第七章第一節 復興財源確保法の趣旨 第七章復興特別法人税 注 1 第七章は 注 2に掲げるものを除き 平成 24 年 4 月 1 日から施行される ( 復興財源確保法附 1Ⅲ 復興特別法人税政令附 1 復興特別法人税省令附 1) 注 2 第二節の六 課税事業年度 第三節の二 課税標準法人税額の計算 第四節の二の1 復興特別所得税額の控除 同二の3 税額控除の順序 第五節の一 課税標準及び税額の申告 同節の三 復興特別所得税額の還付等 同節の四 更正の請求の特例 及び第六節の四 復興法人特別税に係る法人税法の適用の特例等 中復興特別所得税に係る部分については 平成 25 年 1 月 1 日から適用される ( 復興財源確保法附 1Ⅱ 復興特別法人税政令附 1 復興特別法人税省令附 1) 第一節 復興財源確保法の趣旨 東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法 ( 第七章において 復興財源確保法 という ) は 東日本大震災 ( 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事故による災害をいう 以下同じ ) からの復興を図ることを目的として東日本大震災復興基本法第 2 条に定める基本理念に基づき平成 23 年度から平成 27 年度までの間において実施する施策 ( 以下 復興施策 という ) に必要な財源を確保するための特別措置として 中略 復興特別所得税及び復興特別法人税( 以下 復興特別税 という ) を創設するほか 当該財源についての公債の発行に関する措置等を定めるものとする ( 復興財源確保法 1) -1804-
第七章第二節 総則 第二節総則 一定義 この章において 次に掲げる用語の意義は それぞれ次に掲げるところによる ( 復興財源確保法 40 復興特別法人税政 令 1) 注 連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 1 内国法人 法人税法第 2 条第 3 号 内国法人 - 第二章第一節の二の表の3 に規定する内国法人をいう 2 外国法人 法人税法第 2 条第 4 号 外国法人 - 第二章第一節の二の表の4 に規定する外国法人をいう 3 公益法人等 法人税法第 2 条第 6 号 公益法人等 - 第二章第一節の二の表の6 に規定する公益法人等( 法人税法以外の法律によって法人税に関する法令の規定の適用上同号に規定する公益法人等とみなされるものを含む ) をいう 4 人格のない社団等 法人税法第 2 条第 8 号 人格のない社団等 - 第二章第一節の二の表の8 に規定する人格のない社団等をいう 5 連結親法人 省略 6 連結子法人 省略 7 連結完全支配関係 省略 8 収益事業 法人税法第 2 条第 13 号 収益事業 - 第二章第一節の二の表の13 に規定する収益事業をいう 9 連結所得 省略 10 指定期間 平成 24 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの期間をいう 11 事業年度 法人税法第 13 条及び第 14 条 第二章第一節の七 並びに租税特別措置法第 66 条の11の2 第 5 項 第三章第一節第十二款の五の1の3の(2) に規定する事業年度をいう 12 連結事業年度 省略 13 法人課税信託 法人税法第 2 条第 29 号の2 法人課税信託- 第二章第一節の二の表の29の2 に規定する法人課税信託をいう 14 復興特別法人税申 告書 第五節の一の 1 課税標準及び税額の申告 による申告書 ( 当該申告書に係る国税通則法第 18 条第 2 項 第三章第二節第三款の三 に規定する期限後申告書を含む ) 及び第五節の一の 3 還 付を受けるための申告 による申告書をいう 15 修正申告書 国税通則法第 19 条第 3 項 第三章第二節第三款の四 に規定する修正申告書をいう 16 更正請求書 国税通則法第 23 条第 3 項 第三章第二節第三款の八 に規定する更正請求書をいう 17 更正 国税通則法第 24 条又は第 26 条 第二章第三節の一の1の表の1 又は同表の3 の規定による更正をいう 18 附帯税 国税通則法第 2 条第 4 号に規定する附帯税をいう 19 充当 国税通則法第 57 条第 1 項の規定による充当をいう 20 還付加算金 国税通則法第 58 条第 1 項に規定する還付加算金をいう 21 国内 法人税法第 2 条第 1 号 国内 - 第二章第一節の二の表の1 に規定する国内をいう 22 被合併法人 法人税法第 2 条第 11 号 被合併法人 - 第二章第一節の二の表の11 に規定する被合併法人をいう 23 合併法人 法人税法第 2 条第 12 号 合併法人 - 第二章第一節の二の表の12 に規定する合併法人をいう 24 適格合併 法人税法第 2 条第 12 号の8 適格合併- 第二章第一節の二の表の12の8 に規定する適格合併 をいう -1805-
二法人課税信託の受託者等 第七章第二節 総則 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなして 第七章 復興特別法人税 ( 第六節の五を除く ) を適用する ( 復興財源確保法 411) 注 1 法人課税信託の受託者は 各法人課税信託の第六章の二の1の (1) 法人課税信託の受託者に関する法人税法の適用 に掲げる信託資産等及び固有資産等ごとに それぞれ別の者とみなして 第七章 ( 三 七及び第六節の五を除く ) の規定を適用する ( 復興財源確保法 412) 注 2 次に掲げるものは 注 1を適用する場合について準用する ( 復興財源確保法 413 復興特別法人税政令 2) ( 一 ) 第六章の二の1の (2) 法人課税信託の信託資産等及び固有資産等の帰属 ( 二 ) 同二の2の (1) 受託法人等に関する法人税法の適用 ( 三 ) 同二の3 受託者が2 以上ある法人課税信託 ( 四 ) 同二の4 法人課税信託の併合又は分割等 ( 同 4の (6) を除く ) 三納税義務者 法人は 基準法人税額につき 復興財源確保法により 復興特別法人税を納める義務がある ( 復興財源確保法 42) 注 基準法人税額 については 五 基準法人税額 を参照 ( 編者 ) ( 清算所得に対する法人税が課される法人の納税義務 ) 三及び五の規定により 各事業年度の所得に対する法人税を課される法人が復興特別法人税の納税義務者となるのであるから 第四章 清算所得に対する法人税及び継続等の場合の課税の特例 によりなお従前の例によるものとされた清算所得に対する法人税を課される平成 22 年 9 月 30 日以前に解散した内国普通法人等 ( 内国法人である普通法人又は協同組合等をいう 以下同じ ) は復興特別法人税の納税義務者とならないことに留意する ( 復興特別法人税通達 3) 注 1 清算中の所得に係る予納申告を行う内国普通法人等についても 復興特別法人税の納税義務者とならない 注 2 連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 四課税の対象 法人の各課税事業年度の基準法人税額には 復興財源確保法により 復興特別法人税を課する ( 復興財源確保法 43) 注 基準法人税額 については 五 基準法人税額 を参照 ( 編者 ) 五基準法人税額 第七章において 基準法人税額 とは 当該法人の法人税の課税標準である各事業年度の所得の金額につき 法人税法その他の法人税の税額の計算に関する法令の規定 ( 第三章第二節第一款の二 特定同族会社の特別税率 同款の三 使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例 同款の四 土地の譲渡等がある場合の特別税率 同款の五 短期所有に係る土地の譲渡等がある場合の特別税率 同節第二款の一 所得税額の控除 同款の二 外国税額の控除 同款の三 仮装経理に基づく過大申告の更正に伴う税額控除 及び同款の十五 税額控除の順序 を除く ) により計算した法人税の額 ( 附帯税の額を除く ) をいう ( 復興財源確保法 44) 注 1 線部分は 平成 24 年度改正により追加された部分で 改正規定は 平成 24 年 4 月 1 日から適用される ( 平 24 改法附 67 1) 注 2 連結納税に関することは省略した ( 編者 ) -1806-
第七章第二節 総則 六課税事業年度 1 課税事業年度第七章において 課税事業年度 とは 法人の指定期間内に最初に開始する事業年度開始の日から同日以後 3 年を経過する日までの期間内の日の属する事業年度をいう ( 復興財源確保法 451) 2 法人設立等の場合の課税事業年度次の表の左欄に掲げる法人の課税事業年度は 1にかかわらず それぞれ同表の右欄に掲げる事業年度とする ( 復興財源確保法 452 復興特別法人税政令 31) 法人課税事業年度 1 2 3 4 指定期間内に設立された法人 (2から4までに掲げる法人を除く ) 公益法人等及び人格のない社団等で指定期間内に新たに収益事業を開始したもの (4に掲げる法人を除く ) 公益法人等 ( 収益事業を行っていないものに限る ) で指定期間内に第二章第一節の二の表の9に掲げる普通法人又は同表の7に掲げる協同組合等 ( 以下 2において 普通法人等 という ) に該当することとなったもの (4に掲げる法人を除く ) 適格合併 ( 被合併法人が基準法人 (1) 基準法人の意義 に掲げる法人をいう であるものに限る ) が当該被合併法人又は合併法人の課税対象期間 ( 次の表の左欄に掲げる法人の区分に応じそれぞれ同表の右欄に掲げる期間をいう ) 内に行われた場合における当該合併法人その法人の同日以後指定期間の初日の属する事最初に開始する事業イ業年度を有する法人 ( ロに年度開始の日から同掲げる法人を除く ) 日以後 3 年を経過する日までの期間指定期間内に設立された法人 公益法人等で指定期間内に新たに収益事業を開始 ロ したもの及び公益法人等 ( 収益事業を行っていない 指定期間 ものに限る ) で指定期間内 に普通法人等に該当するこ ととなったもの 指定期間内の日の属する事業年度その開始した日から指定期間の末日までの期間内の日の属する事業年度その該当することとなった日から指定期間の末日までの期間内の日の属する事業年度次のイ及びロに掲げる期間内の日の属する事業年度 ( 指定期間の初日前に開始した事業年度を除く ) イ当該法人 ( 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人を含む 以下同じ ) の適格合併 ( 法人を設立するものを除く ) の日前の期間のうち 当該法人の左欄に掲げる課税対象期間 ( 次に掲げる期間を除く 以下 4において 課税対象期間 という ) に含まれる期間 ( イ ) 公益法人等で指定期間内に新たに収益事業を開始したもののその開始した日前の期間 ( ロ ) 公益法人等 ( 収益事業を行っていないものに限る ) で指定期間内に普通法人等に該当することとなったもののその該当することとなった日前の期間 ロ当該法人の適格合併の日以後の期間のうち 当該適格合併に係る基準法人課税対象期間 ( 当該適格合併が行われなかったとした場合に当該適格合併に係る基準法人の課税対象期間となる期間をいい 当該基準法人の当該適格合併の日の前日の属する事業年度が指定期間の初日前に開始した事業年度である場合には当該適格合併の日から同日以後 3 年を経過する日までの期間とする ) に含まれる期間 注 1 上表 4に掲げる法人の適格合併 ( 当該適格合併に係る基準法人の課税対象期間内に行われたものに限る ) の日の属する事業年度が指定期間の初日前に開始した事業年度である場合には 同 4の右欄のロ中 含まれる期間 とあるのは 含まれる期間及びその末日の翌日から同日以後合併非課税月数 ( 当該適格合併の日から同日の属する事業年度終了の日までの期間の月数をいう ) を経過する日までの期間 とする ( 復興特別法人税政令 32) 注 2 注 1の月数は 暦に従って計算し 1か月に満たない端数を生じたときは これを切り捨てる ( 復興特別法人税政令 33) 注 3 外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) ( 基準法人の意義 ) (1) 2の表の4に掲げる基準法人は 適格合併に係る被合併法人又は合併法人 ( 法人を設立する適格合併にあっては -1807-
第七章第二節 総則 当該適格合併に係る各被合併法人 以下 被合併法人等 という ) のうち 当該適格合併の直前の資本金の額又は出資金の額が最も多い法人とする ( 復興財源確保法 452 復興特別法人税政令 34) なお 上記の場合において 次の表の左欄に掲げるときは 基準法人は それぞれ同表の右欄に掲げる法人する ( 復興財源確保法 452 復興特別法人税政令 357) ( 一 ) ( 二 ) 当該適格合併に係る被合併法人等のうちに資本若しくは出資を有しない法人があるとき 又は (1) の本文に掲げる最も多い法人が2 以上あるとき適格合併に係る被合併法人等である公益法人等の全てが ( 一 ) の左欄の収益事業に係る資産を有しないとき それぞれ 当該適格合併に係る被合併法人等又は当該 2 以上の法人のうち 当該適格合併の日の前日の属する事業年度 ( 合併法人にあっては 当該適格合併の直前に終了した事業年度 ) 終了の時における貸借対照表 ( 確定した決算に基づくものに限る ) に計上されている総資産 ( 公益法人等にあっては 収益事業に係る資産 ) の帳簿価額が最も多い法人適格合併に係る合併法人 注外国法人に関することは省略した ( 編者 ) ( 復興特別所得税の額がある場合の課税事業年度 ) (2) 法人が各事業年度 (1 又は2により課税事業年度とされる事業年度を除く ) において復興財源確保法第 10 条第 4 号イ及びロ 基準所得税額 に掲げる所得につき同法の第四章 復興特別所得税 の規定により課される復興特別所得税の額がある場合には 当該各事業年度を課税事業年度とみなす ( 復興財源確保法 453) 注外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 七納税地 法人の復興特別法人税の納税地は 当該法人の第二章第一節の八及び第六章の一の3 納税地 による法人税の納税地とする ( 復興財源確保法 461) 注第二章第一節の八の2の (2) 納税地指定の処分の取消しがあった場合の申告等の効力 は 法人税の納税地の指定の処分の取消しがあった場合における復興特別法人税について準用する ( 復興財源確保法 462) -1808-
第七章第三節 課税標準 第三節 課税標準 一課税標準 復興特別法人税の課税標準は 各課税事業年度の課税標準法人税額とする ( 復興財源確保法 471) 二課税標準法人税額の計算 各課税事業年度の課税標準法人税額は 各課税事業年度の基準法人税額とする ただし 次の表の左欄に掲げる法人の各課税事業年度 ( 第二節の六の2の (2) 復興特別所得税の額がある場合の課税事業年度 により課税事業年度とみなされる事業年度を除く 以下二において同じ ) のうち最後の課税事業年度 ( 以下二において 最後の課税事業年度 という ) の課税標準法人税額は 基準法人税額に 当該最後の課税事業年度の月数のうちに同表の左欄に掲げる法人の区分に応じそれぞれ同表の右欄に掲げる期間の月数の占める割合を乗じて計算した金額とする ( 復興財源確保法 472 復興特別法人税政令 41) 1 2 3 事業年度の変更その他の事由により 課税事業年度の月数の合計が36か月を超える法人 (2 及び3に掲げる法人を除く ) 第二節の六の2 法人設立等の場合の課税事業年度 の表の1から3までの左欄に掲げる法人第二節の六の2の表の4の左欄に掲げる法人 当該最後の課税事業年度開始の日から当該法人の指定期間内に最初に開始する事業年度開始の日以後 3 年を経過する日までの期間当該最後の課税事業年度開始の日から指定期間の末日 ( 同日以前に合併により解散し 又は同日前に残余財産が確定した場合には 当該合併の日の前日又は当該残余財産の確定の日 ) までの期間当該法人の最後の課税事業年度のうち 同 4の右欄のイ及びロ ( 同 2の注 1により読み替えて適用する場合を含む ) に掲げる期間に含まれる期間 注 1 第二節の六の2の表の4の左欄に掲げる法人の適格合併 ( 当該適格合併に係る同 2に掲げる基準法人の同 4の右欄のイに掲げる課税対象期間 以下注 1において 課税対象期間 という 内に行われたものに限る ) の日が当該法人の課税対象期間の末日後の日である場合において 当該末日の属する事業年度後の事業年度のうちに当該適格合併により課税事業年度 ( 第二節の六の2の (2) 復興特別所得税の額がある場合の課税事業年度 により課税事業年度とみなされる事業年度を除く ) に該当することとなるものがあるときは 当該末日の属する事業年度及び当該適格合併の日の属する事業年度についても 最後の課税事業年度とみなす ( 復興特別法人税政令 42) 注 2 外国法人に関することは省略した ( 編者 ) ( 月数の計算 ) (1) 二の月数は 暦に従って計算し 1か月に満たない端数を生じたときは これを1か月とする ( 復興財源確保法 473) ( 復興特別所得税の額がある場合の課税事業年度の課税標準法人税額 ) (2) 第二節の六の2の (2) 復興特別所得税の額がある場合の課税事業年度 により課税事業年度とみなされる事業年度の課税標準法人税額は 二にかかわらず ないものとする ( 復興財源確保法 474) -1809-
第七章第四節 税額の計算 第四節 税額の計算 一税率 復興特別法人税の額は 各課税事業年度の課税標準法人税額に 10 100 の税率を乗じて計算した金額とする ( 復興財源確保法 48) 二税額控除 注外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 1 復興特別所得税額の控除 内国法人が各課税事業年度において復興財源確保法第 10 条第 4 号イ及びロに掲げる所得につき同法の第四章の規定により課される復興特別所得税の額 ( 以下 復興特別所得税の額 という ) は (1) 所得税額控除規定の準用 により 当該課税事業年度の復興特別法人税の額から控除する ( 復興財源確保法 491) 注復興財源確保法第 10 条第 4 号については 次のとおり ( 基準所得税額 ) 第 10 条 この章において 基準所得税額 とは 次の各号に掲げる者の区分に応じ当該各号に定める所得税の額 ( 附帯税の額を除く ) をいう 一非永住者以外の居住者 省略 二非永住者 省略 三非居住者 省略 四 内国法人 次に掲げる所得につき 所得税法 租税特別措置法その他の所得税の税額の計算に関する法令の規定により計算した所得税 の額 イ所得税法第 7 条第 1 項第 4 号に定める所得 ロ 租税特別措置法第 3 条の3 第 2 項に規定する国外公社債等の利子等 同法第 6 条第 1 項に規定する民間国外債の利子 同条第 11 項に 規定する外貨債の利子 同法第 8 条の3 第 2 項に規定する国外投資信託等の配当等 同法第 9 条の2 第 1 項に規定する国外株式の配当 等 同法第 41 条の9 第 2 項に規定する懸賞金付預貯金等の懸賞金等及び同法第 41 条の12 第 2 項に規定する償還差益 五外国法人 省略 ( 所得税額控除規定の準用 ) (1) 第三章第二節第二款の一の2 法人税額から控除する所得税額の計算 は 1 復興特別所得税額の控除 により復興特別法人税の額から控除する復興特別所得税の額について準用する ( 復興特別法人税政令 51) ( 公益法人等又は人格のない社団等の収益事業以外の事業等に属する復興特別所得税の控除の不適用 ) (2) 1は 内国法人である公益法人等又は人格のない社団等が収益事業以外の事業又はこれに属する資産から生ずる所得につき課される復興特別所得税の額については 適用しない ( 復興財源確保法 492) ( 償還差益に対する所得税額の法人税額からの控除の準用 ) (3) 租税特別措置法施行令第 26 条の11 第 1 項 償還差益に対する所得税額の法人税額からの控除 の規定は 租税特別措置法第 41 条の12 第 7 項 償還差益等に係る分離課税等 に規定する割引債に係る同条第 3 項の規定による所得税の徴収に併せて復興財源確保法第 28 条第 1 項 源泉徴収義務等 の規定により徴収される復興特別所得税の額のうち復興特別法人税の額から控除する復興特別所得税の額について準用する この場合において 租税特別措置法施行令第 26 条の11 第 1 項中 所得税の税率を乗じて計算した金額 とあるのは 所得税の税率を乗じて計算した金額に復興財源確保法第 28 条第 1 項の規定により当該所得税の徴収に併せて徴収された復興特別所得税の税率を乗じて計算した金額 と 次条第 1 項 とあるのは 同条第 3 項 ( 第 2 号に係る部分に限る ) と 法人税法施行令 とあるのは 復興特別法人税に関する政令第 5 条第 1 項において準用する法人税法施行令 と読み替えるものとする ( 復興特別法人税政令 54) ( 復興特別所得税額の控除の申告 ) (4) 1は 復興特別法人税申告書 修正申告書又は更正請求書に1による控除を受けるべき金額及びその計算に関す -1810-
第七章第四節 税額の計算 る明細を記載した書類の添付がある場合に限り 適用する この場合において 1 による控除をされるべき金額は 当該金額として記載された金額を限度とする ( 復興財源確保法 495) ( 清算所得に対する法人税が課される法人の復興特別所得税額の控除 ) (5) 平成 22 年 9 月 30 日以前に解散した内国普通法人等が清算中に課された復興特別所得税の額については 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 22 年法律第 6 号 ) 附則第 29 条の2 清算所得に対する法人税に関する経過措置 の規定により 当該内国普通法人等の清算所得に対する法人税の額から控除をされるべき所得税の額とみなされることから 清算中の所得に係る予納申告及び清算確定申告において 法人税の額から控除することができることに留意する ( 復興特別法人税通達 4) 注 1 清算確定申告において法人税の額から控除しきれなかった金額は 還付を受けることができる 注 2 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 22 年法律第 6 号 ) 附則第 29 条の2については 次のとおり ( 清算所得に対する法人税に関する経過措置 ) 10 月旧法人税法第 92 条第 1 項に規定する内国法人等であって 附則第 10 条第 2 項の規定によりなお従前の例によるものとされた清算所得に対する法人税を課されるものが 清算中に東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法 ( 平成 23 年法律第 117 号 ) 第 10 条第 4 号イ及びロに掲げる所得につき同法第 4 章の規定により復興特別所得税を課された場合には 10 月旧法人税法第 2 編第 3 章 第 129 条第 1 項 第 135 条及び第 137 条の規定の適用については その課された復興特別所得税の額は 当該内国普通法人等の当該清算所得に対する法人税 ( 当該内国普通法人等の清算中の事業年度の所得に係る法人税を含む ) の額から控除されるべき所得税の額とみなす 2 外国税額の控除復興特別法人税申告書を提出する内国法人が各課税事業年度において第三章第二節第二款の二の1の1 外国法人税を納付することとなる場合の外国税額控除 の適用を受ける場合において 当該課税事業年度の同 1に掲げる控除対象外国法人税の額 ( 同二の4 特定外国子会社等の課税対象金額等に係る外国法人税額の計算 及び同章第一節第三十二款の五 特定外国法人の課税対象金額等に係る外国税額の計算等 により同章第二節第二款の二の1の1に掲げる控除対象外国法人税の額とみなされるものを含む ) が同 1に掲げる控除限度額を超えるときは 一 税率 を適用して計算した当該課税事業年度の復興特別法人税の額のうち当該内国法人の当該課税事業年度の所得でその源泉が国外にあるものに対応するものとして (1) 外国税額の控除限度額の計算 に掲げるところにより計算した金額を限度として その超える金額を当該課税事業年度の復興特別法人税の額から控除する ( 復興財源確保法 501) 注連結納税に関することは省略した ( 編者 ) ( 外国税額の控除限度額の計算 ) (1) 2に掲げるところにより計算した金額は 2の内国法人の当該課税事業年度の第三節 課税標準 に掲げる課税標準法人税額につき一 税率 を適用して計算した復興特別法人税の額に 当該課税事業年度に係る第三章第二節第二款の二の1の9 控除限度額の計算 ( 同 1の9の (2) 当該事業年度の国外所得金額の計算 を同 9の (2) の注 2 により読み替えて適用する場合を含む ) を適用して計算した同 9に掲げる割合を乗じて計算した金額とする ( 復興特別法人税政令 61) ( 公益法人等又は人格のない社団等の収益事業以外の事業等に属する外国税額の控除の不適用 ) (2) 第三章第二節第二款の二の1の1の注は 2を適用する場合について準用する ( 復興財源確保法 504) ( 外国税額の控除の申告 ) (3) 2は 復興特別法人税申告書 修正申告書又は更正請求書に2による控除を受けるべき金額及びその計算に関する明細を記載した書類の添付がある場合に限り 適用する この場合において 2による控除をされるべき金額は 当該金額として記載された金額を限度とする ( 復興財源確保法 505) 注連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 3 税額控除の順序 1 復興特別所得税額の控除 及び2 外国税額の控除 による復興特別法人税の額からの控除については まず2による控除をした後において 1による控除をするものとする ( 復興財源確保法 51) -1811-
第七章第五節 申告及び納付等 第五節 申告及び納付等 一課税標準及び税額の申告 1 課税標準及び税額の申告法人は 各課税事業年度終了の日の翌日から2か月以内に 税務署長に対し 次に掲げる事項を記載した申告書を提出しなければならない ただし 1に掲げる課税標準法人税額がない場合には 当該申告書を提出することを要しない ( 復興財源確保法 531 復興特別法人税省令 11) 1 2 3 当該課税事業年度の課税標準である課税標準法人税額 1に掲げる課税標準法人税額につき第四節 税額の計算 を適用して計算した復興特別法人税の額第四節の二の1 復興特別所得税額の控除 による控除をされるべき金額で2に掲げる復興特別法人税の額の計算上控除しきれなかったものがある場合には その控除しきれなかった金額 1 から 3 までに掲げる金額の計算の基礎その他次に掲げる事項 4 イロハニホ 法人 ( 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人を含む 以下同じ ) の名称及び納税地並びにその納税地と本店又は主たる事務所の所在地とが異なる場合には その本店又は主たる事務所の所在地代表者の氏名当該課税事業年度 ( 第二節の六 課税事業度 に掲げる課税事業年度をいう ニにおいて同じ ) の開始及び終了の日当該課税事業年度が残余財産の確定の日の属する課税事業年度である場合において 当該課税事業年度終了の日の翌日から1か月以内に残余財産の最後の分配又は引渡しが行われるときは その分配又は引渡しが行われる日その他参考となるべき事項 ( 残余財産が確定した場合の申告 ) (1) 清算中の内国法人につきその残余財産が確定した場合には 当該内国法人の当該残余財産の確定の日の属する課税事業年度に係る1の適用については 1 中 2か月以内 とあるのは 1か月以内 ( 当該翌日から1か月以内に残余財産の最後の分配又は引渡しが行われる場合には その行われる日の前日まで ) とする ( 復興財源確保法 532) ( 復興特別法人税申告書の書式 ) (2) 復興特別法人税申告書 ( 当該申告書に係る修正申告書及び更正請求書を含む ) の記載事項及びこれに添付すべき書類の記載事項のうち 別表一から別表三付表まで ( 更正請求書にあっては 別表一を除く ) に掲げるものの記載については これらの表の書式によらなければならない また 国税庁長官は 別表一から別表三付表までの各表の書式について必要があるときは 所要の事項を付記すること又は一部の事項を削ることができる ( 復興特別法人税省令 134) 注別表は省略した ( 編者 ) ( 端数計算により課税標準法人税額がないこととなる場合 ) (3) 1の1に掲げる 当該課税事業年度の課税標準である課税標準法人税額 は第三章第二節第一款の一の1の1の 法人税の課税標準の端数計算 の規定を適用した後の金額をいうのであるから 第三節の二により計算した金額が 1,000 円未満であるため その全額が切り捨てられる場合には 1のただし書により当該課税事業年度に係る復興特別法人税申告書の提出を要しないことに留意する ( 復興特別法人税通達 1) 注 当該課税事業年度の課税標準である課税標準法人税額 がない場合であっても 第四節の二の1 復興特別所得税額の控除 の規定による控除をされるべき復興特別所得税の額で復興特別法人税の額の計算上控除しきれなかったものがあるときは 3 還付を受けるための申告 により復興特別法人税申告書の提出をすることができる -1812-
第七章第五節 申告及び納付等 2 復興特別法人税申告書の提出期限の延長 1 課税標準及び税額の申告 の法人が1の課税事業年度の所得に対する法人税の申告につき第三章第二節第三款の二の2 確定申告書の提出期限の延長 又は同二の3 確定申告書の提出期限の延長の特例 の提出期限が延長されている場合における1による申告書の提出期限は 1の本文にかかわらず その延長された提出期限とする この場合において 当該申告書に係る課税事業年度の復興特別法人税については 当該法人税申告書が第三章第二節第三款の二の1 確定申告 による申告書である場合にあっては 同二の2の (6) 利子税の納付 又は同二の3の(5) 利子税の納付 若しくは同 3の (13) 災害等の場合の確定申告書の提出期限の延長への乗継ぎの場合の利子税の納付 を準用する ( 復興財源確保法 534) 注 1 第三章第二節第三款の六の3の3 確定申告書の提出期限の延長の特例に係る利子税の特例 は 2において準用する同款の二の3の (5) の適用を受ける法人の1による申告書に係る課税事業年度の復興特別法人税について準用する ( 復興財源確保法 535) 注 2 外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 3 還付を受けるための申告法人は その課税事業年度の復興特別法人税につき1 課税標準及び税額の申告 の表の3に掲げる金額がある場合には 1の本文ただし書により申告書を提出すべき義務がない場合においても 三の1 復興特別所得税額の還付 による還付を受けるため 1の表の1から4までに掲げる事項を記載した申告書を税務署長に提出することができる ( 復興財源確保法 54) ( 還付を受けるための申告書に係る更正の請求 ) 3 還付を受けるための申告 による申告書につき第三章第二節第三款の八 更正の請求 を適用する場合には 同款の八の1 当初申告に係る更正の請求 に掲げる 当該申告書に係る法人税の法定申告期限 は 当該申告書を提出した日 となることに留意する ( 復興特別法人税通達 2) 二復興特別法人税の期限内申告による納付 一の1 課税標準及び税額の申告 による申告書を提出した法人は 当該申告書に記載した同 1の表の2に掲げる金額があるときは 当該申告書の提出期限までに 当該金額に相当する復興特別法人税を国に納付しなければならない ( 復興財源確保法 55) -1813-
第七章第五節 申告及び納付等 三復興特別所得税額の還付等 1 復興特別所得税額の還付復興特別法人税申告書の提出があった場合において 当該申告書に一の1 課税標準及び税額の申告 の表の3に掲げる金額の記載があるときは 税務署長は 当該申告書を提出した法人に対し 当該金額に相当する税額を還付する ( 復興財源確保法 561) ( 還付の手続 ) (1) 税務署長は 一の1の表の3に掲げる金額の記載がある復興特別法人税申告書の提出があった場合には 当該金額が過大であると認められる事由がある場合を除き 遅滞なく 1による還付又は充当の手続をしなければならない ( 復興財源確保法 564 復興特別法人税政令 81) ( 還付加算金の計算 ) (2) 1による還付金について還付加算金を計算する場合には その計算の基礎となる国税通則法第 58 条第 1 項 還付加算金 - 第二章第一節の二の表の43の注 1 の期間は その還付に係る申告書が次の表の左欄に掲げる申告書のいずれに該当するかに応じ それぞれ同表の右欄に掲げる期限又は日の翌日からその還付のための支払決定をする日又はその還付金につき充当をする日 ( 同日前に充当をするのに適することとなった日がある場合には その適することとなった日 ) までの期間とする ( 復興財源確保法 562) ( 一 ) ( 二 ) ( 三 ) 一の1による申告書 ( 当該申告書の提出期限内に提出されたものに限る ) 一の1による申告書 ( 当該申告書の提出期限内に提出されたものを除く ) 一の3 還付を受けるための申告 による申告書 当該申告書の提出期限当該申告書の提出があった日当該申告書の提出があった日 ( 当該申告書が基準申告期限 当該申告書が一の1による申告書であるものとした場合における当該申告書の提出期限をいう 以下 ( 三 ) において同じ 前に提出された場合には その基準申告期限 ) ( 還付すべき復興特別所得税額の充当の順序 ) (3) 1による還付金 ( これに係る還付加算金を含む ) を未納の国税及び滞納処分費に充当する場合には 次の順序により充当するものとする ( 復興財源確保法 564 復興特別法人税政令 82) ( 一 ) その課税事業年度の復興特別法人税で修正申告書の提出又は更正により納付すべきものがあるときは 当該復興特別法人税に充当する ( 二 ) ( 一 ) の充当をしてもなお還付すべき金額があるときは その他の未納の国税及び滞納処分費に充当する ( 還付金を復興特別法人税で未納のものに充当する場合の延滞税等の免除等 ) (4) 1による還付金を1の復興特別法人税申告書に係る課税事業年度の復興特別法人税で未納のものに充当する場合には その還付金の額のうちその充当する金額については 還付加算金を付さないものとし その充当される部分の復興特別法人税については 延滞税及び利子税を免除するものとする ( 復興財源確保法 563) 2 確定申告に係る更正等による復興特別所得税額の還付法人の提出した復興特別法人税申告書に係る復興特別法人税につき更正 ( 当該復興特別法人税についての更正の請求 第三章第二節第三款の八の1 当初申告に係る更正の請求 による更正の請求をいう (1) において同じ に対する処分に係る不服申立て又は訴えについての決定若しくは裁決又は判決を含む 以下 2において 更正等 という ) があった場合において その更正等により一の1 課税標準及び税額の申告 の表の3に掲げる金額が増加したときは 税務署長は その法人に対し その増加した部分の金額に相当する税額を還付する ( 復興財源確保法 591) -1814-
第七章第五節 申告及び納付等 ( 還付加算金の計算 ) (1) 2による還付金について還付加算金を計算する場合には その計算の基礎となる国税通則法第 58 条第 1 項 還付加算金 - 第二章第一節の二の表の43の注 1 の期間は 2の更正等の日の翌日以後 1か月を経過した日 ( 当該更正等が更正の請求に基づく更正である場合及び更正の請求に対する処分に係る不服申立て又は訴えについての決定若しくは裁決又は判決である場合には その更正の請求の日の翌日以後 3か月を経過した日と当該更正等の日の翌日以後 1 か月を経過した日とのいずれか早い日 ) からその還付のための支払決定をする日又はその還付金につき充当をする日 ( 同日前に充当をするのに適することとなった日がある場合には その適することとなった日 ) までの期間とする ( 復興財源確保法 592) ( 更正等による復興特別所得税額の還付の手続 ) (2) 1の (3) 還付すべき復興特別所得税額の充当の順序 は 2による還付金 ( これに係る還付加算金を含む ) を未納の国税及び滞納処分費に充当する場合について準用する ( 復興財源確保法 594 復興特別法人税政令 9) ( 還付金を復興特別法人税で未納のものに充当する場合の延滞税等の免除等 ) (3) 2による還付金を2の復興特別法人税申告書に係る課税事業年度の復興特別法人税で未納のものに充当する場合には その還付金の額のうちその充当する金額については 還付加算金を付さないものとし その充当される部分の復興特別法人税については 延滞税及び利子税を免除するものとする ( 復興財源確保法 593) 四更正の請求の特例 第三章第二節第三款の八の4 前事業年度の法人税額等の更正等に伴う更正の請求の特例 は 法人が次に掲げる金額につき修正申告書を提出し 又は更正若しくは決定 ( 第二章第三節の一の1の表の2 決定 による決定をいう 以下四において同じ ) を受けた場合において その修正申告書の提出又は更正若しくは決定に伴い その修正申告書又は更正若しくは決定に係る事業年度後の各課税事業年度で決定を受けた課税事業年度に係る一の1 課税標準及び税額の申告 の表の1 又は同表の2に掲げる金額 ( 当該金額につき修正申告書の提出又は更正があった場合には その申告又は更正後の金額 ) が過大となるときについて準用する ( 復興財源確保法 57) 1 2 第二章第一節の二 定義 の表の31の確定申告書に記載すべき第三章第二節第三款の二の1 確定申告 の表の1 から5までに掲げる金額 復興特別法人税申告書に記載すべき一の 1 の表の 1 から 3 までに掲げる金額 注外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 五青色申告 法人が第二章第二節の一 青色申告 の承認を受けている場合には 復興特別法人税申告書及び当該申告書に係る修正申告書 ( 五において 復興特別法人税申告書等 という ) について 青色の申告書により提出することができる ( 復興財源確保法 581) 注外国法人及び連結納税に関することは省略した ( 編者 ) ( 青色申告の承認の取消しがあった場合 ) (1) 法人が第二章第二節の四 青色申告の承認の取消し により同節の一の青色申告の承認を取り消された場合には その取消しに係る同節の四の1から4までに掲げる事業年度開始の日以後その法人が五により青色の申告書により提出した復興特別法人税申告書等 ( 納付すべき義務が同日前に成立した復興特別法人税に係るものを除く ) は 青色申告書 ( 五により青色の申告書によって提出する復興特別法人税申告書等をいう (2) において同じ ) 以外の申告書とみなす ( 復興財源確保法 582) 注外国法人に関することは省略した ( 編者 ) ( 更正の理由の附記 ) (2) 第二章第三節の一の1の (7) 更正の理由の附記 は 法人が提出した青色申告書に係る復興特別法人税について準用する ( 復興財源確保法 583) -1815-
第七章第六節 雑則 第六節雑則 一代表者等の自署押印 第二章第五節の四 代表者等の自署押印 は 法人の提出する復興特別法人税申告書及び当該申告書に係る修正申告書について準用する ( 復興財源確保法 60) 二連帯納付の責任 第六章の一の6 受託者の連帯納付の責任 は 第二節の二 法人課税信託の受託者等 の注 2において準用する第六章の二の3の (2) 受託者が2 以上ある法人課税信託に係る納税義務 により同章の一の6に掲げる主宰受託者が納めるものとされる復興特別法人税について準用する ( 復興財源確保法 612) 注連結納税に関することは省略した ( 編者 ) -1816-
第七章第六節 雑則 三質問検査権 1 国税通則法改正後の質問検査権 注 1 1は 復興財源確保法附則により改正されたもので 改正規定は 1( 第二章第五節の五の1の2 提出物件の留置き 及び同 1の3 権限の解釈 同 1の2に係る部分に限る を準用する部分を除く ) は 平成 25 年 1 月 1 日以後に1において準用する第二章第五節の五の1の 1 当該職員の質問検査権 の表のロに掲げる者( 同 1の (1) 分割があった場合の法人税に関する質問検査 により同 1の表のロの ( ロ ) に掲げる者に含まれるものとされる者を含む ) に対して行う同 1による質問 検査又は提示若しくは提出の要求 ( 平成 24 年 12 月 31 日以前から引き続き行われている調査 同日以前に当該者に対して当該調査に係る2 国税通則法改正前の質問検査権 の1 又は2の3において準用する 1による質問又は検査を行っていたものに限る 以下注 1において 経過措置調査 という に係るものを除く ) について適用し 同日以前に法人に対して行った2の1(2の3において準用する場合を含む ) による質問又は検査 ( 経過措置調査に係るものを含む ) 及び2の2 (2の3において準用する場合を含む 以下注 1において同じ ) に規定する金銭の支払若しくは物品の譲渡をする義務があると認められる者又は金銭の支払若しくは物品の譲渡を受ける権利があると認められる者に対して同日以前に行った2の2による質問又は検査 ( 当該経過措置調査に係るものを含む ) については 2による ( 平 23.12 改法附 93の21 1Ⅴ 同法 23 復興財源確保法附 7) 注 2 1( 第二章第五節の五の1の2 提出物件の留置き 及び同 1の3 権限の解釈 同 1の2に係る部分に限る を準用する部分に限る ) は 平成 25 年 1 月 1 日以後に提出される同 1の2に掲げる物件について適用する ( 平 23.12 改法附 93の21 1Ⅴ 同法 23 復興財源確保法附 7) 注 3 2は 復興財源確保法附則により改正されたもので 改正規定は 平成 25 年 1 月 1 日から適用され 平成 24 年 12 月 31 日以前の適用については 2の5 身分証明書の携帯等 による ( 平 23.12 改法 23 同法附 1Ⅴ 復興財源確保法附 7) 1 当該職員の質問検査権第二章第五節の五の1の1 当該職員の質問検査権 ( 同 1のロに係る部分に限る 2において同じ ) から3 権限の解釈 六の1 事前通知 及び六の2 調査の終了の際の手続 は 復興特別法人税に関する調査を行う場合について準用する ( 復興財源確保法 621) 2 身分証明書の携帯等第二章第五節の五の1の4 身分証明書の携帯等 は 1において準用する同 1の1による復興特別法人税に関する質問 検査又は提示若しくは提出の要求をする場合について準用する ( 復興財源確保法 622) 2 国税通則法改正前の質問検査権 1 当該職員の質問検査権国税庁の当該職員又は法人の納税地の所轄税務署若しくは所轄国税局の当該職員は 復興特別法人税に関する調査について必要があるときは 法人に質問し 又はその帳簿書類 ( その作成又は保存に代えて電磁的記録 電子的方式 磁気的方式その他の人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう の作成又は保存がされている場合における当該電磁的記録を含む 以下三及び五の4の表の2において同じ ) その他の物件を検査することができる ( 復興財源確保法 621) 注連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 2 当該職員の取引先等への質問検査権国税庁の当該職員又は法人の納税地の所轄税務署若しくは所轄国税局の当該職員は 復興特別法人税に関する調査について必要があるときは 法人に対し 金銭の支払若しくは物品の譲渡をする義務があると認められる者又は金銭の支払若しくは物品の譲渡を受ける権利があると認められる者に質問し 又はその事業に関する帳簿書類その他の物件を検査することができる ( 復興財源確保法 623) 注 1 第二章第一節の二 定義 の表の12の2に掲げる分割法人は2に掲げる物品の譲渡をする義務があると認められる者に 同表の12の3に掲げる分割承継法人は2に掲げる物品の譲渡を受ける権利があると認められる者に含まれるものとする ( 復興財源確保法 625) 注 2 連結納税に関することは省略した ( 編者 ) 3 当該職員の質問検査権の準用 1 当該職員の質問検査権 及び2 当該職員の取引先等への質問検査権 は 国税庁の当該職員及び納税地の所轄税務署又は所轄国税局の当該職員以外の当該職員のその所属する税務署又は国税局の所轄する区域内に本店 支店 工場 営業所その他これらに準ずるものを有する法人に対する質問又は検査について準用する ( 復興財源確保法 626) -1817-
第七章第六節 雑則 4 官公署等への協力要請国税庁 国税局又は税務署の当該職員は 復興特別法人税に関する調査について必要があるときは 官公署又は政府関係機関に 当該調査に関し参考となるべき帳簿書類その他の物件の閲覧又は提供その他の協力を求めることができる ( 復興財源確保法 627) 5 身分証明書の携帯等国税庁 国税局又は税務署の当該職員は 1 当該職員の質問検査権 及び2 当該職員の取引先等への質問検査権 ( これらを3 当該職員の質問検査権の準用 において準用する場合を含む ) による質問又は検査をする場合には その身分を示す証明書を携帯し 関係人の請求があったときは これを提示しなければならない ( 復興財源確保法 628) 6 質問検査権の意義 1 当該職員の質問検査権 及び 2 当該職員の取引先等への質問検査権 ( これらを3 当該職員の質問検査権の準用 において準用する場合を含む ) による質問又は検査の権限は 犯罪捜査のために認められたものと解してはならない ( 復興財源確保法 629) -1818-
第七章第六節 雑則 四復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 1 関連規定の読替え 復興特別法人税に係る次の表の第 1 欄に掲げる法律の適用については 同表の第 2 欄に掲げる規定中同表の第 3 欄に掲げる字句は 同表の第 4 欄に掲げる字句とする ( 復興財源確保法 631 復興特別法人税政令 101 復興法人特別税省令 2) 1 2 3 4 法律及び政令条項読み替えられる字句読み替える字句 1 法人税法 イ 第 26 条第 1 項第 3 号 還 ) 又は ) 若しくは 付金等の益金不算入 の規定 又は東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法 ( 平成 23 年法律第 117 号 以下 復興財源確保法 という ) 第 56 条 復興特別所得税額の還付 若しくは第 59 条 確定申告に係る更正等による復興特別所得税額の還付 の規定 ロ 第 38 条第 1 項 法人税額等の損金不算入 ) の額 ) の額及び復興特別法人税 ( 延滞税 過少申告加算税 無申告加算税及び重加算税並びに復興財源確保法第 53 条第 4 項 課税標準及び税額の申告 において準用する同項各号に掲げる規定による利子税を除く ) の額 ハ 第 40 条 法人税額から控 同項又は 同項若しくは 除する所得税額の損金不算入 場合 場合又は復興特別所得税の額につき復興財源確保法第 49 条第 1 項 復興特別所得税額の控除 若しくは第 56 条第 1 項 復興特別所得税額の還付 若しくは第 59 条第 1 項 確定申告に係る更正等による復興特別所得税額の還付 の規定の適用を受ける場合 ニ 第 67 条第 3 項 特定同族会社の特別税率 金額 ) 並びに 金額 ) 及び当該事業年度の復興財源確保法に規定する課税標準法人税額につき復興財源確保法第五章第三節 税額の計算 の規定により計算した復興特別法人税の額並びに ホ第 67 条第 3 項第 5 号法人税の額並びに法人税の額及び復興特別法人税の額並びに へ 第 69 条第 2 項 外国税額の控除 の控除限度額と の控除限度額及び復興特別法人税控除限度額として政令で定める金額と ト 第 80 条の2 前事業年度 掲げる金額又は 掲げる金額若しくは の法人税額等の更正等に伴う更正の請求の特例 掲げる金額につき 掲げる金額又は復興財源確保法第 40 条第 14 号 定義 に規定する復興特別法人税申告書に記載すべき復興財源確保法第 53 条第 1 項第 1 号から第 3 号まで 課税標準及び税額の申告 に掲げる金額につき 2 租税特別措置法 第 93 条第 1 項第 2 号 利 子税等の割合の特例 含む ) 含む 以下この号において同じ ) 及び復興財源確保法第 53 条第 4 項において準用する法人税法第 75 条第 7 項 3 国税通則法 イ 第 15 条第 2 項第 3 号 納 税義務の成立及びその納 付すべき税額の確定 法人税事業年度法人税及び復興特別法人税事業年度 -1819-
第七章第六節 雑則 ロ 第 21 条第 2 項 納税申告書の提出先等 法人税 法人税 復興特別法人税 ハ 第 30 条第 2 項 更正又は決定の所轄庁 法人税 法人税 復興特別法人税 ニ 第 33 条第 2 項 賦課決定の所轄庁 法人税 法人税 復興特別法人税 ホ 第 43 条第 2 項 国税の徴収の所轄庁 法人税 法人税 復興特別法人税 へ 第 65 条第 3 項第 2 号 過少申告加算税 加算した金額 加算した金額 ( 復興財源確保法第 49 条 復興特別所得税額の控除 又は第 50 条 外国税額の控除 の規定による控除をされるべき金額があるときは 当該金額を加算した金額 ) 法人税 法人税 復興特別法人税 ト 第 75 条第 4 項第 1 号 国税に関する処分についての不服申立て 若しくは法人税法 法人税法若しくは復興財源確保法第 58 条第 2 項 青色申告 同法法人税法 チ 第 85 条第 1 項 納税地異動の場合における異議申立先等 法人税 法人税 復興特別法人税 リ 第 86 条第 1 項 異議申立事件の決定機関の特例 法人税 法人税 復興特別法人税 4 法人税法施行令 イ 第 9 条第 1 項第 1 号ホ 利益積立金額 法人税の額並びに 法人税及び復興特別法人税の額並びに ロ 第 9 条第 1 項第 1 号ヌ 同じ ) として 同じ ) 及び復興特別法人税 ( 附帯税を除く 次 条第 1 項第 1 号において同じ ) として ハ 第 123 条第 2 項 合併等により移転をする資産及び負債 除く ) として除く ) 及び復興特別法人税 ( 附帯税を除く ) として ニ 第 143 条 地方税控除限度額 法第 69 条第 2 項 復興財源確保法第 63 条第 1 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 の規定により読み替えて適用される法第 69 条第 2 項 に規定する に規定する復興特別法人税控除限度額として政令で定める金額は 復興特別法人税に関する政令 ( 平成 24 年政令第 17 号 ) 第 6 条第 1 項 外国税額の控除限度額の計算 の規定により計算した金額 ( 次条第 6 項第 1 号において 復興特別法人税の控除限度額 という ) とし 法第 69 条第 2 項に規定する ホ 第 144 条第 6 項第 1 号 繰越控除限度額等 国税の控除限度額 国税の控除限度額 ( 復興特別法人税の控除限度額を含む 以下この条において同じ ) へ 第 146 条第 3 項 適格合併等が行われた場合の繰越税額控除限度額等 同条第 1 項から第 3 項まで 同条第 1 項から第 3 項まで又は復興財源確保法第 50 条第 1 項 外国税額の控除 ト 第 146 条第 6 項第 3 号ロ 第 69 条第 1 項から第 3 項まで 第 69 条第 1 項から第 3 項まで又は復興財源確保法第 50 条第 1 項 -1820-
第七章第六節 雑則 5 租税特別措 置法施行規則 イ 第 22 条の18の4 第 4 項第 2 号 特定目的会社に係る課税の特例 100 分の70 100 分の70( 復興財源確保法第 45 条に規定する課税事業年度 ( 同条第 3 項の規定により課税事業年度とみなされる事業年度を除く 以下 課税事業年度 という ) にあっては 100 分の80) ロ 第 22 条の19 第 2 項第 3 号 投資法人に係る課税の特例 100 分の70 100 分の70( 課税事業年度にあっては 100 分の 80) ハ 第 22 条の20の2 第 3 項第 2 号 特定目的信託に係る受託法人の課税の特例 100 分の70 100 分の70( 課税事業年度にあっては 100 分の 80) ニ 第 22 条の20の3 第 3 項第 2 号 特定投資信託に係る受託法人の課税の特例 100 分の70 100 分の70( 課税事業年度にあっては 100 分の 80) 6 国税通則法施行第 12 条第 1 項ただし書規則 審査請求に係る書類の提出先 法人税 法人税 復興特別法人税 注連結納税 相続税法その他本書に記載のない法令等に関することは省略した ( 編者 ) 2 法人税又は復興特別法人税に係る国税通則法の規定の適用等 1 1に掲げるもののほか 法人税又は復興特別法人税に係る国税通則法の規定の適用については 次に掲げるところによる ( 復興財源確保法 632) イ ロ 国税通則法第 71 条第 1 項第 1 号 国税の更正 決定等の期間制限の特例 の規定の適用については 法人税及び復興特別法人税は 同一の税目に属する国税とみなす 注上記により 国税通則法第 71 条第 1 項第 1 号の更正決定等の期間制限の特例については 復興法人特別税についても 法人税と同様に取り扱うことに留意する ( 編者 ) 法人税又は復興特別法人税に係る国税通則法第 58 条第 1 項第 1 号イ 還付加算金 に規定する更正決定等 ( 以下ロ及び4において 更正決定等 という ) について不服申立てがされている場合において 当該法人税又は復興特別法人税と納税義務者及び事業年度が同一である他の復興特別法人税又は法人税についてされた更正決定等があるときは 同法第 90 条第 1 項若しくは第 2 項 他の審査請求に伴うみなす審査請求 第 104 条第 2 項 併合審理等 又は第 115 条第 1 項第 2 号 不服申立ての前置等 の規定の適用については 当該他の復興特別法人税又は法人税についてされた更正決定等は 当該法人税又は復興特別法人税の同法第 19 条第 1 項 修正申告 に規定する課税標準等又は税額等についてされた他の更正決定等とみなす 注上記により 同一税目の国税について複数の更正決定等がされた場合の国税通則法第 90 条第 1 項若しくは第 2 項 第 104 条第 2 項又は第 115 条第 1 項第 2 号の規定の適用については 法人税及び復興特別法人税を同一の税目の国税として扱い これらの規定を適用することに留意する ( 編者 ) 2 国税通則法第 70 条第 3 項 国税の更正 決定等の期間制限 ( 租税特別措置法第 66 条の4 第 17 項 国外関連者との取引に係る課税の特例 により読み替えて適用する場合を含む ) の規定により法人税について更正の請求 ( 国税通則法第 23 条第 1 項 更正の請求 の規定による更正の請求をいう 以下 2において同じ ) に係る更正が行われた場合には 当該法人税に係る復興特別法人税についての更正若しくは決定 ( 国税通則法第 25 条 決定 の規定による決定をいう ) 又は当該更正若しくは決定に伴って行われることとなる加算税 ( 国税通則法第 69 条 加算税の税目 に規定する加算税をいう 4 及び7において同じ ) についてする賦課決定 ( 国税通則法第 32 条第 1 項又は第 2 項 賦課決定 の規定による決定をいう 以下四において同じ ) は 国税通則法第 70 条第 1 項及び第 2 項の規定並びに第 6 項の規定にかかわらず 当該更正の請求があった日から6か月を経過する日まで することができる 同条第 3 項 ( 第 6 項の規定により読み替えて適用する場合を含む ) の規定により復興特別法人税について更正の請求に係る更正が行われた場合における当該復興特別法人税に係る法人税についての更正又は賦課決定についても 同様とす -1821-
第七章第六節 雑則 る この場合において 国税通則法第 70 条第 4 項 第 71 条及び第 72 条 国税の徴収権の消滅時効 の規定の適用については 同項中 前 2 項 とあるのは 前 2 項又は復興財源確保法第 63 条第 3 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 と 第 1 項又は前項 とあるのは 第 1 項若しくは前項又は同条第 3 項 と 同法第 71 条第 1 項中 が前条 とあるのは が前条又は復興財源確保法第 63 条第 3 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 と 前条 とあるのは 前条及び同項 と 同法第 72 条第 1 項中 あった日 とあるのは あった日とし 復興財源確保法第 63 条第 3 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 の規定による更正若しくは決定又は賦課決定により納付すべきものについては 同項に規定する更正又は決定があった日 とする ( 復興財源確保法 6334) 3 法人の各課税事業年度の所得に対する法人税につき租税特別措置法第 66 条の4 第 16 項の規定の適用がある場合には 当該各課税事業年度の復興特別法人税 ( この規定の適用に係る部分に限る ) に係る国税通則法第 23 条第 1 項 ( 第 2 号を除く ) の規定の適用については 同項中 5 年 とあるのは 6 年 とする ( 復興財源確保法 635) 更正決定等で次の表の左欄に掲げるものは 国税通則法第 70 条第 1 項の規定にかかわらず それぞれ同表の右欄に掲げる期限又は日から6 年を経過する日まで することができる この場合において 同条第 3 項及び第 4 項並びに同法第 71 条第 1 項の規定の適用については 同法第 70 条第 3 項中 前 2 項の規定により とあるのは 前 2 項及び復興財源確保法第 63 条第 6 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 の規定により と 前 2 項 とあるのは 前 2 項及び同条第 6 項 と 同条第 4 項中 第 1 項又は前項 とあるのは 第 1 項 前項又は復興財源確保法第 63 条第 6 項 と 同法第 71 条第 1 項中 が前条 とあるのは が前条及び復興財源確保法第 63 条第 6 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 と 前条 とあるのは 前条及び同項 とする ( 復興財源確保法 636) 4 イ 次に掲げる更正決定 ( 更正又は国税通則法第 25 条の規定による決定をいう 以下 4において同じ ) に伴い同法第 19 条第 1 項 修正申告 に規定する課税標準等 ( 以下 4において 課税標準等 という ) 又当該更正決定に係る復興特別法人税は同条第 1 項に規定する税額等 ( 以下 4において 税額等 という ) の国税通則法第 2 条第 7 号 定義 にに異動を生ずべき復興特別法人税に係る更正決定規定する法定申告期限 (( イ ) 又は ( ロ ) の法人税に係る更正が同法第 61 条第法人が当該法人に係る租税特別措置法第 66 条の4 第 1 項に規 1 項 延滞税の額の計算の基礎となる定する国外関連者との取引をこの規定に規定する独立企業間 ( イ ) 期間の特例 に規定する還付請求申告価格と異なる対価の額で行った事実に基づいてする法人税に書に係る更正である場合には 当該還係る更正決定付請求申告書を提出した日 ) ( ロ ) ( イ ) に掲げる更正決定に伴い課税標準等又は税額等に異動を生ずべき法人税に係る更正決定 ロ イの左欄の表の ( イ ) 若しくは ( ロ ) に掲げる更正決定又は同表 ( イ ) に掲げる事実に基づいてする法人税に係る国税通則法第 2 条第 6 号に規定する納税申告書 ( 同法第 17 条第 2 項 期限内申告 に規定する期限内申告書を除く 以下ロにおいて 納税申告書 という ) の提出若しくはイの左欄の表の ( ロ ) に掲げる異動を生ずべき法人税に係る納税申告書の提出に伴い課税標準等又は税額等に異動を生ずべき復興特別法人税に係る更正決定又は納税申告書の提出に伴いその復興特別法人税に係る加算税についてする賦課決定 その納税義務の成立の日 注 4により読み替えて適用される国税通則法第 70 条第 3 項の規定による更正又は賦課決定により納付すべき復興特別法人税に係る同法第 72 条第 1 項の規定の適用については 同項中 第 70 条第 3 項 とあるのは 復興財源確保法第 63 条第 6 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 の規定により読み替えて適用される第 70 条第 3 項 とする ( 復興財源確保法 638) 5 6 7 租税特別措置法第 66 条の4 第 18 項及び第 19 項の規定は 復興特別法人税に係る国税通則法第 72 条第 1 項に規定する国税の徴収権の時効について準用する ( 復興財源確保法 637) 租税特別措置法第 66 条の4 第 21 項の規定は 復興特別法人税に係る延滞税について準用する ( 復興財源確保法 63 9) 租税特別措置法第 66 条の4の2 国外関連者との取引に係る課税の特例に係る納税の猶予 の規定は 4の表のイに掲げる更正決定により納付すべき復興特別法人税の額及び当該復興特別法人税の額に係る加算税の額について準 -1822-
第七章第六節 雑則 用する この場合において 同条第 4 項中 納税の猶予 ) とあるのは 納税の猶予)( 復興財源確保法第 63 条第 10 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 において準用する場合を含む ) と 同条第 6 項中 の規定による納税の猶予を含む ) 又は と 同法第 52 条第 1 項 とあるのは ( 復興財源確保法第 63 条第 10 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 において準用する場合を含む 以下同じ ) の規定による納税の猶予を含む ) 又は と 同法第 52 条第 1 項 と の規定による納税の猶予を含む ) 又は と 同法第 151 条第 1 項 とあるのは ( 復興財源確保法第 63 条第 10 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 において準用する場合を含む 第 151 条第 1 項において同じ ) の規定による納税の猶予を含む ) 又は と 同法第 151 条第 1 項 と読み替えるものとする ( 復興財源確保法 6310) 8 租税特別措置法施行令第 39 条の12の2 国外関連者との取引に係る課税の特例に係る納税の猶予の申請手続等 の規定は 法第 63 条第 10 項において準用する租税特別措置法第 66 条の4の2の規定を適用する場合について準用する この場合において 同令第 39 条の12の2 第 4 項中 納税の猶予 ) とあるのは 納税の猶予)( 復興財源確保法第 63 条第 10 項 復興特別法人税に係る法人税法の適用の特例等 において準用する場合を含む ) と読み替えるものとする ( 復興財源確保法 6314 復興特別法人税政令 102) 注連結納税及び租税条約実施特例法その他本書に記載のない法令等に関することは省略した ( 編者 ) -1823-
第七章第六節 雑則 五罰則 1 復興特別法人税を免れる罪 1 偽りその他不正の行為により復興特別法人税を免れる罪偽りその他不正の行為により 第五節の一の1 課税標準及び税額の申告 の表の2に掲げる復興特別法人税の額( 第四節の二の1 復興特別所得税額の控除 又は同二の2 外国税額の控除 により控除をされるべき金額がある場合には 第五節の一の1の表の2による計算をこれらを適用しないでした復興特別法人税の額 ) につき復興特別法人税を免れた場合には 法人 ( 人格のない社団等を含む 2 2 並びに5 及び5の (2) において同じ ) の代表者 ( 人格のない社団等の管理人及び法人課税信託の受託者である個人を含む 2 及び2において同じ ) 代理人 使用人その他の従業者でその違反行為をした者は 10 年以下の懲役若しくは1,000 万円以下の罰金に処し 又はこれを併科する ( 復興財源確保法 641) 注連結納税に関することは省略した ( 編者 ) ( 免れた復興特別法人税の額等が 1,000 万円を超える場合 ) 1 の免れた復興特別法人税の額が 1,000 万円を超えるときは 情状により 1 の罰金は 1,000 万円を超えその免れ た復興特別法人税の額に相当する金額以下とすることができる ( 復興財源確保法 642) 2 復興特別法人税申告書を提出しないことにより復興特別法人税を免れる等の罪 1 偽りその他不正の行為により復興特別法人税を免れる罪 に掲げるもののほか 第五節の一の1 課税標準及び税額の申告 による申告書をその提出期限までに提出しないことにより 同 1の表の2に掲げる復興特別法人税の額 ( 第四節の二の1 復興特別所得税額の控除 又は同二の2 外国税額の控除 により控除をされるべき金額がある場合には 第五節の一の1の表の2による計算をこれらを適用しないでした復興特別法人税の額 ) につき復興特別法人税を免れた場合には 法人の代表者 代理人 使用人その他の従業者でその違反行為をした者は 5 年以下の懲役若しくは500 万円以下の罰金に処し 又はこれを併科する ( 復興財源確保法 643) ( 免れた復興特別法人税の額等が 500 万円を超える場合 ) 2 の免れた復興特別法人税の額が 500 万円を超えるときは 情状により 2 の罰金は 500 万円を超えその免れた復 興特別法人税の額に相当する金額以下とすることができる ( 復興財源確保法 644) 2 復興特別法人税申告書を提出しない等の罪正当な理由がなくて第五節の一の1 課税標準及び税額の申告 による申告書をその提出期限までに提出しなかった場合には 法人の代表者 代理人 使用人その他の従業者でその違反行為をした者は 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金に処する ただし 情状により その刑を免除することができる ( 復興財源確保法 65) 3 代表者等が自署押印しない罪一 代表者等の自署押印 において準用する第二章第五節の四 代表者等の自署押印 若しくは第六章の一の5 代表者等の自署押印 に違反した者又はこれらに違反する復興特別法人税申告書若しくは当該申告書に係る修正申告書の提出があった場合のその行為をした者は 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金に処する ただし 情状により その刑を免除することができる ( 復興財源確保法 66) 4 当該職員の質問に対して答弁しない等の罪次の表の ( 一 ) 又は ( 二 ) のいずれかに該当する者は 1 年以下の懲役又は50 万円以下の罰金に処する ( 復興財源確保法 67) 1 2 三の1の1 当該職員の質問検査権 において準用する第二章第五節の五の1の1 当該職員の質問検査権 による当該職員の質問に対して答弁せず 若しくは偽りの答弁をし 又はこれらによる検査を拒み 妨げ 若しくは忌避した者三の1の1において準用する第二章第五節の五の1の1による物件の提示又は提出の要求に対し 正当な理由がなくこれに応じず 又は偽りの記載若しくは記録をした帳簿書類その他の物件 ( その写しを含む ) を提示し 若しくは提出した者 -1824-
第七章第六節 雑則 注 4 は 復興財源確保法附則により改正されたもので 改正規定は 平成 25 年 1 月 1 日から適用され 平成 24 年 12 月 31 日以前の適用については 上表は次による ( 復興財源確保法附 7 平 23.12 改法附 1Ⅴ 同法 23) 1 2 三の2の2 当該職員の質問検査権 及び三の2の2 当該職員の取引先等への質問検査権 ( これらを三の2の3 当該職員の質問検査権の準用 において準用する場合を含む ) による当該職員の質問に対して答弁せず 若しくは偽りの答弁をし 又はこれらによる検査を拒み 妨げ 若しくは忌避した者 1の検査に関し偽りの記載又は記録をした帳簿書類を提示した者 5 刑の対象となる者法人の代表者 ( 人格のない社団等の管理人を含む ) 又は法人若しくは人の代理人 使用人その他の従業者が その法人又は人の業務に関して1の1 偽りその他不正の行為により復興特別法人税を免れる罪 若しくは1の2 復興特別法人税申告書を提出しないことにより復興特別法人税を免れる等の罪 2 復興特別法人税申告書を提出しない等の罪 又は 4 当該職員の質問に対して答弁しない等の罪 の違反行為をしたときは その行為者を罰するほか その法人又は人に対して1の1 若しくは1の2 2 又は4に掲げる罰金刑を科する ( 復興財源確保法 681) ( 人格のない社団等の場合の対象者等 ) (1) 人格のない社団等について5の適用がある場合には その代表者又は管理人がその訴訟行為につきその人格のない社団等を代表するほか 法人を被告人又は被疑者とする場合の刑事訴訟に関する法律の規定を準用する ( 復興財源確保法 683) ( 時効の期間 ) (2) 5により1の1 偽りその他不正の行為により復興特別法人税を免れる罪 又は1の2 復興特別法人税申告書を提出しないことにより復興特別法人税を免れる等の罪 の違反行為につき法人又は人に罰金刑を科する場合における時効の期間は これらの罪についての時効の期間による ( 復興財源確保法 682) -1825-