PowerPoint プレゼンテーション



Similar documents
Microsoft PowerPoint _GP向けGL_final

診療行為コード

図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

5 月 19 日 5 新 生 児 の 呼 吸 障 害 GIO: 新 生 児 期 に 生 じる 呼 吸 障 害 の 病 態 の 特 徴 を 説 明 でき 胸 部 XPから 診 断 できる SBO: 1. 新 生 児 呼 吸 障 害 の 病 態 に 基 づく 症 状 の 特 徴 を 説 明 できる 2.

<96DA8E9F81698D8791CC A2E786C73>

ひろっぱ355号2月Web用に.indd

Microsoft Word - 3大疾病保障特約付団体信用生命保険の概要_村上.docx

HIV感染防止マニュアル(出力用).indd

○00表紙

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

1章A_責了.indd

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

一 方 でも 自 分 から 医 師 に 症 状 の 変 化 について 伝 えている 割 合 は シーズン 前 では 満 足 な と 同 じ %でしたが シーズン 開 始 直 後 から 高 くなり シーズン 後 半 では の 31%を 上 回 り 42%となっています (グラフ 3) ギャップ 3:

1.H26年エイズ発生動向年報ー概要

認 定 看 護 師 専 門 看 護 師 集 中 ケア 新 生 児 集 中 ケア A 呼 吸 ケアチーム 加 算 150 点 呼 吸 ケアチームの 設 置 救 急 看 護 小 児 救 急 看 護 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 急 性 重 症 患 者 看 護 A 247 認 知 症

公平委員会設置条例

議案第   号

取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

障害福祉制度あらまし目次

10w.xdw

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

5 月 25 日 2 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 2 GIO: 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 を 理 解 する SBO: 1. 急 性 慢 性 炎 症 性 疾 患 を 説 明 できる 2. 扁 桃 の 疾 患 を 説 明 できる 3. 病 巣 感 染 症 を 説 明 できる 4

< F2D874491E682528FCD2091E DF C A2E>

監 修 北 辰 会 有 澤 総 合 病 院 内 科 大 八 木 秀 和 1 時 間 目 子 宮 内 膜 症 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 産 婦 人 科 中 原 辰 夫 NAKAHARA Tatsuo 月 経 困 腎 難 不 を 全 訴 とはどのような えて 来 院 される

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分


5

toukyuhyo

件名

大 腸 がん 術 後 内 服 化 学 療 法 連 携 1コース~3コース 大 腸 がん 術 後 内 服 化 学 療 法 連 携 4コース 以 降 拠 点 病 院 への 紹 介 基 準 : 食 事 が 入 らないとき 腫 瘍 マーカー 上 昇 時 発 熱 時 処 方 拠 点 病 院 への 紹 介 基

アフターケア.indd

前橋市軽自動車税減免要綱(案)1

tokutei2-7.xls

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

5 月 27 日 4 子 宮 頸 癌 1 GIO: 子 宮 頸 癌 の 病 態 診 断 治 療 について 理 解 する SBO: 1. 子 宮 頸 癌 の 発 癌 のメカニズムや 発 癌 過 程 について 説 明 できる 2. 子 宮 頸 癌 および 前 癌 病 変 の 分 類 ついて 説 明 でき

地域支援心理研究センター 紀要 第10号

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病


( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

<4D F736F F D F582CC88E78E998B788BC693998FF097E15F E31318C8E333093FA816A>

( 通 則 の 見 直 し) 6 鋼 線 等 による 直 達 牽 引 介 達 牽 引 又 は 消 炎 鎮 5 区 分 番 号 J117に 掲 げる 鋼 線 等 による 直 達 痛 等 処 置 を 併 せて 行 った 場 合 は 心 大 血 管 疾 患 リハビリテーション 料 脳 血 管 疾 患 等

Taro-%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E8%81%B

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

伊勢崎市職員職場復帰支援制度

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

カラーP1.indd

Microsoft Word - 2章.doc

( 別 添 )インフルエンザに 伴 う 異 常 な 行 動 に 関 する 報 告 基 準 ( 報 告 基 準 ) ( 重 度 調 査 )インフルエンザ 様 疾 患 と 診 断 され かつ 重 度 の 異 常 な 行 動 を 示 した 患 者 につき ご 報 告 ください ( 軽 度 調 査 )インフ

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

仙台市のエイズ・性感染症の現状       資料4

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

Ⅰ 年 金 制 度 昭 和 37 年 12 月 1 日 に 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 が 施 行 され 恩 給 から 年 金 へ 昭 和 61 年 4 月 から 20 歳 以 上 60 歳 未 満 のすべての 国 民 が 国 民 年 金 に 加 入 厚 生 年 金 基 金 職 域

光 輪 はさみこども 園 学 校 保 健 安 全 法 ( 第 19 条 )に 準 ずる(H24.4 改 定 ) 病 名 感 染 しやすい 期 間 登 園 のめやす 症 状 ( 発 熱 全 身 症 状 呼 吸 器 症 状 )がある 期 間 インフルエンザ ( 発 症 前 24 時 間 ~ 発 病 後

<4D F736F F D F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E92E646F63>

製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

Microsoft Word - 通知 _2_.doc

Microsoft Word - 目次.doc

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

一般用漢方製剤の添付文書等に記載する使用上の注意の一部改正について_3

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

埼玉県/自動車税事務所 障害者の方のための減免制度

後期高齢者医療制度

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

Microsoft Word 菊地

毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

○00表紙

<4D F736F F F696E74202D208D4C94A C BB38EBA814089FC95CF2E B8CDD8AB B83685D>

Microsoft Word - conference

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

2-1膠原病.doc

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

平成16年度

質 を 向 上 させることが 医 療 経 済 の 効 率 化 につながると 思 われます( 図 1) 感 染 症 の 場 合 を 考 えてみます 早 期 に 診 断 し 適 正 な 治 療 をし 合 併 症 なく 早 期 に 治 癒 させることができれば 入 院 費 治 療 費 などを 減 少 させ

Taro-iryouhoken

人 間 ドックコース( 脳 検 査 がん 検 査 含 む) 298,000 円 / 税 込 その 他 肥 満 症 やせ 症 高 / 低 血 圧 近 視 乱 視 白 内 障 緑 内 障 網 膜 疾 患 外 部 の 音 を 遮 断 したブースで 音 を 聞 き 取 って 調 難 聴 腹 部 超 音 波

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

 

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

(Microsoft Word _10\214\216\222\262\215\270\203\212\203\212\201[\203X_\215\305\217I\215e.doc)

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

2 ペインクリニック ペインクリニック 科 に 関 しては 先 ずは 様 々な 痛 みの 症 例 を 正 確 に 診 断 できる 能 力 の 養 成 を 最 大 の 目 標 にします その 過 程 で 薬 物 療 法 神 経 ブロック( 超 音 波 透 視 下 を 含 む) Intervention

< F2D8C928D4E8AC7979D82CC8EE888F882AB2E6A7464>

路 症 状 の 副 作 用 は 少 ないと 言 われている 一 方 Ray らが 報 告 した 大 規 模 調 査 では 突 然 死 の 発 生 率 はわずかながら 第 一 世 代 1.99 に 比 し 第 二 世 代 の 薬 剤 で 2.26 と 増 加 したことが わかっている(Ray et a

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定


遺 伝 の は な し 1

untitled

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

人生の最終段階における医療に関する意識調査 結果の概要

: 必 須 項 目 : 必 要 時 に 行 います : 補 助 化 学 療 法 施 行 時 に 実 施 病 院 4ヶ 月 5ヶ 月 6ヶ 月 ~メモ~ *あなたが 手 術 を 受 けた 日 平 成 年 月 日 内 はあなたにご 記 入 いただ きます

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Transcription:

2016/2/13

けいれんや 意 識 障 害 の 発 作 が 繰 り 返 しおこる 脳 神 経 の 慢 性 の 病 気 発 作 は 脳 の 神 経 細 胞 が 過 剰 に 興 奮 するためにおこる

WHO ( 世 界 保 健 機 関 )が 2015 年 に てんかんを 重 要 課 題 であるという 決 議 を 採 択 した

脳 神 経 の てんかん 熱 性 けいれん 胃 腸 炎 に 伴 うけいれん てんかんに 一 見 似 ていて 違 う 発 作 例 : 失 神 泣 き 入 りひきつけ 睡 眠 障 害 チック 急 性 脳 炎 脳 症 髄 膜 脳 炎 頭 部 外 傷

日 本 では 約 100 万 人 の 患 者 が いると 推 定 される 100 人 に1 人 の 割 合 誰 もがなりうる 病 気

年 齢 により 発 症 し 易 いてんかんの タイプが 異 なる 小 児 期 に 発 症 するてんかんが 多 い 思 春 期 頃 から 発 症 するタイプもある 高 齢 になり 発 症 するてんかんも 多 い

一 般 に 子 どもはけいれんをおこし 易 い 熱 性 けいれんなどの 非 てんかん 性 発 作 が 多 い 脳 障 害 を 原 因 とするてんかんは 難 治 のことが 多 い 一 方 で 素 因 の 関 係 したてんかんは 良 性 の ことが 多 い 子 どもでは 難 治 と 良 性 が2 極 化 さまざまな 原 因 で 起 こる 年 齢 により 特 徴 的 なてんかん 症 候 群 が 発 症 する 脳 波 異 常 の 検 出 率 が 成 人 より 高 い 検 査 や 治 療 で 特 別 な 配 慮 が 必 要

診 断 の 最 も 重 要 な 手 がかりは 発 作 の 症 状 自 覚 症 状 と 目 撃 証 言 前 兆 意 識 や 行 動 の 変 化 けいれんの 部 位 眼 球 の 動 きや 姿 勢 の 変 化 発 作 時 の 異 常 行 動 発 作 の 持 続 時 間 発 作 後 の 回 復 の 様 子 脳 波 検 査 画 像 検 査 本 人 に 自 覚 症 状 を 聞 いても 分 らない 検 査 をひどく 嫌 がることがある 検 査 によっては 鎮 静 が 必 要

( け い れ ん 準 備 性 ) け い れ ん の 起 こ り や す さ 熱 性 けいれん 好 発 新 生 児 期 乳 児 期 幼 児 期 学 童 期 思 春 期 成 人 期

新 生 児 期 新 生 児 発 作 はあるが てんかんそのものの 発 症 は 少 ない 先 天 性 異 常 によるてんかんが ある 生 後 3カ 月 から 幼 児 期 次 第 にけいれんの 起 こりやすさが 高 まり 2 歳 ころがピーク 種 々のタイプのてんかんが 発 症 熱 性 けいれんなどの 類 縁 疾 患 も 多 い

幼 児 期 ~ 学 童 期 良 性 てんかんが 発 症 する 思 春 期 以 降 成 人 期 てんかんと 同 様 の 発 作 が 多 くなる 一 方 で 失 神 や 心 因 反 応 といった 非 てんかん 性 発 作 症 状 もおこりやすい

( 焦 点 性 局 在 関 連 性 ) 海 馬 硬 化 症 腫 瘍 皮 質 形 成 異 常 など

てんかんの 検 査 : 脳 の 活 動 で 発 生 する 弱 い 電 流 を 記 録 こどもの 脳 波 はどの 病 院 でもとれる 訳 ではない! 脳 波 は 誰 でも 読 める 訳 ではない!

覚 醒 時 睡 眠 Fp2 F8 F4 C4 T4 P4 T6 O2 Fp1 F7 F3 C3 T3 P3 T5 O1 てんかん 発 射 ( 棘 波 )

脳 波 上 のてんかん 発 射 棘 波 (spike) 3 c/s 棘 徐 波 (spike-and-wave) 鋭 波 (sharp wave) 多 棘 波 (multiple spikes) 緩 徐 性 棘 徐 波 (slow spike-and-wave) 多 棘 徐 波 (multiple spikes-and-wave)

発 作 時 脳 波 ( 焦 点 性 発 作 )

てんかん 発 作 はどんな 症 状? 短 い 意 識 消 失 欠 神 発 作 ( 小 発 作 ) ピクッとする 発 作 ミオクロニー 発 作 全 身 のけいれん 強 直 間 代 発 作 ( 大 発 作 ) 意 識 の 濁 る 発 作 複 雑 部 分 発 作 体 が 硬 くなる 発 作 強 直 発 作 おじぎのような 動 作 を 繰 り 返 す 乳 児 の 発 作 点 頭 発 作 起 りやすい 発 作 やてんかんの 種 類 は 年 齢 でかわる

代 表 的 な 発 作 全 身 が 固 くなり 次 いでガクガク 意 識 を 消 失 して 倒 れる 色 々なタイプのてんかんで 起 こる 小 児 ~ 成 人 全 般 てんかん~ 部 分 てんかん

数 秒 ~ 数 十 秒 間 の 意 識 消 失 発 作 けいれんではなく 倒 れない 定 型 欠 神 は 正 常 発 達 の 小 児 におこる 幼 児 期 ~ 学 童 期 : 小 児 欠 神 てんかん 思 春 期 : 若 年 欠 神 てんかん 比 較 的 治 療 に 反 応 し 易 い

欠 神 発 作 の 発 作 時 脳 波 ( 小 児 欠 神 てんかん)

脳 内 の 焦 点 から 異 常 活 動 がおこり 意 識 が 濁 る 発 作 前 兆 は 発 作 焦 点 を 示 す 凝 視 顔 色 不 良 自 動 症 など けいれんすることもある 乳 幼 児 から 成 人 まで 認 める 小 児 は 前 兆 などの 自 覚 症 状 が 分 かりにくい

四 肢 が 一 瞬 ピクッと 動 く 発 作 倒 れることもある 色 々な 全 般 てんかんで 認 める 乳 児 良 性 ミオクロニーてんかん 乳 児 重 症 ミオクロニーてんかん (ドラベ 症 候 群 ) レノックス ガストー 症 候 群 若 年 ミオクロニーてんかん

ミオクロニー 発 作 の 発 作 時 脳 波

全 身 が 数 秒 ~ 数 十 秒 間 強 直 する 発 作 特 に 症 候 性 全 般 てんかんで 認 める レノックス ガストー 症 候 群 治 療 に 抵 抗 することが 多 い てんかん 重 積 状 態 になることがある

乳 児 が 前 屈 したりピクッとする 動 作 を 数 十 秒 間 隔 で 繰 り 返 す ( 点 頭 てんかん ウエスト 症 候 群 ) 色 々な 原 因 で 発 症 する 脳 波 でヒプサリズミアを 認 める 発 達 遅 滞 をおこすことが 多 く 強 力 な 治 療 が 必 要

ヒプサリズミア ( 点 頭 てんかん ウエスト 症 候 群 )

薬 物 療 法 ( 抗 てんかん 薬 療 法 ) 発 作 型 などから 適 切 な 薬 を 選 択 し 規 則 正 しく 内 服 治 療 期 間 は 数 年 以 上 この 間 に 脳 波 検 査 薬 の 濃 度 測 定 副 作 用 の 検 査 などを 定 期 的 に 実 施 てんかん 外 科 治 療 てんかんの 発 作 の 発 生 源 ( 焦 点 )となる 病 巣 が 明 らかな 場 合 には その 部 位 を 切 除 したり 脳 内 の 伝 播 を 遮 断 する 手 術 を 行 うことで 治 療 できる 例 がある

発 作 型 分 類 とてんかん 診 断 を 正 確 に 行 い これに 基 づいて 治 療 計 画 を 立 て 実 行 (2 回 目 の 発 作 から 治 療 を 開 始 することが 多 いが 病 状 による) 原 則 として 1 剤 で 開 始 少 量 から 始 め 漸 増 発 作 頻 度 脳 波 所 見 血 中 薬 剤 濃 度 副 作 用 のチェック 規 則 正 しい 長 期 服 薬 と 定 期 的 脳 波 検 査 経 過 観 察

主 に 全 般 発 作 に 使 用 する 薬 剤 バルプロ 酸 (デパケン セレニカR ) エトスクシミド(エピレオプチマル ) 主 に 部 分 発 作 に 使 用 する 薬 剤 カルバマゼピン (テグレトール ) フェニトイン(アレビアチン ) ゾニサミド(エクセグラン ) トピラマート(トピナ ) レベチラセタム(イーケプラ ) など 両 方 の 発 作 に 使 用 する 薬 剤 ラモトリギン(ラミクタール ) クロバザム(マイスタン )

ふらつき 眠 気 ( 投 与 量 が 多 いとき) 複 視 眼 振 (アレビアチンやテグレトールの 中 毒 ) 薬 疹 ( 新 しい 薬 の 開 始 2~4 週 間 以 内 特 にテグレトールやラミクタール) 肝 機 能 障 害 嘔 吐 食 欲 不 振 食 欲 亢 進 (とくにデパケンやセレニカR) 血 液 異 常 ( 例 :デパケンやセレニカRで 血 小 板 減 少 )

色 々なタイプの 小 児 の 発 作 短 い 意 識 消 失 欠 神 発 作 ( 小 発 作 ) ピクッとする 発 作 ミオクロニー 発 作 全 身 のけいれん 強 直 間 代 発 作 ( 大 発 作 ) 意 識 の 濁 る 発 作 複 雑 部 分 発 作 体 が 硬 くなる 発 作 強 直 発 作 おじぎのような 動 作 を 繰 り 返 す 乳 児 の 発 作 点 頭 発 作

けいれん 熱 性 けいれん 胃 腸 炎 に 伴 うけいれん 高 熱 や 軽 症 の 胃 腸 炎 に 伴 っておこる 良 性 で 年 齢 が 大 きくなるとおさまる たいていは てんかんにはならない 持 続 の 長 い 発 作 や 回 数 が 多 いときは 緊 急 の 治 療 が 必 要 熱 性 けいれんでは 脳 波 はふつう 必 要 ない

発 作 が 長 時 間 持 続 するか または 短 い 発 作 が 頻 発 してその 間 に 意 識 の 回 復 が ない 状 態 持 続 時 間 は 一 般 に 30 分 以 上 とする 発 作 の 持 続 が 5 分 を 超 えると 遷 延 する 可 能 性 が 高 くなる

坐 薬 ジアゼパム (ダイアップ ) エスクレ 坐 薬 は 投 与 して 効 果 が 出 るまでに15~20 分 程 度 時 間 がかかる 注 射 薬 ジアゼパム (セルシン ホリゾン ) フェノバルビタール(ノーベルバール ) ミダゾラム(ミダフレッサ ) ホスフェニトイン(ホストイン )

てんかん の 発 作 失 神 ( 脳 貧 血 ) 泣 き 入 りひきつけ 睡 眠 障 害 ( 過 眠 症 夜 驚 など) 不 随 意 運 動 チック 等 など... てんかんと 見 分 けるために 専 門 的 な 診 察 と 検 査 が 必 要 なことがあります

体 は 硬 いか ピクピク ガクガクしているか あるいは 力 が 抜 けてぐったりしているか 眼 球 の 位 置 や 動 き けいれんの 様 子 に 左 右 差 はないか 表 情 顔 色 唇 の 色 呼 吸 の 状 態 呼 びかけに 対 する 反 応 どの 程 度 の 時 間 続 いたか

すでに 診 断 がついている 熱 性 けいれん 泣 き 入 りひきつけ てんかん(いつもと 同 じ 発 作 ) 発 作 が 長 引 かないときは 翌 日 に 普 通 の 外 来 を 受 診

生 まれて 初 めてのけいれん 1 歳 までの 乳 児 のけいれん 5~10 分 以 上 続 くときは さらに 長 引 く 可 能 が あり 救 急 受 診 の 準 備 を けいれんの 起 こる 前 後 に 異 常 に 強 い 頭 痛 うとうと 眠 るばかりする 興 奮 する うわごと などの 他 の 症 状 があるとき けいれんの 後 どちらかの 手 足 の 動 きが 悪 いとき

もともと 発 作 があって 病 院 にかかっているときは 長 時 間 続 いたりいつもと 違 う 様 子 があるので なければ 救 急 外 来 を 受 診 する 必 要 はない 通 常 の 外 来 受 診 でよい 心 配 な 症 状 があったり 心 配 で 受 診 したいときも もしすでにけいれんがおさまって 意 識 が 戻 って いれば 救 急 車 を 呼 ばなくてもよい

発 作 で 嘔 吐 することがあるので 吐 いたものが のどに 詰 まらないように 顔 体 を 横 に 向 ける ( 側 臥 位 ) 静 かに 寝 かせて 発 作 の 様 子 とその 後 の 様 子 を 冷 静 によく 観 察 する ( 呼 びかけに 対 する 反 応 ) 時 計 で 時 間 を 確 認 する ( 発 作 の 長 さを 計 る) 危 険 物 を 除 く からだが 熱 いときは 熱 を 計 る 発 作 が 長 引 けば 緊 急 受 診 ( 重 積 状 態 )

口 の 中 に 箸 などのものを 入 れること ( 口 の 中 をけがしたり のどがつまる 危 険 がある) 目 を 覚 まさせようと 大 声 で 呼 びかけたり 揺 すったりすること

子 ども 達 のてんかんを 治 すためのチームです!