平成18年度

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別紙3

令和元年度秋季競馬番組の概要について <4 回中山 4 回阪神 (9 月 )~5 回中山 5 回阪神 (12 月 )> 令和元年 7 月 2 8 日 JRA 日本中央競馬会秋季競馬は,3 歳クラシックを締めくくる菊花賞をはじめ, 天皇賞 ( 秋 ), ジャパンカップ, 有馬記念などのGⅠ 競走を中心

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中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

一般財団法人 日本万歩クラブ 定款

( 除名 ) 第 9 条社員が次のいずれかに該当するに至ったときは 社員総会の決議によって当該社員を除名することができる (1) この定款その他の規則に違反したとき (2) この法人の名誉を傷つけ または目的に反する行為をしたとき (3) その他除名すべき正当な事由があるとき ( 社員資格の喪失 )

Ⅱ. 主な内容 第 1 部公益法人の概況 1. 法人数 平成 29 年 12 月 1 日の公益法人は 9,493 法人 ( 前年比 +35) である 公益法人数の変動は 公益認定又は移行認定により増加し 法人の解散 公益認定の取消し及び合併に伴う減少がある ( 注 ) 公益認定 : 一般法人で公益認

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

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会計名 : 一般会計 平成 26 年度当初予算 ( 会計別収支予算書 ) ( 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日 ) 当初予算額 前年度予算額 増減 1 基本財産運用収入 7,021 7,021 0 基本財産利息収入 7,021 7,021 0 基本財産 (417,

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中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

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背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

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10 生活保護の医療扶助について 生活保護制度では 困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して 医療扶助として医療を提供 医療扶助の対象者 生活保護受給者は 国民健康保険の被保険者から除外されているため ほとんどの生活保護受給者の医療費はその全額全額を医療扶助で負担医療扶助で負担 た

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平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

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評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

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(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

(2) 実施日を変更する競走 (3 日開催の実施時期の変更等 ) 競走名実施日競走距離 ( メートル ) 備考 1 回京都 3 日 刊 ス ポ ー ツ 賞 シ ン ザ ン 記 念 (GⅢ) 1 回京都 2 ( 祝 月 日 ) 1,600( 芝 外 ) 3 歳 01 月 06 日 ( 日 ) フェアリ

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社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

00-理:理事会議事次第案 ( )

( 事業年度 ) 第 6 条本会の事業年度は 毎年 4 月 1 日に始まり翌年 3 月 31 日に終わる ( 事業計画及び収支予算 ) 第 7 条本会の事業計画書及び収支予算書については 毎事業年度開始の日の前日までに 会長が作成し 理事会の承認を受けなければならない これを変更する場合も 同様とす

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( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

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京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

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平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

2 管理運営状況 (1) 特筆すべき事項 ( 地域貢献等の実績 取組 成果等 ) ア利用者数 ( 人 ) イ稼働率 (%) ウ利用者満足度 (%) 1 (3) 収支状況 ア収入 ( サッカー ナショナルトレーニングセンター ) 全国規模の大会やなでしこジャパン J クラブの利用のほか海外選手団など国

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

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平成19年度 病院立入検査結果について

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

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平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

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11 2019年度当初予算書(案)【表紙】

個人情報の取り扱いについて 公益財団法人岩手県予防医学協会 個人情報保護管理責任者常務理事 公益財団法人岩手県予防医学協会 ( 以下 協会 という ) は 健康診断等で取得した個人情報 を協会の個人情報保護基本規程に従って適正に管理し 以下のとおりお取り扱いさせていただき ますので 個人情報の提供

( 事業年度 ) 第 6 条この法人の事業年度は 毎年 4 月 1 日に始まり翌年 3 月 31 日 に終わる ( 事業計画及び収支予算 ) 第 7 条この法人の事業計画書 収支予算書については 毎事業年度開始の日の前日までに 理事長が作成し 理事会の承認を受けなければならない これを変更する場合も

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平成 26 年度 事業報告書 自平成 26 年 1 月 1 日至平成 26 年 12 月 31 日 一般財団法人競馬共助会

目 次 Ⅰ. 事業の概況 1 Ⅱ. 業務報告 1 1. 診療所の運営事業 ( 公益目的支出計画対象事業 ) 1,2 2. 厩舎関係者等に対する福利厚生事業 2 (1) 社会保険関係事務 2 (2) 労働保険事務組合に関する事務 2 (3) 慶弔金等の給付 2,3 (4) 契約保養所及び健康ランド利用料の補助 3 (5) 人間ドック利用料の補助 3 (6) 遺児等育英年金制度 3,4 (7) 厚生資金の貸付 4 (8) 奨学資金の貸付 4 (9) 自動車購入資金の貸付 4 (10) レクリエーション等への補助 4 (11) 労働災害統計事務 4 (12) 駿友会の事務 4 (13) 福祉手当支給制度の事務 4 (14) リハビリ施設の利用受付事務 4 (15) 騎手身体能力向上調査研究事業の普及業務 4 (16) 騎手共済制度整備事業 4,5 (17) 引退名馬繁養展示事業に関する賛助 5 3. 厚生施設の管理 運営事業 5 (1) 厚生会館 プール等の管理 5 (2) スポーツ文化活動の支援 5 4. 競馬場等における売店等の運営事業 6 (1) 販売業務 6 1 売店等の営業 6,7 2 酒類 飲料水等の販売 7

3 たばこの販売 8 4 その他の事業 8 (2) 食品衛生等に関する管理 8 1 店舗クリニックスによる衛生チェックの実施 8 2 各種講習会等の実施 8 3 食堂 売店運営委員会の決定事項の売店への指示及び指導 8 5. 競馬場等における安全衛生に関する事業 8 (1) 店舗クリニックスによる衛生チェックの実施 8,9 (2) 各種講習会等の実施 9 1 食品衛生講習会 9 2 保健所による立入検査の立会 9 3 食堂 売店内のねずみ 害虫駆除 9 4 防火 防災等の施設管理上の指導 監督 9,10 5 接客サービス講習会 10 (3) 食堂 売店運営委員会の開催に関する競馬場との連絡調整事務 10 1 食堂 売店運営委員会の開催に関する業務 10 2 食堂 売店業者との契約手続及び貸付料等の請求事務 10 (4) 食堂利用者アンケート調査の実施 10 Ⅲ. 総務報告 11 1. 役員会等に関する事項 11 (1) 理事会の開催概要 11 (2) 評議員会の開催概要 11 2. 役員及び評議員の異動 12 (1) 監事の異動 12 (2) 評議員の異動 12 3. 職員に関する事項 12 4. その他 12 (1) 業務検査 12 (2) 官公庁関係 12

Ⅰ. 事業の概況 我が国の日本経済は 景気は緩やかな回復基調が続いているものの 個人消費については足踏みが見られ 競馬を取り巻く環境は依然として予断を許さない状況が続いている こうした状況の下 本会は 公益目的支出計画に記載した診療所の運営事業を着実に実施するとともに 前年に引き続き経営のスリム化と業務の充実を中心とした経営改革への取り組みを推進し 事業計画に基づき適正かつ効率的な事業運営に努めた 平成 26 年度の事業報告は以下のとおりである 診療所運営事業においては 競馬関係者のみならず周辺地域住民のための診療所として医療の充実に努めるとともに 厩舎関係者に多い運動器疾患の治療に即応するため理学療法等の充実を図り 厩舎関係者の早期職場復帰等を支援した なお 美浦診療所は 本年 10 月に 集団健診センター及びリハビリテーション室を備え最新の医療機器を導入した 2 階建て木造新築施設として移築し 名称も みほクリニック と改めた 福利厚生事業においては 厩舎関係者の社会保険に関する事務及び厩舎関係者に対する慶弔給付をはじめとした福利厚生に関する業務の適切な実施に努めた 厚生会館運営事業においては 安全な施設運営に努め 競馬関係者と周辺地域の方々のスポーツ文化活動振興等により地域との連携協調を進めた 競馬場等における売店等の運営事業については 業績の向上を図るため 本会直営売店 Two days を核とした事業運営に努めるとともに 各種イベントの実施や競馬場オリジナル限定商品の販売など 食を通した来場促進並びにお客様の満足度向上に努めた また 全国の競馬場を包括した安全衛生指導業務等による適切な食品衛生管理を行い お客様の食の安全 安心の確保に努めた Ⅱ. 業務報告 1. 診療所の運営事業 ( 公益目的支出計画対象事業 ) 美浦及び栗東診療所の運営事業については 日本中央競馬会からの助成金 診療報酬及び売店運営事業からの繰入金等を運営経費として 競馬関係者並びに周辺地域の方々に対し 調教時の救急対応をはじめ各種診療及び健康診断等 競馬関係者のみならず地域に密着した医療を提供し 安心して信頼される診療所として事業の公益性の充実並びに運営基盤の強化を図った 10 月に移築開院した みほクリニック では 懸案であった集団健診センターを設けることにより迅速かつ快適な受診の提供を可能とした また最新のオープン型 MRI を設置し リハビリ施設には医療業界では初となる多目的運動機器 シナジー 360 をはじめ 多様な運動機器を導入した さらに理学療法士を 1 名増員し 2 名体制とすることにより 質の高い医療の提供を可能とした これによりリハビリテーションについては 東西同水準となったことから 懸案であった東西格差が是正された 各種診療及び検査では 診療機器を積極的に有効活用し医療の充実を図るとともに 医療スタッフの研修会や講習会への参加による医療技術や接遇の向上に努めた なお 本年度は学会及び研修会等に 72 回 延べ 87 名が参加した また 周辺地域の方々の利用促進を図るため 電話帳や時刻表 回覧板への掲載 ホームページによる告知など診療所及び診療内容の周知に努めた 調教助手及び厩務員に対するインフルエンザの予防接種については 昨年度に引き続き 中央競馬厩務員クラブが実施する補助と連携して行った こうした医療体制の充実に向けた取り組みにより 患者数 95,864 名 診療事業収入は 584,464,592 円であった -1-

(1) 診療日数及び診療延患者数診療所美浦 栗 東 合 計 診療科目 診療日数 内 科 242 整形外科 242 歯 科 242 合 計 診療延べ患者数 (2) 診療所収入内訳 診療科目 診療所 医科歯科合計 12,039 19,923 9,121 41,083 美浦金額 ( 円 ) 193,155,109 65,144,436 258,299,545 102.53% 103.79% 111.00% 104.92% 1 日当たり患者数 106.65% 101.39% 105.27% 50 82 38 57 診療日数 242 242 242 診療延べ患者数 12,525 30,664 11,592 54,781 栗東金額 ( 円 ) 265,516,010 60,649,037 326,165,047 98.83% 115.34% 101.53% 97.09% 96.33% 86.44% 94.22% 1 日当たり患者数 52 127 48 75 診療延べ患者数 合計金額 ( 円 ) 458,671,119 125,793,473 584,464,592 24,564 50,587 20,713 95,864 101.98% 107.67% 103.15% 99.68% 99.13% 95.77% 98.53% 2. 厩舎関係者等に対する福利厚生事業福利厚生事業については 日本中央競馬会からの助成金等を運営経費として 社会保険関係事務並びに厩舎関係者の生活環境の充実を図るため 慶弔金及び遺児等育英年金の給付 厚生資金等の貸付を実施した 本年度における福利厚生業務については 次のとおりであった (1) 社会保険関係事務調教師 調教助手及び厩務員の健康保険 厚生年金保険 労災保険及び雇用保険に関する事務を行った 1 事業所数 ( 厩舎 ) 及び保険加入者数 ( 平成 26 年 12 月 20 日現在 ) 種別 事業所 事業所数保険加入者数 保険 美本年度 99 1,272 浦前年度 101 1,273 栗本年度 99 1,273 東前年度 103 1,293 合本年度 198 2,545 計前年度 204 2,566 * 調教師は特別加入の労災保険を適用している為 保険加入者数からは除く 2 事務処理件数 事業所 健 康 保 険 厚生年金保険 労 災 保 険 雇 用 保 険 合 計 美 本年度 5,899 5,408 882 501 12,690 浦 前年度 6,221 4,387 1,173 449 12,230 栗 東 本年度 7,974 前年度 7,940 5,612 5,648 1,066 1,064 534 481 15,186 15,133 合 本年度 13,873 11,020 1,948 1,035 27,876 計 前年度 14,161 10,035 2,237 930 27,363 (2) 労働保険事務組合に関する事務一般社団法人日本調教師会の依頼を受けて 労働保険事務組合に関する事務を行った (3) 慶弔金等の給付厩舎関係者に対する慶弔金等の給付総件数は 439 件 給付総額は 14,983,636 円で その内訳は下表のとおりであった なお 調教助手及び厩務員の定年退職者 45 名に退職記念品を贈り その労をねぎらった -2-

給付 結婚祝金出産祝金入学祝金 弔慰金 花環料入院見舞金 事業所 入院室料補助退職記念品合計 本人家族 公傷私傷 件数 24 1,200,000 1,180,000 1,320,000 900,000 200,000 27,280 240,000 80,000 62,000 2,571,256 7,780,536 61 116.83% 93 66 4 10 108.19% 56 2 9 3 12 4 5 26 215 美 給付額 浦 93.02% 72.00% 42.55% 96.05% 92.30% 17 133.33% 1 145.88% 111.86% 98.12% 件数 25 2 19 224 栗 給付額 東 1,190,000 94.44% 1,760,000 130.37% 1,120,000 105.66% 750,000 83.33% 180,000 100.00% 0 0.00% 340,000 62.96% 20,000 50.00% 72,000 22.92% 1,771,100 63.26% 7,203,100 84.72% 件数 49 154 122 6 19 3 29 5 7 45 439 合 給付額 計 2,390,000 2,940,000 2,440,000 1,650,000 380,000 27,280 580,000 100,000 134,000 4,342,356 14,983,636 93.72% 124.57% 107.01% 76.74% 58.46% 31.28% 72.50% 100.00% 37.58% 85.17% 91.18% (4) 契約保養所及び健康ランド利用料の補助保養所については美浦 36 ヶ所 栗東 32 ヶ所と契約し 健康ランドについては美浦 2 ヶ所 栗東 3 ヶ所と契約し その利用料の一部を補助した 本年度の補助総額は 3,209,662 円でその内訳は次のとおりであった 1 契約保養所 事業所種別 人数 大人 230 小人 46 小計 276 2 健康ランド 種別 事業所 人数 大人 377 小人 47 小計 424 3 合計 種別 事業所 人数 大人 607 小人 93 合計 700 美 浦 補助額 1,050,849 107,837 1,158,686 美 浦 補助額 240,340 15,250 255,590 98.58% 87.63% 97.45% 101.40% 89.18% 100.59% 人数 250 47 297 人数 706 41 747 栗東合計 補助額 人数 補助額 1,167,326 76.15% 480 2,218,175 85.35% 115,100 77.59% 93 222,937 82.14% 1,282,426 76.28% 573 2,441,112 85.05% 栗 補助額 東 498,220 94.99% 14,740 140.38% 512,960 95.88% 合計 人数補助額 1,083 738,560 96.99% 88 29,990 108.65% 1,171 768,550 97.40% 美浦栗東合計 補助額人数補助額人数補助額 1,291,189 99.09% 956 1,665,546 80.95% 1,563 2,956,735 87.98% 123,087 87.81% 88 129,840 81.73% 181 252,927 84.58% 1,414,276 98.00% 1,044 1,795,386 81.01% 1,744 3,209,662 87.71% (5) 人間ドック利用料の補助人間ドックについては 美浦 5 病院 ( 美浦診療所を含む ) 栗東 6 病院と契約し 騎手 調教助手及び厩務員 ( 配偶者を含む ) が利用したとき その検査費用の一部を補助した 本年度の利用料補助件数は美浦 115 件 ( 脳ト ック利用 91 件 ) 栗東 55 件 ( 脳ト ック利用 44 件 ) 合計 170 件 ( 脳ト ック利用 135 件 ) であり 補助総額は 2,942,437 円であった なお 調教助手及び厩務員本人に対する補助については 中央競馬厩務員クラブが実施する補助と連携して行った (6) 遺児等育英年金制度退職事由が死亡又は重度心身障害であった 厩舎関係者の遺児等に対して 年金の給付を行った -3-

本年度の給付延人数は 215 名 給付総額は 4,794,000 円で その内訳は次のとおりであった なお 給付実人数は美浦 15 名 栗東 7 名であった 事業所 美浦栗東 合 計 延人数支給区分高等学校 29 (30,000 円 ) 小 中学校 102 (18,000 円 ) 幼稚園等 6 (18,000 円 ) 合計 137 給付額 870,000 1,836,000 108,000 2,814,000 362.50% 113.33% 151.29% 延人数 48 30 78 給付額 1,440,000 540,000 1,980,000 102.12% 103.44% 102.48% 延人数 給付額 77 2,310,000 140.00% 132 2,376,000 110.92% 6 108,000 215 4,794,000 126.42% 幼稚園等は 前年度なし (7) 厚生資金の貸付本年度の貸付件数は美浦 27 件 栗東 14 件 合計 41 件であり 貸付額は 10,765,000 円であった (8) 奨学資金の貸付本年度の貸付件数は大学 1 件 高校 1 件 合計 2 件であり 貸付額は 1,400,000 円であった (9) 自動車購入資金の貸付本年度貸付はなかった (10) レクリエーション等への補助厩舎関係者が行うレクリエーション活動等の各行事並びに婦女子のサークルの活動に対し 美浦 1,184,000 円 栗東 1,300,000 円 合計 2,484,000 円を補助した (11) 労働災害統計事務一般社団法人日本調教師会の安全衛生委員会等に対し 厩舎関係者の労災防止の意識向上のため 労働災害統計資料を作成し提出した 本年度の年間総労働災害発生件数は 568 件で前年と同件数であり 過去 10 年間の平均件数 630 件に対して 62 件減の 90.15% であった (12) 駿友会の事務中央競馬厩舎関係者駿友会の依頼を受けて 定年退職等により退職した厩舎関係者の親睦を図るため 駿友会の事務を行った (13) 福祉手当支給制度の事務公益財団法人中央競馬馬主社会福祉財団の依頼を受けて 定年退職等により退職した厩舎関係者の老後生活の安定と福祉の増進を図るため 福祉手当の事務を行った (14) リハビリ施設の利用受付事務日本中央競馬会の依頼を受けて 亀田クリニックが行う競馬関係者のリハビリ施設の利用に伴う総合窓口としての事務を行った 本年度の利用件数は美浦 4 件 栗東 3 件 合計 7 件であった (15) 騎手身体能力向上調査研究事業の普及業務本年は 騎手課程生徒を対象にフィジカルトレーニング及びコンディショニングの重要性の啓蒙を行った 具体的には 2 年生に対しては 9 月に両トレーニング センターにて 3 年生に対しては 12 月に競馬学校にて それぞれ講義を実施した 現役騎手及び騎手課程生徒の現状をみると フィジカルトレーニング及びコンディショニングの重要性に関する高い意識の下で多数の現役騎手が専属トレーナーを雇用しており 競馬学校においても独自にフィジカルトレーニングに関する講義を取り入れている こうした現状に鑑み 同業務は一定の役割を果たしたことから 当初の予定通り平成 26 年度をもって終了とすることとした -4-

(16) 騎手共済制度整備事業騎手に対する福利厚生事業を強化するため 日本騎手クラブが行う騎手及びその遺族に対する年金 ( 傷病年金 障害年金及び遺族年金 ) を給付する共済事業に対して 45,386,000 円を助成した (17) 引退名馬繁養展示事業に関する賛助公益財団法人ジャパン スタッドブック インターナショナルが行う引退名馬の功績を讃え 競馬の発展等に寄与することを目的とした 引退名馬繁養展示事業 に対し賛助を行った 3. 厚生施設の管理 運営事業美浦及び栗東トレーニング センター厚生会館においては 日本中央競馬会の助成金等を運営経費として 厩舎関係者のスポーツ文化活動の振興を図り親睦を深めるとともに 本会の持つ公益性に鑑み 周辺地域の方々との連携協調を目的に 広く一般の方々にも利用していただくため 休館日を年末 年始のみとして実施し 事故やトラブル防止などの安全管理体制を最優先に効率的な運営に努めた 本年度の総利用者数は 115,365 名であった なお 周辺地域の方々による利用者数は 32,966 名であった (1) 厚生会館 プール等の管理美浦及び栗東トレーニング センター厚生会館 分館 総合グラウンド並びにプール等の利用状況については 次のとおりであった エリア 本 館 外部 ( 利用率 ) 分 館 外部 ( 利用率 ) 総合ク ラウント 外部 ( 利用率 ) プール 外部 ( 利用率 ) 合 事業所 計 外部 ( ) ( 利用率 ) 件数 ( ) 2,136 (98.02%) 1,546 (72.37%) 179 (139.84%) 美浦 56 (31.28%) 911 (111.77%) 550 (60.37%) 3,226 (103.33%) 2,152 (111.44%) (66.70%) 利用者数 ( ) 24,027 (97.00%) 8,025 (33.39%) 7,513 (86.66%) 702 (9.34%) 13,430 (117.96%) 6,700 (49.88%) 5,114 (99.53%) 2,633 (51.48%) 50,084 (100.22%) 18,060 (108.97%) (36.05%) 栗東 件数 ( ) 利用者数 ( ) 3,263 35,553 (107.40%) (102.64%) 1,694 11,668 (51.91%) (32.81%) 145 6,279 (97.97%) (81.47%) 40 940 (27.58%) (14.97%) 1,290 21,461 (81.90%) (75.44%) 339 1,035 (26.27%) (4.82%) 1,988 (81.07%) 1,263 (63.53%) 4,698 65,281 (98.67%) (89.13%) 2,073 14,906 (106.19%) (97.50%) (44.12%) (22.83%) 合計 件数 ( ) 利用者数 ( ) 5,399 59,580 (103.48%) (100.29%) 3,240 19,693 (60.01%) (33.05%) 324 13,792 (117.39%) (84.16%) 96 1,642 (29.62%) (11.90%) 2,201 34,891 (92.09%) (87.59%) 889 7,735 (40.39%) (22.16%) 7,102 (93.57%) 3,896 (54.85%) 7,924 115,365 (100.52%) (93.63%) 4,225 32,966 (108.81%) (103.47%) (53.31%) (28.57%) 外部利用数については内数 総合グラウンドには 美浦では防災溜池総合球技場及び厚生会館テニスコート 栗東では西グラウンド及び厚生会館テニスコートの利用数を記載 (2) スポーツ文化活動の支援厩舎関係者相互の親睦を深めるため 各種スポーツ文化活動を行うクラブに対して美浦 6,000,000 円 栗東 6,000,000 円 合計 12,000,000 円の援助を行った -5-

4. 競馬場等における売店等の運営事業お客様の食に関する安全衛生管理の徹底並びにお客様の満足度向上に努めた また 食の安全 安心を確保することを最優先に 所轄官庁の指導に基づき関係者への迅速かつ適切な注意喚起と食品衛生の管理指導により 食に関する大きな事案もなく事業は順調に推移し 併せてその収益については 診療所の運営事業等に繰り入れた (1) 販売業務販売業務については 全国の直営売店 Two days を中心にメニューの充実に努めた 特に札幌競馬場においては スタンド改築に合わせて魅力ある売店にリニューアルするとともに オリジナル商品の企画販売やキッチンカー等特設売店にも人気店舗を誘致出店させることにより 大幅な増収増益となった なお 各競馬場においては 地域の特色を打ち出した各種イベントを実施し 来場促進並びにお客様サービスに努めるとともに 厳しい経営環境に対処するため 仕入原価を含めた諸経費等の見直しを図り 収益確保に努めた 本年度の事業収入は 1,970,324,234 円 これに伴うサービス事業原価支出は 842,356,096 円となり 差引粗利益は 1,127,968,138 円となった 1 売店等の営業日本中央競馬会の施設において 売店等の営業を行い収益確保に努めた 本年度の売店収入は 1,637,829,288 円で その内訳は下記のとおりである < 競馬場別売店収入内訳 > 競馬場名開催ハ ークウィンス 収入合計開催日数開催入場人員 札幌競馬場 48,682,519 * 10,135,766 256.2% 58,818,285 1486.9% 14 267,512 * 函館競馬場 19,111,694 54.9% 10,481,843 110.2% 29,593,537 66.8% 12 78,813 55.7% 福島競馬場 60,303,999 112.1% 54,709,691 95.5% 115,013,690 103.5% 24 266,980 110.1% 新潟競馬場 33,420,856 104.5% 14,114,890 61.5% 47,535,746 86.6% 28 371,249 120.3% 中山競馬場 153,878,312 86.4% 123,951,946 127.8% 277,830,258 101.0% 33 920,249 80.1% 東京競馬場 332,788,149 111.6% 102,289,722 163.9% 435,077,871 109.0% 46 1,764,487 99.6% 中京競馬場 47,813,068 95.9% 56,352,581 97.4% 104,165,649 96.7% 24 384,414 88.4% 京都競馬場 177,551,434 105.9% 96,591,218 92.0% 274,142,652 100.6% 47 1,117,958 105.9% 阪神競馬場 130,013,720 79.0% 72,782,648 147.3% 202,796,368 103.8% 40 777,444 96.8% 小倉競馬場 42,149,040 98.1% 50,706,192 100.9% 92,855,232 99.6% 20 193,365 102.0% 合計 1,045,712,791 106.5% 592,116,497 102.9% 1,637,829,288 105.2% 288 6,142,471 100.8% * 札幌はスタンド改築工事のためなし また 来場促進 販売促進のイベントとして 恒例の金杯鏡割り ビアフェスやキッチンカーによる 祭りのような雰囲気 の創出 JRA60 周年記念とコラボレーションした 60 周年記念メニュー の販売 日本ダービー優勝馬をデザインした 駿馬茶 などオリジナル商品を企画 販売しお客様サービスに努めた なお 競馬場別の主なイベント内容は下記のとおりである < 競馬場別イベント等の内容 > 札幌競馬場キッチンカー 地元有名店他特設売店札幌競馬場グランドオープン記念 フィナンシェ 販売 -6-

札幌競馬場グランドオープン記念 おうまサブレ 販売 HOKKAIDO 競馬 /JRA 札幌競馬場缶 ビール販売函館競馬場キッチンカー 地元有名店他特設売店飲食クーポン券発行福島競馬場福島競馬場オリジナル清酒 夢馬 ( ゆめうま ) 販売地酒販売福島競馬場オリジナル弁当販売飲食クーポン券発行七夕賞限定 七夕ビール 販売キッチンカー 特設売店新潟競馬場地元有名駅弁販売新潟競馬場オリジナル弁当販売地酒販売キッチンカー 特設売店中山競馬場金杯鏡割り ウエルカムドリンクサービス中山競馬場グルメグランプリ 2014 中山競馬場オリジナル 皐月賞弁当 有馬記念弁当 販売地元有名駅弁販売特典付有馬記念缶ビール販売キッチンカー 特設売店東京競馬場飲食クーポン券ビアフェス @ 東京競馬場東京競馬場オリジナルカクテル ミントジュレップ 販売東京競馬場グルメグランプリ 2014 競馬場勝負飯 開発 販売物産展の運営補助キッチンカー 特設売店中京競馬場 i-seat オープン記念フリードリンクサービス飲食店利用者抽選会キッチンカー 特設売店京都競馬場金杯鏡割り ウエルカムドリンクサービス京都競馬場オリジナル清酒 菊燦然 販売飲食店利用者抽選会 ( 京都グルメウォーク ) 地酒販売キッチンカー 特設売店阪神競馬場ビアフェス @ 阪神競馬場パドックビアガーデン桜花賞 宝塚記念オリジナルカクテル販売飲食クーポン券発行特典付有馬記念缶ビール販売キッチンカー 特設売店小倉競馬場小倉競馬場オリジナル焼酎 鼓鞍乃夏 販売小倉競馬場オリジナル弁当 騎手弁 ジョッキーランチ 販売飲食クーポン券発行飲食店利用者抽選会キッチンカー 特設売店 2 酒類 飲料水等の販売全国の競馬場 ( 中京競馬場を除く ) において 食堂 売店業者を対象に酒類等の -7-

小売販売を行った 本年度の売上は 286,502,741 円であった 3 たばこの販売栗東トレーニング センター及び馬事公苑において たばこの販売を行った 本年度の売上は 18,003,450 円であった 4 その他の事業本年度のその他収入は 27,988,755 円であった なお 札幌及び新潟競馬場の自動販売機については JRA と直接契約となった (2) 食品衛生等に関する管理本会直営売店並びに契約売店においては 本会自らが食品衛生等に関する管理を行い 安全で安心な食のサービスを安定的に供給し 顧客満足度の向上を図ることを目的に以下の業務を行った 1 店舗クリニックスによる衛生チェックの実施 2 各種講習会等の実施イ ) 食品衛生講習会ロ ) 保健所による立入検査の立会ハ ) 食堂 売店内のねずみ 害虫駆除ニ ) 防火 防災等の施設管理上の指導 監督ホ ) 接客サービス講習会 3 食堂 売店運営委員会の決定事項の売店への指示及び指導 5. 競馬場等における安全衛生に関する事業安全衛生指導業務については 日本中央競馬会の助成金を運営経費として 競馬場と直接契約している食堂 売店における食の安全 安心を確保することを目的に 全国の競馬場において統一した衛生管理及び緊急時の対応等の各種講習会を継続して行い 店舗責任者及び従業員の意識レベルの向上 並びに食堂 売店運営委員会の決定事項について指示 伝達を行った さらには 店舗を巡回し運営状況の確認や食堂利用者アンケート調査結果などを踏まえた総合的な改善指導を行い お客様の満足度向上に努めた 特に 衛生管理面においては ノロウイルスやインフルエンザの感染予防の観点から 全国の競馬場の食堂 売店において うがいや手洗いの励行 体温をはじめとした体調管理などの徹底について指導した また 国内で発生した食に関する事案 ( 食品への異物混入や消費期限 賞味期限の問題 ノロウイルスなどの食中毒防止 ) に対して 関係者に迅速かつ適切な注意喚起と衛生管理の指導を行った このように食の安全 安心の確保に努めた結果 競馬場内の食堂及び売店では 食品に関する大きな事案もなく 食堂 売店安全衛生管理業務については順調に推移した (1) 店舗クリニックスによる衛生チェックの実施食品衛生法に基づいた運営となっているか 各店舗に自主的な点検を義務付けるとともに 本会職員による巡回確認及び改善指導を行った また 下記開催において各店舗の接客 厨房フロアの運営状況をチェックする店舗クリニックスを実施した 札幌競馬場第 1 2 回札幌競馬 7 月 26 日 ~ 9 月 7 日函館競馬場第 1 2 回函館 6 月 14 日 ~ 7 月 20 日福島競馬場第 3 回福島 10 月 18 日 ~11 月 2 日新潟競馬場第 3 回新潟 9 月 13 日 ~10 月 5 日中山競馬場第 2 3 回中山 3 月 1 日 ~ 4 月 20 日 -8-

東京競馬場 第 2 3 回東京 4 月 26 日 ~ 6 月 29 日 中京競馬場 第 2 回中京 3 月 16 日 ~ 3 月 23 日 京都競馬場 第 1 2 回京都 1 月 5 日 ~ 2 月 23 日 阪神競馬場 第 1 2 回阪神 3 月 1 日 ~ 4 月 20 日 小倉競馬場 第 1 回小倉 2 月 9 日 ~ 3 月 2 日 (2) 各種講習会等の実施 1 食品衛生講習会 各競馬場管轄の保健所から講師を招き 衛生管理に万全を期すための講習を実施 した 札幌競馬場 7 月 24 日 函館競馬場 6 月 12 日 福島競馬場 3 月 20 日 新潟競馬場 4 月 10 日 中山競馬場 4 月 4 日 東京競馬場 5 月 16 日 中京競馬場 6 月 20 日 京都競馬場 4 月 4 日 阪神競馬場 5 月 23 日 小倉競馬場 1 月 23 日 2 保健所による立入検査の立会 競馬開催の前に実施される保健所の立入検査に立会い その結果に基づき競馬場 に報告するとともに業者への衛生管理指導を行った 札幌競馬場 7 月 24 日 函館競馬場 6 月 12 日 福島競馬場 4 月 3 日 新潟競馬場 4 月 10 日 中山競馬場 4 月 4 日 東京競馬場 4 月 25 日 中京競馬場 実施なし 京都競馬場 5 月 9 日 阪神競馬場 6 月 7 日 小倉競馬場 8 月 8 日 3 食堂 売店内のねずみ 害虫駆除 法令に基づいて厨房設備を有する食堂 売店内のねずみ 害虫駆除の実施及び定 期点検を行った 札幌競馬場 ( 前期スタンド改築の為実施なし ) 12 月 2 日 函館競馬場 5 月 23 日 11 月 21 日 福島競馬場 2 月 19 日 8 月 18 日 新潟競馬場 6 月 25 日 12 月 18 日 中山競馬場 2 月 3 日 ~ 2 月 25 日 8 月 4 日 ~ 8 月 26 日 東京競馬場 3 月 24 日 ~ 4 月 3 日 9 月 1 日 ~ 9 月 11 日 中京競馬場 4 月 15 日 ~ 4 月 16 日 10 月 15 日 ~10 月 28 日 京都競馬場 5 月 1 日 10 月 2 日 阪神競馬場 5 月 7 日 11 月 5 日 小倉競馬場 4 月 9 日 10 月 8 日 4 防火 防災等の施設管理上の指導 監督 競馬場が実施する防火 防災等施設管理上の指導の補助を行うとともに 消防訓 -9-

訓練に参加した 札幌競馬場 7 月 10 日 7 月 12 日 11 月 1 日 函館競馬場 6 月 5 日 6 月 28 日 福島競馬場 3 月 20 日 5 月 25 日 6 月 12 日 10 月 2 日 10 月 5 日 新潟競馬場 4 月 10 日 7 月 13 日 7 月 17 日 11 月 24 日 中山競馬場 2 月 13 日 7 月 13 日 11 月 20 日 11 月 22 日 東京競馬場 1 月 17 日 4 月 10 日 4 月 11 日 9 月 26 日 10 月 19 日 中京競馬場 3 月 6 日 6 月 20 日 8 月 16 日 11 月 21 日 12 月 13 日 京都競馬場 4 月 4 日 9 月 26 日 5 月 17 日 阪神競馬場 2 月 14 日 5 月 23 日 7 月 27 日 8 月 29 日 11 月 21 日 小倉競馬場 1 月 23 日 7 月 3 日 12 月 1 日 5 接客サービス講習会 接客サービス向上を図るため専門講師により講習を実施した 札幌競馬場 7 月 25 日 函館競馬場 6 月 5 日 福島競馬場 6 月 12 日 新潟競馬場 7 月 17 日 中山競馬場 11 月 20 日 東京競馬場 9 月 26 日 中京競馬場 7 月 11 日 京都競馬場 12 月 12 日 阪神競馬場 8 月 29 日 小倉競馬場 7 月 3 日 (3) 食堂 売店運営委員会の開催に関する競馬場との連絡調整事務 食堂 売店運営委員会の開催に伴う事務 決定事項等の食堂 売店への指示及び指 導や競馬場との連絡調整に係る事務手続きを行った 1 食堂 売店運営委員会の開催に関する業務 委員会に必要な資料の作成 委員会での諸提案 説明を行うとともに 決定事項 について食堂 売店業者に伝達 指導を行った 本年度においては 次のとおり開催された 札幌競馬場 7 月 10 日 函館競馬場 6 月 5 日 福島競馬場 3 月 20 日 6 月 12 日 10 月 2 日 新潟競馬場 4 月 10 日 7 月 17 日 中山競馬場 2 月 13 日 11 月 20 日 東京競馬場 1 月 17 日 4 月 11 日 9 月 26 日 中京競馬場 3 月 6 日 6 月 20 日 11 月 21 日 京都競馬場 4 月 4 日 9 月 26 日 12 月 12 日 阪神競馬場 2 月 14 日 5 月 23 日 8 月 29 日 11 月 21 日 小倉競馬場 1 月 23 日 7 月 3 日 2 食堂 売店業者との契約手続及び貸付料等の請求事務 競馬場と食堂 売店業者との契約手続き及び貸付料 光熱水料等の請求事務を代 行した (4) 食堂利用者アンケート調査の実施 東京 中山 京都 阪神競馬場において 食堂利用者出口調査を実施し 集計分析 を行い 評価についてJRAに報告をするとともに 食堂別に指導を行った -10-

Ⅲ. 総務報告 1. 役員会等に関する事項 (1) 理事会の開催概要第 1 回理事会 ( 定例 ) 2 月 21 日 ( 金 ) ( 議決事項 ) 第 1 号平成 25 年度事業報告 ( 案 ) について (H25.2.1~H25.12.31) 第 2 号平成 25 年度決算 ( 案 ) について (H25.2.1~H25.12.31) 第 3 号公益目的支出計画実施報告 ( 案 ) について第 4 号評議員の選定 ( 案 ) について第 5 号理事及び監事の選定 ( 案 ) について第 6 号第 1 回評議員会 ( 定時 ) の開催 ( 案 ) について ( 報告事項 ) 会長及び副会長の職務の執行状況第 2 回理事会 ( 臨時 ) 3 月 17 日 ( 月 ) ( 議決事項 ) 第 1 号会長及び副会長の選定 ( 案 ) について第 3 回理事会 ( 決議の省略 ) 6 月 30 日 ( 月 ) ( 議決事項 ) 第 1 号一般財団法人競馬共助会職員就業規則の一部改正 ( 案 ) について第 4 回理事会 ( 臨時 ) 9 月 26 日 ( 金 ) ( 議決事項 ) 第 1 号一般財団法人競馬共助会給与規程の一部改正 ( 案 ) について第 2 号一般財団法人競馬共助会本部事務所移転について第 3 号評議員の選定 ( 案 ) について第 4 号監事の選定 ( 案 ) について第 5 回理事会 ( 定例 ) 11 月 28 日 ( 金 ) ( 議決事項 ) 第 1 号平成 27 年度事業計画 ( 案 ) について第 2 号平成 27 年度収支予算 ( 案 ) について ( 報告事項 ) 会長及び副会長の職務の執行状況 (2) 評議員会の開催概要第 1 回評議員会 ( 定時 ) 3 月 17 日 ( 月 ) ( 議決事項 ) 第 1 号平成 25 年度事業報告 ( 案 ) について (H25.2.1~H25.12.31) 第 2 号平成 25 年度事業決算 ( 案 ) について (H25.2.1~H25.12.31) 第 3 号公益目的支出計画実施報告 ( 案 ) について第 4 号評議員の選任 ( 案 ) について第 5 号理事及び監事の選任 ( 案 ) について第 2 回評議員会 ( 決議の省略 ) 3 月 25 日 ( 月 ) ( 議決事項 ) 第 1 号評議員の選任 ( 案 ) について第 2 号監事の選任 ( 案 ) について第 3 回評議員会 ( 定時 ) 12 月 8 日 ( 月 ) 第 1 号平成 27 年度事業計画 ( 案 ) について第 2 号平成 27 年度収支予算 ( 案 ) について -11-

2. 役員及び評議員の異動 (1) 監事の異動 平成 26 年 10 月 6 日 武部俊一 ( 非常勤 ) 退任古川四一 ( 非常勤 ) 選任 (2) 評議員の異動 平成 26 年 3 月 17 日 井上 真退任 杉本 透 二ノ宮敬宇 谷崎 潤選任 日置耕司 鈴木伸尋 平成 26 年 10 月 6 日 小畠 薫退任 尾関道春 朝井 洋選任 西川浩明 3. 職員に関する事項 ( 平成 26 年 12 月 31 日現在 ) 職員数 前年度比増減 平均年齢 平均勤続年数 89 名 ( 男 39 名 ) -2 名 ( 男 -2 名 ) 46 歳 ( 男 46 歳 ) 16 年 ( 男 17 年 ) ( 女 50 名 ) ( 女 0 名 ) ( 女 46 歳 ) ( 女 15 年 ) 常勤嘱託 35 名及び開催嘱託 9 名を含む 4. その他 (1) 業務検査平成 26 年 9 月 11 日日本中央競馬会による平成 26 年コンプライアンス監査 ( 監事 コンプライアンス推進室 ) (2) 官公庁関係平成 26 年 11 月 10 日本部事務所移転登記 < 附属明細書の省略 > この事業報告には 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則 第 34 条第 3 項に規定する附属明細書 事業報告の内容を補足する重要な事項 に該当する事項はないため 省略した -12-