ネパールスタディーツアー 企 画 書 文 責 : 天 満 真 吾 作 成 日 :1 月 20 日
1. 背 景 秋 田 キャンパスネット( 以 下 ACN)は 2009 年 8 月 にネパールスタディーツアーを 実 施 した そのスタディーツ アーを 通 して 1 現 地 の 大 学 生 環 境 ボランティア 団 体 である Children for Green New Nepal( 以 下 CGNN)との 共 同 プロジェクトの 企 画 2 青 年 海 外 協 力 隊 の 受 け 入 れ 団 体 であるバルマンディール 孤 児 院 での 視 察 を 行 った 1-1. CGNN との 活 動 について ACN は CGNN と 交 流 し 同 団 体 と 共 同 で 首 都 カトマンズのパタン 地 区 において ネパールを 花 と 笑 顔 で いっぱいに プロジェクト を 2009 年 9 月 から 開 始 した このプロジェクトは CGNNの 既 存 の 活 動 である パタン 地 区 における 道 路 への 生 ごみのポイ 捨 てを 減 ら す プロジェクトをベースとしている 彼 らは 家 庭 で 出 た 生 ごみを 地 域 の 人 々が 道 路 に 捨 ててしまうことに 問 題 意 識 を 持 ち それらのゴミを 一 箇 所 に 回 収 して 堆 肥 を 作 るという 活 動 をしていた この 活 動 には 約 40 世 帯 の 家 族 が 参 加 しており CGNN のメンバーが 毎 週 末 に 個 別 に 訪 問 してゴミを 回 収 その 後 堆 肥 製 作 場 所 ま で 手 で 運 んでいた しかし 生 ごみから 作 った 堆 肥 が 売 れず その 結 果 地 域 住 民 が 活 動 の 参 加 意 欲 が 低 いという 状 況 であっ た そのため スタディーツアーに 参 加 した ACN メンバーはこの CGNN の 事 業 に 対 しての 協 力 の 必 要 性 を 感 じた ACNメンバーはコンポスト 事 業 をうまく 進 められるようにCGNNと 議 論 し そこで 多 くの 協 力 者 が 必 要 であ ると 分 かった その 結 果 プロジェクトへの 理 解 者 潜 在 的 協 力 者 を 増 やすために そのコンポストでできた 土 を 使 い パタンの 中 心 地 であるダルバールスクエアに 花 壇 を 作 ってはどうか という 案 が 挙 がった 花 を 植 え 同 時 に 道 路 の 清 掃 を 行 うことでゴミを 道 路 に 捨 てづらくすれば 根 本 的 にゴミの 量 が 減 るのではないかと 考 え た また このプロジェクトを ACN が 秋 田 で 紹 介 し 一 般 市 民 に 協 力 を 求 めることで 一 般 市 民 の 方 に 身 近 に 国 際 協 力 や 環 境 問 題 を 感 じる 機 会 を 提 供 し 意 識 変 容 を 促 すのと 同 時 に 実 際 に 行 動 する 機 会 を 提 供 でき るのではと 考 えた その 結 果 9 月 から 上 記 の ネパールを 花 と 笑 顔 でいっぱいに プロジェクト を 実 施 する に 至 った 具 体 的 には 秋 田 県 内 のイベントでプロジェクト 紹 介 を 行 い 賛 同 者 を 募 り 募 金 を 行 った ここで 集 まった 募 金 でCGNN が 花 鉢 ゴミ 箱 を 購 入 した 200 円 で 一 本 の 花 が 植 えられるという 具 体 的 な 内 容 を 提 示 する ことで 市 民 からの 理 解 を 得 ることができ 200 名 の 協 力 者 を 得 結 果 4 万 円 をネパールへ 募 金 した 1-2.バルマンディール 孤 児 院 での 活 動 について ACN は 2009 年 8 月 にネパールを 訪 れ 青 年 海 外 協 力 隊 の 受 け 入 れ 団 体 であるバルマンディール 孤 児 院 での 視 察 を 行 った そこでは 日 本 の NGO ネパールの 子 供 育 てる 会 の 支 援 で 編 み 物 教 室 をしていた しかし 去 年 の 冬 にその NGO の 代 表 が 亡 くなってしまい 活 動 が 頓 挫 してしまっている 今 までは 子 供 たちがこの 活 動 を 通 して 孤 児 院 の 中 にいる 内 に 貯 金 ができたため 卒 院 する 際 にある 程 度 の 自 由 が 利 いていたが 今 後 このままでは 子 供 たちは 卒 院 後 苦 労 することになる
また バルマンディール 孤 児 院 の 周 りにはごみがたくさん 落 ちており 汚 くなっている そこの 人 たちはごみ を 捨 てることが 悪 いという 意 識 がなく そのためにゴミのポイ 捨 てが 頻 繁 に 行 われている そのため 環 境 やご み 問 題 に 対 して 正 しい 知 識 を 得 てもらうため 子 供 たちへの 環 境 教 育 プログラムが 必 要 だと 感 じている 以 上 の 現 状 を 踏 まえ 今 後 ACN がネパールでの 活 動 をさらに 強 化 展 開 していく 上 での 調 査 活 動 の 必 要 性 を 感 じ 2010 年 3 月 にスタディーツアーを 企 画 するに 至 った 2. 目 的 このネパールスタディーツアーの 目 的 は 以 下 の 3 点 とする 1 ACN と CGNN による 事 業 の 調 査 & 実 施 ( ネパールを 花 と 笑 顔 でいっぱいに プロジェクト バルマ ンディール 孤 児 院 での 活 動 ) 2 ネパールの khaldhunga 地 方 の CGNN の 活 動 地 区 での 活 動 3 実 際 にネパールという 発 展 途 上 国 を 体 験 すること 4 ACN の 新 年 度 幹 部 メンバーと CGNN のメンバーとの 関 係 強 化 3. 内 容 このネパールスタディーツアーでは 主 に 3 つの 活 動 を 実 施 する 1 現 在 行 っている 事 業 の 調 査 2 新 しい 事 業 の 調 査 3 新 しい 事 業 の 実 施 3-1 ネパールを 花 と 笑 顔 でいっぱいに プロジェクト の 可 能 性 を 調 査 する このプロジェクトは 2009 年 9 月 から ACN と CGNN で 活 動 をしている まだ 小 規 模 であり これから 強 化 や 拡 大 していく 予 定 である 具 体 的 には プロジェクト( 花 壇 )の 場 所 を 増 やすことが 可 能 性 としてあげられる しかし 花 壇 の 場 所 を 増 やすことは CGNN の 仕 事 が 増 えるということであり ACN と CGNN での 仕 事 のバランスが 偏 っ てしまう また CGNN は 様 々な 事 業 をネパールで 行 っており 仕 事 が 多 くなると 持 続 ができなくなる 問 題 も 浮 か び 上 がる そうならないためにも 実 際 に 花 壇 が 置 いてある 場 所 を 視 察 し これから 花 壇 を 増 やしていくかどうか そうし た 場 合 に ACN と CGNN での 仕 事 のバランスはきちんととられているか そして どのようにして 持 続 可 能 なプロ ジェクトにしていくかを CGNN と 話 し 合 いを 進 める また プロジェクトの 目 標 でもあった 周 辺 住 民 の 活 動 への 参 加 意 欲 が 変 化 したかが 継 続 の 最 重 要 要 素 と 考 えら れるので 周 辺 住 民 とのコミュニケートに 時 間 を 取 りたいと 考 えている 3-2 バルマンディール 孤 児 院 の 編 み 物 教 室 の 視 察 バルマンディール 孤 児 院 では 日 本 の NGO の 支 援 で 編 み 物 教 室 を 行 っていた そこで 作 られたセーターやマ フラーなどは 日 本 に 輸 送 され 日 本 で 販 売 し そこでえ 得 られたお 金 はネパールに 送 るという 活 動 をしていたの
だが 2009 年 に 団 体 の 会 長 が 亡 くなってしまい 活 動 が 頓 挫 してしまっている この 活 動 がネパールの 子 供 にとっ てとても 重 要 であり この 活 動 が 無 くなってしまうと 子 供 たちの 収 入 が 減 り 進 路 選 択 の 幅 が 減 ってしまう そう ならないためにも 編 み 物 教 室 の 立 て 直 しを 図 りたいと 考 えている また 今 までのやり 方 では 一 個 の 商 品 をつく るのに 時 間 と 労 力 が 掛 かりすぎて 子 供 たちが 負 担 に 感 じていたという 情 報 もあるので 直 接 関 係 者 分 析 を 行 えればと 考 えている 3-3 山 奥 にある 村 の 学 校 へ 英 語 の 教 科 書 を 届 ける CGNN と ACN で 2009 年 8 月 のスタディーツアーの 際 に 山 奥 にある OKHALDHUNGE という 村 を 訪 れたのだ が そこの 小 学 校 は 1 年 ~4 年 までしかない 丌 完 全 な 学 校 であり 十 分 な 教 育 が 受 けられず 高 学 年 はそこか ら 徒 歩 で 離 れた 違 う 学 校 へ 通 うか 修 学 を 断 念 するしかない また その 小 学 校 には 英 語 の 教 科 書 や 本 が 丌 足 しており 自 学 をすることが 難 しい その 現 状 を 打 破 する 第 一 歩 として CGNN と ACN で 英 語 の 簡 単 な 本 や 教 科 書 をその 村 に 届 け 少 しでも 子 供 たちに 教 育 の 機 会 を 不 えたいと 考 えている そして 勉 強 することができるという 喜 びを 体 験 させる また ACN メ ンバーが 村 を 訪 問 することによって 村 の 現 状 を 知 ることができる 為 CGNN との 議 論 も 対 等 な 立 場 でできるもの と 考 える 4. 今 後 の 展 望 ACN は 2009 年 度 まで アフリカ 地 域 を 活 動 の 中 心 としてきた 来 年 度 の 方 針 として ネパール ないしアジ ア 諸 国 も 取 り 上 げることで より 活 動 の 充 実 化 を 図 りたいと 考 えている また 中 長 期 的 にはアジアの 現 地 に おける 活 動 も 視 野 に 入 れている それを 踏 まえた 上 で 下 記 の 三 点 の 活 動 を 現 在 計 画 中 である 大 学 生 による 旅 学 プロジェクト このプロジェクトは 09 年 度 秋 から 県 の 市 民 ファンドから 助 成 を 受 けて 実 施 している 活 動 で 普 通 の 大 学 生 の 旅 を 学 生 自 身 が 伝 える 報 告 会 を 実 施 し 国 際 協 力 理 解 を 身 近 に 感 じてもらうというものである また このプロジェクトの 活 動 内 容 を 製 本 し 09 年 2 月 より 販 売 する 予 定 になっている ACN ではこのプロジェクトを 10 年 度 も 継 続 しようと 考 えており 実 際 に ACN メンバーがネパールを 訪 れ その 時 の 様 々な 経 験 を 報 告 会 で 話 すということを 頭 に 入 れながら 参 加 することができれば さらに 充 実 したスタディーツアーになると 考 えてい る A A A( 秋 田 アジア アフリカ)プロジェクトの 実 施 現 在 ACN では 毎 年 春 の 事 業 として 行 ってきた AAP( 秋 田 アフリカプロジェクト)の 対 象 地 域 にネパー ル ないしアジアを 盛 り 込 む 方 向 で 事 業 計 画 を 立 てている そのプロジェクトの 中 で CGNN の 活 動 に 一 定 金 額 の 募 金 や 秋 田 東 北 地 域 での 活 動 紹 介 を 考 えている フェアトレードの 実 践 バルマンディール 孤 児 院 の 編 み 物 教 室 と 協 力 して 今 後 ACN や NPO ラシカ 秋 田 商 業 高 校 と 協 力 して 秋 田 でのフェアトレードの 実 践 を 計 画 したいと 考 えている
5. メンバー 6. 日 程 ACN メンバーの 4 名 大 島 広 ( 国 際 教 養 大 学 3 年 ) 木 村 祐 記 ( 秋 田 大 学 工 学 資 源 学 部 情 報 工 学 科 1 年 ) 沖 口 亮 太 ( 秋 田 大 学 教 育 文 化 学 部 国 際 言 語 文 化 学 科 1 年 ) 天 満 真 吾 ( 秋 田 大 学 教 育 文 化 学 部 国 際 言 語 文 化 学 科 1 年 ) Plans for the Nepal visit Day Activities Following Remark 15 march arrival Pick up, general intro, evening tea gathering 16 march CGNN visit Introduction, Discussion CGNN office 17 march Compost and flower project site visit Evaluation, monitor 18 march Balmandir visit 19-22 march Village visit Travel, trek, meeting students,some activities 23 march Sightseeing 24 march Planning meeting/ CGNN/ACN work plan 2010 25 march Farewell Party, gathering, music, food evening 26 march Departures