目次 1 実地指導の際 どのような点に注意すればよいか? 勤務形態一覧表に係る留意事項 居宅内での介助等にかかる所要時間の取扱いについて 送迎を行わない場合の減算について 医療保険における疾患別リハビリテーションと介護保険のリハビリテーションの

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目次 1 実地指導での指摘事項にはどのようなものがあるか? 勤務形態一覧表に係る留意事項 送迎を行わない場合の減算の取扱いについて 屋外で実施するリハビリテーションについて 社会参加支援加算の考え方について 医療保険における疾患別

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

目次 1 実地指導での指摘事項にはどのようなものがあるか? 医師の配置について 屋外におけるサービス提供時の留意事項について 介護保険のリハビリテーションと別サービスとの併用について リハビリテーションマネジメント加算について... 9

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

(1) 改定事項と概要 1

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

Microsoft Word - 【資料4-13】0317_PM_通リハ

Microsoft Word - 【資料4-2】0316_PM_通所介護

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

従業者の勤務の体制及び一覧表 ( 年月分 ) サービス種類 ( ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 ) 事業所 施設名 ( グループホーム ユニット A ) 管理者は常勤である第 1 週第 2 週第 3 週第 4 週常勤換勤務 4 週の週平均の 形態必要があります 算後の合計勤務時間日月火水

(1) 名称医療法人葵会おおみや葵の郷通所リハビリテーション (2) 所在地京都市北区紫竹北大門町 56 ( 従業者の職種 員数及び職務の内容 ) 第 4 条本事業所における従業者の職種 員数及び職務の内容は次のとおりとする (1) 管理者 1 名 ( 常勤 兼務 ) (2) 医師 1 名 ( 常勤

<4D F736F F D2089EE8CEC95F18F5682CC89FC92E882C982C282A282C A836E A816A8F4390B394C52E646F63>

修課程修了者を含む ) 又は当該事業所における勤続年数と同一法人の経営する他の介護サービス事業所 医療機関 社会福祉施設等において直接処遇職員として勤続年数の合計が3 年以上の介護職員が送迎時に行った居宅内介助等 ( 電気の消灯 点灯 窓の施錠 着替え ベッドへの移乗等 ) を通所リハビリテーション

通所リハビリテーション

通所リハビリテーション(予防を含む) | 記載要領 | 介護サービス情報報告システム

b. 名称 当該法人等の名称を記載すること なお 記載内容については 登記事項等との整合性を図ること c. 法人番号 法人番号の指定を受けている場合には 法人番号あり を選択し 法人番号を記載すること なお 設立登記のない法人又は法人でない社団若しくは財団であって 法人番号の指定を受けているが 基本

機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

Microsoft Word - 発出版QA

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

揖斐川町デイサービスセンター運営規程

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

報酬改定(就労系サービス)

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(記載例)勤務形態(兵庫県版)

訪問介護

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(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

01 中表紙(通所リハ)

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 総合事業訪問型サービス重説(原本)-1.doc

確認用答弁書(一般質問)

入力規則 年月日 / 年月 英数字 数値 西暦 半角数字 和暦は使用しない 年月日 yyyy/m/d (2014/4/1) yyyy/mm/dd (2014/04/01) 年月 yyyy/m (2014/4) yyyy/mm (2014/04) 半角文字で入力してください 全角文字は不可です ( 郵


同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

訪問リハビリテーションに関する調査の概要

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

02_01_「Q&A VOL.1(平成30年3月30日)」

( 通所リハビリテーションの内容 ) 第 8 条通所リハビリテーションの内容は 次の通りとする 1) リハビリテーション 2) 健康管理 3) 送迎 4) リハビリマネジメント ( 介護給付 ) 5) 運動器機能向上 ( 介護予防 ) 6) 訪問指導 ( 利用料等 ) 第 9 条利用者負担の額を以下

介護老人保健施設 契約書

訪問介護にかかる適正なサービス提供及びサービス提供記録等の作成について 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課 1. 当該集団指導の趣旨 このたび 神戸市は 不正な介護報酬の請求を行ったことを理由に 指定訪問介護事業所に対して 一部効力停止処分 (6カ月

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

( 通所リハビリテーション ) 名称 ( 運営主体 ) 医療法人井上病院 (( 医 ) 井上病院 ) 文書による指摘事項はありません 平成 27 年度指導結果 文書指摘の内容 実施日 平成 27 年 12 月 16 日 五十音順 北高崎通所リハビリセンター ( 医 ) 三六会北高崎クリニック ) 介

Microsoft Word - 通所リハビリテーション.doc

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

申請書類 ( 新規指定用 ) No については 様式がありませんので申請者様でご準備ください No. ( ) 1 ( 様式第 1 号 ) 指定申請書 ( ) 2 ( 別紙 ) 障害者総合支援法において既に指定を受けている事業等について ( ) 3 (

<82E682AD82A082E98E E968D EE8CEC816A2E786C73>

パワポテンプレ

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

居宅介護支援事業所に係る特定事業所集中減算の取り扱いについて

標準契約書

入力規則 年月日 / 年月 英数字 数値 西暦 半角数字 和暦は使用しない 年月日 yyyy/mm/dd (2016/04/01) 年月 yyyy/mm (2016/04) 半角文字で入力してください 全角文字は不可です ( 郵便番号 電話番号 年月日 人数や回数 面積などの数値欄 ) 人数は小数点

< F2D D7393AE89878CEC2E6A7464>

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( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

スライド 1

居宅介護支援 共通事項 記入年月日 記入年月日を記載すること 記入者名 省令第 140 条の 51 第 2 号に規定する調査客体を代表する者の名称 ( 以下 記入者 という ) を記載すること 所属 職名 記入者の所属部署の名称及びその職名について 記載すること 1. 事業所を運営する法人等に関する

保監第   号 

指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

銭形企画居宅介護支援事業所運営規程 第 1 条 ( 事業の目的 ) この規程は 株式会社銭形企画が設置運営する銭形企画居宅介護支援事業所 ( 以下 事業所 という ) が行う居宅介護支援事業の適正な運営を確保するために必要な人員及び管理運営に関する事項を定め 事業所の介護支援専門員その他の従業者 (

( 参考様式 3)~ 記入例 ~ 指定を受ける障害福祉サービス事業所名を記入してください サービス管理責任者経歴書 事業所の名称 フリガナヤマグチサブロウ氏名山口三郎 ( 郵便番号 - ) 住所 生年月日 昭和 年 月 日 電話番号 - - 主な職歴等 年月 ~ 年 月 勤務先等 職務内容 昭和 年

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

< F2D D89DB92B792CA926D816E906B8DD095DB8CAF>

正誤表

個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱについて

14. 介護給付費算定に係る体制等に関する届出 ( 加算届 ) (1) 提出期限 提出先 体制等の届出については 加算等を算定する前月の15 日までに提出すること (16 日以降に提出された場合は 翌々月から算定 ) 加算廃止の場合は 直ちに提出すること 体制等の届出先は 指定申請等の提出先と同じで

03-0減算(表紙)

b. 名称 当該法人等の名称を記載すること なお 記載内容については 登記事項等との整合性を図ること c. 法人番号 法人番号の指定を受けている場合には 法人番号あり を選択し 法人番号を記載すること なお 設立登記のない法人又は法人でない社団若しくは財団であって 法人番号の指定を受けているが 基本

訪問入浴介護・介護予防訪問入浴介護 重要事項説明書

目次 1. 制度改正に係る指定事項等変更届等の提出について 制度改正に係る利用者等への説明について 介護職員処遇改善加算について 業務管理体制の整備の届出について 指定等申請時の手数料について 介護予防 日常生活支援総合

計画相談支援 障がい児相談支援における特定事業所加算に係る基準の遵守状況に関する記録 ( 保存用 ) 平成年月サービス提供分 異動等区分 1 新規 2 継続 3 変更 4 廃止 加算の区分 1 特定事業所加算 (Ⅰ) 2 特定事業所加算 (Ⅱ) 3 特定事業所加算 (Ⅲ) 4 特定事業所加算 (Ⅳ)

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

スライド 1

変更・加算届出一覧表(提出方法・必要書類)【訪問介護】

11. 通所リハビリテーション 改定事項 基本報酬 1 医師の指示の明確化等 2リハビリテーション会議への参加方法の見直し等 3リハビリテーション計画書等のデータ提出等に対する評価 4 介護予防通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメント加算の創設 5 社会参加支援加算の要件の明確化

( 指定通所リハビリテーション及び指定介護予防通所リハビリテーションの利用定員 ) 第 6 条指定通所リハビリテーション及び指定介護予防通所リハビリテーションの利用定員は 0 名 とする ( 指定通所リハビリテーション及び介護予防通所リハビリテーションの利用料等 ) 第 7 条指定通所リハビリテーシ

Microsoft Word - 退院後生活環境相談員

サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ


過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 7.8~9 時間未満の前後に連続して延長サービスを行った場合の加算 8 時間以上 9 時間未満のサービス提供の前後に連続して延長サービスを実施しているこ と 9 時間以上 10 時間未満 :50 単

Transcription:

平成 27 年度 下関市介護保険サービス事業者集団指導 個別編 11-2 12-2 資 料 下関市福祉部介護保険課

目次 1 実地指導の際 どのような点に注意すればよいか?... 1 2 勤務形態一覧表に係る留意事項... 4 3 居宅内での介助等にかかる所要時間の取扱いについて... 5 4 送迎を行わない場合の減算について... 6 5 医療保険における疾患別リハビリテーションと介護保険のリハビリテーションの給付調整 また介護保険における通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの給付調整はどのように取扱うのか?. 7

実地指導時の状況指導内容 運営規程 重要事項説明書 げ等を検討すること 運平成 27 年度下関市介護保険サービス事業者集団指導 個別編 11-2 12-2 1 実地指導の際 どのような点に注意すればよいか? 平成 26 年度は 実地指導を 4 件実施いたしました 事項別是正改善指導状 況の概要は以下のとおりです 重要事項説明及び運営規程 1 運営規程の内容に誤っている箇所がある 従業者の員数が実態と異なっている 未届である加算についてもその利用料金が記載されている サービス提供時間が現況と異なっている 通常の事業の実施地域を 旧下関市 としているが 実際には対応が困難な地域がある 重要事項説明書 2 算定体制として届出済みの加算についてその利用料金が記載されていない 1 利用者に対する説明責任として 誤っている箇所を訂正すること 従業者の員数を訂正すること 未届の加算にかかる利用料金は削除すること 現況にそったサービス提供時間に訂正すること 通常の事業の実施地域については 実際に対応が可能な地域に変更すること なお 訂正内容については重要事項説明書との整合を図り 運営規程に変更が生じた日から10 日以内に届け出ること 2 算定する加算については 料金を全て記載すること 加算の算定を行わないのであれば 算定体制の取り下 営 変更の届出 1 平面図について 届出の内容と現況が異なっているにもかかわらず 届出が出されていない ( 指定通所リハビリテーションを行うためのスペースの一部を事務スペースとして使用していた ) 掲示 2 苦情に対する措置の概要について掲示していない 1 平面図に変更が生じた場合は 速やかに変更届を提出すること 変更に伴う届出が必要となる事態が発生した場合は 変更の日から10 日以内に届出ること 2 苦情に対する措置の概要を掲示すること 3 掲示の内容に不十分な箇所がある ( 各職種の 職務の内容についての記載がない ) 3 各職種の職務の内容についても掲示すること 1

運営 平成 27 年度下関市介護保険サービス事業者集団指導 個別編 11-2 12-2 勤務表 実地指導時の状況指導内容 4 月ごとに勤務表を作成しているが 従業者の職 種について 記載漏れや 記載誤りがある 4 勤務状況の明確化と人員管理の適正化の観点から 不十分な箇所は修正すること 従業者の職種を正確に 記載すること 5 従業者の勤務形態 ( 常勤 非常勤の別 専従 兼務の別 ) が記載されていない 5 従業者の勤務形態を記載すること 6 従業者の勤務終了時間についての記載がな い 6 従業者の勤務終了時間を記載すること 7 派遣職員である従業者の勤務にかかる記載が ない 7 事業所の従業者の一員として勤務するのであれば 派遣等の雇用形態に関わらず記載すること 通所リハビリテーション計画 8 通所リハビリテーション計画に対する同意を利用者等から署名等により得てはいるが 指定通所リハビリテーションの提供開始後に同意を得て交付しているものがみられた 8 通所リハビリテーション計画に対する同意は 指定通所リハビリテーション提供前もしくは提供日までに得ること また 同意後速やかに交付すること なお 説明を受ける家族が遠方に居住する場合など やむを得ず交付が遅れる場合は 利用者又は家族に説明を行い口頭で同意を得るなどし 同意日等必要事項を記録しておくこと 9 通所リハビリテーション計画期間を終了した利用者について サービスの実施状況の記録や評価を行い 利用者又は家族に説明しているとのことだったが 評価の内容について利用者又は家族に説明したことが書面にて確認できない 9 通所リハビリテーション計画の目標及び内容については 計画期間終了時等には その実施状況の記録や評価を行いその内容を記録し 利用者又は家族に説明を行った旨も記録すること 秘密保持 10 貴法人の理事長兼貴事業所の医師について 秘密保持に関する誓約書を徴取していない 10 全従業者から秘密保持に関する誓約書を徴取するこ と 2

実地指導時の状況指導内容 運ること 報平成 27 年度下関市介護保険サービス事業者集団指導 個別編 11-2 12-2 営 緊急時等の対応 11 利用者に係る緊急連絡先一覧は作成され 利用者の自宅電話番号は記載されているが 利用者の家族 担当の居宅介護支援事業者の連絡先及び主治の医師の連絡先が記載されていない 11 利用者の病状急変その他必要な場合に速やかな連絡が取れるよう 利用者の家族及び担当の居宅介護支援事業者の連絡先を追記すること また 貴事業所の医師以外に主治の医師がいる場合は その連絡先も記載す 酬 リハビリテーションマネジメント加算 1リハビリテーション実施計画原案作成時から概ね2 週間以内にアセスメント及び評価を行い 関連スタッフによるリハビリテーションカンファレンスを行っているとのことであったが カンファレンスの記録が容易に書面で確認することができなかった 1リハビリテーション実施計画原案は 作成後概ね2 週間以内にアセスメントとそれに基づく評価を行い リハビリテーションカンファレンスを行ったうえで変更等がない場合はリハビリテーション実施計画に代えることができるが そのプロセスを適切に行っているかを確認できるよう リハビリテーションカンファレンスの記録を個人ごとに保管しておくこと 運動器機能向上加算 2 運動器機能向上計画において 不十分な箇所がある ( 利用者ごとに実施する運動についての 1 回あたりの実施時間の記載がない ) 2 利用者ごとに 1 回あたりの実施時間を記載すること 3

2 勤務形態一覧表に係る留意事項 勤務形態一覧表の記載例を以下に示します ( 別紙 4 ー 2) ( 介護予防 ) 通所リハビリテーション事業所 事業所 施設名 複数単位ある場合は単位ごとに作成のこと 〇〇リハビリテーション 従業者の勤務の体制及び勤務形態一覧表 (27 年 8 月分 ) 単位 2 単位目 施設等の区分 ( 該当に ) 病院診療所老健勤務第 1 週 第 4 週勤務時間数常勤換職種氏名 1 2 3 4 5 6 23 24 25 26 27 28 4 週の週平均の勤務時間により配置人数が異なる職種があるため 算後の備考形態外部研修等で事業所内でのサービス提供に従事し日月火水木金 月火水木金土合計時間数勤務時間数人数ない時間を明確にし その時間は勤務時間から除管理者が他の事業所の管外すること ただし常勤従業者の場合 常勤換算数理者を兼務する場合は そは1となる の事業所名も記載すること 医師 B 下関一郎 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 160 40 1 〇〇病院院長兼務 理学療法士 B 岩国春子 1 1 1 1 1 1 1 64 16 0.4 〇〇病院兼務 作業療法士 A 柳井夏子 1 研 1 1 1 1 1 152 38 1 言語聴覚士 C 山口雪 1 1 1 1 64 16 0.4 計 ( 理学 / 作業 / 言語 ) みなし指定では病院 ( 診療所 老健 ) 勤務時間と合算した勤務時間数で常勤 非常勤の判断をすること なお 勤務時間数及び常勤換算数については サービス提供に従事した時間で記載すること 人員基準で常勤換算が必要な職種は 小数点第 2 位切り捨てで算出すること 280 70 1.7 看護職員 C 周南秋子 2 2 2 2 2 2 36 9 0.2 注 ) 実績が 勤務予定どおりの人員配置であったかどうかにかかわらず 各サービス提供日において どの職種をどの従業者が担当したか また勤務した時間を業務日誌等に記録しておくこと 看護職員 D 防府冬子 2 2 2 2 24 6 0.1 介護職員 A 長門太郎 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 160 40 1 介護職員 C 下松花子 1 1 32 8 0.2 人員基準上で求められている従業者は全員記載すること 勤務時間数 休憩時間の取得等については労働関係法規を遵守すること A~D 1 2 についても それらが示す勤務形態及び勤務時間等を明記すること 営業日 サービス提供時間 定員 月 ~ 土 ( 祝日を除く ) 9 時 00 分から 16 時 00 分まで運営規程の内容と一致していること 10 名 勤務形態の区分 A : 常勤で専従 B : 常勤で兼務 C 非常勤で専従 D: 非常勤で兼務 勤務時間の区分 18:30~17:30 29:00~12:00 休日 : 空欄 研 : 研修日 勤務表中において用いる記号等は それが何を表すのか 事業所の従業者の誰が見ても分かるよう明記しておくこと 上記における各職種の員数 医師 常勤兼務 (B, 下関 )1 人 理学療法士 常勤兼務 (B, 岩国 )1 人 作業療法士 常勤専従 (A, 柳井 )1 人 言語聴覚士 非常勤専従 (C, 山口 )1 人 看護職員 非常勤専従 (C, 周南 )1 人 非常勤兼務 (D, 防府 )1 人 介護職員 常勤専従 (A, 長門 )1 人 非常勤専従 (C, 下松 )1 人 従業者の人員体制は 常勤 非常勤の区別及び兼務関係を明確にした上で 勤務形態 一覧表だけでなく運営規程においても定めておくべき事項です 人事異動等により勤務 形態一覧表の修正が必要となった場合は 上記例を参考に遺漏のないよう作成の上 運 営規程における従業者の員数の記載内容と必ず整合を図ってください ( 運営規程に変 更が生じた場合は変更届が必要です ) 4

3 居宅内での介助等にかかる所要時間の取扱いについて 1 居宅内介助等について平成 27 年度の制度改正により 送迎時に実施した宅内での介助等 ( 電気の消灯 点灯 窓の施錠 着替え ベッドへの移乗等 ) に要する時間は 次のいずれの要件も満たす場合 1 日 30 分以内を限度として 通所リハビリテーションを行うのに要する時間に含めることができるとされました * 送迎に要する時間は含まれません ( イ ) 居宅サービス計画及び通所リハビリテーション計画に位置付けた上で実施する場合 ( ロ ) 送迎時に居宅内の介助等を行う者が 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 介護福祉士 実務者研修修了者 介護職員基礎研修課程修了者 一級課程修了者 介護職員初任者研修修了者 ( 二級課程修了者を含む ) 又は当該事業所における勤続年数と同一法人の経営する他の介護サービス事業所 医療機関 社会福祉施設等においてサービスを利用者に直接提供する職員としての勤続年数の合計が3 年以上の介護職員である場合 2 実績において記録すべき必要事項について上記要件のもと 居宅内介助等を実施した時間を 報酬区分の所要時間に含めて算定する場合は 介護給付費の適正化の観点から 実績の記録では 居宅内での介助等に要した時間の開始及び終了時刻及び当該介助を行った従業者名 ( 要件 ( ロ ) を満たす従業者名 ) 介助等の内容他特記すべき事項を明確にしておくようお願いします 3 その他以下を参考に居宅内介助等の必要性については十分にご検討ください 問 52 デイサービス等への送り出しなどの送迎時における居宅内介助等について 通所介護事業所等が対応できない場合は 訪問介護の利用は可能なのか 居宅内介助等が可能な通所介護事業所等を探す必要があるのか 答 1 通所介護等の居宅内介助については 独居など一人で身の回りの支度ができず 介助が必要となる場合など個別に必要性を判断の上 居宅サービス計画及び個別サービス計画に位置付けて実施するものである 2 現在 訪問介護が行っている通所サービスの送迎前後に行われている介助等について 一律に通所介護等で対応することを求めているものではない 例えば 食事介助に引き続き送迎への送り出しを行うなど訪問介護による対応が必要な利用者までも 通所介護等での対応を求めるものではない ( 平成 27 年度介護報酬改定に関する Q&A( 平成 27 年 4 月 1 日 ) ) 5

4 送迎を行わない場合の減算について 事業者が送迎を行わない場合の減算については これまでの 注 17 の規定( 事業所と同一建物に居住する利用者又は同一建物から通う利用者が該当 ) に加え 平成 27 年度制度改正により 新たに 注 18 のとおり減算規定が定められました 注 17 指定通所リハビリテーション事業所と同一建物に居住する者又は指定通所リハビリテーション事業所と同一建物から当該指定通所リハビリテーション事業所に通う者に対し 指定通所リハビリテーションを行った場合は 1 日につき 94 単位を所定単位数から減算する ただし 傷病その他やむを得ない事情により送迎が必要であると認められる利用者に対して送迎を行った場合は この限りでない 注 18 利用者に対して その居宅と指定通所リハビリテーション事業所との間の送迎を行わない場合は 片道につき 47 単位を所定単位数から減算する 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 19 号 ) 別表 7 利用者が自ら通う場合や 利用者の家族等が送迎を行う場合など事業者が送迎を実施していない場合に 片道につき 注 18 の減算の対象となります ただし 注 17 の減算の対象となっている場合には 注 18 の減算の対象とはなりません 送迎の有無にかかる利用者側からの要望に対しては 介護支援専門員等の意見も踏まえて適切に判断することとし 利用者の心身の状況や置かれた環境をもとに 各事業所において柔軟な対応をお願いします また 利用者の心身の状況を確認のうえ 利用者自らが通所することが可能であると判断した場合は 万が一の事故の場合における責任の所在を明らかしたうえで 以下のQ& Aを参考に 上記 注 18 の減算規定により事業所の送迎を実施しない通所リハビリテーションサービスを提供することとしてください 問 61 送迎減算は 個別サービス計画上 送迎が往復か片道かを位置付けさせた上で行うことになるため 利用者宅に迎えに行ったが 利用者や家族等の都合で結果的に利用者の家族等が 事業所まで利用者を送った場合には 減算の対象とならないのか 答 送迎減算の有無に関しては 個別サービス計画上 送迎が往復か片道かを位置付けさせた上で 実際の送迎の有無を確認の上 送迎を行っていなければ減算となる 問 62 通所介護等について 事業所の職員が徒歩で利用者の送迎を実施した場合には 車両による送迎ではないが 送迎を行わない場合の減算対象にはならないと考えて良いか 答 徒歩での送迎は 減算の対象にはならない ( 平成 27 年度介護報酬改定に関する Q&A( 平成 27 年 4 月 1 日 ) ) 6

5 医療保険における疾患別リハビリテーションと介護保険のリハビリテー ションの給付調整 また介護保険における通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの給付調整はどのように取扱うのか? 医療保険における疾患別リハビリテーションと介護保険のリハビリテーションの給付調整について介護保険の通所リハビリテーション 介護予防通所リハビリテーション 訪問リハビリテーション 介護予防訪問リハビリテーションを受けている場合は 手術 急性増悪等により医療保険における疾患別リハビリテーション料を算定する患者に該当することとなった場合を除き 同一疾患では医療保険における疾患別リハビリテーションを併用することはできません ただし 医療保険の疾患別リハビリテーションとは別の施設で介護保険におけるリハビリテーションを提供することになった場合 介護保険のリハビリテーションへの円滑な移行が期待できることから 併用が必要な場合は 診療録及び診療報酬明細書に 医療保険における疾患別リハビリテーションが終了する日 を記載する必要があり 併用期間は 医療保険における疾患別リハビリテーションが終了する日 前の2 月間に限られます また 当該終了する日前の1 月間に算定できる疾患別リハビリテーション料は1 月 7 単位までとなっています 介護保険における通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの給付調整について通所リハビリテーションは訪問リハビリテーションに優先されるべきものでありますが 通院によるリハビリテーションのみでは 家屋内におけるADL の自立が困難である場合の家屋状況の確認を含めた訪問リハビリテーションの提供など ケアマネジメントの結果 必要と判断された場合は訪問リハビリテーションが算定可能です 参考 ( 老企 36 号 ) 訪問リハビリテーションは 通院が困難な利用者 に対して給付することとされているが 通院によるリハビリテーションのみでは 家屋内におけるADLの自立が困難である場合の家屋状況の確認を含めた訪問リハビリテーションの提供など ケアマネジメントの結果 必要と判断された場合は訪問リハビリテーションを算定できるものである 通院が困難な利用者 の趣旨は 通院により 同様のサービスが担保されるのであれば 通院サービスを優先すべきということである 7