2008年度 事業活動報告



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類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

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水 野 総 務 部 長 には これから 市 長 選 参 院 選 などで 選 挙 長 職 務 代 理 者 開 票 管 理 者 職 務 代 理 者 を 務 めていただくことになりますが これまでの 多 く 職 場 で 培 った 経 験 を 活 かし 選 挙 事 務 でもご 活 躍 いた だきますよう お

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 1 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必

平成16年度

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

17

後期高齢者医療制度

 

所令要綱

スライド 1

定 員 現 員 1 1 氏 名 職 業 任 期 柏 原 雅 史 広 福 寺 住 職 H2.4.1 ~ H 親 族 等 特 殊 関 係 者 の の 親 資 格 親 族 他 の 社 会 族 社 会 福 祉 地 域 の 福 地 域 の 代 施 設 長 利 用 者 の 施 設 整 備 又 は

事業報告書等提出書


通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

11年度事業報告1

25 年 度 アクションプラン 補 助 制 度 目 標 定 住 人 口 :198 人 増 1 九 州 大 学 学 生 への 電 動 バイクレンタル 事 業 学 研 都 市 づくり 課 進 学 糸 島 市 内 に 居 住 する 九 州 大 学 の 学 生 に 民 間 業 者 と 連 携 し て 電 動

スライド 1


代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

6 謝金(給与等)

5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

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1. 重 要 な 会 計 方 針 財 務 諸 表 の 注 記 財 務 諸 表 の 作 成 は NPO 法 人 会 計 基 準 (2010 年 7 月 20 日 2011 年 11 月 20 日 一 部 改 正 NPO 法 人 会 計 基 準 協 議 会 )によっています 同 基 準 では 特 定 非

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公益法人Ⅲdb 操作説明書

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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Feature 平 成 24 年 度 事 業 報 告 並 びに 一 般 会 計 特 別 会 計 収 支 決 算 報 告 1. 知 的 資 産 経 営 と 企 業 間 連 携 の 推 進 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ⑴ 経 営 革 新 への 取 り 組 み 支 援 による 地 域 産 業

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公共債のご案内

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

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定款  変更

定款

杉 並 区 個 人 番 号 の 利 用 及 び 特 定 個 人 情 報 の 提 供 に 関 する 条 例 の 改 正 案 について 行 政 手 続 における 特 定 の 個 人 を 識 別 するための 番 号 の 利 用 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 法 という )では 地 方 公 共 団

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

18 国立高等専門学校機構

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

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原 則 として 事 業 主 は 従 業 員 から 扶 養 控 除 等 申 告 書 の 提 出 を 受 けた 後 に 給 与 の ( 事 業 主 )の 番 号 を 記 載 しなければならない ただし 事 業 主 が 人 の 場 合 には 人 番 号 は 一 般 に 公 表 されている 番 号 であるた

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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競 争 参 加 資 格 審 査 等 事 務 取 扱 要 領 ( 抜 粋 ) ( 有 資 格 者 としない 者 ) 第 6 条 契 約 事 務 責 任 者 は 契 約 を 締 結 する 能 力 を 有 しない 者 破 産 者 で 復 権 を 得 ない 者 及 び 暴 力 団 等 の 反 社 会 的 勢

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(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

2. 賃 貸 アパートの 事 例 [1] 空 室 がある 賃 貸 アパート Q. 被 相 続 人 Aの 相 続 が 開 始 し Aが 所 有 していた 賃 貸 アパート1 棟 ( 貸 室 12 室 )とその 敷 地 は Aの 子 Bが 相 続 により 取 得 し 相 続 税 の までアパートの 貸

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

[Q1] 復 興 特 別 所 得 税 の 源 泉 徴 収 はいつから 行 う 必 要 があるのですか 平 成 25 年 1 月 1 日 から 平 成 49 年 12 月 31 日 までの 間 に 生 ずる 所 得 について 源 泉 所 得 税 を 徴 収 する 際 復 興 特 別 所 得 税 を 併


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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

個人住民税徴収対策会議

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

七 の 二 自 然 公 園 法 ( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第 百 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 第 一 項 に 規 定 する 国 立 公 園 又 は 国 定 公 園 の 特 別 地 域 のうち 同 法 第 二 十 一 条 第 一 項 に 規 定 する 特 別 保 護 地 区 その 他

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別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

Ⅱ 事 業 活 動 1. 税 を 巡 る 諸 環 境 の 整 備 改 善 等 を 図 るための 事 業 ( 公 -1 事 業 税 の 啓 発 事 業 ) (1) 税 知 識 の 普 及 及 び 適 正 な 申 告 の 普 及 を 図 る 目 的 の 事 業 1 決 算 期 別 説 明 会 の 実 施

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Transcription:

2008

2008 年 度 事 業 活 動 報 告 2008 年 度 特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本 ハビタット 協 会 は 9 人 の 新 理 事 と 会 長 副 会 長 専 務 理 事 事 務 局 長 が 選 任 され 新 体 制 が 発 足 しました 新 体 制 のもと 力 を 注 いだのは 国 連 ハビタットとの 協 力 の 活 性 化 と 募 金 事 業 です 海 外 協 力 事 業 としては 国 連 ハビタットとの 協 力 体 制 が 強 化 されたことにより 協 力 事 業 を 実 施 できる 地 域 が 広 がりました 今 年 度 はこれまで 皆 様 より 寄 せられたご 寄 付 で アフリカにおけるエイズ 孤 児 生 活 環 境 改 善 事 業 ミャンマーのサイクロン 被 災 地 学 校 建 設 事 業 を 開 始 することができました また 広 報 事 業 としては 今 年 度 も 募 金 で 集 められた 外 貨 コインを 活 用 し コイン 分 けワークショップ の 実 施 に 力 を 注 ぎました コインを 国 別 に 分 別 する 作 業 を 通 し て 国 連 ハビタットの 事 業 及 び 国 際 協 力 の 重 要 性 を 子 どもから 大 人 まで 幅 広 い 年 代 の 方 々に 広 報 させていただいております 1. 協 力 事 業 協 力 事 業 に 関 して 今 年 度 特 筆 すべきことは 国 連 ハビタット 本 部 との 新 しい 協 力 関 係 を 築 くことができたことです 2008 年 5 月 から 2009 年 12 月 までこの 件 についての 話 し 合 いが 行 われ 2009 年 3 月 国 連 ハビタット 総 本 部 のトップであるアンナ ティバ イジュカ 事 務 局 長 日 本 ハビタット 協 会 の 伊 木 事 務 局 長 タンザニア NGO TAWLAT の キシラガ 代 表 の 3 者 協 定 に 署 名 しました これにより これまでアジア 地 域 でのみ 実 施 していた 協 力 事 業 をアフリカ 地 域 まで 広 げることが 可 能 になりました 日 本 ハビタ ット 協 会 は 国 連 ハビタット 総 本 部 からも 重 要 なパートナーとの 評 価 を 受 けています (1) エイズ 孤 児 生 活 環 境 改 善 プロジェクト アフリカはエイズ 発 症 の 地 で 親 をエイズで 亡 くしたエイズ 孤 児 が 非 常 に 多 く 苦 しい 生 活 を 強 いられています この 状 況 を 改 善 し エイズ 孤 児 が 安 心 して 生 活 できる よう 安 全 な 飲 料 水 の 確 保 (とくに 雨 水 貯 蔵 タン クの 設 置 ) トイレなど 衛 生 設 備 と 居 住 の 改 善 を はかるプロジェクトに 対 してこれまで 全 国 の 皆 様 から 寄 せられた 募 金 寄 付 から 2008 年 12 月 に 約 1,000 万 円 を 国 連 ハビタットに 送 金 しました この 事 業 は 国 連 ハビタットアンナ ティバイジュ カ 総 本 部 長 から 最 重 要 課 題 であるとの 協 力 の 依 頼 を 受 けたものです ( 写 真 提 供 : 国 連 ハビタット) 1

(2) ミャンマーのサイクロン 被 災 地 学 校 建 設 プロジェクト 2008 年 5 月 にミャンマーを 襲 ったサイクロンは 多 くの 学 校 を 破 壊 し かろうじて 残 った 学 校 建 物 も 被 害 者 の 生 活 施 設 に 使 用 されています 1 年 近 くたった 今 でも 子 ども たちの 教 育 環 境 が 阻 害 されています 子 どもたち が 安 心 して 勉 強 できるよう 学 校 校 舎 の 建 設 を 行 う 国 連 ハビタット 福 岡 本 部 実 施 のプロジェクト に 2009 年 3 月 までに 約 300 万 円 を 送 金 しました この 事 業 にはワイルド ワンズの 加 瀬 邦 彦 様 (ケ ネディ ハウス 社 長 )が 中 心 になって 設 立 された 12 Strings Spirits という 慈 善 団 体 からご 寄 付 をいただいています ( 写 真 提 供 : 国 連 ハビタット) (3) 国 連 ハビタット 福 岡 本 部 支 援 事 業 2009 年 3 月 財 団 法 人 福 岡 県 国 際 交 流 センターを 通 じ 国 連 ハビタットアジア 太 平 洋 事 務 所 の 活 動 経 費 としての 支 援 金 100 万 円 を 送 金 いたしました (4) 募 金 事 業 1 募 金 箱 の 新 設 増 設 2008 年 11 月 に 成 田 国 際 空 港 に 大 型 募 金 箱 を1 基 増 設 し 成 田 国 際 空 港 には 大 型 募 金 箱 が 合 計 4 基 となりました 成 田 空 港 の 募 金 箱 に 寄 せられる 募 金 は 外 貨 と 日 本 円 が 混 在 していますが 日 本 円 だけでも 年 間 総 額 約 180 万 円 となります さらに 2009 年 3 月 から 大 型 募 金 箱 2 基 を 関 西 国 際 空 港 の 国 際 線 出 発 区 域 に 設 置 させていただくことができました その 他 福 岡 空 港 セントレア 空 港 会 社 病 院 商 店 等 にも 募 金 箱 を 設 置 しています 募 金 箱 による 募 金 総 額 は 2008 年 度 約 400 万 円 でした 一 度 設 置 するとその 後 募 金 は 絶 え 間 な く 入 るものなので 重 視 しています なお 昨 年 11 月 から の 新 設 大 型 募 金 箱 は 新 デザインのものに 変 更 しました 2008 年 度 には 外 貨 コインの 円 貨 交 換 に 努 力 し 目 覚 ましい 進 展 が 得 られました 2 書 き 損 じハガキ 書 き 損 じハガキは 2 枚 につき 45 円 の 寄 付 となります 今 年 度 はミャンマーのサイクロ ン 被 害 の 復 興 支 援 中 国 四 川 省 大 地 震 の 復 興 支 援 に 書 き 損 じはがき のご 協 力 を 呼 びか けました 大 手 企 業 のボランティアグループが 中 心 になってお 送 り 下 さる 等 のご 協 力 から 今 年 度 は 404 枚 の 書 き 損 じハガキ 615 枚 の 未 使 用 切 手 をご 寄 付 いただくことができまし た 2

2. 広 報 事 業 (1) コイン 分 けワークショップ 国 際 理 解 学 習 昨 年 度 に 続 き 今 年 度 も 空 港 の 募 金 箱 に 寄 付 された 世 界 中 のコインを 国 別 に 分 別 し 募 金 として 役 立 てるために 企 業 学 校 等 でコイン 分 けワークショップを 開 催 しました この 事 業 は 国 連 ハビタットの 活 動 国 際 協 力 の 重 要 性 の 理 解 につながり 年 齢 層 を 問 わず 小 さな 子 どもからご 高 齢 の 方 まで 気 軽 に 参 加 できると 好 評 を 得 ています 今 年 度 は 以 下 の 通 り 実 施 しました 修 学 旅 行 の 受 け 入 れ 2008 年 4 月 24 日 丸 森 町 立 大 内 中 学 校 5 月 14 日 福 知 山 市 立 桃 映 中 学 校 6 月 9 日 扶 桑 町 立 扶 桑 中 学 校 の 修 学 旅 行 生 を 対 象 にコイ ン 分 けを 通 しての 国 際 協 力 体 験 講 座 を 実 施 しま した 国 際 理 解 教 室 2009 年 2 月 4 日 東 京 女 学 館 中 学 校 3 月 5 日 日 本 文 理 学 院 高 等 部 で 国 際 理 解 教 室 を 開 催 しました コイン 分 けの 他 世 界 の 現 状 や 国 連 ハビタットの 果 たす 役 割 及 び 国 際 協 力 の 重 要 性 について 学 習 しました 企 業 の 社 会 貢 献 活 動 2008 年 8 月 9 日 三 井 物 産 において 社 員 とその 家 族 の 方 々を 対 象 にワークショップを 実 施 しまし た 三 井 物 産 では 以 前 から 海 外 出 張 の 際 に 使 い きれなかったコインを 募 金 していただいておりま す 家 族 が 参 加 できる 国 際 的 な 協 力 活 動 として 好 評 でした (2) 都 市 フォーラムへの 参 加 2008 年 11 月 3 日 ~6 日 中 国 南 京 市 で 開 催 された 第 4 回 世 界 都 市 フォーラムにマリ クリスティーヌ 親 善 大 使 と 伊 木 事 務 局 長 が 出 席 しました 日 本 政 府 の 展 示 ブースにポスター 掲 示 を 行 ったほか 会 議 内 での 発 言 等 を 通 して 日 本 ハビタット 協 会 の 活 動 の 広 報 に 努 めました (3) まちづくり 通 信 の 発 行 今 年 度 は まちづくり 通 信 Vol.14 を 10,000 部 発 行 しました 発 送 費 を 軽 減 するために 発 送 先 を 絞 り 効 率 的 な 広 報 が 実 施 で きるように 努 力 しました 直 接 の 発 送 のほかに マリ クリスティーヌ 親 善 大 使 の 職 務 上 の 講 演 先 でも 配 布 し 支 援 者 の 増 加 につながっています 3

(4) メディアによる 活 動 紹 介 楽 天 ゴールデンイーグルスの 岩 隈 久 志 投 手 が 社 会 貢 献 活 動 とくに 国 際 的 社 会 貢 献 を 積 極 的 に 行 った 野 球 選 手 に 贈 られるゴールデンスピリット 賞 を 受 賞 されました 岩 隈 投 手 は ハビタットフレンズ 仙 台 に 1 勝 するごとに 10 万 円 の 寄 付 をお 寄 せくださっ ています 2008 年 11 月 20 日 に 東 京 で 行 われた 授 賞 式 には 仙 台 からもハビタットフレ ンズ 仙 台 のメンバーが 多 数 出 席 し ステージ 上 で 協 会 副 会 長 と 山 本 博 子 専 務 理 事 が 挨 拶 祝 辞 を 述 べる 機 会 がありました ハビタットの 知 名 度 を 向 上 する よい 効 果 が 得 られました 全 国 紙 および 全 国 ネット のあるテレビ 局 による 報 道 が 度 重 なり 当 協 会 の 名 前 も 引 用 されて 大 きな 広 報 効 果 がありました ( 写 真 提 供 :スポーツ 報 知 ) 報 知 新 聞 2008 年 10 月 30 日 : 岩 隈 投 手 ゴールデンスピリット 賞 受 賞 スポーツ 報 知 2008 年 11 月 21 日 : 岩 隈 投 手 ゴールデンスピリット 賞 受 賞 式 読 売 新 聞 2008 年 12 月 3 日 : 岩 隈 図 書 館 21 勝 の 原 動 力 日 本 テレビ 2008 年 12 月 岩 隈 投 手 インタビュー 宮 城 テレビ 2008 年 12 月 30 日 岩 隈 投 手 インタビュー 日 経 新 聞 2009 年 3 月 4 日 夕 刊 : 駆 ける 魂 楽 天 投 手 岩 隈 久 志 (5) 副 会 長 国 連 親 善 大 使 の 講 演 協 会 副 会 長 ( 国 連 ハビタット 親 善 大 使 )は 講 演 を 依 頼 されるたびに 資 料 を 配 って 国 連 ハビタットに 関 する 説 明 をしています 2008 年 には 12 回 の 講 演 で 延 べ 2,750 人 の 聴 衆 が 副 会 長 から 国 連 ハビタットの 話 を 聞 き ました 講 演 後 に 問 い 合 わせやご 寄 付 等 もあ り 大 きな 広 報 効 果 があげられました (6) リーフレットチラシ 類 作 成 今 年 度 はリーフレットを 5,000 部 チラシ 10,000 部 募 金 箱 用 カード 1,000 部 を 作 成 しました イベント 等 の 際 には 日 本 ハビタット 協 会 のオリジナルリーフレット チ ラシに 加 え 国 連 ハビタットのリーフレットも 同 時 に 配 布 しました (7) ホームページ ホームページを 通 して 活 動 をご 理 解 いただくために 新 しいニュースを 常 に 掲 載 で きるように 努 めました ホットな 情 報 の 掲 載 はもちろんのこと まちづくり 通 信 の 閲 覧 活 動 報 告 書 の 閲 覧 等 も 可 能 にし 多 くの 方 々にハビタットの 活 動 をご 理 解 いただけるように 努 力 を 重 ねています ホームページを 通 して 活 動 に 参 加 される 方 も 増 えています 4

3. 展 示 イベントへの 参 加 今 年 度 は 以 下 のイベントに 参 加 し 広 報 を 行 ないました 1 グローバルフェスタ 2008 10 月 4 日 ~5 日 日 比 谷 公 園 で 開 催 されたグローバ ルフェスタにブース 出 展 しました 参 加 者 とともにテ ント 内 でコイン 分 けを 行 い 国 連 ハビタットの 活 動 の 広 報 に 努 めました 2 福 岡 空 港 写 真 展 2009 年 1 月 29 日 ~2 月 11 日 福 岡 空 港 に 於 いて ハビタットの 活 動 に 関 する 写 真 展 を 開 催 しました 4. 組 織 活 動 1 2 会 員 会 員 の 増 強 に 向 け 一 年 間 努 力 を 重 ねてきました しかし 今 年 度 は 法 人 会 員 個 人 会 員 とも 昨 年 度 に 比 べて 減 少 という 状 況 でした 会 員 の 増 強 は 今 後 しっか りと 取 り 組 んでいかなければならない 課 題 です 今 年 度 の 会 員 は 以 下 のとおりです 法 人 会 員 :5 団 体 ( 前 年 度 比 5 団 体 減 ) 個 人 会 員 :99 名 ( 前 年 度 比 112 人 減 ) ハビタットフレンズ 国 連 ハビタット 日 本 ハビタット 協 会 の 活 動 に 賛 同 し 自 分 たちにできること で 活 動 にご 協 力 くださるのがハビタットフレンズです 東 京 仙 台 名 古 屋 熊 本 などでハビタットフレンズがイベントの 開 催 や 補 佐 募 金 の 回 収 コイン 分 け 等 の 協 力 で 日 本 ハビタット 協 会 の 活 動 を 支 援 していた だいております 今 年 度 は 若 者 のグループ ハビタッ トフレンズユース が 誕 生 し 2 か 月 に 1 度 の 割 合 で 集 まり コイン 分 け 等 を 行 っ ています 岩 隈 投 手 の 授 賞 式 に 参 加 したハビタットフレンズ 仙 台 のメンバー( 写 真 提 供 :スポーツ 報 知 ) 5. 事 務 局 体 制 2008 年 度 日 本 ハビタット 協 会 は 専 務 理 事 事 務 局 長 とパート 職 員 5 名 で 運 営 を 行 い ました 5

6. 協 会 の 運 営 新 体 制 は 協 会 が 会 員 ハビタットフレンズなどのボランティア 精 神 を 尊 重 し ボ ランティアの 力 を 結 集 しながら 運 営 しています ボランティアの 皆 様 から 次 のような ご 協 力 をいただき 感 謝 しています 募 金 箱 に 集 まったコインの 回 収 ( 成 田 空 港 中 部 空 港 熊 本 空 港 ) 月 2~4 回 行 われるボランティアデーに 参 加 してコインの 仕 分 け ニュー ス レターの 発 送 など ( 毎 回 数 人 ~10 人 参 加 ) 募 金 箱 の 新 規 設 置 ハビタットフレンズが 自 主 的 に 組 織 され 積 極 的 に 活 動 を 展 開 しました ( 事 務 局 がハビタットフレンズに 適 切 な 支 援 を 行 い ハビタットフレン ズの 強 化 拡 大 をはかりました ) ボランティアは 随 時 募 集 しています 皆 様 のご 協 力 をよろしくお 願 いします 6

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 備 考 Ⅰ 収 入 の 部 1. 入 会 金 収 入 入 会 金 なし 2. 会 費 収 入 正 会 員 800,000 399,000 401,000 個 人 会 員 99 人 賛 助 会 員 800,000 270,000 530,000 法 人 会 員 5 団 体 準 会 員 会 費 なし 3. 事 業 収 入 2008 年 度 特 定 非 営 利 事 業 に 係 る 収 支 決 算 書 (2008 年 4 月 1 日 ~2009 年 3 月 31 日 ) 特 定 非 営 利 活 動 法 人 1アフガニスタン 等 開 発 途 上 国 の 再 建 復 興 支 援 事 業 3,500,000 12,514,954 9,014,954 2ハビタット 広 報 事 業 1,700,000 1,815,435 115,435 4. 寄 付 金 補 助 金 収 入 30,793 30,793 5. 雑 収 入 19,117 19,117 利 息 当 期 収 入 合 計 (A) 6,800,000 15,049,299 8,249,299 前 年 度 繰 越 金 16,480,806 収 入 合 計 (B) 31,530,105 Ⅱ 支 出 の 部 1. 事 業 費 14,642,831 1アフガニスタン 等 開 発 途 上 国 の 再 建 復 興 支 援 事 業 2,000,000 13,959,544 日 本 ハビタット 協 会 アフリカのAIDS 孤 児 支 援 事 業 ミャンマーの 学 校 建 設 支 援 事 業 2ハビタット 広 報 事 業 1,000,000 683,287 まちづくり 通 信 展 示 ワークショップ 2. 管 理 費 5,554,977 家 賃 100,000 121,104 ふくおか 会 館 内 8m2 役 員 報 酬 0 0 事 務 人 件 費 3,000,000 3,026,000 パート 職 員 5 名 アルバイト1 名 法 定 福 利 費 0 174,960 通 信 費 200,000 393,821 消 耗 品 費 100,000 577,508 パソコン2 台 旅 費 交 通 費 200,000 1,092,229 無 給 職 員 2 名 パート 職 員 5 名 アルバイト1 名 理 事 会 総 会 運 営 費 30,000 28,350 会 場 費 事 務 局 運 営 費 50,000 137,183 その 他 30,000 3,822 租 税 公 課 3. 予 備 費 50,000 0 当 期 支 出 合 計 (C) 6,760,000 20,197,808 当 期 収 支 差 額 (A)-(C) 5,148,509 次 期 繰 越 収 支 差 額 (B)-(C) 11,332,297 次 期 繰 越 金 11,332,297 7 ( 単 位 : 円 )