こうとう学びスタンダード +++++ 学び方スタンダード +++++ < 学習規律の > 授業を受ける全てのこどもが守るべき集団行動の規範 落ち着いた学習環境の中で こどもたちが互いに安心して学び合うための必要不可欠なきまり 基本的な生活習慣やコミュニケーション能力の基礎 相手を大切にする心や態度等を育む基礎を培うきまり < 家庭学習の > 日常の授業を充実させる学習 自ら学ぶ力や生涯に渡って学び続ける習慣を身に付けるための学習 < 学校での取組 > 全小中学校は 学び方スタンダード を基に各学校の実態に応じた指導を徹底 年間を通して 学び方スタンダード を振り返る週間等を設定 実施 家庭 地域及び保幼小中連携教育のツールとして活用 全教職員が共通認識をもち 統一した指導を組織的 継続的に実施 学び方スタンダート を校内に統一して掲示 *** 指導のポイント *** 持ち物前日に必要な学習用具を準備します 事前準備することから 計画的に考える態度が培われます 学習道具を揃えて授業に臨むことによって 学習への意欲が高まります 連絡帳を活用し 次の日の持ち物を児童とともに確認します 家庭で連絡帳を見ながら 次の日の持ち物を揃えるよう指導します 各学年の発達段階に応じて 連絡帳に記述する時間 を確保します 文房具については 学校に持ってくるべき物と持ってきてはいけない物のきまりを各学校で決めておきます 着席授業の始まりの時間を守り 席に着きます 時間を守る習慣が身に付きます 日頃の学校生活の中で 始まりの時刻 を意識させます 教師がチャイム前に学習場所で待機して チャイム着席を促します 授業を時間通りに終了させることによって 児童が次時の開始時刻に遅れないようにします 専科の授業への移動の仕方についても チャイム着席できるよう確認をしておきます 21
挨拶授業の始めと終わりにあいさつをします 授業への心の切り替えができます 立って挨拶するなど 姿勢を整えることを意識させます 大きな声ではっきりとあいさつをして 礼を徹底します 特に終わりのあいさつでは 礼が終わる前に動かないように注意します 姿勢背筋を伸ばした姿勢で座ります 気持ちが落ち着き 集中力が高まります " グー " 机とお腹の間 " ペタ " 足の裏を床につける " ピン " 背筋を伸ばすことを意識させます 発表するときの手の挙げ方や立って話すときの姿勢を指導します グー ペタ ピン などの言葉は 学年に応じた表現で指導します 低学年には 絵で示すなどの工夫をします 話し方声の大きさを考えて ていねいな言葉づかいで話します 表現力が高まり 場に応じた話し方が身に付きます 最後まで話すようにします ( ~です ~ます と 語尾まではっきり ) 目的 時 場にあった言葉づかいで話すようにします 学年に応じて 声のものさし の掲示物を活用します 聴き方話している人を見て 最後まで静かに話を聴きます 相手を意識し 共に学ぼうとする心が養われます 話の途中で私語をさせないようにします 作業は中断して 手に何も持たないで聴くようにします できるだけ話し手に身体を向けて聴くようにします 話し手に対する思いやりの心を大切にして 耳と目と心で 聴く ようにします 返事名前を呼ばれたら はい! と返事をします 積極的に学習する姿勢が育ちます 大きく 短く はい! と返事をさせます 返事 は挨拶の基礎であると捉え 学校生活の様々な場面において学校全体で指導していきます 家庭学習学年ごとに時間を決めて 家庭学習に取り組みます 日常の授業における意欲が高まります 自ら学ぶ力や生涯にわたって学び続ける習慣が身に付きます 学年 10 分 を目安として 各学校 各学年 各学級の実態に応じて決めて指導します 1 2 年では学校からの課題 ( 宿題 ) を中心に 3 年以降は復習や予習を中心に行えるよう家庭学習の内容を工夫します 家庭との連携を図り 自主的に学ぶ姿勢 学ぶ習慣の定着を図ります 22
+++++ 算数スタンダード +++++ 1 くり上がりのあるたし算 くり下がりのあるひき算ができます 2かけ算九九を正しく言えます 3 整数のたし算 ひき算が筆算でできます 4 整数のわり算ができます 5 計算のきまりが分かります 6 平行や垂直な直線がかけます 7 分数のたし算 ひき算ができます 8 小数のかけ算 わり算ができます 9 三角形や四角形の面積が求められます 10 分数のかけ算 わり算ができます 11 角柱 円柱の体積が求められます 12いろいろな単位が分かります全学年の学習を通して 図や式 言葉で考えを説明できるようにします 数と計算 1 年 数と計算 2 年 数と計算 3 年 数と計算 3 年 数量関係 4 年 図形 4 年 数と計算 5 年 数と計算 5 年 数と計算 5 年 数と計算 6 年 量と測定 6 年 量と測定 6 年 < 確かな学びを支える指導資料の作成 > 算数スタンダードをすべてのこども達が習得できるようにするための指導のポイントや工夫 どの内容に戻ってつまずきを学び直したらよいか構造的に示した学習フィードバック構造図を示した確かな学力の定着のための指導資料を全小学校に配布 < できるまで繰り返し学習するステップ学習の実施 > 江東学びスタンダードに関する級別学習問題に取り組み 10 問全問できるまで次の級に進めないステップ学習を全小学校で実施 繰り返しの練習で 確実に算数の学力を身に付けられるようにする < こうとう算数検定の実施 > 5 月に前学年の学習内容で実施 7 月に個人面談で保護者に説明 夏季休業中に分からなくなった学年の学習に戻っての習得 1 月に当該学年の学習内容で実施 3 月までにステップ学習等による学習内容の定着放課後学習教室 夏季学習教室 学習塾 こうとうきっずクラブ 学習支援員等との連携による補充学習の充実 課題を明らかにした少人数の学びの中での学力の定着 23
< みんなができる 10 のスタンダード > +++++ 体力スタンダード +++++ マットでまっすぐ前に回ることができます 鉄棒で前回り下りができます 自分にあった高さの跳び箱を跳び越すことができます 短い距離をスピードに乗って速く走ることができます スピードとテンポを考えて遠くまたは高く跳ぶことができます 続けて長く泳ぐことができます ボールを力いっぱい遠くまで投げることができます ボールを思ったところへけることができます 長い距離を自分にあったペースで走ることができます 縄跳びで続けて長く跳ぶことができます ( 柔 巧 ) ( 柔 巧 ) ( 筋 ) ( 筋 持 巧 ) ( 持 ) ( 筋 持 ) < 小学生わくわくタイム > 1) マット 跳び箱運動系ゆりかご カエルの足うち うさぎ跳び 馬跳び ( 二人組 ) 2) 鉄棒運動系斜め懸垂 跳び上がり 正面支持 跳び下り 跳び上がり 前回り下り 3) 陸上運動系スキップ 腿上げ ダッシュ 立ち幅跳び ギャロップ 4) ボール運動系 投げる運動 ける運動 上に投げてとる ドリブル ( ボールつき ) 10m キャッチボールボールタッチ ドリブル 10m ボールけり 5) 準備運動としてペアストレッチ < 体育の授業での取り組み> 1. 毎時間 始業の5 分間で行う 2.3~4 種目の運動を連続して行う 3. 小 中学生別に運動種目を示す 24
+++++ 国語スタンダード+++++ 小中共通国語スタンダード 学習した漢字を自分の文章の中で使います 漢字を自分の文章で使えていないという実態があり また メールやインターネットを使うことで 日常生活で漢字を書く場面が少なくなってきている 分からない言葉は辞書を使って調べるなどして 学習した漢字や言葉を進んで使うようにする 相手や場面を考えて敬語を使います 相手や場面を考えて ~です ~ます など ていねいな言葉を使うことができるようにする 敬語を 相手や場面によって適切な言葉を話すことができるように 基礎的な知識を理解し 正しく美しい日本語を使うことができるようにする 読書に親しみ いろいろな分野の本を読みます すすんで読書に親しみ いろいろな分野の本に興味をもつことができるようにする ものの見方や感じ方 考え方を広げたり深めることができる また たくさんの作品に触れることで 語感が磨かれ 語彙が豊かになる 季節を感じ 俳句に親しみます 季節を感じながら 俳句を鑑賞したり 作ったりすることができるようにする 昔から受け継がれてきた言語文化であり 日本の四季を感じ そこで得た感動や発見を表現することを通して豊かな感性をはぐくむ 俳句に縁の深い江東区の特色を生かし 俳句に親しむこどもを育てる 小学校国語スタンダード 全学年 様々な言葉に触れ 興味をもちます 言葉の響きやリズムを感じながら音読します 文章をもとに想像して読みます 低 中学年 順序に気を付けて読みます 理由や例を挙げて話します 内容の中心をはっきりさせて書きます 中 高学年 自分と友達の考えを比較して話し合います 事実と意見 感想を区別して読みます 文章の構成を工夫して書きます 25
< 話すこと > 順序を考えて相手に伝わるように話します 低 : 伝えたいことをわかりやすく 順序 ( まず つぎに さいごに ) 中 : 根拠をもち 筋道を立てて 理由 ( なぜなら つぎに ) ( たとえば~) 高 : 構成を工夫して 根拠をもち 筋道を立てて < 話し合うこと > 自分と友達の考えを比べながら話し合います 低 : 課題に沿って話し合う中 : 共通点 相違点を考えて話し合う高 : 立場や意図をはっきりさせて話し合う < 書くこと > 文章の構成を考えて書きます 低 : 理由 ( なぜなら ~から ~ので等 ) 順序 ( まず つぎに それから さいごに等 ) 中 : 例 ( 例えば ) 中心 高 : 事実 (~を示している ~が分かる等 ) 感想, 意見 (~だろう ~ではないか等 ) < 読むこと > 話の大切なところに気をつけて読み取ります 目的に応じて 言葉 や 文 を読み取る説明文 : 段落のつながり 事実と意見物語文 : 場面のようす 登場人物の気持ち +++++ 英語スタンダード +++++ 1 英語で積極的にコミュニケーションをとります 英語がコミュニケーションの一つの手段となることを認識し 英語を使うことにより世界の人々と交流ができる喜びや楽しさを知るためにも 積極的なコミュニケーションをとる子供たちを育てていく 2 英語であいさつや自己紹介をします 毎回の授業の始めには挨拶を行う 外国語活動や英語に慣れ親しむ活動で 繰り返し行うことで 英語の音声やリズムに自然に慣れ親しむことができる 自己紹介は よく学級でも行われる 自分の嗜好や考えを知ってもらい 自己を表現する良い機会を設ける 3 英語で道案内をします 道を案内するということは どこにいても経験できる活動であり イメージがもちやすく また 相手があってこその活動であり 困っている人の役に立つことができたという有用感を味わうことができる 地図を読み取ったり 建物の名前や方向の表し方を知ったりすることができる 4 英語で自分の将来の夢を伝えます 将来の夢について話す活動は 小学校における外国語活動の最後の単元となっている ALT 自身に小学生の時に抱いた夢や経験した職業について紹介してもらうことも有効 子供たち自身が今もっている夢を伝える活動を通して 未来に希望をもたせる 26