「品質保持期限及び賞味期限の用語の統一について」

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類業組合等に関する法律 ( 昭和 28 年法律第 7 号 ) 第 86 条の6 第 1 項の規定に基づく酒類の表示の基準において原産地を表示することとされている原材料及び米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 平成 21 年法律第 26 号 ) 第 2 条第 3 項に規定す

イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

第 4 回食品表示検定試験 ( 上級 ) 問 3 に関する講評 問 3 では 表示ラベルの間違いを指摘し 正確な表示を作成するために必要な知識を有 しているかを確認する 問 3-1 題材とした ヨーグルト は 乳製品 であり 乳等表示基準府令 の対象品目である また 乳製品に関する公正競争規約 が制

上ある場合は 現行ルールと同様 3カ国目以降を その他 と表示することができる 一方 冠表示には いちごジャム の いちご のように 商品を特徴付ける原料が商品名に含まれるものの他に ブルーベリーガム の ブルーベリー のように 風味を表しているもの さらには たいやき の 鯛 のように 商品名自体

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( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

食品表示法における酒類の表示の Q&A 目次 総則 ( 問 1) ( 問 2) ( 問 3) ( 問 4) ( 問 5) ( 問 6) ( 問 7) どのような食品が食品表示基準の適用を受けますか 食品表示基準では 加工食品は一般用加工食品と業務用加工食品に区分されますが それぞれどのような酒類が該

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2012年○月○日(第1版)

○食品表示マニュアル改版/前付け~3(6)

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事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

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別添 3 意見公募要領 1 意見公募対象 集 電波法施行規則等の一部を改正する省令案及び関係告示の制定 改正案に対する意見募 2 意見公募の趣旨 目的 背景令和元年 5 月 17 日に公布された電波法の一部を改正する法律において 適合表示無線設備ではない小電力無線設備の実験等利用に関する特例の整備等

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2012年○月○日(第1版)

再生材料や部品の利用促進を具体的に進めていることから その努力を示すものとして 本規格では マテリアルリサイクル及びリユースのみを対象としている 機器製造業者が直接その努力に関わるという 観点からも 本規格では 再生資源をマテリアルリサイクルのみに限定している Q5) 自らが資源循環利用をコントロー

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

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総額表示義務に関する消費税法の特例に係る不当景品類及び不当表示防止法の 適用除外についての考え方 平成 25 年 9 月 10 日一部改定平成 27 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 4 月 1 日一部改定平成 28 年 11 月 28 日消費者庁 第 1 はじめに 1 法律の概要等消費税の

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改 正 平成 17 年 10 月 27 日農林水産省告示第 1616 号 改 正 平成 17 年 12 月 27 日農林水産省告示第 1999 号 改 正 平成 18 年 1 月 11 日農林水産省告示第 26 号 改 正 平成 18 年 2 月 17 日農林水産省告示第 169 号 改 正 平成

特定個人情報の取扱いの対応について

商品特性と取引条件 商品名 (1) 展示会 商談会シート 記入日 : 最もおいしい時期 (2) 賞味期限 消費期限 (3) 主原料産地 ( 漁獲場所等 )(4) JAN コード (5) 内容量 (6) 希望小売価格 ( 税込 )(7) 1ケースあたり入数 (8) 保存温度帯 (9) 発注リードタイム

基金通信

ロゴマーク使用取扱要領 (2)

月刊こう食品法令 2017年8月号

旧制度からの主な変更点 1 加工食品と生鮮食品の区分の統一 JAS 法と食品衛生法において異なる食品の区分について JAS 法の考え方に基 づく区分に統一 整理 新たに加工食品に区分されるもの さん現行の食品衛生法では表示対象とはされていない 軽度の撒塩 生干し 湯通し 調味料等により 簡単な加工等

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

者委員会委員長が10 件の前提条件と3 件の付帯意見を付した 異例とも思える形の答申になりました この答申を踏まえて 近く一部改正された食品表示基準等が告示されると仄聞しています 食品表示部会委員各位の真摯な議論にもかかわらず 答申書に 別紙 1の1.~10. の実施を前提として と明記されたことは

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HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品

1. 口座管理機関 ( 証券会社 ) の意見概要 A 案 ( 部会資料 23: 配当金参考案ベース ) と B 案 ( 部会資料 23: 共通番号参考案ベース ) のいずれが望ましいか 口座管理機 関 ( 証券会社 ) で構成される日証協の WG で意見照会したところ 次頁のとおり各観点において様々

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レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約一部変更新旧対照表 ( 平成 27 年 3 月 1 日現在 ) ( 目的 ) 変更案現行 第 1 条この公正競争規約 ( 以下 規約 という ) は 不当景品類及び不当表示防止法 ( 昭和 37 年 法律第 134 号 ) 第 11

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注 ) 材料の種類 名称及び使用量 については 硝酸化成抑制材 効果発現促進材 摂取防止材 組成均一化促進材又は着色材を使用した場合のみ記載が必要になり 他の材料については記載する必要はありません また 配合に当たって原料として使用した肥料に使用された組成均一化促進材又は着色材についても記載を省略す

2. 意見の概要と市の考え方寄せられた意見の概要及び意見に対する市の考え方は次のとおりです 意見書の内容意見に対する市の考え方 前文 に条例の基である 言語 の位置づけを明確に示し 前文 に手話は言語として位置づけられている旨の記載条例の策定趣旨を理解しやすくしてください を追加しました また 前文

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

2 前項の申請書には 次に掲げる書類を添付しなければならない ただし 当該申請者が 当該書類に記載された事項をインターネットの利用その他適切な方法により公表している場合であって 当該事項を確認するために必要な事項を記載した書類を同項の申請書と併せて提出するときは 当該事項を記載した書類の添付を省略す

こと 社内規程において 不当表示等が発生した場合に係る連絡体制 具体的な回収等の方法 関係行政機関への報告の手順等を規定すること 3 表示等に関する情報の確認の例 (1) 企画 設計段階における確認等 企画 設計段階で特定の表示等を行うことを想定している場合には 当該表示等が実現可能か ( 例えば

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

手続には 主たる債務者と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか 手続には 保証人と対象債権者が相対で行う広義の私的整理は含まれないのでしょうか A. 利害関係のない中立かつ公正な第三者 とは 中小企業再生支援協議会 事業再生 ADRにおける手続実施者 特定調停における調停委員会

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5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

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別紙 2 再意見公募要領 1 再意見公募対象先般の意見募集 ( 平成 30 年 10 月 27 日 ( 土 )~ 同年 11 月 26 日 ( 月 )) において提出された以下の省令改正案等に対する意見 諮問事項 電気通信事業法施行規則 ( 昭和 60 年郵政省令第 25 号 ) ( 網機能提供計画

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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A.22 にんじんジュース及びにんじんミックスジュース A.23 水産物缶詰及び水産物瓶詰 A.24 果実飲料 A.25 農産物缶詰及び農産物瓶詰 ( たけのこ缶詰及びたけのこ瓶詰 ( 全形及び 2 つ割 りに限る ), たけのこ大型缶詰 ( 全形 ( 傷を除く ) 及び 2 つ割りに限 る ),

の差については確認できないが 一般的に定温で流通している弁当の管理方法等についてアンケートにより調査した その結果 大部分の事業者が管理温度の設定理由として JAS 規格と同様に食味等の品質の低下及び微生物の繁殖を抑えることを挙げ 許容差は JAS 規格と同様に ±2 としていた また 温度の測定方

はじめに フード コミュニケーション プロジェクト (FCP) では 参加事業者にとっての 立ち返るべき原点 を明確にすること 新たな事業者にFCPへの参加を呼びかける契機とすること そして消費者からのFCPへの理解と共感を獲得することを目的に プロジェクト アイデンティティを策定いたしました これ

個人情報保護規定

平成30年度シラバス作成要領

的な名称をもって表示する 二 ~ 三 2~3 添加物 内容量又は固形量 1 及び内容総量 特定商品の販売に係る計量に関する政令 ( 平成五年政令第二百四十九号 ) 第五条に掲げる特定商品については 計量法 ( 平成四年法律第五十一号 ) の規定により表示することとし それ以外の食品にあっては内容重量

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( 考慮すべき視点 ) 内管について 都市ガスでは需要家の所有資産であるがガス事業者に技術基準適合維持義務を課しており 所有資産と保安責任区分とは一致していない LPガスでは 一般にガスメータの出口より先の消費設備までが需要家の資産であり 資産区分と保安責任区分が一致している 欧米ではガスメータを境

資料3

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

130306異議申立て対応のHP上の分かりやすいQA (いったん掲載後「早く申請してください」を削除)

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目次 1 現行の食品の産地表示 1 2 原料原産地表示対象品目拡大の推移 2 3 原料原産地表示のこれまでの検討経緯 3 4 本検討会開催の経緯 6 ( 参考 ) 食品表示一元化検討会報告書 ( 抜粋 ) 7 消費者基本計画 ( 抜粋 ) 食料 農業 農村基本計画 ( 抜粋 ) 8 総合的な TPP

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バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

JAS情報 indd

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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2 第 3 条について (2) と (3) を別だてする趣旨がわかりません 知識 経験を有し 市長が必要と認める者 で良いと思います 第 3 条第 2 項第 2 号に規定する 知識経験を有する者 とは 市民の参画と協働に関する深い知識や豊富な経験を有する方のことです また 同項第 3 号の規定は 公

版 知る前契約 計画 に関する FAQ 集 2015 年 9 月 16 日 有価証券の取引等の規制に関する内閣府令が改正され いわゆる 知る前契約 計画 に係るインサイダー取引規制の適用除外の範囲が拡大されています 日本取引所自主規制法人に寄せられる 知る前契約 計画 に関する主な

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

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問 1-2 法第 5 条の3 第 1 項で義務付けられている労働条件明示は いつまでに行わなければならないのか 労働条件明示は 求職者等と最初に接触する時点までに 労働条件に関する全ての事項を明示することが原則です 指針第 3の1(4) イ 例えば ホームページへの募集要項の掲載や求人広告の掲載等を

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指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

(別紙2)保険会社向けの総合的な監督指針(新旧対照表)

Transcription:

資料 1 平成 17 年 11 月 29 日 農林水産省 加工食品品質表示基準の一部改正に対する意見募集の結果について 加工食品品質表示基準の一部改正について 平成 17 年 10 月 5 日から11 月 4 日までの間 パブリック コメントを募集しました 今般 その結果を下記のとおりとりまとめましたので お知らせいたします なお パブリック コメントの対象ではありませんが 第 25 回食品の表示に関する共同会議資料 1 加工食品品質表示基準第 5 条 ( 特色のある原材料等の表示 ) の考え方について ( 案 ) に対しても御意見が寄せられましたので 参考までに回答をお示しします 記 1. 意見募集方法の概要 (1) 意見募集の周知方法 意見募集要領及び参考資料を農林水産省のウエブサイトに掲載 農林水産省及び地方農政局等の窓口で関連資料を配付 (2) 意見提出期間平成 17 年 10 月 5 日から11 月 4 日まで ( 郵送の場合は11 月 4 日消印有効 ) (3) 意見提出方法インターネット 郵送又はFAX (4) 意見提出先農林水産省消費 安全局表示 規格課 2. 意見募集の結果 1 全件数 インターネットによるもの 2 郵送又はFAXによるもの 8 件 合 計 29 件

2 分類別件数 提出総数ベース単位 : 件 インターネット 郵送 FAX 1 消費者団体 0 0 2 生産者団体 2 0 3 事業者 事業者団体 10 6 4 個人 9 2 5 その他 不明 0 0 3 全意見農林水産省ホームページから御覧いただけます (http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/sougou_syokuryou/kyodo_kai gi/wakariyasui_hyoji.htm) 3. 提出された意見 情報に対する考え方 別紙のとおり 問合せ先 農林水産省消費 安全局表示 規格課担当 : 足立 梅田 TEL:03-3502-8111( 内 )3309 TEL:03-3501-3727( 夜間直通 )

加工食品品質表示基準の一部改正案等への意見と考え方 別紙 総論 分類 主な意見 件数 回答 総論 改正に賛成 6 件引き続き わかりやすい食品表示の実現に向けて取り組んでまいります わかりやすい表示は大切であるが 度重なる加工食品品質表示基準の改正は食品産業にとって非常に痛手であるため 十分な議論の上 実施して欲しい 4 件 加工食品品質表示基準の改正に当たっては 学識経験者 消費者 製造業者等で構成される 食品の表示に関する共同会議 において 十分な議論を行っており 今回の改正についても 合計 7 回の共同会議において議論されています 今回の加工食品品質表示基準の改正は個別品質表示基準のある加工食品まで適用されるのか 今回の改正は 加工食品品質表示基準の改正であり 個別品目の品質表示基準を改正するものではありません 個別品質表示基準において表示方法について別に定めがある場合には これに従い表示を行う必要があります なお 個別品目の品質表示基準が定められている品目であっても 当該基準に定めのない事項については 加工食品品質表示基準が適用されます 移行期間 わかりやすい表示の実現のためには消費者にも広く知識を共有してもらうことが必要であるため 消費者 製造者向けの表示についての広報活動等を積極的に行って欲しい 加工食品品質表示基準の改正にあたっては 業界関係者への説明 指導等の面も配慮して欲しい 従来販売者と製造者 加工包装業者 輸入業者等を併記する際の考え方が分かり易く明示されていなかった経過から 必ずしも 表示内容に責任を持つ者 が一括表示枠内に記載されていない実態があるため 施行にあたっては表示切り替え時に包装資材を無駄に破棄する事態が起きないよう最低 1 年程度の経過措置期間を設定して欲しい 包材の在庫処理や表示切替えのために2 年程度の猶予期間を設けて欲しい 特色のある原材料についての考え方が変わることから 猶予期間を設けて欲しい これまでも パンフレットの配布 説明会の開催などを通じて JAS 法に基づく品質表示基準制度について 消費者 製造業者等への周知に努めているところあり 今回の加工食品品質表示基準の改正についても 十分な周知を行ってまいります 3 件御指摘の趣旨を踏まえ 2 年程度の移行期間を設けることといたします 1

一括表示の弾力化について 分類 主な意見 件数 回答 総論 別記様式による表示と同等程度にわかりやすく表示する場合 別記様式と同等程度に分かりやすい表示とは 例えばプライスラベルのよう に限り別記様式以外の表示でもよいこととされているが 同等程度とはどのように理解すればよいか に 必要事項が一括して見やすく表示されているような場合を指します 具体例はQ&Aでお示しします 別記様式の 原材料名 の事項名を 原材料 と表記することなどは 一般常識をもってこれらは同一の意味を示していることが容易に判断できることから 安易に取締らないで欲しい 別記様式の 製造者 の事項名を 製造元 等と表示することも認めるなど 一括表示弾力化の趣旨を明確にするため 別記様式備考は削除すべき 賞味期限 内容量を別記様式の最下段に記載したい場合があるが そのような場合は表示項目の順番を変えることは可能か 別記様式の枠は必ずしも必要でないという理解でよいか 表示に用いる文字及び枠の色は 背景の色と対照的な色とすること とは 別記様式によらない表示 にも適用されるという理解でよいか 一括表示は今後とも継承し 表示事項名の削除を進め 別記様式内にリサイクルマーク 公正マークなどの併記を認めるべき 原材料名 賞味期限 保存方法を別途記載したとき 別途記載云々の断り書きを省略できるようにさらに緩和して欲しい 一括表示の弾力化は メーカーにとっては良い改正であるが 消費者にとっては 記載事項が分散され見づらくなる懸念が残る 消費者に有益な情報として 開封後はなるべく早くお召し上がりください と別記様式内に記載することは可能か 18 年 10 月から原料原産地表示が義務化となるが 移行期間内で消化しきれない包装資材を有効活用するため 一括表示部分に近接した箇所に原料原産地名のシールを貼付する方法も可能か 御理解のとおりです 何について表示してあるかを明確にするため 原則として事項名の表示は必要です また リサイクルマークや公正マークなど法令に基づくマークについては 他の表示事項が見づらくならないよう工夫の上 別記様式内に表示することが可能です わかりやすい表示のためには 一括表示部分に 本面上部に記載 のように記載箇所を具体的に示すことが必要と考えます 今後とも表示は別記様式で行うことが基本であり 別記様式以外で表示できるのは別記様式と同等程度に分かりやすく一括して表示する場合に限られます また 別記様式から名称 内容量を省略できるのは これらが商品の主要面に見やすく表示されている場合であり 消費者にとって見づらくなることはないと考えます 今回の改正により可能となります 具体例は Q&A でお示しします 原材料名 を 原材料 としたり 製造者 を 製造元 とするなど 消費者に表示内容の誤認を与えない事項名で表示を行うことも可能となります なお 別記様式の備考については 第 4 条第 2 項 (1) に基づき 別記様式により表示を行う場合の留意事項等を定めるものであり これを削除することはできません また 一括表示弾力化の趣旨は 同項 (1) の但書の規定等により 明らかにされています 別記様式の項目順を変えて表示したり 枠を省略するなども 別記様式と同等程度にわかりやすいとみなされる場合には認められます 具体例は Q&A でお示しします 今回の改正により可能となります 包装資材の有効利用のためにも このような表示方法を是非御活用ください 2

名称 内容量 食品包装の表面に品名を記載した時は 別記様式の名称欄を削除した残り 5 項目のみを表示すればよいのか 商品の一般的名称を商品の主要面に見やすく表示する場合には 別記様式の名称欄を省略することが可能となります 個別品質表示基準の規定されている加工食品について 名称と内容量を主要面に記載した場合 一括表示部分に重ねて表示する必要はないと考えて良いか 個別品表のある食品についても 名称 内容量の省略や原材料名の別途記載ができるようにして欲しい 今回の改正は 加工食品品質表示基準の改正であり 個別品目の品質表示基準を改正するものではありません 個別品目の品質表示基準において定められている表示の方法に係る基準は 当該品目の製造 販売実態を踏まえ定められているものであり これに従った表示を行う必要があります 例えば 個別品目の品質表示基準により 一括して表示すべき事項 として名称 内容量が規定されている場合には 名称 内容量を商品表面に明記していても 一括表示欄においてこれらを省略することはできません 消費者が容易に商品比較を行うことができるよう 名称と内容量も他の表示事項と一括して記載すべき どのような名称が一般的な名称にあたり 一括表示部分の表示が省略可能なのか Q&A で明確にして欲しい 商品名に とんかつソース と記載し 別記様式から名称を省略した場合 この とんかつソース は 濃厚ソースなのか 中濃ソースなのかの区別がつかなくなるのではないか 名称と内容量を一括表示部分において省略できるのは これらを商品の主要面に見やすく表示する場合です したがって このことにより 消費者の商品比較が困難になることはないものと考えられます また この表示方法の活用により 空いたスペースを有効利用し より文字を大きくする 更なる情報提供を行うなどの工夫をすることにより 消費者にとってよりわかりやすい情報提供が可能となります どのような名称が一般的名称であるかについては 消費者への定着状況を踏まえつつ 消費者に誤認を与えることのないように まずは表示に責任を有する事業者自らが判断すべきものです 個別品目の品質表示基準の中に一括表示が規定されてない品目については 今回の加工食品品質表示基準の改正により 当該名称を商品表面に明瞭に記載する場合に限り 一括表示部分の名称を省略できます ウスターソース類についてはこれに該当しますが ウスターソース類品質表示基準 ( 平成 12 年 12 月 19 日農林水産省告示第 1666 号 ) において 中濃ソース 濃厚ソース 等の表示を行うことが義務づけられていることから とんかつソース という商品名に近接して 中濃ソース 等と明瞭に表示する場合に限り 別記様式の名称を省略することが可能となります 内容量の表示を 一括表示部分に記載箇所を表示することにより 一括表示部分以外の箇所に記載できるようにしてほしい 御意見は今回の改正の趣旨に合致するものであるため 加工食品品質表示基準の改正に反映させることとします 3

原材料の表示( 複合原材料 おかず等 ) について 分類 主な意見 件数 回答 複合原材料 複合原材料の規定について 原材料の当該複合原材料に占める の部分を 当該複合原材料の原材料が 製品の原材料に占める に修正して欲しい ( ( ウ ) 複合原材料の製品の原材料に占める重量の割合が5% 未満のとき との整合を図るため ) 使用した原材料はすべて記載することが原則である中で 複合原材料については 表示が煩雑になることを考慮し 当該複合原材料に占める重量順が3 位以下であり かつ 当該複合原材料に占める重量割合が5% 未満の原材料について 例外的に その他 と表示することを認めるものであり 省略可能な原材料をこれ以上拡大することは考えていません 複合原材料の名称からその原材料が明らかなとき とは具体的にどの様なものを指すのか Q&A で記載して欲しい 例えば 鶏唐揚げ エビフライ などですが 具体例は Q&A でお示しします 第 4 条 (2) ウの表に 魚肉すり身 乳等を主要原料とする食品 を追加して欲しい 複数の複合原材料に同じ賦形剤が含まれている場合など ばらして合算して記載したほうが合理的と考えられる場合には ばらして表示することも認めて欲しい 複数の複合原材料に 食塩 を使用した場合 食塩 の原材料に占める割合が推定出来るのであれば合算した場合の順位により 1 箇所に記載することを認めて欲しい 複合原材料の表示について アレルギー物質を含むため 3 ~5 番目に 小麦 等と記載した場合 その後の複合原材料は その他 と記載してよろしいか また 省略しなかった場合 ただしがきによる 5% 以上であると誤解される恐れは無いか 複合原材料の原材料で その他 とまとめた原材料の中で特定のものを抜き出して表示することはできないことを Q&A で明確化すべき 5% 未満の原材料を その他 と記載するのではなく 省略できるようにして欲しい 魚肉すり身 及び 乳又は乳製品を主要原料とする食品 は いずれも複合原材料の名称からその原材料が明らかな原材料とみなされますので 個別品目の品質表示基準で特段の規定がある場合を除き 原材料名として 魚肉すり身 又は 乳又は乳製品を主要原料とする食品 と表示することが可能です ただし これらに食品添加物やアレルギー物質を含む食品を用いた場合には 食品衛生法に基づき適切に表示する必要があります 御意見の場合のように ばらして表示する方がわかりやすいと考えられる場合には 個別品目の品質表示基準で特段の規定がない場合 ばらして表示することも可能である旨を Q&A で明確化します アレルギー物質に関する情報の提供の観点から 例えば 複合原材料中の重量順で 5 位かつ 5% 未満の 小麦 を表示したい場合 小麦 までの原材料を重量順に表示し 6 位以下の原材料を その他 と表示することが可能です また 5% 未満である 3 位又は 4 位の原材料を その他 でくくり 5 位の 小麦 を繰り上げて表示することは認められません このように 複合原材料の原材料のうち その他 とまとめた原材料の中で重量順位の低いものを抜き出して表示することはできないことを Q&A で明確化します なお その他 とまとめて記載した原材料の中に食品添加物やアレルギー物質を含む食品を用いた場合には 食品衛生法に基づき適切に表示する必要があります 5% 未満の原材料を省略することは 表示された原材料以外のものを使用していないとの誤認を与えることとなり 消費者への情報提供として適切ではないため認められません なお その他 とまとめて記載した原材料の中に食品添加物やアレルギー物質を含む食品を用いた場合には 食品衛生法に基づき適切に表示する必要があります 4

おかず どのようなものを おかず と表示できるかを Q&A で明確にして欲しい 具体例は Q&A でお示ししますが 外部から容易に識別できる副食物は限定的なものではありません Q&A を参考にしつつ 消費者の一般的な認識を踏まえ 事業者が判断することが必要です 他規定 個別品質表示基準に規定がない食品についても 同種の原材料を括弧で括って記載することを認めて欲しい 個別品目の品質表示基準で特段の規定がない食品について 同種の原材料を括って表示する方がわかりやすい場合にあっては このような表示が可能である旨を Q&A で明確化します 個別品質表示基準で原材料名の表示方法の規定がある食品について その他の表示方法も認めて欲しい 個別品目の品質表示基準に原材料の表示方法について規定がある食品については 当該個別品目の品質表示基準に従って表示することが必要です 報告書に 原材料の名称を最終製品を製造する事業者が使用する状態の原材料を基本とする とあるが 飲用乳の表示に関する公正競争規約では 脱脂乳 や クリーム を 生乳 と表記できるように最近改正され 内容に矛盾が生じている 公正競争規約や食品衛生法等他法令で記載方法等の定めがある場合には それに従って表示を行うことが必要です ( なお 関係機関に照会しましたが 御意見にあるような乳飲料の表示に関する公正競争規約の改正については 確認できませんでした ) その他 食品添加物製剤中の食品添加物以外の原材料 すなわち食品添加物製剤中の食品素材の表示はどのように行えば良いか 使用量がわずかであり製品に影響を及ぼさない食品添加物製材中の食品素材については 表示が必要な原材料に該当しないことを Q&A で明確化します なお 表示が必要な原材料に該当しない場合でも 食品衛生法に基づきアレルギー表示を適切に行う必要があります 製造者等の表示について 分類 主な意見 件数 回答 総論 JAS 法上の表示に責任を有する者を 当該者を表す最も適切な事項名で表示 製造者 販売者 等の項目名を一本化してほしい することが必要であり 製造者 販売者 等の項目名の一本化は考えていません 製造者 販売者を一括表示部に連名で記載することは可能か 製造者等の記載方法について Q&A などで明確化してほしい 改正案の 製造業者等のうち 表示内容に責任を有する者の氏名又は名称及び住所を記載すること と 従来の 表示を行う者 とどう違うのか 製造者 販売者を一括表示部分に連名で記載することも可能ですが いずれの者が表示に責任を有する者であるかについて 両者の間で合意しておくことが必要です 具体的な記載方法について Q&A で明確化します これまでの考え方に変更はありませんが 従来 別記様式の備考において 表示を行う者 とのみ規定されていたことにより 表示責任の所在が曖昧なまま複数の者が表示される事例も見受けられたことから 考え方を明確化するものです 加工者 包装業者 等の区分を明確とし 消費者窓口 リコール等の責任者である者の明確化を通じた意識の再啓発が必要 今回の加工食品品質表示基準の改正において 表示内容に責任を有する者 ( 製造者 加工者 輸入者又は販売者 ) を表示しなければならないことが明確化され 消費者窓口 リコール等についても責任を有するものと考えます 5

特色のある原材料の表示について ( 第 25 回食品の表示に関する共同会議資料 1 加工食品品質表示基準第 5 条 ( 特色のある原材料等の表示 ) の考え方について ( 案 ) についての意見 ) 分類主な意見件数回答特色のある原特色のある原材料の表示に該当する 品種名 銘柄 ブランド材料名 の定義を明確にして欲しい 静岡茶に宇治茶をブレンドした場合も 宇治茶使用 が義務付けられるのか 特色のある原材料の表示について 煎茶 と 抹茶 を使用し 抹茶入り と表示した緑茶飲料の場合 原材料名欄の表示は 緑茶 ( 煎茶 抹茶 ) と表示することでよいか 抹茶入り玄米茶 の場合 原材料は 抹茶 又は 緑茶 と 玄米 と表示することができるか どのようなものが特色のある原材料に該当するのかについて その考え方をQ &Aでお示しします 宇治茶 は特色のある原材料に該当しますが 宇治茶 を使用したものに必ず 宇治茶使用 と表示しなければいけないわけではありません 宇治茶使 用 と強調して表示したい場合には 緑茶に占める 宇治茶 の割合を併記してください 御理解のとおりです なお 煎茶より抹茶の使用量が多い場合は 緑茶 ( 抹茶 煎茶 ) と表示することとなります 使用した緑茶のうち抹茶を強調して商品表面などに表示する場合 原材料名として 緑茶 ( 煎茶 抹茶 ) のように表示する必要があります 第 25 回共同会議資料 1 の 4(5) の記述について 多種類の砂糖を使用しているものに 黒糖使用 と表示する場合 砂糖 ( 上白糖 グラニュー糖 三温糖 粗糖 黒糖 ) のように記載しなければならないか また 加えた 入り 主体に使用 のように 100% 使用との誤認を与えない表現であればよいのではないか ホンマグロ は特色のある原材料に該当するとされているが 細分化された一般的名称ではないか 複数の香辛料のうち特定の香辛料を強調して ハバネロ入り シソ入り パセリ入り と表示する場合 これまでどおり 原材料名欄には最も一般的な名称として 香辛料 と表示することを認めて欲しい 原料からの抽出物 の使用の例として緑茶飲料があげられているが 飲料はどのような位置づけになっているのか 本記述については 黒糖を使用している旨の強調表示を行った場合に 黒糖を特色ある原材料として砂糖に占める使用割合を表示することを義務づけるべきかについての食品の表示に関する共同会議における議論の中で 黒糖は砂糖の中の一つの分類であることから 砂糖に占める割合表示を義務づける必要はないと整理されたものです ただし 商品の特性として 黒糖を使用することに意味があり その旨を強調表示した場合に 黒糖以外の砂糖を使用しているにもかかわらず 黒糖のみ使用しているとの誤認を与えることを避ける必要があることから黒糖以外の砂糖を使用していることがわかるように原材料表示を行うことを示したものです なお 加えた 入り 等の用語を使用した強調表示であっても 上記の誤認を防止できるとは考えていません 水産物には品種の概念が薄く 一般的に種名が品種に該当すると認識されている ( 例えば マグロ の中の クロマグロ は いちご の中の とちおとめ に相当 ) と考えられることから 水産物の種名については特色のある原材料に該当するものと整理しています 御指摘の特定の名称の香辛料を強調表示する場合には 原材料名としてその他の香辛料も使用している旨が分かるよう表示することが必要です なお 原料に占める割合が 2% 以下であれば 香辛料 とまとめて表示することも差し支えありません 飲料も加工食品品質表示基準の対象である加工食品の一つです ここでは 抽出物使用の例として取り上げたもので 特別な意図はありません 6

特色のある原材料 そばや蜂蜜は そば粉や水あめの割合を表示すべき 加工食品品質表示基準第 5 条の考え方について ( 案 ) の 4 (6) で示された 北大西洋産本マグロ 3% 使用 の様に表示すると逆に本マグロが全体の 3% しか使用していないように誤認されると思う 加工食品品質表示基準においては 一般的名称で表示される原材料の割合表示を義務化することは考えておりません なお 蜂蜜については はちみつ類公正競争規約において はちみつに糖類を加えた場合は 製品に占める糖類の割合を表示すること等が規定されており これに従って表示するべきと考えます 例示は 北太平洋産 を強調する場合のものであり 誤認は与えないものと考えます その他 分類 主な意見 件数 回答 原料原産地 第 4 条第 2 項 (8) の 原料原産地名については 当該地名に対応する原材料が明確となるよう記載すること の意味を解説して欲しい 原料原産地名を原材料と対応させて表示することは 消費者にとってより分かりやすい表示と考える 原料原産地名欄を設けて表示を行う場合 消費者にわかりやすいよう 複数の原材料を使用した加工食品にあっては 国産 A 国産 のように原産地名のみを表示するのではなく 原材料と原産地を対応させて 例えば 国産 ( だいこん にんじん ) A 国産 ( きゅうり ) のように表示することが必要であるということです 詳細は Q&A でお示しします 知名度が高くない地名が多いことから 表示における個別具体的な地名集を作成して欲しい 原料原産地表示では国名を記載することとしているところですが それより詳細な地名の表示については その商品が販売される場所等も考慮し 消費者の認知度も踏まえて 事業者が判断するべきものです 期限表示 現在商品に用いている 賞味期限 の使用意図は 単なる美味しさを意味するものではなく むしろ品質の安定性を意味していることから 品質期限 あるいは 品質保持期限 の方が 一般消費者にとって理解しやすく しかも学術的 ( 食品学など ) にも適した表現である 賞味期限 と 品質保持期限 については 平成 15 年に厚生労働省と共同で開催する 食品の表示に関する共同会議 で検討し パブリックコメントを募集した上で 賞味期限 を表示することとしたものであり 消費者に理解しやすく実態にあった用語であると言えます 第 4 条第 2 項 (6) の解釈について 例えば賞味期限 2006.10.20 の場合 別記様式の賞味期限に 枠外の に記載してあります と記載してあれば 2006.10.20 の印字だけで良いのか 第 4 条第 2 項 (7) の解釈について 記載箇所を表示した箇所には 賞味期限 の印字はいらないのか 一括表示部分に消費期限又は賞味期限の事項名が表示されているので 別途記載する場所に 再度 事項名を表示する必要はありませんが 別途記載する場合に事項名を表示することは 消費者にとってよりわかりやすい表示と言えます 7

その他 お弁当の添加物表示についても簡素化して最低表示項目数を決めるべき 全食品トレサビリティ化早期実現諸外国に負けない表示制度乳等省令では別の表示方法が定められるなど 商品のカテゴリーによって表示方法を定めるのではなく 全ての加工品について一律共通の表示方法を定めるべき 緑茶の場合 登録商標名と名称 ( 茶種 ) とを混同する恐れがあるため 表面へ記載する場合は 名称 : 茶 ( 例 名称 : 煎茶 ) とすべきではないか 食品添加物については 食品衛生法により 使用した量の多寡に関わらず 原則として使用した添加物を表示することとなっています したがって おかず とまとめて原材料表示を行った場合でも 個々のおかずに使用した添加物については 食品衛生法に基づき適切に表示を行う必要があります 御要望として承ります 加工食品については その種類に応じて様々な特性があることから 必ずしも一律共通の表示基準のみでなく 特性に応じた個別の表示基準も必要と考えます 名称が一般的でない場合には 一括表示部分の名称欄に 緑茶 等 一般的名称を表示することとなっており 消費者へ誤認を与えるおそれはないと考えます 報告書に含まれていて品表改定案で触れていない提案事項についても Q&A で具体的説明を行うとともに Q&A 通知の前に説明して欲しい 表示の印字にはインクジェット印字など様々な方法が活用されているので 大きさについてのみの規定としていただきたい 報告書の中の 加工食品品質表示基準の改正を伴わない提案事項については Q&A において具体的説明を行います なお Q&A の説明は Q&A を作成した後 事業者への説明会等の中で行うことを予定しています 日本工業規格 Z8305 に規定する 8 ポイント以上の大きさであれば インクジェット印字など印字の方式は問いません 原材料の不使用 無添加など 使用していないもの についての表示の規定がないため 事業者は都合よく 不使用 無添加 という表示を使用し 消費者は 不使用 無添加 でないものが悪いもののように誤解する可能性がある 消費者にとって誤解のない表示という観点からも 使用していないもの についての表示の規定を制定するよう 検討を開始して欲しい 特色のある原材料の重量比較方法として 濃縮 乾燥等のものは同じ状態に換算して比較するとされているが 原料原産地の主な原材料と決定するときの重量比較も同様と考えて良いか 現時点では 不使用 無添加などについては どの原材料又は添加物を使用していないのかを明確にするとともに 全ての製造段階において不使用 無添加であることを確認した上でその事実を記載するのであれば JAS 法上問題のあるものではないと考えていますが 御要望として承ります 御理解のとおりです 水について表示が不必要のままでよいか検討すべき 原材料として水を記載することの是非については 引き続き関係者間での検討が必要と考えます 8