3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

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2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の合

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記入の方法 標準報酬月額の比較欄 の 合計額 及び 平均額 を算出する場合は 以下にご注意ください 1 支払基礎日数 17 日未満の月の報酬額は除いてください 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支 払基礎日数が 17 日以上あれば

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大金問発第   号

2 改正の概要 昇給又は降給などで固定的賃金に変動があった月以後の継続した3か月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額 ( 通常の随時改定の計算方法により算出した標準報酬月額 ) と 1 昇給月又は降給月以後の継続した3か月の間に受けた固定的賃金の月平均額に 2 昇給月又は降給月前の継続した9か月及

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( 様式 1) 中部アイティ産業健康保険組合様 本金機構 様 間報酬の平均で算定することの申立書 ( 定時決定用 ) 当事業所は業を行っており ( 当事業所内の部門では ) 例 4 月から6 月までの間は の理由により繁忙期となることから 健康保険及び厚生金保険被保険者の報酬月額算定基礎届を提出する

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間平均で算出した標準報酬月額に係る保険者算定の留意事項 厚生労働省より 23 3 月 31 付で 健康保険法及び厚生金保険法における標準報酬月額の定時決定及び随時改定の取扱いについて の一部改正について ( 保発 0331 第 17 号 発 0331 第 9 号 ) 及び 健康保険法及び厚生金保険法

5. 改正の要件 固定的賃金の変動 ( 給与体系の変動 ) があり 変動月以後継続した 3 ヶ月の支払基礎日数がすべて 17 日以上あるとき ( 短時間労働者は 11 日以上 ) 以下の 1~4 の全ての要件に該当すると 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を提出することができます ( 被

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例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 ,000 11,000 10,000 7,500 12,

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

●「高齢者医療運営円滑化等補助金《については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

注意事項 平成 29 年 7 月 1 日において 現に組合員である者の同日前 3 月間 ( 同日に継続した組合員であった期間に限るものとし 支払基礎日数が 17 日未満である月を除く ) に受けた報酬の総額をその期間の月数で除して得た額 ( 平均額 ) を報酬月額として 標準報酬等級表に当てはめて標

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1. 区分説明 ( 定時決定 随時改定等 ) 改定事由 =37( 随時改定等 ) の場合 入力必須 ( 定時決定の場合 入力不可 ) 1: 随時改定 ( 固定給与変動 ) 固定給与の変更により 2 以上の変動がある場合 2: 育児休業等終了時改定 育児休業等終了時改定の場合 1 以上の変動が対象 3

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, 原則としてこの支払基礎 月変算定や月変では 図表 2 標準報酬月額を決める報酬 分類 標準報酬月額の対象となるもの 標準報酬月額の対象とならないもの 基本給 ( 月給, 週給, 日給等 ) 傷病見舞金, 災害見舞金, 結婚祝金, 出張旅費, 通貨で支給されるもの 交際費, 大入袋, 解雇予告手当

( 行政苦情救済推進会議の意見 ) 保険料を負担する者の負担の公平性を図る観点から 保険料の定時決定のみならず 随時改定においても報酬実態に即した標準報酬月額を決定することができるよう 標準報酬月額の算定の方法を見直す必要がある ( あっせん要旨 ) 厚生労働省は 保険料を負担する者の負担の公平性を

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5 恩恵的に支給するものであっても 労働協約等に基づいて支給されるもの で 経常的 ( 定期的 ) に支払われる場合は 報酬等 に該当する 例 傷病手当金と給与の差額補填を目的とした見舞金 6 労働の対償として支給されるものであっても 被保険者が常態として受ける報酬以外のものは 報酬等 に含まれない

Ⅱ 産前産後休業終了時改定の新設 ( 国共法第 条第 11 項及び第 1 項 ) 1. 改定の対象産前産後休業を終了した組合員が 当該休業を終了した日に当該休業に係る子を養育する場合において 共済組合に申出をしたときは 標準報酬の改定を行います ( 平成 6 年 月 1 日以後に終了した産前産後休業

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事例 2 定時決定 が全て休職中だった場合 ( 定時決定の保険者算定 1) 従前のを報告 ( 直近ので決定 ) 2 企業コードは必ず記入 99 生年日性別 ツヨシ 企業 11 変更理由 改定年 従前改定年 元号 4 年 異動情報 異動年日 算定基礎 (1) 固定的給与非固定的

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

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1 同封している書類について 1 平成 29 年度算定基礎届の提出について 2 被保険者報酬月額算定基礎届 ( 基金未加入の事業所のみ ) 送付を希望されない事業所にはお送りしていません 平成 29 年 5 月 12 日処理完了分 ( 通知書等の確認印が平成 29 年 5 月 12 日 ) までのデ

平成23年社会保険改正対応(定時決定における保険者算定の基準追加)運用操作マニュアル(BS)

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

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目次 定時決定 随時改定 定時決定 随時改定 標準報酬月額の更新の時期 P2 社会保険算定画面を表示する P4 定時決定 随時改定 p6 対象者のみを表示する P13 社員情報の標準月額報酬を更新する P14 出力 ( 定時決定 随時改定 ) 算定基礎届 月額変更届 P15 社会保険料改定通知書 P

釧路厚生年金事案 214 第 1 委員会の結論 申立人は 申立期間について 厚生年金保険被保険者として厚生年金保険 料を事業主により給与から控除されていたと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 15 年生住所 : 2 申立内容

-2 -



⑴ ⑵ ⑶ ⑵

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301121答申件数表


VBA 社会保険 労働保険 のご利用について VBA 社会保険 労働保険 システムは 社会保険の算定基礎届 社会保険の月額変更届 社会保険の賞与支払届 労働保険の基礎賃金集計表 労働保険の概算確定申告書 ( 継続事業 ) を作成します 被保険者報酬月額算定基礎届総括表 被保険者賞与支払届総括表 およ

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目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

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( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

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例 1 一般的な例 算定基礎届の記載例 4 月 5 月 6 月の報酬と平均月額を計算 基本給や諸手当 その他報酬とされる手当をすべて計上します 支払基礎日数 基本給 家族手当 職能手当 通勤手当 残業手当 合計 4 月 3 日 25, 11, 1, 7,5 12,9 291,4 5 月 31 日 2

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Transcription:

平成 23 年 6 月 15 日 事業主 様 兵庫県建築組合理事長 及びの定時決定における被保険者の報酬月額の保険者算定を行う際の基準の見直しに係る事務取扱について 組合の円滑な事業運営について 平素より格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます さて 今般 及びの定時決定における被保険者の報酬月額の保険者算定を行うことが可能な場合が追加されたところであり その具体的な事務取扱について 次のとおりお知らせします なお この事務取扱について 日本年金機構兵庫事務センターと協議済であることを申し添えます 1 保険者算定の基準の見直しの趣旨 被保険者の報酬月額の保険者算定は 定時決定や随時改定の方法等によって報酬月額を算定することが困難又は著しく不当である場合に 保険者が算定する額を報酬月額とするものであり このうち 著しく不当である場合 は 従来 原則として1 給与の遅配や遡り昇給 2 休職 3ストライキの3つの場合に認められてきたものです 今回 国民の皆様からの御意見 社会保険審査会の裁決 総務省からのあっせん等を踏まえ より実態に即した取扱いとなるよう 定時決定においては 上記の3つの要件に加え 業種や職種の特性から 4 月 ~6 月までの報酬額がその他の時期と比較して著しく変動するような場合も 保険者算定を行うこととされました なお 組合及び日本年金機構は この保険者算定の見直しに対応する必要がありますが 組合と日本年金機構との間で見解が分かれた場合は 業種の実態や 従業員の労務の実態により適合した取扱いとなるよう相互に調整を行うこととしています 2 保険者算定の追加の概要 当年の4 月 5 月 6 月の3か月間に受けた報酬の月平均額から算出した標準報酬月額と 前年の7 月から当年の6 月までの間に受けた報酬の月平均額から算出した標準報酬月額の間に 2 等級以上の差を生じた場合であって 当該差が業務の性質上例年発生することが見込まれる場合について 保険者算定の対象とします

3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されることをいいます なお 単年度のみなど 業務の一時的な繁忙による報酬の増加等は対象外です ⑵ 繁忙期が1 年間に複数回あったとしても 4 月 ~6 月までの報酬月額の平均と 前年 7 月 ~ 当年 6 月までの報酬月額の平均との間に 標準報酬月額等級区分で2 等級以上の差があれば対象とします ⑶ 同じ事業所のなかでも 人事異動や決算業務のため 4 月 ~6 月が繁忙期に当たる部署と当たらない部署がある場合は 繁忙期に当たる部署のみを判断対象とします ⑷ 2 等級以上の差が生じた場合とは 通常の方法で算出した標準報酬月額よりも年間平均で算出した標準報酬月額が低い場合だけでなく 高い場合も対象とします ⑸ 一時的な報酬変動か 例年起こる季節的な報酬変動か疑義がある場合は 複数年分の報酬月額の平均を確認して判断します 4 報酬月額の平均の取扱い ⑴ 前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間の報酬月額の平均を計算する際 支払基礎日数が 17 日以上の月を対象として報酬月額の平均を計算します パートやアルバイトの方は 支払基礎日数が 15 日以上の月を対象として計算します なお 低額の休職給を受けた月 ストライキによる賃金カットを受けた月及び一時帰休に伴う休業手当等を受けた月は計算対象から除外します ⑵ 前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間に 前年 6 月分以前の給与の遅配分を受けたり さかのぼった昇給により数月分の差額を一括で受けたりする等の事情があった場合の取扱いは 次のとおりです 1 4 月 ~6 月までの間の報酬月額の平均を計算するに当たっては 定時決定を行う際の従来からの取扱いと同様です 2 前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間の報酬月額の平均を計算するに当たっては 次のように取扱います ア前年 6 月以前に支払うべきであった給与の遅配分を前年 7 月 ~ 当年 6 月までに受けた場合その遅配分に当たる報酬の額を除いて 報酬月額の平均を計算します イ前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間に本来支払うはずの報酬の一部が当年 7 月以降に支払われることになった場合その本来支払うはずだった月を計算対象から除外して 報酬月額の平均を計算します

⑶ 前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間に固定的賃金に変動が起こった場合でも 報酬月額の平均の計算対象となる月であれば 固定的賃金の変動が反映された報酬も含めて報酬月額の平均を計算します ⑷ 今回追加された保険者算定の取扱いを適用するために 報酬月額の年間平均の対象となる月の基準を満たす月数は 前年 7 月から当年 3 月までの間に 少なくとも1 月以上確保されている必要があります ⑸ 当年 3 月までに資格取得した者は 今回追加された保険者算定の取扱いの対象となりますが 当年 4 月 ~5 月までに資格取得した者は 当年 3 月までの間に 1 年間の報酬月額の平均の計算対象となる月が確保されていないため 対象となりません なお 当年 6 月に資格取得した場合は 当年度の定時決定の対象外となります ⑹ 一時帰休中の者に係る 今回追加した保険者算定の取扱いは次のとおりです 1 当年 7 月 1 日時点で一時帰休が解消される見込みがある場合今回追加した保険者算定のルールを適用します 4 月 ~6 月までのうち 一時帰休に伴う休業手当等が支払われなかった月における報酬月額の平均と 前年 7 月 ~ 当年 6 月 ( 一時帰休に伴う休業手当等を受けた月は除く ) までの報酬月額の平均を比較して 標準報酬月額等級区分に2 等級以上の差が生じれば対象とします 2 当年 7 月 1 日時点で一時帰休が解消される見込みがない場合 今回追加した保険者算定のルールは適用されません ⑺ ⑻ 標準報酬月額等級区分に 2 等級以上の差が生じない場合でも 随時改定と同様に 次の事 例に該当する場合は 1 等級の差でも 今回追加された保険者算定の対象とします < > 1 2 4~6 月の報酬月額の平均と前年 7 月 ~ 当年 6 月までの報酬月額の平均の いずれ か片方の月額が 124. 5 万円以上 もう片方の月額が 111. 5 万円以上 117. 5 万円未満の 場合 4~6 月の報酬月額の平均と前年 7 月 ~ 当年 6 月までの報酬月額の平均の いずれ か片方の月額が 5.3 万円未満 もう片方の月額が 6.3 万円以上 7.3 万円未満の場合 < > 1 2 4~6 月の報酬月額の平均と前年 7 月 ~ 当年 6 月までの報酬月額の平均の いずれ か片方の月額が 63.5 万円以上 もう片方の月額が 57.5 万円以上 60.5 万円未満の場合 4~6 月の報酬月額の平均と前年 7 月 ~ 当年 6 月までの報酬月額の平均の いずれ か片方の月額が 9.3 万円未満 もう片方の月額が 10.1 万円以上 10.7 万円未満の場合 4 月から 6 月までの期間に 定期昇給等により固定的賃金に変動が起こり 従前の標準報 酬月額等級と比較し 2 等級以上の差が生じた結果 7 月から 9 月までのいずれかの月を改定 月とする随時改定が行われる場合は 随時改定が定時決定に優先することから 1 年間の報 酬月額の平均による保険者算定を行うことはできません

5 保険者算定の申立手続き ⑴ 今回新たに追加された事由に基づく保険者算定を申立てるに当たっては 事業主は 当組合に対して その被保険者が保険者算定の要件に該当すると考えられる理由を記載した申立書を提出します 年間報酬の平均で算定することの申立書 ( 様式 1) 2 通 ( 用 用 ) カーボン紙を入れて記入してください 必ずしも申立書を提出する必要はなく 申立てがない場合は 通常の報酬月額の算定のルールに基づいて標準報酬月額を決定します ⑵ 前記 ⑴ の申立書には 保険者算定を申立てることに関する被保険者の同意書を添付します 被保険者報酬月額算定基礎届 保険者算定申立に係る例年の状況 標準報酬月額の比較及び被保険者の同意等 ( 様式 2) 2 通 ( 用 用 ) カーボン紙を入れて記入してください 今回追加された事由に基づく保険者算定に関する申立てを事業主が行うことによって 被保険者に不利益が生じることのないよう 被保険者の同意を必要としています 被保険者の同意がない場合は その同意がなかった被保険者の標準報酬月額についてのみ 通常の報酬月額の算定方法に基づき標準報酬月額を決定します ⑶ 前記 ⑴の申立てを行う場合 事業主は 該当する被保険者の 被保険者報酬月額算定基礎届 の備考欄に 年間平均 と記載します なお 算定基礎届自体の様式に変更はありません 6 施行期日 この事務取扱については 平成 23 年 4 月 1 日から適用します ( 平成 23 年度の定時決定から 適用します )

( 様式 1) 年金事務所長様 兵庫県建築組合理事長様 年間報酬の平均で算定することの申立書 当事業所は業を行っており 毎年 4 月から6 月までの間は 下記の理由により繁忙期となることから 及び被保険者の報酬月額算定基礎届を提出するにあたり 法第 41 条及び法第 21 条の規定による定時決定の算定方法によると 年間報酬の平均により算出する方法より 標準報酬月額等級について2 等級以上の差が生じ 著しく不当であると思料されますので 法第 44 条第 1 項及び法第 24 条第 1 項における 報酬月額の算定の特例 ( 年間 ) にて決定していただくよう申立てします なお 当事業所における例年の状況 標準報酬月額の比較及び被保険者の同意等の資料を添付します 記 理由 平成年月日 事業所所在地 事業所名称 事業主氏名 印 連絡先 業種等は正確に記入いただき 理由は具体的に記載をお願いします

被保険者報酬月額算定基礎届 保険者算定申立に係る例年の状況 標準報酬月額の比較及び保険者の同意等 ( 様式 2) 申請にあたっての注意事項 この用紙は 算定基礎届をお届けいただくにあたって 年間報酬の平均で決定することを申し立てる場合に必ず提出してください この用紙は 定時決定にあたり 4 5 6 月の報酬の月平均と年間報酬の月平均に 2 等級以上差があり 年間報酬の平均で決定することに同意する方のみ記入してください また 被保険者の同意を得ている必要がありますので 同意欄に被保険者の自署にて氏名を記入いただくか 記名のうえ押印してください なお 標準報酬月額は 年金や傷病手当金など 被保険者が受ける保険給付の額にも影響を及ぼすことにご留意下さい 事業所記号 事業所名称 被保険者証番号被保険者の氏名生年月日種別 昭和 平成年月日 前年 7 月 ~ 当年 6 月の報酬月額等の欄 算定基礎月の報酬支払基礎日数通貨によるものの額現物によるものの額合計 平成年 7 月日円円円 平成年 8 月日円円円 平成年 9 月日円円円 平成年 10 月日円円円 平成年 11 月日円円円 平成年 12 月日円円円 平成年 1 月日円円円 平成年 2 月日円円円 平成年 3 月日円円円 平成年 4 月日円円円 平成年 5 月日円円円 平成年 6 月日円円円 標準報酬月額の比較欄 従前の標準報酬月額 全て事業主が記載してください 千円 千円 前年 7 月 ~ 本年 6 月の合計額 本年 4 月 ~6 月の合計額 前年 7 月 ~ 本年 6 月の平均額 円円千円千円 本年 4 月 ~6 月の平均額 円円千円千円 2 等級以上 ( 又は ) 修正平均額 円 千円 千円 被保険者の同意欄 私は本年の定時決定にあたり 年間報酬額の平均で決定することを希望しますので 当事業所が申立てすることに同意します 被保険者氏名印 備考欄 標準報酬月額の比較欄 を記入するに当たり 裏面の 記入の方法 を参照のうえ 記入してください

記入の方法 標準報酬月額の比較欄 の 合計額 及び 平均額 を算出する場合は 以下にご注意ください 1 支払基礎日数 17 日未満の月の報酬額は除いてください 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が 17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の合計額 平均額を記入してください また 前年 7 月 ~ 本年 6 月の合計額 平均額 には 15 日以上の月の報酬の合計額 平均額を記入してください 3 低額の休職給を受けた月 ストライキによる賃金カットを受けた月及び一時帰休に伴う休業手当等 を受けた月を除いてください 4 給与の支払いに遅配がある場合はア前年 6 月分以前に支払うべきであった給与の遅配分を前年 7 月 ~ 当年 6 月までに受けた場合は その遅配分に当たる報酬の額を除いてください イ前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間に本来支払うはずの報酬の一部が 当年 7 月以降に支払われることになった場合は その支払うはずだった月を除いてください 5 この保険者算定の要件に該当する場合は 修正平均額 には 前年 7 月 ~ 本年 6 月の平均額 を 記入してください 6 上記 1~4 に該当した場合は その旨を 備考欄 に記入してください

被保険者報酬月額算定基礎届 保険者算定申立に係る例年の状況 標準報酬月額の比較及び保険者の同意等 ( 様式 2) 申請にあたっての注意事項 この用紙は 算定基礎届をお届けいただくにあたって 年間報酬の平均で決定することを申し立てる場合に必ず提出してください この用紙は 定時決定にあたり 4 5 6 月の報酬の月平均と年間報酬の月平均に 2 等級以上差があり 年間報酬の平均で決定することに同意する方のみ記入してください また 被保険者の同意を得ている必要がありますので 同意欄に被保険者の自署にて氏名を記入いただくか 記名のうえ押印してください なお 標準報酬月額は 年金や傷病手当金など 被保険者が受ける保険給付の額にも影響を及ぼすことにご留意下さい 事業所整理記号 事業所名称 被保険者整理番号被保険者の氏名生年月日種別 昭和 平成年月日 前年 7 月 ~ 当年 6 月の報酬月額等の欄 算定基礎月の報酬支払基礎日数通貨によるものの額現物によるものの額合計 平成年 7 月日円円円 平成年 8 月日円円円 平成年 9 月日円円円 平成年 10 月日円円円 平成年 11 月日円円円 平成年 12 月日円円円 平成年 1 月日円円円 平成年 2 月日円円円 平成年 3 月日円円円 平成年 4 月日円円円 平成年 5 月日円円円 平成年 6 月日円円円 標準報酬月額の比較欄 従前の標準報酬月額 全て事業主が記載してください 千円 千円 前年 7 月 ~ 本年 6 月の合計額 本年 4 月 ~6 月の合計額 前年 7 月 ~ 本年 6 月の平均額 円円千円千円 本年 4 月 ~6 月の平均額 円円千円千円 2 等級以上 ( 又は ) 修正平均額 円 千円 千円 被保険者の同意欄 私は本年の定時決定にあたり 年間報酬額の平均で決定することを希望しますので 当事業所が申立てすることに同意します 被保険者氏名印 備考欄 標準報酬月額の比較欄 を記入するに当たり 裏面の 記入の方法 を参照のうえ 記入してください

記入の方法 標準報酬月額の比較欄 の 合計額 及び 平均額 を算出する場合は 以下にご注意ください 1 支払基礎日数 17 日未満の月の報酬額は除いてください 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が 17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の合計額 平均額を記入してください また 前年 7 月 ~ 本年 6 月の合計額 平均額 には 15 日以上の月の報酬の合計額 平均額を記入してください 3 低額の休職給を受けた月 ストライキによる賃金カットを受けた月及び一時帰休に伴う休業手当等 を受けた月を除いてください 4 給与の支払いに遅配がある場合はア前年 6 月分以前に支払うべきであった給与の遅配分を前年 7 月 ~ 当年 6 月までに受けた場合は その遅配分に当たる報酬の額を除いてください イ前年 7 月 ~ 当年 6 月までの間に本来支払うはずの報酬の一部が 当年 7 月以降に支払われることになった場合は その支払うはずだった月を除いてください 5 この保険者算定の要件に該当する場合は 修正平均額 には 前年 7 月 ~ 本年 6 月の平均額 を 記入してください 6 上記 1~4 に該当した場合は その旨を 備考欄 に記入してください