平 成 22 年 (2010 年 )3 月 1 日 NO.2010-09 韓 国 経 済 プレゼンス 拡 大 の 背 景 韓 国 は グローバル 金 融 危 機 後 世 界 的 にみて 比 較 的 早 い 段 階 で 景 気 が 持 ち 直 した ほか 家 電 や 自 動 車 といった 主 力 製 品 の 世 界 市 場 でのシェア 拡 大 など 躍 進 が 目 立 っ ている 以 下 では 最 近 の 韓 国 経 済 プレゼンス 拡 大 の 背 景 について マクロおよびミ クロの 両 面 から 考 察 する 1.V 字 回 復 をみせた 韓 国 経 済 韓 国 経 済 は グローバル 金 融 危 機 の 影 響 で 2008 年 第 4 四 半 期 以 降 マイナス 成 長 を 余 儀 なくされたが 2009 年 第 1 四 半 期 には 前 期 比 ベースでプラス 成 長 に 転 換 2009 年 通 年 でも 前 年 比 0.2%と 小 幅 のプラス 成 長 を 確 保 した 韓 国 経 済 が 早 期 に 回 復 した 要 因 としては 過 去 最 大 規 模 の 景 気 刺 激 策 による 内 需 の 下 支 えに 加 え 輸 出 回 復 の 影 響 が 大 きい 韓 国 の 輸 出 は グローバル 金 融 危 機 に 伴 う 世 界 的 な 景 気 悪 化 に 伴 い 2008 年 末 から 2009 年 初 めにかけて 大 幅 な 落 ち 込 みを 余 儀 なくされたが 他 の NIEs 諸 国 地 域 に 比 べて 落 ち 込 み 幅 は 相 対 的 に 浅 く 第 3 四 半 期 には 前 年 を 上 回 る 水 準 まで 回 復 した( 第 2 図 ) ( 前 年 比 %) 8 6 4 2 0-2 -4 第 1 図 : 実 質 GDP 成 長 率 と 輸 出 の 推 移 純 輸 出 寄 与 度 実 質 GDP 成 長 率 輸 出 ( 右 ) 2004 200 2006 2007 2008 2009 ( 資 料 ) 韓 国 銀 行 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 前 年 比 %) 30 2 20 1 10 - - -10-1 ( 前 年 比 %) 20 1 10 0 - -10-1 -20-2 -30 第 2 図 : 実 質 輸 出 の 推 移 韓 国 香 港 シンガポール 台 湾 06 07 08 09 ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 1
こうした 輸 出 の 急 回 復 および 韓 国 製 品 の 世 界 市 場 への 浸 透 の 要 因 の 一 つとして ウ ォン 安 による 輸 出 競 争 力 の 改 善 に 加 え サムスンや 現 代 自 動 車 などに 代 表 される 財 閥 系 輸 出 企 業 が 市 場 ニーズに 合 った 商 品 サービスの 提 供 により 市 場 シェア 拡 大 に 成 功 した 点 などが 指 摘 される (1)ウォン 安 による 輸 出 競 争 力 の 改 善 ウォン 相 場 は 2008 年 9 月 のグローバル 金 融 危 機 以 降 急 落 し 一 時 1 ドル=1,00 ウォン 台 と 10 年 ぶりの 安 値 水 準 まで 下 落 した( 第 3 図 ) 1 通 貨 に 対 するウォン 相 場 の 加 重 平 均 に 物 価 要 因 を 加 味 した 実 質 実 効 レートでみると 下 落 幅 は NIEs( 韓 国 台 湾 香 港 シンガポール)のなかでも 突 出 しており( 第 4 図 ) 輸 出 競 争 力 の 改 善 に 繋 がった 第 3 図 :ウォン 相 場 の 推 移 第 4 図 : 実 質 実 効 レート (KRW/USD) (JYS/KRW) 800 900 1000 1100 1200 1300 1400 100 1600 1700 1800 対 ドル 対 円 (100ウォン 右 ) 14 13 12 11 10 9 8 7 6 4 2004 200 2006 2007 2008 2009 2010 ( 資 料 )Bloombergより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 (200=100) 120 110 100 90 80 70 60 シンガポール 台 湾 香 港 韓 国 04 0 06 07 08 09 ( 資 料 )BISより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 (2) 財 閥 企 業 の 競 争 力 世 界 的 に 消 費 市 場 が 急 激 に 縮 小 するなか サムスンや 現 代 自 動 車 などに 代 表 される 韓 国 輸 出 企 業 は ウォン 安 による 価 格 競 争 力 の 向 上 に 加 え 市 場 ニーズに 合 った 商 品 サービスの 提 供 により 市 場 シェア 拡 大 に 成 功 した サムスン 電 子 は 2009 年 LED( 発 光 ダイオード)を 光 源 として 用 いた いわゆる LED テレビ の 生 産 販 売 を 強 化 幅 広 い 製 品 ラインナップと 魅 力 的 な 価 格 設 定 などで 日 系 企 業 に 先 行 積 極 的 な 販 売 キャンペーンなどにより 市 場 シェアを 拡 大 2009 通 年 の 売 上 高 は 136.29 兆 ウォン( 前 年 比 1.1% 増 )と 過 去 最 高 を 記 録 した 他 方 現 代 自 動 車 は 2008 年 末 米 国 で 自 動 車 購 入 者 が 失 業 した 場 合 には 車 を 返 却 すればその 後 の 支 払 いを 免 除 されるキャンペーンを 導 入 2009 年 の 新 車 販 売 台 数 は 他 のメーカーが 軒 並 み 販 売 の 落 ち 込 みに 直 面 するなか 小 型 車 を 中 心 に 前 年 を 上 回 る 伸 びをみせた 米 調 査 会 社 JD パワーの 2009 年 の 初 期 品 質 調 査 で 現 代 自 動 車 Elantra が 小 型 車 部 門 で 首 位 に 立 つなど 品 質 面 での 信 頼 性 も 高 まっている 2
また 危 機 の 影 響 が 比 較 的 小 さかった 新 興 国 需 要 の 取 り 込 みが 功 を 奏 したと 考 えら れる 韓 国 企 業 は 少 子 高 齢 化 が 進 む 国 内 市 場 の 限 界 への 危 機 感 が 強 く 大 きな 成 長 が 見 込 まれ かつ 日 本 企 業 などライバルの 少 ない 新 興 国 に 積 極 的 に 進 出 大 規 模 な 広 告 費 を 投 じ 通 常 の 宣 伝 活 動 に 加 え スポーツや 文 化 関 連 イベントのスポンサー 社 会 貢 献 活 動 などを 通 じ 現 地 におけるブランドイメージの 構 築 向 上 に 取 り 組 んで いる そのための 人 材 育 成 にも 力 を 入 れており あらゆる 外 国 語 の 研 修 プログラムが 設 けられているほか 海 外 駐 在 員 には 徹 底 した 現 地 化 が 求 められている 加 えて 1997-98 年 のアジア 危 機 後 政 府 主 導 で 財 閥 系 を 中 心 に 企 業 部 門 の 構 造 調 整 が 行 われるなかで 事 業 の 選 択 と 集 中 により 効 率 的 な 経 営 環 境 の 構 築 が 進 んだこと や 財 閥 系 輸 出 企 業 の 特 徴 として トップダウン 型 でスピード 感 のある 経 営 を 行 い 易 いことなども 難 しい 経 営 判 断 が 求 められる 危 機 の 局 面 においてプラスに 働 いたとみ ることができる 第 図 : 薄 型 テレビ 販 売 台 数 世 界 シェア(2008 年 ) その 他 33.9% シャープ 8.% パナソニック 9.1% サムスン 電 子 23.2% ソニー 1.0% LG 電 子 10.3% ( 資 料 ) 米 ディスプレイサーチより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 第 6 図 : 世 界 新 車 販 売 伸 び 率 ランキング Hyundai Gr. VW Gr. Fiat Gr. Suzuki PSA 市 場 全 体 Renault/Nissan Ford. Gr. Honda BMW Gr. GM Gr. Toyota Gr. Daimler Gr. Mitsubishi Chrysler -0-40 -30-20 -10 0 10 20 ( 注 )2009 年 1-9 月 累 計 ( 資 料 ) 各 種 報 道 等 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 (%) 2. 政 府 のサポート さらに 韓 国 企 業 のプレゼンス 拡 大 の 背 景 には 政 府 による 強 力 なサポートの 影 響 も 大 きいと 考 えられる 韓 国 政 府 は FTA 政 策 の 推 進 により 企 業 の 輸 出 市 場 確 保 を 支 援 している 政 府 は 2003 年 8 月 に FTA ロードマップ を 発 表 (2004 年 月 改 定 ) これまでに チリ シンガポール 欧 州 自 由 貿 易 連 合 (EFTA) ASEAN インドとの FTA が 発 効 二 大 市 場 である 米 国 や EU との 間 でも FTA を 署 名 した 3
第 1 表 : 韓 国 の FTA 進 捗 状 況 進 捗 状 況 相 手 国 地 域 備 考 発 効 済 み チリ 2004 年 1 月 1 日 発 効 シンガポール 2006 年 3 月 2 日 発 効 EFTA( 欧 州 自 由 貿 易 連 合 ) 2006 年 9 月 1 日 発 効 ASEAN( 商 品 貿 易 ) 2007 年 6 月 1 日 発 効 (タイとは2009 年 2 月 27 日 署 名 ) ASEAN(サービス) 2009 年 月 1 日 発 効 ( 除 くタイ インドネシア カンボジア ラオス) インド 2010 年 1 月 1 日 発 効 ASEAN( 投 資 ) 2009 年 9 月 1 日 発 効 署 名 米 国 2007 年 6 月 30 日 署 名 EU 2009 年 10 月 1 日 仮 署 名 交 渉 中 日 本 2003 年 12 月 に 交 渉 開 始 2004 年 11 月 以 降 中 断 2008 年 4 月 の 日 韓 首 脳 会 談 での 合 意 を 受 け 交 渉 再 開 に 向 けた 実 務 協 議 を 開 始 2009 年 7 月 実 務 協 議 をこれまでの 代 表 レベルから 審 議 官 級 に 引 き 上 げ メキシコ 2006 年 2 月 に 戦 略 的 経 済 補 完 協 定 (SECA)の 交 渉 開 始 中 断 後 2007 年 12 月 に 交 渉 再 開 カナダ 200 年 7 月 交 渉 開 始 GCC 2008 年 7 月 交 渉 開 始 ペルー 2009 年 3 月 交 渉 開 始 豪 州 2009 年 月 交 渉 開 始 ニュージーランド 2009 年 6 月 交 渉 開 始 ( 注 )EFTAはスイス ノルウェー アイスランド リヒテンシュタインの4カ 国 ( 資 料 ) 外 務 省 資 料 などより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 政 府 開 発 援 助 (ODA) 分 野 でも 韓 国 のプレゼンス 拡 大 が 目 立 っており 2009 年 末 には OECD の DAC( 開 発 援 助 委 員 会 )への 加 盟 が 実 現 したほか 韓 国 電 力 公 社 を 中 心 とする 韓 国 企 業 連 合 が 日 米 ( 日 立 GE) 仏 ( 仏 電 力 公 社 )の 企 業 連 合 と 競 合 の 末 アラブ 首 長 国 連 邦 (UAE)の 原 子 力 発 電 建 設 ( 総 額 400 億 ドル= 約 3 兆 6,000 億 円 )の 受 注 に 成 功 した また 近 年 韓 国 勢 が 石 油 精 製 や 天 然 ガスなど 海 外 での 大 型 プラント 案 件 を 相 次 いで 受 注 するなど 先 行 する 日 本 や 欧 米 に 対 し 急 速 な 追 い 上 げ をみせている 近 年 先 進 国 が 援 助 疲 れ や 景 気 後 退 の 影 響 などで 援 助 規 模 を 縮 小 させつつある なか 韓 国 政 府 は 2008 年 時 点 の 途 上 国 向 け ODA 規 模 は 国 民 総 所 得 (GNI) 比 0.08% と DAC 平 均 値 である 0.3%の 3 分 の 1 程 度 に 止 まっているが 1 年 までに 0.2%への 引 き 上 げを 目 指 している また 韓 国 では 援 助 目 的 として 自 国 の 経 済 利 益 を 重 視 する 傾 向 がある Tied 比 率 が 98% 程 度 と 極 めて 高 く 商 業 主 義 との 批 判 が 強 いが 韓 国 財 政 経 済 部 は 商 業 主 義 的 になるのはやむを 得 ない 税 金 で 援 助 を 展 開 する 以 上 韓 国 経 済 への 還 元 が なければ 説 明 責 任 を 果 たせない とのスタンスを 表 明 している 官 民 が 戦 略 的 に 連 携 して 海 外 インフラ 案 件 の 獲 得 を 目 指 す 姿 勢 が 明 確 となってお り UAE における 原 発 受 注 に 際 しては 低 価 格 に 加 えて 政 府 のトップセールスが 寄 与 した 李 明 博 大 統 領 が 現 地 を 訪 問 し 受 注 と 引 き 換 えに 幅 広 い 産 業 分 野 での 協 力 を 約 束 国 策 として 原 発 の 受 注 を 進 めるため 技 術 力 を 強 化 すべく 民 間 研 究 開 発 費 ( 総 額 4,000 億 ウォン= 約 310 億 円 )の 半 分 程 度 を 国 費 で 支 援 する 方 針 である 4
第 2 表 :わが 国 と 韓 国 とのODA 取 り 組 みスタンスの 違 い 日 本 韓 国 中 国 地 域 構 成 アジア : 3 割 アジア : 4 割 アフリカ : 6 割 アフリカ : 3 割 中 東 : 2 割 アジア : 1 割 中 東 : 1 割 アフリカ : 1 割 中 東 : 1 割 分 野 構 成 社 会 インフラ サーヒ ス : 3 割 運 輸 : 2 割 社 会 セクター : 6 割 (*1) ( 水 衛 生 教 育 等 ) 水 衛 生 : 2 割 ( 教 育 医 療 衛 生 等 ) 経 済 インフラ サーヒ ス : 2 割 政 府 市 民 社 会 : 2 割 経 済 セクター : 3 割 ( 運 輸 通 信 エネルキ ー 等 ) ( 教 育 医 療 等 ) ( 運 輸 通 信 エネルキ ー) 生 産 セクター : 1 割 ( 農 林 水 産 鉱 工 業 等 ) Tied/ Un-Tied 大 半 がUn-Tied 高 度 な 技 術 の 活 用 を 義 務 づけ 実 質 Tied と するケースもあるが まだ 限 定 的 大 半 が Tied DAC(*2)メンバーとして Tied シェアを 下 げる 方 向 大 半 が Tied ODA/ 0.18% 0.08% 0.22% GNI 比 ( 注 1)アジア 向 け 以 外 を 含 むODA 全 体 ベース ( 注 2) OECD 開 発 援 助 委 員 会 のこと OECD 加 盟 国 を 中 心 に24ヵ 国 がメンバーとして 参 加 対 途 上 国 援 助 の 量 的 拡 大 と 効 率 化 加 盟 国 の 援 助 の 量 と 質 に 関 する 定 期 的 な 相 互 検 討 贈 与 ないし 有 利 な 条 件 での 借 款 の 形 態 による 援 助 の 拡 充 が 目 的 メンバー 間 で 途 上 国 向 けODAのUn-Tied 化 を 申 し 合 わせる DAC Un-Tied 勧 告 を 制 定 ( 資 料 ) 外 務 省 資 料 などより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 3. 今 後 の 展 望 と 課 題 足 元 実 質 実 効 レートは ウォン 高 方 向 に 戻 りつつあり 昨 年 ほどのウォン 安 によ る 輸 出 押 し 上 げ 効 果 は 見 込 み 難 い ただし 市 場 ニーズに 合 った 製 品 サービスの 提 供 など 韓 国 企 業 のグローバル 戦 略 は 当 面 の 輸 出 競 争 力 の 下 支 えとなることが 期 待 で きる 一 方 エレクトロニクス 産 業 に 代 表 されるように 最 終 製 品 段 階 での 輸 出 競 争 力 は 高 い 反 面 裾 野 産 業 育 成 の 遅 れから 資 本 財 部 品 素 材 等 は 先 進 国 からの 輸 入 に 依 存 しており 日 本 に 対 しては 慢 性 的 な 貿 易 赤 字 となっている また 海 外 からの 部 材 調 達 や 生 産 の 海 外 シフトなどで 一 部 の 大 企 業 の 収 益 改 善 が 目 立 つ 一 方 で 国 内 にお ける 中 小 企 業 の 収 益 や 雇 用 の 回 復 は 遅 れている 韓 国 では R&D のうち 新 製 品 開 発 目 的 の 応 用 開 発 研 究 が 約 割 を 占 め 日 本 など 先 進 国 メーカーが 開 発 した 製 品 の 構 造 機 能 を 分 析 世 界 の 地 域 特 性 に 合 ったデザイン 機 能 面 で 改 良 を 加 えるなどし 製 品 開 発 を 行 っている 今 後 中 国 など 新 興 国 の 追 い 上 げが 予 想 されるなか 先 進 国 技 術 をベースとした 成 長 モデルで 輸 出 競 争 力 を 維 持 し 続 けることは 容 易 ではなく 中 長 期 的 な 競 争 力 維 持 や 対 日 貿 易 赤 字 改 善 に 向 け 裾 野 産 業 の 育 成 による 産 業 基 盤 の 強 化 が 不 可 欠 である また 原 子 力 発 電 や 海 外 プラントについても 半 導 体 や 液 晶 パネル 造 船 自 動 車 などに 続 く 輸 出 産 業 としての 期 待 が 高 まる 反 面 海 外 での 受 注 拡 大 に 向 け 技 術 水 準 のさらなる 向 上 と 専 門 人 材 の 育 成 が 急 務 となっている 今 後 海 外 での 受 注 を 優 先 さ
せれば 国 内 で 計 画 されている 原 発 建 設 計 画 に 遅 れが 生 じる 可 能 性 が 指 摘 されるなど 専 門 人 材 の 不 足 が 懸 念 されている 政 府 は 原 発 関 連 の 研 究 開 発 に 総 額,000 億 ウォ ンを 投 じ 現 在 9%の 基 幹 技 術 の 国 産 化 率 を 2012 年 までに 100%への 引 き 上 げ 目 指 す ほか 韓 国 電 力 公 社 を 中 心 に 計 画 が 進 められている 世 界 初 の 原 子 力 専 門 大 学 院 の 開 講 時 期 を 2012 年 3 月 から 2011 年 9 月 に 前 倒 し 研 究 者 や 設 計 など 核 心 技 術 を 担 う 人 材 の 確 保 を 急 ぐ 方 針 である 以 上 (H22.3.1 福 地 亜 希 aki_fukuchi@mufg.jp) 当 資 料 は 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 金 融 商 品 の 売 買 や 投 資 など 何 らかの 行 動 を 勧 誘 するものではありません ご 利 用 に 関 しては すべ てお 客 様 御 自 身 でご 判 断 下 さいますよう 宜 しくお 願 い 申 し 上 げます 当 資 料 は 信 頼 できると 思 われる 情 報 に 基 づいて 作 成 されていますが 当 室 はその 正 確 性 を 保 証 するものではありません 内 容 は 予 告 なしに 変 更 することがありますので 予 めご 了 承 下 さい また 当 資 料 は 著 作 物 であり 著 作 権 法 により 保 護 され ております 全 文 または 一 部 を 転 載 する 場 合 は 出 所 を 明 記 してください 発 行 : 株 式 会 社 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 企 画 部 経 済 調 査 室 100-8388 東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 2-7-1 6