MONEX 個 人 投 資 家 サーベイ 2014 年 5 月 調 査 個 人 投 資 家 の 皆 様 の 相 場 環 境 に 対 する 意 識 調 査 のため 2014 年 5 月 9 日 ~5 月 12 日 にマネック ス 証 券 に 口 座 をお 持 ちのお 客 様 向 けにアンケートを 実 施 しました ご 回 答 くださった 皆 様 には ご 協 力 に 感 謝 いたします 誠 にありがとうございます 今 個 人 投 資 家 の 皆 様 が 相 場 をどの ようにとらえているのか 調 査 結 果 をまとめました MONEX 個 人 投 資 家 サーベイ は 個 人 投 資 家 の 相 場 環 境 に 対 する 意 識 調 査 として 毎 月 アンケートを 行 い その 調 査 結 果 をまとめたものです 2009 年 10 月 に 第 1 回 サーベイを 行 い 月 次 で 公 表 しております ( 2011 年 3 月 は 東 日 本 大 震 災 の 状 況 を 鑑 み アンケートを 実 施 しておりません ) また 2011 年 6 月 より グループ 企 業 であるトレードステーション 証 券 ( 米 国 ) マネックス BOOM 証 券 ( 香 港 )の 個 人 投 資 家 の 皆 様 にも 四 半 期 ごとに 同 様 のアンケートを 行 い 調 査 結 果 を MONEX グ ローバル 投 資 家 サーベイ として 提 供 しております - 1 -
調 査 結 果 の 要 約 (1) 個 人 投 資 家 の 見 通 し DI ( 1) は 日 本 株 式 米 国 株 式 において 楽 観 的 だが 前 月 比 では 減 少 (グラフ 1 グラフ 2) 日 本 株 DI (2014 年 4 月 )18 (2014 年 5 月 )8( 前 回 比 -10 ポイント) 米 国 株 DI (2014 年 4 月 )52 (2014 年 5 月 )37( 前 回 比 -15 ポイント) 中 国 株 DI (2014 年 4 月 )-47 (2014 年 5 月 )-54( 前 回 比 -7 ポイント) 今 後 3 ヶ 月 程 度 の 各 国 ( 日 本 米 国 中 国 )の 株 式 市 場 見 通 しについてたずねた 日 本 株 式 米 国 株 式 については 上 昇 すると 思 う と 回 答 した 個 人 投 資 家 が 多 く 楽 観 的 に 捉 えている 割 合 のほうが 多 いがその 割 合 は 前 回 調 査 比 (2014 年 4 月 実 施 )と 比 較 すると 減 少 しており 投 資 家 心 理 は 悪 化 傾 向 中 国 株 式 については 下 落 すると 思 う と 回 答 した 個 人 投 資 家 が 多 く 投 資 家 心 理 は 依 然 として 悲 観 的 ( 1) 上 昇 すると 思 う と 回 答 した 割 合 (%)から 下 落 すると 思 う と 回 答 した 割 合 (%)を 引 いたポイント ( ) 一 部 記 載 事 項 に 誤 りがありました お 詫 びして 修 正 いたします (2014 年 6 月 30 日 ) (2) 業 種 別 魅 力 度 ランキング 商 社 が 2 ヶ 月 ぶりに 3 位 以 内 にランクイン (グラフ 3) 個 人 投 資 家 が 魅 力 的 であると 思 う 業 種 の 上 位 3 位 は 自 動 車 商 社 医 薬 品 とな った 今 回 の 調 査 開 始 前 日 の 大 手 商 社 の 自 社 株 買 いや 増 配 好 決 算 など 好 感 されたことが 影 響 したのか 商 社 は 2 ヶ 月 ぶりに 3 位 以 内 にランクイン 商 社 の 他 順 位 を 上 げたのは 自 動 車 (2 位 1 位 ) 機 械 (8 位 7 位 ) 小 売 (12 位 9 位 ) 反 対 に 順 位 を 下 げたのは 不 動 産 (1 位 4 位 ) ハイテク (4 位 5 位 ) 通 信 (5 位 6 位 ) 銀 行 (7 位 8 位 ) 鉄 鋼 (9 位 10 位 ) 海 運 (10 位 11 位 ) (3) 今 後 3 ヶ 月 程 度 の 米 ドル/ 円 相 場 の 見 通 し: 円 安 を 見 込 む 向 きが 約 4 割 に 減 少 (グラフ 4) 今 後 3 ヶ 月 程 度 の 米 ドル/ 円 相 場 の 見 通 しについて 前 回 調 査 時 (2014 年 4 月 実 施 )と 比 較 すると 円 高 傾 向 となったことが 影 響 してか 円 安 を 見 込 む 層 は 前 回 調 査 時 より 21 ポイント 減 と なった(60 39) 逆 に 円 高 を 見 込 む 層 は 7 ポイント 増 となった(14 21) (4) 日 本 株 取 引 の 投 資 に 対 する 意 欲 は 積 極 的 だが その 割 合 は 前 回 調 査 時 よりも 減 少 (グラフ 5 グラフ 5-2) 今 後 3 ヶ 月 程 度 の 日 本 株 への 投 資 意 欲 を 売 買 頻 度 投 資 金 額 保 有 銘 柄 数 毎 にたずね た 3 つの 項 目 について 個 人 投 資 家 は 減 らしたい よりも 増 やしたい と 考 えている 割 合 が 多 いが その 割 合 は 前 回 調 査 時 (2014 年 4 月 実 施 )よりも 僅 かではあるが 減 少 している 売 買 頻 度 DI (2014 年 4 月 )26 (2014 年 5 月 )23( 前 回 比 -3 ポイント) 投 資 金 額 DI (2014 年 4 月 )19 (2014 年 5 月 )18( 前 回 比 -1 ポイント) 保 有 銘 柄 数 DI (2014 年 4 月 )13 (2014 年 5 月 )11( 前 回 比 -2 ポイント) ( 2) 増 やしたい と 回 答 した 割 合 (%)から 減 らしたい と 回 答 した 割 合 (%)を 引 いたポイント - 2 -
(5) 中 国 の 政 治 外 交 に 関 心 が 高 まる (グラフ 6 グラフ 6-2) 個 人 投 資 家 が 注 目 するトピックでは 前 回 調 査 時 と 比 較 して 関 心 が 高 まっている 項 目 は 中 国 の 政 治 経 済 であることが 分 かった ( 前 回 比 中 国 ( 香 港 を 含 む) 政 治 外 交 :+4.8%) 日 本 国 内 米 国 のトピックは 他 のトピックと 比 較 すると 依 然 として 高 い 注 目 度 ではあるが 前 回 調 査 時 (2014 年 4 月 )と 比 較 すると 注 目 度 合 は 減 少 している (6) 日 銀 の 金 融 緩 和 は 2014 年 7 月 ~9 月 が 有 力 FRB の 政 策 金 利 引 き 上 げ 時 期 は 2015 年 中 が 約 7 割 (グラフ 7 グラフ 7-2) 日 本 と 米 国 の 中 央 銀 行 の 金 融 政 策 についてたずねた 日 銀 による 追 加 緩 和 実 施 時 期 について は 2014 年 7 月 ~9 月 が 36.0%と 最 も 多 い 回 答 となった 米 連 邦 準 備 制 度 理 事 会 (FRB)の 金 融 政 策 による 金 利 引 き 上 げ 時 期 についてたずねたところ 2015 年 中 という 回 答 が 全 体 の 約 7 割 を 占 めた (2015 年 前 半 :34.9% 2015 年 後 半 :39.0%) (7) 個 人 投 資 家 は 自 らの 投 資 資 産 運 用 の 管 理 に 積 極 的 - 全 体 の 8 割 以 上 が 資 産 管 理 を 実 施 管 理 方 法 は 自 分 流 頻 度 は 月 1 回 以 上 が 多 数 派 - (グラフ 8 グラフ 8-2 グラフ 8-3 グラフ 8-4) 個 人 投 資 家 の 資 産 管 理 家 計 管 理 の 状 況 についてたずねた 回 答 者 の 84%が 資 産 管 理 を 実 施 しており 個 人 投 資 家 は 自 らの 投 資 資 産 管 理 に 積 極 的 である ことが 分 かった 方 法 と 頻 度 についてたずねたところ 自 作 エクセルの 活 用 が 66% マネック ス 証 券 の 無 料 ツール MONEX VISIONβ MONEX VIEWβの 活 用 が 13% 資 産 管 理 ソフトが 9% という 結 果 で 自 分 流 で 管 理 している 個 人 投 資 家 が 多 いことが 分 かった また 資 産 管 理 の 頻 度 としては 月 1 回 以 上 との 回 答 が 全 体 の 6 割 を 超 えた ( 週 1 回 程 度 :25% 月 1 回 程 度 : 37% 3 か 月 に 1 回 程 度 :19% 年 に 1 回 程 度 :16% その 他 :3%) また 資 産 管 理 を 行 っていないと 回 答 した 理 由 としては 具 体 的 にどのようにすればよいか 分 からない 面 倒 厳 密 な 管 理 をするのが 大 変 少 額 のため 時 間 がない 精 神 的 に 疲 れる 夫 婦 で 個 別 管 理 なので 全 体 像 は 把 握 していない などが 挙 げられた 一 方 家 計 管 理 は 回 答 者 の 66%が 実 施 していることが 分 かった 家 計 管 理 の 方 法 としては 自 作 エクセルの 活 用 が 56% 家 計 簿 ソフトが 13% 家 計 簿 アプリが 11%と 家 計 管 理 においても 自 分 流 で 管 理 している 個 人 投 資 家 が 多 いことが 窺 える 家 計 管 理 を 行 っていないと 回 答 した 理 由 としては 妻 にまかせて 総 額 のみ 把 握 ざっくり 把 握 しているから 面 倒 などがあげられた - 3 -
調 査 結 果 1. 株 式 市 場 を 取 り 巻 く 環 境 について ( ) 一 部 記 載 事 項 に 誤 りがありました お 詫 びして 修 正 いたします (2014 年 6 月 30 日 ) - 4 -
2. 為 替 市 場 について - 5 -
3. お 客 様 の 日 本 株 取 引 について - 6 -
1 0 0 8 0 6 0 4 0 2 0 0 MONEX Retail Investor Survey 4. 注 目 するトピック 高 低 ( 数 字 は 各 地 域 で 当 該 選 択 肢 にチェックを 入 れた 回 答 者 の 割 合 ) - 7 -
5. 日 米 中 央 銀 行 の 金 融 政 策 について - 8 -
6. 資 産 管 理 家 計 管 理 状 況 について - 9 -
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総 括 (マネックス 証 券 フィナンシャル インテリジェンス 部 ) 米 国 株 式 市 場 で NY ダウ 平 均 や S&P500 指 数 が 史 上 最 高 値 を 更 新 した 一 方 で 日 本 株 は 冴 えな い 値 動 きが 続 いています 日 経 平 均 は 14,000 円 どころで 停 滞 し 上 昇 する 素 振 りがありませ ん これでは 個 人 投 資 家 の 皆 様 の 日 本 株 についての 見 通 しが 悪 化 ( 調 査 結 果 1)し 取 引 意 欲 が 減 少 する( 調 査 結 果 4)のも 当 然 かもしれません 3 月 決 算 企 業 の 決 算 発 表 がほぼ 出 揃 いましたが 元 々 通 期 の 業 績 見 通 しは 保 守 的 に 見 積 もる 企 業 が 多 いことに 加 えて 今 期 は 消 費 増 税 の 影 響 が 未 知 数 である 事 も 手 伝 って 企 業 は 一 層 保 守 的 になっているようです 例 えばトヨタ 自 動 車 やメガバンク 3 行 は 揃 って 今 期 の 減 益 見 通 しを 発 表 しています もちろん 過 度 に 保 守 的 な 見 通 しであれば 今 後 の 上 方 修 正 も 期 待 されますが 消 費 増 税 が 実 施 された 今 期 は 今 の 段 階 では 判 断 が 難 しいでしょう 現 状 で 企 業 業 績 が 期 待 しづらいとなれば 株 価 上 昇 のためには 日 銀 の 追 加 金 融 緩 和 が 待 望 され ますが マーケットではその 期 待 も 急 速 にしぼんでいるようです 4 月 末 に 発 表 された 日 銀 の 展 望 レポート でデフレ 脱 却 に 対 して 日 銀 が 改 めて 自 信 を 示 したことや 黒 田 総 裁 の 記 者 会 見 で 自 信 たっぷりの 表 情 やトーンが 報 じられたことなどから 当 分 追 加 緩 和 は 望 み 薄 という 思 惑 が 広 がっています 先 月 に 引 き 続 き 今 月 の 調 査 でも 皆 様 に 日 銀 の 追 加 金 融 緩 和 の 実 施 時 期 について ご 回 答 いただきました( 調 査 結 果 5) 追 加 緩 和 なし という 回 答 が 先 月 は 19.5% だったのに 対 し 今 月 は 26.3%に 大 きく 上 昇 しており 個 人 投 資 家 の 皆 様 も 追 加 緩 和 への 期 待 が 薄 らいできているようです 企 業 業 績 追 加 緩 和 どちらも 期 待 できない 状 況 では マーケット 全 体 が 昨 年 のように 大 きく 上 昇 するということはなかなか 難 しいかもしれません そうなると 好 業 績 の 個 別 銘 柄 に 物 色 の 矛 先 は 向 かいやすいでしょう 例 えば 事 前 予 想 を 上 回 る 好 決 算 を 発 表 した 大 手 商 社 は このよう な 冴 えないマーケットの 中 でも 堅 調 に 上 昇 しています 今 月 の 業 種 別 魅 力 度 ランキング( 調 査 結 果 1 グラフ 3)で 2 位 に 商 社 が 入 ってきたのはそのような 背 景 でしょう 最 後 に 今 月 は 皆 様 の 資 産 管 理 状 況 についてご 回 答 いただきました( 調 査 結 果 6) 資 産 管 理 を 実 施 されている 方 のうち 7 割 近 くがエクセルを 使 っているとのご 回 答 でしたが マネックス 証 券 では MONEX VIEWβ MONEX ONE MONEX VISION など 資 産 管 理 にご 利 用 いただける 無 料 ツールをご 用 意 しております ぜひご 活 用 ください 今 月 も 貴 重 な 時 間 を 割 いて 個 人 投 資 家 サーベイにご 協 力 を 賜 り 誠 にありがとうございました 本 調 査 結 果 が 皆 様 の 投 資 の 一 助 となれば 幸 いです - 11 -
調 査 の 概 要 と 回 答 者 の 属 性 調 査 方 式 : 調 査 対 象 : 回 答 数 : 調 査 期 間 : インターネット 調 査 マネックス 証 券 に 口 座 を 保 有 している 個 人 投 資 家 994 件 2014 年 5 月 9 日 ~5 月 12 日 性 別 男 性 女 性 年 齢 84.6% 15.4% 未 成 年 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳 超 金 融 資 産 500 万 未 満 売 買 頻 度 0.0% 2.8% 16.8% 31.8% 24.3% 17.3% 6.9% 500 万 ~1000 万 1000 万 ~2000 万 2000 万 ~5000 万 5000 万 ~1 億 1 億 以 上 23.9% 20.1% 21.4% 22.3% 8.9% 3.3% デイトレ 週 に 数 回 月 に 数 回 数 ヶ 月 に 1 回 それより 少 ない 6.1% 15.6% 34.1% 28.7% 15.5% 株 式 投 資 のご 経 験 1 年 未 満 1 年 ~5 年 5 年 ~10 年 10 年 以 上 7.6% 17.6% 26.6% 48.2% 本 情 報 は 当 社 が 実 施 したアンケートに 基 づいて 作 成 したものです 本 情 報 は 売 買 のタイミング 等 を 反 映 したものではなく また 示 唆 するものではありません 当 社 は 記 載 した 銘 柄 の 取 引 を 推 奨 し 勧 誘 するものではありません 当 社 は 本 情 報 の 内 容 に 依 拠 してお 客 様 が 取 った 行 動 の 結 果 に 対 し 責 任 を 負 うものではござ いません 銘 柄 選 択 や 売 買 タイミングなどの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 と 責 任 で なさるようにお 願 いいたします 金 融 商 品 取 引 業 者 関 東 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 165 号 加 入 協 会 : 日 本 証 券 業 協 会 一 般 社 団 法 人 金 融 先 物 取 引 業 協 会 一 般 社 団 法 人 日 本 投 資 顧 問 業 協 会 - 12 -