断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除について

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第2 質疑応答

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一


2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

住宅借入金等特別控除の入力編

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

住宅借入金等特別控除の入力編

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

1 特定増改築等住宅借入金等特別控除が受けられる方次の⑴ ⑵ 又は⑶に該当する方は 増改築等をした部分を居住の用に供した年以後 5 年間の各年分の所得税の額から 住宅借入金等特別控除に代えて⑴ ⑵ 又は⑶のいずれかに応じ 5で計算した特定増改築等住宅借入金等特別控除額の控除 ( 以下 ⑴に該当する方

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

Microsoft Word - No.23_住宅財形の払出し要件.doc


2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

所令要綱

上場株式等の配当等に対する課税

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

1 住宅借入金等特別控除が受けられる方 ⑴ 2に当てはまる家屋の新築や購入又は3に当てはまる増改築等をして 平成 20 年 1 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間に自己の居住の用に供し その新築や購入の日又はその増改築等の日から6か月以内に居住の用に供した場合に限ります ) 引

1 住宅借入金等特別控除が受けられる方 ⑴ 2に当てはまる家屋の新築や購入又は3に当てはまる増改築等をして 平成 13 年 1 月 1 日から平成 13 年 6 月 30 日まで 又は平成 18 年 1 月 1 日から平成 27 年 12 月 31 日までの間に自己の居住の用に供し その新築や購入の

平成21年4月 源泉所得税改正のあらまし

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

追録8pt.mcd

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やさしい税金教室

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

所得税確定申告セミナー

2 住宅の取得等に係る税額控除の判定表住宅の新築や購入をされた方は 1 を 住宅の増改築等をされた方は 2 をご覧いただき 対象となる税額控除 をご確認ください なお 複数の税額控除から1つを選択できる場合がありますが いずれの税額控除が有利となるかは 毎年の所得金額や借入金等の年末残高などによって

平成16年版 真島のわかる社労士

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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第 5 章 N

必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編 不動産取得税の特例措編

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

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税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

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1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

e-PAP確定申告_【電子申告】第3者作成書類の添付省略

スライド 1

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

を得ないと認めるときは 当該住宅に居住する世帯の世帯主であること ⑶ 補助金の申請時において 補助金の対象となる住宅の所有者 ( 所有者が2 人以上いるときは その全員 ) が市税 ( 所沢市税条例 ( 昭和 25 年告示第 7 6 号 ) 第 3 条に掲げる税目をいう 以下同じ ) を滞納していな

住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

15 共済事業を行う農業協同組合の締結した建物更生共済契約又は火災共済契約その他これに類する共済に関する契約 ( 注 )1 確定給付企業年金法の規定による承認の取消しを受けた規約型企業年金に係る規約に基づきその取消しを受けた時以後に支払われる年金等についても 上記と同様に源泉徴収を行うこととなります

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平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所


時価で譲渡したものとみなされ所得税が課税され かつ その所得税は相続税の課税価格の計算上被相続人の債務として控除されていることにより 所得税と相続税の負担の調整は済んでいますので この特例の適用は受けられません 2 取得費に加算される金額平成 26 年度の改正前は 相続財産である土地等の一部を譲渡し

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1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

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b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

ワコープラネット/標準テンプレート

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新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

改正後第 2 章通関業 第 1 節許可 新旧対照表 別紙 3 通関業法基本通達( 昭和 47 年 3 月 1 日蔵関第 105 号 ) ( 注 ) 下線を付した箇所が改正部分である 改正前第 2 章通関業第 1 節許可 3-8 削除 ( 譲渡 相続 合併又は分割の場合における通関業の許可の効果 )

Microsoft Word - 文書 1

スライド 1

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

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4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

この所得税の税額表等は 平成 30 年 11 月 1 日現在の法令等に基づいて作成しています 平成 31 年分以降の元号の表示につきましては 便宜上平成を使用しています

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

目次 1. 年末調整とは 2. 平成 30 年分の留意点 3. 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書の書き方 4. 給与所得者の配偶者控除等申告書の書き方 5. 給与所得者の保険料控除申告書の書き方 2

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

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Ⅱ 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除について 居住者が 自己の居住の用に供する自己の所有する家屋について 1の増改築等をして 平成 20 年 4 月 1 日から平成 20 年 12 月 31 日までの間にその増改築等をした部分を自己の居住の用に供し ( その増改築等の日から6か月以内に居住の用に供した場合に限ります ) 引き続いて居住の用に供している場合において 2の借入金等の金額を有するときは その者の選択により その居住の用に供した年以後 5 年間の各年において 住宅借入金等特別控除 ( 租税特別措置法第 41 条第 3 項に規定する住宅借入金等特別控除の控除額の特例を含みます ) 又は高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除に代えて4で計算した特定増改築等住宅借入金等特別控除額をその年分の所得税の額から控除できることとされました ( 以下 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 といいます )( 措法 41 の3の24) ( 注 ) 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用対象となる増改築等につき 住宅借入金等特別控除 住宅借入金等特別控除の控除額の特例又は高齢者等改修工事等特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用したところにより確定申告書を提出した場合には その後において 更正の請求をし 若しくは修正申告書を提出するとき又はその確定申告書を提出した年分以外の控除期間についてこの控除を受けるときにおいても断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用するという いわゆる選択替えはできません なお 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を選択しなかった場合も同様です 1 適用対象となる増改築等断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用対象となる増改築等とは 自己の居住の用に供する自己の所有する家屋 ( 居住の用に供する家屋を2 以上有する場合には 主として居住の用に供する一の家屋に限ります ) について行う 次の⑴に該当する工事で ⑵ の要件を満たすもの ( 以下 住宅の増改築等 といいます ) をいいます ( 措法 41 の3の25 措令 2619 26 の35) ⑴ 適用対象となる工事 1 特定断熱改修工事等又は断熱改修工事等 2 1の工事と併せて行う次に掲げる工事 ( これらの工事と併せて行うその工事を施した家屋と一体になって効用を果たす電気設備 給排水設備 衛生設備 ガス設備等の取替えや取付けに係る工事を含み 1に該当するものを除きます )( 措法 41 の3の25 措令 26 19 26 の3517 平成 20 年国土交通省告示第 513 号 ) イ増築 改築 建築基準法に規定する大規模の修繕 大規模の模様替えの工事 ( 注 ) 建築基準法に規定する大規模の修繕 大規模の模様替え とは 家屋の壁( 建築物の構造上重要でない間仕切壁を除きます ) 柱( 間柱を除きます ) 床( 最下階の床を除きます ) はり 屋根又は階段 ( 屋外階段を除きます ) のいずれか一以上について行う過半の修繕又は模様替え ( 例えば トタンぶきの屋根全体にのうち2 分の1を超える部分について瓦ぶきにする模様替え ) をいいます ロマンションなどの区分所有建物のうち 区分所有する部分の床 階段又は壁の過半について行う一定の修繕 模様替え ( イに該当するものを除きます ) の工事 ( 注 ) 一定の修繕 模様替え とは 次に掲げるいずれかの修繕又は模様替えをいいます -4-

ⅰ 区分所有する部分の床の過半又は階段 ( 屋外階段を除きます ) の過半について行う修繕又は模様替え ⅱ 区分所有する部分の間仕切壁の室内に面する部分の過半について行う修繕又は模様替え ( その間仕切壁の一部について位置の変更を伴うものに限ります ) ⅲ 区分所有する部分の壁 ( 建築物の構造上重要でない間仕切壁を除きます ) の室内に面する部分の過半について行う修繕又は模様替え ( その修繕又は模様替えに係る壁の過半について遮音又は熱の損失の防止のための性能を向上させるものに限ります ) ハ家屋 ( マンションなどの区分所有建物にあっては 区分所有する部分に限ります ) のうち居室 調理室 浴室 便所 洗面所 納戸 玄関又は廊下の一室の床又は壁の全部について行う修繕 模様替え ( イ又はロに該当するものを除きます ) の工事ニ家屋について行う地震に対する一定の安全基準に適合させるための修繕 模様替え ( イからハに該当するものを除きます ) の工事ホ家屋について行う高齢者等が自立した日常生活を営むのに必要な構造及び設備の基準に適合させるための修繕又は模様替えで次のⅰからⅷのいずれかに該当する工事 ( イからニに該当するものを除きます ) ⅰ 介助用の車いすで容易に移動するために通路又は出入口の幅を拡張する工事 ⅱ 階段の設置 ( 既存の階段の撤去を伴うものに限ります ) 又は改良によりその勾配を緩和する工事 ⅲ 浴室を改良する工事であって 次のいずれかに該当するもの 入浴又はその介助を容易に行うために浴室の床面積を増加させる工事 浴槽をまたぎ高さの低いものに取り替える工事 固定式の移乗台 踏み台その他の高齢者等の浴槽の出入りを容易にする設備を設置する工事 高齢者等の身体の洗浄を容易にする水栓器具を設置し又は同器具に取り替える工事 ⅳ 便所を改良する工事であって 次のいずれかに該当するもの 排泄又はその介助を容易に行うために便所の床面積を増加させる工事 便器を座便式のものに取り替える工事 座便式の便器の座高を高くする工事 ⅴ 便所 浴室 脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路に手すりを取り付ける工事 ⅵ 便所 浴室 脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路の床の段差を解消する工事 ( 勝手口その他屋外に面する開口の出入口及び上がりかまち並びに浴室の出入口にあっては 段差を小さくする工事を含みます ) ⅶ 出入口の戸を改良する工事であって 次のいずれかに該当するもの 開戸を引戸 折戸等に取り替える工事 開戸のドアノブをレバーハンドル等に取り替える工事 戸に戸車その他の戸の開閉を容易にする器具を設置する工事 ⅷ 便所 浴室 脱衣室その他の居室及び玄関並びにこれらを結ぶ経路の床の材料を滑りにくいものに取り替える工事 ⑵ 適用対象となる要件 ( 措法 41 の3の25 措令 26 の318) 1 ⑴1の特定断熱改修工事等又は断熱改修工事等であること及び⑴2の増改築等であることについて 建築基準法に基づく建築確認済証の写し若しくは検査済証の写し又は住宅の品質確保の促進等に関する法律に規定する登録住宅性能評価機関 建築基準法に基づく指定確認検査機関又は建築士法に基づく建築士事務所に所属する建築士による増改築等工事証明書により証明されていること (⑴1 及び2のロからホについては 増改築等工事証明書 -5-

による証明に限ります ) 2 ⑴1の特定断熱改修工事等又は断熱改修工事等に要した費用の額が 30 万円を超えること 3 その工事に係る部分のうちに自己の居住の用以外の用に供する部分がある場合には 自己の居住の用に供する部分に係る工事に要した費用の額がその工事に要した費用の総額の 2 分の1 以上であること 4 その工事をした後の家屋の床面積が 50 平方メートル以上であること ( 注 ) 床面積が 50 平方メートル以上であるかどうかについては マンションなどの区分所有建物の場合には 区分所有する部分の床面積により判定します なお 区分所有する部分の床面積 とは 登記簿上表示される壁その他の区画の内側線で囲まれた部分の水平投影面積をいいます また その家屋が店舗併用住宅であるなど自己の居住の用以外の用にも供される部分がある家屋の場合やその家屋が共有である場合には その家屋の全体の床面積によって判定します 5 その工事をした後の家屋の床面積の2 分の1 以上が専ら自己の居住の用に供されるものであること 6 その工事をした後の家屋が 主としてその居住の用に供すると認められるものであること 2 適用対象となる借入金又は債務断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる借入金又は債務とは 次のA 又はBに掲げる場合の区分に応じそれぞれに掲げる借入金又は債務 ( 利息に対応するものを除きます ) で 償還期間が5 年以上の割賦償還の方法により返済することとされている借入金又は賦払期間が5 年以上の割賦払の方法により支払うこととされている債務 ( 以下 増改築等住宅借入金等 といいます ) をいいます ( 措法 41 の3の236 措令 26 の37~ 15) A 住宅の増改築等をした場合 ( 次のBに該当する場合を除きます ) ⑴ ⑹の借入金又は⑺ ⑻ ⑽の債務 B 住宅の増改築等とともにその住宅の増改築等に係る家屋の敷地 ( 敷地の用に供される土地又はその土地の上に存する権利をいいます 以下同じです ) を購入した場合 住宅の増改築等の日前に一定期間内の建築条件付きでその家屋の敷地を購入したとき ⑶の借入金又は⑼の債務 住宅の増改築等の日前に3か月以内の建築条件付きでその家屋の敷地を購入したとき ⑷の借入金 住宅の増改築等の日前 2 年以内にその家屋の敷地を購入したとき ⑸の借入金又は債務 住宅の増改築等の日前にその増改築等の着工の日後に受領した借入金によりその家屋の敷地を購入したとき ⑵の借入金 -6 -

( 注 )1 控除の対象となる借入金又は債務には 金融機関 独立行政法人住宅金融支援機構又は一定の貸金業を行う法人 ( 以下 当初借入先 といいます ) から借り入れた借入金又は当初借入先に対して負担する承継債務について債権の譲渡 ( 当初借入先から償還期間を同じくする債権の譲渡を受けた場合に限ります ) を受けた特定債権者 ( 当初借入先との間でその債権の全部について管理及び回収に係る業務の委託に関する契約を締結し かつ その契約に従って当初借入先に対してその債権の管理及び回収に係る業務の委託をしている法人をいいます ) に対して有するその債権に係る借入金又は債務が含まれます ( 措令 26 の39 四 措規 18 の 23 の289) 2 又は については 住宅の増改築等に係る上記 Aに掲げる借入金又は債務を有している必要があることに留意してください (3の⑴の1 参照 ) なお については 住宅の増改築等との家屋の敷地の購入の両方に係る借入金又は債務が対象となっています ⑴ 次に掲げる者からの借入金のうち その住宅の増改築等に要する資金に充てるために借り入れたもの ( 措法 41 の3の23 一 三 措令 26 の37 9 三イ 15 一 措規 18 の 23 の2 4 平成 19 年国土交通省告示第 409 号 ) 1 銀行 信用金庫 労働金庫 信用協同組合 農業協同組合 農業協同組合連合会 漁業協同組合 漁業協同組合連合会 水産加工業協同組合 水産加工業協同組合連合会 ( 株式会社 ) 商工組合中央金庫 生命保険会社 損害保険会社 信託会社 農林中央金庫 信用金庫連合会 労働金庫連合会 火災共済協同組合 火災共済協同組合連合会 共済水産業協同組合連合会 信用協同組合連合会又は株式会社日本政策投資銀行 ( 以下 金融機関 といいます ) 2 独立行政法人住宅金融支援機構 地方公共団体 沖縄振興開発金融公庫 国家公務員共済組合 国家公務員共済組合連合会 日本私立学校振興 共済事業団 地方公務員共済組合 農林漁業団体職員共済組合又は独立行政法人北方領土問題対策協会 3 貸金業を行う法人で住宅の増改築等に必要な資金の長期貸付けの業務を行うもの ( 以下 貸金業者 といいます ) 4 勤労者財産形成促進法第 9 条第 1 項に規定する事業主団体又は福利厚生会社 ( 独立行政法人雇用 能力開発機構からの転貸貸付けの資金に係るものに限ります ) 5 給与所得者の使用者 6 使用者に代わって住宅の増改築等に必要な資金の貸付けを行っていると認められる一定の法人等 ( 以下 公共福利厚生法人 といいます ) ⑵ 住宅の増改築等に要する資金及びその家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために 次に掲げる者から借り入れた借入金で その借入金の受領がその住宅の増改築等の着工の日後にされたもの ( 措令 26 の38 一 二 9 三ロ 13 一 措規 18 の 23 の256) 1 独立行政法人住宅金融支援機構 沖縄振興開発金融公庫又は独立行政法人北方領土問題対策協会 2 国家公務員共済組合又は地方公務員共済組合 ( 勤労者財産形成持家融資に係るものに限ります ) 3 勤労者財産形成促進法第 9 条第 1 項に規定する事業主団体又は福利厚生会社 ( 独立行政法人雇用 能力開発機構からの転貸貸付けの資金に係るものに限ります ) 4 給与所得者の使用者 ( 独立行政法人雇用 能力開発機構からの転貸貸付けの資金に係る -7 -

ものに限ります ) ⑶ 地方公共団体 独立行政法人都市再生機構 地方住宅供給公社又は土地開発公社 ( 以下 地方公共団体等 といいます ) から宅地の分譲に係る一定の契約に従って住宅の増改築等の日前に購入したその家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために次の1 又は2に掲げる者から借り入れた借入金 (⑵の2 又は4に係るものを除きます 措令 26 の38 三 13 二 15 二 ) 1 ⑴の1 3 5 又は6の者 2 地方公共団体 国家公務員共済組合 国家公務員共済組合連合会 日本私立学校振興 共済事業団 地方公務員共済組合又は農林漁業団体職員共済組合 ( 注 ) 宅地の分譲に係る一定の契約 とは 次のⅰ 及びⅱの事項が定められているものをいいます ⅰ その宅地の購入者がその宅地の上にその者の住宅の用に供する家屋を購入の日後一定期間内に建築することを条件として購入するものであること ⅱ 地方公共団体等は その宅地の購入者がⅰの条件に違反したときに その宅地の分譲に係る契約を解除し 又はその宅地を買い戻すことができること ⑷ 宅地建物取引業者から宅地の分譲に係る一定の契約に従ってその住宅の増改築等の日前にその家屋の敷地を購入した場合 ( その契約に従ってその住宅の増改築等の請負契約が成立している場合に限ります ) で その家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために⑶に掲げる者から借り入れた借入金 (⑵の2 又は4に係るものを除きます 措令 26 の38 四 13 三 15 三 ) ( 注 ) 宅地の分譲に係る一定の契約 とは 次のⅰ 及びⅱの事項が定められているものをいいます ⅰ その宅地の購入者と宅地建物取引業者 ( 又はその販売代理人 ) との間において その宅地の購入者がその宅地の上に建築する住宅の用に供する家屋の建築工事の請負契約がその宅地の分譲に係る契約の締結の日以後 3か月以内に成立することが その宅地の分譲に係る契約の成立の条件とされていること ⅱ ⅰの条件が成就しなかったときは その宅地の分譲に係る契約は成立しないものであること ⑸ 住宅の増改築等の日前 2 年以内に購入したその家屋の敷地の購入に要する資金に充てるために次の1から3に掲げる者から借り入れた借入金又は住宅の増改築等の日前 2 年以内に3に掲げる者から購入したその家屋の敷地の購入の対価に係るこれらの者に対する債務で 一定の要件を満たすもの (⑵の2 又は4 ⑶ 若しくは⑷に係るものを除きます 措令 26 の38 五 13 四 14 15 四 ) 1 金融機関 地方公共団体又は貸金業者 2 国家公務員共済組合 国家公務員共済組合連合会 日本私立学校振興 共済事業団 地方公務員共済組合 農林漁業団体職員共済組合又は公共福利厚生法人 3 給与所得者の使用者 ( 注 ) 一定の要件を満たすもの とは 1に掲げる者からの借入金については 次のⅰ 又はⅱのいずれかに該当するもの 2 若しくは3に掲げる者からの借入金又は債務については ⅰからⅲのいずれかに該当するものをいいます ⅰ その借入金の貸付けをした者又はその敷地の譲渡の対価に係る債権を有する者のそれらの債権を担保するためにその家屋を目的とする抵当権の設定がされたこと ⅱ その借入金又はその敷地の購入の対価に係る債務を保証する者又はそれらの債務の不履行により -8 -

生じた損害をてん補することを約する保険契約を締結した保険者のその保証又はてん補に係る求償権を担保するためにその家屋を目的とする抵当権が設定されたこと ⅲ その借入れをした者又はその敷地の購入者が その敷地の上にその者の居住の用に供する家屋を一定期間内に建築することをその貸付け又は譲渡の条件としており かつ その家屋の建築及び敷地の購入がその貸付け又は譲渡の条件に従ってされたことにつきその借入金の貸付けをした者又はその敷地の譲渡の対価に係る債権を有する者の確認を受けているものであること ⑹ 住宅の増改築等を請け負わせた建設業者から その住宅の増改築等の請負代金に充てるために借り入れた借入金 ( 措法 41 条の3の23 一 措令 26 の39 一 ) ⑺ 貸金業者又は宅地建物取引業者である法人で住宅の増改築等の請負代金の支払の代行を業とする者から その請負代金が建設業者に支払われたことによりその法人に対して負担する債務 ( 措法 41 条の3の23 一 措令 26 の39 二 ) ⑻ 建設業者に対する住宅の増改築等の工事の請負代金に係る債務又は宅地建物取引業者 独立行政法人都市再生機構 地方住宅供給公社若しくは日本勤労者住宅協会に対する住宅の増改築等の対価に係る債務 ( 措法 41 の3の23 二 措令 26 の310) ⑼ 住宅の増改築等に係る家屋の敷地の用に供する土地等を 次の1 又は2に掲げる者から宅地の分譲に係る一定の契約に従って住宅の増改築等の日前に購入したその家屋の敷地の購入の対価に係る債務 ( 措法 41 の3の23 二 措令 26 の31112) 1 独立行政法人都市再生機構又は地方住宅供給公社 2 土地開発公社 ( 注 ) 宅地の分譲に係る一定の契約 とは 次のⅰ 及びⅱの事項が定められているものをいいます ⅰ その宅地の購入者がその宅地の上にその者の住宅の用に供する家屋を購入の日後一定期間内に建築することを条件として購入するものであること ⅱ 1 又は2は その宅地の購入者がⅰの条件に違反したときに その宅地の分譲に係る契約を解除し 又はその宅地を買い戻すことができること ⑽ 給与所得者の使用者に対するその住宅の増改築等の対価に係る債務 ( 措法 41 の3の23 三 ) 3 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象とならない借入金又は債務及び控除が受けられない年分 ⑴ 控除の対象とならない借入金又は債務 ( 措法 41 の3の27 措令 26 の31619 措規 18 の 23 の210) 2の⑴から⑽に掲げる借入金又は債務であっても 次の1から4に掲げる場合に該当するものは特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象とはなりません 1 住宅の増改築等の日前に購入したその家屋の敷地の購入に係る借入金又は債務の年末残高のみがあり その住宅の増改築等に係る借入金又は債務で2のAに掲げる借入金又は債務の年末残高がない場合 2 給与所得者が使用者又は勤労者財産形成促進法第 9 条第 1 項に規定する事業主団体から 使用人である地位に基づいて貸付けを受けた借入金又は債務につき支払うべき利息がない場合又はその利息の利率が年 1% 未満である場合 3 給与所得者が使用者又は勤労者財産形成促進法第 9 条第 1 項に規定する事業主団体から -9-

使用人である地位に基づいて借入金又は債務に係る利息に充てるため支払を受けた金額がその利息と同額である場合又はその利息の額から支払を受けた金額を控除した残額を利息であると仮定して計算した利率が年 1% 未満となる場合 4 給与所得者が使用者から 使用人である地位に基づいて家屋の敷地を時価の2 分の1 未満の価額で譲り受けた場合 ⑵ 控除が受けられない年分次の1から4のいずれかに該当する年分については 特定増改築等住宅借入金等特別控除は受けられません 1 自己の合計所得金額が 3,000 万円を超える年分 ( 注 ) 合計所得金額 とは 総所得金額 特別控除前の分離課税の長( 短 ) 期譲渡所得の金額 株式等に係る譲渡所得等の金額 先物取引に係る雑所得等の金額 山林所得金額及び退職所得金額の合計額です ただし 純損失や雑損失の繰越控除 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除 特定居住用財産の譲渡損失の繰越控除 上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除 特定投資株式に係る譲渡損失の繰越控除又は先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除の適用を受けている場合には その適用前の金額をいいます なお 平成 21 年 1 月 1 日以後に支払を受けるべき上場株式等の配当等に係る配当所得について 申告分離課税の適用を受けることとした場合には その配当所得の金額を含みます ( 措法 8の43) 2 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供しなくなった年以後の各年分 ( 特定増改築等住宅借入金等特別控除の再適用を受ける年分を除きます ) ( 注 ) この控除を受けられる者が死亡した日の属する年分又は住宅の増改築等をした部分が災害により居住の用に供することができなくなった日の属する年分については その住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した日以後これらの日まで引き続き居住の用に供していた場合には この控除を受けることができます 3 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年分の所得税について 次に掲げるいずれかの特例の適用を受ける場合やその居住の用に供した年の前年分又は前々年分の所得税について次に掲げるいずれかの特例の適用を受けている場合には その居住の用に供した年以後 5 年間の各年分イ居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例ロ居住用財産の譲渡所得の特別控除ハ相続等により取得した居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例ニ特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例ホ特定の居住用財産を交換した場合の長期譲渡所得の課税の特例へ既成市街地等内にある土地等の中高層耐火建築物等の建設のための買換え及び交換の場合の譲渡所得の課税の特例ト認定事業用地適正化計画の事業用地の区域内にある土地等の交換等の場合の譲渡所得の課税の特例 4 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年の翌年又は翌々年中にその住宅の増改築等をした家屋 ( これらの家屋の敷地を含みます ) 以外の一定の資産を譲渡した場合にお - 10 -

いて その資産の譲渡につき上記 3に掲げるいずれかの特例の適用を受けるときは その居住の用に供した年以後 5 年間の各年分 ( 注 ) 一定の資産を譲渡したことにより上記 3に掲げるいずれかの特例の適用を受ける場合において その資産を譲渡した年の前年分又は前々年分の所得税について特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けているときは その前年分又前々年分の所得税について修正申告書や期限後申告書を提出し その特定増改築等住宅借入金等特別控除の額に相当する税額を納付しなければならないこととされています ( 措法 41 の3) 4 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額の計算断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額は 次の算式によって計算した金額です ( 措法 41 の3の24) 特定増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 (A) ( 最高 200 万円 ) 増改築等住宅借 2%+ 入金等の年末 -(A) 1%= 残高の合計額 ( 最高 1,000 万円 ) 特定増改築等住宅借入金等特別控除額 ( 最高 12 万円 ) 100 円未満の 端数切捨て この算式中の 特定増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 (A) は 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額のうちその特定断熱改修工事等に要した費用の額に相当する部分の金額をいいます ( 措法 41 の3の26) この特定断熱改修工事等に要した費用の額に相当する部分の金額は 住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく登録住宅性能評価機関 建築基準法に基づく指定確認検査機関又は建築士法に基づく建築士事務所に所属する建築士が発行する増改築等工事証明書において記載することとされていますので 該当する 特定断熱改修工事等の費用の額 欄から確認することができます (( 昭和 63 年建設省告示第 1274 号 ( 最終改正平成 20 年国土交通省告示第 514 号 )) なお 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除は 断熱改修工事等に要した費用の額及び特定断熱改修工事等に要した費用の額の合計額が 30 万円を超えるときに限り適用されます ( 措法 41 の3の25) また 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額 は 金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 の 住宅借入金等の金額 欄の 年末残高 の金額ですが 次のいずれかに該当する場合には それぞれ次に掲げる金額となります ⑴ 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額が その住宅の増改築等に要した費用の額を超える場合 その住宅の増改築等に要した費用の額に相当する金額 ⑵ 住宅の増改築等とともにしたその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等で 次の 1 又は2のいずれかに該当する場合 1 又は2に掲げる金額 1 2のBの の場合で 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額がその住宅の増改築等の請負代金とその家屋の敷地の購入の対価の額との合計額を超えるとき その住宅の増改築等の請負代金とその家屋の敷地の購入の対価の額との合計額に相当する金額 -11-

2 2のBの 又は の場合で その家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額がその家屋の敷地の購入の対価の額を超えるとき その家屋の敷地の購入の対価の額に相当する金額とその住宅の増改築等に係る増改築等住宅借入金等の金額との合計額 ⑶ 住宅の増改築等に係る増改築等住宅借入金等で 店舗併用住宅のように その住宅の増改築等をした部分のうちに居住の用以外の用に供する部分がある場合 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額に その住宅の増改築等に要した費用の総額に占める居住用部分の住宅の増改築等に要した費用の額の割合を乗じて計算した金額 ⑷ 住宅の増改築等とともにしたその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等で 店舗併用住宅のように その住宅の増改築等をした部分及びその家屋の敷地のうちに居住用以外の用に供する部分がある場合 次の1 又は2に掲げる区分に応じそれぞれに掲げる金額 1 2のBの のとき その住宅の増改築等に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額にその家屋の総床面積に占める居住用部分の床面積の割合を乗じて計算した金額とその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額にその敷地の総面積に占める居住用部分の敷地の面積の割合を乗じて計算した金額との合計額に相当する金額 2 2のBの 又は のとき その家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額にその家屋の敷地の総面積に占める居住用部分の敷地の面積の割合を乗じて計算した金額と上記 ⑶に掲げる金額との合計額に相当する金額 ( 注 ) 敷地の総面積 とは 土地についてはその土地の面積 土地の上に存する権利についてはその土地の面積をいいます マンションなどの区分所有建物のときは その一棟の家屋の敷地等の総面積にその一棟の家屋の総床面積のうちに区分所有する部分の床面積の占める割合を乗じて計算した面積をいいます ⑸ 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額が 1,000 万円を超える場合 1,000 万円 ( 注 ) 住宅取得等のための金銭の贈与の特例 ( 以下 特例 といいます ) の適用を受けた場合には 増改築等住宅借入金等の年末残高の合計額が その住宅の増改築等に要した費用の額を超えるかどうかの判定は その住宅の増改築等に要した費用の額からこの特例の適用を受けた金額を差し引いた金額を基に行うこととなります ( 措通 41-23( 注 )2 措通 41 の3の2-2( 注 )2) なお 特例の適用を受けた金額 とは 次の特例に応じて次の金額となります 1 特定の贈与者から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税の特例( 措法 70 条の 3) 及び 相続時精算課税に係る贈与税の特別控除( 相法 21 の 12) の適用を受ける場合 贈与を受けた住宅取得等資金の金額 ( その金額が2,500 万円を超える場合には 2,500 万円 ) 2 住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税に係る贈与税の特別控除の特例( 措法 70 条の3の2) の適用を受ける場合 贈与を受けた住宅取得等資金の額 ( その金額が1,000 万円を超える場合には 1,000 万円 ) 3 1 及び2の適用を受ける場合 - 12 -

贈与を受けた住宅取得等資金の金額 ( その金額が 3,500 万円を超える場合には 3,500 万円 ) 5 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除を受けるための手続と必要な書類断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除は 住宅の増改築等をした部分を居住の用に供した年以後 5 年間受けることができますが この控除を受ける最初の年分と2 年目以後の年分とでは 次のようにこの控除を受ける手続等が異なります ( 注 ) 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用対象となる増改築等につき 住宅借入金等特別控除 住宅借入金等特別控除の控除額の特例又は高齢者等改修工事等特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用したところにより確定申告書を提出した場合には その後において 更正の請求をし 若しくは修正申告書を提出するとき又はその確定申告書を提出した年分以外の控除期間についてこの控除を受けるときにおいても断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除を適用するという いわゆる選択替えはできません なお 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を選択しなかった場合も同様です ⑴ この控除を受ける最初の年分 ( 措規 18 の 23 の212) ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除の計算明細書 の所定の欄に必要事項を書いて 特定増改築等住宅借入金等特別控除額を計算し 確定申告書の所定の欄に必要事項を記載するとともに その計算明細書は確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります ( 注 ) 計算明細書の様式については 今後 法令解釈通達を発遣します また 次に掲げる書類も確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります 1 金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 (2か所以上から交付を受けている場合は そのすべての証明書 ) 2 この控除を受ける者の住民票の写し 3 住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく登録住宅性能評価機関 建築基準法に基づく指定確認検査機関又は建築士法に基づく建築士事務所に所属する建築士が発行する増改築等工事証明書 (1⑴の2に該当する場合には 建築確認済証の写し 検査済証の写し又は増改築等工事証明書 ) 4 住宅の増改築等をした家屋の登記事項証明書などで その住宅の増改築等をした家屋の床面積が 50 平方メートル以上であることを明らかにする書類 5 住宅の増改築等に係る工事請負契約書の写しなどで その住宅の増改築等をした年月日を明らかにする書類 6 敷地を先行取得した場合は 次のイ及びロの書類イ敷地の登記事項証明書 売買契約書の写し 敷地の分譲に係る契約書の写しなどで 敷地の購入年月日及び敷地の購入の対価の額を明らかにする書類ロ敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等が次のⅰからⅲのいずれかに該当するときには それぞれに掲げる書類 ⅰ 住宅の増改築等の日前に一定期間内の建築条件付きで購入したその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 (2の⑶に掲げる借入金又は⑼に掲げる債務) であると - 13 -

き 敷地の分譲に係る契約書の写しなどで 契約において一定期間内の建築条件が定められていることなどを明らかにする書類 ( イの書類により明らかにされているときは不要です ) ⅱ 住宅の増改築等の日前に3か月以内の建築条件付きで購入したその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 (2の⑷に掲げる借入金) であるとき 敷地等の分譲に係る契約書の写しなどで 契約において3か月以内の建築条件が定められていることなどを明らかにする書類 ( イの書類により明らかにされているときは不要です ) ⅲ 住宅の増改築等の日前 2 年以内に購入したその家屋の敷地の購入に係る増改築等住宅借入金等 (2の⑸に掲げる借入金又は債務) であるとき 次の (ⅰ) 又は (ⅱ) の別に応じて それぞれに掲げる書類 (ⅰ) 金融機関 地方公共団体又は貸金業者から借り入れた借入金 家屋の登記事項証明書などで 家屋に抵当権が設定されていることを明らかにする書類 (4 の書類により明らかにされている場合には不要です ) (ⅱ) 上記 (ⅰ) 以外のもの 家屋の登記事項証明書などで 家屋に抵当権が設定されていることを明らかにする書類 (4の書類により明らかにされている場合には不要です ) 又は貸付け若しくは譲渡の条件に従って一定期間内に家屋が建築されたことをその貸付けをした者若しくはその譲渡の対価に係る債権を有する者が確認した旨を証する書類 ( 注 )1 租税特別措置法第 29 条 (( 給与所得者等が住宅資金の貸付け等を受けた場合の課税の特例 )) の規定に該当する借入金又は債務 (3⑴の2から4に該当するものを除きます ) については 例えば 次のような事項を記載した書面も確定申告書と一緒に提出する必要があります 措法 29 条 1 項 ( 又は3 項 ) 該当 年利 2% 措法 29 条 2 項 ( 又は3 項 ) 該当 年利 4% 支払利子の額 400,000 円 利子補給金の額 200,000 円 実質金利 2% 措法 29 条 3 項該当 1 土地等の取得対価の額 7,000,000 円 2 取得時における土地等の価額 10,000,000 円 1/2の割合 70% 2 e-tax( 国税電子申告 納税システム ) で確定申告書を提出する者は 電気通信回線による登記情報の提供に関する法律に基づくオンライン登記情報提供制度により指定法人から提供を受けた家屋又は敷地の 登記事項証明書 に係る照会番号及びその発行年月日を送信することをもって その家屋又は敷地の 登記事項証明書 の提出に代えることができます なお その照会番号の有効期間は その発行年月日から 100 日間 ( 発行年月日の翌日から起算します ) に限られますので その有効期間内に提出する必要があります 3 確定申告書を提出してこの控除を受けた給与所得者が その翌年以後の年分について年末調整によってこの控除を受ける場合 ( 次の⑵の2 参照 ) には ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 にその旨を表示する必要があります ⑵ この控除を受ける2 年目以後の年分 1 確定申告書を提出してこの控除を受ける場合確定申告書の所定の欄に必要事項を書くとともに 金融機関等から交付を受けた 住宅 - 14 -

取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 (2か所以上から交付を受けている場合には その全ての証明書 ) を確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります なお 次のイ又はロのいずれかに該当する場合には ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 の所定の欄に必要事項を記載して その明細書も確定申告書と一緒に提出する必要があります イ 4の⑴から⑸に掲げる場合のいずれかに該当するときロ住宅の増改築等をした家屋が共有となっている場合 ( 注 )1 e-tax で確定申告書を提出する者は 給与所得の源泉徴収票 や 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 などの書類について提出又は提示に代えて その記載内容を入力して送信することができます ( 平成 20 年 1 月 4 日以後に e-tax で平成 19 年分以後の所得税の確定申告書を提出する場合が対象となります ) この場合 税務署長は原則として確定申告期限から3 年間 その入力内容の確認のためにこれらの書類の提出又は提示を求めることができ これに応じない場合には 確定申告書の提出に当たってこれらの書類の提出又は提示をしたことにはならないものとされます 2 e-tax で確定申告書を提出する者は 源泉徴収義務者 ( 交付者 ) から電磁的方法により交付を受ける 給与所得の源泉徴収票 などの書類を その添付書類としてオンライン送信することができます( 国税庁が定める一定のデータ形式で作成され かつ 源泉徴収義務者等の電子署名が付されたものが対象となります ) e-tax で確定申告書を提出する場合以外は 源泉徴収義務者 ( 交付者 ) から 書面によりこれらの書類の交付を受けた上で 確定申告書に添付してください 3 既に年末調整によってこの控除を受けた給与所得者がその年分の確定申告書を提出する場合には 金融機関等から交付を受け2により年末調整を受けるときまでに給与の支払者に提出した 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 は確定申告書と一緒に税務署に提出する必要はありません ただし 年末調整によりこの控除を受けた増改築等住宅借入金等以外の増改築等住宅借入金等についてもこの控除を受けるためその年分の確定申告書を提出する場合には 金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 は年末調整を受けるときまでに給与の支払者に提出したものも含めて確定申告書と一緒に税務署に提出する必要があります 2 給与所得者が年末調整によってこの控除を受ける場合確定申告をしてこの控除の適用を受けた給与所得者は その確定申告をした年の翌年以後の各年分の所得税について 年末調整によってこの控除を受けることができます ( 措法 41 の2の2) 年末調整によってこの控除を受けようとする給与所得者は 必要事項を記載した申告書 証明書及び金融機関等から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 (2か所以上から交付を受けている場合は そのすべての証明書) を年末調整を受けるときまでに給与の支払者に提出する必要があります ( 注 )1 年末調整によってこの控除を受けた年の翌年以後の各年分の所得税について 同一の給与の支払 - 15 -

者の下で年末調整によってこの控除を受ける場合には 申告書に既に年末調整のための証明書を添付して年末調整によりこの控除を受けている旨を記載することにより証明書の提出を省略できます 2 年末調整によってこの控除を受けようとする各年の 12 月 31 日まで居住する見込みであるとしてこの控除を受けた場合であっても 同日まで居住していないときには この控除を受けることはできません 3 確定申告書を提出してこの控除を受けた給与所得者で その翌年以後の年分について年末調整によってこの控除を受ける旨を ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 に表示した場合には 確定申告書を提出してこの控除を受けた年の翌年以後の年分の申告書及びその翌年分の証明書が税務署から送付されます - 16 -