は5% 制 限 税 率 は6% 市 町 村 税 の 標 準 税 率 は 12.3% 制 限 税 率 は 14.7%となって いる また 都 道 府 県 税 である 法 人 事 業 税 ( 所 得 課 税 部 分 )の 標 準 税 率 は 5%~ 9.6% 制 限 税 率 は 1.1 倍 などとなって



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はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

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(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

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(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

Transcription:

平 成 16 年 度 税 制 改 正 に 関 する 要 望 書 は じ め に わが 国 経 済 の 喫 緊 の 課 題 は デフレの 克 服 内 需 拡 大 特 に GDPの6 割 を 占 める 個 人 消 費 を 中 心 とした 民 間 需 要 の 回 復 にある 税 制 の 見 直 しは これらの 課 題 を 解 決 するうえで 多 くの 企 業 を 活 性 化 さ せ また 個 人 の 消 費 意 欲 を 刺 激 するなど その 果 たす 役 割 は 極 めて 重 要 である また 来 年 は5 年 ごとに 見 直 される 公 的 年 金 制 度 の 改 正 期 にあたり 年 末 には 政 府 案 が 決 定 する 運 び となっている 今 回 の 改 革 は 団 塊 の 世 代 が 現 役 世 代 にとどまっている 最 後 の 時 期 にあたるため 抜 本 改 革 の 最 後 のチャンスであるともいわれている 公 的 年 金 への 信 頼 性 の 向 上 を 図 るために 平 成 12 年 の 国 会 において 2004 年 までに 安 定 した 財 源 を 確 保 し 国 庫 負 担 ( 税 金 投 入 )の 割 合 を 現 行 の3 分 の1から2 分 の1に 引 上 げること を 決 めているが そ の 財 源 措 置 については これまでのところ 何 ら 言 及 されていない こうした 中 政 府 税 調 を 中 心 に 安 定 財 源 は 消 費 税 ( 税 率 引 上 げ)に 求 めるべき との 意 見 が 見 受 け られるが 現 下 の 不 透 明 な 景 気 情 勢 の 中 にあっては 国 民 の 将 来 に 対 する 不 安 要 因 を 増 幅 させ ますま す 消 費 意 欲 の 減 退 をもたらしかねない そのため 消 費 税 率 の 見 直 しについては 慎 重 に 検 討 されるべ きであり 景 気 回 復 が 軌 道 に 乗 った 段 階 で 国 と 地 方 の 行 財 政 改 革 の 進 捗 状 況 と 国 民 所 得 に 占 める 租 税 負 担 率 と 社 会 保 障 負 担 率 とのバランスの 中 で 考 えていく 必 要 がある なお 平 成 15 年 度 税 制 改 正 において 研 究 開 発 設 備 投 資 相 続 税 贈 与 税 の 分 野 では 多 くの 点 で 改 善 が 図 られ 評 価 されるところであるが 一 方 外 形 標 準 課 税 の 導 入 同 族 会 社 の 留 保 金 課 税 住 宅 土 地 自 動 車 関 連 税 制 交 際 費 課 税 に 関 しては 中 小 企 業 の 立 場 に 配 慮 した 改 正 が 行 われたも のの 多 くの 課 題 を 残 すこととなった そこで 当 所 では 一 刻 も 早 く 景 気 回 復 を 軌 道 に 乗 せることが 重 要 であるとの 認 識 のもと 産 業 競 争 力 の 強 化 や 中 小 企 業 を 支 援 する 観 点 から 次 の 項 目 を 掲 げて 重 点 的 に 要 望 する 1. 法 人 所 得 課 税 の 実 効 税 率 を 引 下 げること わが 国 における 法 人 税 法 人 住 民 税 法 人 事 業 税 を 合 わせた 法 人 所 得 課 税 の 実 効 税 率 は 40.87%に 達 し 欧 州 主 要 国 と 比 べて 高 い 水 準 にあるので わが 国 法 人 企 業 の 国 際 競 争 力 を 確 保 する 観 点 から 基 本 税 率 のさらなる 引 下 げ 等 法 人 所 得 課 税 の 実 効 税 率 の 引 下 げに 向 けた 見 直 し を 行 うべきである なお 政 府 において 法 人 住 民 税 法 人 事 業 税 における 制 限 税 率 については これを 緩 和 もしくは 撤 廃 する 方 向 で 検 討 との 報 道 がなされているが このような 見 直 しは 法 人 所 得 課 税 の 実 効 税 率 が 上 昇 するおそれがあるため 慎 重 にすべきである 参 考 : 現 在 の 法 人 住 民 税 ( 法 人 税 割 部 分 )の 仕 組 みでは 都 道 府 県 税 の 標 準 税 率

は5% 制 限 税 率 は6% 市 町 村 税 の 標 準 税 率 は 12.3% 制 限 税 率 は 14.7%となって いる また 都 道 府 県 税 である 法 人 事 業 税 ( 所 得 課 税 部 分 )の 標 準 税 率 は 5%~ 9.6% 制 限 税 率 は 1.1 倍 などとなっている 2. 中 小 企 業 軽 減 税 率 の 適 用 所 得 金 額 を2 倍 程 度 に 引 上 げること 昭 和 56 年 に 適 用 所 得 金 額 が800 万 円 に 引 上 げられてから20 年 以 上 が 経 過 しており 軽 減 税 率 適 用 所 得 金 額 を2 倍 程 度 引 上 げることが 必 要 である 3. 地 方 税 財 源 の 改 革 を 実 現 させて 外 形 標 準 課 税 は 廃 止 すること 当 所 では かねてより 国 から 地 方 への 税 源 移 譲 等 を 主 張 するとともに 国 税 と 地 方 税 の 課 税 標 準 を 同 じにした 上 で 現 行 の 法 人 事 業 税 と 法 人 住 民 税 等 を 廃 止 し 単 一 税 率 の 地 方 法 人 税 ( 仮 称 )を 創 設 す ること 法 人 基 本 税 ( 仮 称 )を 創 設 すること 等 外 形 標 準 課 税 の 導 入 に 頼 らない 抜 本 的 な 地 方 税 改 革 に ついても 提 言 をしてきたところである こうした 改 革 への 取 り 組 みが 不 十 分 なまま 平 成 16 年 度 より 資 本 金 1 億 円 超 の 法 人 を 対 象 に 外 形 標 準 課 税 を 導 入 することには 反 対 であり 廃 止 を 含 めて 再 検 討 すべきである 4. 中 小 企 業 の 事 業 承 継 を 円 滑 にするために 以 下 の 税 制 措 置 を 講 じること 1 欧 州 諸 国 の 例 に 見 られるように 5 年 程 度 の 事 業 の 継 続 を 前 提 に 少 なくとも 相 続 税 評 価 額 の5 割 を 控 除 できるような 制 度 を 創 設 すること 2 取 引 相 場 のない 株 式 の 評 価 方 法 について 更 なる 見 直 しを 図 ること 例 えば 類 似 業 種 比 準 方 式 での 評 価 に 際 しては 大 会 社 中 会 社 小 会 社 ともに 斟 酌 率 を0.5と するなどの 改 善 を 図 ること 3 非 上 場 株 式 の 譲 渡 によって 譲 渡 益 が 生 じた 場 合 には 上 場 株 式 の 譲 渡 益 課 税 と 同 様 の 税 率 を 適 用 すること 4 相 続 人 が 相 続 税 の 納 税 資 金 確 保 のために 会 社 へ 自 己 株 式 を 売 却 した 場 合 現 行 では 上 場 株 式 は 譲 渡 益 課 税 されるのに 対 し 非 上 場 株 式 はみなし 配 当 とされて 総 合 課 税 されており 納 税 しようとする 者 に 対 して 過 重 な 税 負 担 となっている

このため 非 上 場 株 式 の 会 社 への 売 却 について 上 場 株 式 と 同 様 に 譲 渡 益 課 税 と すること 5. 同 族 会 社 の 留 保 金 課 税 制 度 を 全 廃 すること 平 成 15 年 度 の 税 制 改 正 では 自 己 資 本 比 率 が50% 以 下 の 中 小 法 人 ( 資 本 金 1 億 円 以 下 )に 限 って 平 成 15 年 4 月 1 日 から 平 成 18 年 3 月 31 日 までの 間 に 開 始 する 事 業 年 度 について 留 保 金 課 税 を 停 止 す る 措 置 がとられたが 法 人 税 率 と 所 得 税 最 高 税 率 との 格 差 が 大 幅 に 縮 小 されており もはや 課 税 の 根 拠 を 失 っているので 同 族 会 社 の 留 保 金 課 税 制 度 は 全 廃 すべきである 6. 欠 損 金 の 繰 越 し 控 除 の 期 間 を 延 長 するとともに 欠 損 金 の 繰 戻 し 還 付 を 認 めること ゴーイング コンサーン( 継 続 事 業 体 )としての 企 業 への 課 税 においては 事 業 年 度 が 事 業 成 果 を 算 定 するために 人 為 的 に 設 けられた 期 間 であることから 期 間 損 益 を 事 業 年 度 にまたがって 通 算 することが 合 理 的 である こうした 観 点 から 欠 損 金 の 繰 越 し 繰 戻 し 還 付 制 度 は 国 際 的 にみて 普 遍 的 に 認 められており 例 え ば アメリカでは20 年 間 の 繰 越 し 控 除 2 年 間 の 繰 戻 し 還 付 が 認 められ イギリスにおいても 無 期 限 の 繰 越 し 控 除 1 年 間 の 繰 戻 し 還 付 が 認 められている わが 国 においても 欠 損 金 の 繰 越 し 控 除 期 間 を10 年 間 程 度 に 延 長 するとともに 租 税 特 別 措 置 にお いて 凍 結 されている 繰 戻 し 還 付 の 凍 結 をただちに 解 除 すべきである 7. 貸 倒 損 失 貸 倒 引 当 金 に 関 する 税 務 処 理 は 企 業 会 計 基 準 に 合 わせたものにすること 不 良 債 権 処 理 に 関 しては 企 業 会 計 基 準 と 法 人 税 法 による 取 扱 いが 一 致 していない すなわち 企 業 会 計 基 準 では 不 良 債 権 が 発 生 した 場 合 将 来 の 取 り 立 て 見 込 み 不 能 額 を 貸 倒 引 当 金 として 計 上 する 必 要 がある 他 方 法 人 税 法 は 課 税 対 象 となる 所 得 が 過 少 に 計 算 されることのないよう 償 却 できる 基 準 を 厳 格 にしている このため 銀 行 の 自 己 査 定 で 実 質 破 たん 先 となったものであっても 税 法 上 では 法 的 整 理 や 担 保 処 理 などにより 損 失 が 最 終 的 に 確 定 するまでは 有 税 償 却 を 余 儀 なくされている 企 業 会 計 と 税 法 上 の 整 合 性 を 図 るためにも また 不 良 債 権 の 最 終 処 理 を 円 滑 に 進 める 観 点 からも 貸 倒 損 失 または 貸 倒 引 当 金 の 税 務 処 理 は 企 業 会 計 基 準 に 合 わせたものにすべきである

8.デフレ 克 服 内 需 の 拡 大 に 寄 与 する 住 宅 土 地 自 動 車 関 連 の 税 制 改 正 を 行 うこと 住 宅 土 地 投 資 や 自 動 車 の 買 い 替 えについては 大 規 模 な 需 要 創 出 効 果 が 期 待 できる そこで 次 の 措 置 を 講 じるべきである 1 住 宅 ローン 税 額 控 除 制 度 の 適 用 期 間 を 延 長 すること 2 住 宅 ローン 利 子 の 所 得 控 除 制 度 を 創 設 すること 3 省 エネ 防 災 バリアフリー 等 の 良 質 な 住 宅 の 普 及 促 進 を 図 るため 新 築 と 増 改 築 についての 優 遇 税 制 措 置 等 を 講 ずること 例 えば:(ⅰ) 新 耐 震 基 準 に 合 った 住 宅 に 建 替 えた 場 合 には 固 定 資 産 税 の 軽 減 や 税 額 控 除 制 度 の 導 入 を 図 ること (ⅱ) 法 人 個 人 の 事 業 用 建 物 をリフォームし 賃 貸 住 宅 に 再 生 する 場 合 リフ ォーム 工 事 費 用 を 当 該 年 度 に 一 括 して 特 別 償 却 できるようにすること (ⅲ) リフォームローンについては 償 還 期 間 要 件 ( 現 行 10 年 以 上 )を3 年 以 上 に 短 縮 するとともに 適 用 工 事 対 象 に バリアフリー 工 事 や 省 エネルギー 工 事 を 加 えること (Ⅳ) 住 宅 取 得 資 金 贈 与 の 特 例 での 対 象 となるリフォーム 工 事 費 用 を 100 万 円 以 上 ( 現 行 1000 万 円 以 上 )とすること (Ⅴ) 住 宅 ローン 減 税 の 対 象 とならない 自 費 による 住 宅 のリフォームに 対 する 税 額 控 除 制 度 を 創 設 すること 4 自 己 用 住 宅 の 買 い 替 えを 促 進 するために 売 却 における 譲 渡 損 失 繰 越 し 控 除 制 度 の 適 用 期 限 の 延 長 と 過 去 5 年 以 上 所 有 となっている 所 有 期 間 要 件 や 譲 渡 資 産 に 係 るローン 残 高 要 件 を 廃 止 すること 5 土 地 活 用 を 促 進 するため 個 人 の 不 動 産 取 得 における 土 地 取 得 のための 借 入 金 利 子 を 損 益 通 算 の 対 象 から 除 外 するという 措 置 を 廃 止 すること 6 土 地 が 他 の 資 産 より 有 利 として 重 く 課 税 している 個 人 の 長 期 土 地 譲 渡 所 得 課 税 は 土 地 の 流 動 化 を 阻 害 しているので 税 率 26%を20% 程 度 に 軽 減 すること 7 事 業 用 資 産 の 買 い 替 えを 促 進 する 観 点 から 事 業 用 資 産 の 買 い 替 え 特 例 の 繰 り 延

べ 割 合 について 現 行 の80%を100%に 引 上 げること 8 特 別 土 地 保 有 税 については 平 成 15 年 度 の 税 制 改 正 の 中 で 当 分 の 間 課 税 を 停 止 すること が 決 定 しているが 土 地 の 有 効 活 用 を 促 進 する 観 点 から ただちに 廃 止 すること 9 自 動 車 取 得 税 については 新 車 の 購 買 意 欲 を 削 ぐ 税 制 となっており また 消 費 税 との 二 重 課 税 にもなっているので 廃 止 すること なお ただちに 廃 止 できない 場 合 には 駆 け 込 み 需 要 を 期 待 して 景 気 回 復 が 図 ら れるまでの 当 分 の 間 暫 定 的 な 措 置 として 課 税 を 停 止 すること 9. 証 券 市 場 の 活 性 化 のために 以 下 の 見 直 しを 行 うこと 1 上 場 株 式 等 の 相 続 税 評 価 額 を2 分 の1に 軽 減 させること 2 株 式 譲 渡 益 配 当 にかかる 税 率 10%の 適 用 期 限 を 無 期 限 にすること 3 株 式 譲 渡 損 失 の 繰 越 し 期 間 を3 年 から5 年 以 上 に 延 長 すること 10. 設 備 投 資 を 支 援 するために 以 下 の 見 直 しを 行 うこと 1 建 物 設 備 機 械 の 経 済 耐 用 年 数 に 合 わせて 償 却 期 間 の 短 縮 を 行 うこと 2 法 定 耐 用 年 数 を 経 過 した 固 定 資 産 について 備 忘 価 格 (1 円 )まで 減 価 償 却 ができ るようにすること 3 事 業 用 定 期 借 地 権 上 の 建 物 の 法 定 耐 用 年 数 を 短 縮 させること 11. 創 業 ベンチャー 企 業 を 支 援 するために 以 下 の 見 直 しを 行 うこ と 1 起 業 家 ベンチャー 企 業 への 投 資 ロスと 他 の 所 得 との 損 益 通 算 を 認 めること 2 起 業 家 ベンチャー 企 業 への 投 資 額 の30%について 税 額 控 除 を 認 めること 3 創 業 後 5 年 間 に 生 じた 欠 損 金 の 繰 越 し 控 除 を 無 期 限 で 認 めること

12. 交 際 費 への 課 税 方 法 について 更 なる 見 直 しを 行 うこと 景 気 を 一 刻 も 早 く 回 復 させるためには 国 内 消 費 を 拡 大 させることが 第 一 であることから 暫 定 的 な 措 置 として 定 額 控 除 額 全 額 の 損 金 算 入 を 認 める 大 法 人 にも 損 金 算 入 を 認 める 等 の 更 なる 見 直 しを 図 るべきである なお 国 税 当 局 は 通 達 に 基 づいて 交 際 費 に 該 当 するか 否 かを 判 断 しているため 税 収 確 保 の 見 地 から 社 会 通 念 上 必 要 とされるべき 交 際 費 ( 例 えば 慶 弔 費 用 )まで 課 税 範 囲 に 含 めているケースがあ り 見 解 の 相 違 が 見 受 けられるが 租 税 法 律 主 義 の 立 場 からも 課 税 要 件 をきちんと 法 令 に 規 定 すべきで ある 13. 印 紙 税 の 負 担 軽 減 と 簡 素 化 を 図 ること 印 紙 税 は 課 税 文 書 の 作 成 の 有 無 記 載 金 額 により 税 額 が 異 なるため 特 に 領 収 書 手 形 不 動 産 の 売 買 建 築 請 負 契 約 書 に 係 る 印 紙 税 については 事 務 処 理 を 含 めて 企 業 にとって 大 きな 負 担 となって おり その 結 果 商 取 引 の 活 発 化 円 滑 化 に 支 障 をきたすものとなっている よって 印 紙 税 については 課 税 金 額 を 大 幅 に 引 下 げるとともに 仕 組 みの 簡 素 化 を 図 り 廃 止 の 方 向 で 検 討 を 始 めるべきである 14. 課 税 が 停 止 されている 企 業 年 金 に 係 る 特 別 法 人 税 は 速 やか に 廃 止 すること 平 成 15 年 度 の 税 制 改 正 により 企 業 年 金 に 係 る 特 別 法 人 税 は 平 成 17 年 3 月 31 日 まで 課 税 が 停 止 されているが 確 定 拠 出 型 年 金 などの 新 たな 企 業 年 金 の 普 及 を 図 る 観 点 から 企 業 年 金 に 係 る 特 別 法 人 税 は 速 やかに 廃 止 すべきである 15. 延 滞 税 の 税 率 を7% 程 度 に 引 下 げること 延 滞 税 の 税 率 14.6%は 金 融 機 関 からの 借 入 金 利 息 との 格 差 が 大 きく 制 裁 的 遅 延 損 害 金 として の 性 格 が 強 調 され 過 ぎている 特 に 前 払 い 的 な 性 格 を 有 する 予 定 納 税 に 対 してまでも 納 税 が 遅 れた ことを 理 由 に 過 重 な 延 滞 税 を 課 すことは 納 税 行 政 に 対 する 信 頼 性 を 著 しく 損 なうものである よって 延 滞 税 の 税 率 は7% 程 度 に 引 下 げるべきである

16.PFI 事 業 の 特 性 に 適 合 した 税 制 の 導 入 を 図 ること PFI 事 業 の 特 性 に 則 した 税 制 措 置 の 未 整 備 により 対 象 となる 公 共 サービスの 内 容 属 性 にふさわし い 事 業 方 式 の 選 択 を 歪 めているので 以 下 のような 税 制 の 導 入 を 図 るべきである 1 登 録 免 許 税 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 不 動 産 取 得 税 の 軽 減 措 置 を 導 入 すること 2 PFI 事 業 の 契 約 期 間 に 応 じた 減 価 償 却 制 度 を 導 入 すること 3 大 規 模 な 修 繕 積 立 金 や 更 新 費 に 相 当 する 部 分 については 法 人 税 の 課 税 対 象 か ら 除 外 して 非 課 税 となるような 措 置 を 導 入 すること 以 上