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ENERGIZE LETTER 2012 年 8 月 号 今 月 のトピック 税 務 労 務 会 計 平 成 23 年 度 の 消 費 税 の 税 制 改 正 益 税 メリットの 減 少 採 用 時 の 履 歴 書 に 偽 りが 入 社 後 に 判 明 した 場 合 の 企 業 対 応 中 小 企 業 の 会 計 に 関 する 基 本 要 領 その4 税 務 : 平 成 23 年 度 の 消 費 税 の 税 制 改 正 益 税 メリットの 減 少 1. 消 費 税 の 引 き 上 げ 2012 年 6 月 26 日 衆 議 院 で 消 費 増 税 法 案 が 可 決 し 参 議 院 でも 可 決 されれば 2014 年 4 月 には 消 費 税 が 8%となり 翌 年 の 2015 年 10 月 には 10% に 引 きあげされ 多 くの 方 々に 影 響 を 及 ぼします 今 回 は そんな 消 費 税 を 紹 介 していきたいと 思 い ます 2. 消 費 税 の 概 論 まずは 消 費 税 の 一 般 的 な 概 要 から 始 めて 行 きます 法 人 個 人 事 業 主 が 課 税 事 業 者 ( 消 費 税 の 納 税 義 務 者 )の 場 合 管 轄 の 税 務 署 に 申 告 し 納 税 し なければなりません しかしながら 法 人 個 人 事 業 主 全 員 が 消 費 税 の 申 告 をしなければならない わけではありません 消 費 税 の 納 税 義 務 が 免 除 さ れる 可 能 性 があります これらの 事 業 者 を 免 税 事 業 者 と 呼 びます 納 税 義 務 者 であるか 免 税 事 業 者 であるかは 以 下 で 説 明 いたします 1 当 課 税 期 間 の 基 準 期 間 における 課 税 売 上 高 が 1000 万 円 を 超 えている 場 合 2 消 費 税 課 税 事 業 者 選 択 届 出 書 を 提 出 し ている 場 合 上 記 の 場 合 当 課 税 期 間 において 課 税 事 業 者 となります ここでの 基 準 期 間 とは 前 々 期 (2 期 前 )の 課 税 売 上 高 を 示 しています すなわち 今 期 の 売 上 高 が 1000 万 円 を 越 えていた から 消 費 税 の 申 告 を 今 期 しなければならないと いうわけではなく あくまでも 前 々 期 の 課 税 売 上 高 が 基 準 期 間 となります もし 今 年 に 開 業 した 場 合 は 今 年 が 1 期 目 とな りますので 原 則 として 消 費 税 の 納 税 義 務 は 免 除 されますが 資 本 金 が 1000 万 円 以 上 の 法 人 に 限 り 消 費 税 を 納 めることとなっております 免 税 事 業 者 は 有 利 であると 感 じる 方 々がいるか もしれませんが 免 税 事 業 者 があらゆるケースで 有 利 となるわけではありません 免 税 事 業 者 のデメリットは 課 税 仕 入 等 の 消 費 税 額 > 課 税 売 上 高 の 消 費 税 額 の 場 合 還 付 を 受 ける ことが 出 来 ない 点 です 次 に 実 際 の 消 費 税 の 税 額 計 算 方 法 をご 説 明 致 しま す 消 費 税 の 納 付 税 額 = 課 税 期 間 中 の 課 税 売 上 に 係 る 消 費 税 額 ー 課 税 期 間 中 の 課 税 仕 入 等 に 係 る 消 費 税 額 簡 単 に 言 うと 預 かった 消 費 税 ー 支 払 った 消 費 税 = 納 税 額 となりますが 各 事 業 者 間 でも 消 費 税 が 課 税 され ていきますので 仕 入 税 額 控 除 という 制 度 があ り 実 際 の 計 算 方 法 は 以 下 となります ( 課 税 売 上 高 x4%)-( 課 税 仕 入 高 x4/105)

= 国 の 消 費 税 ( 国 へ 納 める 消 費 税 ) 国 の 消 費 税 x25%= 地 方 消 費 税 例 をあげて 分 かりやすく 説 明 しますと 105 円 で 仕 入 れ( 課 税 仕 入 ) 210 円 で 販 売 ( 課 税 売 上 高 )した 場 合 (210 円 4%)-(105 円 4 105)=4.4 円 ( 国 の 消 費 税 ) であり 4.4x25%=1.1 円 ( 地 方 消 費 税 ) ということと なります 消 費 税 納 税 額 を 一 緒 に 求 める 場 合 ( 課 税 売 上 高 5%)-( 課 税 仕 入 高 x5 105) = 国 の 消 費 税 + 地 方 消 費 税 計 算 をする 際 は 課 税 売 上 高 そして 課 税 仕 入 高 ともに 消 費 税 込 みで 計 算 し 1 円 未 満 は 切 捨 てとな りますので ご 注 意 ください 3. 簡 易 課 税 制 度 1 原 則 課 税 制 度 は 実 際 の 課 税 仕 入 れ 等 の 消 費 税 の 税 額 を 計 算 する 必 要 があるのに 対 し 簡 易 課 税 制 度 は 計 算 する 必 要 がないので 事 務 の 手 間 が 省 けること 2 業 種 によっては 原 則 課 税 制 度 を 選 択 するより 消 費 税 額 が 少 なくなり 節 税 が 可 能 なこと ここでの 業 種 とは 5 つあります 1 第 1 種 事 業 ( 卸 売 業 )=みなし 仕 入 率 90% 2 第 2 種 事 業 ( 小 売 業 )=みなし 仕 入 率 80% 3 第 3 種 事 業 ( 農 林 漁 業 建 設 業 製 造 業 水 道 業 など)=みなし 仕 入 率 70% 4 第 4 種 事 業 ( 飲 食 業 金 融 業 1~3 5 の 各 種 事 業 以 外 の 事 業 )=みなし 仕 入 率 60% 5 第 5 種 事 業 ( 不 動 産 業 飲 食 店 以 外 のサービス 業 など)=みなし 仕 入 率 50% ここでは みなし 仕 入 率 が 高 いほど 節 税 効 果 があります 簡 易 課 税 制 度 とは 預 かった 消 費 税 の 計 算 は 原 則 課 税 制 度 と 同 様 ですが 支 払 った 消 費 税 の 計 算 は 一 切 せず その 代 わり 預 かった 消 費 税 に 一 定 率 (みなし 仕 入 率 )を 掛 けて 算 出 した 額 を 支 払 った 消 費 税 とみなして 簡 便 的 に 納 税 額 を 計 算 する 方 式 です 簡 単 に 言 うと 課 税 仕 入 れ 等 の 税 額 を 計 算 す るのは 時 間 がかかるので 業 種 を 大 きく 5 つに 分 類 し その 業 種 ごとに 課 税 売 上 高 に 対 する 一 定 割 合 (みなし 仕 入 率 ) を 計 算 することによって 消 費 税 の 税 額 を 決 めようということです まず 法 人 の 場 合 は 前 々 期 ( 前 々 年 度 ) の 課 税 売 上 高 が 5,000 万 円 以 下 で 所 轄 の 税 務 署 に 事 前 に 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 を 受 ける 旨 の 届 出 書 を 提 出 する 必 要 があります 簡 易 課 税 制 度 を 選 択 することによるメリットは 2 点 あります 逆 に 簡 易 課 税 制 度 のデメリットは 次 の 2 点 です 1 実 際 に 課 税 仕 入 れ 等 の 消 費 税 の 税 額 が 課 税 売 上 の 消 費 税 の 税 額 を 超 えたとしても 還 付 され ない 点 2 一 度 選 択 すると 2 年 間 は 変 更 することができ ない 点 簡 易 課 税 制 度 を 選 択 するにあたり 最 重 要 な 点 は 正 確 な 将 来 の 事 業 計 画 や 売 上 / 経 費 の 見 込 み 等 を 慎 重 に 判 断 するということです 例 えば 事 業 者 が 大 きな 設 備 投 資 をしようとし ます 建 物 の 建 設 や 機 械 等 の 購 入 には 消 費 税 がか かります 原 則 課 税 で 計 算 すれば 消 費 税 が 還 付 に なる 場 合 でも もし 簡 易 課 税 を 選 択 していれば 実 際 に 支 払 った 消 費 税 は 全 く 無 視 し 預 かった 消 費 税 からのみ 計 算 しますので 還 付 は 受 けられま せん 他 には 輸 出 業 者 の 場 合 輸 出 売 上 は 免 税 売 上

となり 預 かる 消 費 税 がありませんので 原 則 課 税 では 支 払 った 消 費 税 は 還 付 になります これが 簡 易 課 税 では 預 かった 消 費 税 に 率 をかけて 支 払 った 消 費 税 を 計 算 するだけですので 支 払 った 消 費 税 は0 円 となり 還 付 は 受 けられません そのため ただ 単 に 現 状 では 簡 易 課 税 の 方 が 節 税 につながるとしても 将 来 の 事 業 計 画 売 上 高 等 を 正 確 に 把 握 すること 等 をしっかりと 行 う 必 要 があります 4 平 成 23 年 度 の 消 費 税 の 税 制 改 正 なお 適 用 は その 年 又 はその 事 業 年 度 が 平 成 24 年 10 月 1 日 以 後 に 開 始 するものからです 95%ルールの 見 直 し 現 行 の 仕 入 控 除 税 額 の 計 算 方 法 は 非 課 税 売 上 に 対 応 する 仕 入 れについては 原 則 仕 入 税 額 控 除 は 認 められません しかし 課 税 売 上 割 合 が 95% 以 上 の 場 合 課 税 仕 入 れ 等 の 税 額 の 全 額 控 除 が 認 められていました この 95%ルールは 会 計 検 査 院 一 部 の 学 者 や 税 の 専 門 家 から 益 税 批 判 の 的 となっていたこともあって 今 回 の 改 正 では 廃 止 となっています 今 回 は 平 成 23 年 度 税 制 改 正 のうち 消 費 税 に ついて 解 説 します 消 費 税 についての 主 な 改 正 は 免 税 事 業 者 の 要 件 の 見 直 し 仕 入 税 額 控 除 制 度 におけるいわゆる 95%ルール の 見 直 し です 課 税 売 上 割 合 = 課 税 売 上 ( 税 抜 )/ 課 税 売 上 ( 税 抜 )+ 非 課 税 売 上 なお その 課 税 期 間 の 課 税 売 上 高 が 5 億 円 以 下 の 事 業 者 については 現 行 の 95%ルールは 存 置 されてい ます 適 用 は 平 成 24 年 4 月 1 日 以 後 に 開 始 する 課 税 期 間 からです 以 下 改 正 内 容 を 確 認 していきます 免 税 事 業 者 の 要 件 の 見 直 し 現 行 では 前 々 年 ( 個 人 ) 又 は 前 々 事 業 年 度 ( 法 人 ) の 課 税 売 上 高 が 1,000 万 円 以 下 の 事 業 者 については その 課 税 期 間 の 課 税 資 産 の 譲 渡 等 について 消 費 税 を 納 める 義 務 が 免 除 されています しかし 改 正 では 原 則 1 個 人 事 業 者 のその 年 の 前 年 1 月 1 日 から 6 月 30 日 までの 間 の 課 税 売 上 高 及 び2 法 人 のその 事 業 年 度 の 前 年 事 業 年 (7 月 以 下 のものを 除 く) 開 始 から 6 月 間 の 課 税 売 上 高 が 1,000 万 円 超 えるときは 事 業 者 免 税 点 制 度 が 適 用 されない としています なお 課 税 売 上 高 に 代 えて 所 得 税 法 に 規 定 する 給 与 等 の 支 払 額 で 判 定 することもできるとしています いわゆる 益 税 メリット が 減 少 しました この 消 費 税 の 益 税 ですが なにも 事 業 者 にだけに 生 じているわけではありません 国 においても 益 税 は 生 じ ています それは 非 課 税 売 上 に 対 応 する 課 税 仕 入 れ の 消 費 税 額 です この 金 額 は 消 費 課 税 の 仕 組 みから いえば 本 来 事 業 者 に 還 付 すべきものなのです 労 務 : 採 用 時 の 履 歴 書 に 偽 りが 入 社 後 に 判 明 した 場 合 の 企 業 対 応 1. 経 歴 等 詐 称 の 何 が 問 題 か 労 働 者 の 学 歴 職 歴 資 格 などの 経 歴 は 使 用 者 にとって 採 用 の 際 の 重 要 な 判 断 材 料 のひとつ であることは 言 うまでもありません 特 に 資 格 などは 業 種 によっては その 資 格 をもって 業 務 を 行 い その 業 務 対 価 として 報 酬 を 得 ているように

な 事 業 の 場 合 には 大 きな 問 題 に 発 展 することも 考 えられます このため 労 働 者 には 雇 用 契 約 の 締 結 時 におい て 1 労 働 力 評 価 に 直 接 かかわる 事 項 2 企 業 秩 序 の 維 持 に 関 する 事 項 もし 懲 戒 解 雇 事 由 に 経 歴 詐 称 などに 該 当 する 事 由 がない 場 合 には 懲 戒 解 雇 そのものをす ることができません 能 力 適 格 性 の 欠 如 があれ ば これを 理 由 とする 普 通 解 雇 を 検 討 することは できるでしょう (2) 重 要 な 経 歴 の 詐 称 にあたること について 必 要 かつ 合 理 的 な 範 囲 内 で 申 告 を 求 め られた 場 合 には 信 義 則 上 真 実 を 告 知 する 義 務 があると 考 えられています 最 高 裁 判 例 において も 炭 研 精 工 事 件 ( 平 03.09.19) においても 採 用 時 の 経 歴 を 偽 り 入 社 したことは 懲 戒 解 雇 事 由 に 該 当 するとしています したがって 経 歴 の 詐 称 は 懲 戒 事 由 となると 考 えられる 可 能 性 が 高 く 現 に 経 歴 詐 称 を 理 由 と する 懲 戒 解 雇 を 有 効 と 判 断 する 裁 判 例 も 多 くある ことも 事 実 です しかしながら 経 歴 詐 称 だからと 言 って すべて が 懲 戒 解 雇 に 該 当 するというわけではないので その 点 は 十 分 に 注 意 が 必 要 です 2. 懲 戒 解 雇 の 対 象 となる 経 歴 詐 称 次 に 懲 戒 事 由 を 重 要 な 経 歴 の 詐 称 と 定 め ている 会 社 も 多 いことに 表 れているように 経 歴 詐 称 による 懲 戒 処 分 が 可 能 なのは それが 重 要 な 経 歴 の 詐 称 であることに 限 られるのが 一 般 的 な 考 え 方 です そして 多 くの 裁 判 例 がこの 重 要 な 経 歴 の 詐 称 とは 使 用 者 が 真 実 を 知 っていれば 雇 用 しなかった か 少 なくとも 同 一 の 労 働 条 件 では 雇 用 しなかっ たであろうと 客 観 的 に 認 めれる 場 合 をいうものと しています それゆえ 重 要 な 経 歴 の 詐 称 にあたるかどう かについては 例 えば 単 に 職 歴 を 詐 欺 した というだけでなく 詐 称 の 程 度 や 業 務 に 与 える 影 響 という 事 案 に 即 した 個 別 具 体 的 な 検 討 が 必 要 と なります 懲 戒 解 雇 の 対 象 となる 経 歴 詐 称 については ポ イントとして 大 きく 分 けて2つあります 3. 多 くの 裁 判 例 と 事 例 (1) 就 業 規 則 に 定 められた 懲 戒 事 由 にあたること 経 歴 詐 称 を 理 由 に 懲 戒 解 雇 を 行 うためには そ れが 就 業 規 則 に 定 められた 懲 戒 基 準 に 該 当 しなけ ればなりません この 点 多 くの 企 業 の 就 業 規 則 には 重 要 な 経 歴 を 偽 って 雇 用 されたとき 等 と 記 載 するのが 一 般 的 ですが こういったように 経 歴 詐 称 が 懲 戒 事 由 として 挙 げられていると 思 われ ます 学 歴 職 歴 の 詐 称 が 問 題 となった 裁 判 例 には 次 のようなものがあります グラパス 事 件 ( 東 京 地 裁 平 成 16.12.1 7 判 決 ) 職 務 に 必 要 な JAVA 言 語 のプログラミング 能 力 が ほとんどないにもかかわらず あるかのように 職 歴 を 詐 称 したことを 懲 戒 解 雇 が 有 効 であることの 理 由 に 挙 げている 事 件

す 秋 草 学 園 事 件 ( 浦 和 地 裁 川 越 支 部 平 成 11 年 1 月 21 判 決 ) 普 通 解 雇 の 事 案 であはあるものの 前 任 の 大 学 の 職 務 が 学 則 上 講 師 とは 区 別 される インス トラ クター であったにもかかわらず 講 師 と 経 歴 を 偽 ったものの 職 務 遂 行 能 力 に 問 題 がないこと を 挙 げ 結 論 として 解 雇 を 無 効 と 判 断 しています 以 上 より 経 歴 の 詐 称 による 懲 戒 解 雇 の 妥 当 性 は 比 較 的 高 いものであるとは 言 えるものの 実 際 の 検 討 に 際 しては 学 歴 職 歴 が 採 用 時 にどのく らい 重 要 な 要 因 であるか 否 か 詐 称 はどの 程 度 の ものであったかについても 十 分 に 考 慮 してうえで 判 断 するのが 適 切 でしょう 会 計 : 中 小 企 業 の 会 計 に 関 する 基 本 要 領 その4 近 藤 化 学 後 方 事 件 ( 大 阪 地 裁 平 成 6 年 9 月 1 6 日 ) 学 歴 や 職 歴 等 を 偽 った 事 案 であり 結 論 として 普 通 解 雇 が 有 効 とされた 事 例 ですが その 判 断 過 程 に おいて 中 卒 であるのに 高 卒 として 学 歴 を 詐 称 し た 点 については ほかに 高 卒 未 満 の 学 歴 の 者 が 採 用 されている 事 実 を 指 摘 して 重 要 な 経 歴 には あたらないと 判 断 しています 4.まとめ 前 述 のとおり 一 般 的 には 学 歴 職 歴 はいず れも 労 働 者 の 採 否 の 重 要 な 判 断 要 素 となるため これらは 重 要 な 経 歴 の 詐 称 に 該 当 すると 考 え られています しかも 今 回 のテーマのような 中 途 採 用 者 は 過 去 の 職 歴 などに 着 目 し 即 戦 略 とし て 採 用 される 場 合 が 多 く 懲 戒 解 雇 が 認 められや すいといえます 現 状 の 職 務 遂 行 に 問 題 はないといった 場 合 労 働 者 が 採 用 後 の 一 定 期 間 支 障 なく 勤 務 した 場 合 に は 経 歴 詐 称 治 癒 されるとする 見 解 もあります 特 に 採 用 後 約 6か 月 という 比 較 的 短 い 期 間 しか 経 過 していない 場 合 には 懲 戒 解 雇 の 有 効 性 を 否 定 する 事 情 とはなりづらいと 考 えてよいと 思 いま 今 回 のEMZレターにおいては 中 小 企 業 の 会 計 に 関 する 基 本 要 領 から リース 取 引 と 引 当 金 の 計 上 につい てご 説 明 させていただきます 1. リース 取 引 リース 取 引 に 係 る 借 手 側 は 賃 貸 借 取 引 又 は 売 買 取 引 に 係 る 方 法 に 準 じて 会 計 処 理 を 行 う 一 般 に コピー 機 等 の 資 産 を 賃 借 する 場 合 リース 会 社 等 からリースを 行 うケースと 単 純 に 短 期 間 借 り 受 けるケースが 考 えられますが ここにいう リース 取 引 は 前 者 の 取 引 つまり 資 産 の 割 賦 購 入 に 類 似 するケ ースを 想 定 しています リース 取 引 の 会 計 処 理 には 賃 貸 借 取 引 に 係 る 方 法 と 売 買 取 引 に 係 る 方 法 に 準 じて 会 計 処 理 する 方 法 の 二 種 類 があります 賃 貸 借 取 引 に 係 る 方 法 とは リース 期 間 の 経 過 とと もに 支 払 リース 料 を 費 用 処 理 する 方 法 です 一 方 売 買 取 引 に 係 る 方 法 に 準 じた 会 計 処 理 とは リース 取 引 を 通 常 の 売 買 取 引 と 同 様 に 考 える 方 法 であり 金 融 機 関 等 から 資 金 の 借 入 を 行 って 資 産 を 購 入 した 場 合 と 同 様 に 扱 うこととなります つまり リース 対 象 物 件 を リ ース 資 産 として 貸 借 対 照 表 の 資 産 に 計 上 し 借 入 金

に 相 当 する 金 額 を リース 債 務 として 負 債 に 計 上 する こととなります また リース 資 産 は 一 般 的 に 定 額 法 で 減 価 償 却 を 行 うこととなります この 方 法 は リース 取 引 の 経 済 的 な 実 質 が 割 賦 購 入 であることに 着 目 して 割 賦 購 入 した 場 合 と 変 わらな い 表 示 が 財 務 諸 表 においてなされることを 意 図 していま す 賃 貸 借 取 引 に 係 る 方 法 で 会 計 処 理 を 行 った 場 合 将 来 支 払 うべき 金 額 が 貸 借 対 照 表 に 計 上 されない ため 金 額 的 に 重 要 性 があるものについては 期 末 時 点 での 未 経 過 のリース 料 を 注 記 することが 望 まし いと 考 えられます (4) 中 小 企 業 退 職 金 共 済 特 定 退 職 金 共 済 確 定 拠 出 年 金 等 将 来 の 退 職 給 付 について 拠 出 以 後 に 追 加 的 な 負 担 が 生 じない 制 度 を 採 用 している 場 合 に おいては 毎 期 の 掛 金 を 費 用 処 理 する 引 当 金 は 未 払 金 等 の 確 定 した 債 務 ではないものの (1)の 4 つの 要 件 を 満 たす 場 合 には 財 政 状 態 を 適 正 に 表 示 するために 負 債 の 計 上 ( 又 は 資 産 から の 控 除 )が 必 要 であると 考 えられ 合 理 的 に 見 積 っ て 計 上 することとなります 具 体 的 には 貸 倒 引 当 金 賞 与 引 当 金 退 職 給 付 引 当 金 返 品 調 整 引 当 金 等 の 引 当 金 があります なお 金 額 的 に 重 要 性 が 乏 しいものについては 計 2. 引 当 金 上 する 必 要 はありません (1) 以 下 の 要 件 を 充 足 するものを 引 当 金 として 当 期 の 負 担 に 属 する 金 額 を 当 期 の 費 用 又 は 損 失 として 計 上 し 当 該 引 当 金 の 残 高 を 貸 借 対 照 表 の 負 債 の 部 又 は 資 産 の 部 に 記 載 する 1 将 来 の 特 定 の 費 用 又 は 損 失 であること 2 発 生 が 当 期 以 前 の 事 象 に 起 因 すること 3 発 生 の 可 能 性 が 高 いこと 4 金 額 を 合 理 的 に 見 積 ることができること (1) 賞 与 引 当 金 賞 与 引 当 金 については 翌 期 に 従 業 員 に 対 して 支 給 する 賞 与 の 支 給 額 を 見 積 り 当 期 の 負 担 と 考 えら れる 金 額 を 引 当 金 として 費 用 計 上 します 具 体 的 に は 決 算 日 後 に 支 払 われる 賞 与 の 金 額 を 見 積 り 当 期 に 属 する 分 を 月 割 りで 計 算 して 計 上 する 方 法 が 考 えられます (2) 退 職 給 付 引 当 金 (2) 賞 与 引 当 金 については 翌 期 に 従 業 員 に 対 して 支 給 する 賞 与 の 見 積 額 のうち 当 期 の 負 担 に 属 する 部 分 の 金 額 を 計 上 する 従 業 員 との 間 に 退 職 金 規 程 や 退 職 金 等 の 支 払 いに 関 する 合 意 がある 場 合 企 業 は 従 業 員 に 対 して 退 職 金 に 係 る 債 務 を 負 っているため 当 期 の 負 担 と 考 えられる 金 額 を 退 職 給 付 引 当 金 として 計 上 します (3) 退 職 給 付 引 当 金 については 退 職 金 規 程 や 退 職 金 等 の 支 払 いに 関 する 合 意 があり 退 職 一 時 金 制 度 を 採 用 している 場 合 において 当 期 末 における 退 職 給 付 に 係 る 自 己 都 合 要 支 給 額 を 基 に 計 上 する (3)にあるように 退 職 一 時 金 制 度 を 採 用 している 場 合 には 決 算 日 時 点 で 従 業 員 全 員 が 自 己 都 合 によって 退 職 した 場 合 に 必 要 となる 退 職 金 の 総 額 を 基 礎 として 例 えば その 一 定 割 合 を 退 職 給 付 引 当

金 として 計 上 する 方 法 が 考 えられます また (4)にあるように 外 部 の 機 関 に 掛 金 を 拠 出 し 将 来 に 追 加 的 な 退 職 給 付 に 係 る 負 担 が 見 込 まれな い 制 度 を 採 用 している 場 合 には 毎 期 の 掛 金 を 費 用 として 処 理 し 退 職 給 付 引 当 金 は 計 上 されません 3. まとめ 今 月 も 中 小 企 業 の 会 計 に 関 する 基 本 要 領 から 重 要 な 論 点 をご 紹 介 させていただきました これらの 論 点 については 会 計 税 務 の 両 面 で 多 岐 にわたる 詳 細 な 規 定 がおかれておりますし 財 務 諸 表 に 占 める 割 合 も 高 く 今 日 の 企 業 会 計 においてこれらを 適 切 に 処 理 す ることは 自 社 の 現 状 を 把 握 し 効 果 的 な 事 業 経 営 を 進 めていくうえで 不 可 欠 と 言 えます EMZ グループの 会 社 概 要 :EMZ 株 式 会 社 EMZ 税 理 士 法 人 横 山 労 務 管 理 事 務 所 からなるグループです ベン チャー 企 業 から 中 小 企 業 上 場 企 業 まで 一 般 の 個 人 から 経 営 者 富 裕 層 まで 幅 広 い 企 業 や 個 人 の 方 々 に 税 務 労 務 人 事 会 計 財 務 のサービス サービスをワンストップで 提 供 しております 創 業 より 必 要 とされる 税 務 労 務 管 理 を 基 盤 サービスと 位 置 付 け 企 業 の 成 長 に 伴 い 発 生 する 会 計 や 財 務 に 関 して クライアント クライアントの 状 況 やニーズに 併 せて 総 合 的 に 支 援 させて 頂 きます 2011 年 6 月 6 日 ( 月 ):オフィス 移 転 致 しました 105 105-0001 0001 東 京 都 港 区 1-16 16-4 アーバン 虎 の 門 ビル8F TEL:03 03-6206 206-1388 FAX:03 03-6206 6206-1430 E-mail mail:info info @emzgroup.com URL:http://www.emzgroup.com