資 料 2 大 阪 府 における 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 の 検 討 経 過 等 について
安 心 して 暮 らせる 住 宅 とまちの 形 成 ( 今 後 の 住 宅 セーフティネット 施 策 の 展 開 について) 今 後 の 住 宅 セーフティネットの 構 築 の 方 向 性 施 策 の 構 築 にあたっては 府 民 の 生 活 実 態 や 市 場 の 状 況 把 握 に 努 め 経 済 的 側 面 社 会 的 側 面 技 術 的 側 面 を 踏 まえた 制 度 設 計 を 行 う 経 済 的 側 面 世 帯 の 時 代 変 化 や 特 性 も 踏 まえ 世 帯 構 成 や 人 員 所 得 家 賃 負 担 率 等 の 状 況 を 的 確 に 把 握 し きめ 細 かな 検 討 を 行 う 社 会 的 側 面 福 祉 施 策 労 働 施 策 との 連 携 により 居 住 支 援 等 に 取 組 む 民 間 市 場 の 各 種 サービスを 活 用 必 要 に 応 じて 入 居 拒 否 等 に 関 する 規 制 方 策 を 検 討 する 技 術 的 側 面 最 低 居 住 面 積 水 準 を 踏 まえ 大 阪 の 実 情 に 即 した 住 宅 の 広 さや 耐 震 化 や 不 燃 化 バリアフリー 化 等 の 住 宅 の 品 質 に 関 わる 内 容 について 検 討 する 平 成 23 年 度 以 降 の 新 た な 取 組 み( 当 面 3~5ヵ 年 ) 市 場 機 能 を 活 用 し た 住 宅 セ ー フ テ ィ ネ ッ ト の 構 築 住 宅 市 場 における 住 宅 確 保 要 配 慮 者 への 対 応 家 主 借 主 の 不 安 を 解 消 する 仕 組 みづくり 低 所 得 者 への 対 応 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 の 供 給 促 進 (H23 年 10 月 ~) 国 の 補 助 制 度 税 制 等 による 支 援 措 置 の 活 用 (H23 年 度 ~H27 年 度 ) 家 賃 減 額 補 助 による 低 所 得 者 向 けサービス 付 き 高 齢 者 住 宅 の 供 給 促 進 (H24 年 度 ~H27 年 度 ) 福 祉 部 と 連 携 した 指 導 監 督 による 適 正 な 運 営 の 確 保 (H24 年 度 ~) 住 宅 確 保 要 配 慮 者 の 居 住 安 定 の 確 保 福 祉 部 と 連 携 した 高 齢 者 障 がい 者 等 の 居 住 支 援 体 制 の 構 築 (H24 年 度 ~) 国 のリフォーム 補 助 事 業 の 活 用 による 住 宅 確 保 要 配 慮 者 の 入 居 促 進 (H24 年 度 ~H26 年 度 ) 高 齢 者 障 がい 者 向 け 住 宅 改 造 の 普 及 促 進 ( 建 築 技 術 者 の 育 成 等 ) 高 齢 者 障 がい 者 の 住 まいに 関 する 情 報 発 信 (H24 年 度 ~) 居 住 支 援 ネットワークの 構 築 行 政 不 動 産 関 係 団 体 との 意 見 交 換 会 の 実 施 (H23 年 度 )し 将 来 的 に 居 住 支 援 協 議 会 の 設 立 を 目 指 す(H26 年 度 以 降 ) 入 居 拒 否 等 への 対 応 ( 円 滑 入 居 安 心 居 住 の 取 組 み) 大 阪 あんしん 賃 貸 住 宅 支 援 事 業 の 充 実 と 登 録 拡 大 (H24 年 度 ~) 宅 地 建 物 取 引 業 者 に 対 する 指 導 監 督 基 準 の 適 正 な 運 用 (H23 年 1 月 ~) 家 賃 債 務 保 証 や 緊 急 時 等 のサービスの 活 用 手 法 等 についての 検 討 (H23 年 度 ~) 民 間 賃 貸 住 宅 トラブルの 防 止 賃 貸 住 宅 管 理 業 の 任 意 登 録 制 度 ( 国 )(H23 年 12 月 制 度 開 始 ) 退 去 時 の 原 状 回 復 トラブルに 係 るガイドラインの 改 訂 ( 国 )(H23 年 8 月 ) 原 状 回 復 トラブルを 防 止 するための 手 法 の 検 討 (H23 年 度 H24 年 度 ) 制 度 ガイドライン 等 の 周 知 啓 発 の 実 施 住 宅 バウチャー 制 度 の 国 ( 国 土 交 通 省 厚 生 労 働 省 )への 提 案 (H23 年 度 ) 制 度 提 案 後 の 施 策 展 開 の 検 討 (H24 年 度 ~) 支 援 制 度 のあり 方 ついて 検 討 国 の 社 会 保 障 と 税 の 一 体 改 革 における 生 活 支 援 戦 略 ( 仮 称 ) の 検 討 状 況 を 踏 まえた 検 討 生 活 支 援 戦 略 ( 仮 称 )の 実 施 ( 国 )(H25 年 度 ~H31 年 度 )
大 阪 府 における 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 の 検 討 経 過 について 1. 検 討 経 過 H22 年 10 月 大 阪 府 財 政 構 造 改 革 プラン( 案 )において 国 へ 制 度 提 言 を 行 う 旨 を 記 載 H23 年 1 月 福 祉 部 と 住 宅 まちづくり 部 で 検 討 会 議 を 設 置 し 検 討 を 開 始 H23 年 8 月 基 本 的 な 考 え 方 について 知 事 に 確 認 H23 年 9 月 定 例 府 議 会 における 質 疑 応 答 代 表 質 問 都 市 住 宅 常 任 委 員 会 H23 年 11 月 有 識 者 ( 住 宅 生 活 保 護 経 済 分 野 )との 意 見 交 換 国 土 交 通 省 及 び 厚 生 労 働 省 との 意 見 交 換 H24 年 1 月 方 向 性 及 び 提 案 内 容 について 知 事 に 確 認 H24 年 2 月 定 例 府 議 会 における 質 疑 応 答 代 表 質 問 H24 年 3 月 国 土 交 通 省 及 び 厚 生 労 働 省 へ 提 案 2. 制 度 提 案 にあたっての 論 点 (1) 支 給 対 象 世 帯 生 活 保 護 制 度 の 保 護 費 の 支 給 基 準 や 公 営 住 宅 の 入 居 収 入 基 準 など 収 入 分 位 による 一 律 の 基 準 だけではなく 真 に 困 窮 する 世 帯 に 対 して 支 援 を 行 う 必 要 がある (2) 支 給 対 象 住 宅 最 低 居 住 面 積 水 準 や 設 備 耐 震 性 など 住 宅 の 質 水 準 について どの 様 な 基 準 を 設 けるべきであるか 既 存 ストックの 状 況 も 踏 まえた 検 討 が 必 要 である (3) 支 給 の 考 え 方 ( 算 定 方 法 ) 支 援 が 必 要 な 支 給 対 象 世 帯 の 設 定 について 世 帯 人 員 所 得 家 賃 負 担 率 等 の 状 況 を 踏 まえた 検 討 が 必 要 である (4) 財 源 確 保 支 給 対 象 世 帯 を 広 げると 財 政 負 担 が 拡 大 することから 必 要 となる 事 業 費 の 確 保 策 について 多 方 面 からの 検 討 が 必 要 である (5) 生 活 保 護 制 度 との 関 係 低 所 得 者 に 対 するセーフティネットの 観 点 から 生 活 保 護 制 度 の 住 宅 扶 助 との 関 係 を 整 理 ( 制 度 間 調 整 や 一 元 化 など)する 必 要 がある
住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 の 提 案 について 人 口 減 少 高 齢 化 の 進 展 や 雇 用 不 安 など 社 会 情 勢 や 環 境 が 大 きく 変 化 する 中 生 活 ( 住 宅 ) 困 窮 者 の 増 加 が 見 込 まれるところですが 国 民 が 安 心 して 暮 らし ていくためには 生 活 基 盤 である 住 宅 の 確 保 が 重 要 であります 現 在 住 宅 セーフティネットとして 公 営 住 宅 や 生 活 保 護 ( 住 宅 扶 助 )など 複 数 の 政 策 が 用 意 されているところですが 住 宅 政 策 においては 公 営 住 宅 での 入 居 者 非 入 居 者 間 の 不 公 平 や コミュニティバランスの 低 下 による 日 常 活 動 の 維 持 等 が 問 題 視 されるとともに 民 間 賃 貸 住 宅 では 空 き 家 の 発 生 による 地 域 活 力 や 安 全 性 の 低 下 が 懸 念 されています また 福 祉 政 策 においては 厳 しい 雇 用 情 勢 が 続 く 中 とりわけ 生 活 保 護 受 給 世 帯 が 増 加 し 続 けており 低 所 得 者 に 対 する 第 2のセーフティネットを 強 化 することにより 生 活 保 護 に 移 行 しないような 仕 組 みづくりが 求 められていま す こうした 諸 課 題 に 対 応 し 居 住 の 安 定 を 図 るためには これまでの 公 営 住 宅 の 直 接 供 給 を 中 心 とした 政 策 から 住 宅 市 場 全 体 を 活 用 した 政 策 へと 大 きく 転 換 するとともに 生 活 保 護 制 度 ( 住 宅 扶 助 )の 見 直 しを 行 うことにより セー フティネットを 再 構 築 することが 必 要 です このため 大 阪 府 では 民 間 賃 貸 住 宅 に 入 居 する 低 所 得 者 に 対 して 家 賃 の 一 部 を 補 助 する 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 について 検 討 を 行 いました 本 制 度 の 導 入 により 低 所 得 者 に 対 するセーフティネットの 充 実 が 図 られると ともに 公 営 住 宅 をめぐる 諸 課 題 の 解 消 緩 和 や 民 間 住 宅 市 場 の 活 用 による 市 場 の 活 性 化 と 住 宅 の 質 の 向 上 などが 期 待 できるものです 制 度 創 設 にあたっては 公 営 住 宅 制 度 や 生 活 保 護 制 度 など 既 存 制 度 の 見 直 し が 必 要 であり 国 レベルにおいて 住 宅 政 策 福 祉 政 策 トータルの 設 計 や 議 論 が 不 可 欠 です つきましては 今 後 国 において 制 度 創 設 に 向 けた 本 格 的 な 検 討 を 早 期 に 開 始 していただくよう 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 について 別 添 のとお り 提 案 いたします 平 成 24 年 3 月 厚 生 労 働 大 臣 小 宮 山 洋 子 様 国 土 交 通 大 臣 前 田 武 志 様 大 阪 府 知 事 松 井 一 郎
住 宅 セーフティネットの 再 構 築 のための 提 案 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 の 提 案 について 平 成 24 年 3 月 大 阪 府
- 目 次 - 1. 制 度 の 概 要 (1) 制 度 の 必 要 性 (2) 支 給 対 象 (3) 制 度 を 導 入 することによる 効 果 2. 支 給 の 考 え 方 と 算 定 方 法 3. 想 定 される 財 源 確 保 策 2 3 4 5 7 1
1.(1) 制 度 の 必 要 性 人 口 減 少 高 齢 化 厳 しい 雇 用 情 勢 による 生 活 保 護 受 給 世 帯 の 増 加 第 2のセーフティネットの 必 要 性 公 営 住 宅 の 直 接 供 給 を 中 心 とした 住 宅 施 策 の 課 題 ( 入 居 者 非 入 居 者 間 の 不 公 平 コミュニティハ ランスの 低 下 ) 直 接 供 給 以 外 の 柔 軟 な 住 宅 政 策 の 必 要 性 民 間 住 宅 市 場 の 空 家 の 増 加 民 間 賃 貸 住 宅 のストックを 活 用 した 施 策 の 必 要 性 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 が 必 要 2
1.(2) 支 給 対 象 支 給 対 象 者 * 住 宅 市 場 において 適 正 な 家 賃 負 担 率 の 範 囲 内 で 一 定 の 居 住 水 準 を 有 する 住 宅 の 確 保 が 困 難 な 府 民 に 対 して 家 賃 補 助 ( 住 宅 バウチャー)を 支 給 する * 生 活 保 護 受 給 世 帯 公 営 住 宅 入 居 世 帯 も 対 象 とする 支 給 対 象 住 宅 * 最 低 居 住 面 積 水 準 設 備 ( 台 所 水 洗 便 所 収 納 洗 面 浴 室 ) 耐 震 性 を 有 する 住 宅 であること 面 積 基 準 については 市 場 の 現 状 等 に 鑑 み 別 途 基 準 を 設 けることも 考 えられるが 設 定 にあたっては 詳 細 な 検 討 が 必 要 3
1.(3) 制 度 を 導 入 することによる 効 果 低 所 得 者 に 対 するセーフティネットの 充 実 生 活 保 護 世 帯 への 移 行 の 抑 止 第 2のセーフティネットとして 生 活 保 護 への 移 行 を 抑 止 する 効 果 が 期 待 される 民 間 賃 貸 住 宅 の 質 の 向 上 ( 低 所 得 者 の 居 住 水 準 の 向 上 ) 要 件 を 満 たすためのリフォームや 建 替 えによる 住 宅 の 質 の 向 上 や 低 所 得 者 の 居 住 水 準 の 向 上 を 図 る ことができる 民 間 賃 貸 住 宅 市 場 の 活 性 化 空 家 となっている 民 間 賃 貸 住 宅 ストックの 活 用 が 図 られるとともに 住 宅 の 建 替 えやリフォームなどが 進 み 住 宅 市 場 全 体 の 活 性 化 が 図 られる 公 営 住 宅 をめぐる 諸 課 題 の 解 消 緩 和 公 営 住 宅 の 入 居 者 非 入 居 者 間 の 不 公 平 や 入 居 者 の 高 齢 化 によるコミュニティバランスの 低 下 などの 課 題 を 解 消 緩 和 できる 自 由 な 居 住 地 選 択 が 可 能 対 象 となる 住 宅 の 場 所 が 限 定 されないため ライフスタイルに 応 じて 自 由 な 居 住 地 選 択 が 可 能 となる 4
2. 支 給 の 考 え 方 と 算 定 方 法 1 民 間 賃 貸 住 宅 の 市 場 家 賃 基 準 家 賃 (AB)と 年 収 から 算 出 した 家 賃 負 担 限 度 額 (B)の 差 額 を 支 給 する なお 実 家 賃 (ABC)が 基 準 家 賃 (AB)を 上 回 る 場 合 の 差 額 (C)は 自 己 負 担 とし 実 家 賃 が 基 準 家 賃 を 下 回 る 場 合 は 当 該 実 家 賃 を 基 準 家 賃 とする 実 家 賃 A B C 基 準 家 賃 A B C B 家 賃 負 担 限 度 額 A 家 賃 補 助 額 自 己 負 担 額 B C A 家 賃 補 助 額 基 準 家 賃 - 家 賃 負 担 限 度 額 5
2. 支 給 の 考 え 方 と 算 定 方 法 2 AB B 基 準 家 賃 市 場 家 賃 単 価 最 低 居 住 面 積 水 準 ( 世 帯 人 員 別 の 市 場 家 賃 単 価 及 び 最 低 居 住 面 積 水 準 ) 世 帯 人 員 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 市 場 家 賃 単 価 1,818 1,521 1,233 1,213 1,156 ( 円 / m2 ) 最 低 居 住 表 の 市 場 家 賃 単 価 は 目 安 とし 25m2 30m2 40m2 50m2 57m2 面 積 水 準 て 府 内 全 域 の 中 位 置 を 記 載 市 場 家 賃 単 価 : 市 場 家 賃 の 中 位 値 を 地 域 ごとに 設 定 ( 府 内 8 地 域 ) 最 低 居 住 面 積 水 準 : 世 帯 人 員 に 応 じた 最 低 居 住 面 積 を 設 定 ( 住 生 活 基 本 計 画 に 基 づく) 家 賃 負 担 限 度 額 年 収 家 賃 負 担 限 度 率 12 家 賃 負 担 限 度 率 : 収 入 に 対 し 生 活 を 営 む 上 で 家 賃 として 負 担 できる 限 界 の 負 担 率 ( 住 宅 建 設 五 箇 年 計 画 に 基 づく) 家 賃 負 担 限 度 率 設 定 値 : 収 入 の16.5~24.1%( 世 帯 人 員 や 年 収 に 応 じて 設 定 ) 参 考 大 阪 府 で 実 施 した 場 合 の 対 象 世 帯 数 と 事 業 費 対 象 世 帯 数 : 約 60 万 世 帯 事 業 費 :1,783 億 円 (1 世 帯 あたり 月 額 単 純 平 均 額 :24,700 円 ) 障 がい 者 や 高 齢 者 世 帯 など バリアフリー 住 宅 を 必 要 とする 世 帯 に 対 し ては 一 般 住 宅 との 標 準 的 な 家 賃 差 額 を 加 算 する 6
3. 想 定 される 財 源 確 保 策 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 )に 要 する 事 業 費 の 財 源 として 以 下 の 事 業 費 を 活 用 する この 他 既 存 の 公 営 住 宅 事 業 やセーフティネット 事 業 の 組 替 えに よる 財 源 の 確 保 も 考 えられる 生 活 保 護 の 住 宅 扶 助 分 * 生 活 保 護 の 住 宅 扶 助 に 係 る 財 源 を 活 用 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 * 公 営 住 宅 の 整 備 等 の 交 付 金 額 の 一 部 を 活 用 公 営 住 宅 資 産 の 活 用 * 市 場 家 賃 化 による 家 賃 収 入 や 資 産 の 売 却 による 収 入 の 運 用 益 など 公 営 住 宅 資 産 を 活 用 7
結 び 大 阪 府 においては 住 宅 セーフティネットの 再 構 築 や 低 所 得 者 に 対 するセーフティネットの 充 実 等 に 資 する 住 宅 バウチャー( 家 賃 補 助 ) 制 度 の 検 討 を 行 いました なお 導 入 には 財 源 の 確 保 に 加 え 生 活 保 護 制 度 との 整 合 性 の 確 保 事 務 処 理 体 制 の 構 築 など 検 討 をさらに 深 める 必 要 があります 制 度 創 設 にあたっては 既 存 制 度 の 枠 組 みを 超 えた 幅 広 い 議 論 を 行 う 必 要 があり 国 において 制 度 導 入 に 向 けた 本 格 的 な 検 討 を 開 始 さ れるよう 本 提 案 書 を 作 成 したものです 今 後 地 方 として 議 論 に 参 画 させていただきたいと 考 えています 8