青 森 県 立 高 等 学 校 将 来 構 想 検 討 会 議 ( 第 8 回 ) 概 要 日 時 : 平 成 28 年 1 月 25 日 ( 月 ) 15:00~17:00 場 所 :ウェディングプラザアラスカ ダイヤモンド < 出 席 者 > 検 討 会 議 委 員 香 取 薫 議 長 瀧 本 壽 史 副 議 長 伊 藤 直 樹 委 員 小 山 内 世 喜 子 委 員 落 合 喜 一 委 員 小 磯 重 隆 委 員 古 山 哲 司 委 員 佐 井 憲 男 委 員 斎 藤 靖 彦 委 員 鈴 木 雅 博 委 員 住 吉 治 彦 委 員 高 橋 公 也 委 員 高 橋 福 太 郎 委 員 瀧 原 祥 夫 委 員 月 永 良 彦 委 員 斗 沢 一 雄 委 員 外 﨑 浩 司 委 員 成 田 幸 男 委 員 長 谷 川 光 治 委 員 三 上 順 一 委 員 南 谷 毅 委 員 吉 田 晃 委 員 1 開 会 中 村 教 育 長 から 挨 拶 があった 2 審 議 答 申 ( 案 )について 事 務 局 から 資 料 1 青 森 県 立 高 等 学 校 将 来 構 想 について( 答 申 )( 案 ) 及 び 資 料 2 答 申 ( 案 )における 前 回 検 討 会 議 からの 修 正 点 により 説 明 があった 委 員 からは 修 正 に 関 する 意 見 はなかった 議 長 から 只 今 御 承 認 いただいた 答 申 ( 案 )については 案 を 取 った 上 で この 後 県 教 育 長 に 提 出 することとしたい との 発 言 があった 事 務 局 から 資 料 3 答 申 ( 案 )の 概 要 により 説 明 があった 委 員 から 次 のような 意 見 があった 背 景 にある 中 学 校 卒 業 予 定 者 数 のグラフは 生 徒 数 減 少 の 人 数 だけではな く その 減 少 が 何 学 級 に 相 当 するのかを 示 した 方 が 概 要 版 としてインパクト が 出 ると 思 う また これからの 時 代 に 求 められる 力 にある 本 県 が 重 視 する 力 のフォントを 全 体 に 合 わせた 方 が 統 一 感 が 出 ると 思 う 意 図 して 変 え ているのであればその 趣 旨 を 教 えていただきたい ( 事 務 局 ) 意 図 したものではないのでそのように 統 一 する また 中 学 校 卒 業 予 定 者 数 のグラフは 附 属 資 料 の42ページにあるように 県 全 体 の 中 学 校 卒 業 予 定 者 数 の 推 移 等 を 表 している 次 ページからは 地 区 ごとの グラフになるが 生 徒 数 の 減 少 に 応 じた 学 級 数 は 地 区 ごとに 状 況 が 異 なるた 1
め 幅 を 持 たせた 状 態 で 記 載 している したがって 県 合 計 では 幅 を 持 たせ た 状 態 での 学 級 数 の 合 計 となるため 記 載 することが 難 しいという 状 況 である 答 申 の 概 要 としては これでもまだ 難 しいと 思 う 子 どもたちにも 分 かるよ うに 作 成 してほしいという 意 味 で 前 回 発 言 した これは 委 員 の 発 言 を 圧 縮 した ものだと 思 うが 詰 め 込 みすぎという 感 じもするので 概 要 版 の 概 要 があって も 良 いのではないかという 気 もする 答 申 の 内 容 について 県 民 に 誤 った 情 報 を 伝 えてはいけないということでこ のような 概 要 になったと 思 う 検 討 会 議 が 立 ち 上 がる 際 も 具 体 的 な 統 合 等 に ついて 検 討 されると 誤 解 している 方 もいたことから 決 してそうではないとい うことを 説 明 しなければならなかった したがって 誤 解 がないように 努 め ポ イントをとらえたものがこのような 形 になったのだと 思 う 正 確 に 作 成 されて いるが 確 かに 子 どもたちにとっては 理 解 しづらい 内 容 だと 思 う 今 後 は 県 教 育 委 員 会 が 県 民 に 説 明 することになると 思 う この 概 要 で 全 ての 情 報 が 伝 わるということは 楽 観 的 だと 思 うので この 概 要 を 全 面 的 に 差 し 替 え てほしいということではなく プレゼンテーションの 工 夫 をしてもらいたいと いうことである ( 事 務 局 ) 答 申 を 受 けた 後 には 県 内 6 地 区 で 地 区 懇 談 会 を 開 催 する 予 定 であ るが 県 民 の 皆 様 に 対 しては 答 申 本 体 概 要 版 と 合 わせてスライド 等 も 活 用 しながら 状 況 に 応 じて 分 かりやすく 説 明 していきたい 分 かりやすく 説 明 する 努 力 を 重 ねてもらいたい この 概 要 のインパクトのある 部 分 は これからの 時 代 に 求 められる 力 の 部 分 である 読 む 人 にも 本 県 がこれから 生 徒 に 育 んでいくべき 力 が 伝 わると 思 う ここは 全 体 の 中 でも 強 調 したい 部 分 であるので 工 夫 してほしい 第 1 から 第 5 まではすべて 関 係 しているものである 全 体 を 説 明 し てもなかなか 分 からないので 説 明 する 対 象 や 時 間 帯 等 に 応 じて 説 明 の 切 り 口 を 工 夫 してもらいたい 議 長 から 概 要 版 だけで 理 解 してほしいということは 考 えていないと 思 う こ れから 各 地 区 で 県 民 の 皆 様 に 説 明 すると 思 うが その 際 には 十 分 丁 寧 な 説 明 を 心 がけてほしい なお 概 要 版 についての 対 応 は 事 務 局 一 任 としてよろしいか と 発 言 があった 委 員 からは 異 論 がなかった 2
議 長 から 検 討 会 議 での 審 議 を 終 えるに 当 たって 各 委 員 に 所 感 を 求 めた 委 員 から 次 のような 発 言 があった 県 立 高 等 学 校 将 来 構 想 の 検 討 は 県 内 の 中 学 校 長 の 間 でも 話 題 になっている 多 様 なニーズに 応 えるため 生 徒 が 持 つ 能 力 の 伸 長 に 考 慮 して 県 を 支 える 人 財 の 育 成 を 目 指 し 将 来 構 想 の 検 討 を 進 めてほしいという 意 見 が 多 い そのこ とはこの 答 申 に 概 ね 示 されたと 思 う 現 在 中 学 校 の 進 路 指 導 をしていく 上 で 中 学 生 や 保 護 者 は 全 般 的 に 高 校 を 選 択 するための 要 素 として 就 職 や 進 学 の 実 績 を 大 切 にしている また 通 学 の 利 便 性 は 全 日 制 課 程 定 時 制 課 程 に 関 わらず 高 校 生 活 を 送 る 上 で 大 きな 要 素 となっているので 改 めてよろしくお 願 いしたい 一 番 驚 いたことは 20 年 後 に 中 学 校 卒 業 者 数 が 半 分 になるということであ る 10 年 後 には3,100 人 減 少 するということだが 10 年 はあっという 間 なので 長 期 的 な 視 点 で 取 り 組 んでいく 必 要 があると 感 じている 自 分 の 子 どもが 高 校 生 だった 頃 と 比 べても 高 校 生 を 取 り 巻 く 状 況 も 変 わってきている と 感 じた 商 業 高 校 や 総 合 学 科 の 高 校 など9 校 の 学 校 を 視 察 し これまで 職 業 教 育 にあ まり 関 わったことがなかったが 専 門 科 目 を 指 導 する 学 校 の 重 要 性 は 高 いと 感 じた このように 知 らない 方 も 多 いと 思 うので これからも 説 明 することが 重 要 だと 思 う オール 青 森 の 視 点 が 大 切 なので 市 町 村 や 産 業 界 の 関 係 者 などの 教 育 関 係 者 以 外 の 方 々の 理 解 が 非 常 に 大 切 になってくると 思 う 最 初 は 検 討 内 容 を 聞 いているだけであったが 熱 心 な 議 論 に 次 第 に 責 任 あ る 会 議 に 携 わっているという 実 感 が 湧 いてきた 職 業 教 育 を 主 とする 専 門 学 科 を 抱 える 学 校 は 数 多 くあるわけではないので それらの 学 校 は 技 術 取 得 や 資 格 取 得 等 を 通 して 社 会 人 として 巣 立 つ 力 を 育 てる 責 任 があると 思 う したがっ て 指 導 する 教 員 はさらにスキルアップが 必 要 であり キャリア 教 育 について も 十 分 に 研 究 しなければ 生 徒 たちに 迷 惑 をかけることになるので 気 を 引 き 締 めている 生 徒 数 が 減 ることは 残 念 であるが 今 後 増 えることを 期 待 して 生 徒 に 接 していきたい 第 2 分 科 会 の 委 員 の 方 々と 議 論 し 学 校 規 模 配 置 の 方 向 性 が 答 申 の 中 でも きちんと 示 せたと 考 えている 各 地 区 部 会 の 意 見 を 生 かせたことも 良 かったの ではないか 将 来 構 想 検 討 会 議 は 少 子 化 人 口 減 少 が 背 景 にある 自 分 はキャリア 教 育 にも 携 わっているが 高 校 を 卒 業 して 県 内 の 大 学 に 進 学 しても 良 いし 県 外 の 大 学 に 進 学 しても 良 いと 思 う 県 内 に 残 るということは 県 内 で 頑 張 るということ 県 外 に 出 ても 良 いが 学 んでUターンしてくるとい うこともあるだろう また 県 外 で 働 き 経 験 を 積 んで できれば 家 族 も 伴 って 3
Uターンしてくるということもあるだろう あるいは Uターンしないのだが どこかで 青 森 県 のことを 思 っているということもあるだろう このように こ れからは 青 森 県 のことを 思 い 青 森 県 の 将 来 を 担 う 若 者 を 育 てるキャリア 教 育 が 必 要 だと 思 う 地 区 部 会 の 委 員 が 様 々な 立 場 で 素 直 に 意 見 を 述 べてくれたことが 印 象 的 であ る 本 日 答 申 されることが 感 慨 深 い NPOや 経 済 界 など 様 々な 立 場 の 方 から の 視 点 や 意 見 を 具 体 的 に 聞 くことができ 大 変 勉 強 になった 良 い 結 論 が 出 たと 思 っている 県 の 施 策 もそうだが ここで 議 論 された 将 来 構 想 の 内 容 が 意 外 と 現 場 の 教 員 に 届 いていないという 気 がする 答 申 には 青 森 県 は 今 どのような 子 どもたちを 育 てたいのかが 盛 り 込 まれているので 是 非 教 員 に 読 ませる 機 会 を 作 ってもらいたい また 教 員 を 目 指 す 若 者 を 教 え ている 大 学 関 係 者 にはこのような 答 申 を 是 非 教 材 として 取 り 上 げてもらえれば ありがたい 世 の 中 の 動 きが 早 くて ついていくのが 大 変 な 状 況 である それを 見 据 えて 答 申 にあるように 学 校 だけではなく 家 庭 や 地 域 などオール 青 森 の 視 点 で 子 ども を 育 てていけば 良 いと 思 う 農 業 高 校 で 学 んだら 即 農 業 に 従 事 すれば 良 いと いうわけではなく 農 業 を 学 んでいなくても 様 々な 経 験 を 積 んでから 農 業 に 従 事 するということも 農 業 を 底 上 げすることにつながると 思 う そういう 意 味 では 郷 土 を 大 切 にする 人 財 が 育 ってくれれば 良 いと 思 う 様 々な 分 野 の 委 員 の 本 県 教 育 に 対 する 情 熱 や 子 どもたちの 将 来 に 対 する 熱 い 思 いを 感 じることができた 今 後 も 気 を 引 き 締 めて 学 校 経 営 に 当 たりたいと 強 く 自 覚 している 特 に 学 校 規 模 の 標 準 に 関 しては 各 PTAからもいろいろな 御 意 見 をもらっ ている 自 分 は 各 PTAの 集 まりがあるたびにこのことについて 御 説 明 し 皆 さんに 納 得 していただいている これからの 青 森 県 をどうするかというビジョ ンを 大 切 にしてほしい ビジョンというのは 変 わることはなく これに 向 けて 青 森 県 をどうしていくのかということが 大 事 である 人 口 が 減 っていると 言 う が 気 候 が 変 わってきているので 住 みやすくなるのは 20 年 後 30 年 後 の 青 森 県 であり 逆 に 他 県 から 移 住 してくるかもしれないと 考 えている 人 口 減 という 悲 観 的 な 発 想 だけではなく 青 森 の 魅 力 を 発 信 し 青 森 県 民 がそれを 言 えるように 子 どもを 育 むとともに 楽 観 的 未 来 志 向 の 発 想 を 持 つことが 大 切 だと 思 う この2 年 間 で 子 どもたちのためになる すばらしいことができたと 感 じてい る 4
今 青 森 県 で 重 要 なのは かつてイギリスの 元 首 相 であるトニーブレアが 言 った Ask me my three main priorities for Government, and I tell you: education, education and education.( 私 に 三 つの 最 優 先 政 策 を 挙 げよと 言 うなら 一 に 教 育 二 に 教 育 そして 三 四 がなくて 五 に 教 育 だ ) という ことである そして 今 国 民 が 心 すべきことは ジョン F ケネディが 言 った Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.( 国 があなたのために 何 をしてくれるのかを 問 うのではな く あなたが 国 のために 何 を 成 すことができるのかを 問 うて 欲 しい ) では ないかと 思 う 私 立 高 校 は 県 内 に17 校 あり 在 籍 生 徒 は 約 9,000 人 いる 10 年 間 で 約 3,150 人 の 生 徒 が 減 少 し その 先 は 半 数 になると 言 われているが 20 年 後 はすぐにやってくる そうなれば 私 立 高 校 は 全 て 消 滅 してしまうのでは ないかと 危 惧 している 本 県 の 公 私 の 割 合 はおおよそ75 対 25である 東 京 都 京 都 府 福 岡 県 は60 対 40 埼 玉 は65 対 35などであるが 全 国 の 公 私 比 率 はだいたい70 対 30である 県 教 育 委 員 会 とは 年 2 回 話 し 合 いをして おり 公 私 割 合 についても70 対 30にならないか 要 望 している 自 分 の 学 校 には140 人 ほどの 教 職 員 がいるが 生 徒 数 が 減 ったからと 言 って 教 員 をす ぐに 減 らすこともできない 答 申 ( 案 )の 概 要 の 第 4 各 地 区 の 学 校 配 置 等 に 関 する 基 本 的 な 方 向 性 において 学 級 数 の 増 減 見 込 みがある この 学 級 数 の 増 減 は 今 後 具 体 的 に 計 画 策 定 を 進 めていく 時 に 75 対 25で 検 討 する のか 70 対 30で 検 討 するのか 分 からないが 少 しでも 公 私 比 率 のことを 念 頭 に 置 いていただけることを 期 待 している 私 は 学 校 学 科 の 在 り 方 の 部 分 に 携 わらせていただいたが 多 様 な 教 育 の 資 源 をもっている 青 森 県 の 状 況 が 分 かり 改 めて 教 育 に 力 を 入 れている 県 であ ると 感 じながら 検 討 を 進 めてきた 今 後 地 域 を 支 える 人 財 社 会 を 牽 引 する 人 財 産 業 の 発 展 に 貢 献 する 人 財 を 育 成 していくとあるが 今 後 10 年 は 今 を 支 える 人 財 の 育 成 になると 思 う そして 並 行 して 未 来 を 支 える 人 財 の 育 成 に 向 け どういった 取 組 が 必 要 なのかを 是 非 検 討 してほしい 良 い 勉 強 をさせていただいた 話 題 は 高 等 学 校 のことであるが 今 の 幼 児 小 学 生 などに 関 係 することであり 青 森 県 の 教 育 の 根 幹 について 話 し 合 った 会 議 であったと 感 じている どのように 青 森 県 のために 進 めていくのか そのた めの 高 等 学 校 の 在 り 方 はどうあれば 良 いのかということをいろいろな 角 度 から 検 討 した その 結 果 が 答 申 である この 答 申 がこれからもぶれることなく 1 0 年 後 20 年 後 も 様 々 補 強 しながら 青 森 県 の 教 育 を 考 えていく 手 立 てにな れば 良 いと 思 う 高 校 の 教 員 や 保 護 者 等 と 話 し 合 うと 検 討 会 議 は 結 局 統 廃 合 についての 会 議 と 言 われるが そうではなく これからの 子 どもたちに どういった 教 育 を 受 けさせるのかを 話 し 合 っている 会 議 である これまで 相 当 5
な 回 数 を 重 ねて 話 し 合 ってきた 多 角 的 な 検 討 の 結 果 である 答 申 が 将 来 の 青 森 県 を 担 う 子 どもたちの 行 く 末 につながるのだと 説 明 している 我 々 市 町 村 教 育 委 員 会 もまた 将 来 像 を 見 据 えながら 小 中 学 校 の 在 り 方 について 検 討 している この 答 申 は 幼 児 小 学 生 中 学 生 高 校 生 大 学 生 と 将 来 の 青 森 県 を 担 う 人 財 の 育 成 に 向 けた 教 育 の 在 り 方 について 今 一 度 県 民 の 皆 様 に 考 えてもらいたいという 提 言 だと 感 じている そして この 提 言 を 大 切 にしてほ しいと 感 じている 広 い 視 野 を 持 つことが 大 切 であり これから 定 時 制 課 程 や 公 私 間 の 関 係 など 様 々 課 題 はあると 思 うが 青 森 県 の 子 どもたちをどう 育 てていくのかという 答 申 であるから ぶれることなく 取 り 組 んでもらいたい 今 回 の 学 校 視 察 等 で 感 じたことは どこの 学 校 の 先 生 方 も 一 生 懸 命 その 学 校 のために 頑 張 っているということである そして 先 生 の 熱 意 を 感 じた 地 域 の 方 も 学 校 を 残 したいという 熱 い 思 いが 伝 わってきた その 中 で 自 分 の 卒 業 し た 小 学 校 の 閉 校 式 典 に 行 ったが 同 級 生 とともに 母 校 に 対 する 熱 い 感 情 がこみ 上 げた この 答 申 がどのような 形 で 計 画 になるかは 分 からないが 我 々は 大 変 な 重 責 を 担 っていると 改 めて 感 じている 保 護 者 の 立 場 でこの 検 討 会 議 に 携 わって 委 員 の 方 々から 様 々な 貴 重 な 意 見 を 聞 くことができたことは 非 常 に 貴 重 な 体 験 であった PTAの 会 議 でこの 検 討 会 議 の 報 告 をするたびに 子 どもたちが 夢 や 志 をもって 過 ごすためにはどう すれば 良 いのかということは 保 護 者 としても 非 常 に 関 心 の 高 い 事 項 であると 感 じる 特 に 中 学 生 高 校 生 は 人 間 形 成 にとって 大 切 な 時 期 である その 際 高 校 をどのように 選 択 するのか 現 状 は 輪 切 りの 進 学 になっているかもしれな いが 子 どもたちに 生 きる 力 を 育 むこと また 将 来 を 見 据 えて 子 どもたちに 様 々な 選 択 肢 を 提 供 していくことの 大 切 さを 勉 強 させていただいた 様 々な 立 場 の 委 員 の 発 言 を 事 務 局 が 的 確 にまとめてくれたことに 感 謝 する 明 日 の 新 聞 のことを 考 えると 生 徒 数 の 減 少 というショッキングなものと 重 点 校 拠 点 校 の 取 組 などが 掲 載 されるのではないかと 思 う この 検 討 会 議 は 非 常 に 内 容 のあるものであり 答 申 は 良 くまとまったと 感 じている 攻 めの 農 林 水 産 業 として 知 事 がずっと 頑 張 ってきた ようやく 青 天 の 霹 靂 が 特 A 米 になり 実 を 結 んでいる 深 刻 な 問 題 はあるが 悲 観 することなく 農 業 のよう に 攻 めの 教 育 で 突 き 進 んでほしい 今 回 の 答 申 では 学 校 配 置 においてか なりの 配 慮 という 意 志 が 盛 り 込 まれている 自 分 自 身 この 検 討 会 議 に 携 わっ た 者 としての 責 任 をもって これからの 仕 事 に 取 り 組 んでいきたい 30 数 年 前 三 本 木 高 校 に 赴 任 した 時 生 徒 数 は1,200 人 であり 分 校 定 時 制 課 程 の 生 徒 を 合 わせると 約 1,500 人 いた 5 年 前 に 再 度 三 本 木 高 校 に 赴 任 した 際 の 生 徒 数 は800 人 を 下 回 っていた 今 後 10 年 間 で 約 3,10 6
0 人 減 少 するとあるが 生 徒 数 が 減 少 することは 現 場 の 教 員 も 地 域 も 身 にし みて 感 じている 何 十 年 も 前 から 人 口 問 題 が 課 題 である 現 状 の 中 で より 良 い 社 会 のシステムをどのように 作 っていくのかということが 学 校 にも 言 える ことである 自 分 は 退 職 し 現 場 を 離 れてから 流 行 の 部 分 には 遅 れているかも しれないが 生 徒 そのものを 目 的 として 考 えるという 不 易 の 部 分 で 力 になれな いかと 考 えてきた 新 しい 学 校 のシステムを 知 ったり 様 々な 意 見 を 聞 くこと ができ 大 変 勉 強 になった 今 後 も 様 々な 教 育 の 問 題 が 出 てくると 思 うが い つも 生 徒 たちを 中 心 に 考 えていけば 何 とかなると 改 めて 感 じている 振 り 返 ると 重 点 校 拠 点 校 の 話 題 になった 時 委 員 同 士 で 様 々 議 論 したわ けだが その 辺 りから 次 第 に 方 向 性 がまとまってきたように 感 じている 自 分 は 高 校 教 員 として38 年 間 勤 め 退 職 したが 現 場 の 教 員 の 思 いを 代 弁 したり 自 分 が 現 場 にいた 時 に 感 じていた 思 いを 伝 えたりするように 努 めながら 会 議 に 参 加 した 自 分 の 孫 たちが 高 校 生 になった 時 の 教 育 環 境 を 検 討 したと 思 ってい る 子 どもたちが 将 来 の 青 森 県 の 教 育 を 受 けるということを 考 えるだけではな く これから 教 員 となる 若 者 や 現 場 の 若 手 の 教 員 が 自 分 の 能 力 を 十 分 発 揮 で きるような 高 校 教 育 の 環 境 であってほしい これから 答 申 を 教 育 長 に 提 出 することになるが この 会 議 で 決 まったことは 構 想 であって これからが 大 切 な 本 番 だと 思 う 県 教 育 委 員 会 のこれからの 頑 張 りに 大 いに 期 待 している また マスコミという 立 場 からタイミングをとら え 県 教 育 委 員 会 の 取 組 を 確 認 するとともに 一 緒 になって 応 援 していきたい と 考 えている 個 人 的 には 教 育 には 様 々な 形 態 があると 思 う 施 設 としての 学 校 に 生 徒 を 集 めて 施 す 教 育 つまり 学 校 教 育 とは 何 か ということを 考 えさせられ た 10 年 後 には 大 幅 に 生 徒 数 が 減 少 する その 時 に 今 回 と 同 様 の 会 議 が 設 置 されるのか その 時 に 学 校 を 統 廃 合 することもあるのか ないのか さらに 子 どもの 数 が 減 少 する 中 で 学 校 教 育 の 在 り 方 そのものを 考 えていかなければな らない 時 代 になってきたと 感 じた これから 県 教 育 委 員 会 ではより 具 体 的 な 計 画 を 策 定 すると 思 うが 事 務 局 にはしっかり 取 り 組 んでもらいたい 自 分 たち も 他 人 事 ではなく その 計 画 が 自 分 たちが 関 わったもの であるという 目 で 見 ていければ 良 いと 思 う 検 討 会 議 の 委 員 になった 時 ある 方 から 委 員 として 発 言 するのは 良 いが その 後 もきちんと 責 任 を 果 たす 必 要 がある と 言 われた 10 年 後 にこのメ ンバーで 答 申 の 内 容 を 検 証 できればと 思 っている 今 回 の 答 申 は 前 回 までと 比 較 し ハード 面 よりもソフト 面 を 重 視 している 生 徒 数 の 減 少 だけの 問 題 では なく 全 体 的 に 人 口 が 減 少 する 中 でどう 対 応 するか これからは できるだけ 柔 軟 な 形 でグローバル 化 や 多 様 化 に 対 応 できる 学 校 の 仕 組 みが 大 切 であり 7
この 柔 軟 ということをどうとらえるかがポイントではないかと 感 じている 答 申 にある 連 携 は この 柔 軟 な 対 応 の 一 つである ある 時 議 事 録 を 御 覧 になった 方 から 委 員 は 経 験 値 だけで 発 言 しているのではないか と 厳 しい 言 葉 をいただいた 委 員 がしっかり 勉 強 した 上 で 会 議 に 臨 んだのかとい うことだったと 思 う 委 員 それぞれの 立 場 で 考 え 勉 強 し 発 言 した 結 果 がこ の 答 申 だったと 思 う 本 日 答 申 した 後 も 10 年 後 きちんと 検 証 できるように これからも 見 守 っていきたいと 感 じている この 答 申 は 様 々な 議 論 があってできたものであり 柔 軟 な 内 容 になっている と 思 う ただし この 答 申 を 実 際 に 計 画 にしていく 段 階 で 具 体 的 に 学 校 が 縮 小 する あるいは 統 廃 合 になるとなった 場 合 に その 学 校 の 関 係 者 からこの 会 議 を 見 れば 結 局 は 縮 小 するための 議 論 と 言 われると 思 う そのことは 重 々 覚 悟 している それはあくまでも 結 果 論 であり その 結 果 に 至 るまでに 取 り 組 むべきことが この 答 申 には 入 っていると 感 じている そうは 言 っても 責 められることもあろうかと 思 う 全 員 が 納 得 するものを 作 ることができれば 良 いが そうはならない 様 々なことを 言 われたとしても 委 員 の 方 々が 非 常 に 真 摯 に 様 々 議 論 していただいた 結 果 である 自 分 は 良 いものができたと 感 じて いる これからの 県 教 育 委 員 会 の 政 策 次 第 では この 答 申 は100 点 にも12 0 点 にもなる この 答 申 を 受 けて 高 校 教 育 改 革 を 実 施 していく 段 階 で 修 正 が 必 要 なのであれば 修 正 していけば 良 い 10 年 後 このメンバーで 検 証 し あるい は 途 中 であっても 修 正 していくことがあって 良 いと 思 う 生 徒 数 減 少 に 合 わせて 教 員 定 数 が 減 らされていくことが 高 等 学 校 において も 予 想 される 義 務 教 育 には 予 算 化 された 取 組 があると 聞 くが 法 律 で 決 まっ ているから 生 徒 数 に 応 じて 教 員 を 減 少 するという 杓 子 定 規 な 対 応 では100 年 後 の 日 本 は 危 ういと 感 じる 国 に 対 して そのようなことがないよう 教 育 の 根 幹 は 人 であることを 県 教 育 委 員 会 は 常 に 訴 えて 続 けてほしい 答 申 をとりまとめるに 当 たり 議 長 から 平 成 26 年 6 月 に 県 教 育 長 から 社 会 の 変 化 や 生 徒 の 急 激 な 減 少 に 対 応 し 夢 や 志 の 実 現 に 向 けた 知 徳 体 を 育 む ための 県 立 高 等 学 校 の 在 り 方 について 諮 問 を 受 け 委 員 とともに 延 べ43 回 の 会 議 を 開 催 して 慎 重 に 検 討 を 重 ね 本 日 その 結 果 を 青 森 県 立 高 等 学 校 将 来 構 想 について の 答 申 としてとりまとめることができた 各 委 員 の 熱 心 な 審 議 によ り これからの 本 県 高 校 教 育 のあるべき 姿 を 提 言 することができたものと 考 えて いる 御 協 力 いただいた 皆 様 に 心 より 感 謝 申 し 上 げたい 県 教 育 委 員 会 において は この 答 申 を 踏 まえ 未 来 を 担 う 子 どもたち 一 人 一 人 の 夢 や 志 の 実 現 に 向 けて 平 成 30 年 度 以 降 の 県 立 高 校 に 関 する 計 画 を 策 定 し 各 高 校 が 特 色 ある 教 育 活 動 を 一 層 推 進 されるよう 期 待 する との 発 言 があった 8
3 答 申 議 長 から 検 討 会 議 の 答 申 が 教 育 長 に 手 交 された 教 育 長 から 謝 辞 があった 4 閉 会 9