行政評価委員のひとこと 第一歩からの学び代表行政評価委員冨田 教育界を 4 年前に退き 昨年 10 月より 行政評価の仕事をさせていただいております この間 幾つかの事案について検討を重ねてきましたが 問題は多岐にわたり複雑に入り組んでいます 教師を 37 年間務め そこで得た経験知では対処できず 戸惑うばかりです 困りました ここは 謙虚に第一歩から学ぶ以外 道はありません 幸いなことに 周りには 経験豊かで 判断力に秀でた委員さんがおられます この方々に導かれ 判断力を磨くための学びを始めようと決意しました 最近 すばらしい書物にも出会いました それは渡邊二郎氏 ( 哲学者 ) の諸著作です 難解な書物ですが 学生時代哲学専攻の友人と二人で 少しずつ読み解いています 今は この学びが行政評価の仕事に 少しでも生きてくれることを願うばかりです 晃 ピン シャン コロ ~ ン! 行政評価委員三浦眞澄 世界に例を見ないスピードで高齢化が進展しています 働き手 0.8 人で 1 人の老年者や年少者の面倒を見なければならない時代がやってきます 約 1,000 万人の年少者が減った分だけ高齢者が増え 人口減とほほ同じ約 3,800 万人の生産年齢人口が減少し 2055 年には中位推計でも現在の約 54% となるという厳しい現実を知りました そして 年金はもとより 医療費 介護の問題も緊急の課題となっています 数年前から話題の徳島県の上勝町では高齢者に働く機会を提供したら特養施設の入所者がゼロとなり施設は閉鎖となったとか 仕事と共に収入も得て活き活き楽しそうに働くおばあちゃん達の話を聞き わが西尾市でも地域振興に一役買い 高齢者の健康維持にも繋がるような施策を皆さんと共に考え 自分もピン シャン コロ ~ ンといきたいものだと痛切に感じています 机上だけではなく現場主義を心がけたい行政評価委員永谷和之 川上委員の後任として昨年 4 月から行政評価委員となり 他の委員の方々に支えられながら何とか初年度を終えることができました 特に印象深かったのは 教育委員会所管事業の評価のためにゲンジボタルの里 勤労青少年ホーム 中学校の給食室等を実際に視察したことです 現場の様子や担当者の方々のご苦労等を知ることができ 私としても大変勉強になりました やはり現場に足を運ばなければ分からないことは少なくありません 資料だけでなく現場を直に目で確かめるよう これからも努めていきたいと思っております また 東京で開かれた全国行政苦情救済等連絡会に行き 全国の行政評価委員の体験談や工夫を聞くことができたのも大変貴重な体験でした この学びをこれからの行政評価に是非活かしていきたいと考えています - 2 -