第354 第 1 節災害応急活動体制 対策項目と公助の担当機関項目担当関係機関第 1 災害対策本部の設置 総括対策部 第 3 章 災害応急対策計画 廃止 第 2 職員の参集 配備 第 3 自主防災活動体制 第 4 災害救助法の適用 自助 共助の役割 第 1 市民事業所自治会自主防災組織等 1. 災害対策本部の設置 総括対策部 援護対策部 自治会自主防災組織の自主防災活動に参加する 事業所の防災組織を立ち上げ 自主防災活動を行う 自治会自主防災組織の本部を立ち上げ 自主防災活動を行う 1. 震度 5 強以上の地震で災害対策本部を設置し 全職員が自動的に参集 配備につく 2. 震度 5 弱 震度 4 の場合は 災害対策本部に準じた配備体制をとり 情報収集や災害警戒に対応する 3. 休日 夜間の地震の場合は 市内に居住する職員が最寄りの避難場所に直行し 避難者の迅速な対応をとる ( 直行職員制度 ) 4. 災害対策本部に関係機関の連絡員が常駐する 防災機関連絡室 を設置し 関係機関と連携のとれた災害対策を行う 災害対策本部の設置 廃止 - 対策の基本方針 目標 - (1) 本部の設置基準市は 市域に震度 5 強以上の地震が発生した場合 又は東海地震予知情報 9 ( 警戒宣言 ) が発表された場合 自動的に災害対策本部を設置し初動対応にあたる 市域に震度 4 又は震度 5 弱の地震が発生した場合は 災害対策本部に準じた配備体制をとり 情報の収集や応急対策を実施する 本部の設置の際には 県及び関係機関にその旨を通知する 9 東海地震予知情報東海地震の発生のおそれがあると判断された場合 気象庁から発表される情報である 内閣総理大臣の 警戒宣言 が発せられ 東海地域等では危険地域からの住民避難 交通規制が実施 百貨店の営業中止等の対策が実施される ( 附編参照 )
(2) 本部の設置場所本部の設置場所は 原則として浦安市集合事務所 301 会議室とする (3) 関係機関との連絡体制関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を浦安市集合事務所に設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 連絡室は 浦安市集合事務所内に設置する 2. 本部の組織 本部は 市長を本部長として各対策部から構成される 災害対策の重要事項は 本部会議で決定する 本部会議は 本部長 副本部長 本部長付き 本部員で構成する 本部員が出席できない場合は 当該部の次席責任者が代理として出席する 本部会議の協議事項は 次のとおりである 本部会議の協議事項 職員の配備体制 ( 動員を含む ) の発令 切り替え 解除に関すること 被害情報の収集及び伝達に関すること 災害情報 気象情報等の収集 報告 伝達等に関すること 市民への避難勧告又は指示に関すること 応急対策の実施に係る調整に関すること 被災者の救助 救済対策に係る調整に関すること 国 自衛隊 県 他市町村及び公共機関への応援の要請に関すること 災害救助法の適用申請 激甚災害の指定要請等各種救済措置に関すること その他重要な災害対策に関すること 3. 現地災害対策本部の設置 本部長は 応急対策を実施するうえで必要と認めるときは 現地災害対策本部を設置する 現地対策本部長は 副本部長又は本部員の中から本部長が指名する 4. 本部の解散 本部長は 災害の危険が解消したと認めた場合 若しくは災害発生後における応急措置が概ね完了したと認めた場合 本部を解散する 55 第3章第 3 章災害応急対策計画
第356 第 3 章 災害応急対策計画 第 2 職員の参集 配備 1. 配備基準 災害対策本部の組織と事務分掌 浦安市に震度 5 強以上の地震が発生した場合は 職員全員が自動的に参集する 避難所近くに居住する職員 ( 直行職員 ) は 直接避難所に参集し 避難所の初動対応をとる なお 震度 4 震度 5 弱の地震が発生した場合は 別に定める災害対策本部構成員表により情報伝達を行い あらかじめ決められた職員が参集し 配備につく
第 3 災害対策本部設置前の体制 注意配備体制 2. 長期化への対応 非常参集 配備の流れ 配備基準配備体制 配備基準 参集基準 1 浦安市が震度 4 自動配備 地震 2 浦安市が震度 3 以下で市長が 必要と認めたとき あらかじめ定められている職員 災害対策本部設置 警戒配備体制 非常配備体制 津波 地震 津波 地震 津波 3 東京湾内湾に津波注意報 自動配備 防災課 広聴広報課 消防本部 署のほか 各公共施設を管轄する所管課の職員の内 排水対策本部排水第 1 配備体制による職員 ( 都市整備部道路管理課 道路整備課 交通安全課 総務部防災課 都市環境部環境レンジャー課の職員 ) 1 浦安市が震度 5 弱 自動配備 災害対策本部第 1 配備体制による職員 2 浦安市が震度 4 以下で市長が ( 係長職以上の職員と浦安市内在住男性職員必要と認めたとき 3 東海地震注意情報の発表 自動配備 4 東京湾内湾に津波警報 自動配備 1 浦安市が震度 5 以上 自動配備 2 浦安市が震度 5 弱以下で市長が必要と認めたとき 3 東海地震予知情報の発表 自動配備 4 東京湾内湾に大津波警報 自動配備 ( 幼稚園 保育園については浦安市内在住職員 )) 排水対策本部排水第 2 配備体制による職員 ( 都市整備部職員全員 総務部総務課 防災課 都市環境部環境レンジャー課 みどり公園課 下水道課の職員 ) 全ての職員 災害対応が長期化する場合 災害対応従事者の健康を確保するため 職員の配置をローテーション管理する また 必要な物資 資機材の確保を行う 自主防災活動体制 全ての職員 自治会自主防災組織等は 大きな地震が発生した場合 自治会集会所等に集合し本 57 第3章第 3 章災害応急対策計画
第358 部を立ち上げ 情報収集 初期消火 住民の安否確認 救援 救護 避難誘導等の自主防災活動を行う体制を構築する 事業所は 防災組織を設置し 従業員 顧客等の安否確認 救援 救護等の自主防災活動を行う体制を構築する 第 3 章災害応急対策計画第 4 災害救助法の適用章災害救助法は 災害にかかった者の保護と社会秩序の保全を目的に制定されたもので 災害の救助における責任と範囲及び費用の負担を定めている この法律による救助は国の責任において行われるが 救助の実施については都道府県知事に全面委任されており 救助にかかる費用は都道府県が支弁し 国はその一定額を負担することとなっている 1. 災害救助の種類 災害救助法による救助の種類は 次のとおりである 災害救助の種類 避難所の設置 炊き出しその他による食品の給与 被服 寝具その他生活必需品の給与又は貸与 助産 被災した住宅の応急修理 埋葬 死体の処理 輸送費及び人夫賃 2. 災害救助法の基準 災害救助法の適用基準は 災害救助法施行令第 1 条第 1 項の 1~4 号の規定による 本市における適用基準は 以下のとおりである 災害救助法の適用基準 適用基準 算定基準 基準 1 基準 2 基準 3 基準 4 応急仮設住宅の供与 飲料水の供給 医療 被災者の救出 学用品の給与 死体の捜索 障害物の除去 次の算定基準をもって 滅失住家 1 世帯とする 1 全壊 ( 全焼 流失 ) 住家 1 世帯 2 半壊 ( 半焼 ) 住家 2 世帯 3 床上浸水 土砂の堆積により一時的に居住できない状態になった住家 3 世帯 1 及び2に該当しない場合であって 浸水がその住家の床上に達した程度のもの 又は土砂の堆積等により一時的に居住することができない状態となったもの市内で 100 世帯以上の住家が滅失した場合千葉県下で 2,500 世帯以上の住家が滅失した場合であって 市内で 50 世帯以上の住家が滅失した場合千葉県下で 12,000 世帯以上の住家が滅失した場合又は災害にかかった者の救護を著しく困難とする特別の事情がある場合であって 多数の世帯の住家が滅失した場合多数の者が生命又は身体に危害を受け 又は受けるおそれが生じた場合
3. 災害救助法の手続き 災害が災害救助法の適用基準のいずれかに該当し 又は該当する見込みがあるときは 直ちに知事に報告 ( 県災害対策本部経由 ) する 災害救助法の適用を受けて 知事による救助の実施を待つことができないときに 市長は救助に着手したことを直ちに知事に報告する ( 災害救助法施行細則第 5 条 ) 4. 救助の実施者 浦安市で発生した災害対策は浦安市長が行うが 一定の基準に達した場合は 災害救助法の適用を受けて県知事が実施機関として対策を行う ただし 災害の事態が急迫して 知事の行う救助の実施を待つことができないときは救助に着手する 市では処理不可能な場合は 近隣市町村 県 国その他の関係機関の応援を得て実施するものとする 災害救助法の救助項目と市長委任事項 市長救助の種類期間委任 避難所 災害発生の日から 7 日以内収容施設の供与災害発生の日から 20 日以内に着工し 応急仮設住宅速やかに設置 炊き出しその他による食品の給与及び飲料水の供給 食品の給与 災害発生の日から 7 日以内 飲料水の供給 災害発生の日から 7 日以内 被服 寝具その他生活必需品の給与又は貸与 被害発生の日から 10 日以内に完了 医療及び助産 医療災害発生の日から 14 日以内助産分べんした日から 7 日以内 被災者の救出 災害発生の日から 3 日以内 被災した住宅の応急修理 災害発生の日から 1 月以内に完成 生業に必要な資金の貸与 災害発生の日から 1 月以内に完了 学用品の給与 教科書 : 災害発生の日から 1 月以内に完了その他の学用品 : 災害発生の日から 15 日以内に完了 埋葬 災害発生の日から 10 日以内に完了 応急救助のための輸送費 当該救助の実施が認められる期間 応急救助のための賃金職員等雇上費 当該救助の実施が認められる期間 死体の捜索 災害発生の日から 10 日以内に完了 死体の処理 災害発生の日から 10 日以内に完了 住居又はその周辺に運ばれた土石 竹材等で日常生活に著しい支障を及ぼしているもの ( 障害物 ) の除去 災害発生の日から 10 日以内に完了 迅速な救助を行う必要があるため災害救助法施行細則により市長に委任されている事項 59 第3章第 3 章災害応急対策計画