電 動 車 いす 取 扱 説 明 書 EMC-240/250 型 EMC-150 型 この 取 扱 説 明 書 は ご 使 用 前 にご 本 人 及 び 介 助 者 が 必 ずよくお 読 みください また いつも 身 近 において 分 からないことがあり ましたらこの 取 扱 説 明 書 をお 読 みください
はじめに ごあいさつ この 度 は イマセン 電 動 車 いすをお 買 い 上 げいただきましてあ りがとうございます この 取 扱 説 明 書 には 正 しい 取 り 扱 いや 簡 単 な 手 入 れの 方 法 に ついて 記 載 してあります ご 使 用 前 にご 本 人 及 び 介 助 者 が 必 ずよ くお 読 みください 電 動 車 いすを 安 全 にご 使 用 いただき 皆 様 の 日 常 生 活 のお 役 に 立 てることを 願 っております お 願 い 品 質 改 良 のためお 手 元 の 製 品 とこの 取 扱 説 明 書 の 内 容 イラス トの 一 部 が 異 なる 場 合 がありますのでご 了 承 ください 電 動 車 いすを 他 人 に 貸 す 場 合 は 取 り 扱 い 方 法 をよく 説 明 し ご 使 用 前 に 取 扱 説 明 書 を 必 ず 読 むように 指 導 してください 電 動 車 いすを 譲 渡 するときは この 取 扱 説 明 書 を 一 緒 に 引 き 渡 してください 公 道 で 使 用 する 場 合 道 路 交 通 法 で 定 められた 電 動 車 いすの 定 義 より 外 れるものについては 最 寄 りの 警 察 署 長 の 承 認 をお 取 り ください 補 修 用 部 品 の 供 給 年 限 について この 製 品 の 補 修 用 部 品 の 供 給 年 限 ( 期 間 )は 製 品 販 売 打 ち 切 り 後 8 年 と 致 します ただし 供 給 年 限 内 であっても 部 品 によっ ては 供 給 できない 場 合 があります また 納 期 価 格 等 について ご 相 談 させていただく 場 合 もあります
目 次 項 目 内 容 頁 数 1 安 全 のために 2 2 各 部 の 名 称 3 3 基 本 的 注 意 事 項 5 1.コーションラベルの 説 明 5 2. 運 転 の 練 習 7 3. 走 行 上 の 注 意 7 4. 充 電 上 の 注 意 10 5.バッテリについて 11 4 組 み 立 て 調 整 及 び 分 解 12 1.バックパイプの 取 り 付 け 12 2.レッグパイプの 取 り 付 け 13 3.アームレストの 取 り 付 け 及 びアームレストクッションの 高 さ 調 整 13 4.フットレストの 高 さ 調 整 14 5. 操 作 ボックスの 取 り 付 け 及 び 位 置 調 整 14 6.バッテリのセットの 仕 方 16 7. 分 解 16 5 点 検 整 備 17 1. 日 常 点 検 17 2. 定 期 点 検 17 6 運 転 及 び 操 作 の 仕 方 19 1. 運 転 時 の 操 作 手 順 について 19 2.バッテリメータの 表 示 について 21 3.バッテリ 過 放 電 防 止 機 能 について 22 4. 走 行 距 離 について 22 7 充 電 の 仕 方 23 8 バッテリの 取 り 扱 い 25 1.バッテリについて 25 2.バッテリの 交 換 について 25 3.バッテリを 長 持 ちさせる 上 手 な 使 い 方 27 9 手 入 れの 仕 方 28 1.タイヤの 空 気 圧 について 28 2. 保 管 上 の 注 意 28 3.その 他 の 手 入 れ 28 10 故 障 時 チェックリスト 29 11 諸 元 性 能 表 30 12 電 気 配 線 図 31 13 外 観 図 33 1
1 安 全 のために 電 動 車 いすを 安 全 にご 使 用 いただくためには 正 しい 操 作 と 定 期 的 な 点 検 が 必 要 です この 取 扱 説 明 書 に 示 されている 安 全 に 関 する 注 意 事 項 をよくお 読 みになり 充 分 に 理 解 されるまではご 使 用 にならないでください 電 動 車 いすは 歩 行 が 不 自 由 な 方 お 年 寄 りの 方 が 乗 って 移 動 することを 使 用 目 的 につくられています この 取 扱 説 明 書 に 示 されている 操 作 方 法 や 安 全 に 関 す る 注 意 事 項 は 電 動 車 いすを 指 定 の 使 用 目 的 に 使 用 する 場 合 のみに 関 するもので す この 取 扱 説 明 書 に 書 かれていない 使 用 方 法 を 行 う 場 合 の 責 任 は 負 いかねま すのでご 留 意 ください この 取 扱 説 明 書 には ご 使 用 に 際 して 特 に 重 要 な 案 内 事 項 を のマークを 使 用 して 表 現 してあります これらのマークにより 表 現 された 内 容 は 以 下 の 意 味 を 持 ちますので 特 に 注 意 してください その 指 示 に 従 わなかった 場 合 死 亡 または 重 傷 を 負 う ことになるものを 示 します その 指 示 に 従 わなかった 場 合 死 亡 または 重 傷 を 負 う 恐 れのあるものを 示 します その 指 示 に 従 わなかった 場 合 軽 傷 を 負 うかまたは 物 的 損 害 のみが 発 生 する 恐 れのあるものを 示 します その 指 示 に 従 わなかった 場 合 電 動 車 いすが 壊 れる 恐 れのあるものを 示 します 2 尚 上 記 分 類 においては 重 傷 : 失 明 けが 火 傷 ( 高 温 低 温 ) 感 電 骨 折 中 毒 などで 後 遺 症 が 残 るもの 及 び 治 療 に 入 院 長 期 の 通 院 を 要 するもの 軽 傷 : 治 療 に 入 院 や 長 期 の 通 院 を 要 さないもの ( 上 記 重 傷 以 外 ) 物 的 損 害 : 家 屋 や 家 財 及 び 家 畜 ペットにかかわる 損 害 など ただし 電 動 車 いす 自 体 のみの 損 害 ( 自 損 )は 含 まれ ない また の 欄 に 記 載 した 事 項 でも 状 況 によっては 重 大 な 結 果 に 結 び 付 く 場 合 があります いずれの 場 合 も 安 全 に 関 する 重 要 な 内 容 を 記 載 してい ますので 必 ず 守 ってください
2 各 部 の 名 称 EMC-240/250/150 型 操 作 ボックス 名 称 バッテリコネクタ バックパイプ グリップ バックレスト 操 作 ボックス 操 作 アーム アームレストクッション アームレストパイプ スカートガード アームレスト シートフレーム シート フレーム レッグパイプ 後 輪 レッグレスト 持 ち 上 げ 取 っ 手 駆 動 モータ 前 輪 キャスタホーク フットレスト 充 電 部 コントローラ 充 電 器 操 作 ボックス 名 称 バッテリ コントローラ 充 電 器 3
各 部 の 名 称 EMC-150 型 介 助 操 作 部 ステアリング 部 4
3 基 本 的 注 意 事 項 1.コーションラベルの 説 明 運 転 上 特 に 注 意 していただくことを 電 動 車 いすにラベル 表 示 してあります よくお 読 みになって 安 全 に 走 行 してください コーションラベル 位 置 5
基 本 的 注 意 事 項 コーションラベルの 内 容 製 造 年 月 ラベル 年 月 製 車 体 番 号 ラベル 6
基 本 的 注 意 事 項 2. 運 転 の 練 習 正 しい 操 作 手 順 を 覚 えるために 次 のような 練 習 をしてください 必 ず 介 助 者 と 同 行 し 公 園 や 広 場 等 の 安 全 な 場 所 で 自 信 がつくまで 充 分 練 習 してください 停 止 するときは 操 作 レバーを 中 央 の 位 置 に 戻 してください 最 初 は 速 度 切 り 替 えスイッチを 低 速 にして まっすぐに 走 行 したり 大 きく 回 ったりして 練 習 してください 慣 れてから 低 速 から 速 度 を 切 り 替 えて 練 習 してください はじめて 道 路 へ 出 るときは 必 ず 介 助 者 と 同 行 し 安 全 を 確 認 しながら 走 行 してください 3. 走 行 上 の 注 意 (1) 坂 道 走 行 するときは 次 のことを 守 ってください 坂 道 での 乗 り 降 りは 危 険 ですからやめてください 必 ず 平 坦 な 場 所 で 乗 り 降 りしてください 急 な 坂 道 の 走 行 や 坂 の 途 中 で 向 きを 変 えたり 急 な 傾 斜 面 (5 度 以 上 )を 横 切 ることは 不 安 定 になりや すく 危 険 ですから 避 けてください 尚 安 全 に 上 り 下 りできる 坂 道 は8 度 までです (EMC-150 型 は 10 度 まで) 下 り 坂 を 走 行 するときは 必 ず 低 速 にしてゆっくり した 速 度 で 下 りてください 高 速 では 停 止 距 離 が 長 くなり 危 険 ですので 避 けてください 後 ろ 向 きに 下 りることは 大 変 危 険 ですからしない でください 7
基 本 的 注 意 事 項 (2) 段 差 の 乗 り 越 え 溝 越 えについては 次 のことを 守 ってください 越 えられる 段 差 は60mmまでです これ 以 上 の 高 い 段 差 は 危 険 です 路 面 状 態 のよいところを 走 行 し てください 30mm 以 上 の 溝 越 えをする 場 合 は 介 助 者 と 同 行 し 走 行 してください 転 倒 落 輪 する 恐 れがあります 段 差 溝 に 対 して 斜 め 方 向 から 進 入 するのはやめて 直 角 に 乗 り 越 えて ください (3) 悪 天 候 夜 間 走 行 は 次 のことを 守 ってください (4)その 他 次 のことを 守 ってください 電 子 機 器 に 雨 水 が 掛 かる 雨 天 時 や 水 の 掛 かるところ での 使 用 は 機 器 の 故 障 や 誤 動 作 の 恐 れがあります ので 避 けてください 濃 霧 強 風 時 等 は 見 通 しが 悪 くなったり 危 険 をと もないますので 避 けてください 雪 道 凍 結 路 は スリップする 恐 れがありますので 避 けてください 夜 間 の 走 行 は 大 変 危 険 ですので 避 けてください やむをえず 走 行 する 場 合 は 介 助 者 と 同 行 し 走 行 してください 使 用 前 には 点 検 を 行 ってください 8 エスカレーター( 車 いす 乗 車 用 は 除 く)の 乗 り 降 り や 階 段 の 上 り 下 りは 転 倒 しますのでやめてくださ い
基 本 的 注 意 事 項 電 動 車 いすの 走 行 できる 場 所 には 限 度 があります 次 のような 場 所 や 状 態 では 危 険 をともないますの で 避 けるか または 介 助 者 と 同 行 し 走 行 してくださ い デパート 商 店 レストラン 駅 のホーム 等 人 混 みで 走 行 する 場 合 は 充 分 気 を 付 けてください 交 通 量 の 多 い 道 路 踏 切 砂 利 道 でこぼこ 道 エスカレーター ぬかるみ 防 護 柵 の 無 い 道 路 の 路 肩 等 は 衝 突 転 倒 またはタイヤがめり 込 んだり バッテリケースがつかえたりして 動 けなくなる ことがあります 走 行 中 の 急 旋 回 蛇 行 運 転 急 停 止 は 衝 突 転 倒 の 恐 れがあります なめらかな 運 転 をしてください 衣 服 等 がタイヤへ 巻 き 込 まれないよう 気 を 付 けて 走 行 してください 操 作 ボックスの 操 作 レバーに 物 を 掛 けると 運 転 のさまたげになります 大 変 危 険 ですからしないでください 走 行 中 に 異 常 を 感 じたら 直 ちに 使 用 を 中 止 し 販 売 店 へご 連 絡 ください 飲 酒 過 労 時 等 の 状 態 で 使 用 しないでください 段 差 解 消 機 及 びスロープ 付 き またはリフト 付 き 自 動 車 を 利 用 される 際 は 一 人 で 乗 降 されますと 大 変 危 険 です 一 人 で 乗 降 しないでください 乗 降 のときは 必 ず 介 助 の 方 が 電 動 車 いすのクラッチを 手 動 に 切 り 替 え 安 全 を 確 認 しながら 手 押 しにて 行 ってください リフト 昇 降 時 固 定 時 は 必 ず 電 動 車 いすのクラッチを 電 動 に 切 り 替 え 電 源 スイッチを 切 にしてくだ さい 9
基 本 的 注 意 事 項 電 動 車 いすを 持 ち 上 げる 場 合 は 操 作 制 御 ボックスの 電 源 スイッチを 切 にし 両 側 と 後 方 の 持 ち 上 げ 取 っ 手 (ラベル: 吊 上 箇 所 )を 持 って 行 って ください レッグパイプなど 他 の 部 分 を 持 たないでください 改 造 しないでください 改 造 すると 安 全 上 問 題 となることがあります 改 造 する 場 合 は 事 前 に 販 売 店 にご 相 談 ください 許 可 のない 改 造 には 責 任 を 負 いかねます 4. 充 電 上 の 注 意 バッテリは 充 電 中 可 燃 性 のガスを 発 生 しますので 次 のような 場 所 では 充 電 しないでください 直 射 日 光 のあたる 場 所 風 通 しの 悪 い 場 所 10
基 本 的 注 意 事 項 5.バッテリについて バッテリに 直 接 触 れる 作 業 を 行 う 場 合 は バッテリに 表 示 されているコーションラベルをよくお 読 み になってその 指 示 に 従 ってください バッテリのラベルの 内 容 は 次 の 通 りです 取 り 扱 いを 誤 ると 引 火 爆 発 の 恐 れがあります 水 素 ガスが 出 ることがあるため 密 閉 容 器 内 で 使 用 しないでください 充 電 は 風 通 しの 良 いところで 行 い ショートや 断 線 でスパークさせたり 火 気 を 近 づ けないでください 排 気 栓 は 絶 対 に 取 り 外 さないでください ( 補 水 禁 止 ) 充 電 は 専 用 充 電 器 を 使 用 するか または 指 定 の 充 電 条 件 で 行 ってください バッテリ 液 ( 希 硫 酸 )で 失 明 やけどをすることがあります 目 皮 膚 衣 類 物 に 付 いたときにはすぐに 多 量 の 水 で 洗 い 目 に 入 ったときは 医 師 の 治 療 を 受 けてください バッテリについては 次 のことを 守 ってください バッテリのプラス 端 子 とマイナス 端 子 を 接 触 させ ると 火 傷 したりバッテリを 損 傷 する 恐 れがあり ます バッテリの 交 換 メンテナンス 時 に 工 具 ま たは 金 属 物 を 接 触 させないように 作 業 してくださ い 作 業 終 了 後 ターミナルカバーが 確 実 にかぶ っていることを 確 認 してください 電 動 車 いすのバッテリを 人 工 呼 吸 装 置 等 の 生 命 維 持 装 置 の 電 源 等 に は 使 用 しないでください 11
4 組 み 立 て 調 整 及 び 分 解 梱 包 を 解 いたときや 分 解 した 電 動 車 いすは 次 の 順 序 により 組 み 立 てと 調 整 をしてください 1.バックパイプの 取 り 付 け バックパイプの 先 端 をシートフレームの 角 度 調 節 用 取 り 付 け 穴 に 合 わせ 六 角 レンチ5にて 六 角 穴 付 ボタン ボルトA(M8 15)で 固 定 してください バックパイプは 5 段 階 の 角 度 調 節 用 取 り 付 け 穴 を 利 用 して 任 意 の 位 置 に 調 節 することができます 可 変 角 度 は 垂 直 から 後 方 へ20 度 まで5 段 階 に 調 節 可 能 です 尚 六 角 穴 付 ボタンボルトA(M8 15) を 固 定 した 後 六 角 穴 付 ボタンボルトB(M8 15)も 確 実 に 締 め 付 けてください ( 第 1 図 ) 第 1 図 は 右 側 を 示 しています 左 側 も 左 右 対 称 となるように 各 ボルトを 固 定 してください ( 第 1 図 ) バックパイプが 倒 れる 恐 れがあります バックパイプを 取 り 付 ける 場 合 は 必 ず 六 角 穴 付 ボタンボルトA B(M8 15)が 確 実 に 締 め 付 けられていることを 確 認 してください バックパイプの 角 度 が 決 まったら 添 え 付 けのドライロック 付 き 六 角 穴 付 ボタンボルトA(M8 15) で 確 実 に 締 め 付 けて 固 定 してください 尚 一 度 締 めたボルトを 外 して 再 度 締 め 付 ける 場 合 は 必 ず 嫌 気 性 固 着 剤 [アロンタイト(L)]を 充 分 塗 布 した 上 で 確 実 に 締 め 付 けてください バックレストの 角 度 によっては 急 な 坂 道 での 制 動 性 能 が 変 わります 12
各 ボルトの 固 定 は 下 表 の 締 め 付 けトルクに 従 って 締 め 付 けてください ねじ 径 (mm) 六 角 穴 付 ボルト (kgf cm) 六 角 ボルト (kgf cm) 十 字 穴 小 ねじ (kgf cm) 5 55 55 55 6 100 * * 8 230 * * 10 * 280 * 2.レッグパイプの 取 り 付 け レッグパイプを 矢 印 の 方 向 へフレームに 差 し 込 んでください ( 第 2 図 ) レッグパイプ フレーム ( 第 2 図 ) 3.アームレストの 取 り 付 け 及 びアームレストクッションの 高 さ 調 整 左 右 のアームレストは それぞれ 電 動 車 いすのシートフレームの 穴 に 差 し 込 み 後 方 下 側 のセフティーロッ クを 差 し 込 んで 抜 けないようにしてください ( 第 3 図 ) アームレスト セフティーロック アームレストは 前 方 のパイプを 先 に 差 し 込 んでください セフティーロックは 確 実 にロックされていることを 確 認 してく ださい ( 第 3 図 ) シートフレーム 13
組 み 立 て 調 整 及 び 分 解 アームレストクッションの 高 さ 調 整 は 2 カ 所 のタッピンネジを 緩 め7カ 所 の 高 さ 調 整 用 取 り 付 け 穴 を 利 用 して 任 意 の 位 置 に 調 整 することができます ( 第 4 図 ) 高 さ 調 整 は 15mmピッチで7 段 階 に 調 整 可 能 です ( 上 限 ~ 下 限 調 整 範 囲 :90mm) タッピンネジ ( 第 4 図 ) 4.フットレストの 高 さ 調 整 フットレストの 高 さは スパナ13でフットレスト 調 整 ボルトを 緩 め フットレストの 高 さを 調 整 し フ ットレスト 調 整 ボルトを 確 実 に 締 め 付 けてください ( 第 5 図 ) 路 面 の 突 起 物 に 当 たる 恐 れがあるのでフットレス トの 高 さは 路 面 より100mm 以 下 にしないで ください ( 第 5 図 ) フットレスト 調 整 ボルト 5. 操 作 ボックスの 取 り 付 け 及 び 位 置 調 整 1 操 作 ボックスに 操 作 アームを 差 し 込 み スパナ8を 使 用 して 六 角 アブセットボル トを 締 め 付 けてください ( 第 6 図 ) 六 角 アブセットボルト 14 第 6 図
組 み 立 て 調 整 及 び 分 解 2 操 作 ボックスコネクタをシート 右 下 のコネクタへ 向 きを 合 わせ 差 し 込 みます ( 第 7 図 ) このとき 操 作 ボックスの 電 源 スイッチは 切 にしておいてください 尚 コネクタを 抜 くときは コネクタのリングを 引 きながら 抜 いてください ) 操 作 ボックスの 位 置 調 整 は 操 作 アームの 六 角 穴 付 ボタンボルト(M8 10)1カ 所 と 六 角 アブセ ットボルトの2カ 所 で 操 作 に 適 した 位 置 に 調 整 してください ( 第 8 図 ) 操 作 ボックスコネクタ 拡 大 図 第 7 図 操 作 ボックス 操 作 アーム 六 角 穴 付 ボタンボルト 第 8 図 15
組 み 立 て 調 整 及 び 分 解 6.バッテリのセットの 仕 方 バッテリ 構 成 第 9 図 1 電 動 車 いす 後 部 の 黒 いレザーカバーとキャッチクリップ2カ 所 を 外 し リヤカバーを 開 きます ( 第 10 図 ) 温 度 センサーの 付 いた バッテリ 第 10 図 2 温 度 センサーの 付 いたバッテリを 左 側 にし 端 子 が 外 側 になるようにバッテリを 押 し 込 みます 3バッテリコネクタの4Pと2Pを 差 し 込 みます 7. 分 解 16 分 解 は 前 記 を 参 考 にして 行 ってください バッテリコネクタを 抜 くときは ハーネスを 持 って 引 っ 張 らずに バッテリコネクタ 本 体 を 持 って 抜 いてください また 全 体 の 電 気 配 線 については P.31 32の 電 気 配 線 図 を 参 照 してください
5 点 検 整 備 1. 日 常 点 検 走 行 する 前 には 次 の 点 検 を 必 ず 行 ってください 異 常 がみられる 場 合 には お 買 い 上 げの 販 売 店 で 点 検 を 受 けてから 使 用 してください 名 称 点 検 項 目 操 作 レバーを 離 したとき 中 央 の 位 置 に 戻 ってくるか? 操 作 ボックス 操 作 レバーの 曲 がり ガタはないか? スイッチ 類 は 正 常 に 作 動 するか? コントローラ コネクタの 緩 み 外 れはないか? 充 電 部 電 源 コードの 出 し 入 れはスムーズか? 空 気 圧 は 正 常 か? 前 輪 :230~250kpa(2.3~2.5kgf/cm 2 ) 後 輪 :200~220kpa(2.0~2.2kgf/cm 2 ) P.28 手 入 れの 仕 方 1.タイヤの 空 気 圧 について を 参 照 してください タイヤ タイヤ 溝 は? 前 輪 :0.5mm 後 輪 :0.8mm P.28 手 入 れの 仕 方 1.タイヤの 空 気 圧 について を 参 照 してください 亀 裂 釘 のささり 等 損 傷 はないか? バッテリ 駆 動 モータ その 他 バッテリ 端 子 の 緩 み 外 れはないか? 充 電 はされているか? (バッテリメータが 全 て 点 灯 しているか) 平 地 走 行 中 1m 以 内 に 止 まることができるか? 電 動 手 動 の 切 り 替 えが 確 実 に 行 えるか? 各 部 コネクタの 緩 み 外 れはないか? 各 部 ボルト ナットの 緩 みはないか? 2. 定 期 点 検 安 全 にご 使 用 いただくため 6ヶ 月 毎 にご 自 身 またはお 買 い 上 げの 販 売 店 ( 有 料 )で 点 検 を 受 けて ください ( 下 表 は 点 検 記 録 としてご 使 用 ください ) 記 入 記 号 V: 異 常 なし A: 調 整 : 修 理 X: 交 換 T: 締 め 付 け C: 清 掃 L: 給 油 点 検 項 目 6ヶ 月 1 年 1 年 半 2 年 2 年 半 3 年 操 作 レバーの 作 動 戻 り 具 合 操 作 レバーの 曲 がり ガタ 操 作 ボックス スイッチ 類 の 作 動 具 合 コネクタ 類 の 緩 み 損 傷 ハーネス 類 の 損 傷 ケースの 損 傷 17
点 検 整 備 記 入 記 号 V: 異 常 なし A: 調 整 : 修 理 X: 交 換 T: 締 め 付 け C: 清 掃 L: 給 油 点 検 項 目 6ヶ 月 1 年 1 年 半 2 年 2 年 半 3 年 コントローラ 充 電 部 前 輪 後 輪 ホイール バッテリ 駆 動 モータ シート キャスタホーク ステアリンク 部 (EMC-150 型 ) 介 助 用 ステアリンク スイッチ (EMC-150 型 ) ステアリンク モータ (EMC-150 型 ) コネクタ 類 の 緩 み 損 傷 ハーネス 類 の 損 傷 ケースの 損 傷 電 源 コードの 出 し 入 れ タイヤの 空 気 圧 タイヤの 亀 裂 損 傷 タイヤの 溝 深 さ 異 常 摩 耗 タイヤの 空 気 圧 タイヤの 亀 裂 損 傷 タイヤの 溝 深 さ 異 常 摩 耗 ボルト ナット 類 の 緩 み ホイールの 損 傷 ( 前 輪 ) ホイールの 損 傷 ( 後 輪 ) 端 子 の 緩 み 外 れ コネクタ 類 の 緩 み 損 傷 ハーネス 類 の 損 傷 回 転 異 常 異 音 電 磁 ブレーキの 効 き 具 合 コネクタ 類 の 緩 み 損 傷 ハーネス 類 の 損 傷 クラッチレバーの 作 動 具 合 シートの 汚 れ 損 傷 シート 取 り 付 けネジの 緩 み キャスタの 回 転 具 合 異 音 キャスタ 軸 受 部 のガタ フレームとの 干 渉 リンクのガタ 緩 み ステアリングの 作 動 具 合 回 転 異 常 異 音 実 施 年 月 日 実 施 者 氏 名 18
6 運 転 及 び 操 作 の 仕 方 1. 運 転 時 の 操 作 手 順 について 運 転 時 の 操 作 は 次 の 要 領 で 行 ってください 1 電 動 車 いすに 乗 る 前 に 操 作 ボックスの 電 源 スイッチが 切 になっていることを 確 認 してください 電 動 位 置 2 左 右 のクラッチレバーが 電 動 の 位 置 になっている ことを 確 認 してください ( 第 11 図 ) 3 座 席 に 安 定 した 姿 勢 になるように 座 りシートベルトを 装 着 してください EMC-240 型 はオプション 装 備 4 操 作 ボックスの 電 源 スイッチを 入 にしてください 手 動 位 置 5バッテリの 残 量 メータが 全 て 点 灯 していることを 確 認 してください 6 速 度 切 り 替 えスイッチで 速 度 を 選 択 してください クラッチレバー 表 示 器 に 設 定 速 度 が 表 示 されます ( 第 11 図 ) EMC-240 型 : 高 速 4.5 中 速 3.5 低 速 2.5 EMC-250 型 : 高 速 6.0 中 速 4.5 低 速 2.5 EMC-150 型 : 高 速 6.0 中 側 4.5 低 速 2.5 7 操 作 レバーをゆっくり 倒 してください ( 第 12 図 ) 前 に 倒 せば 前 進 後 ろに 倒 せば 後 進 します 左 右 に 倒 せば その 方 向 に 旋 回 します EMC-150 型 は 左 右 ( 真 横 )に 倒 すことにより ステアリングは 切 れますが 走 行 しません 左 右 斜 め 方 向 へ 倒 すことにより 走 行 します 8 電 動 車 いすを 停 止 させるには 操 作 レバーを 中 央 の 位 置 に 戻 してください ブレーキが 掛 かり 停 止 します 9 電 動 車 いすから 降 りる 場 合 は 電 源 スイッチを 切 に ( 第 12 図 ) してください 10 電 動 車 いすを 押 してもらう 時 は 左 右 のクラッチレバー を 手 動 の 位 置 にしてください EMC-150 型 の 場 合 は 電 源 スイッチを 入 にし 左 右 のクラッチレバーを 手 動 の 位 置 にし 介 助 用 ステ アリングスイッチを 操 作 しながら 行 ってください ( 第 13 図 ) 右 へ 曲 がる 時 は 右 側 のスイッチを 左 に 曲 がる 時 は 左 側 のスイッチを 押 してください スイッチを 押 す 時 間 によりステアリングの 切 れ 角 が3 段 階 で 切 り 替 わります ( 第 13 図 ) 19
走 行 中 電 源 スイッチを 切 にすると 急 停 止 しますのでしないでください 無 線 携 帯 電 話 等 を 使 用 するとき あるいは 理 学 療 法 の 治 療 を 受 けるときは 電 動 車 いすの 電 源 スイ ッチを 切 にしてください 操 作 ボックス( 操 作 力 30g 仕 様 ) 外 気 温 氷 点 下 -5 以 下 でのご 使 用 は 避 けてください 操 作 レバーが 戻 らない 場 合 があります 破 損 する 恐 れがあります 電 動 車 いすへの 移 乗 時 には フットレストの 上 に 乗 らないでください 20
運 転 及 び 操 作 の 仕 方 電 動 車 いすは 道 路 交 通 法 上 ( 第 2 条 -3 項 -1 号 ) 歩 行 者 として 扱 われます 歩 行 者 として の 交 通 ルールを 守 って 安 全 運 転 を 心 掛 けてください 歩 道 を 走 行 し 横 断 歩 道 を 渡 ってください 歩 道 のないところは 右 側 通 行 してください 斜 め 横 断 はしないでください 踏 切 や 横 断 歩 道 では 一 旦 停 止 して 安 全 を 確 認 してください 電 動 車 いすに 乗 り 降 りする 場 合 は クラッチレバーが 電 動 の 位 置 になっていることを 確 認 し 電 源 スイッチを 必 ず 切 にしてください クラッチレバーが 手 動 の 位 置 では ブレーキは 効 きません 電 動 車 いすに 乗 り 降 りする 際 は 操 作 ボックスに 触 れないでください また 操 作 ボックスには 体 をあずけるなど 大 きな 荷 重 を 加 えたり 強 い 衝 撃 を 与 えないようにしてください スイッチ 操 作 レバーの 操 作 は 丁 寧 に 行 ってください また 衣 服 を 引 っ 掛 けたり 強 い 衝 撃 を 与 えないようにしてください 走 行 中 子 供 やペットを 電 動 車 いすに 近 づけないでください 制 動 距 離 は 条 件 によって 変 わります 停 止 操 作 は 余 裕 をもって 行 ってください バックレストの 角 度 によっては 急 な 坂 道 での 制 動 性 能 が 変 わりますので 充 分 気 を 付 けて 走 行 してください 屋 内 では 他 の 人 に 迷 惑 を 掛 けないよう 必 ず 低 速 で 走 行 してください また 人 通 りの 多 い 歩 道 も 必 ず 低 速 で 走 行 してください 後 進 時 は 後 方 の 人 や 障 害 物 を 充 分 確 認 し 走 行 してください 電 動 車 いすが 何 かにぶつかったまま 操 作 レバーを 倒 し 続 けるのは 故 障 の 原 因 になりますのでや めてください 車 体 から 身 体 の 一 部 をはみ 出 さないでください 駐 停 車 は 坂 道 を 避 け 必 ず 平 地 で 行 ってください 保 管 したり 駐 車 するときは クラッチレバーを 電 動 の 位 置 にし 電 源 スイッチを 必 ず 切 に して 子 供 等 が 触 れないようにしてください 二 人 乗 りや 牽 引 はしないでください 使 用 者 最 大 体 重 ( 積 載 物 含 む)が100kgを 超 える 場 合 は 走 行 をしないでください スイッチ 操 作 をするときは 必 ず 停 止 して 行 ってください グリップ 部 分 に 袋 等 を 掛 けないでください 2.バッテリメータの 表 示 について バッテリから 取 り 出 せる 電 気 量 には 限 度 があります バッテリの 残 量 メータで 電 気 の 残 量 を 確 認 しながら 走 行 してください バッテリが 充 分 に 充 電 されていると 残 量 メータが 全 て 点 灯 しています 走 行 しているうちにバ ッテリの 消 費 量 によって 残 量 メータが 右 側 より 徐 々に 消 えていきます 残 量 メータが2 個 点 灯 になったときは 充 電 が 必 要 です さらに 走 行 を 続 けると 残 量 メータが1 個 点 灯 で 警 告 ブザーが2 秒 間 鳴 り 速 度 が1/2に 減 速 やがて1 個 点 滅 となり 警 告 ブザーが3 秒 間 鳴 り 停 止 します ( 操 作 ボックスの 表 示 器 には Ed が 表 示 されます )このような 使 用 をしますとバッテリの 寿 命 を 著 しく 縮 め 故 障 の 原 因 となり ます 詳 細 につきましては P.22 バッテリ 容 量 とバッテリメータ 及 び 走 行 状 態 の 関 係 をご 確 認 くだ さい 21
バッテリ 容 量 とバッテリメータ 及 び 走 行 状 態 の 関 係 容 量 バッテリメータ (%) 点 灯 消 灯 点 滅 走 行 状 態 65 ~ 100 55 ~ 65 45 ~ 55 35 ~ 45 標 準 速 度 25 ~ 35 15 ~ 25 10 ~ 15 0 ~ 10 速 度 1/2 0 停 止 表 示 器 など 設 定 速 度 を 表 示 設 定 速 度 を 表 示 警 告 ブザー2 秒 E d 表 示 警 告 ブザー3 秒 3.バッテリ 過 放 電 防 止 機 能 について バッテリ 過 放 電 防 止 ( 電 源 スイッチ 切 り 忘 れ) 警 告 ブザー バッテリの 残 量 メータが1 灯 点 滅 に 切 り 替 わると 警 告 ブザーが ピー ピー と3 秒 間 鳴 ります さらに Ed 表 示 の 状 態 で 電 源 スイッチを 切 り 忘 れると 10 分 間 隔 で 警 告 ブザーが ピー ピー と3 秒 間 鳴 ります 電 源 スイッチを 切 にすると 警 告 ブザーは 停 止 します 4. 走 行 距 離 について 走 行 距 離 は EMC-250 型 の 場 合 35km 程 度 です ( 算 出 条 件 他 機 種 については P.30の 諸 元 性 能 表 を 参 照 してください ) 走 行 距 離 は 走 行 状 況 によって 変 わります 坂 道 や 悪 路 等 の 電 気 を 多 く 消 費 する 場 所 を 走 行 しますと 短 くなります バッテリは 消 耗 品 です 使 用 しているうちに 働 きは 徐 々に 低 下 し 走 行 距 離 も 短 くなります 冬 場 など 気 温 の 低 い 場 所 でご 使 用 された 場 合 の 走 行 距 離 は 短 くなります 同 じような 使 い 方 をしていても バッテリ 残 量 計 の 減 り 具 合 が 早 くなってきたり 走 行 できる 距 離 が 次 第 に 短 くなってきた 時 はバッテリ 交 換 の 時 期 と 思 われます 早 めに 当 社 指 定 のバッテリに 交 換 してください 尚 そのまま 使 用 されますと 急 激 に 走 行 距 離 が 短 くなる 場 合 があります 22
7 充 電 の 仕 方 充 電 は 次 の 要 領 で 行 ってください 1 電 動 車 いすの 操 作 ボックスの 電 源 スイッチを 切 にしてください 2 充 電 用 電 源 コードのプラグを 引 き 出 し 家 庭 用 100Vコンセントに 差 し 込 んでください ( 第 14 図 ) 電 源 コードは コード 上 に 赤 ラインの 印 が 出 ましたら それ 以 上 は 無 理 に 引 っ 張 らないでください ( 第 15 図 ) 3 充 電 中 は 操 作 ボックスの 充 電 ランプが 点 灯 して 充 電 中 であることをお 知 らせします ( 第 16 図 ) 表 示 器 の 表 示 と 内 容 ( 第 14 図 ) 表 示 器 内 容 バッテリのチェックを 行 っていま す ( 約 30 秒 ) 5A 電 流 による1 段 目 の 充 電 を 行 っています ( 最 大 7 時 間 ) 2A 電 流 による2 段 目 の 充 電 を 行 っています ( 最 大 5 時 間 ) 充 電 が 完 了 しました ( 第 15 図 ) バッテリが 充 電 されると 操 作 ボックスの 充 電 ランプが 緑 色 に 点 灯 し 表 示 器 に FL と 表 示 されます 4 電 源 コードのプラグを 家 庭 用 100Vコンセ ントから 抜 いてください 電 源 コードは 軽 く 引 っ 張 りますと 自 動 的 に 電 動 車 いすに 収 納 されます 収 納 されていることを 確 認 してか ら 走 行 してください 5 充 電 の 途 中 でコンセントを 抜 いたりして バ ッテリが 満 充 電 でない 状 態 での 使 用 を 繰 り 返 しますと バッテリの 性 能 劣 化 が 早 くなり バッテリ 寿 命 が 通 常 よりも 短 くなります 必 ず 満 充 電 まで 行 ってください 電 源 コード 全 長 1m 65cm 充 電 が 終 了 しましたら 必 ず 電 源 コードのプ ラグをコンセントから 抜 いてください 長 期 間 プラグを 差 し 込 んだままにしないでく ださい ( 第 16 図 ) 23
充 電 の 仕 方 バッテリは 充 電 中 可 燃 性 のガスを 発 生 しますので 次 のような 場 所 では 充 電 しないでください 直 射 日 光 のあたる 場 所 風 通 しの 悪 い 場 所 車 体 カバー 等 を 掛 けたまま 充 電 しないでください 充 電 器 の 分 解 や 改 造 は 故 障 の 原 因 になりますのでやめてください 購 入 後 はじめてご 使 用 になる 場 合 は 必 ず 充 電 してください 必 ずメーカー 専 用 の 充 電 器 とバッテリをご 使 用 ください 充 電 するときは 必 ず 電 動 車 いすの 電 源 スイッチを 切 にしてください 電 源 コードは1m65cmまでしか 引 き 出 せませんので 赤 ラインが 見 えましたらそれ 以 上 は 無 理 に 引 っ 張 らないでください 雷 時 は 直 ちに 充 電 を 中 止 し 充 電 用 電 源 コードのプラグを 家 庭 用 の100Vコンセントか ら 抜 いてください 長 期 間 ご 使 用 にならない 場 合 でも2~3 週 間 に 一 度 は 充 電 してください 冬 場 など 気 温 が 低 い 場 所 では 充 電 が 不 足 気 味 になりますので 気 を 付 けてください 各 箇 所 のコネクタが 正 しく 差 し 込 まれていないと 充 電 できません 充 電 時 間 は バッテリの 充 電 状 態 にもよりますが 最 大 12 時 間 です 充 電 中 に 電 動 車 いすの 電 源 スイッチを 入 にしても 走 行 することはできません 24
8 バッテリの 取 り 扱 い 1.バッテリについて バッテリに 直 接 触 れる 作 業 を 行 う 場 合 は バッテリに 表 示 されているコーションラベルをよく お 読 みになってその 指 示 に 従 ってください バッテリのラベルの 内 容 は 次 の 通 りです 取 り 扱 いを 誤 ると 引 火 爆 発 の 恐 れがあります 水 素 ガスが 出 ることがあるため 密 閉 容 器 内 で 使 用 しないでください 充 電 は 風 通 しの 良 いところで 行 い ショートや 断 線 でスパークさせたり 火 気 を 近 づけないでください 排 気 栓 は 絶 対 に 取 り 外 さないでください ( 補 水 禁 止 ) 充 電 は 専 用 充 電 器 を 使 用 するか または 指 定 の 充 電 条 件 で 行 ってください バッテリ 液 ( 希 硫 酸 )で 失 明 やけどをすることがあります 目 皮 膚 衣 服 物 に 付 いたときには すぐに 多 量 の 水 で 洗 い 目 に 入 ったときは 医 師 の 治 療 を 受 けてください バッテリについては 次 のことを 守 ってください バッテリのプラス 端 子 とマイナス 端 子 を 接 触 させる と 火 傷 したりバッテリを 損 傷 する 恐 れがあります バッテリの 交 換 メンテナンス 時 に 工 具 または 金 属 物 を 接 触 させないように 作 業 してください 作 業 終 了 後 ターミナルカバーが 確 実 にかぶっていること を 確 認 してください 電 動 車 いすのバッテリを 人 工 呼 吸 装 置 等 の 生 命 維 持 装 置 の 電 源 等 には 使 用 しないで ください 2.バッテリの 交 換 について バッテリ 交 換 はP.16の バッテリのセットの 仕 方 を 参 照 してください バッテリを 引 き 出 すときは 必 ず 黒 の 取 っ 手 を 持 って 行 ってください 25
バッテリの 取 り 扱 い バッテリを 交 換 する 場 合 は 必 ず 販 売 店 で 交 換 してください バッテリは 端 子 を 外 側 にセットしてください バッテリの 寿 命 は 使 用 場 所 使 用 時 間 によって 大 幅 に 異 なります ブザー 等 の 電 源 としてバッテリを 使 用 する 際 直 接 バッテリから 配 線 しないでください ( 販 売 店 に 相 談 してください ) バッテリを 交 換 する 場 合 は 当 社 指 定 のバッテリをご 使 用 ください 使 用 済 みのバッテリは そのまま 廃 棄 せず 販 売 店 に 相 談 してください 充 電 時 にバッテリからガス 抜 け 音 ( 笛 のような ピュー などの 音 )がすることがありますが 性 能 上 問 題 ございません バッテリは 当 社 指 定 のバッテリを 使 用 してください 温 度 センサーが 付 いていないバッテリは 使 用 することができません バッテリには 寿 命 がございます バッテリメーカー( ジーエスユアサパワーサプライ)によると 現 在 の 充 電 できる 量 が 新 品 の 時 の80%に 至 った 時 を 寿 命 と 規 定 されております その 充 電 サイクルは 今 仙 の 電 動 車 いすへの 使 用 において 約 400 回 となっております ( 寿 命 は 使 用 状 況 や 温 度 などによって 変 化 します ) バッテリは 充 電 回 数 約 400 回 又 は 製 造 月 から 約 2 年 での 交 換 をお 勧 めします 寿 命 を 超 えて 使 用 した 場 合 や1 年 以 上 使 用 しなかった 場 合 は バッテリ 内 部 部 品 がい ちじるしく 劣 化 して 急 な 放 電 停 止 変 形 破 損 破 裂 する 場 合 があります 異 常 を 感 じられましたら 使 用 を 中 止 し 直 ちに 交 換 してください 当 社 指 定 バッテリ SS-SEB35-T( ジーエス ユアサ パワーサプライ 製 )に 当 社 電 動 車 いす 専 用 の 温 度 センサーが 取 り 付 けられているバッテリ 26
3.バッテリを 長 持 ちさせる 上 手 な 使 い 方 バッテリは 日 常 の 保 守 管 理 によって 寿 命 は 大 きく 変 わります 下 記 の 点 に 留 意 して バッテリを 長 持 ちさせてください バッテリの 残 量 メータが2 灯 点 灯 または 点 滅 の 状 態 になりましたら すぐに 充 電 してください 充 電 するときは 必 ず 充 電 完 了 ( 表 示 器 :FL)となるまで 充 電 してください また 充 電 完 了 となったらそのまま 放 置 せず 早 めに 電 源 プラグをコンセントから 抜 いてください 使 用 せずに 長 期 保 管 する 場 合 は バッテリを 満 充 電 にしてから 保 管 してください バッテリは 使 用 していないときでも 残 量 が 減 っていきます ( 自 然 放 電 ) 長 期 保 管 する 場 合 は 2~3 週 間 に 一 度 充 電 をしてください 冬 場 などで10 以 下 の 低 温 環 境 で 充 電 しますと バッテリ 内 の 化 学 反 応 が 抑 制 され 充 電 不 足 とな りますので 暖 かい(15~25 ) 部 屋 等 での 充 電 をおすすめします ただし 屋 内 で 充 電 される 場 合 は 火 気 のない 場 所 で 充 電 してください 尚 外 気 温 度 が 低 い 屋 外 で 充 電 する 場 合 は 乗 り 終 えたらすぐに 充 電 してください 気 温 の 低 い 冬 場 は バッテリの 働 きがにぶるため 新 品 のバッテリでも20 の 時 の 容 量 に 対 して 走 行 可 能 距 離 が10 で90% 0 で80% 程 度 と 短 くなります 27
9 手 入 れの 仕 方 電 動 車 いすを 安 心 してご 使 用 していただくために 次 の 保 守 をしてください 1.タイヤの 空 気 圧 について 電 動 車 いすのタイヤは 空 気 入 りのタイヤです タイヤの 空 気 圧 が 少 ないと 路 面 と の 摩 擦 が 増 して 電 気 の 消 費 量 が 増 えるので 次 のようなことが 起 こります 走 行 距 離 が 短 くなります 速 度 が 遅 くなります 操 作 性 が 悪 くなります 空 気 圧 が 前 輪 230~250kpa(2.3~2.5kgf/cm 2 ) 後 輪 200~220kpa(2.0~2.2kgf/cm 2 )に なるように 空 気 を 入 れてください タイヤの 空 気 圧 は 毎 日 確 認 してください 空 気 入 れは 自 転 車 専 用 のポンプの 口 金 を 自 動 車 オートバイ 用 に 変 えたもので 入 れてください タイヤの 空 気 圧 は ホイールが 破 損 する 恐 れがありますので 規 定 以 上 に 入 れないでください タイヤの 溝 深 さが 前 輪 0.5mm 後 輪 0.8mmより 浅 くなっていたら 交 換 してください タイヤを 交 換 する 場 合 は 当 社 純 正 のタイヤをご 使 用 ください 2. 保 管 上 の 注 意 電 動 車 いすは 次 のような 場 所 に 保 管 しますと 故 障 の 原 因 となります このような 場 所 は 避 けて 保 管 してください 水 等 の 掛 かる 場 所 湿 気 の 多 い 場 所 火 気 の 近 く 等 高 温 になる 場 所 直 射 日 光 のあたる 場 所 砂 ほこりの 多 い 場 所 必 ずクラッチレバーは 電 動 の 位 置 で 保 管 してください 3.その 他 の 手 入 れ 電 動 車 いすは 電 気 部 品 をたくさん 使 用 していますので 水 洗 いは 絶 対 にやめてください 水 等 に 濡 らすと 錆 や 故 障 の 原 因 となります 濡 れた 場 合 は 乾 いた 柔 らかい 布 等 でふいてください ガソリン シンナー ワックス 等 でふかないでください 柔 らかい 布 等 で 汚 れを 落 としてください 汚 れのひどい 所 は 中 性 洗 剤 を 柔 らかい 布 等 にしみ 込 ませてふき 取 ってください 部 品 交 換 時 は 必 ず 純 正 部 品 を 使 用 してください 28
10 故 障 時 チェックリスト 故 障 であると 思 われたら 症 状 と 操 作 ボックスの 表 示 器 によって 下 記 の 確 認 を 行 い 保 証 書 の 車 体 番 号 と 合 わせて 販 売 店 にご 連 絡 ください 症 状 電 源 が 入 らない 電 動 車 いすが 動 かない 走 る 力 が 弱 い ステアリングの 動 きが 悪 くなった (EMC-150 型 ) 確 認 事 項 ハーネスに 付 いているヒューズ(30A 2)が 切 れていないかお 確 かめください 操 作 ボックスとコントローラをつなぐコネクタが 外 れていないかお 確 かめください バッテリの 接 続 方 法 が 正 しく 行 われているかお 確 かめください 充 電 用 の 電 源 プラグが 差 し 込 まれていないかお 確 かめください バッテリ 容 量 ( 電 圧 低 下 )が 考 えられます 操 作 ボックスの 電 源 スイッチが 入 になっているかお 確 かめください クラッチレバーが 電 動 の 位 置 になっているかお 確 かめください 操 作 ボックスの 表 示 器 に 速 度 表 示 または 充 電 終 了 時 の FL 以 外 の 表 示 が 出 ていませ んか 下 記 表 示 の 場 合 販 売 店 にご 連 絡 ください < 表 示 内 容 と 原 因 > E0 常 時 表 示 される 場 合 は コントローラの 故 障 が 考 えられます 部 品 交 換 などの 際 に1 回 だけ 表 示 されることがあります E5 電 動 車 いすが 障 害 物 等 により 動 けなくなっていないかお 確 かめください E6 左 モータ またはコントローラの 故 障 が 考 えられます ( 通 信 エラー) E7 右 モータ またはコントローラの 故 障 が 考 えられます ( 通 信 エラー) H0 操 作 ボックスの 操 作 レバーを 動 かしながら 電 源 スイッチを 入 にしていませ んか 操 作 レバーから 手 を 離 して 電 源 スイッチを 入 にしてください H1 操 作 ボックス またはコントローラの 故 障 が 考 えられます ( 通 信 エラー) コントローラの 温 度 上 昇 保 護 機 能 が 働 いている 可 能 性 があります 上 り 坂 など 高 負 荷 での 使 用 は 避 け しばらく 走 行 しないでください バッテリメータが1 個 点 灯 になっていませんか (バッテリ 保 護 のため 走 行 速 度 を50%にしています ) タイヤの 空 気 圧 をお 確 かめください 前 輪 の 空 気 圧 をお 確 かめください バッテリメータが 下 が りやすくなった タイヤの 空 気 圧 をお 確 かめください 冬 場 など 気 温 が 低 いときに 走 行 しますとバッテリメータが 下 がりやすくなります ( 走 行 距 離 が 短 くなります ) バッテリには 寿 命 がございます 充 電 回 数 約 400 回 又 は 製 造 月 から 約 2 年 での 交 換 を お 勧 めします タイヤがパンクした 販 売 店 にご 連 絡 ください 電 源 プラグが 確 実 にコンセントに 差 し 込 まれているかお 確 かめください 充 電 しない その 他 エラーメッセージの 表 示 と 警 告 ブザーが ピー ピー と 鳴 っていませんか (10 分 間 隔 で3 秒 間 鳴 ります ) 下 記 表 示 の 場 合 販 売 店 にご 連 絡 ください < 表 示 内 容 と 原 因 > C3 コントローラの 故 障 が 考 えられます C4 バッテリ 温 度 センサーの 断 線 またはコントローラの 故 障 が 考 えられます C7 バッテリの 劣 化 故 障 またはコントローラの 故 障 が 考 えられます 不 明 な 点 がございましたら 販 売 店 までご 連 絡 ください 29
11 諸 元 性 能 表 種 類 LS MS MS 仕 様 機 種 EMC-240 EMC-250 EMC-150 寸 法 全 長 全 幅 全 高 長 1,010 幅 600 高 955 (mm) アームレストクッション 高 さ シート 上 面 より215~305 7 段 階 調 節 (15mmヒ ッチ) 重 量 本 体 55 61 (kg) ハ ッテリ 含 む 85 91 車 輪 径 (mm) ( 前 後 輪 空 気 入 りタイヤkpa) 前 輪 :2.50-4-4PR ( 径 220mm) 空 気 圧 :230~250 後 輪 :2.50-8-4PR ( 径 330mm) 空 気 圧 :200~220 上 下 分 割 方 式 :シート アームレスト レッグパイプ 着 脱 フレーム 構 造 及 び 寸 法 シート 幅 390 (mm) シート 奥 行 430 バックレスト 高 さ 435 リクライニング 5 段 階 調 節 機 構 (90~110 度 ) 駆 動 方 式 前 輪 キャスタ 前 輪 パワーステアリング 後 輪 直 接 駆 動 方 式 後 輪 直 接 駆 動 方 式 制 動 方 式 モータ 発 電 及 び 電 磁 ブレーキによる 制 動 方 式 制 御 方 式 ジョイスティックコントローラによる 全 方 向 電 子 制 御 方 式 駆 動 モータ 30 分 定 格 出 力 DC24V 200W 2 バッテリ SS-SEB35-T 12V35Ah(5 時 間 率 ) 2 充 電 器 ( 充 電 時 間 ) 電 子 タイマー 付 き 自 動 充 電 方 式 (0~12 時 間 ) 前 進 時 後 進 時 前 進 時 後 進 時 前 進 時 後 進 時 速 度 (km/h) 低 速 中 速 高 速 2.5 3.5 4.5 1.5 2.1 2.6 2.5 4.5 6.0 1.5 2.6 3.5 2.5 4.5 6.0 1.5 2.6 3.5 算 出 条 件 : 常 温 で 乗 車 重 量 75kg 最 高 速 度 平 坦 路 直 進 時 連 続 走 行 距 離 バッテリ 新 品 満 充 電 から100% 放 電 まで (km) 33 35 実 用 登 坂 角 度 ( 度 ) 8 10 段 差 乗 越 高 さ: 前 進 時 (mm) 60 溝 乗 越 幅 (mm) 100 最 小 回 転 半 径 (mm) 測 定 条 件 :フットレストの 最 も 外 側 の 軌 跡 860 940 使 用 者 最 大 体 重 (kg) 積 載 物 含 む 100 以 下 改 良 の た め 予 告 な く 諸 元 性 能 を 変 更 す る こ と が あ り ま す 30 標 準 車 にオプションを 取 り 付 けたり 改 造 を 加 えた 場 合 は 電 動 車 いすの 諸 元 性 能 が 変 わります 改 造 内 容 によっては 転 倒 しやすくなりますので 充 分 注 意 してください
12 電 気 配 線 図 EMC-240/250 型 数 字 はコネクタの 極 数 を 示 して おります つめ 付 きコネクタを 抜 くとき は コネクタのつめを 押 しな がら 抜 いてください 31
電 気 配 線 図 EMC-150 型 数 字 はコネクタの 極 数 を 示 して おります つめ 付 きコネクタを 抜 くとき は コネクタのつめを 押 しな がら 抜 いてください 32
13 外 観 図 EMC-240/250 型 33
外 観 図 EMC-150 型 34
メ モ
お 問 い 合 わせは 岐 阜 県 各 務 原 市 テクノプラザ3 丁 目 1 番 8 号 509-0109 電 話 (058)379-2744 FAX (058)379-2743 2011.10