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個 人 情 報 の 大 切 さを 認 識 し 個 人 情 報 を 簡 単 に 漏 らさないことが 自 分 を 守 ることにつながると 考 えられる 子 どもの 育 成 を 目 指 して 鳳 徳 小 学 校 奥 山 さおり 1. 子 どもたちにつけたい 力 情 報 化 の 進 展 に 伴 い 学 校 にも 校 内 LAN が 導 入 され 家 庭 にも 情 報 機 器 が 普 及 し 情 報 化 の 影 の 問 題 が 顕 著 化 している そのため 情 報 モラル 教 育 の 重 要 性 が 叫 ばれているが 日 常 社 会 でやってはいけないことは 情 報 社 会 でもやってはいけない 日 常 社 会 と 同 じモ ラル 自 分 や 相 手 を 思 いやる 心 を 大 切 にする 気 持 ちを 持 ちながら 望 ましい 行 動 がとれる 力 を 育 成 しなければならない 情 報 モラルを 学 ぶ 上 で 児 童 が 自 分 の 個 人 情 報 についての 認 識 を 深 めることは 第 一 歩 なの ではないかと 考 えた 個 人 情 報 は 特 定 の 個 人 が 識 別 される 本 人 の 予 期 しないところで 悪 用 される 恐 れもある 日 常 社 会 でも 同 じように 個 人 情 報 を 安 易 に 教 えることは 危 険 あ るが ネット 社 会 ではさらに 情 報 の 収 集 が 容 易 である また 誰 でも 公 平 にアクセスでき 悪 意 の 持 った 人 に 利 用 されてしまう 可 能 性 も 高 くなる インターネットやデジタル 化 され た 情 報 の 特 性 を 理 解 し 自 分 や 他 人 を 守 るために 個 人 情 報 の 扱 いに 十 分 配 慮 することが 大 切 であり 個 人 情 報 を 漏 らさないことが 自 分 や 友 達 を 守 ることにつながると 考 えられる 子 どもに 育 てたいと 考 えた さらに インターネットの 情 報 を 取 り 扱 う 際 に 身 につける べき 態 度 や 情 報 化 社 会 でのマナーやルールについて 考 えることで 自 分 自 身 や 周 りの 人 画 面 の 向 こうにいる 相 手 を 大 切 にする 心 を 育 てていきたい 2. 授 業 を 通 して インターネットには 光 と 影 の 部 分 がある これまで 子 どもたちが 体 験 してきたのは インターネットを 道 具 として 有 効 に 活 用 する 光 の 部 分 が 多 い しかし 日 常 生 活 でも クラスメイトの 電 話 番 号 を 聞 き 出 そうとする 不 審 な 電 話 子 ど もたちの 興 味 ある 内 容 のアンケートなど 個 人 情 報 に 関 する 問 題 はある 同 じように ネッ ト 上 でも 個 人 情 報 を 漏 らしてしまう 可 能 性 は 大 いにある 情 報 社 会 では さらに 情 報 の 収 集 が 容 易 であり 多 種 多 様 である また コンピュータの 画 面 が 目 の 前 にあることで 画 面 の 向 こうにいる 相 手 を 意 識 しにくい 今 回 の 授 業 では 人 の 親 切 心 を 利 用 して 個 人 情 報 を 聞 き 出 す 手 口 を 資 料 として 取 り 扱 い 問 題 点 や 対 処 法 について 考 えさせたい また 個 人 情 報 の 種 類 や 利 用 のされ 方 につい て 知 り 個 人 情 報 の 大 切 さを 認 識 させたい そして 個 人 情 報 保 護 の 態 度 について 一 緒 に 考 えていきたい

情 報 モラル 学 習 指 導 案 京 都 市 立 鳳 徳 小 学 校 指 導 者 奥 山 さおり 1. 日 時 平 成 18 年 2 月 7 日 ( 火 )5 校 時 14:00~ 2. 学 級 第 4 学 年 2 組 21 人 3. 教 材 名 情 報 モラル 個 人 情 報 学 級 活 動 4. 教 材 を 通 して 情 報 化 社 会 の 中 で インターネットは 容 易 に 情 報 を 得 られる 情 報 源 の 一 つである また 誰 でも 簡 単 に 情 報 を 発 信 することが 可 能 である 実 際 に 出 逢 うことのできないようなさま ざまな 人 々と 交 流 でき 情 報 交 換 できるが 一 方 で 必 ずしもリアルコミュニケーションを 伴 わないために 人 に 対 しているという 意 識 が 薄 れてしまう インターネットにアクセス している 自 分 自 身 が 生 身 の 人 間 であると 同 様 に 画 面 の 向 こう 側 にいる 相 手 も 生 身 の 人 間 である その 自 覚 がないまま インターネットを 利 用 することでトラブルに 巻 き 込 まれる 可 能 性 は 十 分 に 考 えられる 本 時 は 個 人 情 報 について 学 習 する ここでは 人 の 親 切 心 を 利 用 して 個 人 情 報 を 聞 き 出 す 手 口 を 資 料 として 取 り 扱 い 問 題 点 や 対 処 法 について 考 えさせたい また 個 人 情 報 の 種 類 や 利 用 のされ 方 について 知 り 個 人 情 報 の 大 切 さを 認 識 させたい そして 個 人 情 報 保 護 の 態 度 について 一 緒 に 考 えていきたい 5. 本 時 の 目 標 個 人 情 報 の 重 要 性 を 認 識 し 個 人 情 報 保 護 の 態 度 を 養 う 6. 本 時 の 展 開 学 習 活 動 主 な 発 問 支 援 留 意 点 評 価 の 視 点 1.インターネッ トについて 考 える インターネットでいろいろなことを 調 べ てみてどうでしたか 検 索 ページを 提 示 することで 想 起 しやす いようにする ( 楽 しさ 便 利 さ) 2.あるページの 内 容 について 話 し 合 う 環 境 について 調 べていると こんなページ がありました あなたならどうしますか 自 分 の 考 えと 友 達 の 意 見 を 比 較 しながら どうすればいいか 自 分 なりに 考 えられる ようにする 3. 個 人 情 報 につ いて 知 る 名 前 や 電 話 番 号 住 所 のような 個 人 を 特 定 できる 情 報 を 個 人 情 報 といいます 個 人 情 報 を 簡 単 に 入 力 してしまうと 悪 用 されてしまう 場 合 があることを 知 らせ 個

人 情 報 の 大 切 さについて 気 づかせる ほかにどんなものが 個 人 情 報 なのか 知 ら せる 自 分 の 個 人 情 報 が 大 切 であると 同 時 に 友 達 の 個 人 情 報 も 大 切 であることを 気 づか せる 個 人 情 報 を 守 るために どうしたらいいの でしょう 困 ったときは 親 先 生 に 相 談 することの 大 切 さに 気 づかせる 悪 質 な 場 合 もあるが そうでない 場 合 もあ ることを 知 らせ 立 ち 止 まって 考 えること が 大 切 であることを 知 らせる 個 人 情 報 の 危 険 性 について 考 えることが できる 4.インターネッ トを 利 用 する 際 大 切 にす ることを 考 え る 7. 板 書 計 画 これからインターネットを 利 用 するとき どんなことに 気 をつけたらいいか 考 えて みましょう インターネット 楽 しい たくさんの 情 報 便 利 応 えんする 応 えんしない 個 人 情 報 大 切 なもの むやみに 登 録 しない 立 ち 止 まって 考 えよう 困 ったときは 相 談 しよう!

3. 日 常 の 取 組 を 通 して 本 校 では 昨 年 度 からの 校 内 LAN の 導 入 により 教 育 メディアを 有 効 に 活 用 し 共 に 学 び 合 う 子 を 育 てる~ 校 内 LAN を 活 用 した 指 導 の 工 夫 を 通 して という 研 究 主 題 を 設 定 し 教 育 活 動 のさらなる 充 実 子 どもの 心 に 届 く 授 業 の 工 夫 や 創 造 に 向 けて 算 数 科 を 中 心 に 研 究 を 進 めています コンピュータを 利 用 したプレゼンテーション 画 面 や 学 習 コンテンツを 課 題 の 提 示 や 資 料 まとめなどに 利 用 した 校 内 LAN を 有 効 に 活 用 し 授 業 を 改 善 し 分 かる 授 業 を 展 開 す ることにより 子 どもに 確 かな 学 力 を 身 につけさせたいと 考 え 取 組 を 進 めてきた また インターネットによる 情 報 収 集 観 察 記 録 や 感 想 文 国 語 の 新 聞 図 工 でのアニメ ーション 作 りをコンピュータで 作 成 するなど 様 々な 教 科 において 情 報 活 用 能 力 を 育 ん できた また 学 び 合 うために 不 可 欠 な コミュニケーション 能 力 については 算 数 科 におけ る 聞 く 話 す 伝 える に 関 する 系 統 的 指 導 を 踏 まえ 自 分 の 思 いや 考 えを 相 手 の 気 持 ちを 考 えて 伝 えることができるよう 情 報 モラル や 国 語 科 の 指 導 とも 関 連 付 けて 指 導 を 進 めてきた 情 報 メディアを 情 報 収 集 や 思 いを 伝 える 道 具 として 活 用 する 中 で インターネット 上 で のマナーやルールを 学 習 している ~してはいけない という 禁 止 ばかりから 進 めるので はなく 自 分 や 相 手 の 心 を 大 切 にするには どのようにすればよいか ということを 考 え るようにしている 道 徳 教 育 と 共 に 情 報 モラル 学 習 でも 様 々な 疑 似 体 験 や 話 し 合 いを 通 して 考 えを 深 めることで 自 分 や 相 手 を 大 切 にしながら 正 しく 判 断 できる 子 どもの 育 成 を 目 指 したい 4. 実 践 を 終 えて 授 業 を 終 えて 成 果 として 次 のようなことが 挙 げられる 個 人 情 報 とは どんなものであるかをすべての 子 が 理 解 できた 自 分 の 個 人 情 報 を 漏 らさないことは 自 分 自 身 を 守 ることにつながるということを 7 割 の 子 (14 人 )が 認 識 できた インターネット 内 には 悪 質 なものもあることを 知 り じっくり 立 ち 止 まって 考 える ことの 大 切 さに 9 割 (19 人 )が 気 づくことができた

自 分 だけで 判 断 できないときには 一 人 で 悩 まず 周 りの 大 人 に 相 談 すればよいという ことを 伝 えることで 安 心 できた 課 題 としては 次 のようなことが 考 えられる 3 割 の 子 (7 人 )は 個 人 情 報 はむやみに 人 に 教 えてはいけないということは 理 解 で きたが それが 自 分 を 守 るということにつながるということを 意 識 できているかどうか ワークシートの 記 述 からは わからなかった 立 ち 止 まって 考 える ことを 実 践 してみようと 考 える 子 は 9 割 いたが どのような 点 を 考 えるべきなのかを 理 解 するまでに 至 っていない 子 もいた インターネットでは 目 の 前 は 画 面 であるけれど 画 面 の 向 こうには 人 がいることを 認 識 させることが 弱 かった 考 える 際 に 確 認 する 考 えるポイントを 詳 しく 説 明 する 必 要 があった また 実 際 に 個 人 情 報 を 署 名 させ インターネットでは 消 すことも 取 り 戻 すこともできないことを 認 識 できるようにすると じっくり 考 えることの 大 切 さや 画 面 の 向 こうの 相 手 を 認 識 させる ことがさらにできたと 考 える 今 回 の 実 践 を 通 して 個 人 情 報 をむやみに 人 に 教 えては 危 険 なことにつながるかもし れない という 意 識 が 備 わった 同 時 に 情 報 を 鵜 呑 みにする 危 険 性 についても 考 えるこ とができた 実 践 後 の 情 報 モラル 学 習 チェーンメール についての 授 業 でも メールア ドレスも 個 人 情 報 であることを 認 識 し 自 分 が 将 来 携 帯 電 話 やパソコンを 持 った 際 には 信 用 できる 人 にしか 教 えないと 答 えていた また 本 実 践 で 学 習 した 立 ち 止 まって 考 え る ことを 生 かして チェーンメールに 関 しても じっくり 検 討 している 児 童 が 多 かった 今 後 も 情 報 化 社 会 の 中 で 目 の 前 にある 情 報 が 自 分 にとって 必 要 な 情 報 なのかを 判 断 したり 真 偽 性 を 検 証 したりしながら インターネットを 活 用 していく 力 を 育 むために よりよい 情 報 教 育 のあり 方 を 考 え 実 践 していきたい