国 住 街 第 64 号 平 成 19 年 6 月 20 日 各 都 道 府 県 知 事 殿 国 土 交 通 省 住 宅 局 長 建 築 基 準 法 道 路 関 係 規 定 運 用 指 針 の 策 定 について( 技 術 的 助 言 ) 建 築 基 準 法 施 行 規 則 等 の 一 部 を 改 正 する 省 令 ( 平 成 19 年 国 土 交 通 省 令 第 66 号 以 下 改 正 省 令 という )は 平 成 19 年 6 月 19 日 に 公 布 され 改 正 省 令 中 指 定 道 路 に 関 する 情 報 管 理 の 適 正 化 に 係 る 部 分 については 平 成 22 年 4 月 1 日 から 施 行 される つ いては 改 正 省 令 の 指 定 道 路 に 関 する 情 報 管 理 の 適 正 化 に 係 る 技 術 的 助 言 及 びこれまで の 建 築 基 準 法 の 道 路 関 係 規 定 に 係 る 技 術 的 助 言 等 を 整 理 し 建 築 基 準 法 道 路 関 係 規 定 運 用 指 針 として 取 りまとめたので 別 添 のとおり 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 245 条 の4 第 1 項 の 規 定 に 基 づく 技 術 的 助 言 として 通 知 する 貴 職 におかれては 貴 管 内 特 定 行 政 庁 及 び 貴 職 指 定 の 指 定 確 認 検 査 機 関 に 対 しても この 旨 周 知 方 お 願 いする なお 国 土 交 通 大 臣 及 び 地 方 整 備 局 長 指 定 の 指 定 確 認 検 査 機 関 に 対 しても この 旨 通 知 していることを 申 し 添 える
( 別 添 ) 建 築 基 準 法 道 路 関 係 規 定 運 用 指 針 平 成 19 年 6 月 国 土 交 通 省
目 次 はじめに 1 Ⅰ. 建 築 基 準 法 上 の 道 路 について 2 Ⅱ. 道 路 の 定 義 ( 法 第 42 条 関 係 ) 3 1. 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 に 係 る 道 路 3 (1)1 号 道 路 (2)2 号 道 路 (3)3 号 道 路 (4)4 号 道 路 (5)5 号 道 路 2. 法 第 42 条 第 1 項 柱 書 の 道 路 の 幅 員 に 関 する 特 例 について 7 (1) 道 路 の 幅 員 基 準 の 特 例 制 度 の 活 用 について (2) 幅 員 6メートル 未 満 の 道 等 の 取 扱 いについて 3. 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 係 る 道 路 8 (1) 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 (2) 法 第 42 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づく 水 平 距 離 の 指 定 (3) 法 第 42 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 (4)その 他 4. 道 路 情 報 の 適 正 管 理 10 (1) 指 定 道 路 の 定 義 (2) 指 定 道 路 の 指 定 取 消 しに 係 る 手 続 (3) 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 位 置 付 け (4) 指 定 道 路 図 の 作 成 (5) 指 定 道 路 調 書 の 作 成 (6) 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 閲 覧 (7)その 他 Ⅲ. 敷 地 等 と 道 路 との 関 係 ( 法 第 43 条 関 係 ) 15 1. 接 道 義 務 の 特 例 等 の 許 可 について 15 (1) 法 第 43 条 第 1 項 ただし 書 の 規 定 に 基 づく 許 可 の 運 用 について (2)その 他 2. 接 道 義 務 の 強 化 17 Ⅳ. 道 路 内 の 建 築 制 限 ( 法 第 44 条 関 係 ) 18 1. 法 第 44 条 第 1 項 第 2 号 の 規 定 に 基 づく 許 可 18 2. 法 第 44 条 第 1 項 第 3 号 の 規 定 に 基 づく 認 定 19 3. 法 第 44 条 第 1 項 第 4 号 の 規 定 に 基 づく 許 可 19
4.その 他 19 Ⅴ. 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 の 制 限 ( 法 第 45 条 関 係 ) 20 Ⅵ. 予 定 道 路 ( 法 第 68 条 の7 関 係 ) 21 1. 予 定 道 路 による 容 積 率 制 限 等 の 特 例 ( 法 第 68 条 の7 第 5 項 並 びに 令 第 131 条 の2 第 2 項 令 第 135 条 の3 第 1 項 第 3 号 及 び 令 第 135 条 の4 第 1 項 第 3 号 関 係 ) 21
はじめに 建 築 基 準 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 201 号 以 下 法 という ) 第 3 章 は 接 道 義 務 道 路 内 建 築 制 限 用 途 規 制 容 積 率 制 限 建 ぺい 率 制 限 など 集 団 としての 建 築 物 の 秩 序 に 関 する 制 限 を 定 め 建 築 物 が 集 団 で 存 している 都 市 の 機 能 や 市 街 地 環 境 の 確 保 を 図 ろうとするものである 道 路 は 建 築 物 との 関 係 において 単 に 通 行 の 場 というにとどまらず 建 築 物 の 利 用 災 害 時 の 避 難 路 消 防 活 動 の 場 建 築 物 等 の 日 照 採 光 通 風 等 の 確 保 など 安 全 で 良 好 な 環 境 の 市 街 地 を 形 成 する 上 で 極 めて 重 要 な 機 能 を 果 たしている この ため 法 上 の 道 路 の 指 定 等 の 適 確 な 運 用 は 同 章 の 適 正 な 施 行 に 不 可 欠 なものであ る もとより 法 における 道 路 の 指 定 等 は 自 治 事 務 として 各 特 定 行 政 庁 自 らの 責 任 と 判 断 によって 行 われるべきものであるが 建 築 基 準 法 制 度 に 責 任 を 持 つ 国 として 特 定 行 政 庁 の 制 度 の 趣 旨 に 則 った 適 確 な 運 用 を 支 援 していくため 道 路 に 係 る 各 規 定 の 原 則 的 な 考 え 方 を 技 術 的 助 言 として 示 すこととした 各 特 定 行 政 庁 は 本 指 針 を 参 考 にしつつ 法 の 適 正 な 施 行 に 努 められたい 1
Ⅰ. 建 築 基 準 法 上 の 道 路 について 市 街 地 における 道 路 は 建 築 物 との 関 係 において 単 に 通 行 の 場 であるのみならず 建 築 物 の 利 用 災 害 時 の 避 難 路 消 防 活 動 の 場 建 築 物 等 の 日 照 採 光 通 風 等 の 確 保 など 安 全 で 良 好 な 環 境 の 市 街 地 を 形 成 する 上 で 極 めて 重 要 な 機 能 を 果 たしている このため 法 においては 建 築 物 の 敷 地 構 造 設 備 及 び 用 途 に 関 する 最 低 の 基 準 を 定 めるに 当 たり 上 記 の 機 能 を 有 するものとして 法 第 42 条 に 法 上 の 道 路 を 定 義 す るとともに 道 路 と 建 築 物 との 関 係 を 基 本 として 種 々の 規 定 を 設 けているところであ る 主 なものを 挙 げれば 次 のとおりである 建 築 物 の 敷 地 は 法 上 の 道 路 に2メートル 以 上 接 しなければならないこととし こ れを 満 たさない 敷 地 には 原 則 として 建 築 物 の 建 築 を 認 めないこととしている( 法 第 43 条 ) 道 路 又 は 道 路 の 上 空 を 開 放 空 間 として 確 保 し 道 路 が 担 っている 種 々の 機 能 の 保 持 を 図 るため 法 上 の 道 路 内 における 建 築 制 限 を 課 している( 法 第 44 条 ) 接 道 義 務 を 満 たさない 敷 地 の 発 生 を 防 止 する 観 点 から 特 定 行 政 庁 は 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 を 禁 止 し 又 は 制 限 することができることとしている( 法 第 45 条 ) 幅 員 の 狭 い 道 路 に 沿 って 高 密 度 に 建 築 物 が 建 築 されることによる 環 境 の 悪 化 を 防 止 する 観 点 から 前 面 道 路 の 幅 員 に 応 じた 容 積 率 制 限 を 課 している( 法 第 52 条 ) 道 路 上 空 を 開 放 空 間 として 確 保 するとともに 沿 道 の 建 築 物 の 日 照 採 光 通 風 等 を 確 保 するため 道 路 斜 線 制 限 を 課 している( 法 第 56 条 ) 以 上 のように 法 上 の 道 路 は 市 街 地 における 開 放 空 間 を 自 ら 提 供 するのみならず 当 該 道 路 に 接 する 敷 地 との 関 係 において 建 築 物 及 びその 敷 地 に 対 する 一 定 の 制 約 を 課 すことにより 安 全 で 良 好 な 市 街 地 環 境 を 確 保 する 役 割 を 果 たしているものである 2
Ⅱ. 道 路 の 定 義 ( 法 第 42 条 関 係 ) 法 第 42 条 においては 一 般 交 通 の 用 に 供 するものとしての 交 通 上 の 観 点 に 加 えて 建 築 物 又 はその 敷 地 に 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 の 観 点 から 法 上 の 道 路 の 定 義 を 行 っている 法 上 の 道 路 には 一 般 交 通 の 用 に 供 する 駅 前 広 場 等 必 ずしも 道 路 の 形 状 をしていな いものも その 有 する 機 能 によっては 含 まれうる なお ここでいう 一 般 交 通 の 用 とはあらゆる 種 類 の 交 通 を 許 すという 意 味 ではなく 特 定 の 場 合 に 一 部 のものを 制 限 することを 妨 げるものではない ある 種 の 交 通 制 限 のなされた 道 路 が 法 上 の 道 路 であ るかどうかは その 道 路 の 位 置 する 環 境 等 によって 社 会 通 念 に 基 づき 判 断 されるべき である 1. 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 に 係 る 道 路 法 第 42 条 第 1 項 においては 原 則 道 路 の 幅 員 が4メートル 以 上 のものが 法 上 の 道 路 である 旨 を 定 めている ここでいう 道 路 の 幅 員 とは 一 般 交 通 の 用 に 供 される 部 分 をいい 側 溝 はこれに 含 まれるが 法 敷 は 含 まれない (1)1 号 道 路 道 路 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 180 号 )による 道 路 である 道 路 法 による 道 路 とは 一 般 交 通 の 用 に 供 する 道 で 高 速 自 動 車 国 道 一 般 国 道 都 道 府 県 道 及 び 市 町 村 道 をいう 一 方 法 上 の 道 路 は 一 般 交 通 上 の 効 用 だ けでなく 建 築 物 の 利 用 上 支 障 がないことや 非 常 時 における 防 火 避 難 等 安 全 上 支 障 がないことを 要 する したがって 法 上 の 道 路 としての 効 用 を 果 たし 得 る 程 度 の 実 態 を 備 えており 事 実 上 通 行 可 能 な 状 態 であることが 必 要 である また 道 路 法 による 道 路 のうち 高 速 自 動 車 国 道 は 自 動 車 専 用 道 路 であるので 法 第 4 4 条 の 関 係 を 除 き 法 上 の 道 路 として 規 定 が 適 用 されることはない 一 般 国 道 に ついては 一 般 国 道 の 路 線 を 指 定 する 政 令 ( 昭 和 40 年 政 令 第 58 号 )で 路 線 が 指 定 された 後 都 道 府 県 道 又 は 市 町 村 道 については それぞれ 都 道 府 県 知 事 又 は 市 町 村 長 が 路 線 を 認 定 し 公 示 した 後 道 路 管 理 者 が 道 路 の 区 域 を 決 定 公 示 し 工 事 を 行 い 供 用 を 開 始 することになるが 路 線 の 指 定 又 は 認 定 の 段 階 では 起 終 点 等 が 明 らかになるだけであり また 区 域 が 決 定 された 段 階 での 道 路 予 定 地 で 道 路 としての 実 態 を 備 えていないため このような 場 合 は 別 途 法 第 42 条 第 1 項 第 4 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 を 受 ける 必 要 がある 法 上 の 道 路 と 言 い 得 るた めには 少 なくとも 道 路 区 域 の 決 定 がなされており かつ 建 築 物 の 利 用 上 支 障 がなく 非 常 時 に 避 難 が 可 能 な 程 度 に 道 路 としての 実 態 が 備 わっていなければな らず また それをもって 足 りると 考 えられるので 一 般 的 に 供 用 を 開 始 したもの である 必 要 はない なお 道 路 法 第 8 条 の 規 定 に 基 づいて 路 線 が 認 定 された 部 分 のうち 現 に 建 築 3
物 が 立 ち 並 んでいるが 道 路 としての 形 態 は 整 っておらず かつ 当 該 部 分 につい ては 同 法 第 18 条 第 2 項 の 規 定 による 公 示 がなされておらず 未 だ 供 用 開 始 されて いない 部 分 は 同 法 91 条 にいう 道 路 予 定 地 であり 現 幅 員 すなわち 現 に 供 用 さ れている 部 分 のみをもって 法 第 42 条 第 1 項 第 1 号 に 規 定 する 道 路 と 解 して 差 し 支 えない (2)2 号 道 路 都 市 計 画 法 ( 昭 和 43 年 法 律 第 100 号 ) 土 地 区 画 整 理 法 ( 昭 和 29 年 法 律 第 109 号 ) 旧 住 宅 地 造 成 事 業 に 関 する 法 律 ( 昭 和 39 年 法 律 第 160 号 ) 都 市 再 開 発 法 ( 昭 和 43 年 法 律 第 38 号 ) 新 都 市 基 盤 整 備 法 ( 昭 和 47 年 法 律 第 86 号 ) 大 都 市 地 域 における 住 宅 及 び 住 宅 地 の 供 給 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 昭 和 50 年 法 律 第 67 号 ) 又 は 密 集 市 街 地 における 防 災 街 区 の 整 備 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 49 号 以 下 密 集 市 街 地 整 備 法 という )による 道 路 であ る 法 第 42 条 第 1 項 第 2 号 に 規 定 する 都 市 計 画 法 による 道 路 とは 都 市 計 画 法 第 11 条 第 1 項 第 1 号 に 掲 げられる 都 市 施 設 としての 道 路 で 同 法 第 59 条 以 下 に 定 める 手 続 に 従 って 都 市 計 画 事 業 として 整 備 されたもの 及 び 同 法 第 29 条 に 規 定 す る 許 可 を 受 けて 行 われる 開 発 行 為 によって 同 法 第 33 条 の 基 準 に 適 合 するものと して 整 備 されるもののことをいう なお 新 住 宅 市 街 地 開 発 法 ( 昭 和 38 年 法 律 第 134 号 )に 基 づく 新 住 宅 市 街 地 開 発 事 業 は 必 ず 市 街 地 開 発 事 業 として 都 市 計 画 決 定 が 行 われ 必 ず 都 市 計 画 事 業 として 行 われるものであり 都 市 計 画 事 業 の 事 業 認 可 について 同 法 の 中 に 都 市 計 画 法 の 特 例 を 定 めておらず 事 業 計 画 の 認 可 は 都 市 計 画 法 によりなされる ものであるため 新 住 宅 市 街 地 開 発 事 業 により 築 造 された 道 路 は 法 第 44 条 第 1 項 第 2 号 に 規 定 する 都 市 計 画 法 による 道 路 に 含 まれる (3)3 号 道 路 法 第 3 章 の 規 定 が 適 用 されるに 至 った 際 ( 以 下 基 準 時 という ) 現 に 存 在 す る 道 で 基 準 時 に 道 路 としての 効 用 を 果 たし 得 る 程 度 の 実 態 を 備 えており かつ 幅 員 が4メートル 以 上 であるものについては いわゆる 公 道 私 道 の 別 を 問 わず 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 うこととしたものである なお ここでいう 道 とは 道 路 としての 効 用 を 果 たし 得 る 程 度 の 実 態 を 備 えて いることをもって 足 り 必 ずしも 側 溝 が 設 けられていたり 舗 装 が 施 されている 必 要 はない (4)4 号 道 路 道 路 法 都 市 計 画 法 土 地 区 画 整 理 法 都 市 再 開 発 法 新 都 市 基 盤 整 備 法 大 都 市 地 域 における 住 宅 及 び 住 宅 地 の 供 給 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 又 は 密 集 市 街 地 整 備 法 による 新 設 又 は 変 更 の 事 業 計 画 のある 道 路 で 2 年 以 内 にその 事 業 が 執 行 される 予 定 のものとして 特 定 行 政 庁 が 指 定 したもの ( 以 下 4 号 道 路 という ) 4
である 法 第 42 条 第 1 項 第 4 号 の 都 市 計 画 法 による 事 業 計 画 のある 道 路 は 必 ずしも 事 業 執 行 年 度 の 決 定 されたものには 限 定 されないが 指 定 に 当 たっては 都 市 計 画 審 議 会 等 と 協 議 し 十 分 確 実 性 のあるものについて 指 定 することが 望 ましい 法 第 42 条 第 1 項 第 4 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 は 特 定 行 政 庁 が あくまで 予 定 のもの として 行 うものであるから 指 定 後 2 年 を 経 過 して なお 当 該 道 路 の 一 部 又 は 全 部 の 築 造 が 未 着 手 である 場 合 であっても 指 定 を 取 り 消 さない 限 り 効 力 を 有 する なお 当 該 道 路 の 計 画 の 変 更 等 で 近 く 執 行 される 見 通 しがなくなった 場 合 に は 指 定 を 取 り 消 すべきである 同 号 に 規 定 する 事 業 計 画 のある 道 路 とは 都 市 計 画 法 上 通 路 街 路 広 場 等 名 称 の 如 何 にかかわらず 事 業 計 画 のある 道 路 をいうのであって 都 市 計 画 法 上 通 例 使 用 される 道 路 の 定 義 より 広 義 に 解 釈 されたい (5)5 号 道 路 土 地 を 建 築 物 の 敷 地 として 利 用 するため 道 路 法 都 市 計 画 法 土 地 区 画 整 理 法 都 市 再 開 発 法 新 都 市 基 盤 整 備 法 大 都 市 地 域 における 住 宅 及 び 住 宅 地 の 供 給 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 又 は 密 集 市 街 地 整 備 法 によらないで 築 造 する 法 施 行 令 ( 昭 和 25 年 政 令 第 338 号 以 下 令 という )で 定 める 基 準 に 適 合 する 道 で これを 築 造 しようとする 者 が 特 定 行 政 庁 からその 位 置 の 指 定 を 受 けたもの ( 以 下 5 号 道 路 という )である 法 第 43 条 の 接 道 義 務 との 関 係 で 法 上 の 道 路 がない 未 開 発 地 あるいは 大 きな 敷 地 を 細 分 化 して 利 用 しようとする 場 合 等 には 新 たに 道 路 を 築 造 しなければ 建 築 物 の 敷 地 として 利 用 することはできない このような 場 合 には 私 人 等 の 負 担 において 幅 員 4メートル 以 上 の 道 を 築 造 する 以 外 にないが 築 造 しようとする 者 は その 位 置 について 特 定 行 政 庁 の 指 定 を 受 けなければならない この 位 置 の 指 定 がない 道 は 法 第 42 条 第 1 項 第 3 号 又 は 同 条 第 2 項 に 規 定 す る 道 路 に 該 当 する 場 合 でなければ いかに 実 態 が 道 路 の 形 態 を 備 えていても 法 上 の 道 路 とはいえない この 位 置 の 指 定 は 法 第 42 条 第 1 項 第 4 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 が 特 定 行 政 庁 が 能 動 的 に 行 うべきものであるのと 異 なり 位 置 の 指 定 申 請 に 基 づいて 特 定 行 政 庁 が 行 うものである 1 法 第 42 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 法 第 42 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 は 道 路 の 築 造 前 に 指 定 をするこ とは 可 能 であるが 未 だ 築 造 されていない 道 の 位 置 を 指 定 した 場 合 には 築 造 が 完 了 されるまでに 種 々のトラブルが 発 生 したり 築 造 されぬまま 放 置 されたり することが 予 想 されるため 築 造 が 完 了 し 道 路 としての 形 態 が 整 ってから 指 定 するべきである また 同 号 の 指 定 については 令 第 144 条 の4に 規 定 する 基 準 を 適 正 に 運 用 し 都 市 計 画 法 による 開 発 許 可 制 度 の 運 用 と 併 せて 秩 序 ある 市 街 地 の 形 成 に 努 め 5
られたい 2 道 に 関 する 基 準 ( 令 第 144 条 の4) 令 第 144 条 の4に 規 定 する 道 に 関 する 基 準 を 運 用 するに 当 たっては 次 の 点 に 留 意 されたい イ 道 の 基 準 の 緩 和 ( 令 第 144 条 の4 第 2 項 ) 令 第 144 条 の4 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 条 例 で 道 の 基 準 を 強 化 又 は 緩 和 で きるが 特 に 緩 和 については 急 傾 斜 地 の 多 い 市 街 地 漁 村 など 特 殊 な 区 域 に ついて 適 用 する 趣 旨 のものであること ロ 道 の 基 準 の 強 化 と 経 過 規 定 ( 令 第 144 条 の4 第 2 項 ) 令 第 144 条 の4 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 条 例 で 基 準 を 強 化 する 場 合 当 該 条 例 の 施 行 の 際 現 に 条 例 の 施 行 前 の5 号 道 路 について 条 例 の 施 行 後 の 令 第 1 44 条 の4 第 1 項 各 号 に 掲 げる 基 準 に 適 合 するものとみなす 旨 の 経 過 規 定 を 盛 り 込 む 必 要 があること ハ 自 動 車 の 転 回 広 場 令 第 144 条 の4 第 1 項 第 1 号 ハに 規 定 する 区 間 の 算 定 については 他 の 道 路 との 接 続 点 又 は 自 動 車 の 転 回 広 場 の 中 心 点 を 起 算 点 とすること また 自 動 車 の 転 回 広 場 に 関 する 基 準 については 昭 和 45 年 建 設 省 告 示 第 1837 号 を 参 照 されたい 3 その 他 法 第 42 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 の 申 請 手 続 については 法 施 行 規 則 ( 昭 和 25 年 建 設 省 令 第 40 号 以 下 施 行 規 則 という ) 第 9 条 に 定 められ ているとおり 申 請 書 の 他 添 付 書 類 として 付 近 見 取 図 地 籍 図 指 定 を 受 けよ うとする 道 路 の 敷 地 となる 土 地 の 所 有 者 及 びその 土 地 又 はその 土 地 にある 建 築 物 若 しくは 工 作 物 に 関 して 権 利 を 有 する 者 ( 以 下 土 地 所 有 者 等 という )の 承 諾 書 が 必 要 である 既 に 位 置 の 指 定 をした 道 路 に 接 続 して 位 置 の 指 定 をする 場 合 施 行 規 則 第 9 条 に 基 づく 土 地 所 有 者 等 の 承 諾 書 の 添 付 は 追 加 指 定 部 分 の 土 地 所 有 者 等 のみで 既 指 定 部 分 の 土 地 所 有 者 等 の 承 諾 書 は 新 たに 添 付 する 必 要 はない また 指 定 基 準 への 適 合 は 既 指 定 部 分 を 含 め 路 線 全 体 で 判 断 するものとする 国 税 徴 収 法 ( 昭 和 34 年 法 律 第 147 号 )に 基 づく 滞 納 処 分 により 差 押 えをし ている 土 地 の 一 部 について 施 行 規 則 第 9 条 により 道 路 の 位 置 の 指 定 を 受 けよう とする 者 から 承 諾 を 求 められた 場 合 差 押 債 権 者 は 同 条 に 規 定 する 権 利 を 有 する 者 に 該 当 する 法 第 42 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 を 受 けようとする 敷 地 に 国 有 財 産 がある 場 合 当 該 国 有 財 産 の 管 理 者 の 承 諾 が 必 要 である なお 当 該 管 理 者 が 承 諾 をするに 当 たっては 当 該 国 有 財 産 の 存 する 市 町 村 の 長 と 協 議 することが 望 ま しい 施 行 規 則 第 9 条 に 基 づく 申 請 は 河 川 管 理 者 港 湾 管 理 者 等 の 国 や 都 道 府 県 等 による 申 請 も 可 能 であるので 申 し 添 える 6
2. 法 第 42 条 第 1 項 柱 書 の 道 路 の 幅 員 に 関 する 特 例 について 法 においては 道 路 法 による 道 路 等 一 定 の 条 件 に 適 合 する 道 であって かつ 原 則 として 幅 員 が4メートル 以 上 のものを 道 路 として 取 り 扱 っている 一 方 地 域 の 特 殊 性 や 土 地 利 用 の 状 況 に 応 じて 道 路 の 幅 員 基 準 を 強 化 する 必 要 性 があること 等 にかんが み 特 定 行 政 庁 が その 地 方 の 気 候 若 しくは 風 土 の 特 殊 性 又 は 土 地 の 状 況 により 必 要 と 認 めて 都 市 計 画 地 方 審 議 会 の 議 を 経 て 指 定 する 区 域 内 においては 原 則 として 幅 員 6メートル 以 上 のものに 限 り 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 うことが 可 能 である (1) 道 路 の 幅 員 基 準 の 特 例 制 度 の 活 用 について 1 特 定 行 政 庁 による 区 域 の 指 定 については 次 のような 特 性 を 有 する 区 域 に 対 し て 行 うことが 想 定 されるので 参 考 とされたい イ 積 雪 が 著 しい 地 域 であって 流 雪 溝 の 設 置 等 に 要 するスペースを 確 保 するた め 道 路 の 幅 員 の 基 準 を 強 化 することが 必 要 である 区 域 ロ 土 地 区 画 整 理 事 業 その 他 の 市 街 地 開 発 事 業 若 しくは 開 発 許 可 を 受 けた 開 発 行 為 等 により 主 として6メートル 以 上 の 幅 員 を 有 する 道 路 により 適 切 な 道 路 網 が 整 備 されている 区 域 であって 当 該 区 域 内 において 二 次 的 な 開 発 が 行 われる 場 合 4メートル 程 度 の 幅 員 を 有 する 道 路 を 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 うことに より 適 切 な 道 路 網 の 構 成 に 支 障 が 生 じるおそれがある 区 域 又 はいわゆるミニ 開 発 等 による 市 街 地 環 境 の 悪 化 のおそれがある 区 域 ハ 土 地 区 画 整 理 事 業 その 他 の 市 街 地 開 発 事 業 又 は 開 発 許 可 を 受 けた 開 発 行 為 等 により 主 として6メートル 以 上 の 幅 員 を 有 する 道 路 により 適 切 な 道 路 網 が 整 備 されている 区 域 に 隣 接 する 区 域 であって 当 該 区 域 内 において4メートル 程 度 の 幅 員 を 有 する 道 路 を 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 うことにより 既 に 整 備 され ている 適 切 な 道 路 網 の 機 能 を 阻 害 するおそれがある 区 域 ニ 現 に 市 街 化 しつつあり 又 は 市 街 化 することが 見 込 まれる 市 街 化 区 域 内 農 地 等 の 区 域 であって 道 路 網 の 整 備 が 不 十 分 であること 等 からミニ 開 発 等 による 市 街 地 環 境 の 劣 悪 な 街 区 が 形 成 されるおそれがある 区 域 2 計 画 的 な 道 路 の 築 造 を 誘 導 し 良 好 な 市 街 地 形 成 を 推 進 するためには 地 区 計 画 等 の 制 度 を 活 用 することが 極 めて 有 効 であるので 法 第 42 条 第 1 項 柱 書 の 規 定 に 基 づく 指 定 を 行 った 区 域 については 併 せて 地 区 計 画 等 を 策 定 することが 望 ましい 3 特 定 行 政 庁 は 法 第 42 条 第 1 項 柱 書 の 規 定 に 基 づく 指 定 に 当 たっては 道 路 管 理 者 と 密 接 な 連 絡 調 整 を 図 ること (2) 幅 員 6メートル 未 満 の 道 等 の 取 扱 いについて 1 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 区 域 が 指 定 された 区 域 内 における 同 条 第 2 項 ただし 書 の 規 定 の 適 用 については 2メートル とあるのは 3メートル と 4 メートル とあるのは 6メートル とそれぞれ 読 み 替 えるものである 7
2 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 区 域 が 指 定 された 区 域 内 における 同 条 第 3 項 の 規 定 の 適 用 については 2メートル とあるのは 3メートル と 4メートル とあるのは 6メートル とそれぞれ 読 み 替 えるものである 3 特 定 行 政 庁 は 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 区 域 を 指 定 する 場 合 には 当 該 区 域 内 の 敷 地 の 所 有 者 等 にとって 過 大 な 制 限 とならないよう 区 域 内 の 道 路 の 幅 員 等 の 現 況 を 十 分 に 調 査 の 上 必 要 に 応 じて 幅 員 6メートル 未 満 の 道 について 同 条 第 4 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 を 行 うこと 特 に 同 項 第 3 号 に 該 当 する 道 については 沿 道 の 建 築 物 と 一 体 として 既 に 街 区 を 形 成 していることが 一 般 的 であると 考 えられるので 原 則 として 同 項 に 基 づ く 指 定 を 行 うこと なお 同 条 第 2 項 及 び 第 4 項 第 1 号 中 周 囲 の 状 況 により 避 難 及 び 通 行 の 安 全 上 支 障 がない と 認 められる 道 路 とは 次 に 掲 げる 道 路 をいう イ 都 市 計 画 法 土 地 区 画 整 理 法 都 市 再 開 発 法 新 都 市 基 盤 整 備 法 大 都 市 地 域 における 住 宅 及 び 住 宅 地 の 供 給 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 又 は 密 集 市 街 地 整 備 法 による 道 路 ロ 次 のⅰからⅳまでに 掲 げる 条 件 に 適 合 する 道 路 ⅰ 幅 員 6メートル 以 上 の 他 の 道 路 に 接 続 し かつ さらに 延 長 される 見 込 み がないこと ⅱ 沿 道 敷 地 へのサービス 以 外 の 目 的 の 通 過 交 通 が 生 じない 形 状 のものである こと ⅲ 原 則 として 幹 線 道 路 に 直 接 接 続 していないこと ⅳ 周 辺 の 道 路 の 状 況 道 路 の 延 長 道 路 の 幅 員 及 び 構 造 等 から 判 断 して 避 難 及 び 通 行 の 安 全 上 支 障 がないこと 4 法 第 42 条 第 5 項 中 第 1 項 の 区 域 が 指 定 された 際 道 路 の 境 界 線 とみなされてい た 線 とは 同 条 第 2 項 ただし 書 の 場 合 にはがけ 地 等 の 道 の 側 の 境 界 線 及 びその 境 界 線 から 道 の 側 に 水 平 距 離 4メートルの 線 を 同 条 第 3 項 の 場 合 には 特 定 行 政 庁 が 指 定 した 範 囲 を その 他 の 場 合 は 道 路 の 中 心 線 から 水 平 距 離 2メートルの 線 を それぞれいう 5 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 道 路 の 中 心 線 から 水 平 距 離 3メートルを 道 路 境 界 線 とみなすこととされた 道 路 については 道 路 幅 員 を6メートルとみなして 道 路 斜 線 制 限 北 側 斜 線 制 限 前 面 道 路 による 容 積 率 制 限 等 の 適 用 を 行 うこと 3. 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 係 る 道 路 基 準 時 に 現 に 建 築 物 が 立 ち 並 んでいる 幅 員 4メートル 未 満 の 道 で 特 定 行 政 庁 が 指 定 したもの( 以 下 2 項 道 路 という )である (1) 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 は 基 準 時 に 建 築 物 が 立 ち 並 んでいるか 8
どうか 基 準 時 の 幅 員 が4メートル 未 満 であるかどうか 基 準 時 に 道 であるかど うかについて 次 に 掲 げる 事 項 に 留 意 の 上 個 別 実 態 をみて 判 断 すること 1 基 準 時 の 立 ち 並 び 少 なくとも 基 準 時 に 建 築 物 が 最 低 2 棟 以 上 立 ち 並 んでいる 道 であることが 必 要 であるが 個 別 実 態 をみて 判 断 すること 2 基 準 時 の 幅 員 基 準 時 の 道 の 幅 員 は 一 般 交 通 の 用 に 供 している 部 分 をもって 判 断 すること みなし 境 界 線 の 位 置 は 現 在 の 道 路 の 中 心 線 ではなく 基 準 時 の 道 の 中 心 線 から 振 り 分 けた 位 置 又 はがけ 地 等 の 道 の 側 の 境 界 線 及 びその 境 界 線 から 道 の 側 に 水 平 距 離 4メートルの 線 である 3 基 準 時 の 道 法 第 42 条 第 2 項 に 規 定 する 幅 員 4メートル 未 満 の 道 は 基 準 時 に 一 般 交 通 の 用 に 供 されている 道 でなければ 同 項 に 規 定 する 現 に 建 築 物 が 立 ち 並 んでいる 幅 員 4メートル 未 満 の 道 には 該 当 しない (2) 法 第 42 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づく 水 平 距 離 の 指 定 法 第 42 条 第 3 項 の 規 定 は がけ 地 河 川 等 に 沿 う 道 で 所 要 の 幅 員 を 確 保 でき ない 場 合 市 街 地 の 未 整 備 な 農 漁 村 が 都 市 計 画 区 域 内 に 編 入 された 場 合 等 につい て 法 上 の 道 路 の 幅 員 に 関 する 基 準 を 緩 和 しようとするのが 主 たる 意 図 であるが これらの 区 域 にあっても 火 災 発 生 時 の 延 焼 の 危 険 性 は 少 なくないと 予 想 されるこ とから 指 定 に 当 たっては 市 街 地 における 交 通 安 全 防 火 及 び 衛 生 との 関 連 を 十 分 検 討 し 次 に 掲 げる 事 項 に 留 意 されたい 1 指 定 基 準 指 定 に 際 しては 既 成 市 街 地 内 に 存 在 する 道 で 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 し 土 地 の 状 況 により 拡 幅 が 困 難 で 法 第 42 条 第 2 項 により 難 いもののうち 全 般 的 な 街 路 計 画 の 検 討 を 経 て 将 来 主 要 街 路 として 必 要 なものを 除 いたものを 指 定 の 基 準 として 考 慮 することが 望 ましい イ 傾 斜 地 に 発 達 した 市 街 地 内 の 道 その 他 物 理 的 に 拡 幅 が 困 難 であるもの ロ 線 路 敷 地 河 川 公 園 その 他 これらに 類 するものに 沿 う 道 で 安 全 上 防 火 上 及 び 避 難 上 支 障 がないもの ハ 街 区 の 整 った 地 区 内 の 補 助 道 路 で 原 則 として 次 のⅰからⅲまでに 該 当 するも の ⅰ 利 用 状 況 が 当 該 道 路 に 接 する 建 築 物 を 主 としたものであり かつ 通 常 自 動 車 交 通 に 利 用 されないもの ⅱ 通 り 抜 けできるもの ⅲ 道 路 延 長 が60メートルを 超 えないもの なお 法 第 42 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 の 対 象 となる 道 は 地 域 の 歴 史 文 化 を 継 承 し 路 地 や 細 街 路 の 美 しいたたずまいの 保 全 再 生 を 図 る 場 合 や 密 集 市 街 地 内 の 老 朽 化 した 木 造 建 築 物 の 建 替 えの 促 進 を 図 る 場 合 について 特 定 行 政 庁 がその 指 定 を 考 慮 することは 差 し 支 えない 9
2 法 第 43 条 の2の 規 定 に 基 づく 条 例 の 活 用 イ 法 第 42 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき 水 平 距 離 が 指 定 された 道 路 にのみ2メート ル 以 上 接 する 建 築 物 について 地 方 公 共 団 体 が 法 第 43 条 の2の 規 定 に 基 づ く 条 例 で 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 規 制 防 火 上 の 構 造 制 限 消 火 設 備 の 設 置 の 義 務 付 け 集 客 力 のある 用 途 の 制 限 等 その 敷 地 構 造 建 築 設 備 又 は 用 途 に 関 して 必 要 な 制 限 を 付 加 することができるため 必 要 に 応 じ 当 該 条 例 の 活 用 に ついて 考 慮 することが 望 ましい 3 水 平 距 離 を 指 定 する 際 の 留 意 事 項 イ 水 平 距 離 を 指 定 するに 際 しては これらの 措 置 のほか 地 域 の 状 況 に 応 じた 建 ぺい 率 の 指 定 や 容 積 率 の 算 定 に 当 たり 前 面 道 路 幅 員 に 乗 ずる 数 値 等 の 見 直 し 斜 線 制 限 における 制 限 勾 配 等 の 見 直 し 街 並 み 誘 導 型 地 区 計 画 その 他 の 建 築 規 制 の 特 例 措 置 の 活 用 木 造 のたたずまいを 活 かした 防 火 構 造 の 仕 様 の 活 用 等 に より 歴 史 的 たたずまいを 継 承 した 街 並 み まちづくりの 推 進 が 可 能 である ロ さらに 街 なみ 環 境 整 備 事 業 住 宅 市 街 地 総 合 整 備 事 業 まちなみデザイン 推 進 事 業 まちづくり 交 付 金 地 域 住 宅 交 付 金 等 の 各 種 事 業 制 度 等 を 併 せて 活 用 することにより より 効 果 的 に 路 地 や 細 街 路 の 美 しいたたずまいを 活 かし た 地 区 の 整 備 が 可 能 である (3) 法 第 42 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 幅 員 1.8メートル 未 満 の 道 を 指 定 する 場 合 は 法 第 42 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づ き あらかじめ 建 築 審 査 会 の 同 意 を 得 なければならないが 道 路 の 連 続 性 を 確 保 するため 等 必 要 に 応 じて 2 項 道 路 に 指 定 することが 考 えられる (4)その 他 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 は 基 準 時 に 現 に 存 在 する 道 を 対 象 とした 経 過 的 措 置 として 定 められたものであるから この 措 置 は 原 則 として 基 準 時 において 特 定 行 政 庁 が 能 動 的 に 行 う 性 質 のものである したがって この 規 定 は 個 々の 申 請 に 基 づいて 行 う 私 道 の 位 置 の 指 定 の 場 合 と 異 なり 用 途 地 域 等 の 指 定 によって 生 ずる 制 限 に 準 ずる 集 団 規 定 の 一 種 とみなされ 所 有 権 の 制 限 はないが 使 用 権 の 制 限 のみが 生 ずるものであるから 私 権 の 侵 害 になるとは 解 されない また 法 第 42 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 指 定 により 道 路 とみなされる 私 有 地 は 特 定 行 政 庁 の 指 定 処 分 により 使 用 権 を 制 限 されるのであるが これは 公 共 の 福 祉 の 要 請 に 基 づく 制 約 すなわち 財 産 権 に 内 在 する 制 約 であって 補 償 の 対 象 とはな らない 4. 道 路 情 報 の 適 正 管 理 法 上 の 道 路 に 関 する 情 報 は 私 人 の 権 利 義 務 等 に 深 く 関 係 しており また 建 築 主 事 や 指 定 確 認 検 査 機 関 にとっても 建 築 確 認 申 請 の 審 査 等 を 適 切 に 行 う 上 で 必 要 10
不 可 欠 な 情 報 であるため 特 定 行 政 庁 においては 下 記 の 事 項 に 留 意 し 指 定 道 路 に 関 する 図 面 ( 以 下 指 定 道 路 図 という ) 及 び 調 書 ( 以 下 指 定 道 路 調 書 とい う )を 作 成 保 存 し また これらを 閲 覧 に 供 することで 道 路 情 報 を 適 正 に 管 理 さ れたい (1) 指 定 道 路 の 定 義 法 第 42 条 第 1 項 第 4 号 若 しくは 第 5 号 第 2 項 若 しくは 第 4 項 又 は 法 第 68 条 の7 第 1 項 の 規 定 による 指 定 に 係 る 道 路 を 指 定 道 路 という 指 定 道 路 は 路 線 を 単 位 として 指 定 されるものであり 路 線 の 取 り 方 は 指 定 時 における 道 路 の 状 況 に 基 づき 起 終 点 を 明 確 にして 決 定 すること その 際 起 終 点 は 1 路 線 に 一 つずつとする なお ここでの 路 線 の 単 位 は 2 項 道 路 の 指 定 要 件 である 建 築 物 の 立 ち 並 びを 判 断 する 基 準 となるものではないので 念 のため 申 し 添 える (2) 指 定 道 路 の 指 定 取 消 しに 係 る 手 続 特 定 行 政 庁 は 指 定 道 路 を 指 定 した 場 合 においては 速 やかに 指 定 道 路 の 種 類 指 定 の 年 月 日 指 定 道 路 の 位 置 並 びに 指 定 道 路 の 延 長 及 び 幅 員 を 公 告 し 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 を 作 成 し これらを 保 存 しなければならない また 法 第 42 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づく 水 平 距 離 の 指 定 ( 以 下 水 平 距 離 指 定 という ) をした 場 合 においては 速 やかに 水 平 距 離 指 定 の 年 月 日 水 平 距 離 指 定 に 係 る 道 路 の 部 分 の 位 置 水 平 距 離 指 定 に 係 る 道 路 の 延 長 及 び 水 平 距 離 を 公 告 し 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 を 作 成 し これらを 保 存 しなければならない したがって 特 定 行 政 庁 は 一 定 の 区 域 を 限 り 指 定 要 件 を 示 して 一 括 指 定 を 行 うことはできず 指 定 道 路 の 位 置 を 特 定 した 上 で 指 定 を 行 わなければならな い 指 定 道 路 を 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 う 必 要 がなくなった 場 合 等 で 当 該 道 路 を 廃 止 しようとするときは 法 令 に 指 定 の 取 消 しに 係 る 規 定 はないが その 全 部 又 は 一 部 の 取 消 しは 可 能 であり その 場 合 の 手 続 は 指 定 の 手 続 に 準 ずる また 5 号 道 路 は 申 請 に 基 づき 指 定 されたものであり その 取 消 しには 原 則 として 土 地 所 有 者 等 の 承 諾 が 必 要 であるが 道 の 形 態 を 有 しない 等 現 に 令 第 144 条 の4に 規 定 する 道 の 基 準 に 適 合 しておらず また 申 請 者 等 に 築 造 する 意 志 がないと 見 込 まれる 場 合 には 申 請 によらず 指 定 の 取 消 しが 可 能 である な お 取 消 しを 行 うに 際 しては 取 消 し 処 分 の 公 正 かつ 円 滑 な 実 施 の 観 点 から 法 施 行 細 則 等 に 規 定 を 設 けて 不 利 益 を 被 る 者 がいる 場 合 には 当 該 者 に 対 し 提 出 期 限 を 定 めて 意 見 書 の 提 出 等 による 意 見 陳 述 の 機 会 を 付 与 することが 望 ましい (3) 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 位 置 付 け 道 路 の 指 定 を 行 った 場 合 は 速 やかに 指 定 の 公 告 を 行 うとともに 指 定 道 路 図 への 指 定 道 路 の 記 載 及 び 指 定 道 路 調 書 の 作 成 を 行 うこと また 指 定 道 路 に 係 る 指 定 の 取 消 しが 行 われた 場 合 は 速 やかに 指 定 の 取 消 11
しの 公 告 を 行 うとともに 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 を 更 新 すること なお 指 定 道 路 の 指 定 が 行 政 処 分 に 当 たると 解 されるため 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 への 記 載 行 為 には 行 政 処 分 としての 処 分 性 はない しかしながら 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 作 成 保 存 が 適 切 に 行 われてい ない 指 定 道 路 については 指 定 道 路 でないと 認 識 されうるため これらの 作 成 に 当 たっては 留 意 されたい (4) 指 定 道 路 図 の 作 成 1 一 葉 の 図 面 の 考 え 方 指 定 道 路 図 は 一 覧 性 を 確 保 するため できる 限 り 一 葉 の 図 面 に 記 載 すること この 場 合 特 定 行 政 庁 の 所 管 区 域 を 複 数 の 図 面 に 区 切 って 記 載 しても 差 し 支 えな いが 指 定 道 路 の 種 類 ごとに 別 葉 にしないこととする 2 指 定 道 路 図 の 記 載 方 法 内 容 指 定 道 路 図 には すべての 指 定 道 路 の 種 類 及 び 位 置 を 記 載 すること さらに 指 定 道 路 以 外 の 道 路 等 の 表 示 の 義 務 はないが 法 上 の 道 路 情 報 の 適 正 管 理 が 望 ま れることから 指 定 道 路 以 外 の 道 路 等 についても 記 載 することが 望 ましい 限 定 特 定 行 政 庁 においては 4 号 道 路 の 指 定 に 係 る 事 務 は 委 譲 されていないた め 4 号 道 路 に 係 る 記 載 は 義 務 ではないが 限 定 特 定 行 政 庁 と 指 定 を 行 った 特 定 行 政 庁 とが 十 分 な 連 携 を 図 り 限 定 特 定 行 政 庁 が 備 える 指 定 道 路 図 にもこれを 記 載 することが 望 ましい また 法 上 の 道 路 に 該 当 しないものであっても 法 第 43 条 第 1 項 ただし 書 の 規 定 に 基 づく 許 可 に 関 し 特 定 行 政 庁 が 定 量 的 に 定 型 化 された 許 可 の 基 準 であっ て 建 築 審 査 会 の 了 承 を 得 た 上 で 事 前 明 示 したものを 定 めた 場 合 において 当 該 基 準 に 規 定 する 通 路 等 に 該 当 するもの( 以 下 特 定 通 路 という )として 指 定 道 路 図 に 記 載 するとともに 指 定 道 路 調 書 と 同 等 程 度 の 情 報 を 把 握 保 存 することが 望 ましい なお 定 型 化 された 許 可 基 準 は 少 なくとも 以 下 の 内 容 を 含 むものとするこ とが 望 ましい イ 施 行 規 則 第 10 条 の2 第 2 号 の 基 準 ロ 施 行 規 則 第 10 条 の2 第 3 号 の 基 準 に 関 する 以 下 の 基 準 ⅰ 通 路 等 の 幅 員 が4メートル 以 上 又 は 将 来 的 に4メートル 以 上 を 確 保 する ことが 担 保 されており かつ 建 築 物 の 利 用 上 支 障 がなく 非 常 時 に 避 難 が 可 能 な 通 路 等 としての 実 態 が 備 わっていること ⅱ 通 路 等 に 接 する 敷 地 内 の 建 築 物 の 用 途 規 模 密 度 が 用 途 地 域 等 に 応 じ 周 辺 の 市 街 地 環 境 を 著 しく 悪 化 させるものでないこと ⅲ 通 路 等 に 接 する 敷 地 内 の 建 築 物 の 構 造 が 市 街 地 の 状 況 に 応 じ 火 災 の 発 生 や 延 焼 の 恐 れのないものであること また 建 築 物 の 主 要 な 出 入 口 から 当 該 通 路 等 へ 支 障 なく 避 難 及 び 通 行 ができること ⅳ 通 路 等 及 びこれに 接 する 敷 地 内 の 排 水 に 必 要 な 側 溝 街 渠 その 他 の 施 設 を 設 けたものであること 12
なお 指 定 道 路 調 書 に 記 載 する 指 定 道 路 図 対 照 番 号 を 路 線 ごとに 記 入 すること 3 標 準 的 な 凡 例 ( 色 等 ) 指 定 道 路 図 は 道 路 等 の 種 類 ごとに 色 分 けして 記 載 することが 望 ましい 標 準 的 な 凡 例 における 色 分 けは 次 の 表 に 示 すとおりとする 各 凡 例 には 補 足 事 項 等 を 注 意 書 きとして 記 載 することが 望 ましい 道 路 等 の 種 類 標 準 的 な 色 (CMYK) 1 号 道 路 83-36-96-0 2 号 道 路 21-0-100-25 3 号 道 路 70-0-52-0 4 号 道 路 0-56-100-0 5 号 道 路 1-31-100-0 2 項 道 路 62-14-0-0 2 項 道 路 (3 項 に 100-63-5-0 基 づく 水 平 距 離 指 定 がされた 部 分 ) 4 項 道 路 53-39-0-0 予 定 道 路 32-37-49-0 特 定 通 路 22-93-100-0 CMYKとは シアン マゼンダ イエロー ブラックの4 色 の 配 合 比 率 を 数 値 で 示 すことにより 表 される 色 の 表 現 方 法 (5) 指 定 道 路 調 書 の 作 成 1 指 定 道 路 調 書 の 作 成 単 位 指 定 道 路 調 書 は 路 線 単 位 で 指 定 道 路 ごとに 作 成 すること 路 線 の 取 り 方 は Ⅱ.4.(1)を 参 照 なお 一 つの 路 線 に 複 数 の 指 定 道 路 ( 例 えば5 号 道 路 と2 項 道 路 )が 存 在 する 場 合 には 同 一 の 路 線 について 複 数 葉 の 指 定 道 路 調 書 を 作 成 することが 求 められ る 2 指 定 道 路 の 延 長 幅 員 の 取 り 方 指 定 道 路 の 延 長 は 当 該 指 定 道 路 の 中 心 線 の 延 長 を 測 るものとする 指 定 道 路 の 幅 員 は 幅 員 が 一 様 の 場 合 はその 数 値 を 記 載 し 一 様 でない 場 合 は 最 小 幅 員 と 最 大 幅 員 を 記 載 すること なお 2 項 道 路 の 幅 員 については みなし 境 界 線 間 が 法 上 の 幅 員 であるため 特 に 水 平 距 離 指 定 がされていなければ4メー トルと 記 載 すること 3 位 置 の 記 載 方 法 指 定 道 路 の 位 置 を 特 定 する 方 法 として 地 名 地 番 表 示 が 適 切 であることから 原 則 指 定 道 路 に 該 当 する 最 新 の 地 名 地 番 すべてを 記 載 すること また 指 定 道 路 調 書 作 成 後 地 名 地 番 が 変 更 された 場 合 は 変 更 後 の 位 置 を 特 定 できるように 原 則 新 しい 地 名 地 番 に 変 更 すること 13
なお 地 名 地 番 が 変 更 されても 改 めて 変 更 された 地 名 地 番 で 指 定 公 告 す る 必 要 はない 4 その 他 欄 の 記 載 事 項 その 他 欄 には 公 道 私 道 の 別 公 道 の 認 定 番 号 指 定 道 路 調 書 の 作 成 年 月 日 等 の 指 定 道 路 に 係 る 情 報 を 記 載 することが 考 えられる 5 位 置 図 の 記 載 方 法 位 置 図 の 縮 尺 については 特 に 定 めはないが 位 置 図 は 指 定 道 路 の 詳 細 な 位 置 を 特 定 するために 作 成 するものであるため 少 なくとも 道 路 境 界 線 の 位 置 の 明 示 が 可 能 な 縮 尺 で 作 成 すること 位 置 図 には 指 定 道 路 の 形 状 に 合 わせて 延 長 幅 員 を 記 載 すること また 2 項 道 路 の 場 合 は みなし 境 界 線 の 位 置 を 水 平 距 離 指 定 がある 場 合 は 水 平 距 離 指 定 部 分 の 延 長 及 び 水 平 距 離 を 記 載 すること さらに2 項 道 路 の 場 合 は 両 側 振 り 分 け 後 退 一 方 後 退 の 別 についても 記 載 することが 望 ましい (6) 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 閲 覧 特 定 行 政 庁 は 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 閲 覧 場 所 及 び 閲 覧 に 関 する 規 程 を 定 めてこれを 告 示 しなければならない また 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 は 電 子 ファイルによる 記 録 を 行 い イン ターネットによる 公 開 を 行 うことが 望 ましい (7)その 他 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 作 成 に 当 たり 市 道 等 の 情 報 を 有 する 市 町 村 の 協 力 が 不 可 欠 であるため 都 道 府 県 と 市 町 村 が 十 分 に 連 携 を 図 り 市 町 村 は 特 定 行 政 庁 である 都 道 府 県 に 対 し 必 要 な 協 力 を 行 うことが 望 ましい また 権 限 委 譲 等 により 指 定 時 の 特 定 行 政 庁 と 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 を 作 成 する 特 定 行 政 庁 が 異 なる 場 合 については これらの 特 定 行 政 庁 は 十 分 な 連 携 を 図 り 特 に 指 定 時 の 特 定 行 政 庁 は 求 めがあれば 指 定 当 時 の 資 料 の 提 供 その 他 必 要 な 協 力 を 行 う ことが 望 ましい さらに 指 定 道 路 図 及 び 指 定 道 路 調 書 の 円 滑 な 作 成 及 び 精 度 の 向 上 地 籍 調 査 の 実 施 の 促 進 の 観 点 から 道 路 部 局 都 市 計 画 部 局 地 籍 調 査 担 当 部 局 法 務 部 局 等 との 連 携 を 図 り 効 率 的 かつ 効 果 的 に 作 成 業 務 を 実 施 するこ とが 望 ましい 14
Ⅲ. 敷 地 等 と 道 路 との 関 係 ( 法 第 43 条 関 係 ) 市 街 地 における 道 路 は 単 に 通 行 の 場 というにとどまらず 建 築 物 の 利 用 災 害 時 の 避 難 路 消 防 活 動 の 場 建 築 物 等 の 日 照 採 光 通 風 等 の 確 保 など 安 全 で 良 好 な 環 境 の 市 街 地 を 形 成 する 上 で 極 めて 重 要 な 機 能 を 果 たしている 道 路 の 整 備 がなされて いない 土 地 において 建 築 物 が 相 当 の 密 度 で 立 ち 並 ぶことは 平 時 の 利 用 に 不 便 なばかり でなく 災 害 時 の 避 難 や 消 防 活 動 にも 大 きな 支 障 を 来 す このため 法 第 43 条 第 1 項 は 建 築 物 の 敷 地 は 法 第 42 条 に 規 定 する 法 上 の 道 路 に2メートル 以 上 接 していなければならないこととし これを 満 たさない 敷 地 には 原 則 として 建 築 物 の 建 築 を 認 めないこととしている 1. 接 道 義 務 の 特 例 等 の 許 可 について (1) 法 第 43 条 第 1 項 ただし 書 の 規 定 に 基 づく 許 可 の 運 用 について 法 第 43 条 第 1 項 ただし 書 の 規 定 に 基 づく 許 可 は 処 分 の 判 断 基 準 の 事 前 明 示 性 を 図 るため 施 行 規 則 により 基 準 を 定 めているところであるが その 運 用 につ いては 下 記 のとおり 定 めたので これを 踏 まえ 適 切 な 運 用 を 図 られたい 1 法 第 43 条 第 1 項 ただし 書 の 規 定 に 基 づく 許 可 は 接 道 義 務 の 特 例 許 可 であ ることから 避 難 及 び 通 行 の 安 全 性 道 路 に 接 することを 前 提 とした 建 築 規 制 である 前 面 道 路 幅 員 容 積 率 制 限 や 道 路 斜 線 制 限 が 適 用 されないことに 伴 う 総 合 的 な 市 街 地 の 環 境 への 影 響 について 建 築 物 の 用 途 規 模 位 置 構 造 等 を 勘 案 し 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がないかどうかを 審 査 する 必 要 があるものであること 2 当 該 許 可 に 当 たっては 建 築 物 又 はその 敷 地 が 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がないものとするための 条 件 その 他 必 要 な 条 件 を 付 することができ ること 3 建 築 物 の 敷 地 は 法 上 の 道 路 に2メートル 以 上 接 することが 原 則 であり 当 該 許 可 はあくまでも 例 外 的 に 適 用 されるべきものであること 4 当 該 許 可 に 当 たっては 建 築 審 査 会 の 同 意 を 得 ることが 必 要 であるが 建 築 審 査 会 の 効 率 的 な 運 営 や 開 催 回 数 の 増 加 等 を 行 うことにより 迅 速 な 事 務 処 理 に 努 めること 5 施 行 規 則 第 10 条 の2の 許 可 基 準 は 許 可 の 審 査 の 前 提 要 件 として 法 第 4 3 条 第 1 項 本 文 に 適 合 することにより 確 保 されている 市 街 地 の 環 境 と 同 等 の 水 準 が 確 保 されていることを 基 本 として 定 めたものである 具 体 的 には 法 上 の 道 路 に 代 えて 将 来 にわたって 安 定 的 に 利 用 することができる 空 地 に 接 すること また 2メートル 以 上 接 する ことに 代 えて 建 築 物 の 用 途 規 模 位 置 構 造 等 に 応 じ 有 効 に 接 することとして これを 類 型 化 して 規 定 するものであり 各 基 準 ごとの 考 え 方 は 以 下 のとおりである 15
イ その 敷 地 の 周 囲 に 公 園 緑 地 広 場 等 広 い 空 地 を 有 すること 建 築 物 の 敷 地 の 周 囲 に 公 園 緑 地 広 場 等 広 い 空 地 があるものについては 法 上 の 道 路 に 直 接 接 しない 場 合 であっても 当 該 空 地 が 避 難 及 び 通 行 の 安 全 延 焼 の 防 止 等 の 防 火 日 照 採 光 通 風 等 の 衛 生 等 の 確 保 の 観 点 から 法 上 の 道 路 と 同 等 の 機 能 を 有 することに 鑑 み 基 準 とするものである この 場 合 当 該 空 地 は 安 定 的 日 常 的 に 利 用 可 能 な 状 況 にある 空 地 をいい 建 築 物 の 敷 地 が 少 なくとも2メートル 以 上 の 長 さをもって 当 該 空 地 に 接 するものとする ロ その 敷 地 が 農 道 その 他 これに 類 する 公 共 の 用 に 供 する 道 ( 幅 員 4メートル 以 上 のものに 限 る )に2メートル 以 上 接 すること 農 道 港 湾 道 路 等 は 一 般 住 民 の 通 行 等 の 用 に 供 することを 目 的 とされてい るものではないが その 状 況 から 法 上 の 道 路 と 同 等 の 機 能 を 有 するものについ ては 接 道 義 務 の 特 例 許 可 の 対 象 として 扱 うことができることに 鑑 み 基 準 とす るものである ハ その 敷 地 が その 建 築 物 の 用 途 規 模 位 置 及 び 構 造 に 応 じ 避 難 及 び 通 行 の 安 全 等 の 目 的 を 達 するために 十 分 な 幅 員 を 有 する 通 路 であって 道 路 に 通 ずるものに 有 効 に 接 すること 当 該 基 準 は イ 及 びロの 定 型 的 類 型 に 該 当 しないものについて 一 般 的 にそ の 性 能 を 規 定 し 基 準 とするものであり 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がないことを 個 別 に 総 合 的 な 観 点 から 審 査 判 断 するものとする なお 具 体 的 には ロに 該 当 しない 農 道 等 の 通 路 がある 場 合 のほか 法 上 の 道 路 と 敷 地 との 間 にある 河 川 等 に 橋 などが 設 けられている 場 合 などを 含 み 得 るものとする この 場 合 建 築 物 と 法 上 の 道 路 の 間 には 道 路 に 代 わる 空 地 である 通 路 が 確 保 されることが 必 要 となるが 審 査 に 当 たっては 以 下 の 点 に 留 意 されたい ⅰ 当 該 通 路 が 現 状 のみならず 将 来 にわたって 安 定 的 に 利 用 できるものか どうかについて 土 地 の 所 有 状 況 占 用 許 可 等 を 勘 案 して 総 合 的 に 判 断 す ること ⅱ 通 路 の 幅 員 は4メートル 以 上 また 敷 地 は2メートル 以 上 の 長 さで 通 路 に 接 することを 原 則 とするが 建 築 物 の 用 途 規 模 位 置 構 造 等 建 築 計 画 の 内 容 や 周 囲 の 状 況 を 審 査 した 上 で 同 項 本 文 の 規 定 に 適 合 することにより 確 保 されている 市 街 地 の 環 境 と 同 等 の 水 準 が 確 保 されると 認 められる 場 合 に は これによらないことができること ⅲ なお 当 該 基 準 の 適 用 については 法 第 86 条 第 1 項 若 しくは 第 2 項 又 は 法 第 86 条 の2 第 1 項 の 規 定 に 基 づく 認 定 における 建 築 物 と 道 路 に 関 する 審 査 の 際 の 考 え 方 との 整 合 性 をもって 適 切 に 運 用 すること 6 通 路 の 幅 員 を 確 保 するため 許 可 の 条 件 として 建 築 物 及 びその 敷 地 のセット バックが 義 務 付 けられている 場 合 には 当 該 セットバック 部 分 について 通 路 として 使 用 されることを 担 保 するため セットバック 部 分 を 表 示 するための 措 置 を 行 う(くい 打 ち 表 示 板 の 設 置 等 )ことが 望 ましい また 密 集 市 街 地 整 備 法 第 8 章 に 規 定 する 避 難 経 路 協 定 制 度 の 活 用 等 により 当 該 セットバック 部 分 の 通 路 としての 使 用 を 担 保 するための 措 置 が 講 じられていることを 許 可 の 条 件 16
とすることも 考 えられる (2)その 他 建 築 主 事 及 び 指 定 確 認 検 査 機 関 は 完 了 検 査 及 び 中 間 検 査 の 厳 正 な 実 施 に 努 め ること 特 定 行 政 庁 は 違 反 建 築 パトロールの 徹 底 等 により セットバックを 行 わない 建 築 主 等 に 対 する 違 反 是 正 を 適 確 に 行 うべきである 2. 接 道 義 務 の 強 化 法 第 43 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 特 殊 建 築 物 や 大 規 模 な 建 築 物 等 については その 敷 地 が 接 するべき 法 上 の 道 路 の 幅 員 に 係 る 基 準 等 について 地 方 公 共 団 体 の 条 例 により 強 化 することが 可 能 であり 本 制 度 の 適 切 な 活 用 を 図 られたい 17
Ⅳ. 道 路 内 の 建 築 制 限 ( 法 第 44 条 関 係 ) 良 好 な 市 街 地 環 境 の 確 保 をする 上 で 極 めて 重 要 な 役 割 を 果 たしている 道 路 又 は 道 路 の 上 空 を 開 放 空 間 として 確 保 し 道 路 が 担 っている 種 々の 機 能 の 保 持 を 図 るため 法 第 44 条 において 道 路 内 における 建 築 制 限 を 課 すこととしている 1. 法 第 44 条 第 1 項 第 2 号 の 規 定 に 基 づく 許 可 バス 停 留 所 若 しくは 自 転 車 駐 車 場 の 上 家 又 はアーケードについては 法 第 44 条 第 1 項 第 2 号 に 規 定 する 公 衆 便 所 巡 査 派 出 所 その 他 これらに 類 する 公 益 上 必 要 な 建 築 物 に 含 まれるものと 解 する ただし 公 衆 便 所 巡 査 派 出 所 その 他 これ らに 類 する 公 益 上 必 要 な 建 築 物 に 含 まれるものとしても 通 行 上 支 障 がある 場 合 には 道 路 内 に 建 築 することはできない なお 自 転 車 駐 車 場 の 位 置 が 図 1 及 び 図 2に 該 当 するものについては 道 路 内 の 建 築 物 として 取 り 扱 って 差 し 支 えないが 図 3 及 び 図 4に 該 当 するものについて は 道 路 法 第 18 条 に 規 定 する 道 路 の 区 域 に 含 まれるものであっても 法 の 規 定 の 適 用 に 当 たっては 一 般 の 建 築 敷 地 と 同 様 に 取 り 扱 われたい 18
アーケードの 取 扱 いについては 昭 和 30 年 2 月 1 日 国 消 発 72 号 発 住 5 号 警 察 庁 発 備 2 号 を 参 照 されたい 2. 法 第 44 条 第 1 項 第 3 号 の 規 定 に 基 づく 認 定 立 体 道 路 制 度 の 運 用 については 平 成 元 年 12 月 20 日 道 政 発 第 82 号 平 成 元 年 12 月 20 日 都 計 発 第 117 号 都 再 発 第 103 号 道 政 発 第 84 号 住 街 発 第 154 号 及 び 平 成 17 年 4 月 8 日 国 都 計 第 2-2 号 国 道 政 第 4 号 国 住 街 第 14 号 を 参 照 されたい 3. 法 第 44 条 第 1 項 第 4 号 の 規 定 に 基 づく 許 可 道 路 の 上 空 に 設 ける 通 路 の 取 扱 い 等 については 昭 和 32 年 7 月 15 日 発 住 第 3 7 号 国 消 発 第 860 号 警 視 庁 乙 備 発 第 14 号 及 び 平 成 8 年 3 月 19 日 警 視 庁 丁 規 発 第 32 号 道 政 発 第 44 号 住 指 発 第 90 号 住 街 発 第 30 号 消 防 予 第 39 号 を 参 照 されたい 4.その 他 建 築 物 に 付 属 する 門 又 は 塀 は 当 然 に 建 築 物 として 道 路 内 の 建 築 制 限 が 課 されるも のである 法 第 44 条 第 1 項 の 規 定 は 建 築 物 を 建 築 する 場 合 であっても 擁 壁 に 関 して 何 らの 築 造 行 為 を 伴 うことがないときは 当 該 擁 壁 に 対 しては 適 用 されない いわゆる 道 路 法 の 道 路 であっても 一 般 的 な 道 の 機 能 を 有 しないものについては 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 わないこととしているところであるが 道 路 法 第 33 条 第 2 項 に 規 定 する 高 速 自 動 車 国 道 又 は 自 動 車 専 用 道 路 の 連 結 路 附 属 地 ( 以 下 単 に 連 結 路 附 属 地 という )についても 法 上 の 道 路 として 取 り 扱 わないものであり 例 え ば 連 結 路 附 属 地 に 設 けられる 道 路 の 通 行 者 の 利 便 の 増 進 に 資 する 施 設 については 道 路 内 の 建 築 制 限 が 課 されないものであること なお 2 項 道 路 に 接 する 敷 地 におけるセットバック 部 分 が 道 路 として 使 用 される ことを 担 保 するため セットバック 部 分 を 表 示 するための 措 置 を 行 う(くい 打 ち 表 示 板 の 設 置 等 )ことや 密 集 市 街 地 整 備 法 第 8 章 に 規 定 する 避 難 経 路 協 定 制 度 を 活 用 することが 望 ましい また 建 築 主 事 及 び 指 定 確 認 検 査 機 関 は 完 了 検 査 及 び 中 間 検 査 の 厳 正 な 実 施 に 努 めること 特 定 行 政 庁 は 違 反 建 築 パトロールの 徹 底 等 により セットバックを 行 わない 建 築 主 等 に 対 する 違 反 是 正 を 適 確 に 行 うべきである 19
Ⅴ. 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 の 制 限 ( 法 第 45 条 関 係 ) 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 は 原 則 として 自 由 であるが 当 該 私 道 によって 法 第 43 条 の 接 道 義 務 を 果 たしている 第 三 者 の 建 築 物 の 敷 地 がある 場 合 は 当 該 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 によってその 第 三 者 の 建 築 物 が 一 方 的 に 違 反 状 態 となり 不 合 理 が 生 じる このた め 法 第 45 条 において 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 によってその 道 路 に 接 する 敷 地 が 法 第 43 条 の 接 道 義 務 に 抵 触 することとなる 場 合 は 特 定 行 政 庁 は 法 第 9 条 に 基 づく 一 般 の 違 反 是 正 命 令 に 準 じた 手 続 で 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 を 禁 止 し 又 は 制 限 できることと されている また 条 例 に 規 定 を 設 けることにより 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 を 行 う 者 から 特 定 行 政 庁 に 対 しあらかじめその 旨 を 届 出 させることができる 当 該 届 出 を 活 用 することによ り 特 定 行 政 庁 は 私 道 の 履 歴 情 報 を 適 切 に 管 理 することが 望 ましい 工 作 物 の 設 置 であっても 接 道 義 務 違 反 となる 建 築 物 を 生 じさせる 場 合 には 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 にあたることから 当 該 行 為 を 制 限 又 は 禁 止 することができる 特 定 行 政 庁 は 違 反 建 築 パトロールの 徹 底 等 により 接 道 義 務 違 反 となる 建 築 物 を 生 じさせる 私 道 の 変 更 又 は 廃 止 を 行 う 土 地 所 有 者 等 に 対 する 是 正 指 導 を 適 確 に 行 うべ きである 20
Ⅵ. 予 定 道 路 ( 法 第 68 条 の7 関 係 ) 地 区 計 画 等 に 配 置 と 規 模 が 定 められた 道 は 主 として 都 市 計 画 法 による 許 可 を 受 け た 開 発 行 為 法 第 42 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 による 築 造 等 を 通 じて 現 実 のものとして 整 備 されていくものであるが 法 第 42 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に 基 づく 指 定 は 築 造 者 の 申 請 があって 初 めて 行 われるものであるため 地 区 計 画 等 で 定 められ た 細 街 路 網 の 実 現 を 図 る 上 では 特 定 行 政 庁 が 自 ら 能 動 的 に 道 路 の 位 置 を 指 定 し そ の 指 定 された 道 路 の 区 域 について 建 築 物 の 建 築 を 制 限 し 道 路 の 位 置 を 確 保 しておく 必 要 性 が 高 い 場 合 が 少 なくない このため 法 第 68 条 の7 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 特 定 行 政 庁 は 地 区 計 画 等 に 道 の 配 置 及 び 規 模 又 はその 区 域 が 定 められている 場 合 で 一 定 の 要 件 に 該 当 するときは 地 区 計 画 等 に 定 められた 道 の 配 置 及 び 規 模 又 はその 区 域 に 即 して 予 定 道 路 の 指 定 を 行 うことができる 1. 予 定 道 路 による 容 積 率 制 限 等 の 特 例 ( 法 第 68 条 の7 第 5 項 並 びに 令 第 131 条 の2 第 2 項 令 第 135 条 の3 第 1 項 第 3 号 及 び 令 第 135 条 の4 第 1 項 第 3 号 関 係 ) 建 築 物 の 敷 地 が 予 定 道 路 に 接 する 場 合 又 は 敷 地 内 に 予 定 道 路 がある 場 合 において 特 定 行 政 庁 が 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がないと 認 めて 許 可 した 建 築 物 については 予 定 道 路 を 前 面 道 路 とみなして 容 積 率 制 限 を 適 用 することが 可 能 と なり また 特 定 行 政 庁 が 交 通 上 安 全 上 防 火 上 及 び 衛 生 上 支 障 がないと 認 めた 建 築 物 については 予 定 道 路 を 前 面 道 路 とみなして 道 路 斜 線 制 限 及 び 北 側 斜 線 制 限 を 適 用 することが 可 能 であるので 既 成 市 街 地 等 の 整 備 改 善 を 行 う 場 合 には 本 制 度 の 活 用 を 図 られたい 21
( 参 考 ) アーケードの 取 扱 について( 昭 和 30 年 2 月 1 日 国 消 発 72 号 発 住 5 号 警 察 庁 発 備 2 号 ) 1 道 路 の 上 空 に 設 ける 通 路 の 取 扱 等 について( 昭 和 32 年 7 月 15 日 発 住 第 37 号 国 消 発 第 860 号 警 視 庁 乙 備 発 第 14 号 ) 7 道 路 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 等 の 施 行 について( 平 成 元 年 12 月 20 日 道 政 発 第 8 2 号 ) 10 道 路 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 等 の 施 行 について( 平 成 元 年 12 月 20 日 都 計 発 第 1 17 号 都 再 発 第 103 号 道 政 発 第 84 号 住 街 発 第 154 号 ) 14 道 路 の 上 空 に 設 ける 通 路 の 取 扱 い 等 について( 平 成 8 年 3 月 19 日 警 視 庁 丁 規 発 第 3 2 号 道 政 発 第 44 号 住 指 発 第 90 号 住 街 発 第 30 号 消 防 予 第 39 号 ) 31 ( 立 体 道 路 制 度 の 運 用 について 平 成 17 年 4 月 8 日 国 都 計 第 2-2 号 国 道 政 第 4 号 国 住 街 第 14 号 ) 33