選 択 的 評 価 基 準 3. 地 域 貢 献 の 取 り 組 みについて 従 来 から 学 科 別 にいくつかの 地 域 貢 献 事 業 の 取 組 はなされていたが 本 格 的 に 組 織 化 されたのは 平 成 19(2007) 年 度 に 地 域 貢 献 室 が 設 置 され 平 成 20(2008) 年 度 に 地 域 連 携 貢 献 センター が 発 足 してからである 同 セン ターの 設 置 目 的 は 本 学 が 地 域 の 知 の 拠 点 としての 機 能 強 化 のため 産 官 民 学 の 連 携 を 図 るとともに 本 学 が 有 する 知 的 財 産 を 地 域 開 放 することにより 地 域 振 興 に 資 すること である 地 域 連 携 貢 献 センターの 組 織 は 各 学 科 から 教 員 2 人 程 度 の 委 員 ( 平 成 24 (2012) 年 度 は 幼 児 教 育 学 科 3 人 美 術 学 科 2 人 ビジネス 実 務 学 科 3 人 で 計 8 人 )と 事 務 組 織 の 企 画 部 で 構 成 されている 基 準 (1) 地 域 社 会 に 向 けた 公 開 講 座 生 涯 学 習 授 業 正 規 授 業 の 開 放 等 を 実 施 してい る (a) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 現 状 を 記 述 する 地 域 社 会 に 向 けた 公 開 講 座 生 涯 学 習 授 業 正 規 授 業 の 開 放 等 については 次 のとおりである (1) 公 開 講 座 金 城 大 学 との 共 催 で 平 成 24(2012) 年 4 月 28 日 ~11 月 17 日 まで 20 回 の 講 座 を 開 催 した 本 学 担 当 は 10 回 で 各 学 科 の 専 任 教 員 が 専 門 分 野 の 知 見 を 踏 まえ 地 域 住 民 を 対 象 に 講 義 を 行 った 参 加 者 数 は 延 べ 729 人 であった (2) 第 8 回 地 域 子 育 て 支 援 フォーラム 平 成 25(2013) 年 2 月 16 日 ( 土 )に 地 域 で 支 える 子 育 て~ 魅 力 ある 地 域 社 会 をめざして~ をテーマとした 子 育 て 支 援 フォーラムを 開 催 した 本 学 教 員 と 行 政 関 係 者 保 育 士 地 域 の 支 援 員 などが 子 育 ての 社 会 的 環 境 を 巡 る 問 題 と 支 援 の 可 能 性 ~ 地 域 社 会 の 住 民 組 織 構 造 を 中 心 に~ という 問 題 提 起 を 受 け 子 育 て 支 援 に 関 してそれぞれの 抱 える 課 題 と 取 り 組 みの 工 夫 についてのパネルディ スカッションや 課 題 解 決 に 向 けてどんな 取 り 組 みが 考 えられるかグループディ スカッションを 行 った (3) 幼 児 教 育 学 科 の 出 張 講 座 幼 児 教 育 学 科 の 各 教 員 の 専 門 分 野 に 応 じた 内 容 で 幼 児 教 育 現 場 を 対 象 にした 出 張 講 座 を 実 施 している 受 付 期 間 を 前 期 4~9 月 後 期 10~12 月 実 施 期 間 を 4 月 ~3 月 として 本 学 ホームページ 上 でも 募 集 情 報 を 公 開 し 広 く 募 集 実 施 し ている 県 下 に 保 育 の 質 的 向 上 をもたらす 役 目 は かなり 果 たしているといえ る 平 成 24(2012) 年 度 の 実 施 状 況 は 次 表 のとおりである - 130 -
申 込 み 園 名 講 座 テーマ 講 師 名 実 施 日 備 考 1 かもめ 保 育 園 楽 しく 歌 いましょう 水 上 和 子 4/16( 月 ) 金 沢 市 2 あらや 保 育 園 自 閉 症 児 との 関 わり 中 村 明 成 4/25( 水 ) 小 松 市 3 こばと 保 育 園 国 際 理 解 :21 世 紀 の 子 ども カ ート ウエスタハウト 4/26( 木 ) 小 松 市 4 エンシ ェル 保 育 園 個 人 研 究 の 進 め 方 和 泉 美 智 枝 5/9( 水 ) 白 山 市 5 郷 保 育 園 造 形 指 導 のポイント 森 田 ゆかり 5/10( 木 ) 野 々 市 市 6 動 橋 保 育 園 幼 児 への 歌 唱 指 導 遠 藤 伊 津 子 5/12( 土 ) 加 賀 市 7 双 葉 町 子 どもの 家 保 育 園 子 どもの 絵 の 見 方 考 え 方 森 田 ゆかり 5/17( 木 ) 金 沢 市 8 弓 取 保 育 園 人 に 対 する 話 し 方 関 わり 方 五 十 嵐 峰 子 5/19( 土 ) 金 沢 市 9 粟 津 温 泉 保 育 園 パパの 育 児 ママの 仕 事 五 十 嵐 峰 子 5/21( 月 ) 小 松 市 10 まちの 保 育 園 英 語 で 五 感 遊 び カ ート ウエスタハウト 5/22( 火 ) 輪 島 市 11 大 釜 屋 保 育 園 英 語 で 五 感 遊 び カ ート ウエスタハウト 5/26( 土 ) 能 美 市 12 ひばり 保 育 園 子 どもを 語 ろう 中 村 明 成 6/5( 火 ) 金 沢 市 13 みなと 保 育 園 保 育 の 質 と 自 己 評 価 和 泉 美 智 枝 6/7( 木 ) 金 沢 市 14 河 井 保 育 所 英 語 で 五 感 遊 び カ ート ウエスタハウト 6/12( 火 ) 輪 島 市 15 聖 ヨハネ 乳 児 保 育 園 保 育 の 質 と 自 己 評 価 和 泉 美 智 枝 6/12( 火 ) 金 沢 市 16 なかよし 幼 稚 園 気 になる 子 の 保 育 について 山 田 紀 子 6/13( 水 ) 小 松 市 17 松 南 保 育 園 困 難 をかかえた 子 どもの 保 育 和 泉 美 智 枝 6/13( 水 ) 白 山 市 18 北 部 保 育 所 子 どもの 絵 は 心 のメッセージ 森 田 ゆかり 6/15( 金 ) 内 灘 町 19 山 王 保 育 園 乳 幼 児 の 発 達 心 理 米 川 祥 子 6/15( 金 ) 金 沢 市 20 広 岡 保 育 所 子 どもを 語 ろう 中 村 明 成 6/15( 金 ) 金 沢 市 21 メロン 幼 稚 園 パパの 育 児 ママの 仕 事 五 十 嵐 峰 子 6/16( 土 ) 金 沢 市 22 明 成 幼 稚 園 子 育 てを 楽 しもう 山 田 紀 子 6/16( 土 ) 金 沢 市 23 湊 保 育 園 子 育 てを 楽 しんでいますか 米 川 祥 子 6/20( 水 ) 白 山 市 24 美 川 保 育 園 子 育 ての 楽 しいヒント 和 泉 美 智 枝 6/20( 水 ) 白 山 市 25 ほりうち 保 育 園 楽 しい 発 声 指 導 と 簡 易 合 唱 朝 倉 喜 裕 6/21( 木 ) 野 々 市 市 26 森 坂 保 育 園 呼 吸 発 声 遊 びから 歌 遊 び 遠 藤 伊 津 子 6/22( 金 ) 津 幡 町 27 弓 取 保 育 園 論 語 から 学 ぶ 人 間 関 係 三 浦 哲 志 6/23( 土 ) 金 沢 市 28 広 岡 保 育 所 現 代 っ 子 に 造 形 遊 びが 必 要 なワケ 森 田 ゆかり 7/6( 金 ) 金 沢 市 29 山 代 保 育 園 親 の 役 割 家 庭 での 躾 食 育 和 泉 美 智 枝 7/14( 土 ) 加 賀 市 30 国 造 保 育 園 英 語 で 五 感 遊 び カ ート ウエスタハウト 10/10( 水 ) 能 美 市 31 こども 家 庭 課 保 育 の 質 と 自 己 評 価 和 泉 美 智 枝 10/10( 水 ) 小 松 市 32 かみやち 保 育 園 パパの 育 児 ママの 仕 事 五 十 嵐 峰 子 10/16( 火 ) 金 沢 市 33 金 城 幼 稚 園 気 になる 子 の 保 育 について 山 田 紀 子 11/5( 月 ) 金 沢 市 34 いしかわ 保 育 園 歌 って 元 気 に 水 上 和 子 11/8( 木 ) 白 山 市 35 お や こ の 広 場 あ さ が お こどもの 絵 は 身 体 と 心 のメッセージ 森 田 ゆかり 11/14( 水 ) 白 山 市 36 お や こ の 広 場 あ さ が お こどもの 絵 は 身 体 と 心 のメッセージ 森 田 ゆかり 11/21( 水 ) 白 山 市 37 白 楊 幼 稚 園 英 語 であそぼう 国 際 理 解 カ ート ウエスタハウト 11/17( 土 ) 小 松 市 38 城 北 児 童 館 子 どもの 発 達 とピアヘルピング 米 川 祥 子 12/10( 月 ) 金 沢 市 39 蝶 屋 保 育 園 乳 児 の 保 育 の 基 本 和 泉 美 智 枝 1/19( 土 ) 白 山 市 40 蝶 屋 保 育 園 乳 児 の 生 活 と 遊 び 和 泉 美 智 枝 2/23( 土 ) 白 山 市 41 金 城 幼 稚 園 気 になる 子 の 保 育 和 泉 美 智 枝 3/4( 月 ) 金 沢 市 42 蝶 屋 保 育 園 乳 児 期 における 発 達 の 中 のことば 和 泉 美 智 枝 3/27( 水 ) 白 山 市 (4) 教 員 免 許 状 更 新 講 習 会 教 員 免 許 状 更 新 制 度 の 開 始 から 毎 年 講 習 会 を 開 催 している 平 成 24(2012) 年 度 は 講 座 名 障 害 児 保 育 教 育 における 創 造 性 と 協 調 性 で 8 月 11 日 ( 土 ) に 教 諭 ( 幼 稚 園 小 学 校 特 別 支 援 学 校 )を 対 象 に 6 時 間 の 講 座 を 開 設 した 5 人 の 受 講 者 があった - 131 -
(5) 生 涯 学 習 授 業 石 川 県 内 の 20 高 等 教 育 機 関 で 構 成 する 大 学 コンソーシアム 石 川 の 事 業 の 一 つ であるシティカレッジは 社 会 人 に 対 する 生 涯 学 習 の 場 を 提 供 しており 本 学 教 員 も 講 師 として 参 加 している (6) 正 規 授 業 の 開 放 幼 児 教 育 学 科 では 平 成 23(2011) 年 度 より リカレント 教 育 として 本 学 科 の 特 色 である 特 化 教 育 の 授 業 を 開 放 している 既 卒 者 や 現 場 保 育 者 を 対 象 としており 平 成 24(2012) 年 度 は 6 人 の 受 講 があった (b) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 課 題 を 記 述 する (c) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 改 善 計 画 を 記 述 する 基 準 (2) 地 域 社 会 の 行 政 商 工 業 教 育 機 関 及 び 文 化 団 体 等 と 交 流 活 動 を 行 っている (a) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 現 状 を 記 述 する 本 学 では 地 域 社 会 の 行 政 商 工 業 教 育 機 関 及 び 文 化 団 体 等 と 交 流 活 動 につ いても 活 発 に 行 っており 平 成 23(2011) 年 度 には 地 元 白 山 市 と 包 括 協 定 を 白 山 市 経 済 団 体 連 絡 協 議 会 と 産 学 連 携 包 括 協 定 をそれぞれ 締 結 した さらに 地 元 金 融 機 関 とも 包 括 協 定 を 締 結 している 平 成 24 年 度 の 主 な 活 動 状 況 は 次 のとおり である (1) 子 育 て 研 究 委 員 会 白 山 市 の 行 政 担 当 者 保 育 者 地 域 子 育 て 支 援 者 地 域 民 生 委 員 ら(16 人 ) と 本 学 教 員 (2 人 )で 構 成 し 子 育 て 子 育 ちを 巡 る 問 題 状 況 と 保 育 者 への 期 待 をテーマに 定 期 的 に(6 回 ) 開 催 した 本 学 教 員 が 話 題 提 供 者 となり 白 山 市 の 地 域 子 育 て 課 題 について 各 委 員 が 現 状 報 告 や 意 見 を 出 し 合 った 普 段 は 知 り 合 うことのない 関 係 者 が 本 委 員 会 をきっかけに 知 り 合 い 互 いの 活 動 内 容 を 理 解 し 合 えたことは 大 きな 成 果 のひとつである 地 域 課 題 を 解 決 する ためには 個 の 団 体 (association)それぞれで 活 動 していても 決 して 十 分 とは 言 えず 地 域 社 会 (community)として 活 動 することが 必 要 である そのため には まず 個 々の 役 割 を 担 う 人 と 人 がつながることが 大 切 だ という 考 えにま とまり 第 8 回 地 域 子 育 て 支 援 フォーラムにそのテーマをつなげた (2) 病 院 への 学 生 作 品 貸 し 出 し 県 内 の 病 院 へ 美 術 学 科 卒 業 制 作 優 秀 作 品 の 貸 し 出 しを 行 い 年 間 を 通 して 作 品 展 示 を 行 っている 来 院 者 や 入 院 患 者 への 癒 しの 提 供 という 面 での 貢 献 活 動 と 捉 えている (3) 金 融 機 関 ギャラリー 展 示 - 132 -
包 括 協 定 を 締 結 している 金 融 機 関 のギャラリーに 作 品 常 設 展 示 を 行 ってい る 数 ヶ 月 に 一 度 の 割 合 で 本 学 美 術 学 科 にある 4 つのコースが 順 番 に 作 品 展 示 を 行 っている (4) 剣 崎 なんばの 販 売 用 パッケージデザイン 平 成 24(2012) 年 5 月 に 白 山 市 剣 崎 地 域 の 特 産 品 である 剣 崎 なんばの 販 売 用 パッケージデザインを 依 頼 され デザイン 映 像 コース 2 年 生 が 制 作 に 取 り 組 み 完 成 させた (5) 加 賀 笠 間 駅 舎 外 壁 ペイント 白 山 市 より 美 術 学 科 に 加 賀 笠 間 駅 東 口 駅 舎 外 観 デザイン 及 びペイント 作 業 の 依 頼 を 受 け 社 会 と 美 術 演 習 の 授 業 の 一 環 として 5 月 末 ~7 月 18 日 の 期 間 受 講 する 美 術 学 科 2 年 生 28 人 が 取 り 組 み 駅 舎 外 壁 ペイントを 完 成 させ た (6)ジオラマ 制 作 昭 和 の 片 町 香 林 坊 界 隈 ジオラマ 再 現 プロジェクト に 石 川 の 美 術 系 大 学 が 協 同 でジオラマを 制 作 し 本 学 美 術 学 科 は 自 動 車 のジオラマ 制 作 を 担 当 した 制 作 期 間 は 6 月 ~10 月 までの 5 か 月 間 で 美 術 学 科 デザイン 映 像 コース 2 年 生 油 画 日 本 画 コース 2 年 生 が 制 作 に 取 り 組 み 完 成 させた (7)スイーツ 点 心 の 販 売 促 進 小 松 中 華 組 合 青 年 部 等 と 協 同 で 小 松 の 調 味 料 を 使 ったスイーツ 点 心 の 販 売 促 進 の 提 案 に 取 り 組 んだ この 取 組 は 美 術 学 科 1 年 生 の 授 業 である 地 域 美 術 演 習 の 授 業 内 容 として 平 成 24(2012) 年 6 月 から 取 り 組 み 同 年 9 月 1 日 2 日 には 合 宿 研 修 で 地 域 の 情 報 リサーチを 行 った その 後 同 年 11 月 11 日 に いしかわ 食 のてんこもりフェスタ に 出 店 し 点 心 のパッケージ ポスタ ー 看 板 キャラクターの 制 作 を 手 掛 け 点 心 の 販 売 も 担 当 した これは 石 川 県 地 域 連 携 促 進 事 業 に 対 する 協 力 事 業 である (8)アニメーション 制 作 小 松 市 より 乗 りもののまち 小 松 という 主 題 でのアニメーション 制 作 の 依 頼 を 受 け 美 術 学 科 デザイン 映 像 コースの 2 年 生 が 小 松 市 のキャラクター やさまざまな 乗 りものが 活 躍 する 子 ども 向 けアニメーションを 9 月 ~12 月 ま での 4 か 月 間 で 制 作 した (9)ぬいぐるみ 制 作 能 美 市 のキャラクター のみまる のぬいぐるみ 制 作 の 依 頼 を 受 け 美 術 学 科 ファッション 工 芸 コース 2 年 学 生 が 10 月 ~11 月 の 2 か 月 間 で 制 作 した (10)デジタル 絵 本 の 制 作 つたえよう 美 しき 森 推 進 委 員 会 の 依 頼 を 受 け つたえよう 美 しき 森 デ ジタル 絵 本 を 制 作 した 幼 児 小 学 生 向 けの 10 話 を 制 作 し 県 内 の 公 立 図 書 館 に 寄 贈 された 10 月 ~12 月 の 制 作 期 間 で 1 年 生 2 年 生 の 有 志 学 生 13 人 が 制 作 した (11) 集 客 力 アップのための 企 画 提 案 加 賀 地 区 のフルーツランドの 活 性 化 提 案 プロジェクトの 依 頼 を 受 け 集 客 力 - 133 -
アップのための 企 画 提 案 を 行 った 10 月 ~12 月 の 期 間 に 美 術 学 科 デザイン 映 像 コース 2 年 生 が 取 り 組 んだ (12)オブジェ 制 作 JR 松 任 駅 前 に 設 置 するオブジェ 制 作 の 依 頼 を 受 け 10 月 ~3 月 までの 制 作 期 間 を 経 て 美 術 学 科 ファッション 工 芸 コース 2 年 生 が 制 作 を 担 当 して 完 成 し 平 成 25(2013) 年 3 月 に 設 置 された (13) 大 学 コンソーシアム 石 川 の 地 域 連 携 事 業 平 成 24(2012) 年 度 大 学 コンソーシアム 石 川 が 行 う 地 域 貢 献 型 学 生 プロジェ クト 推 進 事 業 地 域 課 題 研 究 ゼミナール 支 援 事 業 において 本 学 の 取 組 2 件 が 採 択 された 特 に 地 域 課 題 研 究 ゼミナール 支 援 事 業 においては 地 域 社 会 の 教 育 力 を 活 かした 幼 児 教 育 について ( 和 泉 ゼミ)が 畠 山 賞 優 秀 地 域 課 題 研 究 ゼミナール として 選 ばれ 表 彰 された 1 地 域 貢 献 型 学 生 プロジェクト 推 進 事 業 恋 人 の 聖 地 を 活 用 した 地 域 づくり- 白 山 ろく 全 体 で 考 える- を 課 題 とし 学 生 12 人 のメンバーで 地 域 交 流 研 究 会 ( 若 月 ゼミ)を 立 ち 上 げた ゼミのメンバー12 人 の 中 から 3 人 が 恋 人 の 聖 地 をテーマに 研 究 活 動 を 行 った それ 以 外 の 学 生 もフィールドが 白 山 ろく 地 区 であったため 自 分 たちの 研 究 の 中 ( 観 光 情 報 観 光 イベント)には 恋 人 の 聖 地 を 意 識 的 に 考 えな がら 1 年 間 行 ってきた このテーマは もともと 白 山 一 里 野 温 泉 観 光 協 会 が 白 山 市 の 力 を 借 りて 恋 人 の 聖 地 認 定 を 受 けた 所 から 始 まり 白 山 温 泉 郷 の 認 定 名 を 使 用 してい るため 白 山 ろく 地 域 全 体 の 取 り 組 みとしなければならないという 問 題 を 抱 えていた 白 山 市 観 光 推 進 部 白 山 ろく 振 興 課 からの 提 案 で どうしたら 恋 人 の 聖 地 に 若 者 が 集 うのかというテーマで 投 げかけられた 1 年 をかけて 白 山 ろくでの 体 験 食 見 学 をし まずはゼミ 学 生 自 身 が 白 山 ろくについて 好 きになること 次 に 恋 人 の 聖 地 についての 理 解 を 深 め それ をどのように 広 めていくかを 課 題 について 調 査 研 究 を 行 った 2 地 域 課 題 研 究 ゼミナール 支 援 事 業 地 域 社 会 の 教 育 力 を 活 かした 幼 児 教 育 について をテーマに 和 泉 ゼミ 百 海 ゼミの 学 生 18 人 で 構 成 し 小 松 市 の 課 題 理 科 大 好 き ものづくり 活 性 化 に 取 り 組 んだ かねてより 小 松 市 は 地 域 家 庭 における 教 育 力 の 低 下 の 克 服 を 子 ども 育 成 の 重 大 な 課 題 と 捉 え その 重 点 施 策 として 自 然 体 験 科 学 体 験 を 特 化 し つつ 地 域 社 会 との 交 流 に 重 きを 置 いてきた なかでも 保 育 活 動 に 多 くの 期 待 を 寄 せ 地 域 密 着 型 の 体 験 型 学 びを 通 して 豊 かな 子 どもの 育 ちを 保 障 してい きたいと 考 えた 保 育 の 営 みは 子 どもの 生 活 と 遊 び に 集 約 されて 展 開 する その 遊 びの 中 でも 科 学 遊 び が 他 の 運 動 遊 び 等 に 比 して 低 迷 している 現 状 が 聞 き 取 り によって 確 認 されている こうした 点 に 鑑 み 自 然 観 察 を 中 核 として 地 域 の 諸 団 体 との 連 携 のもとで - 134 -
実 践 する 保 育 的 支 援 のあり 方 を 本 ゼミとしても 追 求 していきたいと 考 えた 目 的 は 第 一 義 に 子 どもの 育 ちを 支 えることにある 小 松 市 の 幼 児 から 学 童 までの 一 貫 した 課 題 を 本 ゼミは 積 極 的 に 取 り 込 み 一 方 地 域 社 会 の 教 育 力 にも 活 路 を 得 て 当 初 の 研 究 目 的 は 達 成 できたと 考 え る とりわけ 子 どもの 感 じる 心 の 高 まりや 科 学 的 思 考 への 道 標 とな り 得 る 保 育 の 展 開 に 子 どもの 大 きな 変 容 を 読 み 取 っている また 当 該 保 育 所 を 通 しての 地 域 への 浸 透 は 保 育 は 地 域 と 共 にという 認 識 を 一 層 強 めた そのほか 本 学 の 教 員 は 白 山 市 をはじめとした 地 方 公 共 団 体 や 商 工 会 議 所 等 の 審 議 会 委 員 審 査 員 として また 各 種 講 演 会 や 研 修 会 の 講 師 などにより 地 域 に 貢 献 している (b) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 課 題 を 記 述 する (c) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 改 善 計 画 を 記 述 する 基 準 (3) 教 職 員 及 び 学 生 がボランティア 活 動 等 を 通 じて 地 域 に 貢 献 している (a) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 現 状 を 記 述 する 学 生 のボランティア 活 動 は 幼 児 教 育 学 科 学 生 が 活 発 で 学 科 全 体 でその 活 動 を 支 援 している 平 成 24(2012) 年 度 も 実 習 に 関 連 した 保 育 所 幼 稚 園 施 設 か らの 依 頼 県 市 町 などからの 依 頼 を 中 心 に 約 50 回 延 べ 400 人 ほどの 学 生 が 活 動 を 実 施 した 担 当 教 員 からの 呼 びかけに 熱 心 に 活 動 を 続 ける 学 生 も 見 られ 成 果 をあげている また ダンス 部 など 地 域 のイベントへのボランティア 参 加 も 活 発 である 主 なボランティア 活 動 は 次 のとおりである 1 保 育 実 習 など 実 習 関 連 の 活 動 実 習 先 からの 依 頼 で 保 育 所 幼 稚 園 の 運 動 会 などの 行 事 のお 手 伝 いへの 参 加 があった また 障 がい 関 係 の 社 会 福 祉 施 設 での 活 動 では 実 習 生 の 2 年 生 とこれから 実 習 を 考 えている 1 年 生 が 相 互 に 刺 激 しながら 活 動 できた 2 白 山 市 松 任 図 書 館 でのおはなし 会 平 成 16(2004) 年 度 より 白 山 市 松 任 図 書 館 が 主 催 する 乳 幼 児 向 けのおはな し 会 に 参 加 し 活 動 を 継 続 してきた 平 成 20(2008) 年 度 からは 社 会 人 おはな しボランティアの 会 ひまわりの 会 と 合 同 で 毎 月 1 回 の 土 曜 日 に 活 動 するよ うになった 平 成 24(2012) 年 度 からは この 窓 口 を 保 育 実 習 指 導 A 及 び C 教 育 実 習 指 導 の 担 当 である 教 員 が 受 け 持 ち 保 育 所 実 習 及 び 幼 稚 園 実 習 の 事 前 学 習 事 前 体 験 と 関 連 させて 学 生 への 参 加 の 呼 びかけを 行 った 社 会 人 ボランティ アの 方 からの 指 導 や 助 言 が 熱 心 なこともあり 参 加 学 生 にとっては 実 習 に 向 けてのよい 体 験 ができたとの 意 見 が 多 く 聞 かれた 3やまのおじいちゃんおばあちゃんとの 交 流 事 業 - 135 -
平 成 22(2010) 年 度 から 白 山 市 との 協 力 で 白 山 市 山 間 部 における 世 代 間 交 流 事 業 を 展 開 している 初 年 度 は 石 川 大 学 コンソーシアムの 補 助 事 業 と して 活 動 していたが 平 成 23(2011) 年 度 からは 石 川 県 の 石 川 県 地 域 連 携 促 進 事 業 に 連 続 して 採 択 され 活 動 を 継 続 している 事 業 概 要 は 白 山 市 観 光 推 進 部 NPO 法 人 おやこの 広 場 あさがお 活 動 地 区 町 内 会 と 協 力 し 世 代 間 交 流 のためのイベントを 企 画 開 催 した 具 体 的 には 白 山 市 の 平 野 部 の 親 子 が 山 間 部 を 訪 問 し 地 域 の 高 齢 者 と 共 同 して 地 域 からの 要 望 や 季 節 に 応 じた 活 動 を 行 った 22 人 の 学 生 が 幼 児 教 育 学 科 生 と しての 専 門 性 を 活 かして 児 童 幼 児 の 世 話 にあたる 他 高 齢 者 や 幼 児 には 困 難 な 作 業 にも 従 事 した イベント 開 催 に 際 しては 事 前 に 打 ち 合 わせ イベント 終 了 後 に 反 省 会 成 果 発 表 を 行 った 4 子 育 て 支 援 事 業 石 川 県 子 育 て 支 援 財 団 からの 依 頼 を 受 けて 今 年 度 も 子 育 て 支 援 メッセ 石 川 や はだしの 王 国 の 運 営 協 力 に 学 生 が 参 加 した この 活 動 は 親 子 でイ ベントに 参 加 する 乳 幼 児 とその 保 護 者 とかかわることができ 学 生 にとっては 貴 重 な 体 験 となっている (b) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 課 題 を 記 述 する ボランティアに 参 加 する 学 生 が 一 部 の 学 科 に 集 中 する 傾 向 にある (c) 自 己 点 検 評 価 を 基 に 改 善 計 画 を 記 述 する 全 学 的 なボランティア 活 動 推 進 に 向 けての 方 策 を 検 討 する - 136 -