第6回議論における補足資料

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税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

総合特別区域第 1 次指定 第 2 次指定 第 3 次指定 第 4 次指定 国際戦略総合特区. 国際 1 国際 2 国際戦略総合特区と地方公共団体の名称 北海道フード コンプレックス国際戦略総合特区 ( 北海道 札幌市 函館市 帯広市 江別市 音更町 士幌町 上士幌町 鹿追町 新得町 清水町 芽室町

総合特別区域第 1 次指定 第 2 次指定 第 3 次指定 第 4 次指定 国際戦略総合特区 国際 1 国際 国際戦略総合特区と地方公共団体の名称 北海道フード コンプレックス国際戦略総合特区 ( 北海道 札幌市 函館市 帯広市 江別市 音更町 士幌町 上士幌町 鹿追町 新得町

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

平成 28 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 少子化対策の推進 ( 新設 2 件 拡充 1 件 ) 三世代同居に係る税制上の軽減措置の創設 ( 国税 ) 高齢者や若い世代の希望に応じた家族関係や地域とのつながり 子育て世代の子育ての態様について各人の希望を実現するため 一定の条件を満

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平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

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資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

株式会社インプレス_ ニュースリリース添付資料

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

平成 30 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 地域経済活性化事業等支援政策の推進 ( 延長 1 件 ) 地域経済活性化支援機構に係る登録免許税の特例措置の延長 ( 国税 ) 地域経済活性化支援機構が金融機関等からの債権の買取り等により取得する不動産に関する権利等の移転登記等に対する登

内閣府 平成 30 年度税制改正要望結果 平成 29 年 12 月

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

スライド 1

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

資料9

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規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

報通信の現況 コンテンツ市場の動向 マルチユース市場の内訳をみると 映像系コンテンツ 1 兆 4,243 億円の主な内訳は 地上テレビ番組が 5,074 億円 映画ソフトが 4,884 億円 衛星 CATV 番組が 3,530 億円となっている 音声系コンテンツの内訳は 音楽ソフトであり 1,353

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

資料3

平成 30 年 8 月 31 日 平成 31 年度の財政投融資計画要求書 ( 機関名 : 株式会社日本政策金融公庫 ( 特定事業等促進円滑化業務 )) 1. 平成 31 年度の財政投融資計画要求額 ( 単位 : 億円 %) 平成 31 年度平成 30 年度対前年度比区分要求額当初計画額金額伸率 (1

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学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

H29租特評価書「産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置の延長」

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

H28秋_24地方税財源

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

平成23年度税制改正大綱(閣議決定)における要望実現項目

教科書の電子化について 平成 23 年 2 月 24 日

参考資料 第 1 回メディア ソフト研究会参考資料 平成 21 年 11 月 20 日 総務省情報通信政策研究所調査研究部

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

別紙 1-4 NEDO 生活支援ロボット実用化プロジェクト 2/3 別紙 1-4 NEDO 生活支援ロボット実用化プロジェクト 2/3 別紙 1-4 NEDO 生活支援ロボット実用化プロジェクト 3/3 別紙 1-4 NEDO 生活支援ロボット実用化プロジェクト 3/3 別紙 1-5 < 国際戦総合

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

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新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

国人技能実習生受入れによる人材育成促進事業(五 六(五一三))

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

目次 1 権限の移譲について 問 1 放送法改正に伴う権限移譲とは何か 問 2 小規模施設特定有線一般放送とは何か 2 届出について 問 3 なぜ届出が必要なのか 問 4 基幹放送とは何か 問 5 引込端子の数とは何か 問 6 有料放送とは何か 問 7 同時再放送とは何か 問 8 区域外再放送とは何

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる


【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

平成 30 年度 自動車局税制改正要望の概要 平成 29 年 8 月 国土交通省自動車局

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

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道州制基本法案(骨子)

27 年度当初予算 28 年度要求主な増減理由円)平 7 単 位 2 : 8 百年万度予訳(成 ( 目 ) 啓発広報費 2 平成 26 年度限りの経費 ( 重要事項に関する戦略的国際広報諸費に統合 ) 計 0 0 算内

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

デジタル時代の新たな IT 政策の方向性について ~ デジタル時代に対応した 新たな社会システム への移行に向けて ~ 平成 30 年 12 月 19 日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 官民データ活用推進戦略会議決定 1. 基本的な考え方 近年 デジタル技術やデジタル技術を活用したサービ

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概算要求基準等の推移

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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資料 1-4 放送コンテンツの海外展開 平成 2 6 年 8 月総務省情報流通行政局

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平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

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第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

Chapter 1 Chapter 2

中小企業等経営強化法の概要

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

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Transcription:

参考資料 2 第 6 回議論における補足資料 平成 23 年 2 月 25 日コンテンツ強化専門調査会

データセンター の国内立地の推進について 新たな情報通信技術戦略 ( 平成 22 年 5 月 IT 戦略本部 ) において 国民利便性向上及びユーザー産業の高次化に資するクラウドコンピューティングサービスの競争力確保のため データセンターの国内立地の推進を集中的に実施する ことが決定された その具体的取り組みとして データセンターの国内立地を推進する特区制度の創設 規制緩和等の環境整備 を総務省と経済産業省が連携して行うこととされている 海外で普及しているコンテナ型データセンター設置にあたっての法的な課題 消防法 建築基準法 火災警報 / 消火装置機器を搭載する必要 コンテナを建築物として扱う場合 建築確認等の手続きが必要 現在 特区としての可能性や法令の運用面の明確化も含めて検討中 参考 新たな情報通信技術戦略 ( 平成 22 年 5 月 11 日 IT 戦略本部 ) 3. 新市場の創出と国際展開 (4) クラウドコンピューティングサービスの競争力確保等 重点施策 国民利便性向上及びユーザー産業の高次化に資するクラウドコンピューティングサービスの競争力確保のため データ利活用による新産業創出 データセンターの国内立地の推進 関連技術の標準化等の環境整備を集中的に実施する 具体的取組 ( 略 ) 特に 高効率なデータセンターの国内立地促進のため 特区制度の創設も視野にコンテナ型データセンターの設置に係る規制の緩和などを 2010 年度中に検討する 新成長戦略 ( 平成 22 年 6 月 18 日 閣議決定 ) ( データセンター特区関連 ) 工程表 Ⅴ 科学 技術 情報通信立国戦略 ~IT 立国 日本 ~ 3. 新市場の創出早期実施事項 (2010 年度に実施する事項 ) : データセンターの国内立地整備等の制度見直しの検討 1

総合特区制度 = 総合特区制度 の概要 新成長戦略を実現するための政策課題解決の突破口 必然性 と 本気度 があり 実現可能性の高い区域に国と地域の政策資源を集中 地域の包括的 戦略的なチャレンジを オーダーメードで総合的 ( 規制 制度の特例 税制 財政 金融措置 ) に支援 総合特区ごとに設置される 国と地方の協議会 で国と地域の協働プロジェクトとして推進 2 つのパターンの 総合特区 1 国際戦略総合特区 我が国の経済成長のエンジンとなる産業 機能の集積拠点の形成 環境 次世代エネルギー農業研究開発国際港湾 ハ イオ ライフサイエンスアジア拠点国際物流コンヘ ンション 2 地域活性化総合特区 地域資源を最大限活用した地域活性化の取組による地域力の向上 環境 次世代エネルギー教育 子育て金融 ソーシャルヒ シ ネス医療 介護 健康 観光 文化農業 六次産業ハ イオマス物流 交通 特例措置 支援措置 (1) 規制 制度の特例措置 全国的な展開に踏み切れない規制の特例も 自己責任の下 区域限定で実施 ライフイノベーション グリーンイノベーション等の本格展開の突破口 (2) 税制上の支援措置 1 国際戦略総合特区 国際競争力強化のための法人税の軽減 ( 投資税額控除 特別償却 所得控除より選択 ) 国際競争力ある産業 機能集積拠点整備 以下は制度創設に当たり 予め措置するものであり 法施行後 地域の提案を受けて累次追加 個別の法令等の特例措置に加え 地方公共団体の事務に関し 政省令で定めている事項を条例で定められることとする 地域主権改革を加速する突破口 2 地域活性化総合特区 ソーシャルビジネス等に対する個人出資に係る所得控除 地域の志のある資金を 新しい公共 へ結集 (3) 財政上の支援措置 : 関係府省の予算を重点的に活用 総合特区推進調整費により機動的に補完 (H23 予算 :151 億円 ) (4) 金融上の支援措置 : 利子補給制度 (0.7% 5 年間 ) の創設 (H23 予算 :1.5 億円 ) 2

総合特別区域法案のスキーム 総合特別区域推進本部 ( 本部長 : 内閣総理大臣 ) 総合特別区域基本方針 ( 閣議決定 ) 総合特別区域指定申請 ( 国際戦略総合特別区域又は地域活性化総合特別区域 ) 地方公共団体が地域協議会の協議等を経て申請 民間は地方公共団体に指定申請することの提案が可能 申請に併せ 新たな規制 制度改革や支援措置について提案 総合特別区域推進 WG 地域協議会 地方公共団体 実施主体等により構成 総合特別区域基本方針のイメージ 1. 総合特区制度の趣旨 新成長戦略等の政策課題を解決するための突破口 地域の責任ある戦略が前提 民間の知恵と資金を最大限活かす 実現可能性ある限定区域に国と地域の政策資源を集中し 規制 制度の特例措置と税制 財政 金融上の支援措置を総合的に実施 2. 総合特別区域の要件 1 包括的 戦略的な政策課題の設定と解決策の提示 2 先駆性と一定の熟度 3 地域資源等を活用した取組の 必然性 4 地域の 本気度 を示す責任ある関与 5 明確な運営母体 6 有効な国の規制 制度改革の提案 国際戦略総合特別区域については 指定数は少数に限定 3. 特例措置 支援措置事項等 総合特別区域の指定 推進本部の意見を聴いて内閣総理大臣が指定 国と地域で課題解決の方向性を 国際競争力強化方針 地域活性化方針 として共有 国と地方の協議会 総合特別区域毎に設置 構成: 国の関係行政機関 地方公共団体 事業の実施主体( 民間 NPO 等 ) 等 協議事項: 新たな規制 制度の特例措置 税制 財政 金融上の支援措置等 協議の整った事項について構成員は尊重義務を負う 総合特区継続中は継続的に開催し PDCAサイクルを実施 総合特別区域計画の作成 認定 特例措置 支援措置の対象事業について記載国が法令等の改正を措置 ( 特例措置等が累次追加 ) 特例措置 支援措置 以下は制度創設に当たり 予め措置するものであり 法施行後 地域の提案を受けて累次追加 (1) 規制 制度の特例 1 個別法 政省令等の特例 ( 例 ) 建築基準法の特例 通訳案内士法の特例等 2 地方公共団体事務について政省令で定める事項の条例委任の特例 (2) 税制上の特例 1 国際戦略総合特区 : 国際競争力強化のための法人税の軽減 (3) 財政上の支援 総合特区に関する計画の実施を支援するため 各府省庁の予算制度を重点的に活用 2 地域活性化総合特区 : 地域の志のある資金を結集するための措置 総合特区推進調整費 (151 億円 ) により なお不足する部分を機動的に補完 (4) 金融上の支援 総合特区に関する計画に係る事業を実施する者が 金融機関から必要な資金を借り入れる場合に 総合特区支援利子補給金(1.5 億円 ) を支給 予算額は平成 23 年度予算政府案計上額 3

米国における主要コンテンツのデジタル化 ネットワーク化の動向 音楽 米国の音楽市場 (2008) 日本の音楽市場 (2008) Apple 社の itunes を中心に電子配信市場が拡大 日本と比較して配信の割合が高い パッケージ販売は低下傾向にあり 絶対額は日本が上回っている 米国は PC によるダウンロードが中心であり 日本は 着うた などの携帯配信が中心 映像 単位 : 億円 出典 : デジタルコンテンツ白書 2010 日本の映像分野の電子配信 単位 : 億円 映画 放送番組 主要放送局が参加する Hulu による無料配信 ( 一部有料モデルあり ) がされており 主要番組が網羅されている Apple 社の itunes 等によって主要な映画やドラマ等の放送番組が有料配信されている モバイル端末へのダウンロード配信にも対応 * 市場データの数字はなし 書籍 Amazon の Kindle や ipad などの端末機器により急速に普及 Kindle では約 70 万冊を有料販売しているとされる 2010 年末の市場規模予測約 10 億ドル ( 出典 ) 米国調査会社 Forrester Research 映画 既にネット配信に係るサービスも始まっている ただし 洋画と比較するとコンテンツ数は少ない 放送番組 NHK や民放においてオンデマンド事業が近年積極的に展開されているが 米国の Hulu 等と比較するとコンテンツ数はまだ十分ではない 基本的には有料であり モバイル端末へのダウンロード配信は基本的に対応していない 日本の電子書籍市場 (2009) 日本の電子書籍市場はこれまで携帯電話による配信中心 昨年末から立ち上がった新たな電子書籍端末向けの単位 : 億円書籍数は約 2~3 万と報道されている 出典 : デジタルコンテンツ白書 2010 4