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Ⅰ 株取引等報告書 ( 国家公務員倫理法第 7 条 ) について 1. 概要 (1) 報告の対象となる職員 国家公務員倫理法第 2 条第 4 項に規定する 本省審議官級以上の職員 所得等報告書と異なり 平成 29 年 (1 月から12 月 ) の途中で新たに本省審議官級以上の職員となった者でも報告の

別添 1 株取引等報告書 所得等報告書の記入要領 ( 平成 31 年版 )

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 ( 英語版 ) 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 平成 年分公的年金等の源泉徴収票合計表 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 )( 平成 28 年 1 月 1 日以後提出

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

ワコープラネット/標準テンプレート

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FX取引に係る確定申告について

スライド 1

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

スライド 1

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

配当所得は 他の所得と総合し 累進税率を適用して税額を計算しますが 一定の上場株式等の配当等については 他の所得と分離して税額を計算する申告分離課税を選択することができます ただし 申告分離課税を選択すると 配当控除を受けられず 確定申告をする一定の上場株式等の配当等の全てについて総合課税とするか

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

PowerPoint プレゼンテーション

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

株式等の譲渡(上場株式の譲渡損失の繰越し)編

【表紙】

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

株式等の譲渡(特定口座を利用していない場合)編

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

株式等の譲渡(特定口座(源泉徴収なし)と一般口座)編


2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

配当所得の入力編

公募株式投資信託の解約請求および償還時

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

(1) 所得階級別人員 区 分 給与所得者 所得者別内訳 雑所得者 他の区分に該当しない所得者 人人人人人人人人人 70 万円 以下 25,319 1,201 20,012 54, ,063 6, , 万円 12,048 2,039 8,935 22,

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

上場株式等の配当等に対する課税

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額


株式等の譲渡(特定口座(簡易申告口座)と一般口座)編

総合課税の譲渡所得の入力編

配当所得の入力編

P12 第 6 章個人向け国債国債の契約締結前交付書面 手数料などなど諸費用諸費用について 個人向け国債を中途換金する際 原則として下記により算出される中途換金調整額が 売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれることになります ( 1 変動 10 年 : 直前 2 回分の各利子 ( 税

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編


株式等の譲渡(特定口座(簡易申告口座)と一般口座)編

概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

第5回基礎問題小委員会 礎5-4

Z-64-A 簿記論〔第一問〕-解 答-

総合課税の譲渡所得の入力編

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

 

1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと


申告者と配偶者の合計所得金額の入力フォーム 申告者 ( 給与の支払いを受ける人 ) の事業所得 雑所得 配当所得 不動産所得 その他の所得の収入金額と必要経費を入力して合計所得金額を計算します 申告者の合計所得金額が 900 万円を超えると 配偶者控除または配偶者特別控除の控除額が変動します 申告者

入力に必要な書類(所得税)

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

218 年分以降の配偶者控除額は夫の年収に応じて減っていきます 217 年分までは が 13 万円 ( 合計所得金額 38 万円 以下であれば 夫の年収にかかわらず 配偶者控除額 38 万円 ( 住民税は 33 万円 を夫の所得から控除できました 218 年分以降は が 13 万円 ( 合計所得金額

新株予約権 取得請求権等が付された上場有価証券等については これらの権利を行使できる期間に制限がありますのでご留意ください また 新株予約権証券は あらかじめ定められた期限内に新株予約権を行使しないことにより 投資金額全額を失う場合があります 外国証券については 我が国の金融商品取引所に上場されてい

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

配当所得 配当所得の金額 = 収入金額 - 元本取得のための ( 源泉徴収前 ) 借入金の利子 原則 支払い時に源泉徴収 確定申告によって精算 総合課税 申告不要あり 株式の配当 株式投資信託の収益分配金 保険会社から受け取る基金利息など 申告分離課税あり 例外 非課税株式投資信託の特別分配金 (

【修正】07_別表五~.indd

STEP2 前年の収入等を入力 給与収入 給与収入がある方は 給与所得の源泉徴収票の 支払金額 欄に記載している金額を入力します 給与収入がない方は入力不要です 源泉徴収票が複数枚ある方は それぞれの 支払金額 を合算して入力します ただし 源泉徴収票の摘要欄に 前職給与, 円 等の記載がある方 (

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

<4D F736F F D20947A8BF48ED28D548F9C A8BF48ED293C195CA8D548F9C82CC8CA992BC82B582C98AD682B782E >

一発合格!FP 技能士 3 級完全攻略実戦問題集 年版 別冊 FP 技能士 3 級 2018 年 9 月実施試験 解答 & 解説 実技試験個人資産相談業務 ( 金融財政事情研究会 ) 問題 解答 解説 第 1 問問 1 1 1) 適切 医療費の一部負担金等の額が自己負担限度額を超える場合

以下の表のように計算されます 総 所 得 金 額 所得控除 課税総所得金額 退職所得金額 雑 損控除額 課税退職所得金額 山林所得金額 土地等に係る事業所得等の金額 土地建物等に係る譲渡所得金額 医療費 社会保険料 小規模企業共済等掛金 生命保険料 地震保険料 配偶者 配偶者特別 課税山林所得金額

必要経費の考え方 所得の種類によって 名前は異なるが 内容としては 必要経費 にあたるものを示していると考える ( 例 ) 配当所得の場合 株式取得の借入金利子給与所得の場合 給与所得控除額雑所得 ( 公的年金 ) の場合 公的年金等控除額譲渡所得の場合 取得費用などの他 特別控除額一時所得の場合

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

投資主の皆様へ 平成 29 年 3 月 マリモ地方創生リート投資法人 第 1 期分配金の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます さて 本投資法人は 平成 29 年 2 月 14 日開催の役員会において 第 1 期 ( 平成 28 年 12 月期 ) の (A)

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

3 ページ 4 ページ 5 ページ 5 6 ページ 7 ページ 8 ページ 8 ページ 9 ページ 10 ページ 2

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[ 課税対象化 ] POINT1. 1 の売却益が課税対象に 改正前 ( 平成 27 年 12 月 31 日まで ) 原則非課税 改正後 ( 平成 28 年 1 月 1 日から ) % 2 の申告分離課税 1 国債 地方債 外国国債 外国地方債 公募公社債 上場公社債 ゼロクーポン債等

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12


平成16年度

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

本資料のポイント 平成 29 年度税制改正で 上場株式等に係る配当等 について 所得税 と 住民税 で異なる課税方式を選択することが可能であると明確化されました このことにより 課税所得 900 万円以下の場合 所得税は 総合課税 住民税は 申告不要 を選択することで 納税額を抑えることが可能となり

総合課税の譲渡所得の入力編

PG_第3期期末配当の取扱いに関するQA

( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

e-PAP確定申告_【電子申告】第3者作成書類の添付省略

株価指数先物取引取引報告書 016 株価指数オプション取引取引報告書 017 株券オプション取引取引報告書 018 上場投資信託等取引報告書 019 株価指数先物取引取引報告書 株価指数オプション取引取引報告書 株券オプション取引取引報告書 優先受益証券取引報告書 優先出資証券取引報告書 投資信託取

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

(消費税)確定申告書作成(一般課税)編

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

Transcription:

株取引等報告書 所得等報告書の記載要領 ( 平成 28 年版 )

Ⅰ 株取引等報告書 ( 国家公務員倫理法第 7 条 ) について 1. 概要 (1) 報告の対象となる職員 国家公務員倫理法第 2 条第 4 項に規定する 本省審議官級以上の職員 所得等報告書と異なり 平成 27 年の途中で新たに本省審議官級以上の職員となった場合でも報告の必要があります 昨年本省審議官級以上の職員であった者であっても 本年 1 2 月に退職された方は報告の必要はありません 3 月中に退職する職員は退職日までに提出してください 併任の場合は 本務府省に提出してください (2) 報告の対象となる株取引等 平成 27 年において行った株券等の取得又は譲渡 株券等とは 株券 新株予約権証券 新株予約権付社債券 ( これらが発行されていない場合にあっては これらが発行されていたとすればこれらに表示されるべき権利を含む ) をいい 証券取引所への上場 非上場を問いません 取得及び譲渡 ( 以下 取引等 という ) とは 通常の売買 贈与及び相続の他 株式会社の合併 新株予約権付社債券の株式への転換 株式の無償分割といった銘柄 株数に変動があった場合が含まれます 銘柄 株数に変動があった場合には 旧銘柄分を 譲渡 欄に 新銘柄分を 取得 欄に記入してください NISA( 少額投資非課税制度 ) を利用して上記の株券等の取引等を行った場合にも報告書の提出が必要となります 昨年の1 年間において 本省審議官級以上の職員である間に行われた取引等に限ります 上記期間において 取引等がない場合には 報告書を提出する必要はありません (3) 報告書の提出を行う期間 平成 28 年 3 月 1 日 ( 火 ) から 3 月 31 日 ( 木 ) までの間 - 1 -

2. 各欄の記載について 官職 欄 局長 審議官 といった具体的な官職名を記載してください 年月日 欄 約定日 ( 売買が成立した日のこと 受渡日と異なる場合があるので注意 ) 会社の合併等のあった日を記入してください ただし 相続の場合は名義変更の日を記入してください 〇 株券等の種類 欄 株券等が発行されていない場合にあっては その種類に応じ 株主権 新株予約権 新株予約権付社債 と記載してください 銘柄 欄 新株予約権付社債券については 株式会社 ( 第 回 ) のように発行回数を記載してください 数 欄 株数を記入してください 株数で記入できないものについては 対価の額 に対応する取引等の数量 ( 例 : 新株予約権付社債券の購入券面額 ) を記入してください 対価の額 欄 円単位で記入してください 約定単価に株数等を乗じた額 ( 手数料等を含めない額 ) で記入してください ( 下 1 桁が0 以外の場合は 手数料込みとなっていることが考えられます ) 贈与 相続等通常の売買でない場合には 対価の額 欄に 0 円 と記入してください 外国株において 外国通貨で売買等された場合には 約定日のレートを用い日本円に換算してください その他 贈与 相続等の場合には 欄外にその事由を例えば 父からの贈与 などと付記してください 市場で取引されていない未公開の株券等を取得又は譲渡された場合には その取引の経緯 ( 相手方 券面額 事情等 ) を簡単に欄外に付記するか 又は別紙に記載の上 添付してください 記載に当たっては 別紙 1(P.8) の記載例を参照してください - 2 -

Ⅱ 所得等報告書 ( 国家公務員倫理法第 8 条 ) について 1. 概要 (1) 報告の対象となる職員 倫理法第 2 条第 4 項に規定する 本省審議官級以上の職員 本省審議官級以上の職員のうち 平成 27 年の1 年間を通じて 本省審議官級以上の職員であった者に限ります したがって 例えば昨年の途中で新たに本省審議官級以上の職員となった場合は 報告の必要はありません 昨年 1 年間を通じて 本省審議官級以上の職員であった者であっても 本年 1 2 月に退職された方については報告の必要はありません 3 月中に退職する職員は退職日までに提出してください 併任の場合は 本務府省に提出してください (2) 報告の対象となる所得等 平成 27 年分の所得の金額及び贈与税の課税価額 各種所得等の概要は次のとおりです なお 以下の各種所得の所得金額は 確定申告と同様に 収入金額から必要経費等を差し引いた額になります 総合課税 事業所得 : 商 工業や漁業 農業 自由職業などの自営業から生ずる所得 不動産所得: 土地や建物 船舶や航空機などの貸し付けから生ずる所得 利子所得 : 国外で支払われる預貯金等の利子などの所得 配当所得 : 法人から受ける剰余金の配当 公募証券投資信託の収益の分配 などの所得 ( 申告分離課税を選択したものを除く ) 給与所得 : 俸給や給料 賃金 賞与 歳費などの所得 雑 所 得 : 公的年金等 原稿料や講演料 生命保険の年金など他の所得に当てはまらない所得 譲渡所得 : ゴルフ会員権や金地金 機械などを譲渡したことによる所得 一時所得 : 生命保険の一時金 賞金や懸賞当せん金などの所得 - 3 -

申告分離課税 土地等の事業 雑所得 : 個人の不動産業者等の有する棚卸資産等に係る土地等の譲渡による 事業 雑所得 ( ただし 平成 10 年 1 月 1 日から29 年 3 月 31 日までの間 の譲渡については 分離課税は適用されません ) 短 期 譲 渡 所 得 : 土地や建物 借地権等を譲渡したことによる所得のうち 譲渡した 資産の取得の日の翌日から譲渡の年の1 月 1 日までの所有期間が5 年 以下のもの 長 期 譲 渡 所 得 : 同様に5 年を超えているもの 株式等の事業 譲渡 雑所得 : 株式等の譲渡による事業 譲渡 雑所得 上場株式等の配当所得 : 上場株式等に係る配当等 公募証券投資信託の収益の分配などで申 告分離課税を選択したものの所得 先物取引の事業 譲渡 雑所得 : 一定の先物取引に係る事業 雑所得 その他 山林所得 : 山林 ( 立木 ) を伐採して譲渡したことなどによる所得 贈与税の課税価額 : 贈与税申告書に記入する課税価額 ( 相続税法第 21 条の2に定 める価格で 基礎控除等を差し引く前の価格 ) 源泉徴収による所得税だけで済まされる所得 ( 源泉分離課税 ) の取り扱いについて 源泉分離課税とされる利子所得 配当所得 確定申告をしないことを選択した配 当所得については 報告の必要はありません 確定申告をしないことを選択した源泉徴収選択口座を通じて行った株式等の譲渡 所得については 株式等の事業 譲渡 雑所得 欄に 源泉徴収選択口座 と記 載 ( 金額等は不要 ) してください 日本における税が免除される所得等の取り扱いについて 国外で課税されているなどの理由により日本における税が免除される所得等につ いても 適宜 各種所得欄に記載してください (3) 報告書の提出を行う期間 平成 28 年 3 月 1 日 ( 火 ) から 3 月 31 日 ( 木 ) までの間 - 4 -

2. 各欄の記載について 官職 欄 局長 審議官 といった具体的な官職名を記載してください 国からの給与所得のみ 国からの給与所得以外の所得等あり 欄 いずれか該当する方の 欄にチェックを入れてください なお 国からの給与所得のみ の方にチェックを入れた場合は 表中の項目について記載する必要はありません 所得金額 欄 円単位で記入してください 収入金額はあったが 必要経費等の関係から 所得金額がゼロ又は赤字の場合には 損益通算ができない配当 一時 雑所得等については 0 損益通算ができるものについては マイナスの金額 を確定申告書記載のとおり記入してください 確定申告を行った者については 確定申告書 A B 又は分離課税用の 所得金額 欄の金額 ( 所得税法第 23 条以下に定める各種所得で収入金額から必要経費等を控除した額 ) を 確定申告を行っていない者については 該当する所得についてそれぞれ金額を記入してください 例えば 給与所得については 源泉徴収票の 給与所得控除後の金額 の数字を記入してください ( 確定申告書 Bを用いて確定申告を行った者で 譲渡所得 一時所得がある場合には 合算することなく 報告書の 譲渡所得 一時所得 欄にそれぞれ記入してください ) 基因となった事実 欄 所得金額のうち合計して100 万円を超える所得種目がある場合は その基因となった事実を 別紙を利用するなどして できるだけ具体的に記載してください 例 :< 不動産所得 > アパート ( 所在地 ) の賃貸収入 < 利子所得 > 銀行 ( 国名 ) の定期預金の利子 < 配当所得 > 株式会社からの配当 < 給与所得 > 株式会社からの役員報酬 ( 注 ) 国からの給与所得については 記入を省略して差し支えありません < 雑所得 > 株式会社からの原稿料 株式会社からの講演料 < 譲渡所得 > ゴルフ会員権の 株式会社への売却 < 短 長期譲渡所得 > 家屋 宅地 マンション ( 所在地 ) の 株式会社への売却 < 株式等の譲渡所得 > 株式会社の株式の 株式会社への売却 < 先物取引の雑所得 > 月 日に 商品取引所で金 ( 数量 ) を仕切また 一つの所得種目に複数の事実が存するときは 省略せずに それぞれについて記載してください - 5 -

不動産所得 欄 100 万円を超える不動産所得について 兼業の承認を受けている場合は 承認済 小規模等の理由により承認を必要としない場合は 非該当 と 欄外に付記してください 利子所得 欄 個人に対する利子所得は 原則として源泉分離課税とされている ( 源泉分離課税とされている利子所得については 報告不要 ) ことから この欄に記入対象となる利子は 国外の銀行等に預けた預金の利子などに限定されています 一時所得 欄 生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金等は この欄に記入してください 土地等の事業 雑所得 欄 先物取引の事業 譲渡 雑所得 については 分離課税が適用されることとなっていますが 記入欄を設けておりませんので 適宜 この欄に別紙 2(P.9) の記載例を参照の上 記入してください 株式等の事業 譲渡 雑所得 欄 事業 譲渡 雑の該当するものに を付けてください 確定申告をしないことを選択した源泉徴収選択口座を通じて行った株式等の譲渡所得については 源泉徴収選択口座 と記載 ( 金額等は不要 ) してください 上場株式等の配当所得 欄 上場株式等に係る配当所得について 申告分離課税を選択した場合は この欄に記記入してください 贈与税の課税価額 欄 欄外に贈与者 ( 例 : 父 ) を付記してください 相続税については報告の必要はありません 申告書の写しによる報告について 所得等報告書の提出については 国税通則法第 2 条第 6 号に規定する納税申告書 ( 所得税及び復興特別所得税の確定申告書 贈与税の申告書等 ) の写しを提出することにより行うこともできます その際は 所得等報告書に 提出年月日 所属部局 官職 氏名 等の記載及び押印の上 申告書の写しを添付する形で提出してください 所得税及び復興特別所得税の確定申告書の写しを利用する場合には 100 万円を超える所得種目には 基因となった事実 を写しの余白に付記するか 又は別紙に記載の上 添付してください また 確定申告をしないことを選択した源泉徴収選択口座を通じて行った株式等の譲渡所得については 余白か別紙に 株式等の譲渡所得 : 源泉徴収選択口座 と記載 ( 金額等は不要 ) してください 申告書の写しには 税務署の受理印は必要ありません 申告後の修正等により報告した所得金額等に変更が生じた場合には 遅滞なく訂正の報告書を提出してください ( 注 ) NISA( 少額投資非課税制度 ) を利用して 非課税となった配当等及び譲渡益については 所得等報告書に記載の必要はありません また NISA( 少額投資非課税制度 ) の非課税口座で発生した譲渡損失は なかったものとみなされるため 他の特定口座や一般口座での譲渡益と損益通算することや 繰越控除することはできません - 6 -

申告書の写しの添付例 ( 確定申告書 B の場合 申告書の書式は一部を省略 ) 住所 平成 27 年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書 B 等 事 営業等 所 業農業 不動産 600,000 得 利 子 ( 株 ) からの配当 ( 株 ) 配 当 1,200,000 ( 株 ) 金 給 与 20,000,000 省からの給与 額 雑 2,000,000 ( 株 ) からの原稿料 ( 株 ) からの講演料 総合譲渡 70,000 ( 株 ) 一時 合計 23,870,000 所 余白部分や別紙を利用するなどして 基因となった事実を付記してください 記載に当たっては 別紙 2(P.9) の記載例を参照してください Ⅲ その他 報告書は各府省等において 記載内容について確認 審査の上 その写しが倫理審査会に送付されます 倫理審査会においても当該写しについて審査を行いますが 審査の過程で記載内容について問い合わせ等を行う場合がありますので 御承知おきください - 7 -

( 別紙 1) 年月日提出 大臣 殿 株取引等報告書 ( 所属部局 ) 局 ( 官 職 ) 局長 ( 氏 名 ) 倫理 太郎 印 年 月 日 株券等の種類 銘 柄 数 対価の額 ( 注 )1 参照 ( 注 )2 参照 27. 4. 1 株券 株式会社 2,000 1,800,000 父からの贈 取 27. 6. 1 株券 株式会社 500 0 与 新株予約権付 株式会社 100 27. 9. 1 950,000 社債券 ( 第 回 ) 万円 新株予約権 27.10. 1 株券 株式会社 500 0 付社債券の 転換 会社合併に 得 27.12. 1 株券 株式会社 100 0 よる株式交 換 27. 5. 1 株券 株式会社 1,000 3,000,000 譲新株予約権付 株式会社 1000 株式への転 27.10. 1 0 換社債券 ( 第 回 ) 万円 渡 会社合併に 27.12. 1 株券 株式会社 1,000 0 よる株式交 換 ( 注 )1 株券等の種類 欄には 株券 新株予約権証券又は新株予約権付社債券 ( これらが発行されていない場合にあっては その種類に応じ 株主権 新株予約権又は新株予約権付社債 ) の別を記載する 2 において同じ 2 数 欄には 新株予約権付社債券の場合にあっては その額面金額を記載する - 8 -

( 別紙 2) 年月日提出 大臣 殿 所得等報告書 ( 所属部局 ) 局 ( 官 職 ) 局長 ( 氏 名 ) 倫理 太郎 印 総 国からの給与所得のみ 国からの給与所得以外の所得等あり 事業所得 - 所得金額基因となった事実 マンション ( 市 ) の不動産所得 1,200,000 非該当賃貸収入 利子所得 - 合配当所得 - 課 給与所得 ( 国からの給与所得については 記入を省略して差し支えない ) 税雑所得 1,200,000 譲渡所得 - 一時所得 50,000 株式会社からの原稿料 株式会社からの講演料 先物取引事業 月 日に 商品取引所土地等の所得 1,500,000 申雑で金 ( 数量 ) を仕切 告短期譲渡所得 10,000,000 分 離 課 長期譲渡所得 50,000,000 マンション ( 市 ) の 株式会社への売却 宅地 ( 市 ) の 株式会社への売却 事業 譲渡株式等の所得源泉徴収選択口座雑 税上場株式等の配当所得 - 山林所得 - 贈与税の課税価額 2,000,000 父 ( 注 ) 基因となった事実 欄には 所得金額 欄に 100 万円を超える金額が記載された項に係る 基因となった事実 欄に限り所得の基因となった事実を記載する - 9 -