性犯罪被害に遭ったときや避妊に失敗した時などに 内服薬で緊急的に避妊する方法です ポイント 性交から内服まで 72 時間 (3 日間 ) を超えないようにしましょう 受診時のポイント 受診する場合は 事前に産婦人科に連絡しましょう 健康保険は適応されません( 犯罪被害の場合 警察に届けることで公費負担の制度を利用することができます ) 16
手術や薬品などを用いて 人工的に胎児とその付属物を母体外に排出することです 実施が認められるのは 1 妊娠の継続又は分娩が 身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがあるもの 2 暴行もしくは脅迫によって妊娠の場合母体保護法により母体保護法指定医だけが施行できます 妊娠 22 週 0 日以降の妊娠では どのような理由があっても人工妊娠中絶は行えません 妊娠中期の人工妊娠中絶手術は 出血量の増加など母体への負担か大きくなるため できるだけ妊娠初期 ( 妊娠 11 週 6 日まで ) に手術することが望まれます 22 週 0 日以降は人工妊娠中絶は行えない 週 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 月 1か月 2か月 3か月 4か月 5か月 6か月 初期中絶 中期中絶 * 最終月経の開始日を妊娠 0 週 0 日とし 4 週間後の同じ曜日 を妊娠 4 週 0 日 12 週間後の同じ曜日を妊娠 12 週 0 日と数 えます 17
A. 性交によって感染する病気です クラミジアや淋菌による感染症 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ 膣トリコモナス症や梅毒 HIV 感染症 ( エイズ ) 等があります 性交だけでなく 口を使った性行為でも粘膜や血液との接触により感染します A. 次のような理由です 性感染症にかかると 性器の粘膜が痛み 他の感染症にも感染しやすく 治療が不完全だと再発や慢性化することがあります 症状がなくても進行し パートナーにうつす可能性もあります 男女とも不妊症の原因になります 出産時等に子どもにうつす危険性があります A. 性感染症は自然には治りません 気になるとき 症状がある時は 必ずパートナーと一緒に検査 治療を受けましょう どちらかひとりだけが治療しても パートナーから再び感染する可能性があります 18
19
20
21
22
23
24
近年 歯周病の全身へのさまざまな影響がわかってきました 歯周病原因菌から動脈硬化を誘導する物質が出て 心筋梗塞や狭心症 脳梗塞になる危険性が高まること 糖尿病の悪化につながることが報告されています なかでも妊娠している女性が 歯周病になっていると 早産となったり 赤ちゃんが低体重児となる危険が高まるという報告もあります また 妊娠中は ホルモンの変化や唾液の分泌低下 つわり等により むし歯や歯周病などの歯科疾患が進行しやすい状態になります 日頃から口腔ケアを行い かかりつけの歯科クリニックをもち 定期的に受診しておきましょう 歯周病 動脈硬化心血管疾患 早産 糖尿病の悪化 低出生体重児 * 歯周病をもつ妊婦は 4.3 倍も早産になりやすいといわれています!! 出典 :KhaderYS et al.2005 低出生体重児とは出生時の体重が 2500g 未満の赤ちゃん 将来 生活習慣病の発症のリスクが高くなるといといわれています 25
26
健康診査は 病気の早期発見 早期治療 病気の予防 自己健康管理 自分自身の健康状態を知り 日常生活を見直し 病気の予防に努めることが大切です また 症状が出る前に病気を発見することができれば 早期治療につながります 子宮がん検診を受けましょう!! 子宮頸がんは 女性の命はもちろんのこと 妊娠や出産の可能性まで奪ってしまう 生活や人生に大きな影響を及ぼす病気ですが 定期的な検診によってがんになる前に発見できる病気でもあります * 子宮頸がんとは子宮の入り口にできるがんです 初期では無症状のことが多く 進行するにつれて不正出血などの症状が現れます 20 歳以上の女性は 2 年に 1 回検診を受けましょう 子宮頸がんは 2 5 歳頃から罹患率が上昇します 検診は産婦人科やお住まいの市町村で実施していますのでお問い合わせください 乳がんは自分で発見できるがん!! 乳がんは 日本人女性がかかりやすいがんのひとつです 日本では毎年 4 万人以上の方が新しく乳がんと診断されており その数は年々増加しています 乳がんの発生には女性ホルモンが深く関わっていて 初経が早い人 閉経が遅い人 出産経験のない人 ホルモン補充療法を行った人は危険性が高くなると考えられています 乳がんの症状としては しこりに気づくこと以外に 皮膚のくぼみや色の変化 乳首の先から血の混じった分泌物が出ること 乳房の痛みなどがあります 自己検診も乳がんの早期発見に効果的です 自己検診のやり方は まず鏡の前で乳房の形 色 ひきつりやくぼみの有無を観察します 次に乳房に触れてしこりを探しますが この時につまんだり押したりするよりも 表面を指でくまなく滑らせるようにした方がよくわかります こうした自己検診を できれば月一回は行ってください 乳房にできるしこり全てが がんとは限りません おかしいなと感じたら 一人で悩まず 速やかに乳腺 ( にゅうせん ) 専門医の診察を受けましょう 27
上記のライフプランイメージはあくまで一例です ライフプランは人それぞれ多様であり 1 つの正解があるわけではありません あなたが想定するライフイベントを書き込んであなたらしいライフプランを考えてみましょう [ 参考 ] 子どもを生み育てやすい子どもが健やかに育つ奈良県づくり推進計画奈良県こどもすくすく 子育ていきいきプラン (H27.3) 子育て支援課ホームページ (http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=1648) 28
29
30