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(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

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1 街 なみの 形 成 に 関 するルールづくり 等 の 指 定 状 況 宗 像 都 市 計 画 区 域 内 においては 土 地 利 用 のすみわけを 行 うために 用 途 地 域 が 設 定 されてお り 用 途 地 域 ごとに 建 物 の 用 途 建 ぺい 率 容 積 率 のルールが 定 められています 第 1 種 2 種 低 層 住 居 専 用 地 域 においては 建 築 物 の 高 さの 限 度 を 10m 敷 地 面 積 の 最 低 限 度 を 200 m2に 設 定 しています さらに 各 地 域 の 状 況 に 合 わせたきめ 細 かなルールをつくるために 地 区 計 画 という 制 度 があります 地 区 計 画 では 地 域 のまちづくり 組 織 で 話 し 合 いを 重 ね 住 民 の 合 意 を 得 ることに より 地 域 ごとにルールをメニューの 中 から 決 定 することができます 市 内 には 地 区 計 画 を 策 定 している 地 域 が 25 地 区 存 在 し 地 域 ごとに 設 定 されたルールが 景 観 の 形 成 にとって 大 きな 役 割 を 担 っています また 建 築 協 定 や 緑 地 協 定 を 定 めている 地 域 もあり 土 地 の 分 譲 を 受 けたものが 協 定 に 従 うと いう 形 で 街 なみ 形 成 に 関 するルールが 定 められています その 他 にも 県 の 条 例 や 市 の 規 則 により 区 域 指 定 やまちづくり 協 定 の 締 結 が 行 われ 地 区 ご とに 街 なみ 形 成 に 関 するルールが 定 められているケースがあります 各 法 律 条 例 等 に 基 づく 各 種 制 度 の 指 定 状 況 ( 都 市 計 画 関 係 ) 法 律 条 例 制 度 本 市 での 位 置 づけ 景 観 形 成 への 効 果 都 市 計 画 法 用 途 地 域 宗 像 都 市 計 画 区 域 の 市 街 化 区 域 内 各 地 域 の 景 観 にふさわし くない 用 途 等 の 建 築 物 の 立 地 防 止 地 区 計 画 市 内 25 地 区 で 策 定 景 観 を 含 めた 各 地 区 の 特 性 に 応 じたまちづくりを 推 進 するため 建 築 行 為 や 開 発 行 為 を 適 正 に 規 制 誘 導 建 築 基 準 法 建 築 協 定 公 園 通 りで 締 結 法 律 に 基 づくルールの 上 乗 せとして 特 定 の 地 区 の 建 築 物 に 関 する 基 準 を 設 定 都 市 公 園 法 都 市 計 画 公 園 都 市 計 画 区 域 内 に 設 置 魅 力 ある 景 観 要 素 となる 公 園 整 備 都 市 緑 地 法 緑 地 協 定 市 内 2ヶ 所 で 締 結 :アメニス 自 由 ヶ 特 定 の 地 区 におけるまと 丘 和 歌 美 台 の 一 部 (どちらも 第 54 まった 緑 地 の 保 全 及 び 緑 条 規 定 : 宅 地 開 発 事 業 において 分 譲 化 の 推 進 を 受 けた 者 が 緑 地 協 定 に 従 うもの) 福 岡 県 市 街 化 調 整 区 域 における 開 発 許 可 等 の 基 区 域 指 定 市 内 2 地 区 が 指 定 ( 池 浦 地 区 武 丸 冨 地 原 地 区 ) 市 街 化 調 整 区 域 における 低 密 度 かつ 小 規 模 な 緑 豊 かな 開 発 の 誘 導 準 に 関 する 条 例 宗 像 市 まちなみ 景 観 形 成 規 則 まちづく り 協 定 旧 唐 津 街 道 原 町 ( 南 郷 地 区 )で 締 結 街 なみ 修 景 の 取 組 みを 実 施 11

2 自 然 環 境 歴 史 文 化 の 保 全 のための 指 定 状 況 自 然 環 境 や 森 林 農 地 に 関 しては 現 状 保 全 を 基 本 とした 各 種 法 律 条 例 に 基 づき 規 制 事 項 が 定 められています その 規 制 により 山 間 部 や 田 園 地 帯 の 開 発 が 抑 制 され 結 果 的 に 里 山 景 観 や 豊 かな 山 なみの 保 全 にもつながっています また 歴 史 や 文 化 に 関 しては 文 化 財 保 護 法 及 び 同 法 に 基 づく 県 市 の 条 例 により 指 定 を 受 けた 文 化 財 そのものが 失 われないように 保 護 されており 各 地 域 の 歴 史 文 化 的 景 観 の 保 全 につ ながっています 平 成 16 年 の 法 改 正 の 際 には 重 要 文 化 的 景 観 の 選 定 についても 法 の 中 に 位 置 づけられており 文 化 財 行 政 と 景 観 行 政 をつなぎ 景 観 を 文 化 的 にも 価 値 があるものとして 指 定 する 動 きも 全 国 的 に 見 られています 各 法 律 条 例 等 に 基 づく 各 種 制 度 の 指 定 状 況 ( 自 然 環 境 歴 史 文 化 関 係 ) 法 律 条 例 制 度 本 市 での 位 置 づけ 景 観 形 成 への 効 果 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 する 法 律 農 業 振 興 地 域 農 振 農 用 地 農 振 白 地 景 観 要 素 である 農 地 の 保 全 農 地 転 用 の 防 止 自 然 公 園 法 第 1~3 種 特 別 地 区 ( 許 可 ) 普 通 地 区 ( 届 出 ) 自 然 公 園 内 に 設 定 (さつき 松 原 勝 島 地 島 ) 土 地 の 形 状 変 更 工 作 物 の 新 改 増 築 広 告 物 の 設 置 等 の 行 為 の 規 制 自 然 環 境 保 全 法 特 別 地 区 ( 許 可 ) 自 然 環 境 保 全 地 域 に 指 定 ( 大 普 通 地 区 ( 届 出 ) 島 の 一 部 沖 ノ 島 ) 土 地 の 形 質 変 更 工 作 物 の 新 改 増 築 の 行 為 の 規 制 森 林 法 保 安 林 市 全 域 ( 主 に 山 間 部 )に 点 在 景 観 要 素 である 森 林 の 伐 採 や 開 発 の 制 限 文 化 財 保 護 法 福 岡 県 文 化 財 保 護 条 例 宗 像 市 文 化 財 保 護 条 例 国 県 市 指 定 文 化 財 建 造 物 記 念 物 民 俗 文 化 財 等 景 観 要 素 である 文 化 財 の 保 全 3 屋 外 広 告 物 に 関 する 規 制 状 況 本 市 では 現 在 福 岡 県 屋 外 広 告 物 条 例 に 基 づき 屋 外 広 告 物 の 設 置 行 為 の 規 制 が 行 われており 広 告 物 の 種 類 ごとに 定 められた 規 格 を 満 たしたものでなければ 設 置 が 認 められていません 規 格 を 満 たしたものであっても 常 時 または 一 定 期 間 継 続 して 屋 外 かつ 公 衆 に 設 置 する 看 板 立 看 板 はり 紙 及 びはり 札 広 告 塔 広 告 板 等 に 関 してはすべて 届 出 対 象 となり 設 置 にあたって は 市 への 許 可 申 請 が 必 要 です 市 全 域 が 対 象 区 域 であるため 広 くゆるやかに 規 制 がかかっており 周 囲 の 景 観 を 阻 害 しない ように 一 定 の 基 準 が 設 けられている 状 況 です 12

3 宗像 沖ノ島と関連遺産群 世界遺産登録の取組み状況 本市では 平成 21 年 1 月に 宗像 沖ノ島と関連遺産群 が国際連合教育科学文化機関 ユ ネスコ の世界遺産暫定リストに記載されたことを受け 福岡県 福津市と共同で 宗像 沖ノ 島と関連遺産群 世界遺産推進会議を設置し 世界遺産登録に向けて官民一体となった取組みを 行っています 宗像 沖ノ島と関連遺産群 の構成資産には 本市にある沖ノ島や宗像大社が含まれており その資産を適切に保全するための範囲として緩衝地帯が設定されています 緩衝地帯は 陸地だ けでなく海域にも広く設定されています この緩衝地帯の環境を維持するためには 法的又は慣 習的手法による規制が必要であるとされており 景観形成のルールづくりは非常に重要な要素で す そのため 緩衝地帯を景観法に基づく景観計画に位置づけ 景観条例と合わせて法的根拠を 持った規制を行い 適切に保全する必要があります 緩衝地帯の範囲 予定 海域 13

(4) 市 民 活 動 団 体 等 の 景 観 に 関 連 する 活 動 状 況 本 市 における 景 観 まちづくりは 旧 唐 津 街 道 の 原 町 での 街 なみの 修 景 事 業 や 住 宅 地 における まちのルールづくりをはじめとして 各 地 域 で 進 められています また 景 観 まちづくり 活 動 の 種 類 は 清 掃 活 動 花 植 え 緑 化 建 物 看 板 の 景 観 配 慮 歴 史 的 建 物 の 保 存 公 開 祭 りの 継 承 魅 力 的 な 景 観 の 紹 介 ガイド 教 育 多 岐 に 渡 ることが 特 徴 です 本 市 では 市 民 活 動 が 盛 んであり 景 観 を 守 ることが 主 目 的 でない 取 組 みであったとしても 結 果 として 各 地 域 の 景 観 保 全 につながっている 活 動 も 多 く 見 られます そのため 今 後 景 観 まちづ くりを 展 開 していく 上 で 非 常 にポテンシャルが 高 い 地 域 であると 言 えます 1 街 なみ 保 全 に 関 する 活 動 街 なみ 保 全 に 関 しては 唐 津 街 道 南 郷 協 議 会 を 中 心 とした 旧 唐 津 街 道 原 町 での 街 なみの 修 景 事 業 に 加 え 平 成 19 年 に ち ょっとよりみち 唐 津 街 道 むなかた が 九 州 風 景 街 道 に 登 録 され たことにより 街 なみと 調 和 した 灯 籠 案 内 看 板 等 の 設 置 赤 間 宿 を 含 め 街 道 沿 いの 取 組 みがさらに 盛 んになっています また 平 成 24 年 に 創 設 された 第 1 回 福 岡 県 屋 外 広 告 景 観 賞 を 赤 間 宿 に 立 地 する 勝 屋 酒 造 の 看 板 が 受 賞 しており 景 観 要 素 である 屋 外 広 告 物 の 分 野 でも 評 価 を 受 けています さらに NPO 法 人 文 化 財 保 存 工 学 研 究 室 により ザビエル 記 念 聖 堂 の 移 築 をはじめとした 文 化 財 建 造 物 や 歴 史 的 街 なみの 保 存 活 用 に 関 する 調 査 指 導 普 及 活 動 が 行 われています 勝 屋 酒 造 の 外 観 移 築 されたザビエル 記 念 聖 堂 2 自 然 環 境 保 全 に 関 する 活 動 自 然 環 境 保 全 に 関 しては さつき 松 原 や 釣 川 四 塚 連 山 市 の 代 表 的 な 自 然 景 観 を 保 全 する 取 組 みが 行 われています 城 山 新 立 山 白 山 城 址 の 登 山 道 や 自 由 の 森 遊 歩 道 において も 自 然 環 境 の 保 全 や 各 種 整 備 が 行 われており 森 林 景 観 の 保 全 につながっています また クリーンアップむなかたを 中 心 に 各 地 域 で 清 掃 活 動 が 実 施 されており 身 の 回 りの 景 観 の 良 好 な 状 態 を 維 持 するため に 大 きな 役 割 を 果 たしています さつき 松 原 での 清 掃 活 動 3 歴 史 文 化 継 承 に 関 する 活 動 歴 史 文 化 継 承 に 関 しては 宗 像 沖 ノ 島 世 界 遺 産 市 民 の 会 による 宗 像 沖 ノ 島 と 関 連 遺 産 群 の 世 界 遺 産 登 録 の 推 進 をはじめ 各 地 域 の 歴 史 文 化 の 継 承 祭 りやイベントの 実 施 継 続 な ど 市 内 の 歴 史 文 化 的 景 観 を 保 全 する 活 動 を 実 施 しています 14

また 海 の 道 むなかた 館 における 本 市 の 歴 史 の 展 示 案 内 や 市 民 に 身 近 な 歴 史 について 学 ぶ 場 を 提 供 する 活 動 も 行 わ れており 過 去 から 未 来 へ 本 市 の 歴 史 文 化 等 を 子 どもたちに つないでいく 取 組 みも 進 められています 4 観 光 交 流 情 報 発 信 に 関 する 活 動 景 観 まちづくりは 観 光 交 流 におけるまちの 魅 力 づくりと 関 係 する 要 素 です 宗 像 よしたけ 山 村 興 し 協 議 会 による 正 助 ふ るさと 村 グローバルアリーナと 連 携 した 着 地 型 観 光 の 取 組 み や 吉 武 や 赤 間 宿 等 での 歴 史 観 光 のボランティアガイドの 取 組 みは 本 市 の 景 観 の 魅 力 を 市 外 の 人 に 伝 えるという 意 味 で 景 観 まちづくりの 一 端 を 担 っています 市 民 活 動 団 体 等 における 景 観 まちづくりの 状 況 活 動 分 類 主 な 取 組 み みあれ 祭 ( 陸 上 神 幸 ) 赤 間 宿 でのボランティアガイド 街 なみ 保 全 旧 唐 津 街 道 原 町 での 街 なみの 修 景 事 業 ( 唐 津 街 道 南 郷 協 議 会 ) 文 化 財 建 造 物 及 び 歴 史 的 街 なみの 保 存 活 用 に 関 する 調 査 指 導 普 及 活 動 (NPO 法 人 文 化 財 保 存 工 学 研 究 室 ) 第 1 回 福 岡 県 屋 外 広 告 景 観 賞 屋 外 広 告 景 観 賞 受 賞 ( 勝 屋 酒 造 ) 九 州 風 景 街 道 ちょっとよりみち 唐 津 街 道 むなかた の 取 組 み( 唐 津 街 道 む なかた 推 進 協 議 会 ) 自 然 環 境 保 全 釣 川 河 口 海 岸 の 清 掃 活 動 (クリーンアップむなかた 釣 川 クリーン 作 戦 実 行 委 員 会 ) 釣 川 河 口 において 海 の 安 全 監 視 業 務 マリンスポーツの 推 進 ( 宗 像 ライフ セービングクラブ) 城 山 新 立 山 白 山 城 址 の 自 然 環 境 保 全 登 山 道 の 整 備 ( 城 山 新 立 山 白 山 城 址 を 守 る 会 ) 自 由 の 森 遊 歩 道 の 整 備 充 実 並 びに 景 観 改 善 を 図 るための 活 動 ( 自 由 の 森 遊 歩 道 を 守 る 会 ) カノコユリが 市 の 花 であることの 啓 発 普 及 (むなかた 水 と 緑 の 会 ) 竹 林 整 備 里 山 保 全 (NPO 法 人 宗 像 里 山 の 会 ) さつき 松 原 の 保 全 (さつき 松 原 管 理 運 営 協 議 会 ) 歴 史 文 化 継 承 旧 唐 津 街 道 赤 間 宿 の 歴 史 継 承 ( 赤 馬 塾 ) 赤 間 地 区 における 夢 灯 籠 まつりの 実 施 ( 夢 灯 籠 まつり 実 行 委 員 会 ) 宗 像 沖 ノ 島 と 関 連 遺 産 群 の 世 界 遺 産 登 録 の 推 進 ( 宗 像 沖 ノ 島 世 界 遺 産 市 民 の 会 ) 市 民 に 身 近 な 歴 史 について 学 ぶ 場 を 提 供 (むなかた 歴 史 を 学 ぼう 会 ) 海 の 道 むなかた 館 において 展 示 の 案 内 や 体 験 学 習 ( 地 域 学 芸 員 ) 観 光 交 流 歴 史 観 光 のボランティアガイド ガイドの 育 成 ( 宗 像 歴 史 観 光 ボランティア の 会 吉 武 歴 史 観 光 ボランティアの 会 赤 間 宿 観 光 ボランティアガイド) 情 報 発 信 正 助 ふるさと 村 グローバルアリーナと 連 携 した 着 地 型 観 光 の 推 進 ( 宗 像 よ したけ 山 村 興 し 協 議 会 ) 15