Manage As One グローバル経営時代における海外異動者の最適税務マネジメント
デロイトトーマツ税理士法人およびDeloitteでは 税務アドバイザーのグローバルネットワークを持ち 海外拠点を多く持つ日本企業に対して 異動者を取り巻く最適な税務マネジメントを提供します 経営のグローバル化に伴う海外進出 事業拡大 2008 年のリーマンショック以来の景気後退や円高が長期傾向にある現在 多くの日本企業が海外進出 事業拡大を加速しています 一方 欧米企業や新興企業等の新規プレーヤーによるマーケットの奪還が相次いでおり 日本企業は海外マーケットでの生き残りをかけて グローバル最適の視点から経営基盤を強化 スリム化することが急務となっています さらに 各国政府は不況下での歳入を少しでも増やすべく大きな税収が見込めるグローバル企業の取り締まりを強化しており 税務リスクマネジメントの重要性も日々増しております その流れの中で 従来経営課題として注目されてこなかった異動者マネジメントを最重要経営課題の一つとして認識する企業が増えてきています 異動者マネジメントへの期待 これまで異動者を取り巻く税務は人事部や海外拠点に一任され 現地 ( 現場 ) による解決が主流となっていました しかしながら 昨今の海外マーケットでの競争激化の流れを受けて 欧米企業を主として グローバルで異動者の税務を管理し 連結ベースでコストの最適化を行い 加えてリスクマネジメントのさらなる強化を図っています 日本企業においても 異動者数が多ければ多いほど異動者の管理は複雑であるため 潜在的リスクは多く グローバルで管理できなければ コスト削減や業務効率性の向上を達成することは困難です 逆に 異動者マネジメントを強化することによりグローバル人材育成の機会も広がり 守りの経営から攻めの経営に変革するチャンスも生まれます デロイトトーマツ税理士法人および Deloitte では 海外拠点を多く持つ日本企業に対して 税務アドバイザーをグローバルで統合することによる 異動者を取り巻く税務のグローバル最適マネジメントをご提案します
Deloitte のグローバルネットワークで企業を支援 私たちは 米州 欧州 アフリカ アジアパシフィックなどの地域に出向者専門チームを配置し 各国のメンバーファームとの強固なネットワークを活用しながら 豊富な経験と知見を最大限に活かし コンプライアンスのガバナンス強化を実現します Deloitte の拠点所在国 ( 2016 年 4 月時点 ) ヨーロッパ 52 カ国 500 事務所 アフリカ 23 カ国 29 事務所 中東 17 カ国 28 事務所 アジアパシフィック 26 カ国 94 事務所 アメリカ 30 カ国 245 事務所 各国 Tax チーム ( 2015 年 12 月時点 ) ヨーロッパ アフリカ 中東 14,191 人 アジアパシフィック 6,925 人 アメリカ ( 北南米 ) 16,278 人
ールディング現地アドバイザーホグローバル異動者税務における日本企業の現状と課題 CURRENT なぜこれまで海外異動者税務がグローバルで管理されてこなかったのか 従来 異動者を取り巻く税務関連コストは支払うべきコストであり 管理するものではないとの認識が日本企業の中では一般的でした しかしながら リーマンショック以降の景気後退を受けて 日本国内市場よりも海外市場が主戦場となってきた近年では 欧米企業のように異動者を取り巻く税務コストをグローバルレベルで管理し 関連業務の効率化およびさらなるリスクマネージに注力する必要があります 日本企業に多い海外異動者税務に関する 10 の悩み 日本企業に多い出向者税務体制 1. 海外子会社 グループ会社が多すぎて 異動者の総コストを把握できていない 2. 現地アドバイザーのコストが妥当なものであるか判断できない 3. 膨大な異動者に係る直接的なコストと間接的なコストのスケールメリットを追求していきたい 4. 現地アドバイザーのサービスにばらつきがあり コンプライアンスの品質に不安がある 5. グローバル人事担当者に課される異動者の税務対応の負担を減らし 本業に注力させたい 6. 各海外拠点の給与 報酬データの扱いに差があり どのデータが正しいか分からない または取得するのに甚大な時間を要する 7. データの不備による申告漏れで税務当局に指摘されてしまった または指摘されそうである 8. 異動者税務については現地 ( 現場 ) に任せきりにしており 現地のコンプライアンス状況が把握できず もちろん本社側からの改善もできない 9. 二重課税や申告漏れが発生していないか不安 10. きちんとリスクマネジメントができているかどうかを知りたい またはグローバルでのガバナンスを強化したい コスト 効率性と品質 透明性 クライアント税務アドバイザーグA 社 B 社 C 社 D 社 E 社 F 支店 G 支店 H 支店 現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー A 社 B 社 現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー C 社 D 社 E 社 F 社 G 社 H 社 現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー現地アドバイザー 現地アドバイザー 本体ループ会社海外拠点
グローバル最適税務体制に向けたアプローチとその効果 FUTURE グローバル税務の企業全体最適に向けて 従来のビジネスモデル内での改善では 企業全体の大きな改善は期待できません 部分最適ではなく 全体最適の視点からグローバル税務体制を見直す必要があります 具体的には 税務アドバイザーのグローバル統合 によって無駄なコストを削減し グローバルでコンプライアンス状況の 見える化 を実現し 給与データのグローバル一元管理 によってさらなる業務効率化を図ることがグローバル経営基盤の強化に直結します 税務アドバイザーのグローバル統合と給与データの一元管理による効果図 最適グローバル税務体制 先進企業の異動者税務体制 クライアント 税務アドバイザー コスト 効率性と品質 透明性 税務アドバイザーのグローバル統合 グローバルに標準化された手続きによるタイムコストの削減 同一アドバイザーの業務提供によるサービス品質の担保 コストの透明性向上 契約の一本化による総コストの把握 一貫した税務ポジションによるコンプライアンスリスクの低減 グローバル税務の見える化によるコンプライアンスのガバナンス強化 透明性向上による改善機会の拡大 Global Data Hub 給与データのグローバル一元管理 グローバルデータへのシンプルなアクセス 給与データの正確性向上による人事業務負荷の軽減化と作業の効率化 コミュニケーションコストの削減および申告書準備時間短縮による申告書単価の低減の可能性 申告書の正確性向上による税務当局との信頼感の醸成 過小申告などによる罰則金 ペナルティー または過大申告によるコスト増加の未然防止
独自の IT ツールと豊富な知識 経験を駆使し クライアントのグローバル税務におけるコンプライアンスの品質強化と経営基盤増強を支援します Deloitte とトーマツの支援体制 As One グローバルプロセス 図 1 プロセスの標準化により業務効率を向上 世界の Deloitte のベストプラクティスに基づくグローバルコンプライアンスプロセス 赴任から帰任までの異動者のライフサイクルを効率的に管理 Global Data Hub 図 3 グローバルデータ一元管理 プラットフォームの活用 ウェブプラットフォームにより給与データをグローバルで一元管理 各国別の課税 非課税等の自動紐付けなどが可能で 膨大な海外拠点間のやり取りに伴うコストの削減と申告書の正確性を向上 Global Data Hub Global Communication Mobility Management 図 2 コミュニケーションの見える化 一元管理 出向先数が多いほど煩雑であったコミュニケーションの窓口をシステムを通して統一 外部業者へのサービス依頼から コンプライアンス状況 拠点別駐在員数の把握など 出向ライフサイクルの全プロセス 情報の管理が可能 監査や戦略的プランニングにも活用可 Deloitteのグローバルネットワーク 153カ国でのサービス提供 米州 欧州 アジアパシフィックなどの地域に日系企業専門税務エキスパートチームを有する 組織 人材コンサルティング 雇用法を扱う専門家との連携 日系企業向けの監査 税務 経営コンサルティング ファイナンシャルアドバイザリーを統括する Japanese Service Group も各国に配置
給与計算自動取り込みツール 図 1 プロセスの標準化により業務効率を向上 例 ) 赴任開始時の手続き 2 クライアントと Deloitte との明確な役割分担 クライアント様 人事部 出向者 東京 赴任から帰任までの出向ライフサイクルを網羅 1 ローカル 図 2 コミュニケーションの見える化 一元管理 クライアント 本社 グローバル人事部 / シェアードサービスセンター 海外拠点 異動者 状況把握 サービスリクエストデータ提供状況把握 データ提供 把握 情報提供 問い合わせ 情報アクセス Deloitte デロイトトーマツ税理士法人 情報共有 情報アクセス Deloitte オフィス 図 3 給与関連データが給与計算や申告書作成に利用されるまでの流れ クライアントグローバル人事部 / シェアードサービスセンター 海外拠点 現地払い給与コードと Global Data Hub の共通項目を紐付け Input または手動現地払い給与コードと紐付け 自動ツールA 国 B 国 給与計算 給与計算 申告書作成 A 国 確定申告書 B 国 確定申告書 引越し関連費用 給与項目外の諸経費 年金拠出金等 現地の課税 非課税の項目を自動的に紐付け その他の応用例 給与明細作成 グローバル給与 / 費用統計データなど
担当者 山口潤 (Jun Yamaguchi) Deloitte LLP ロンドン事務所ヒューマンキャピタルグループ統括パートナー 駐在員の個人税務から人事コンサルティング ( 人材育成 HR デューデリジェンス ) 組織再編に関するアドバイザリーまで 欧州における日系企業向けに多数の案件を手掛ける Tel: +44 (0) 20 7007 1816 / email: junyamaguchi@deloitte.co.uk ラッセルバード (Russell Bird) デロイトトーマツ税理士法人東京事務所グローバルエンプロイヤーサービス部門長パートナー ( 英国税理士 ) 日系企業を含むグローバル企業のマネジメント層に対し 戦略的税制プランニング 個人所得税アドバイス グローバルな視点にたった国際人事業務を提供している Tel: +81 (0) 3 6213 3979 / email: russell.bird@tohmatsu.co.jp お問い合わせ デロイトトーマツ税理士法人 100-8305 東京都千代田区丸の内 3-3-1 新東京ビル 5 階 Tel: 03-6213-3800( 代 ) email: tax.cs@tohmatsu.co.jp 会社概要 : www.deloitte.com/jp/tax サービス : www.tohmatsu.com/jp/tax/ges
デロイトトーマツグループは日本におけるデロイトトウシュトーマツリミテッド ( 英国の法令に基づく保証有限責任会社 ) のメンバーファームおよびそのグループ法人 ( 有限責任監査法人トーマツ デロイトトーマツコンサルティング合同会社 デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社 デロイトトーマツ税理士法人および DT 弁護士法人を含む ) の総称です デロイトトーマツグループは日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり 各法人がそれぞれの適用法令に従い 監査 税務 法務 コンサルティング ファイナンシャルアドバイザリー等を提供しています また 国内約 40 都市に約 8,700 名の専門家 ( 公認会計士 税理士 弁護士 コンサルタントなど ) を擁し 多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています 詳細はデロイトトーマツグループ Web サイト (www.deloitte.com/jp) をご覧ください Deloitte( デロイト ) は 監査 コンサルティング ファイナンシャルアドバイザリーサービス リスクマネジメント 税務およびこれらに関連するサービスを さまざまな業種にわたる上場 非上場のクライアントに提供しています 全世界 150を超える国 地域のメンバーファームのネットワークを通じ デロイトは 高度に複合化されたビジネスに取り組むクライアントに向けて 深い洞察に基づき 世界最高水準の陣容をもって高品質なサービスをFortune Global 500 の8 割の企業に提供しています Making an impact that matters を自らの使命とするデロイトの約 225,000 名の専門家については Facebook LinkedIn Twitterもご覧ください Deloitte( デロイト ) とは 英国の法令に基づく保証有限責任会社であるデロイトトウシュトーマツリミテッド ( DTTL ) ならびにそのネットワーク組織を構成するメンバーファームおよびその関係会社のひとつまたは複数を指します DTTL および各メンバーファームはそれぞれ法的に独立した別個の組織体です DTTL( または Deloitte Global ) はクライアントへのサービス提供を行いません DTTL およびそのメンバーファームについての詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください 2016. For information, contact Deloitte Tohmatsu Tax Co. Member of Deloitte Touche Tohmatsu Limited