M&A 経 験 企 業 にみるM&A 実 態 調 査 (2013 年 ) デロイト トーマツ コンサルティング 株 式 会 社
M&A 経 験 企 業 にみるM&A 実 態 調 査 (2013 年 ) 実 施 概 要 本 サーベイの 概 要 調 査 期 間 2013 年 4 月 ~5 月 調 査 対 象 過 去 5 年 間 に 買 収 売 却 を 実 施 した 日 本 企 業 1,500 社 *1 調 査 方 法 対 象 企 業 に 対 し 調 査 票 を 郵 送 有 効 回 答 数 224 社 *1: 買 収 売 却 両 方 を 過 去 3 年 間 で1 回 以 上 経 験 している 企 業 (261 社 ) 買 収 か 売 却 のどちらか 一 方 のみを 過 去 5 年 間 で1 回 以 上 経 験 している 企 業 (1,239 社 ) 2
M&Aの 目 標 達 成 度 (2013 年 ) 約 8 割 の 企 業 が 目 標 の80% 超 を 成 功 基 準 と 設 定 しているが 成 功 基 準 を 達 成 している 企 業 は36%に 留 まる Q:M&Aの 目 標 をどの 程 度 クリアすれば 成 功 と 評 価 していますか? Q: 過 去 のM&A 案 件 を 振 り 返 って 目 標 達 成 度 を 評 価 するとどの ようになりますか? 目 標 達 成 度 :~80%; 17% 16% 成 功 企 業 36% 80% 超 達 成 すれば 成 功 83% 48% N=214 成 功 企 業 *1 中 間 企 業 非 成 功 企 業 *2 *1 M&A 成 功 率 : M&Aの 目 標 達 成 度 を80% 超 と 回 答 した 企 業 の 割 合 *2 M&A 非 成 功 率 : M&Aの 目 標 達 成 度 を40% 以 下 と 回 答 した 企 業 の 割 合 N=190 3
M&Aの 目 標 達 成 度 (2013 年 ) M&Aの 成 功 率 は 前 回 調 査 値 の28%から36%へ 上 昇 した Q: 過 去 のM&A 案 件 を 振 り 返 って 目 標 達 成 度 を 評 価 するとどのようになりますか? 100% 90% 21% 25% 16% 80% 70% 60% 50% 53% 47% 48% 非 成 功 企 業 *2 中 間 企 業 成 功 企 業 *1 40% 30% 20% 10% 26% 28% 36% 0% 2008 年 9 月 2010 年 5 月 2013 年 4 月 N=190 *1 M&A 成 功 率 : M&Aの 目 標 達 成 度 を80% 超 と 回 答 した 企 業 の 割 合 *2 M&A 非 成 功 率 : M&Aの 目 標 達 成 度 を40% 以 下 と 回 答 した 企 業 の 割 合 4
M&A 実 施 目 的 (2013 年 ) 最 も 多 いM&Aの 目 的 は 業 界 内 でのシェア 拡 大 となった 事 業 展 開 地 域 の 拡 大 ノウハウ 技 術 無 形 資 産 等 の 獲 得 バ リューチェーンの 補 完 強 化 スケールメリットの 追 及 といった 回 答 も 多 い Q: 今 後 戦 略 を 実 現 する 方 法 として M&Aを 活 用 する 目 的 は 何 ですか?( 複 数 回 答 ) 業 界 内 でのシェア 拡 大 51% 事 業 展 開 地 域 の 拡 大 ( 海 外 でのシェア 拡 大 ) 38% ノウハウ 技 術 無 形 資 産 等 の 獲 得 34% バリューチェーンの 補 完 強 化 スケールメリットの 追 求 31% 31% 異 業 種 への 参 入 業 界 内 での 生 き 残 り 18% 17% 設 備 IT 研 究 開 発 等 の 投 資 効 率 の 向 上 その 他 5% 7% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% N=201 5
M&A 活 用 の 有 無 (2013 年 ) 調 査 対 象 企 業 の67%がM&Aの 活 用 を 経 営 事 業 戦 略 に 織 り 込 んでいる Q: 現 在 の 経 営 事 業 戦 略 にM&Aの 活 用 は 織 り 込 まれていますか? いいえ 33% はい 67% N=223 6
M&A 戦 略 の 具 体 化 (2013 年 ) 経 営 事 業 戦 略 にM&Aを 織 り 込 んでいると 回 答 した 企 業 のうち 中 期 経 営 計 画 に 施 策 として 明 示 していると 回 答 した 企 業 は60% 超 に 上 った 一 方 目 標 の 定 量 化 や 買 収 候 補 先 の 具 体 化 等 踏 み 込 んだ 検 討 を 実 施 している 企 業 は20% 程 度 に 留 まった Q:M&Aの 活 用 は 具 体 的 にどのように 織 り 込 まれていますか?( 複 数 回 答 ) 中 期 経 営 計 画 に 施 策 として 明 示 (M&Aの 目 的 買 収 候 補 先 の 条 件 等 ) 61% 経 営 目 標 数 値 に 織 り 込 み ( 売 上 高 利 益 等 ) 24% M&A 投 資 枠 の 予 算 化 22% シナジー 施 策 の 特 定 効 果 の 定 量 化 21% 買 収 候 補 先 の 具 体 化 (リストの 整 備 等 ) 18% その 他 2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% N=147 7
M&A 検 討 / 活 用 時 の 課 題 (2013 年 ) M&Aを 経 営 事 業 戦 略 の 実 現 方 法 として 検 討 活 用 する 際 の 課 題 として M&A 実 行 体 制 (リソース) ノウハウの 欠 如 が 最 も 多 かった Q: M&Aを 経 営 事 業 戦 略 の 実 現 方 法 として 検 討 活 用 する 際 に 課 題 となるものは 何 ですか?( 複 数 回 答 ) 実 行 体 制 (リソース) ノウハウの 欠 如 57% 適 切 な 買 収 候 補 先 の 選 定 48% M&Aによる 戦 略 上 の 効 果 の 見 極 め 41% 適 切 な 投 資 金 額 投 資 回 収 の 見 極 め 40% 必 要 資 金 の 確 保 22% M&A 実 行 理 由 の 社 内 外 への 説 明 6% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% N=202 (M&Aを1 件 以 上 検 討 した 企 業 ) 8
M&A 投 資 枠 設 定 (2013 年 ) 事 業 目 的 別 にM&A 活 用 の 方 針 を 策 定 している 企 業 は 全 体 の 約 75%にM&A 投 資 枠 を 設 定 している 企 業 は 全 体 の 約 2 割 に 留 まる Q: 事 業 戦 略 上 M&A 投 資 枠 は 設 定 していますか? 事 業 目 的 別 にM&A 投 資 枠 を 設 定 している 投 資 枠 は 設 定 しておらず M&A 活 用 方 針 もない 24% 6% M&A 投 資 枠 設 定 21% 15% 会 社 全 体 としてのM&A 投 資 枠 は 設 定 しているが 事 業 目 的 まで 細 分 化 していない 55% 事 業 目 的 別 にM&A 活 用 の 方 針 はあるものの 投 資 枠 ( 金 額 規 模 )までは 設 定 していない N=222 9
M&A 専 門 組 織 の 保 有 (2013 年 ) M&A 専 門 組 織 を 保 有 している 企 業 は 全 体 の 約 2 割 に 留 まる Q: M&A 専 門 組 織 がありますか? ある 21% ない 79% N=224 10
M&A 経 験 のマニュアル 化 (2013 年 ) 過 去 案 件 資 料 の 蓄 積 は 全 体 の 約 7 割 の 企 業 が 行 っているものの 自 社 のM&A 経 験 をマニュアル 化 まで 実 現 できている 企 業 は 全 体 の 約 7%であった Q: 過 去 M&A 経 験 のナレッジ 化 の 取 組 はしていますか? マニュアル 化 しており 案 件 の 都 度 活 用 している 属 人 的 になっており マニュアル 化 されていない 24.8% 6.9% 0.5% マニュアル 化 実 施 :7.4% マニュアル 化 の 取 組 は しているが 使 われていない 67.9% 過 去 案 件 資 料 は 蓄 積 しているが マニュアル 化 していない N=218 11
競 合 他 社 M&Aの 調 査 分 析 の 仕 組 (2013 年 ) 競 合 他 社 のM&A 動 向 調 査 は 個 別 に 行 われているものの 調 査 報 告 や 影 響 分 析 レビュー 等 の 仕 組 化 を 実 現 していると 回 答 した 企 業 は 全 体 の6%であった Q: 競 合 他 社 のM&A による 影 響 の 検 討 をしていますか? 競 合 M&Aについて 担 当 者 組 織 会 議 体 などによる 調 査 影 響 分 析 が 仕 組 化 されている 6% M&A 動 向 調 査 をする 組 織 機 能 がそもそもない ( 個 人 が 行 う) 55% 39% 競 合 M&A 動 向 について 調 査 は するものの 影 響 分 析 をレビュー する 仕 組 ( 報 告 会 等 )はない N=218 12
本 件 に 対 するお 問 合 せ 先 ( 内 容 に 関 するお 問 い 合 わせ) デロイト トーマツ コンサルティング 株 式 会 社 Pre M&A ユニット M&A 経 験 企 業 にみるM&A 実 態 調 査 担 当 小 泉 寿 子 TEL:03-5220-8600( 代 ) E-mail: tkoizumi@tohmatsu.co.jp (その 他 のお 問 い 合 わせ) デロイト トーマツ コンサルティング 株 式 会 社 マーケティング&コミュニケーション TEL:03-5220-8600( 代 ) E-mail: DTC_PR@tohmatsu.co.jp 13
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は 国 際 的 なビジネスプロフェッショナルのネットワークであるDeloitte(デロイト)のメンバーで 有 限 責 任 監 査 法 人 トーマツのグループ 会 社 です DTCはデロイトの 一 員 として 日 本 におけるコンサルティングサービスを 担 い デロイトおよびトーマツグループで 有 する 監 査 税 務 コンサルティング ファイナンシャル アドバイザリーの 総 合 力 と 国 際 力 を 活 かし 日 本 国 内 のみならず 海 外 においても 企 業 経 営 に おけるあらゆる 組 織 機 能 に 対 応 したサービスとあらゆる 業 界 に 対 応 したサービスで 戦 略 立 案 からその 導 入 実 現 に 至 るまでを 一 貫 して 支 援 する マネジメントコンサルティングファームです 1,400 名 規 模 のコンサルタントが 国 内 では 東 京 名 古 屋 大 阪 福 岡 を 拠 点 に 活 動 し 海 外 ではデロイト の 各 国 現 地 事 務 所 と 連 携 して 世 界 中 のリージョン エリアに 最 適 なサービスを 提 供 できる 体 制 を 有 しています Deloitte(デロイト)は 監 査 税 務 コンサルティングおよびファイナンシャル アドバイザリーサービスをさまざまな 業 種 にわたる 上 場 非 上 場 クライアン トに 提 供 しています 全 世 界 150ヵ 国 を 超 えるメンバーファームのネットワーク 通 じ デロイトは 高 度 に 複 合 化 されたビジネスに 取 り 組 むクライアント に 向 けて 深 い 洞 察 に 基 づき 世 界 最 高 水 準 の 陣 容 をもって 高 品 質 なサービスを 提 供 しています デロイトの 約 200,000 名 におよぶ 人 材 は standard of excellence となることを 目 指 しています Deloitte(デロイト)とは デロイト トウシュ トーマツ リミテッド( 英 国 の 法 令 に 基 づく 保 証 有 限 責 任 会 社 )およびそのネットワーク 組 織 を 構 成 するメンバ ーファームのひとつあるいは 複 数 を 指 します デロイト トウシュ トーマツ リミテッドおよび 各 メンバーファームはそれぞれ 法 的 に 独 立 した 別 個 の 組 織 体 です その 法 的 な 構 成 についての 詳 細 はwww.tohmatsu.com/deloitte/をご 覧 ください 本 資 料 は 皆 様 への 情 報 提 供 として 一 般 的 な 情 報 を 掲 載 するのみであり その 性 質 上 特 定 の 個 人 や 事 業 体 に 具 体 的 に 適 用 される 個 別 の 事 情 に 対 応 するものではありません また 本 資 料 の 作 成 または 発 行 後 に 関 連 する 制 度 その 他 の 適 用 の 前 提 となる 状 況 について 変 動 を 生 じる 可 能 性 もあ ります 個 別 の 事 案 に 適 用 するためには 当 該 時 点 で 有 効 とされる 内 容 により 結 論 等 を 異 にする 可 能 性 があることをご 留 意 いただき 本 資 料 の 記 載 のみに 依 拠 して 意 思 決 定 行 動 をされることなく 適 用 に 関 する 具 体 的 事 案 をもとに 適 切 な 専 門 家 にご 相 談 ください Member of Deloitte Touche Tohmatsu Limited