 じる 面 倒 や 知 識 不 足 を 解 消 するものではない 4 引 越 し 業 者 引 越 しがメインであり 地 震 対 策 事 業 ではない 設 置 サービスは 行 っているが 耐 震 器 具 はゲルのみなので 十 分 でない 5 耐 震 リフォーム 業 者 リフォームが 高 価 格 である 耐 震 工 事 をしても 家 具 転 倒 への 対 策 にはなっていない 6 公 共 機 関 設 置 サービスに 条 件 がつく 事 前 に 転 倒 防 止 器 具 の 準 備 高 齢 者 や 障 害 者 である 事 設 置 数 といった 制 限 がある 7 保 険 会 社 地 震 被 災 後 の 財 産 保 護 にはなるが 自 分 の 身 を 守 るためのものではない 特 徴 新 規 性 独 創 性 現 状 の 地 震 対 策 関 連 事 業 の 問 題 点 からも 判 断 できるように 調 査 で 判 明 したギャップの 原 因 知 識 不 足 や 面 倒 を 解 消 するもの が 存 在 しないため 人 々の 地 震 対 策 の 実 行 度 は 上 がらない 私 たちが 提 案 する 事 業 は 今 まで 見 落 とされていた 知 識 不 足 や 面 倒 等 の 原 因 に 着 目 し それを 解 消 する 事 にフォーカスしたところに 新 規 性 がある また 地 震 対 策 に 関 する 多 くの 作 業 を 代 行 する 事 や 顧 客 に 適 したサービスの 提 供 というカスタマイズの 点 に 特 徴 がある そして 私 たちの 事 業 は 地 震 対 策 が 一 度 でできる 総 合 ワンストップサービスというところに 独 創 性 が 見 られる
3 実 現 方 法 実 行 時 期 課 題 問 題 点 < 実 現 方 法 > 実 現 方 法 を1ビジネスモデル 2 防 災 コンサルタントの 養 成 3 設 置 工 員 の 養 成 4プロモーションの 四 つに 分 けて 説 明 する 1ビジネスモデル 図 は 自 社 を 含 めた 七 つのプレイヤーの 関 係 を 示 し 矢 印 は 情 報 やモノ サービス 金 の 流 れを 示 している ビジネスモデル モノ サービス カネ 情 報 地 震 情 報 公 共 機 関 自 社 情 報 自 社 の 紹 介 新 規 顧 客 ク チ コ ミ 耐 震 器 具 メーカー 受 注 情 報 発 注 情 報 配 送 商 品 情 報 耐 震 器 具 耐 震 器 具 配 送 業 者 設 置 サービス 情 報 自 社 発 注 情 報 商 品 受 注 情 報 決 済 情 報 トラッキング 情 報 受 注 情 報 受 注 情 報 発 送 情 報 防 災 グッズ 防 災 グッズ 販 売 業 者 顧 客 決 済 情 報 決 済 機 関 ( 銀 行 ) 2 防 災 コンサルタントの 養 成 従 業 員 に 対 して 防 災 士 の 資 格 を 助 成 する * 防 災 士 とは 社 会 の 様 々な 場 で 減 災 と 社 会 の 防 災 力 向 上 のための 活 動 が 期 待 され かつ そのために 十 分 な 意 識 知 識 技 能 を 有 する 者 として 日 本 防 災 士 機 構 で 認 められた 人 のこと 3 設 置 工 員 の 養 成 メーカーや 製 造 業 者 等 の 外 部 から 器 具 の 特 徴 と 家 具 に 適 した 転 倒 防 止 器 具 の 選 択 方 法 と たしかな 設 置 方 法 等 の 研 修 を 受 ける 4プロモーション 1 幼 稚 園 小 学 校 図 書 館 等 の 施 設 へ 営 業 活 動 2 宣 伝 広 告 A ベビー 子 供 用 品 を 専 門 に 扱 う 会 社 信 頼 ある 会 社 のDMに 自 社 のサービスを 掲 載 してもらう B 雑 誌 幼 児 を 持 つ 夫 婦 を 読 者 にしている 雑 誌 にサービス 広 告 の 掲 載 C 家 具 屋 宣 伝 の 意 味 で 家 具 屋 に 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 無 料 設 置 を 行 い 家 具 を 購 入 した 人 に 対 して 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 取 り 付 けの 必 要 性 を 間 接 的 に 訴 える < 課 題 問 題 点 > 地 震 対 策 総 合 サービス という 安 心 を 提 供 する 顧 客 宅 に 訪 問 して 設 置 するという 私 達 のサービスの 性 質 上 信 頼 の 構 築 が 必 要 不 可 欠 である つまり いかに 顧 客 に 対 して 信 頼 してもらうかが 課 題 となるのだ この 課 題 を 克 服 するために 顧 客 とのアプローチ において いかに 顧 客 に 不 信 感 を 与 えないプロモーション をするかが 重 要 になる 以 下 にその 例 を 挙 げる 1 自 治 会 等 の 会 長 への 訴 求 高 齢 者 へインタビューした 結 果 自 治 会 長 から 住 民 への 訴 求 効 果 があることがわかった 2 公 共 機 関 からの 紹 介 区 役 所 へインタビューした 結 果 紹 介 が 可 能 な 事 は 確 認 できた 区 役 所 から 紹 介 してもらう 事 で 信 頼 性 の 高 さを 主 張 する 3 顧 客 間 の 口 コミによる 新 規 顧 客 の 獲 得 紹 介 してくれた 人 に 対 する 割 引 を 行 う 4 訪 問 販 売 はしない 一 般 的 に 人 々が 不 信 感 を 持 つ 個 人 宅 への 訪 問 販 売 に 対 して あえてそれを 行 わない 事 をアピールする 事 で 自 社 のサービスへの 不 信 感 を 与 えない < 実 行 時 期 > 9 月 1 日 は 関 東 大 震 災 が 起 こった 日 であり 防 災 の 日 である メディアや 自 治 体 で 地 震 対 策 に 関 する 特 集 や 取 り 組 みが 増 え この 時 期 は 人 々の 地 震 対 策 に 対 する 意 識 が 高 揚 する 地 震 対 策 にする 関 心 や 需 要 のピークに 合 わせられるように 事 業 の 開 始 は8 月 15 日 を 考 えている また 事 前 に 防 災 コンサルタントの 養 成 や 地 震 情 報 の 収 集 自 社 ホームページ 開 設 等 が 必 要 であることから 8 月 1 日 に 準 備 を 開 始 する 事 を 予 定 している
4 市 場 性 <ターゲット> 地 震 対 策 に 地 震 対 策 に 対 し 知 識 不 足 から 生 じる 面 倒 知 識 不 足 から 生 じるあきらめ 器 具 設 置 の 面 倒 を 感 じ 自 宅 の 築 年 数 が 多 い 30 代 後 半 の 家 族 と 同 居 している 人 1 場 所 2 人 に 分 けてターゲットを 示 したい 1 大 田 区 品 川 区 世 田 谷 区 目 黒 区 なぜ この 地 区 に 限 定 したかという 理 由 は 三 つある 理 由 1 東 京 都 における 地 震 の 建 物 倒 壊 火 災 危 険 度 が 相 対 的 に 高 いために 地 震 対 策 に 対 する 意 識 も 高 く 私 たちのサービ スを 利 用 する 可 能 性 が 高 いと 考 えたからである 理 由 2 全 国 有 数 の 密 集 した 住 宅 地 であり ターゲットの 数 が 多 いと 考 えたからである 理 由 3 四 区 は 隣 接 しており サービスを 提 供 する 際 の 移 動 時 間 が 短 縮 できると 考 えたからである 2デモグラフィック 属 性 情 報 を 基 にしたターゲット: 自 宅 の 築 年 数 が 多 い 30 代 後 半 の 家 族 と 同 居 している 人 理 由 質 問 票 の 顧 客 の 属 性 と 私 たちのサービスを1 利 用 したい 2 検 討 してみる 3 利 用 しない との 相 関 を 分 析 した 結 果 以 上 の 属 性 を 持 つターゲットの 多 くが 利 用 したいと 答 えていることが 分 かったからである サイコグラフィック 属 性 情 報 を 基 にしたターゲット: 地 震 対 策 に 地 震 対 策 に 対 し 知 識 不 足 から 生 じる 面 倒 知 識 不 足 から 生 じるあきらめ 器 具 設 置 の 面 倒 を 感 じる 人 理 由 因 子 分 析 で 抽 出 された 因 子 得 点 と 私 たちのサービスを 利 用 するかしないかの 質 問 項 目 とを 相 関 分 析 で 比 較 した 結 果 耐 震 器 具 設 置 が 面 倒 という 因 子 がサービスの 利 用 に 大 きな 影 響 を 与 えていること 判 明 したからである データの 信 頼 性 を も 表 高 す く 99% 有 意 水 準 以 も 上 極 である めて 高 く 99% 以 上 の 確 率 で 質 問 票 を 用 いた 調 地 査 震 結 対 策 果 万 である 全 度 高 右 下 図 から 見 て 取 れるよ 0.025% うに 地 震 に 対 して 100% 不 安 を 感 じているにも 関 わらず 地 震 対 策 が 万 全 でない 人 の 割 合 が 約 70%もある その 中 で 私 たちがターゲットとする 28.2% 75% 人 々の 特 徴 は 以 下 の 4 点 である 130 5.9% 代 後 半 以 降 2 自 宅 の 築 年 数 が 多 い 3 家 族 と 同 居 し 94.1% ている 4 地 震 対 策 に 対 し 知 識 不 足 から 生 じる 面 倒 知 50% 識 不 足 から 生 じるあきらめ 器 具 設 置 の 面 倒 を 感 じて 地 震 に 対 して 地 震 に 対 し いる その 理 由 としては 相 関 分 析 不 安 なし て 不 安 あり 46.8% の 結 果 1~3の 特 徴 を タ 持 つ 人 が 私 たちのサービス 25% 利 用 に 積 極 的 であり ギャップ ー の 原 因 である4を 解 消 する 地 震 対 策 総 合 サービスを 提 供 すゲ ッ るからである ト 22.4% 0% <ニーズ> 地 震 対 策 万 全 度 低 質 問 票 を 用 いた 因 子 分 析 を 実 施 する 際 に 私 たちの 提 案 するサービスを1 利 用 したい 2 検 討 してみる 3 利 用 しない の 質 問 も 加 えた その 結 果 私 たちのメインのサービスである 耐 震 器 具 の 設 置 情 報 提 供 を 利 用 したい 検 討 してみる と 答 えた 人 は 162 人 中 61 人 であった 以 上 より 私 たちの 提 供 するサービスに 対 するニーズは 存 在 すると 言 える < 現 状 と 将 来 予 測 > 現 状 と 将 来 予 測 を 市 場 規 模 の 観 点 から 述 べたい 市 場 規 模 に 関 して 私 たちは1 全 体 市 場 規 模 2ポテンシャル 市 場 規 模 3 フォーカス 市 場 規 模 の 三 つに 分 けて 算 出 した それぞれの 定 義 は 1ターゲットとする 地 区 の 総 世 帯 数 1 世 帯 あたりの 平 均 売 り 上 げ 単 価 2 質 問 票 で 耐 震 器 具 設 置 情 報 提 供 の 両 方 を 検 討 すると 答 えた 人 の 数 に 相 当 するターゲット 地 区 の 世 帯 数 1 世 帯 あたりの 平 均 売 り 上 げ 単 価 ( 片 方 のサービスを 利 用 したいと 答 え 他 方 を 検 討 すると 答 えた 人 もポテンシャル 市 場 規 模 に 加 えた) 3 耐 震 器 具 設 置 地 震 に 関 する 情 報 提 供 の 両 方 を 利 用 したいと 答 えた 人 の 数 に 相 当 するターゲット 地 区 の 世 帯 数 1 世 帯 あたり の 平 均 売 り 上 げ 単 価 である 計 算 の 結 果 1は 約 540 億 円 2は 約 190 億 円 3は 約 15 億 円 であった ターゲット 地 区 だけでも 私 たちのサービスの 利 用 に 積 極 的 な 人 たちの 市 場 規 模 は 約 15 億 円 と 概 算 されるので 現 時 点 における 市 場 性 はあると 言 える ( 添 付 資 料 4 市 場 規 模 参 照 ) フォーカス 市 場 規 模 に 関 して 実 際 に 利 用 する 人 は 単 純 計 算 の 約 3 分 の 1 だと 考 えて 算 出 している 次 に 将 来 予 測 を 述 べたい 今 年 の 9 月 に 発 表 された 内 閣 府 の 地 震 防 災 対 策 に 関 する 特 別 世 論 調 査 の 結 果 地 震 が 起 こると 思 う と 答 えている 人 の 割 合 は 7 年 前 の 調 査 から 27.8% 大 幅 に 増 加 し 64.4%であった 今 年 も 九 州 東 北 で 大 規 模 地 震 が 発 生 している ことからも 今 後 地 震 に 対 する 不 安 感 が 高 まっていくことが 予 想 される 地 震 に 対 する 不 安 感 の 高 まりとともに 私 たちの 提 案 す るサービスを 利 用 する 人 が 増 え 市 場 規 模 は 将 来 拡 大 することが 予 想 される
5 事 業 採 算 収 支 予 測 < 事 業 採 算 > 事 業 採 算 を 収 入 コスト 損 益 分 岐 点 分 析 に 分 けて 説 明 収 入 1 基 本 料 金 ( 情 報 提 供 耐 震 装 置 の 設 置 の 対 価 として) 1 件 あたり 15 円 2 見 積 料 (web 見 積 もり 後 の 実 際 の 訪 問 見 積 の 対 価 として) 1 件 当 たり 3 円 3 耐 震 装 置 販 売 料 耐 震 器 具 単 価 設 置 個 数 4 防 災 グッズ 販 売 手 数 料 防 災 グッズ 販 売 手 数 料 として 販 売 業 者 から 販 売 額 の 10% 5 銀 行 借 入 国 民 生 活 金 融 公 庫 の 普 通 借 入 5 円 コスト 初 期 投 資 固 定 費 変 動 費 に 分 けて 説 明 初 期 投 資 1 開 業 費 ( 防 災 コンサルタント 設 置 工 員 養 成 費 資 格 取 得 助 成 費 用 研 修 費 ) 1 円 (5 年 償 却 ) 2 創 立 費 ( 登 記 料 等 ) 311 円 (5 年 償 却 ) 3 車 両 運 搬 具 ( 車 2 台 分 大 手 中 古 車 販 売 業 者 の 平 均 価 格 から 算 出 ) 400 円 ( 定 額 法 で 償 却 ) 4HP 開 設 費 (HP 作 成 ソフト 等 ) 30 円 (5 年 償 却 ) 5 事 務 所 設 備 費 (PC デスク 等 ) 300 円 ( 定 額 法 で 償 却 ) 6 事 務 所 敷 金 ( 不 動 産 会 社 HPより 目 黒 区 のオフィスの 値 段 ) 450 円 7データウェアハウス 設 立 費 ( 顧 客 情 報 地 震 情 報 の 蓄 積 ) 130 円 (5 年 償 却 ) 固 定 費 ( 月 額 ) 1 人 件 費 経 営 者 300 円 ( 従 業 員 250 円 + 賞 与 年 2 回 各 300 円 ) 人 数 事 務 員 180 円 2 交 通 費 (ガソリン 代 燃 費 10 km 1 日 20 km 走 行 ) 10 円 車 両 台 数 3 通 信 費 携 帯 電 話 料 金 5 円 従 業 員 数 事 務 所 固 定 電 話 インターネット 使 用 料 5 円 4 事 務 用 品 費 ( 文 房 具 等 )20 円 5 広 告 費 (プロモーション 費 ) 家 具 屋 等 への 無 料 設 置 費 として 200 万 円 雑 誌 掲 載 費 用 100 万 円 の 合 計 300 円 6 交 際 費 ( 営 業 にかかる 諸 経 費 ) 10 円 変 動 費 1 耐 震 装 置 仕 入 費 ( 製 造 業 者 へのインタビューで 得 た 情 報 から 概 算 ) 仕 入 諸 掛 り 含 め 小 売 販 売 価 格 の 50% 損 益 分 岐 点 分 析 以 上 の 条 件 で 損 益 分 岐 点 分 析 を 行 った 結 果 損 益 分 岐 点 売 上 高 3,162,099 円 損 益 分 岐 点 時 契 約 件 数 64.14 件 売 上 高 総 費 用 固 定 費 0 15 30 45 60 75 90 105 120135 契 約 数 ( 件 ) < 収 支 予 測 > 以 下 の 条 件 で 収 支 予 測 のためのシミュレーションを 行 った ( 添 付 資 料 5 収 支 シミュレーション 参 照 ) 車 両 1 台 1 日 あ たり 2 件 のサービス 提 供 1 件 あたりの 売 上 高 49,300 円 基 本 料 金 15 円 + 耐 震 器 具 販 売 料 平 均 単 価 3 円 売 上 個 数 10 個 =30 円 + 防 災 グッズ 販 売 手 数 料 6 円 0.1( 手 数 料 率 ) 0.5( 利 用 率 )=300 円 + 見 積 料 3 円 31( 見 積 のみ) 24(ヒット 率 )=3875 円 4 円 質 問 票 による 調 査 から 得 られたデータによると 地 震 対 策 に 払 える 金 額 の 平 均 としてフォーカス 市 場 では 約 13 万 円 ポテンシャル 市 場 では 約 7.6 万 円 全 体 の 市 場 では 6.5 万 円 であった これにより 平 均 単 価 49,300 円 は 十 分 支 払 い 可 能 な 額 と 言 える その 結 果 初 年 度 の 予 想 税 引 前 純 損 失 がΔ2,355 円 2 年 目 の 予 想 税 引 前 純 利 益 が 7,593 円 よって2 年 目 で 単 年 度 黒 字 達 成 累 積 赤 字 の 一 掃 3 年 目 の 予 想 税 引 前 純 利 益 が 17,254 円 となった このことより 私 たちの 事 業 は 収 益 性 があると 言 える また 現 預 金 残 高 推 移 から 黒 字 倒 産 の 可 能 性 が 低 い