上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

Similar documents
公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

公募株式投資信託の解約請求および償還時

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと

税金の課税方法 個人の税金の課税方法について確認しましょう 大きく分けて 総合課税と分離課税の二種類があります 総合課税 1 年間の所得を全部まとめて一定の税率で課税する方法 所得額によって異なる税率 金額に応じて確定申告を行う 源泉分離課税他の所得と分離して その所得の支払いの際に一定の税率で源泉

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

PowerPoint プレゼンテーション

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

投資信託ホームページ構成案

上場株式等の配当等に対する課税

概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

税金読本(8-5)特定口座と確定申告


配当所得の入力編

公社債税制の抜本改正(個人投資家編)<訂正版>

PG_第3期期末配当の取扱いに関するQA

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

Invincible

本資料のポイント 平成 29 年度税制改正で 上場株式等に係る配当等 について 所得税 と 住民税 で異なる課税方式を選択することが可能であると明確化されました このことにより 課税所得 900 万円以下の場合 所得税は 総合課税 住民税は 申告不要 を選択することで 納税額を抑えることが可能となり

P12 第 6 章個人向け国債国債の契約締結前交付書面 手数料などなど諸費用諸費用について 個人向け国債を中途換金する際 原則として下記により算出される中途換金調整額が 売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれることになります ( 1 変動 10 年 : 直前 2 回分の各利子 ( 税

<4D F736F F D208F8A93BE90C520926D8EAF94BB92E E291E >

【表紙】

投資主の皆様へ 平成 29 年 3 月 マリモ地方創生リート投資法人 第 1 期分配金の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます さて 本投資法人は 平成 29 年 2 月 14 日開催の役員会において 第 1 期 ( 平成 28 年 12 月期 ) の (A)

 

[ 課税対象化 ] POINT1. 1 の売却益が課税対象に 改正前 ( 平成 27 年 12 月 31 日まで ) 原則非課税 改正後 ( 平成 28 年 1 月 1 日から ) % 2 の申告分離課税 1 国債 地方債 外国国債 外国地方債 公募公社債 上場公社債 ゼロクーポン債等

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

株式の税金早分かり読本

<4D F736F F D A32398AFA5F494E A8E918EE582CC8A4682B382DC82D >

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

 

配当所得の入力編

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

(****) 非課税口座に設けられる勘定は 毎年 非課税管理勘定 (NISA) 又は累積投資勘定 ( つみたて NISA) のいずれかに限ります 更に 2016 年 4 月 1 日から2023 年 12 月 31 日までの期間 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称ジュニアNISA)

費用並びに当該一般事務受託者 当該資産保管会社及び当該資産運用会社が立て替えた立替金の遅延利息又は損害金の請求があった場合は かかる遅延利息又は損害金を負担します 前記に加え 本投資法人は 原則として以下に掲げる費用を負担するものとし その詳細については 当該一般事務受託者 当該資産保管会社又は当該

確定申告をする ( 下記のいずれか一方を選択 ) 総合課税 申告分離課税 確定申告をしない ( 確定申告不要制度 ) ( 注 1) 借入金利子の控除ありあり 税率累進税率上記 (ⅰ) と同じ 配当控除なし ( 注 2) なし - 上場株式等に係る譲渡損失との損益通算 なし あり 扶養控除等の判定 合

金融資産運用設計関連 主な改正事項

金融庁の税制改正要望について(1)

税金読本(4-3)配当課税の仕組み

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

( 注 3) 大口個人投資主 ( 配当基準日において発行済投資口総数の 3% 以上を保有 ) が 1 回に受け取る配当金額が 5 万円超 (6 か月決算換算 ) の場合には 必ず総合課税による確定申告を行う必要があります ( この場合には申告分離課税は 選択できません ) c. 源泉徴収選択口座への

配当所得 配当所得の金額 = 収入金額 - 元本取得のための ( 源泉徴収前 ) 借入金の利子 原則 支払い時に源泉徴収 確定申告によって精算 総合課税 申告不要あり 株式の配当 株式投資信託の収益分配金 保険会社から受け取る基金利息など 申告分離課税あり 例外 非課税株式投資信託の特別分配金 (

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

スライド 1

【修正】07_別表五~.indd

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

Microsoft Word 役立つ情報_税知識_.doc

FX取引に係る確定申告について

贈与税の非課税特例 ①住宅取得等資金の贈与

いよぎん投資信託

債券税制の見直し(金融所得課税の一体化)に伴う国債振替決済制度の主な変更点について

「個人投資家の証券投資に関する意識調査」の結果について

1. 上場株式等の配当所得及び譲渡所得等に対する税率の特例の見直し 居住者又は国内に恒久的施設を有する非居住者が 平成 21 年 1 月 1 日から平成 23 年 12 月 31 日までの間に支払を受ける上場株式等の配当所得の申告分離課税に係る税率と 上場株式等の譲渡による譲渡所得等に対する税率が

スライド 1

株主各位 証券コード 7022 平成 29 年 6 月 23 日 大阪市北区中之島三丁目 3 番 23 号 取締役社長上田 孝 第 6 期期末配当の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます さて 当社は 平成 29 年 6 月 23 日開催の第 6 期定時株主

株式等の譲渡(上場株式の譲渡損失の繰越し)編


 

第5回基礎問題小委員会 礎5-4

上場株式等の住民税の課税方式の解説(法改正反映版)

( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ


 

マーケット環境の理解 Copyright(c) Akira Sugiyama all rights reserved 2

株式等の譲渡(特定口座を利用していない場合)編

上場株式等の住民税の課税方式の実質見直し

株式等の譲渡(特定口座(源泉徴収なし)と一般口座)編

課税について個人向け国債の課税については次の通りとなります なお 本取引の税務処理等の詳細については 税理士等その他の専門家にご相談下さい 個人向け国債の利子は 利子所得として申告分離課税の対象となります 平成 49 年 12 月 31 日までに支払われる公共債の利子については 所得税 (15%)

<4D F736F F D A83414E A290AC944E8ED28FAD8A7A938A8E9194F189DB90C590A A82C98AD682B782E E82568C8E825593FA814091E C581762E646F6378>

税調第19回総会 資料3-3

積立 NISA の創設 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 1 家計の安定的な資産形成を支援する観点から 少額の積立 分散投資を促進するための 積立 NISA が創設される (2) 内容 1 積立 NISA は 20 歳以上の居住者等が金融機関に開設した非課税口座内に 積立 NISA 専用の累

1 口当たりの基準価額 口数 + 再投資されていない未収分配金 - 再投資されていない未収分配金に係る源泉所得税相当額 ( 注 ) - 信託財産留保額および解約手数料 ( 消費税相当額を含む ) 注 : 特別徴収されるべき都道府県民税の額に相当する金額 および復興特別所得税を含みます ( 以下同 )

貨での決済が予め取り決められている場合 売却時あるいは償還時等の為替相場の状況によっては為替差損が生じるおそれがあります 通貨の規制が設けられている場合は 償還金及び利子のその他通貨への交換や送金ができないことがあります 外貨建て債券の発行者又は外貨建て債券の償還金及び利子の支払いを保証している者の

1 1. 課税の非対称性 問題 1 年をまたぐ同一の金融商品 ( 区分 ) 内の譲渡損益を通算できない問題 問題 2 同一商品で 異なる所得区分から損失を控除できない問題 問題 3 異なる金融商品間 および他の所得間で損失を控除できない問題

過納金とは 納付納入の時にはそれに対応する租税債務が存在していたが 結果的に不適法な納付納入となった場合における地方公共団体の徴収金のことであり 1 納付納入の時には一応適法であったものが その申告 更生 決定又は賦課決定が誤って過大にされていたため 後になって減額更正 減額の賦課決定又は賦課決定の


Microsoft Word - g03817_wk_ _ _表紙_os2不動産_野村不動産OF_訂正届出書.doc

( 契約締結前交付書面 ) 平成 30 年度富士の国やまなし県民債の説明書 平成 30 年度富士の国やまなし県民債の契約締結にあたっては この書面の記載事項をよくお読みいただいたうえで お申し込みください ( 平成 30 年 12 月 3 日現在 )

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

課税上の取扱い

218 年分以降の配偶者控除額は夫の年収に応じて減っていきます 217 年分までは が 13 万円 ( 合計所得金額 38 万円 以下であれば 夫の年収にかかわらず 配偶者控除額 38 万円 ( 住民税は 33 万円 を夫の所得から控除できました 218 年分以降は が 13 万円 ( 合計所得金額

1 各調整方式の比較 前提 : 法人実効税率 % 金融所得の税率 20% ( 配当軽課の場合の配当分の法人税率は 30%) 比較のポイント 適用税率 法人税率か所得税率か 金融所得課税一元化にマッチするか( 税率 損益通算 ) 簡素な制度か 特定口座への対応はか 法人の税負担は軽減されるか

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

手数料および適用相場 付加できる特約事項期日前解約時のお取扱 お問い合わせ先 当行が契約している指定紛争解決機関対象事業者となっている認定投資者保護団体その他参考となる事項 一般法人の場合国税 % が源泉徴収されます 非課税法人は非課税となります マル優( 非課税 ) の取扱はできません

源泉徴収口座 のメリット 1 ~ 譲渡益 償還益の確定申告不要 ~ 2016 年から 公社債や公募公社債投信等 ( 以下 公社債等 ) の譲渡 ( 償還 ) 益はすべて課税対象とされ 原則 確定申告が必要となります 源泉徴収ありの特定口座 ( 以下 源泉徴収口座 ) を利用すれば 上場株式等や公社債

Transcription:

証券税制について 丸三証券株式会社 当資料は 個人のお客様の税制を解説しています 法人のお客様については 税制が異なる点がありますので 詳しくは担当者等にお電話でお問い合わせ下さい 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ 10.147% ( 所得税 7.147% 住民税 3%) 上場株式等の譲渡益に係る税率は原則 ですが 特例により 平成 25 年 12 月 31 日までは 10%( 所得税 7% 住民税 3%) の軽減税率が適用されます ただし 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日までの 25 年間にわたり 基準所得税額に対し 2.1% の復興特別所得税が付加されるため 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日までは 10.147%( 所得税 7.147% 住民税 3%) 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日までは の税率が適用されます 特定口座 ( 簡易申告口座 ) や一般口座を利用されている際の課税は 復興特別所得税 2.1% を含めた納税額を確定申告後に納税することとなります 未上場株式や相対取引の譲渡益に係る税率は です ただし 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税が付加されるため の税率が適用されます 課税方法 上場株式等とは 上場株式等の譲渡益は申告分離課税の対象となります 申告分離課税他の所得と区分して 個別に定められた税率で税額を計算し 確定申告によって納税 特定口座 ( 源泉徴収口座 ) を利用している場合は 確定申告の必要はありません 上場株式 日本銀行出資証券 上場新株予約権付社債 上場優先出資証券 上場投資信託(ETF) 上場不動産投資信託(J-REIT) 公募株式投資信託 外国上場株式等 ベンチャーファンドなど 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 1 -

上場株式等の税金について と配当等の損益通算 平成 21 年 1 月 1 日より と の損益通算が可能となりました 上場株式の配当金や公募株式投資信託の収益分配金 ( 普通分配金 ) などを 申告分離課税によって確定申告することで適用することができます 平成 22 年 1 月 1 日より 特定口座 ( 源泉徴収口座 ) において 確定申告をせずに損益通算ができるようになりました 詳しくは 8 頁 特定口座でのと配当等の損益通算 をご覧下さい <~ 平成 20 年 12 月 31 日 > 申告分離課税による確定申告ができないため 損益通算不可 < 平成 21 年 1 月 1 日 ~> 申告分離課税によって確定申告すれば 損益通算が可能 源泉徴収で課税終了 損益通算不可 損益通算可 損益通算により 源泉徴収された税金が還付 日本版 ISA は平成 26 年に施行予定 財務省 ならびに金融庁は 平成 26 年 1 月に日本版 ISA( 少額上場株式等に係る配当所得および譲渡所得等の措置 ) を導入する予定です 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 2 -

上場株式等の税金について の繰越控除 損益通算の後 控除しきれなかったは 確定申告により 翌年以降 3 年間繰り越すことができます 繰り越したは 株式等の譲渡益やから控除することができます 繰越控除の流れ 1 その年の株式等の譲渡益からを控除する 2 ( 譲渡益から控除しきれなかった金額 ) と配当等を損益通算する 3 翌年以降 3 年間 株式等の譲渡益やとの通算可 ( 注 ) と損益通算 翌年以降 3 年間 繰越可 課税 譲渡益 譲渡益など 繰越損失 ( 注 ) 繰越損失を控除するには 控除の対象となる譲渡益などがない年についても 連続して確定申告する必要があります 株式等の譲渡益やを繰越損失と通算する場合 (3 の場合 ) 通算する前の譲渡益 配当等の金額が合計所得金額に算入されます その結果 所得控除や社会保険料等に影響する場合があります 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 3 -

上場株式等の税金について に係る課税 は 支払い時に下記の源泉徴収税率が適用になります 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ 10.147% ( 所得税 7.147% 住民税 3%) に係る税率は原則 ですが 特例により 平成 25 年 12 月 31 日までは 10%( 所得税 7% 住民税 3%) の軽減税率が適用されます ただし 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日までの 25 年間にわたり 基準所得税額に対し 2.1% の復興特別所得税が付加されるため 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日までは 10.147%( 所得税 7.147% 住民税 3%) 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日までは の税率が適用されます 大口株主 ( 上場株式の発行済株式総数 3% 以上を保有している個人株主 ) が受け取る配当金に係る税金の源泉徴収税率は ( 所得税のみ 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日までの 25 年間は 基準所得税額に対し 2.1% の復興特別所得税が付加されるため 20.42%) で 総合課税の対象となります 未上場株式の配当等に係る課税は 上記とは異なります 課税方法 は 源泉徴収によって課税関係を終了 ( 確定申告不要 ) することができます 確定申告をする場合 総合課税か申告分離課税のいずれかを選択します ( 併用はできません ) ( 大口株主等を除く ) 源泉徴収 選択 確定申告不要 確定申告する 選択 源泉徴収で課税関係は終了 総合課税 申告分離課税 配当控除の適用あり との損益通算は不可 配当控除の適用なし と損益通算可能 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 4 -

配当控除 上場株式等の税金について 国内株式の配当金など 一定の配当所得を総合課税によって確定申告した場合 配当控除を適用することができます 一定率を乗じて得た金額を税額から控除することができます 控除率は課税総所得金額等の額によって異なります < 配当所得を含む課税総所得金額等の額が 1,000 万円以下 > < 配当所得を含む課税総所得金額等の額が 1,000 万円超 > < 配当所得以外の課税総所得金額等の額が 1,000 万円超 > 配当所得 課 ( 配税当総所所得得以金外額 ) 等 配当所得 (A) 配 1,000 万円当 1,000 万円 1,000 万円所 (B) 得 配当控除額の計算 所得税 : 配当所得 10% 住民税 : 配当所得 2.8% 課 ( 配税当総所所得得以金外額 ) 等 配当控除額の計算 1,000 万円超の部分 (A) 所得税 : 配当所得 (A) 5% 住民税 : 配当所得 (A) 1.4% 1,000 万円以下の部分 (B) 所得税 : 配当所得 (B) 10% 住民税 : 配当所得 (B) 2.8% 課 ( 配税当総所所得得以金外額 ) 等 配当控除額の計算 所得税 : 配当所得 5% 住民税 : 配当所得 1.4% 公募国内株式投資信託の収益分配金 ( 普通分配金 ) も同様に 配当控除を適用することができます ただし 控除率は国内株式などの配当所得の 1/2 となります また 組み入れている外貨建資産の割合と非株式の割合によって 配当控除適用の有無や控除率が異なります 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 5 -

上場株式等の税金について 公募国内株式投資信託の収益分配金に係る課税 個別元本 ( ) を基準とし 個別元本を上回る部分から支払われるものを普通分配金 下回る部分から支払われるものを元本払戻金 ( 特別分配金 ) といいます 普通分配金は運用による収益の分配ですが 元本払戻金 ( 特別分配金 ) は元本の払い戻しに相当すると考えられているため となります 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ 普通分配金 10.147% ( 所得税 7.147% 住民税 3%) 元本払戻金 ( 特別分配金 ) 個別元本 : 投資家一人一人の税法上の元本を個別に算出したもの ( 取得時の手数料等は含まれません ) 普通分配金と元本払戻金 ( 特別分配金 ) 例 ) 分配金支払い前の基準価額が 12,000 円 個別元本が 11,000 円 分配金が 2,000 円支払われた場合の普通分配金と元本払戻金 ( 特別分配金 ) 分配支払い前の基準価額 :12,000 円 分配支払い前の個別元本 :11,000 円分配支払い後の個別元本 :10,000 円 支払い前 支払い後 普通分配金元本払戻金 1,000 円 :10.147%( 所得税 7.147% 住民税 3%) 1,000 円 : 個別元本 元本払戻金 ( 特別分配金 ) が 1,000 円支払われる ( 投資元本から 1,000 円払い戻される ) ため 個別元本が 1,000 円修正されます ( 例の場合は 10,000 円になります ) 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 6 -

特定口座の仕組み 特定口座について お客様の取得金額を証券会社等の金融機関が管理することで 上場株式等の譲渡損益や配当等の管理を特定口座内で行うことができます 特定口座を利用することで お客様は納税手続きを簡便に済ませることができます 特定口座 お客様 源泉徴収口座 簡易申告口座 年間特取定引口報座告書 確定申告不要 確定申告特定口座年間取引報告書を使い 簡易に申告 一般口座 確定申告お客様ご自身で年間の譲渡損益を計算して申告 源泉徴収口座 : 証券会社等がお客様の税額を譲渡の度に計算し 譲渡代金の支払い時に源泉徴収します また を受け入れることで との損益通算ができます ( 損益通算はその年の終了時に行われます ) この場合 確定申告の必要はありません( 必要に応じて申告することもできます ) 源泉徴収口座における留意点については8 頁 9 頁をご覧下さい 簡易申告口座 : お客様自身が確定申告をすることで納税を行います 特定口座年間取引報告書を添付することで 簡易に申告をすることができます 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 7 -

特定口座について 特定口座でのと配当等の損益通算 平成 22 年 1 月 1 日より 特定口座 ( 源泉徴収口座 ) にを受け入れることができるようになり 特定口座内でと配当等の損益通算が可能となりました < 平成 21 年 1 月 1 日 ~ 平成 21 年 12 月 31 日 > 特定 源泉徴収口座 < 平成 22 年 1 月 1 日 ~> 特定 源泉徴収口座 損益通算するには確定申告が必要 自動的に損益通算が行われます ( ) 特定口座内で 特定口座内で 源泉徴収で課税終了 源泉徴収された税金が翌年に還付 上場株式等の譲渡損益および配当等における申告不要の特例は 源泉徴収口座ごとに適用されます (1 回の譲渡ごと 1 回に支払いを受ける配当等ごとに適用することはできません ) 源泉徴収口座で生じた上場株式等の譲渡損益および配当等を確定申告した後に 課税方法を変更する ( 申告不要とする ) ことはできません 源泉徴収口座で生じた上場株式等の譲渡損益および配当等を 一般口座や他の金融機関の特定口座で生じた上場株式等の譲渡損益および配当等と損益通算するには 確定申告が必要です この場合 源泉徴収口座内の上場株式等の譲渡損益および配当等については すべて確定申告をしなければなりません 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 8 -

特定口座について の特定口座での受け入れについて を特定口座 ( 源泉徴収口座 ) へ受け入れるには 以下の手続きを行う必要があります 1 特定口座 ( 源泉徴収口座 ) を開設する 2 上場株式配当等受領委任契約を締結する 3 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書を提出する 4 配当金の受取方法について 株式数比例配分方式を選択する 公募国内株式投資信託の普通分配金や公募外国株式投資信託の収益分配金などの受け入れについては 同方式の選択は不要です 株式数比例配分方式について 証券会社等に預けている株式数に比例して を受け取る方式です 株式数比例配分方式を選択した場合 保有するは すべてこの方式で受け取ることになります ただし 保有銘柄の一部を信託銀行等の特別口座に預けている場合 株式数比例配分方式を選択することはできません A 銘柄 E 銘柄 選択可 B 証券 C 証券 D 証券 F 証券 G 証券 H 信託特別口座 選択不可 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 9 -

公社債投資信託 債券の税金について 公社債投資信託の税金 公社債投資信託の利益に係る税率 もしくは税額は以下の通りです 収益分配金 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ 国内公社債投信 解約益 償還差益 譲渡益 ( 買取請求 ) ( ただし 差益の が税相当額として基準価額から控除されます ) ( ただし 差益の が税相当額として基準価額から控除されます ) 収益分配金 差額徴収方式 ( 収益分配金の額 15%- 外国所得税額 ) 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 差額徴収方式 外国公社債投信 償還差益 差額徴収方式 ( 償還差益の額 15%- 外国所得税額 ) 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 差額徴収方式 譲渡益 ( 買戻請求 ) 公社債投資信託の収益分配金や解約益 償還差益には源泉分離課税が適用されます 差額徴収方式 外国公社債投資信託の収益分配金および償還差益に係る課税は 租税条約を結んでいる国への投資において 外国で税金が徴収されている場合であっても 外国での徴収額と国内での徴収額の合計が上記の計算により算出される税額になるように調整されます ただし 国によっては 租税条約の制限税率を超える税率で税金の徴収が行われ 制限税率との差額は投資家が相手国の税務当局に請求することによってはじめて還付されるという場合もあります 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 10 -

債券の税金 公社債投資信託 債券の税金について 債券の種類や収益の違いによって課税方法は異なります また 同じ種類の債券でも国籍によって分けられ 同様に課税方法が異なります 種類国籍利子償還差益 利付債 国内 外国 ( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日 ) 平成 50 年以降は 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) ( 利子の額 15%- 外国所得税額 ) 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 雑所得として総合課税 譲渡益 割引債 国内 外国 - 発行時に雑所得として 18% 源泉分離課税 ( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは 18.378%) 雑所得として総合課税 ( 外国法人が発行する割引債のうち 平成 20 年 5 月 1 日以後発行されるもので その債券の社債発行差金のうち国内において行う事業に帰せられるものがある場合は国内と同様 発行時に源泉徴収されて納税が完了します ) 譲渡所得として総合課税 外国において所得税が課税される場合は 記載している税率と異なります 利子等の制度について 一定の障害者等に該当する方に対して 利子等の制度が設けられています その他に 勤労者の貯蓄を税制上優遇する財形貯蓄制度があります 障害者等の少額貯蓄制度 ( マル優 ) 勤労者財産形成住宅貯蓄制度 ( 財形住宅貯蓄 ) 障害者等の少額公債制度 ( 特別マル優 ) 勤労者財産形成年金貯蓄制度 ( 財形年金貯蓄 ) 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 11 -

外国証券の税金について 外国上場株式 公募外国株式投資信託の税金 外国上場株式 公募外国株式投資信託の利益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ 譲渡益 10.147% ( 所得税 7.147% 住民税 3%) 外国上場株式 配当金 10.147%( 所得税 7.147% 住民税 3%) ( 配当金の額 - 外国所得税額 ) 7% 1.021 ( 加えて住民税が 3% 徴収されます ) ( 配当金の額 - 外国所得税額 ) 15% 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 譲渡益 10.147% ( 所得税 7.147% 住民税 3%) 公募外国株式投資信託 償還差益収益分配金 10.147% ( 所得税 7.147% 住民税 3%) 10.147%( 所得税 7.147% 住民税 3%) ( 分配金の額 - 外国所得税額 ) 7% 1.021 ( 加えて住民税が 3% 徴収されます ) ( 分配金の額 - 外国所得税額 ) 15% 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 配当等に係る課税について 配当金や収益分配金を総合課税によって確定申告すると 外国税額控除 ( ) を適用することができます ( 配当控除の適用はありません ) また申告分離課税によって確定申告すれば と損益通算が可能です 外国で徴収された税金がある場合 所定の計算式によって求めた金額を所得税額から控除できる制度 外国上場株式などの配当等 源泉徴収 選択 確定申告不要 確定申告する 選択 源泉徴収されて課税関係は終了 総合課税 申告分離課税 外国税額控除の適用あり との損益通算不可 外国税額控除の適用あり との損益通算可能 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 12 -

外国証券の税金について 外国債券 外国公社債投資信託の税金 外国債券 ( 利付債 ) 外国公社債投資信託の利益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ 譲渡益 ( 為替差益も ) 外国債券 ( 利付債 ) 償還差益 雑所得として総合課税 利金 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) ( 利子の額 15%- 外国所得税額 ) 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) 譲渡益 ( 為替差益も ) 外国公社債投資信託 償還差益 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) ( 償還差益の額 15%- 外国所得税額 ) 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) 収益分配金 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) ( 収益分配金の額 15%- 外国所得税額 ) 1.021 ( 加えて住民税が 5% 徴収されます ) 差額徴収方式 ( 為替差益は雑所得として総合課税 ) 差額徴収方式 外国証券から得られる配当 利子 収益分配金等に対する課税は 租税契約を結んでいる国への投資においては 外国での徴収額と国内での徴収額の合計が上記の計算により算出される税額になるように調整されます ただし 国によっては 租税条約の制限税率で税金の徴収が行われ 制限税率との差額は投資家が相手国の税務当局に請求することによってはじめて還付されるという場合もあります 課税は納税者の状況等によって異なりますので 具体的な税務上の質問等は 税理士等の専門家にご相談下さい - 13 -