平成 26 年度沖縄県再任用職員募集要項 第 1 再任用制度の趣旨と目的再任用制度は 本格的な高齢社会に対応し 高齢者の知識 経験を社会において活用していくとともに 年金制度の改正にあわせ 6 0 歳台前半の生活を雇用と年金の連携により支えることを目的とし 高齢職員の雇用を促進するため 6 0 歳台前半に公務で働く意欲と能力のある者を広く採用することができることとするものである また 新規採用とのバランスや組織の活力維持にも十分留意して中長期的な視点から 公務の効率的な運営に必要な人材の確保を図ることを目的として行うものである 第 2 対象者昭和 2 4 年 4 月 2 日から昭和 2 9 年 4 月 1 日までに生まれた者で 以下のいずれかに該当する者 ( 平成 2 5 年 6 月の意向調査対象者については 原則として 再任用を希望すると回答した者に限る ) ( 1 ) 平成 2 6 年 3 月 31 日に定年退職する職員及び現に再任用として勤務する職員 ( 2 ) 定年退職者 ( 過去再任用に応募し採用されなかった者は除く ) ( 3 ) 定年退職日以前に退職した者のうち次に掲げる者ア 2 5 年以上勤続して退職した者であって当該退職日の翌日から起算して 5 年を経過する日までの間にある者イ上記アに該当する者として再任用されたことがある者 第 3 申し込み手続き ( 1 ) 方法ア定年退職予定者及び再任用職員再任用を希望する者は 再任用職員選考採用申込書 ( 別紙様式 1 ) 及び健康診断書又は人間ドック受診結果の写しを 直接人事課に提出する イ上記ア以外の者再任用を希望する者は 再任用職員選考採用申込書 ( 別紙様式 1 ) 履歴書 ( 別紙様式 2 ) 及び健康診断書又は人間ドック受診結果の写しを 直接又は郵送等で人事課に提出する ( 2 ) 提出期限平成 25 年 1 1 月 2 9 日 ( 金 ) まで 第 4 募集する職 ( 1 ) 非現業職員再任用を希望する職員の意向を考慮し 配置する職場の状況を踏まえるとともに 職員の年齢別構成の適正化を図る観点から 原則として短時間勤務での採用を行うこととする ただし 公務上の特別な要請がある場合には フルタイム勤務での採用を行うものとする - 1 -
( 2 ) 現業職員原則としてフルタイム勤務での採用を行うこととする 第 5 採用時の職名原則として行政職は 主査 又は 主任技師 研究職は 主任研究員 として採用する ( ただし 研究職の採用は特別の場合に限る ) 行政職 研究職以外の職位については 行政職に係る職位の取り扱いに準じて取り扱うこととする他 現業職員は 引き続き定年前と同様の職名とする 第 6 業務再任用職員は これまで培った知識や経験を生かし 新たに任用される職名 ( 主査等 ) に応じた全ての業務に従事する 短時間勤務職員の勤務時間は 常勤職員と比べて短いものの 常勤職員が行っている業務と同質の業務を担当し 従来の非常勤職員とは性格が異なるものである 勤務時間の量的な側面を除けば 職責等の面では常勤職員と同等である 第 7 採用方法地公法第 2 8 条の 4 同 2 8 条の 5 に基づく選考採用となる ( 1 ) 定年退職予定者及び再任用職員選考は 再任用職員を採用しようとする職に要求される能力の実証を勤務状況報告 健康状態 勤労意欲及びこれまでの勤務実績等に基づき行う他 必要に応じて個別に面接することにより総合的な観点から行う ( 2 ) 上記 ( 1) 以外の者選考は 再任用職員を採用しようとする職に要求される能力の実証を定年退職前及び再任用時の勤務状況報告 健康状態 勤労意欲及び勤務実績等に基づき行う他 個別に面接することにより総合的な観点から行う 第 8 内定前記第 7 の選考結果に基づき選考委員会の決定により採用者を内定し 2 月上旬頃結果を本人へ通知する ただし 内定後 非違行為があった場合は内定を取り消す 第 9 採用日及び任期 ( 1 ) 採用日は 原則として平成 2 6 年 4 月 1 日とし 同日付けで辞令を交付する ( 2 ) 任期は 原則として平成 26 年 4 月 1 日から平成 2 7 年 3 月 31 日とする - 2 -
参考 60 歳定年退職者の再任用が可能な期間と退職共済年金の関係 定年退職年度 ( 生年月日 ) 再任用上限年齢 ( 年度 ) 63 歳 64 歳 65 歳 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 平成 20 年度 (S23.4.2~S24.4.1) 平成 26 年度 満額年金の支給開始年齢が満 65 平成 21 年度 歳 (S24.4.2~S25.4.1) 平成 22 年度 (S25.4.2~S26.4.1) 平成 23 年度 (S26.4.2~S27.4.1) 平成 24 年度 (S27.4.2~S28.4.1) 平成 25 年度 (S28.4.2~S29.4.1) 平成 26 年度 平成 26 年度 満 61 歳に (S29.4.2~S30.4.1) なるまで無年金となる状況が発生平成 27 年度 (S30.4.2~S31.4.1) 平成 28 年度 平成 38 年度 満 65 歳になるまで (S31.4.2~S32.4.1) 無年金となる状況平成 29 年度 : 再任用が可能な期間 が発生 (S32.4.2~S33.4.1) 平成 30 年度 (S33.4.2~S34.4.1) : 満額年金支給 平成 31 年度 (S34.4.2~S35.4.1) : 誕生日後 満額年金支給 平成 32 年度 (S35.4.2~S36.4.1) : 部分年金支給 平成 33 年度 (S36.4.2~S37.4.1) : 誕生日後 部分年金支給 平成 34 年度 (S37.4.2~S38.4.1) 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 注 ) 年齢は その年度内に到達する年齢を示す 第 1 0 勤務時間及び週休日 ( 1 ) 勤務時間については 常時勤務の職は週 3 8 時間 4 5 分 短時間勤務の職は 1 日 7 時間 45 分以内で週 2 3 時間 15 分勤務とする ( 2 ) 短時間勤務の再任用職員の週休日は日曜日 土曜日に加え 月曜日から金曜日までの間に 2 日以内で設けることができる ( 3 ) 短時間勤務の再任用職員の勤務日については 所属長がその業務に応じて予め定め 本人に通知するものとする ( 4 ) 交替制等勤務職員については 定年前の職員と同様 週休日 勤務時間の割り振りを別に定める * 短時間勤務職員については 例えば 月曜日 水曜日 金曜日といった隔日勤務が可能となる 原則として 土曜日 日曜日を週休日とし 1 日の勤務時間を 7 時間 4 5 分以内としているが 公務の運営上の事情により 特別の形態によって勤務する必要のある短時間勤務職員 ( 交替制等勤務職員 ) については 定年前の職員と同様 週休日及び勤務時間の割振りを別に定めることができる なお フルタイム勤務職員の勤務時間については 定年前の職員と同様の取扱いとなる - 3 -
第 1 1 休暇制度 (1 ) 年次休暇アフルタイム勤務職員 平成 2 6 年 3 月 3 1 日付けで退職し 平成 2 6 年 4 月 1 日付けで再任用される職員は 実質上継続した勤務となることから 退職以前の基準日 ( 平成 2 6 年 1 月 1 日 ) に付与された年次休暇の日数と その時に繰り越した年次休暇の日数の残日数となる イ短時間勤務職員 基本的にはフルタイム勤務職員と同じ扱いとなるが 平成 2 7 年 1 月 1 日を基準日として付与する年次休暇は 勤務時間に比例した日数となる ( 週 2 3 時間 1 5 分 ( 週 3 日 ) 勤務の場合は 12 日 ) (2 ) その他の休暇制度アフルタイム勤務職員 原則として現行の常勤職員と同じ扱いとなる ( ただし 永年勤続職員に対する特別休暇については対象とはならない ) イ短時間勤務職員 原則としてフルタイム勤務職員と同じ扱いとなるが フルタイム勤務職員との勤務条件の均衡を図る必要がある休暇 ( 夏季休暇等 ) は 勤務日数に応じた日数となる 第 1 2 給与 (1 ) 給料月額各級ごとに設定した各級単一の給料月額となる 短時間勤務職員については 3 8 時間 4 5 分に対する 1 週間当たりの勤務時間の割合を乗じて得た額となる (2 ) 昇給制度は適用されない * 再任用職員の給料月額は 職務の級ごとに単一の額が設定されており 再任用後の職務に応じて決定された級に応じた額が支給される また 短時間勤務職員の給料月額は 勤務時間に比例して算出する なお 再任用が最長でも 5 年という短期間の任用制度であることなどを考慮し 昇給制度は適用されない 本県における再任用職員の給料月額について平成 2 5 年度の例を示すと次のと おり 職行政職海事職研究職医療職 (2) 医療職 (3) 現業職 職務の級 3 級 3 級 3 級 4 級 4 級 4 級フルタイム勤 2 5 7, 6 0 0 2 4 8, 4 0 0 2 8 6, 9 0 0 2 5 9, 3 0 0 2 7 5, 5 0 0 2 4 6, 2 0 0 務円円円円円円週 2 3 時間 1 5 分 1 5 4, 5 6 0 1 4 9, 0 4 0 1 7 2, 1 4 0 1 5 5, 5 8 0 1 6 5, 3 0 0 1 4 7, 7 2 0 の短時間勤務円円円円円円 - 4 -
第 1 3 諸手当 ( 1 ) 概要再任用職員に支給される手当の例は次のとおりであり 長期継続雇用を前提にライフステージに応じた生計費の増加等に対処する目的で支給される生活関連手当や 主として人材確保を目的とする手当については支給しないこととなる ( 扶養手当 住居手当 単身赴任手当 特地勤務手当等 ) < 支給する手当例 > 通勤手当 地域手当 時間外勤務手当 休日勤務手当 夜間勤務手当 宿日直手当 特殊勤務手当 また 期末 勤勉手当は合計で年間 給料月額の 2. 1 月分 ( 平成 25 年度 ) が支給される 計 6 月 1 2 月 期末手当 1. 4 5 月分 0. 6 5 月分 0. 8 月分 勤勉手当 0. 6 5 月分 0. 3 2 5 月分 0. 3 2 5 月分 計 2. 1 月分 0. 9 7 5 月分 1. 1 2 5 月分 ( 短時間勤務職員についても 同様に支給される ) ( 2 ) 諸手当の特例 ア 短時間勤務職員の通勤手当 平均 1 か月当たりの通勤所要回数が 常勤職員の概ね半分に満たない職員 の通勤手当の月額は 半額となる イ 短時間勤務職員の時間外勤務手当 1 日あたりの正規の勤務時間と時間外勤務時間が合計 7 時間 4 5 分に達する までの時間外勤務手当の支給割合は 1 0 0 分の 1 0 0となる 第 1 4 医療保険等 ( 1 ) 医療保険及び年金保険アフルタイム勤務職員地共済組合員となる 引き続き共済年金に加入するため 部分年金は支給されない ただし 退職後の年金額は加算されることになる イ短時間勤務職員地共済組合員の任意継続組合員又は国保に加入する ( 社会保険に加入するのは常勤職員の勤務時間の 3 / 4 以上の勤務の場合 ) 共済組合員でないため 部分年金は支給開始年齢到達後支給される ( 2 ) 業務上の災害再任用職員は地方公務員災害補償法の対象となる ( 3 ) 雇用保険フルタイム勤務職員及び週 2 3 時間 1 5 分勤務の短時間勤務職員は雇用保険法の被保険者となる 第 1 5 その他 ( 1 ) 分限懲戒 服務は現行の常勤職員と同じ扱いとなる ( 短時間勤務職員も同 様 ) 再任用職員は 短時間勤務職員も含めて 定年前の職員と同様の本格的 - 5 -
な職務に従事するものであるから 地方公務員の職務の性格に応じて設けられている服務に関する規定 すなわち 服務の宣誓 信用失墜行為の禁止 秘密を守る義務 職務に専念する義務 政治的行為の制限 争議行為等の禁止 営利企業等の従事制限等も定年前と同様に適用される 短時間勤務職員の勤務時間は 常勤職員と比べて短いものの 常勤職員が行っている業務と同質の業務を担当し 従来の非常勤職員とは性格が異なるものである 勤務時間の量的な側面を除けば 職責等の面では常勤職員と同等であるため 短時間勤務職員についても服務の宣誓を行うこととしている ( 2 ) 再任用後の退職については 退職手当は支給されない 第 1 6 採用までのスケジュール 6 月 定年退職予定者及び再任用職員への意向調査 1 1 月 再任用希望者募集 1 2 ~ 1 月 選考 ( 勤務状況報告等及び選考委員会 ) 2 月 採用内定通知 3 月 配置先内示 4 月 採用 第 1 7 留意事項 ( 1 ) 再任用を希望する場合には 業務の内容や職責等を十分理解するとともに 自身の年金額や年金支給開始時期 給与について十分に把握した上で意思表示を行うこと 平成 2 5 年 3 月 3 1 日に定年退職した行政職給料表適用職員の部分年金受給額の平均は 月 12 6, 60 0 円程度 平成 2 6 年度から 部分年金の支給開始年齢は満 6 1 歳となる ( 2 ) 選考にあたっては 健康診断書又は人間ドック受診結果の写しを提出する必要があることから 早めに受診すること ( 3 ) 4 月 1 日又は採用日の辞令交付時に 服務の 宣誓書 を提出すること また 着任に当たっては 転任を命ぜられた職員と同様に 1 着任届 ( 第 1 8 号様式 ) 2 住所略図 ( 第 19 号様式 ) を提出すること 第 1 8 平成 2 5 年度の再任用職員採用の状況 ( 知事部局のみ ) 区分 男女別 職 別 計 男性 女性 事務吏員 技術吏員 現業職員 計 1 5 7 名 4 0 名 8 7 名 1 0 2 名 8 名 1 9 7 名 フルタイム勤務職員 1 4 名 3 名 0 名 1 4 名 3 名 1 7 名 短時間勤務職員 1 4 3 名 3 7 名 8 7 名 8 8 名 5 名 1 8 0 名 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = - 6 -
参考 退職共済年金の支給開始年齢 退職共済年金の支給開始年齢は 基礎年金相当部分 ( 定額及び加給年金額部分 ) の支給開始年齢が 65 歳まで引き上げられた後に 報酬比例部分 ( 及び部分 ) の支給開始年齢についても段階的に引き上げられることとされています 以下の世代は 満額年金となるのは 64 歳から 昭和 22 年 4 月 2 日 ~24 年 4 月 1 日生まれの者 ( 平成 19~20 年度定年退職者 ) 60 歳 64 歳 65 歳 配偶者 65 歳 加給年金額 加給年金額 定額老齢基礎年金 ( 本人分 ) 老齢基礎年金 ( 配偶者分 ) 特別支給の退職共済年金 本来支給の退職共済年金 - - - 以下の世代は 満額年金となるのは 65 歳から 昭和 24 年 4 月 2 日 ~28 年 4 月 1 日生まれの者 ( 平成 21~24 年度定年退職者 ) 60 歳 65 歳配偶者 65 歳 加給年金額 老齢基礎年金 ( 本人分 ) 老齢基礎年金 ( 配偶者分 ) 特別支給の退職共済年金 本来支給の退職共済年金 - - - 昭和 28 年 4 月 2 日 ~30 年 4 月 1 日生まれの者 ( 平成 25~26 年度定年退職者 ) 61 歳 65 歳配偶者 65 歳 加給年金額 老齢基礎年金 ( 本人分 ) 老齢基礎年金 ( 配偶者分 ) 特別支給の退職共済年金 本来支給の退職共済年金 - - - - 7 -