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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

平成16年度

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

老発第    第 号

保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

豆 知 識 2 やまがた 緑 環 境 税 について ~やまがた 緑 環 境 税 とは?~ やまがた 緑 環 境 税 は 荒 廃 が 進 む 森 林 の 整 備 や 県 民 参 加 による 森 づくり 活 動 に 取 り 組 むことなどを 目 的 として 県 民 の 皆 様 から 広 く ご 負 担

自 分 にあった 健 康 保 険 を 見 つけよう! それぞれの 健 康 保 険 の 特 徴 を 踏 まえ 自 分 にあった 健 康 保 険 を 選 ぶようにしましょう! 今 までの 収 入 扶 養 家 族 の 有 無 によって どの 健 康 保 険 に 加 入 するとメリットがあるか 参 考 にし

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納


接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

次 世 代 育 成 支 援

障害福祉制度あらまし目次

Q1 4 月 から 児 童 手 当 の 支 給 額 はどうなるのですか? Q2 児 童 手 当 には 所 得 制 限 が 設 けられるとのことですが 具 体 的 な 基 準 はどのよう になるのですか? Q3 4 月 以 降 児 童 手 当 を 受 け 取 るためには 手 続 きが 必 要 ですか?

賃 金 報 酬 給 与 とは ( 労 働 基 準 法 の 賃 金 ) ( 労 働 基 準 法 この 法 律 ) で 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 賞 与 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 使 用 者 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう (

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

後期高齢者医療制度

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無年金外国人高齢者福祉手当要綱

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

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住民税

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

III. 前 述 の 如 く 医 学 部 新 設 を 容 認 している 訳 ではないが 国 家 戦 略 特 区 による 医 学 部 新 設 については 国 会 答 弁 で 確 約 している 様 に 平 成 27 年 7 月 31 日 付 け 国 の 方 針 に 厳 格 に 従 う 事 を 求 める

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

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定款

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16 日本学生支援機構

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公表表紙

目  次

公 的 年 金 等 控 除 額 とは 年 金 収 入 から 差 し 引 くことのできる 金 額 で 差 引 後 の 金 額 が 雑 となります 公 的 年 金 等 収 入 金 額 - 公 的 年 金 等 控 除 額 = 雑 これまでは この 公 的 年 金 等 控 除 額 は 65 歳 以 上 の

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公営住宅法施行令の一部を改正する政令―公営住宅法施行令例規整備*

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平成21年10月30日

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

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毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

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65 歳 以 上 の 介 護 保 険 料 が 健 康 保 険 に 含 まれていた 時 より 高 額 になったと 思 うのですが 40 歳 から64 歳 までの 健 康 保 険 に 含 まれる 介 護 保 険 分 は 会 社 での 健 康 保 険 のルールに 基 づき 会 社 での 月 額 報 酬 等

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

特別徴収封入送付作業について

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Q6. 私 は11 月 30 日 に 退 職 しますが 調 書 を 提 出 する 必 要 がありますか? A 退 職 予 定 の 場 合 でも 平 成 26 年 10 月 1 日 時 点 での 確 認 になりますので 記 載 内 容 を 確 認 のうえ 添 付 書 類 と 一 緒 に 事 業 主 へ

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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桜井市外国人高齢者及び外国人重度心身障害者特別給付金支給要綱

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

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第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

ような 厚 生 年 金 基 金 関 係 の 法 改 正 がなされており (2)については 平 成 16 年 10 月 1 日 から (1) 及 び(3)については 平 成 17 年 4 月 1 日 から 施 行 されている (1) 免 除 保 険 料 率 の 凍 結 解 除 ( 母 体 企 業 (

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

所 得 の 種 類 と 所 得 金 額 の 計 算 方 法 所 得 の 種 類 要 件 計 算 方 法 事 業 雑 営 業 等 農 業 小 売 業 製 造 業 飲 食 業 理 容 業 保 険 外 交 員 大 工 集 金 人 ピアノ 講 師 など 農 産 物 の 生 産 果 樹 の 栽 培 家 畜 の

資料2 利用者負担(保育費用)

越前米

PowerPoint プレゼンテーション

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

Microsoft Word - 【事務連絡】居所情報の登録申請が間に合わなかった場合の取扱いの周知について.docx

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

給 与 所 得 者 の 住 民 税 は 特 別 徴 収 されますが 退 職 で 給 与 が 支 払 われなくなった 場 合 給 与 からの 天 引 きを することができなくなります この 場 合 特 別 徴 収 ができなくなる 残 額 について 普 通 徴 収 の 方 法 で 納 付 していた だく

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

Transcription:

小 池 晃 君 日 本 共 産 党 の 小 池 晃 です 介 護 保 険 利 用 料 の 問 題 について 質 問 します 法 案 は 所 得 が 一 定 以 上 の 人 について 利 用 料 を 一 割 負 担 から 二 割 負 担 に 引 き 上 げる ど のラインで 二 割 にするかというと 所 得 百 六 十 万 円 年 金 収 入 なら 二 百 八 十 万 円 というこ となんですが これは 全 高 齢 者 上 位 二 〇 %に 当 たるわけで 昨 日 の 本 会 議 でも 私 これは 必 ずしも 高 額 所 得 者 と 言 える 人 ばかりではないということを 指 摘 しました 介 護 保 険 部 会 の 委 員 でもある 淑 徳 大 学 の 結 城 康 博 教 授 は これ ケアマネジャー 中 心 と する 介 護 職 に 利 用 料 負 担 に 関 するアンケートをやっています 高 齢 者 における 高 所 得 者 と いった 場 合 一 人 当 たりの 年 収 課 税 前 ですが どの 程 度 をイメージするかという 質 問 に 対 して 二 百 万 から 三 百 万 これ 選 んだ 人 は 全 体 の 一 七 %です 三 百 万 円 を 超 えるライン を 選 んだ 人 が 七 六 %で 中 でも 五 百 万 円 以 上 という 方 が 一 番 多 かったわけです 結 城 さん は これらの 結 果 を 踏 まえて 二 割 負 担 導 入 するのであれば せめて 医 療 保 険 の 現 役 並 み 所 得 者 と 同 程 度 にと 提 起 をされています 大 臣 年 金 収 入 二 百 八 十 万 円 で 負 担 を 二 割 に 引 き 上 げることには 無 理 があるというのが 私 現 場 の 声 だと 思 いますが 考 え 直 す 考 えはありません か 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) 医 療 の 場 合 は 現 役 世 代 との 負 担 の 公 平 性 という 意 味 から 高 めの 設 定 になっております 介 護 の 場 合 は 高 齢 者 の 中 においての 負 担 の 公 平 性 というよ うな 意 味 から 所 得 能 力 に 応 じたということで 今 般 の 二 百 八 十 万 というような 設 定 をいたし ました これ 年 金 でいいますと 二 十 三 万 円 お 一 人 であります お 一 人 で 二 十 三 万 月 々 強 の 金 額 だというふうに 思 っておりますが 今 高 齢 者 の 二 割 とおっしゃられましたけれども 年 金 厚 生 年 金 のみという ほかに 収 入 がないという 方 から 見 れば これは 上 位 九 一 %という 形 になるわけでありまして これ 消 費 支 出 どのような 高 齢 者 が 消 費 をされておられるかという 実 態 等 々から この 程 度 の 御 収 入 があられれば 二 割 まあ 二 割 と 申 し 上 げても 上 限 がございますから 全 員 が 倍 になるわけではございませんので 負 担 していただけるのではないかということで この 二 百 八 十 万 というところを 一 つ 基 準 と 置 いて 検 討 をこれからさせていただくということで あります 小 池 晃 君 医 療 の 方 は 現 役 世 代 との 公 平 介 護 の 方 は 世 代 内 での 公 平 と 別 の 理 屈 を 持 ち 出 してこれやっているわけですが 介 護 保 険 では 高 所 得 者 になっている 人 が 医 療 保 険 で は 高 所 得 者 にならない これは 本 当 に 現 場 は 混 乱 するし 私 は 矛 盾 だらけだというふうに 思 っております さらに 矛 盾 という 点 で 聞 くと 医 療 のその 上 位 所 得 者 三 割 負 担 は 世 帯 単 位 ですよね 単 身 の 場 合 は 年 収 三 百 八 十 三 万 円 以 上 で 適 用 となって 世 帯 に 七 十 歳 以 上 の 方 が 二 人 以 上 いる 場 合 は 合 計 五 百 二 十 万 円 を 上 回 って 初 めて 適 用 となります ところが 医 療 では そ のように 双 方 が 七 十 歳 以 上 の 高 齢 者 夫 婦 の 場 合 は 夫 の 年 収 が 三 百 八 十 三 万 円 以 上 でも

妻 が 年 金 がないとか 低 年 金 という 場 合 は これは 夫 も 妻 も 三 割 負 担 にならないわけですよ ところが 介 護 保 険 は 夫 婦 とも 六 十 五 歳 以 上 の 二 人 世 帯 で 夫 の 年 金 収 入 が 二 百 八 十 万 円 以 上 であれば 妻 が 無 年 金 あるいは 低 年 金 でも 夫 は 二 割 負 担 になるということですね 事 実 関 係 だけ 政 府 参 考 人 ( 原 勝 則 君 ) 御 指 摘 のとおり 介 護 保 険 におきましては 個 人 単 位 で 収 入 判 定 を 行 いますので 二 割 負 担 の 基 準 というものは 世 帯 の 所 得 状 況 にかかわらず 第 一 号 被 保 険 者 個 人 の 合 計 所 得 金 額 が 百 六 十 万 円 を 超 えるか 否 かによって 判 定 する 仕 組 みとする ことを 基 本 に 考 えております このため お 尋 ねのケースの 場 合 は 夫 は 二 割 負 担 となり 妻 は 自 らの 合 計 所 得 金 額 が 百 六 十 万 円 未 満 でございますので 一 割 負 担 ということになります 小 池 晃 君 一 定 の 収 入 を 得 ていても 配 偶 者 に 収 入 がある 場 合 とない 場 合 扶 養 家 族 が いる 場 合 といない 場 合 というのは 生 活 実 態 は 大 きく 違 うわけですね 私 たちは 高 齢 者 の 一 部 を 現 役 並 み 所 得 というふうに 扱 って 医 療 の 窓 口 負 担 を 三 割 にす ることにも これは 反 対 です 応 能 負 担 というのは 窓 口 でやるべきではない 税 や 社 会 保 険 料 でやっぱりきちっとやるべきだというふうに 考 えておりますが 曲 がりなりにも 高 齢 者 医 療 では 世 帯 の 状 況 で 線 を 引 いているわけですよ それに 比 べても この 介 護 の 二 割 負 担 の 引 き 方 というのは 余 りに 乱 暴 ではないかと 今 個 人 単 位 の 制 度 だからという 話 がありましたけれども 一 方 で 保 険 料 を 取 るとき は 世 帯 単 位 で 課 税 非 課 税 ということで 保 険 料 を 決 めているじゃないですか 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 方 は これは 介 護 保 険 と 同 じ 個 人 加 入 なんだけれども 現 役 並 み 所 得 者 の 基 準 は 世 帯 加 入 の 国 保 と 同 じ 本 当 にこれ 継 ぎはぎだらけで 御 都 合 主 義 ででたらめだと 私 は 思 う このやり 方 は 全 く 一 貫 性 がない それから 先 ほど 大 臣 は 消 費 支 出 と 照 らして 妥 当 なんだとおっしゃいました その 問 題 をちょっと 次 に 取 り 上 げたいと 思 うんですが 今 日 資 料 でお 配 りをしておりますが 厚 労 省 が 二 割 負 担 にする 場 合 の 合 理 化 する 根 拠 として 示 してきたのがこの 今 の 資 料 私 の 配 っている 資 料 であります これは 家 計 調 査 を 基 に 無 職 夫 婦 高 齢 者 世 帯 の 場 合 でこういうケースになると 介 護 利 用 料 二 割 負 担 は 可 能 だというふうに 主 張 してきたわけですけど 改 めてどういう 主 張 か 簡 潔 に 説 明 してください 政 府 参 考 人 ( 原 勝 則 君 ) 今 のお 尋 ねに 答 える 前 に なぜ 介 護 保 険 では 個 人 単 位 にして いるかということでございます ちょっと 一 つだけ そこは 是 非 御 理 解 をいただきたいも のですから 説 明 をさせていただきたいと 思 いますけれども 介 護 保 険 におきましては 特 別 養 護 老 人 ホームへの 入 所 や 有 料 老 人 ホームへの 転 居 など サービスの 利 用 によって 住 所 の 移 転 あるいは 世 帯 構 成 の 変 化 を 伴 うことが 多 々あるわけでございます

こうした 中 で 公 平 な 費 用 負 担 を 確 保 する 観 点 から 在 宅 も 施 設 も 同 じ 判 断 基 準 の 下 で 世 帯 構 成 の 変 化 に 中 立 的 に 負 担 能 力 を 判 断 する 仕 組 みが 望 ましいのではないかということ で 一 定 以 上 所 得 者 の 負 担 については 個 人 単 位 で 判 断 をしたいと 考 えているところでござ います 御 質 問 の 議 員 お 配 りのこの 図 でございますけれども なぜ 私 どもが 二 割 負 担 でこれ 可 能 かというふうに 考 えた 説 明 でございますが これはまず 右 の 方 には 収 入 がございまして 夫 の 年 金 収 入 が 二 百 八 十 万 円 であり なおかつ 妻 の 収 入 が 国 民 年 金 満 額 受 給 の 七 十 九 万 円 という 場 合 を 仮 定 いたしまして 夫 婦 の 収 入 合 計 はしたがいまして 三 百 五 十 九 万 円 になる わけでございますけれども 当 然 この 三 百 五 十 九 万 円 から 税 金 や 社 会 保 険 料 というもの を 御 負 担 をしなきゃいけませんので こういったものを 控 除 したいわゆる 可 処 分 所 得 こ れが 約 三 百 七 万 円 になると 右 の 棒 グラフの 左 側 の 方 に 書 いてあるところでございます 一 方 平 成 二 十 四 年 家 計 調 査 によりますと 無 職 夫 婦 高 齢 者 世 帯 のうち 年 収 が 二 百 五 十 万 円 から 三 百 四 十 九 万 円 の 世 帯 の 平 均 的 な 消 費 支 出 これ 統 計 がちょっとこういう 区 分 しかないものですから 少 し 幅 のある 取 り 方 をしておりますけれども 二 百 五 十 万 円 から 三 百 四 十 九 万 円 の 世 帯 の 平 均 的 な 消 費 支 出 が 約 二 百 四 十 七 万 円 となっております この 支 出 の 中 には 例 えば 介 護 の 関 係 の 負 担 費 用 みたいなものはその 他 の 消 費 支 出 の 中 に 入 っておりますし それから 医 療 保 険 の 負 担 なんかも 保 健 医 療 の 中 に 入 っておりま す これはちょっと 御 留 意 いただきたいと 思 いますが いずれにしてもそういう 状 況 にあ ると この 可 処 分 所 得 から 平 均 的 な 消 費 支 出 を 控 除 すると 差 額 は 約 六 十 万 円 となりますので 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 と 介 護 保 険 制 度 の 自 己 負 担 額 の 年 間 上 限 これが 五 十 六 万 円 でござい ますから これ 以 上 の 介 護 医 療 を 使 ったとしても 負 担 は 発 生 しませんので これを 上 回 る 水 準 であるということで 私 どもとしては 年 金 収 入 二 百 八 十 万 円 以 上 であれば 収 入 と 支 出 の 差 額 に 一 定 の 余 裕 があると 考 えられ 二 割 の 御 負 担 をいただくことが 可 能 な 水 準 ではないかと 考 えた 次 第 でございます 小 池 晃 君 私 これおかしいと 思 うんですよ この 程 度 の 年 金 平 均 的 な こういう 方 が 標 準 的 な 消 費 支 出 をしても なお 年 金 が 毎 年 六 十 万 円 余 るというわけですよ 毎 月 五 万 円 ずつ 貯 金 していくというんですよ 私 が 知 っ ている 年 金 生 活 者 というのは みんな 貯 金 取 り 崩 して 暮 らしていますよ こういう 設 定 自 体 が 私 全 く 実 態 反 映 していないと 思 いますが 大 臣 いかがですか こんな 現 実 あると 思 いますか 毎 月 毎 月 五 万 円 年 金 暮 らしの 人 が 貯 金 が 増 えて 資 産 が 増 えていく そんなことってあり 得 ますか 答 えてください 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) このモデルでありますけど 本 人 の 年 金 収 入 二 百 八 十 万 円 また 配 偶 者 の 方 が 国 民 年 金 満 額 と 考 えて 七 十 九 万 円 ということでございますから このモ デルで 仮 定 するとこういう 話 になると これ モデルの 普 通 の 厚 生 年 金 のモデル 世 帯 よ りかはかなり 多 いという 世 帯 になると 思 います お 一 人 で 年 金 収 入 二 百 八 十 万 という 方 で

ありますから 妻 の 基 礎 年 金 入 れれば 更 に 増 えるわけでありまして かなり 多 いモデルに なってこようと 思 います でありますから このような 形 で 多 分 委 員 が 言 われておられる 年 金 生 活 者 の 方 々と 比 べると 高 い 収 入 の 方 々になるだろうというふうに 思 います 小 池 晃 君 夫 婦 で 月 三 十 万 円 の 年 金 収 入 で 貯 金 がどんどんどんどん 資 産 が 増 えていく そんなことないですよ 今 の 実 態 からいえば 何 でこんなことになるかというと この 消 費 支 出 がおかしいんです この 資 料 の 二 枚 目 見 てください これは 厚 労 省 の 引 用 した 家 計 調 査 見 ますと 無 職 夫 婦 高 齢 者 世 帯 の 消 費 支 出 三 つの 年 間 収 入 の 区 分 で 出 しているわけですね 厚 労 省 はこの 真 ん 中 の 数 字 使 っている 実 は 一 枚 目 と 二 枚 目 数 字 間 違 っているんですけど これはさ ておき これ 三 つあって 真 ん 中 使 っているわけです 真 ん 中 の 年 間 収 入 二 百 五 十 万 円 から 三 百 四 十 九 万 円 の 数 字 使 っていて これだと 消 費 支 出 が 二 百 四 十 七 万 円 その 右 の 年 間 収 入 三 百 五 十 万 円 以 上 だと 三 百 四 十 一 万 円 なわけですよ 何 で 年 金 収 入 三 百 五 十 九 万 円 の 消 費 支 出 に 二 百 五 十 万 円 から 三 百 四 十 九 万 円 の 数 字 使 うんですか ちゃんと 年 間 収 入 三 百 五 十 万 円 以 上 という 項 目 があるんだから こちらと 対 照 するのが 筋 じゃないですか 年 間 収 入 三 百 五 十 万 円 以 上 の 平 均 消 費 支 出 は 三 百 四 十 二 万 円 ですから これだと 年 収 三 百 五 十 九 万 円 との 差 額 は 十 七 万 円 ですから ほとんど 差 額 残 らないわけで 私 これが 現 実 の 数 字 だと 思 いますよ 結 局 厚 労 省 のこの 一 枚 目 の 表 というのは 二 割 負 担 しても 大 丈 夫 だということを 合 理 化 するための 恣 意 的 な 資 料 じゃないですか これおかしいじゃないですか 政 府 参 考 人 ( 原 勝 則 君 ) 先 ほどの 統 計 につきましては 先 ほども 言 ったように 区 分 が 二 百 五 十 から 三 百 四 十 九 万 円 ということで 三 百 五 十 九 万 円 にまあ 比 較 的 近 いというこ とでそこを 取 らせていただきまして 三 百 五 十 万 円 以 上 だとちょっと 少 し 高 くなり 過 ぎる ものですから 一 応 ここを 引 かせていただいたということでございます 小 池 晃 君 これおかしいですよ だって 平 均 見 てください 平 均 は 二 百 八 十 八 万 円 な んですよ 消 費 支 出 要 するに 平 均 より 低 い 消 費 支 出 で 上 位 所 得 大 臣 見 てくださ い グラフ 四 つあるでしょう 一 番 左 平 均 があるじゃないですか 二 百 八 十 八 万 円 なんです 平 均 は だから 平 均 より 低 い 消 費 支 出 で 上 位 所 得 者 やって いるんですよ これ おかしいでしょう 大 臣 おかしいと 思 いませんか この 設 定 の 仕 方 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) これ 確 かに 足 すと 三 百 五 十 九 万 円 という 形 で 三 百 五 十 万 とか 行 くんですが これ 三 百 五 十 万 以 上 は これは 上 どこまでも 行 きますから 収 入 あ る 方 そういうものの 平 均 の 支 出 出 してきているんで 当 然 のごとく 高 く 上 がるのは 当 然

でございます ですから そういうような 上 青 天 井 青 天 井 といってもそれは まあ 中 には 何 千 万 と いう 方 もいるかも 分 かりませんが そういう 意 味 からいたしますと より 近 いところの 数 字 を 使 わさせていただいた 実 態 に 近 いところの 数 字 を 使 わさせていただいたということ であります 小 池 晃 君 そういうでたらめ 言 っちゃいかぬ 総 務 省 の 家 計 調 査 は ちゃんとそれぞれの 平 均 実 収 入 出 ているんです この 三 百 五 十 万 円 以 上 の 平 均 実 収 入 は 三 百 十 万 円 なんです それに 企 業 年 金 なんかが 加 わって 大 体 三 百 四 五 十 万 になっているという そういう 数 字 で 大 体 無 職 の 高 齢 者 でそんな 何 千 万 もなん という 人 はいないんですよ 実 態 としては しかも これは 可 処 分 所 得 の 問 題 を 厚 労 省 は 言 っているようなんですね 消 費 支 出 には 税 保 険 料 など 含 まれないから 可 処 分 所 得 で 比 較 をすると 聞 きますけれども 家 計 調 査 には 税 や 保 険 料 を 控 除 した 平 均 可 処 分 所 得 の 項 目 があり ますよね 年 間 収 入 二 百 五 十 万 から 三 百 四 十 九 万 の 高 齢 者 夫 婦 無 職 世 帯 の 平 均 可 処 分 所 得 はどれだ けですか 家 計 調 査 の 中 にありますよ お 答 えください 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) 速 記 を 止 めてください 速 記 中 止 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) 速 記 を 起 こしてください 政 府 参 考 人 ( 原 勝 則 君 ) 今 手 元 にある 調 査 では 月 額 しか 出 ていなかったものですから 今 ちょっと 年 間 に 十 二 倍 しまして 計 算 しましたところ 百 三 十 七 万 五 千 円 ということで ございます 小 池 晃 君 いや 百 九 十 七 万 だと 思 うんだけど いずれにしても 可 処 分 所 得 が 二 百 万 にも 満 たない 世 帯 の 消 費 支 出 を 可 処 分 所 得 が 三 百 万 を 超 える 年 金 額 と 比 較 をしていれば 毎 月 大 量 のお 金 が 余 るのは 当 然 じゃないですか これ 極 めて 恣 意 的 なでたらめな 数 字 ですよ 大 臣 私 が 言 っていること 分 かりますか この 資 料 は 全 くでたらめだ 二 割 負 担 を 合 理 化 するための 趣 旨 説 明 の 文 書 の 問 題 以 上 に これ 大 問 題 だと 思 いますよ 大 臣 いかが ですか 全 く 間 違 っている これ 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) 申 し 訳 ありません ちょっと 今 その 可 処 分 所 得 のところも 含 めて 正 確 な 数 字 を 私 手 元 に 持 っておりませんので 百 九 十 万 なのか 百 三 十 何 万 なの

か ちょっと 申 し 訳 ありませんけど 確 認 できておりませんので ( 発 言 する 者 あり) 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) 速 記 を 止 めてください 速 記 中 止 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) 速 記 を 起 こしてください 政 府 参 考 人 ( 原 勝 則 君 ) 申 し 訳 ありません ちょっと 先 ほど 数 字 を 見 間 違 えていまし て 計 算 をしますと 百 九 十 七 万 三 千 円 でございます 小 池 晃 君 お 認 めになった 要 は こっちの 数 字 は 可 処 分 所 得 百 九 十 七 万 円 の そう いう 世 帯 の 消 費 支 出 なんですよ 年 金 の 方 は 可 処 分 所 得 三 百 七 万 円 の 年 金 収 入 なんですよ 差 額 が 六 十 万 これでたらめじゃないですか 大 臣 間 違 っていると 思 いませんか 認 め ていただきたい 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) これ 三 百 五 十 九 万 円 ですかね 三 百 五 十 九 万 円 の 年 金 額 に なるわけであります 三 百 四 十 九 万 円 とその 差 額 を 考 えたときにどちらに 位 置 するかとい うことを 考 えた 場 合 に 非 常 に 金 額 的 に 大 きな 変 化 がこの 境 にあるわけでありまして そ ういうことを 勘 案 した 上 で この 二 百 五 十 万 から 三 百 四 十 九 万 こちらに 近 いんであろう という 形 の 中 でこれを 数 字 を 使 わさせていただいておるということでございますから 御 理 解 をいただければ 有 り 難 いと 思 います 小 池 晃 君 駄 目 ですよ それじゃ これ ずっと 衆 議 院 でも そして 私 も 厚 労 省 から 説 明 聞 いたときに 何 で 二 割 負 担 して 大 丈 夫 なんですかという 根 拠 は これを 言 っていたわ けですよ 二 割 負 担 の 対 象 の 人 は 年 金 の 収 入 と 消 費 支 出 比 べると 六 十 万 円 差 額 があるか ら 十 分 上 限 額 まで 払 えますということを 二 割 負 担 の 根 拠 にしてきたんですよ その 根 拠 が 全 くでたらめだったということですよ これ これはもうでたらめじゃないですか でたらめでしょう だって 私 が 言 っていること 分 かりますか 可 処 分 所 得 が 三 百 万 円 を 超 える 世 帯 の 消 費 実 態 を 示 すべきなのに ところが 持 ち 出 している 消 費 支 出 の 実 態 というのは 平 均 可 処 分 所 得 が 百 九 十 七 万 円 の 層 の 消 費 支 出 なんですよ ( 発 言 する 者 あり)いや 超 えているじゃ ないですか 可 処 分 所 得 は 三 百 七 万 円 と 書 いてあるじゃないですか 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) 速 記 を 止 めてください 速 記 中 止 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) 速 記 を 起 こしてください

国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) この 根 拠 も 含 めて ちょっとこちらの 方 で 更 にお 答 えできる ような 形 のお 答 えをこれからつくらさせていただきたいと 思 いますので ちょっと 今 日 の ところはお 許 しをいただきたいというふうに 思 います 小 池 晃 君 これは 二 割 負 担 にするための 根 拠 として 一 貫 してこれで 説 明 してきたわけ です それが 間 違 っているとすれば 全 部 崩 れるわけです やはり 二 割 負 担 にしようとしている 世 帯 の 消 費 支 出 が 一 体 どうなっているのかを 示 す 正 確 な 資 料 を 出 していただきたいというふうに 思 います それは じゃ 次 にするとして 残 り 補 足 給 付 の 問 題 もちょっと 聞 きたいんですが 今 回 その 施 設 の 食 費 居 住 費 に 対 する 補 足 給 付 の 大 幅 縮 小 も 盛 り 込 まれていて 預 貯 金 を 認 定 する あるいは 障 害 年 金 などの 収 入 認 定 するという 問 題 はあるんですが 先 ほどち ょっと 話 題 になった 世 帯 分 離 のことを 聞 きます 今 回 の 改 定 では 世 帯 分 離 している 配 偶 者 が 課 税 されていれば 補 足 給 付 の 対 象 から 外 し て 食 費 居 住 費 の 自 己 負 担 を 求 めるということになるわけですけれども この 結 果 一 体 どうなるか 厚 労 省 に 聞 きますが 仮 に 特 養 のユニット 型 個 室 に 入 居 している 妻 が 六 万 円 の 年 金 しか 収 入 がなくて 世 帯 分 離 している 夫 が 月 二 十 万 円 の 年 金 で 単 身 課 税 という 場 合 は 妻 の 利 用 料 というのはこれはどうなるんですか 政 府 参 考 人 ( 原 勝 則 君 ) お 答 えを 申 し 上 げます お 尋 ねのケースの 場 合 でございますけれども 現 行 制 度 では 妻 は 第 二 段 階 の 負 担 区 分 で 補 足 給 付 を 受 給 することになることから 特 養 のユニット 型 個 室 に 入 所 した 場 合 の 一 割 負 担 それから 食 費 居 住 費 を 合 計 いたしますと 月 々 約 五 二 万 円 程 度 の 負 担 となります 今 回 配 偶 者 が 入 所 者 と 別 世 帯 であっても 当 該 配 偶 者 が 課 税 されていれば 補 足 給 付 の 対 象 外 とするという 見 直 しを 提 案 をしているわけでございますが お 尋 ねのケースにおいて は 夫 が 課 税 されていることから 妻 は 補 足 給 付 の 対 象 外 となり 入 所 している 特 養 が 設 定 する 費 用 が 第 四 段 階 の 基 準 費 用 額 と 仮 に 同 じだとすれば 月 々 十 一 七 万 円 程 度 の 負 担 となるわけでございます したがいまして 月 々 約 六 五 万 円 程 度 の 負 担 が 増 えるという ことになります 小 池 晃 君 七 万 円 近 い 負 担 増 だということなんですが この 場 合 夫 は 課 税 といっても 二 人 合 わせた 月 収 は 二 十 六 万 円 なわけですよ そのうち 半 分 が 妻 の 施 設 利 用 料 に 消 えてし まう これは 夫 に 病 気 が がんになったりとか いろんな 問 題 が 起 こったときはもう 共 倒 れになりかねないわけですね 実 際 実 例 で 私 のところにも 話 が 来 ていて 夫 と 世 帯 分 離 して 北 陸 地 方 の 特 養 ホームに 入 所 している 人 本 人 は 月 七 五 万 円 の 年 金 で 所 得 区 分 は 第 三 段 階 で 月 八 万 円 の 入 所 費 用 を 夫 に 一 部 補 填 してもらいながら 払 っていると 夫 は 課 税 なんだけれども 自 らも 要

介 護 状 態 で 在 宅 サービス 使 っていて 生 活 費 はぎりぎりだと これ 制 度 変 更 になったらば 妻 の 入 所 費 用 が 十 三 万 円 に 跳 ね 上 がって 両 方 の 生 活 が 破 綻 しかねないと 大 臣 この 補 足 給 付 のこの 部 分 ですね 世 帯 分 離 についても 認 めないというやり 方 とい うのは まさに 施 設 入 居 者 とその 家 族 の 生 活 両 方 を 破 綻 に 追 い 込 むようなことになるんじ ゃないですか これはやっぱりやめるべきだと 思 いますが いかがですか 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) これ 夫 婦 間 と 申 しますのは 民 法 上 の 親 族 間 よりも 強 い 生 活 保 持 義 務 があるわけでありまして そのような 意 味 からなかなか 今 までは 特 養 に 入 りま すと 世 帯 分 離 世 帯 分 離 になりますと 夫 に 収 入 が まあどちらがどちらだか 分 かりません けれども 配 偶 者 に 収 入 があってもこれは 御 本 人 の 収 入 という 形 で 補 足 給 付 を 受 けられる と 特 にユニット 型 の 場 合 はその 補 足 給 付 が 大 きいわけでありまして そういう 意 味 では 不 公 平 感 というものはあったわけであります これは 補 足 給 付 というのはそもそも 福 祉 的 な 側 面 が 強 いものでございまして そうい う 意 味 では 今 般 配 偶 者 に 収 入 がある 場 合 は 補 足 給 付 の 対 象 にしないということを 考 えて きたわけでありますが ただ 一 方 で 住 民 税 非 課 税 ぎりぎりの 方 々に 関 しては これはや はり そうはいっても 言 われるとおり 生 活 がお 互 いにできなくなってしまうということが あるわけでありまして これに 関 しては 対 応 をいろいろと 検 討 はさせていただきたいと 思 いますし 現 在 も 非 課 税 世 帯 とみなして 補 足 給 付 を 行 う 仕 組 みがあるわけであります 現 在 の 場 合 は 分 かれて 暮 らせばこれは 世 帯 分 離 でありますけれども 例 えば 同 じ 特 養 の 中 に 入 られる こういう 場 合 に 関 してはあるわけでありまして そういうことも 勘 案 しなが らここの 方 は 検 討 させていただきたいというふうに 思 っております 小 池 晃 君 さっきの 議 論 と 照 らしてみると 私 は 本 当 に 御 都 合 主 義 だなと 思 うんですよ 負 担 の 公 平 公 平 と 言 うけれども 先 ほどその 利 用 料 の 二 割 負 担 について 質 問 をしたと きには これは 個 人 単 位 個 人 加 入 の 介 護 保 険 の 制 度 だから たとえ 配 偶 者 が 低 収 入 でも 本 人 の 収 入 が 一 定 額 を 超 えていれば 負 担 を 引 き 上 げるというふうに 言 ったわけですね と ころが 今 度 は たとえ 本 人 が 低 収 入 でも 配 偶 者 に 所 得 があれば 負 担 を 下 げることは これ は 公 平 の 観 点 から 許 さないと これは 矛 盾 しているじゃないですか こういう 御 都 合 主 義 でいいんですか まさに 公 平 公 正 の 名 によって とにかく 負 担 を 取 り 立 てるということしか 考 えていないようなやり 方 だと 思 いませんか 私 はそう 思 うけれ ども いかがですか 国 務 大 臣 ( 田 村 憲 久 君 ) 先 ほども 申 し 上 げましたとおり 補 足 給 付 というのは 本 来 の 給 付 というよりかはこれは 福 祉 的 に 対 応 している 部 分 であります でありますから 今 般 の 世 帯 分 離 もそうでありますけれども 資 産 要 件 等 々で 今 般 御 夫 婦 であれば 二 千 万 円 の 預 貯 金 がある 御 家 庭 に 関 してはこれは 対 象 にしないという 形 にしておるわけでありまし て 他 の 給 付 に 関 しては 資 産 要 件 を 掛 けておるものはないわけでありますけれども それ もやっぱり 福 祉 的 な 給 付 という 側 面 から 今 般 このような 形 を 提 案 をさせていただいておる

という 形 であります 小 池 晃 君 いろいろ 言 うけれども 結 局 在 宅 でも 施 設 でも あれこれ 理 由 を 付 けて 取 れ るところから 取 ると 利 用 者 の 自 己 負 担 を 引 き 上 げようという 発 想 しかないように 私 には 聞 こえます 今 日 もちょっとこの 二 割 負 担 の 問 題 も 結 局 こういう 全 く 実 態 に 合 わない これおか しいですよ どう 考 えたって 大 体 直 感 的 にこれおかしいと 思 いますよ やっぱり 三 十 万 円 ぐらいの 年 金 暮 らしの 方 が 毎 月 毎 月 五 万 円 ずつ 収 入 が 余 っていくということ 自 体 が 実 態 に 合 わないし これ 家 計 調 査 を 見 ると みんな 金 融 資 産 はどんどんどんどん 減 って いるわけです 毎 月 三 万 円 から 五 万 円 ずつ 減 っているのが 実 態 ですよ 家 計 調 査 は だから 年 金 だけで 暮 らしていけないわけですよ 年 金 を 取 り 崩 してみんな 生 きているわけですよ それを こういう 数 字 を 持 ち 出 して 二 割 負 担 は 可 能 でありますと こういう 説 明 しち ゃいかぬ 本 当 にこの 法 案 には 今 日 はちょっと 利 用 料 だけで 三 十 分 全 部 使 ってしまいましたけれ ども もういろんな 問 題 があります もう 徹 底 的 な 議 論 が 必 要 だし 今 日 少 なくとも 私 が 指 摘 した 問 題 について 納 得 のいく 回 答 がない 限 り これは 絶 対 にこの 法 案 は 通 すわけには いかないということを 申 し 上 げたいと 思 いますので 一 刻 も 早 く 今 日 要 求 した 数 字 は 出 し ていただきたいというふうに 思 います 以 上 で 終 わります 委 員 長 ( 石 井 みどり 君 ) ただいまの 件 につきましては 後 刻 理 事 会 において 協 議 いた します 小 池 晃 君 よろしくお 願 いします 終 わります