1 もくじ巻頭のあいさつ二ページ糖尿病治療と合併症三ページ高次脳機能障害の 失行 とは 四ページ二〇一〇年を迎えて志の原点にもどって五ページ平成二一年一一月入退院状況六ページ 1 月号平成 22 年 1 月 1 日発行
特に急性期医療を離れリハ ビリ医療に取り組んで二十数年 最近の治療医学の進歩は 素晴らしい ものが ありま 医療であり リハ ビリ スタッ フの能力であり ま しかし 専門病院として 患者さんに 最も期待される のはリ の重要性は優务つけ難いもの があり を目指して取り組んでき 医療におけ る各職種の責任 ムワー クの重要性があり これま でも 常にチーム医療 リでは 患者さんを 中心に各医療スタッ フの連携による チー 専門病院として 高く評価されて いま 特に リ ハビ 良い医療とは 質の高い専門医療であり 当院は リ 病院にした いもの だと考えてい きる病院 職員の皆さんに とって は 働き甲斐のある 楽しい さて 今年の目標は 患者さんに とって 良い医療の提供で あたり お祈り申し上げま 皆様にとっ て健康で幸多い平和な年になり まよ う年頭に 新年明けまし ておめ でとう ござい 理事長 院長 今村 義典 初夢に寄せて リ専門病院に育つよう な初夢をみた いもの で に伝わり 人生の回復に希望を持てるよ うな素晴らしい リハビ フがチ ーム医療の牽引車となり その 心意気や元気が患者さん 働き甲斐のある 病院になる ために は 優れたリ スタッ チーム のメン バーに実践指導る医療科学であり 積んだエ ビデン スに基づいた治療を自信を持って患者さんや 臨床医学は 経験的な要素も多々あり 新しい知識に経験を えなけ れば 現在の医学の進歩には対応しきれ ないと 考えま 医学は科学であり 特定手法の信仰ではな いこと を冷静に考 2 けてい にあり 患者さんの 歩行や AD L 回復を阻害し迷惑をか 危険性や時間と経費の無駄を懸念したく なる世界が未だにリ が未だに継続され未熟なリハ ビリス タッフ を洗脳るよ うな 二十年程前に効果無しと疑問視 ( 否定 され た技術の講習会 に対応してい るのだ ろうか と焦りのよ うなも のを感じま 連携が要求される 時代において 果してリ 医療は 進歩 急性期入院期間が短縮し急性期 回復期とシー ムレス な医療 も経つと 近年の急性期病院の医療には 隔世の感がしま
( ( (QOL 1 な生活習慣病の一つで患者数は年々増加してい 糖尿病は初 るか という 大きな課題が生じてき 今や糖尿病は代表的 が可能となり がそれ ととも に今後はいか に合併症を予防 開発が進みまし た 治療薬開発の目覚ましい 進展により 生命維持 になり また 経口血糖降下薬も一九五〇年代以降 研究 インス リンの 工業生産が開始され多くの患者の生命を救うこと 二年にヒト におい ても効果がある ことが 示され 一九二三年には ングと ベスト により インス リンが 発見されま した 翌年の一九二 一九二一年 カナ ダのト ロント 大学の生理学研究室でバン テイ ていま した 液と尿中に糖分が急激に上昇し死にいた る病気として 恐れられ たのは十九世紀後半で 近世まで糖尿病はやせ 細り 尿が多く血 からで し かし 糖尿病が膵臓の病気である ことが わかっ てき ジプト のエベ レスパ ピルス に 多量の尿を出病気 とい う記述 糖尿病が歴史上初めて確認された のは今から三五〇〇年前 エ 医師 仲田 聡子 糖尿病治療と合併症 ること や治療を怠らない でほし いと思うので 大変な努力も間近に見てきま した でか らなお さら検査を受け へのお 手伝いを る立場であり 患者さん自身やご家族の苦悩や ション にも携わって いま 私達スタッ フは患者さんの 社会復帰 当院は合併症を発症した多くの糖尿病患者さんの リハビ リテー わらな い寿命を確保るこ となの で わらな い日常生活がおく れるこ と の維持 健康な人と変 こうし た合併症の発症 進行を阻止るこ とによ り健康な人と変 症の代表的なもの が心筋梗塞 脳梗塞で 糖尿病治療の目的は 3 位が糖尿病性腎症で 大血管病変動脈硬化により おこる 合併 一位が糖尿病性網膜症であり 人工透析を始める原因疾患の第 経障害が三大合併症として 知られて い 成人の失明原因の第 尿病特有の合併症で糖尿病性網膜症 糖尿病性腎症 糖尿病性神 害と大血管病変動脈硬化の二つがあ りま 細小血管障害は糖 血糖が続くと血管の障害がおこ りま 血管障害には細小血管障 こって から治療を開始る人も多いのが 現状で 糖尿病での高 が多く ま た 高血糖を指摘されて もその ままに して合併症が起 期には自覚症状がなく 健康診断で高血糖を指摘され気づく場合
れる障害で 順がわか らず上手く着られなく なるなど 主に行動 動作にみら 使い方が不器用になっ たり 洋服の上下や裏表を間違えたり 手 例えば歯ブラシ の使い方がわか らず髪を梳こうと したり 上手に使えなく なる 誤った使い方をる ように なるこ とがあ り 失行になる と手足の麻痺はない のに 今まで使えてい た道具が 1 そもそ も失行ってな に 注意機能などが ありま そ の中で今回は失行につい てお話しま いませ ん 高次脳機能障害とは主に失語 失認 失行 記憶障害 いま が 脳の高次機能に関る障害につい てはあ まり知られて 脳卒中や脳外傷などで 手足の麻痺が生じる事は良く知られて 仲里 明恵 作業療法士 與 由衣 失行 とは 高次脳機能障害の をかけ 過ぎない ことも 重要で ること が大切であり でき る限り本人の意思を尊重し過度な期待 供っぽく なって いる場合にも子供扱いはせ ず 年齢相応に対応 はなく 今 出来ること に目を向けるこ とが必要とされ 子 きま その 為には 発症により 出来なくな ったこ と だ けで を積み重ね自信をつけ ていく ことで 本人の気持ちが安定してい 環境の変化に対応るこ とが困難で 焦らず尐しずつ 成功体験 また 失行などの 高次脳機能障害のある 方は非常に疲れや く ことが 出来 4 切な対応を行うこと により 生活上の困難を徐々に減らして いく 適切な対応と環境設定が大切で 本人に合った環境の中で適 3 家庭や日常生活ではど んなこ とに気を付けたら いいか くなり にて正しい動作を反復して行ってい くこと で学習が得られや 症状そのも のを改善させる 訓練では実際の動作場面 ( 入浴など 本人の障害認識を向上させる 為の訓練などが 行われま 例えば 症状そのも のを改善させる 訓練の他 障害を代償る為の訓練 2 どの ような リハビ リテー ション を行うのか
そ の反面現場では い のち と向き合う厳しさか らどの 職種 を使った人間的な温もりと 優しさが 求められ る仕事でもあ りま ビリ看護という チームで関わる仕事である 以上それぞ れの五感 人の暮らしを 支える専門職である よう心がけて おりま し リハ りませ ん 常日ごろか ら私たちは 病気だけを 看るので はなく その と く らし を守る仕事で 政権は変わって も看護の心は変わ とも鮮明に思い出されま した 私たち看護師の仕事は い のち にあた り若かりし 日 戴帽式でナー スキャ ップを 頂き宣誓したこ 今年の干支は勇ましさ と優しさを 兼ね備えたト ラ年で 新年 できた ことを 感謝申し上げま う日々努力ると 共に多くの人々のご 鞭撻を頂き無事年越しが 市に移転し四年目の春を迎えま 地域に根ざ病院になれ るよ ん病院が開設され早二十五年が経過しよう として いま 又沖縄 新年明けまし ておめ でとう ござい 昭和五九年にちゅ うざ 看護部長 米澤真佐江 志の原点にもど って 二〇一〇年を迎えて ま をもち 看護の質の向上を目指し今年も邁進してい きたい と考え ーム医療の向上に努めたい と思いま 看護師として 誇りと責任 研鑽に励み職員の接遇面の強化を図り 専門看護師の育成及びチ りと考えま それ ぞれが 期待に沿える看護師になれ るよう 自己 人自身の社会生活での役割を取り戻こと も看護師などの 役割 ご家族の笑顔に触れるこ とを願ってい 入院されて いるそ の あたっ ている のが現状で その中でひと りでも 多くの患者さん への援助 日々関わる患者さんへ 関心を常に持ちなが らケア ーに 5 スク管理を行うと共にそれ ぞれの 専門性を発揮し日常生活動作 護をチー ムで目指し提供してお りま リハ ビリ看護者として リ 事務職や放射線技師などあ らゆる 職種で関わり質の高い医療 看 リスタ ッフだ けでは ありま せん 薬剤師 栄養士 医療相談員 患者さんの ケアー にあた ってお りま が 医師や看護師 リハ ビ 医療現場の中では看護スタッ フの人数が多く 二十四時間 たとき の喜びは何事にも変えがた く 言葉にでき ない喜びがあ り ん 一人一人の笑顔 手の温もり 関わる人々の肝ぐくる に触れ にも責任がつい てきま し 中途半端な気持ちでは 継続できま せ
14% 退院患者数 74 名 自宅転院 ( 急性期 療養型 施設入所ショートステイその他 0% 1% 平成 21 年 11 月入退院状 況 入院患者数 73 名 公立病院等 ( 南部 公立病院等 ( 中部 公立病院等 ( 北部 民間病院等 ショートステイ 自宅 0% 1% 0% 25% 1% 30% 55% 73% お願いいた 本年も よろし く 誠にあり がとう ござい ご愛読いただき まして 昨年は 広報ちゅう しま ざん 広報委員一同 を ちゅうざん病院 904-2151 沖縄市松本 6 丁目 2 番地 1 号電話 :982-1346 FAX:982-1347 広報ちゅうざん 6