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各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

平成27年度公立小・中学校における教育課程の編成実施状況調査結果について

「標準的な研修プログラム《

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

訂されている 幼稚園 小 中学校学習指導要領改訂の基本的な考え方として 次の 3つがあげられる 1. 子供たちに求められる資質 能力を明確にし それらを社会と共有していくという社会に開かれた教育課程を実現していく 2. 現行学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で 知識の理解の質を高めていく 3

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p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

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①H28公表資料p.1~2

工業教育資料347号

123

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

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【学習指導要領改訂】 高等学校の新教科・科目構成(案)|旺文社教育情報センター

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

参考資料 文科初第 49 号 中央教育審議会 次に掲げる事項について, 別添理由を添えて諮問します 新しい時代の初等中等教育の在り方について 平成 31 年 4 月 17 日 文部科学大臣 柴山昌彦

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

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別記 北海道立高等学校教育課程編成基準の一部改正について ( 平成 30 年 3 月 14 日教育委員会決定 ) 北海道立高等学校教育課程編成基準 ( 平成 23 年 3 月 10 日教育委員会決定 ) の一部を次のように改正する 別記 1の2 中 (16) を (18) とし (12) から (1

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

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Q1: 社会に開かれた教育課程 の実現とは, どのようなことですか? A: 教育課程を編成する際には, よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念とともに, 子どもたちにどのような資質 能力を育むのかについて学校と社会が共有することが求められています さらに, 社会と連携 協働することでそ

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

山梨大学教職大学院専攻長 堀哲夫教授提出資料

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教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

平成29年度 中学校英語科教育 理論研究

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り込んで獲得するものではなく 探究の過程を通して 自分自身で取捨 選択し 整理し 既にもっている知識や体験と結び付けながら 構造化され 身に付けていくものである そして こうした過程を経て獲得された知識は 実社会 実生活における様々な課題の解決に活用可能な生きて働く知識 すなわち概念として形成されて

農 業 1 学習指導要領改訂の趣旨 職業に関する各教科 ( 農業 工業 商業 水産 家庭 看護 情報 福祉 ) においては 科学技術の進展 グローバル化 産業構造の変化等に伴い 必要とされる専門的な知識 技術の高度化への対応や 多様な課題に対応できる課題解決能力を育成することが重要で あることから

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平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

各教科 科目において 基礎的 基本的な知識 技能の習得とともに 知識 技能を活用する学習活動を重視すること 各教科 科目において 義務教育と高等学校との間の系統性を重視した円滑な接続を図ること 豊かな心や健やかな体の育成のため 道徳教育の充実や健やかな心身の育成についての指導の充実を図ること 生きる

札幌市教育研究推進事業のあらまし Ⅰ. 札教研事業とは 1. 経緯 札幌市教育研究推進事業( 札教研事業 ) は 札幌市教育研究協議会 ( 昭和 25 年 5 月創設 ) いわゆる 札教研 の研究 研修活動部分を引き継ぐ形で 平成 19 年度より新たに教育委員会の事業として推進されて今日に至る 2.

商業科 ( 情報類型 ) で学習する商業科目 学年 単位 科目名 ( 単位数 ) 1 11 ビジネス基礎 (2) 簿記(3) 情報処理(3) ビジネス情報(2) 長商デパート(1) 財務会計 Ⅰ(2) 原価計算(2) ビジネス情報(2) マーケティング(2) 9 2 長商デパート (1) 3 プログ

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 30 年 4 月 1 日 平成 30 年度 第 70 回 日本連合教育会研究大会 桐生大会 大会主題 分科会研究協議題 等 Ⅰ 大会主題及び大会主題設定の趣旨 Ⅱ 分科会研究協議題 研究協議題設定の理由 研究協議の視点 (1) 第 1 分科会国語 (2) 第 2 分科会 社会 (3) 第 3

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について


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イ ディベート ディスカッション Ⅱ 時事英語 エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 必履修科目は 総合英語 Ⅰ 及び ディベート ディスカッション Ⅰ 話すこと 書くこと における発信力の強化や 高校生の卒業後の進路の多 様化などに対応するため より高度で専門的な科目を新設し 計 7

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

教育公務員特例法等の一部を改正する法律について

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

TSRマネジメントレポート2014表紙

調査結果からみえてきたこと 大学教育改革の渦中にあった 8 年間の学生の意識や学びの変化をまとめると 以下 3 点です (1) アクティブ ラーニング形式の授業が増え 自己主張できる学生が増加 大学の授業で際立って増加しているのが アクティブ ラーニングの機会です 特にこの 4 年間で ディスカッシ

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会 生活・総合的な学習の時間専門部会(第7回)議事録・配付資料 [資料7]

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

第5回 国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会 資料1-1


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高校「新学習指導要領」は教え方改革

(2) 平成 26 年度からの研究社会の変化に対応し未来を拓くために必要な 思考力 を育成するための新教科 未来思考科 を位置付けた教育課程, 新教科の指導内容, 指導方法及び評価方法についての研究開発を行っている 本校が考える 思考力 とは, 平成 24 年度に出された国立教育政策研究所のプロジェ

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

資料7 新学習指導要領関係資料

5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

資料1 審議のまとめ(素案)のポイント

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

Transcription:

プレゼンテーション表紙サンプル ( スライドサイズ 4:3 25.4x19.05cm) STEAM 教育等の教科等横断的な学習の推進について 部科学省初等中等教育局教育課程課

1(1) 等学校教育の課題 中学 1 年 から 校 2 年 にかけて学校の授業に対する満 度は低下する傾向 ( 出典 ) 第 17 回 21 世紀出 児縦断調査 ( 平成 13 年出 児 ) の結果概要 ( 令和元年 部科学省 ) 1

1(1) 等学校教育の課題 等学校に ると学校外の勉強時間は 極化する傾向 ( 出典 ) 第 17 回 21 世紀出 児縦断調査 ( 平成 13 年出 児 ) の結果概要 ( 令和元年 部科学省 ) 2

1(2) 理数教育の課題 算数 数学の勉強は楽しい 理科の勉強は楽しい と答えた児童 徒の割合は上昇してきているが 学 と中学 の差は引き続き きい 算数 数学の勉強は楽しい 理科の勉強は楽しい と答えた児童生徒の割合の推移 算数 数学の勉強は楽しい 理科の勉強は楽しい 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 小学校小学校国際平均中学校中学校国際平均 81 79 65 65 84 85 84 75 77 73 70 71 71 70 67 52 48 39 40 56 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 小学校小学校国際平均中学校中学校国際平均 81 92 87 90 90 82 88 87 86 83 80 81 81 78 77 70 63 66 59 59 30% 2003 年 2007 年 2011 年 2015 年 2019 年 30% 2003 年 2007 年 2011 年 2015 年 2019 年 数値は 強くそう思う そう思う と回答した児童生徒の小数点第 1 位までの割合を合計し さらにその小数点第 1 位を四捨五入したもの 国際平均については 調査参加国 地域が毎回異なる点に留意する必要がある 質問紙調査は 1995 年から実施されているが 項目の変化等により経年で比較できるのは 2003 年以降の調査結果になる ( 出典 ) 国際数学 理科教育動向調査 (TIMSS2019) のポイント ( 令和 2 年国 教育政策研究所 ) 3

1(2) 理数教育の課題 数学や理科を使うことが含まれる職業につきたい児童 徒の割合は引き続き低い 数学を使うことが含まれる職業につきたい 理科を使うことが含まれる職業につきたい 100% 中学校 中学校国際平均 100% 中学校 中学校国際平均 90% 90% 80% 80% 70% 60% 50% 52 52 49 70% 60% 50% 56 60 57 40% 30% 20% 18 21 23 40% 30% 20% 20 25 27 10% 10% 0 % 2011 年 2015 年 2019 年 0 % 2011 年 2015 年 2019 年 数値は 強くそう思う そう思う と回答した児童生徒の小数点第 1 位までの割合を合計し さらにその小数点第 1 位を四捨五入したもの 国際平均については 調査参加国 地域が毎回異なる点に留意する必要がある 質問紙調査は 1995 年から実施されているが 項目の変化等により経年で比較できるのは 2011 年以降の調査結果になる ( 出典 ) 国際数学 理科教育動向調査 (TIMSS2019) のポイント ( 令和 2 年国 教育政策研究所 ) 4

1(3) 総合的な学習の時間の成果と課題 成果としては 全国学 学習状況調査の分析等において 総合的な学習の時間で探究のプロセスを意識した学習活動に取り組んでいる児童 徒ほど各教科の正答率が い傾向にあること 探究的な学習活動に取り組んでいる児童 徒の割合が増えていることなどが明らかになっている また 総合的な学習の時間の役割は PISA における好成績につながったことのみならず 学習の姿勢の改善に きく貢献するものとして OECD をはじめ国際的に く評価されている その上で 今後更なる充実が期待されることとして おおむね以下のような課題がある つ は 総合的な学習の時間で育成する資質 能 についての視点である 総合的な学習の時間を通してどのような資質 能 を育成するのかということや 総合的な学習の時間と各教科等との関連を明らかにするということについては学校により差がある これまで以上に総合的な学習の時間と各教科等の相互の関わりを意識しながら 学校全体で育てたい資質 能 に対応したカリキュラム マネジメントが われるようにすることが求められている つ は 探究のプロセスに関する視点である 探究のプロセスの中でも 整理 分析 まとめ 表現 に対する取組が 分ではないという課題がある 探究のプロセスを通じた の資質 能 の向上をより 層意識することが求められる 三つ は 等学校における総合的な学習の時間の更なる充実という視点である 地域の活性化につながるような事例が まれている で 本来の趣旨を実現できていない学校もあり 中学校の取組の成果の上に 等学校にふさわしい実践が 分展開されているとは えない状況にある ( 出典 ) 幼稚園 学校 中学校 等学校及び特別 援学校の学習指導要領等の改善及び必要な 策等について ( 答申 )( 平成 28 年中央教育審議会 ) 5

( 第2の標1) 2(1) 新 等学校学習指導要領における 総合的な探究の時間 の構造イメージ 校踏まえて学(第2の2)( 第1標) 第 1の目標各学校の教育目標学踏まえて第 2の3(1) 目が設定第 2の1 各学校が定める目標するその学校が総合的な探究の時間で育成することを目指す資質 能力第 2の2 各学校が定める内容学校目標を実現するにふさわしい探究課題を解決することを通して育成する探究課題資質 能力第 2の3(4) が第 2の3(4) 設定現代的な諸課題に対応するす総合的 横断的な課題知識 技能思考力 判断力 学びに向かう力 る( 国際理解 情報 環境 福祉 健康など ) 表現力等人間性等目他教科等及び総合的な探究的な学習の過程に自分自身に関すること及標地域や学校の特色に応じた課題及例探究の時間で習得するおいて発揮され 道の状び他者や社会との関わり)び知識が相互に関連付け況において活用できるもに関することの両方の視内生徒の興味 関心に基づく課題られ 社会の中で生きのとして身に付けられる点を踏まえる容て働くものとして形成さの職業や自己の進路に関する課題第 2の3(6) 育まれ 活用されるようにすること第 2の3(7) 指導教科 科目を越えた全ての学習の基盤となる資質 能力計画情報活用能力言語能力第 3の1(4) 第 3の1(3) 内容探究の過程において コンピュータや他者と協働して問題を解決し言語により分析し まとめたり表現したりすの情報通信ネットワークなどを適切にかようとする学習活動るなどの学習活動第 3の2(4) 取つ効果的に活用して 情報を収集 整第 3の2(4) 活用されるようにすること目する内容校が設定(第3の1)(第3の2)扱い理 発信するなどの学習活動 ( 情報や情報手段を主体敵意選択し活用できるよう配慮 ) 第 3 の 2(5) 第 2 の 3(5) 考えるための技法 ( 比較 分類 関連付け ) 第 3 の 2(4) 相互に関連付け,学習や生活において生かし,それらが総合的に働くようにする第 3 の 1(4) 他教科等で身に付けた資質 能力取扱い(第2の36

2(2) 新 等学校学習指導要領における共通教科 理数 のイメージ 以下の 2 科目で構成 内容 学習過程の例 理数探究基礎 理数探究 基礎を習得する段階 探究の意義や過程についての理解や研究倫理についての理解 事象を分析するための基本的な技能 課題を設定するための基礎的な力 探究の過程を遂行する力 探究した結果をまとめ 適切に表現する力などを育成 探究を深める段階 生徒が興味 関心等に応じて主体的に課題を設定 理数探究基礎 で学習する内容に加え 多角的 複合的に事象を捉え 課題を設定する力や探究の過程を整理し 成果などを適切に表現する力などを育成 探究の手法について学習 教師の指導のもと 観察 実験 調査など 数学的な手法や科学的な手法を用いて探究 研究倫理についての理解のための学習 生徒が興味 関心等に応じて主体的に課題を設定 観察 実験 調査など 数学的な手法や科学的な手法を用いて探究 探究の過程を振り返る機会を設け 意見交換や議論を通して質の向上を図る 大学や研究機関 博物館などと積極的に連携 協力 探究した結果や探究の成果などについて報告書などを作成 7

3(1) STEM 教育の広がりと STEAM 教育 統合型の STEM 教育 Science Technology Engineering Mathematics の STEM 分野が複雑に関係する現代社会の問題を 各教科 領域固有の知識や考え方を統合的に働かせて解決する学習としての共通性を持ちつつ その目的として 1 科学 技術分野の経済的成長や革新 創造に特化した人材育成を志向するものと 2 すべての児童生徒に対する市民としてのリテラシーの育成を志向するものとがある STEAM 教育 アート リベラルアーツ 文理の枠を超えた学び - 初期の STEAM 教育は 統合型 STEM 教育に Arts( デザイン 感性等 ) の要素を加えたものと解釈できる Yakman(2008) では STEAM 教育は学問領域を横断して指導する枠組みであると示している また STEAM 教育は エンジニアリングとアーツ ( 言語や歴史などを含む文科 ) を通して解釈される科学と技術であり すべては数学的な要素に基づくものであるとする 近年は 現実社会の問題を創造的に解決する学習を進める上で あらゆる問いを立てるために Liberal Arts(A) の考え方に基づいて 自由に考えるための手段を含む美術 音楽 文学 歴史に関わる学習などを取り入れるなどSTEM 教育を広く横断的に推進していく教育 ( 東京学芸大学大谷忠氏より ) 取り扱う社会的課題によって S T E Mを幹にして ART/DESIGNやROBOTICS E-STEM( 環境 ) など様々な領域を含んだ派生形が存在し さらには国語や社会に関する課題もあり いわゆる文系 理系の枠を超えた学びとなっている ( 日本 STEM 教育学会新井健一氏より ) 8

3(2) STEAM 教育と 総合的な探究の時間 / 共通教科 理数 の関係 STEAM 教育 目 的 科学 技術分野の経済的成長や革新 創造に特化した人材育成 STEAM 分野が複雑に関係する現代社会に生きる市民の育成 対象 領域 学習過程 STEM 分野を幹としつつも扱う社会課題によって様々な領域を含む ( 例えば 科学 技術分野に特化した課題から ART/DESIGN ROBOTICS estem( 環境 ) 国語や社会に関する課題など ) 各教科 領域固有の知識や考え方を統合的に活用することを通した問題解決的な学習を重視 総合的な探究の時間 理数探究 及び 理数探究基礎 について 実社会や実生活との関わりにおいて 自己の在り方生き方を考えながら よりよく課題を発見し解決していくための資質 能力の育成 数学的な見方 考え方や理科の見方 考え方を組み合わせるなどして働かせ 探究の過程を通して 課題を解決するために必要な資質 能力の育成 特定の教科 科目等に留まらず, 横断的 総合的であり 実社会や実生活における複雑な文脈の中に存在する事象が対象 ( 例えば 現代的な諸課題 地域や学校の特色に応じた課題 生徒の興味 関心に基づく課題 職業や自己の進路に関する課題など ) 自然や社会などの様々な事象から数学や理科などに関する課題を設定 複数の教科 科目等における見方 考え方を総合的 統合的に働かせるとともに 実社会や実生活における複雑な文脈の中に存在する問題を様々な角度から俯瞰して捉え 考えていく 探究のプロセス を重視 解決の道筋がすぐには明らかにならない課題や 唯一の正解が存在しない課題に対して納得解や最適解を見いだすことを重視 数学的な手法や科学的な手法などを用いて 仮設設定 検証計画の立案 観察 実験 調査等 結果の処理を行う 一連の探究過程の遂行や 探究過程を整理し 成果などを適切に表現することを重視 教育課程 ( 学校全体の仕組みとして機能が期待できる ) 教育目標との関連を図る教育課程の中核 各学校において目標や内容を設定 他教科等及び総合的な探究の時間で身に付けた資質 能力を相互に関連付け 教科等横断的な視点で編成 育成 アイデアの創発 挑戦性 総合性や融合性の視点を重視した 従前の教科 科目の枠にとらわれない科目設定 9

4(1) 中央教育審議会答申 ( 令和 3 年 1 26 )( 抜粋 ) AI や IoT などの急速な技術の進展により社会が激しく変化し, 多様な課題が じている今 においては, これまでの 系 理系といった枠にとらわれず, 各教科等の学びを基盤としつつ, 様々な情報を活 しながらそれを統合し, 課題の発 解決や社会的な価値の創造に結びつけていく資質 能 の育成が求められている 教育再 実 会議第 11 次提 において, 幅広い分野で新しい価値を提供できる 材を養成することができるよう, 新学習指導要領において充実されたプログラミングやデータサイエンスに関する教育, 統計教育に加え,STEAM 教育の推進が提 された 等学校改 を取り上げた本提 において,STEAM 教育は 各教科での学習を実社会での問題発 解決にいかしていくための教科横断的な教育 とされている STEAM 教育については, 国際的に ても, 各国で定義が様々であり,STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics) に加わった A の範囲をデザインや感性などと狭く捉えるものや, 芸術, 化, 活, 経済, 法律, 政治, 倫理等を含めた広い範囲で定義するものもある STEAM 教育の 的には, 材育成の側 と,STEAM を構成する各分野が複雑に関係する現代社会に きる市 の育成の側 がある 各教科等の知識 技能等を活 することを通じた問題解決を うものであることから, 課題の選択や進め によっては 徒の強 な学ぶ動機付けにもなる で,STEAM 教育を推進する上では, 多様な 徒の実態を踏まえる必要がある 科学技術分野に特化した 材育成の側 のみに着 して STEAM 教育を推進すると, 例えば, 学習に困難を抱える 徒が在籍する学校においては実施することが難しい場合も考えられ, 学校間の格差を拡 する可能性が懸念される 教科等横断的な学習を充実することは学習意欲に課題のある 徒たちにこそ 常に重要であり, 徒の能 や関 に応じた STEAM 教育を推進する必要がある このため STEAM の各分野が複雑に関係する現代社会に きる市 として必要となる資質 能 の育成を志向する STEAM 教育の側 に着 し,STEAM の A の範囲を芸術, 化のみならず, 活, 経済, 法律, 政治, 倫理等を含めた広い範囲 (Liberal Arts) で定義し, 推進することが重要である 10

4(1) 中央教育審議会答申 ( 令和 3 年 1 26 )( 抜粋 ) 新学習指導要領においては, 学習の基盤となる資質 能 や, 現代的な諸課題に対応して求められる資質 能 を育成するため, 教科等横断的な視点から教育課程の編成を図ることとされている STEAM 教育の特性を かし, 実社会につながる課題の解決等を通じた問題発 解決能 の育成や, レポートや論, プレゼンテーション等の形式で課題を分析し, 論理 てて主張をまとめること等を通じた 語能 の育成, 情報 段の基本的な操作の習得, プログラミング的思考, 情報モラル等に関する資質 能 等も含む情報活 能 の育成等の学習の基盤となる資質 能 の育成, 芸術的な感性も かし 豊かな 活や社会的な価値を創り出す創造性などの現代的な諸課題に対応して求められる資質 能 の育成について, 理の枠を超えて教科等横断的な視点に って進めることが重要であり, その実現のためにはカリキュラム マネジメントを充実する必要がある STEAM 教育は, 社会に開かれた教育課程 の理念の下, 産業界等と連携し, 各教科等での学習を実社会での問題発 解決に かしていく 度な内容となるものであることから, 等学校における教科等横断的な学習の中で重点的に取り組むべきものであるが, その 台として, 幼児期からのものづくり体験や科学的な体験の充実, 学校, 中学校での各教科等や総合的な学習の時間における教科等横断的な学習や探究的な学習, プログラミング教育などの充実に努めることも重要である さらに, 学校, 中学校においても, 児童 徒の学習の状況によっては教科等横断的な学習の中で STEAM 教育に取り組むことも考えられる その際, 発達の段階に応じて, 児童 徒の興味 関 等を かし, 教師が に応じた学習活動を課すことで, 児童 徒 が主体的に学習テーマや探究 法等を設定することが重要である 11

4(1) 中央教育審議会答申 ( 令和 3 年 1 26 )( 抜粋 ) 等学校においては, 新学習指導要領に新たに位置付けられた 総合的な探究の時間 や 理数探究 が, 実 活, 実社会における複雑な 脈の中に存在する事象などを対象として教科等横断的な課題を設定する点 課題の解決に際して, 各教科等で学んだことを統合的に働かせながら, 探究のプロセスを展開する点など STEAM 教育がねらいとするところと多くの共通点があり, 各 等学校において, これらの科 等を中 として STEAM 教育に取り組むことが期待される また, 必履修科 として地理歴史科 公 科や数学科, 理科, 情報科の基礎的な内容等を幅広く位置付けた新学習指導要領の下, 教科等横断的な視点で教育課程を編成し, その実施状況を評価して改善を図るとともに, 教育課程の実施に必要な 的 は物的な体制の確保を進め, 地域や 等教育機関, 政機関, 間企業等と連携 協働しつつ, 各 等学校において 徒や地域の実態にあった探究学習を充実することが重要である その際には, これまでのスーパーサイエンスハイスクール (SSH) などでの教育実践の成果を かしていくことが考えられる さらに 教員養成や教員研修の在り も併せて検討していくことが重要である STEAM 教育の推進に当たっては, 探究学習の過程を重視し, その過程で じた疑問や思考の過程などを 徒に記録させ, の成 の過程を認識できるようにするとともに, 社会に開かれた教育課程の観点から,STEAM 教育に関わる学校内外の関係者による多様な視点を かし, 徒の良い点や進歩の状況などを積極的に評価し, 学習したことの意義や価値を実感できるよう努めることが重要である また, 実社会での問題発 解決に かしていく視点から 徒が らテーマを設定し, 学習を進めるためには, 徒が地域や産業界, 学などと多様な接点を持ち, 社会的な課題や現在 われている取組などについて学ぶことが必要である 徒が多様な機会を得ることができるよう, 社会全体で取組を進めることが求められる このため, 国においては産業界や 学等とも連携し,STEAM 教育に資する教育コンテンツの整備を進めるとともに, 事例の収集や周知などの取組を進める必要がある STEAM 教育等の教科等横断的な学習の前提として, 学校, 中学校, 等学校などの各教科等の学習も重要であることは うまでもない 各学校において, 習得 活 探究という学びの過程を重視しながら, 各教科等において育成を 指す資質 能 を確実に育むとともに, それを横断する学びとしての STEAM 教育を い, 更にその成果を各教科に還元するという往還が重要である 12

4(2) 新しい時代の 等学校教育の実現に向けた制度改正等について ( 概要 ) 令和の 本型学校教育 の構築を 指して ( 答申 ) ( 令和 3 年 1 26 中央教育審議会 ) 及び 新しい時代の 等学校教育の在り ワーキンググループ ( 審議まとめ ) ( 令和 2 年 11 13 同ワーキンググループ ) 等を踏まえて 学校教育法施 規則 等学校設置基準 等学校通信教育規程等の 部改正等を うこととする 1 各 等学校の特 化 魅 化 学校教育法施 規則 等学校設置基準の 部改正 通知事項 各 等学校に期待される社会的役割等の再定義 等学校の設置者は 等学校が下記の 三つの 針 を策定する前提として 各 等学校やその 地する市区町村等と連携としつつ 各 等学校に期待される社会的役割等 ( いわゆるスクール ミッション ) を再定義することが望まれる 等学校における 三つの 針 の策定 公表 等学校は 当該学校 全 定時 通信制の課程 は学科ごとに以下の 針 ( いわゆるスクール ポリシー ) を定め 公表するものとする (a) 等学校学習指導要領に定めるところにより育成を 指す資質 能 に関する 針 (b) 教育課程の編成及び実施に関する 針 (c) 学者の受け れに関する 針 等学校と関係機関等との連携協 体制の整備 等学校は 当該学校における教育活動その他の学校運営を うに当たり 関係機関等との連携協 体制の整備に努めることとする 2 普通科改 ( 等学校における 普通教育を主とする学科 の弾 化 ) 等学校設置基準 等学校学習指導要領の 部改正 普通教育を主とする学科として 普通科以外の学科を設置可能とする ( ) 令和 4 年 4 1 から施 ( 令和 6 年度末まで経過措置 ) ( ) 令和 4 年 4 1 から施 普通科以外の普通教育を主とする学科においては 各学科の特 等に応じた学校設定教科 科 を設け 2 単位以上を全ての 徒に履修させるなどして教育課程を編成することとする 普通教育を主とする学科のうち 学際領域に関する学科及び地域社会に関する学科については以下のとおりとする (a) 学際領域に関する学科については 学等との連携協 体制を整備するものとする (b) 地域社会に関する学科については地域の 政機関等との連携協 体制を整備するものとする (c) 上記 2 学科は 関係機関等との連絡調整を う職員の配置その他の措置を講じるよう努めるものとする ( ) 令和 4 年 4 1 から施 予定 13

4(2) 等学校における 普通教育を主とする学科 の弾 化 綱化 新たな学科における関係機関との連携 協働 新たな学科においては 教室内の学びに加えて 実際の現場に赴いて諸課題の現状を の当たりにしたり 最前線で課題解決に取り組む社会 の姿に学んだりすることが 常に重要 各学科の特質に応じた必要な関係機関との連携 協働 関係機関との連携 協働を調整するコーディネーターの配置 学際的な学びに重点的に取り組む学科 国内外の 等教育機関 地域社会に関する学びに重点的に取り組む学科 学校運営協議会の設置や コンソーシアム として計画的 持続的に連携 協働する体制の整備 地元市町村 国際機関 国の機関 中学校 等教育機関 NPO 法 研究機関 NPO 法 社会教育機関 企業 企業 経済団体 14

5(1) 学校教育における STEAM 教育等の教科等横断的な学習の推進 AI や IoT などの急速な技術の進展により社会が激しく変化し 多様な課題が じている今 系 理系といった枠にとらわれず 各教科等の学びを基盤としつつ 様々な情報を活 しながらそれを統合し 課題の発 解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質 能 の育成が求められている 学習指導要領においては 学習の基盤となる資質 能 ( 語能 情報活 能 問題発 解決能 等 ) や 現代的な諸課題に対応して求められる資質 能 を育成するため 教科等横断的な視点から教育課程の編成を図ることとされている STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics) に加え 芸術 化 活 経済 法律 政治 倫理等を含めた広い範囲で A を定義し 各教科等での学習を実社会での問題発 解決に かしていくための教科等横断的な学習を推進することが重要 理の枠を超えたカリキュラム マネジメントの充実 徒 学校 地域等の実態を踏まえ スクール ポリシーに基づき 理の枠を超えた教科等横断的な視点で教育課程を編成 実施 スクール ポリシーと総合的な探究の時間等の 標との関連を図る 各教科等における探究的な学習活動の充実 各教科等の 標の実現に向け その特質に応じた 考え を働かせながら 理の枠を超えて実社会の課題を取り扱う探究的な学習活動を充実 統合 考え 深化 各教科の教師の専 性を かした協働体制を構築 教師の負担を軽減しつつ学校外リソースを活 するための連携体制を整備 ICT を活 した学習を積極的に推進 総合的な探究の時間 理数探究等を中 とした探究活動の充実 複数の教科等の 考え を総合的 統合的に働かせながら 理の枠を超えて実社会の課題を取り扱い探究する活動を充実 試 錯誤しながら新たな価値を創造し よりよい社会を実現しようとする態度を育成 教育委員会等による 援の充実 各学校の多様な実態を踏まえながら スクール ミッションに基づきカリキュラム マネジメントを 援 ICT を活 した学習を推進するとともに 産業界や 等教育機関 社会教育施設 地域の団体等と連携し 各学校と外部の 材やコンテンツ等のリソースのマッチングを通じて社会に開かれた教育課程の実現を促進 理学 学 芸術 社会科学等を横断した学際的なアプローチで実社会の問題を発 し解決策を考えることを通じた主体的 対話的で深い学びの実現 知的好奇 や探究 を引き出すとともに学習の意義の実感により学習意欲を向上 理の枠を超えた複合的な課題を解決し新たな価値を創造するための資質 能 を育成 等学校等における多様な実態を踏まえた探究的な学習活動を充実 STEAM の各分野が複雑に関係する現代社会に きる市 新たな価値を創造し社会の創り となる 材として必要な資質 能 の育成 分のよさや可能性を認識するとともに あらゆる他者を価値のある存在として尊重し 多様な 々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え 豊かな を切り拓き 持続可能な社会の創り となる ( 学習指導要領前 ) 15

5(2) 当 の取組 各地の学校の取組や関連リソースの発掘 える化 部科学省ウェブサイトにおいて事例を発掘 える化 学校全体を通じたカリキュラム マネジメントの体制 取組 産業界等との連携 各学校の実態を踏まえた事例の多様性 教育委員会の 援策等に着 具体的な 徒等の声や卒業後の姿 教職員の取組 社会からの評価などの の声 を掲載 関連リソースについて関係ウェブサイトとも連携して える化 ( 例 ) 供の学び応援サイト 学校と地域でつくる学びの未来 SSH 卒業 活躍事例集 みらプロ STEAM ライブラリー NHK ドスルコスル 教科等横断的な探究活動の推進に資するガイド作成 総合的な探究の時間に関する 等学校向け 引を改訂 STEAM 教育等の教科等横断的な学習の推進にも資するよう 各学校のスクール ポリシーとの関連付け カリキュラム マネジメントのステップ 校内の推進体制の整備や校外の団体等との連携体制の整備などについて解説 取組を進めようとする教育委員会等からの相談体制 STEAM 教育等の教科等横断的な学習を推進しようとする都道府県教育委員会等からの相談について 部科学省において助 する体制を整備 部科学省視学委員 (STEAM 教育等の教科等横断的な学習の推進に関する協 者 ) 野利春京都精華 学教授 清原洋 秀明 学教授 村学國學院 学教授 中川哲株式会社 EdLog 代表取締役社 村圭 東京学芸 学教授 登本洋 東京学芸 学先端教育 材育成推進機構 校教育開発推進ユニット准教授 濵野清広島 学教育室教育部附属学校機能強化担当室 東良雅 京都市総合教育センター副所 関係機関との連携 経済産業省 内閣府総合科学技術 イノベーション会議 (CSTI) 産業競争 懇談会 (COCN) 等の関係機関を含め社会との連携体制を構築 等学校等における STEAM 教育等の教科等横断的な学習の充実 社会に開かれた教育課程の実現 各教育委員会等におけるカリキュラム マネジメントに関する 援の推進 よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念の学校と社会の共有 16

( 参考 ) 関係施策等 関係施策 スーパーサイエンスハイスクール (SSH):https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/index.html スーパーグローバルハイスクール (SGH):https://sgh.b-wwl.jp/ ワールド ワイド ラーニング (WWL) コンソーシアム構築 援事業 :https://b-wwl.jp/ 地域との協働による 等学校教育改 の推進 : https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/1407659.htm スーパー プロフェッショナル ハイスクール (SPH): https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/1366335.htm グローバルサイエンスキャンパス (GSC):https://www.jst.go.jp/cpse/gsc/ 関係ウェブサイト等 供の学び応援サイト : https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm 学校と地域でつくる学びの未来 :https://manabi-mirai.mext.go.jp/ SSH 卒業 活躍事例集 :https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/ssh/public/pdf/alumnipamphlet.pdf みらプロ : https://mirapro.miraino-manabi.jp/ 経済産業省 STEAM ライブラリー :https://www.steam-library.go.jp/ NHK ドスルコスル :https://www.nhk.or.jp/school/sougou/dosurukosuru/ 17