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Transcription:

2011 年 皆様と一緒に宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要にお出遇いしました 御遠忌の基本理念である 宗祖としての親鸞聖人に遇う とは あらためて 宗祖の 90 年の生涯をかけて生きられた生き様に 私たち一人一人が出遇うということであります 今年一年を振り返って 忘れてはならない大震災がありました 歳の瀬には 絆 という文字が選ばれました あらためて 同じ道を歩むもの 念仏者とならんとする一年でありました 私たちは本山御遠忌から教区御遠忌への歩みを進めるわけでありますが 姫路 広島に同朋会館を建てることだけではなくて その歩みの中で 一人一人がそれぞれにとっての山陽教区宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌としなければなりません この建物が念仏申す場所となり得るかであります ただ念仏して弥陀に助けまいらすべしと 山陽教務所長中川眞

いる宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要御とが 大きな宗教的目覚めをもたらすものだと感じて遠忌に参加するというここのたびの御遠忌は 何よりも東日本大震災直後の混乱の中で行われた ことが 忘れられない印象である 団参直前になって法要中止の FAX が入り 緊急スタッフ会議を持つこととなった 大方の意見は 行こう! であった 不安感を持ちながらも参加 ご門徒の皆様の反応は 御遠忌に行けて良かった 本山 親鸞さまの前で帰敬式を受けることができて感激している というものだった 震災によって動揺はあったが 行って良かったと思う 御遠忌に参加するということが 大きな宗教的目覚めをもたらすものだと感じている これもご門徒の皆様 スタッフの皆さまの周到な準備のおかげ ありがとうございました 東岡繁さん ( 第四組組長 西源寺住職 ) 明日はどうなるんだろう 人は不安を抱きながら安らぎを求めている このたび御遠忌法要で帰敬式を受けられる誠に幸せな巡り合せになり 感謝せずにはいられません これは死ぬ準備じゃないよ 今生かされていることに感謝して命を大切に と聞きました 私も親鸞聖人の直前で受式させて頂き 涙が溢れ体が震え こんなに有難いことは忘れることはできません 頂いた法名の一字一字をすぐ調べました なんとなんと こんなにいい名前を有難うございました 同行した皆さんに 浄土へ生まれ変わっても名前がわかっているから仲良くネ と別れました 良いご縁に恵まれ有難うございました 南無阿弥陀仏 太田照子さん ( 第四組西源寺門徒 ) 大震災の影響で第一期法要は中止となりましたが 被災者支援のつどい に参加させて頂きました 厳粛な気持ちで御影堂門をくぐりました 趣味の写真撮影で京都に来れば気軽にシャッターを押してきましたが 今は重々しい時間が経過して行きます 帰敬式を受け法名をいただきました ここで自分は仏に帰依できたのだという自覚と 何かしら高ぶった気持ちが沸き起こるのを感じました あとから考えてみますと 仏弟子としての責任の重さを思い知ったということでしょう 年齢を重ねるごとに急速に変化する社会の渦にもがき わが身を振り返る暇もなく 気付けば父を見送り 息子にも先立たれていました 幼い時から父の読む正信偈を聞き覚えていたため 私もお勤めをしてまいりました そのことで自分は真宗門徒だと思っていましたが 法名をいただいた今 はっきりと仏弟子の自覚を確信いたしました 甲斐宗男さん ( 第四組誓福寺門徒 ) 私たち第七組は総勢 150 名で 生涯に一度しか経験できないであろう御遠忌に参拝することができました しかし東日本大震災と福島第一原発の未曾有の放射能汚染の状況に鑑み 御遠忌法要は中止され 被災者支援のつどい に変更されました これは大英断であったと思います 2

団体参拝レポート 大谷暢顕門首の御言葉 安原宗務総長のご挨拶には深く感銘を受けました 当日の 7,000 人を超す参拝者の方々も私と同じ思いであっただろうと思います 私はこの御遠忌の準備期間中 推進員養成講座を受け 一歩前進することができました これは御遠忌に遇い得たことで得られた収穫でした 今後は私の生の続く限り 被災者の方々への支援を続けるとともに さらに聞法に励み 念仏の行者として 浄土真宗 ひいては仏教を広めることに微力ながら努める所存です 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 青田茂實さん ( 第七組西勝寺門徒 ) 私は 親鸞聖人七百五十回御遠忌法要団体参拝としては 故あって二度行かせていただきました 最初は 3 月 21 日 光念寺の門徒ばかりバス3 台に分乗してのお参りでした この日は本山の法要の始まった三日目 それはあの大震災の十日後のことでした 私たちは何処よりも 誰よりも早く 御遠忌の法要に参加できると 内心わくわくと昂ぶる思いで準備をすすめておりました しかし 連日刻々と悲惨な被災地の様子が報道され 深刻な原発の恐怖が徐々に知らされて行く中で 一時は法要は中止と報じられ愕然としましたが 直前に 被災者支援のつどい として開催されるとの通知をうけ 躊躇なく早朝全員で出発しました 御影堂のなかは指定席で満杯の筈が 大きく空席が出来ていました おそらく被災されたためか 震災の影響で欠席されたためと想像され胸が痛む思いがしました ご講話のなかでも 家族を失ったり 生活を奪われたりして苦痛の限界に立つ方々に対する宗門の深い思いがひしひしと伝わってきました 思いもかけず被害者に そして忍耐を強いられた人たち 加害者として責めを負い 使命から危険をいとわない人もいる もし自分ならどうするだろうか 寒い御影堂のなかは 被災地に思いを馳せる時が重く流れていました 二度目の参拝は五組からの団体参拝で 5 月 27 日 法要も終わる二日前 結願逮夜のことでした こちらは打って変わって参拝の人々で溢れ 法要は更に荘厳に営まれ 堂内境内は満たされた喜びの表情で埋め尽くされていました そこにある私自身も感謝に浸っていました このふたつの参拝を体験させていただいた私は本当に感慨深く それは御影堂 親鸞聖人に出遇う ということの意味を深く考えてみるというご縁を与えて下さったのだと今も思っています 菅原啓文さん ( 第五組光念寺門徒 ) 念願の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要に参加しました しかし東日本大震災発生により 御遠忌の第一期法要は中止 被災者支援のつどい に変更となりました 比叡山延暦寺に参拝後 被災者支援のつどい に参列しました 真宗宗歌斉唱 大谷門首の開会の言葉 正信偈の勤行 被災地の現況と支援の報告 法話 恩徳讃斉唱と 厳かにつどいは続きました 3

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要 当日は 厳しい寒さでしたが 全国各地から今を共に生きる多くの人たちが 親鸞聖人の教えに導かれて集い 堂内は高揚と熱気がたちこめていました 今のこの時期に この場にいることに感謝 感謝でした この寒さの中 被災された方々のことを思うと胸のつまる思いでした 早い復興を願わずにはおられません 当たり前の日常がいとおしく 御遠忌に参加させて頂いた幸せをかみしめながら 一日一日を大切に精進して生きていきたいと思っています 合掌 角石成生さん ( 第二組因念寺門徒 ) 赤穂組から大勢の皆さんと一緒に参加させて頂きました 大震災の影響で 被災者支援のつどい に変わりました とても楽しみにしておりました御遠忌法要ですが 予想もしなかった大変な事態が起こったのですから 止むを得ないことと受け止めております 内容は変わりましたが 50 年に一度のご縁にあわせて頂いたことは 言葉ではとても言い表せない喜びでございました 当日は悪天候に見舞われ真冬に逆戻りしたような感じでしたが ご本山の方々が毛布やカイロを配ってくださるなど その心配りはとても有難く うれしい思いをいたしました それより何より 親鸞聖人の永年のご苦労を思えば これぐらいのことは何でもありません 50 年に一度のこんなご縁に遇えることはもうないでしょう 滅多にないこういう機会に皆さんと一緒にお参りができたことの有難さに涙が出てまいりました 潮見陽子さん ( 赤穂組明顕寺門徒 ) 御遠忌をお迎えするにあたり 嫁いでからの日々を回想しますと お寺のこと 家のことなど覚えることが多く その上子育てと 目まぐるしい日々に追われ上山する機会に恵まれませんでしたが まわりの方々のおかげで上山できることとなり とても楽しみにしておりました けれど東日本大震災が起こり 被災者支援のつどい として執り行われ 本来の御遠忌のご縁に遇わせて頂くことはもう無いのなら計画通り執行して欲しかったという残念な気持ちと 被災された方々へ思いを馳せた時 変更は致し方ないという気持ちの交錯する複雑な参拝となりました しかし内容は変われども 50 年に一度というご縁に遇わせて頂き 多くの方々と共にお勤めができたこと 本当に良い思い出となりました また色々な方の話を聞くことができ その話を聞くなかで これからの自分について 今のままで善いだろうかなど 改めて考えるきっかけを頂くことができた御遠忌でした まだまだ知らないことの多い私ですので これからも少しずつではありますが学ばせて頂けたら幸いです 青山昌代さん ( 赤穂組光明寺坊守 ) 4

団体参拝レポート 全国各地より御影堂に入りきれないほどの参拝者が 時を同じくして一堂にあい集い 50 年に一度の法要を御門首とご一緒できたことは 心は一つであったと思いました 小生は奇遇にも 50 年前 中学 3 年生の時に七百回御遠忌に寺族の方に連れられてお参りしております その時はお参りというよりも観光目的のようなものであったと思いますが 人生で二度も御遠忌に遇うことができたことは 両親のおかげでこの世に生を受け今いのちがあるという事実 お参りすることがあたりまえと思えることが 50 年間の内に色々のご縁に生かされながら思えるようになったからこそ おかげさまでお参りができたのだと思っております また このあたりまえのことが あたりまえにできる心を親から子へ 子から孫へと不連続の連続ですが伝えなければと思っております 合掌北浦康至さん ( 第三組稱念寺門徒 ) 一人でも多くの人々に法要に遇って念仏相続のご縁としていただくことで 一人の念仏者の誕生を願い 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要が厳修されました 第三組の団体参拝は 4 月と 5 月の 2 回にわけて上山することになりました 4 月はバスにて京都市美術館の親鸞聖人展を見学 みやこメッセにて昼食後 逮夜法要に参拝し 雄琴温泉にて一泊 翌日は真宗高田派本山の専修寺を参拝 5 月は先に高田派本山の専修寺に参拝し 雄琴温泉にて一泊 翌日 日中法要に参拝し みやこメッセで昼食後 京都市美術館にて親鸞聖人展見学の旅程です 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震災害の影響で 第一期法要が中止となり 第二期 三期の開催も危ぶまれましたが 被災者支援をかねて法要は厳修されることとなり 当寺は家島法中につき 4 月 20 日の逮夜法要に参拝することとなりました 京都らしいと好評だった御遠忌精進弁当をいただき バスにて本山へと向かいました 御影堂に入り 親鸞聖人御真影にお参りした際 丁寧に合掌して頭を下げていると 本山の職員より 合掌はいりません 頭礼のみですみやかに移動してください とせかされました これで最後の上山の覚悟でお参りされた方もおられると思います 宗祖としての親鸞聖人に遇う という基本理念にもかかわらず 残念な気持ちになりました 着席の後 法要が始まりました 随所に設置されたテレビモニターのおかげで見えにくいという苦情はなかったです 挨拶 感話 法話の後 正信偈 真四句目下の同朋唱和 これまでの御遠忌では同朋唱和はなかったと聞きました 自らの声を出して全国から集まった同朋とともにお勤めする 親鸞聖人の御遠忌に自らお参りした自覚にもなり 今後 それぞれの聞法生活にはげみになったのでないでしょうか 4 月といえ堂内はかなり寒く 風も冷たかったので 高齢の方が体調を崩さないか心配でしたが 幸い本山でひざかけを用意してくれていたので助かりました ありがとうございました 濱田光寿さん ( 第三組德圓寺住職 ) 5

るお声のように聞こえました 正信偈の声は満堂に冴え渡り この調和のとれた響きは 私にはお浄土から親鸞様と母が呼びかけてくださってい宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要 4 月 22 日金曜日 神戸組の第一班の御門徒さん方と総勢 165 名で日中法要に参拝しました 朝 6 時半に神戸を出発しましたが 途中予想以上の渋滞に遭い 9 時からの法要には間に合わず 途中からの参拝になりました この日の勤行は同朋唱和だったので 一緒にお勤めされる御門徒さんもたくさんいらっしゃいました 昼食後 京都市美術館で開催されている親鸞展へ行きました 宗祖親鸞聖人の御遠忌法要と共に 展示物を通して 親鸞聖人の教えが深まったのではないかと思われます 山本泰範さん ( 神戸組淨光寺住職 ) 御遠忌法要に参列させて頂き 心より感謝しています 親鸞聖人のご苦労の生涯を新たに偲ばせて頂きました 東日本の震災を配慮されて 静かに厳かな法要でありました 椅子が用意されトイレも十分あり 準備の方々の細やかな気持ちが伝わってきます また 法要の後 御影堂を出ると突然雨が降ってきましたが傘を貸して頂き 濡れなくバスに乗ることができました 本山の職員の方々 色々とご門徒の気持ちを汲んでくださることが感じられてきます 人と人とのつながりが何か失われている現代 本山を中心として各教区 組の寺院のご門徒の絆を大切にし 互いに本願念仏を学び合っていきたいと切に念ずる次第であります 丹下信行さん ( 備中組西運寺住職 ) このたびの御遠忌法要に夫婦で参加できたことを 有り難く感謝しております 御遠忌と申すと 母を思い出さずにおられないことがあるのです 母は越後長岡の農家の生まれで 少女の時から親譲りの念仏者でした 母は七百回御遠忌に参詣して その時の有り難さを幾度となく 外航船で働く私に金釘流の手紙で知らせてくるのでした 休暇で帰省した私にそっと 本尊 と書いた小さな木の箱を 大事にせよ と言って手渡してくれたものを開けて見もせずにトランクに底に入れたままでした その頃は船にも慣れ 仏教に興味もなく七つの海の航海に夢中でした それから十数年が過ぎ タグボートの船長として倉敷に定住し ご縁あって西運寺様先代住職様に法事をして頂いた時 きりがね このご本尊は本山卸の截金細工の立派なものだ 大事にしなされ と申されました これはまた母と同じことをおっしゃったのにびっくりしました 母はきっと小遣い稼ぎで貯えた金で私にお念仏を手渡してくれたのだと気がつきました その時 鏧が鳴り逮夜勤行が始まりました 津々浦々から馳せ参じた御同朋の称える正信偈の声は満堂に冴え渡り この調和のとれた響きは 私にはお浄土から親鸞様と母が呼びかけてくださっているお声のように聞こえました 若月敏夫さん ( 備中組西運寺門徒 ) 6

感動と喜びの団体参拝でした 法要に遇い 人に遇い 教えに遇い 団体参拝レポート 私たち安芸北組は 40 名の皆さんと共に 25 日 ( 月 ) の早朝出発 法然上人ゆかりの誕生寺へお参りし 逮夜に参詣 26 日 ( 火 ) に帰郷しました 参拝者は 事前に 同朋唱和 のお勤めの稽古をし 見事に修復された御影堂において共に正信偈を唱和できたことは感動も一入 大変意義深いことでした 東日本大震災も生起した中 多くのことを問い直す重大な仏事もありました 来年は同朋会運動 50 周年を迎えることもありますし 真宗門徒一人もなし との自己批判から発足した信仰運動の歴史と意義を 共に確かめるご縁でもあると思っています 安本利生さん ( 安芸北組最勝寺住職 ) 今 いのちがあなたを生きている 私はこのスローガンの意味が理解できないままに団体参拝の一員としてお参りいたしました 住職さんが 法話でお話し頂きました 本願寺へお参りするということは 浄土真宗を信仰する者にとっては 塵やごみの溜まった溝を掃除して 仏法の教えを心に届きやすくすることになるんですよ この言葉を思い出しながら御影堂門をくぐると 一足先に旅立った父母に会えた気持ちになって 思わず手を合わせ 南無阿弥陀仏 を小さな声で口ずさみました 人間に生まれさせて頂いたことを心から嬉しく思います そして近づく人間との別れの時 全てをゆだねることのできる阿弥陀様の願いを伝えて頂いた親鸞聖人 聖人の教えを説いて頂く住職さんのお話を これからもしっかり聞いてゆきたいと思った団参でした 片桐守さん ( 安芸北組専光寺門徒 ) 美作組は総勢 231 名で参拝させて頂きました 前日は湯の花温泉に宿泊 50 年に一度の御遠忌に遇い得る喜びを全身に現し 少々のお酒も手伝いおおいに盛り上がり 誠に楽しいひとときでした 寝食を共にすることで 参加者がみんな打ち解け旧年の友人のように仲良くなりました それは法要に遇うことの最大の利益のように思います 人間の関係が冷たく厳しい現代にあって 750 年前の親鸞聖人が まるで私たちと寝食を共にし 人の世にいのちの温もりと人間にいのちの輝きを取り戻す念仏だよと静かな笑顔で語っておられます 当日の法要は 東日本大震災を考慮し静寂の中に温かみのある法要でした 正信偈同朋唱和は全員の声がよく揃い その素晴らしさが心にしみました 親鸞聖人が生きられた時代も 大震災の今日も この悲しみに打ちひしがれた人々と共に寄り添い 念仏を申す愚禿親鸞を偲ばさせて頂きました 蓮如上人五百回御遠忌法要の団参では 時間に追われ自ら考え行動することができませんでした このたびは法要後に自由時間をとりました それぞれが阿弥陀堂での教区展示 中村久子展 キャラクターと写真撮影 仏具購入 京都駅でお土産等々 帰りのバスの中ではお互いに語りあい 聞きあっていました 7

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要 法要に遇い 人に遇い 教えに遇い 感動と喜びの団体参拝でした 次の 50 年後の八百回御遠忌法要にまたみんなで一緒に参拝しましょうと約束しました 本当にありがとう 藤井晃さん ( 美作組組長 本琳寺住職 ) 先の七百回忌は生まれたばかり 次回の八百回忌は生きているかどうか? ならば今回 生涯一度の好機と思い 好奇心だけで この御遠忌への参拝を決意し 一日は出仕 一日は門徒さん達と外陣にて 余間と外陣の両方から参拝をさせて頂きました 法要中は 御門首の微動だにしないお姿に吸い込まれるようで 数千人が同じ空間 同じ時間を共有し 皆が一心に勤行する一体感の心地好さを味わえ またここに来ようと素直に思えたことが不思議です 何か日頃の不平不満 悩みなどが ちっぽけなことにも感じられます 私は仕事でも体調においても転機を迎えて暗中模索の今 進むべきその道標をこの度の御遠忌に求めていたのかもしれません また この度は多くの方々と出会う機会を頂きました 今後 この思い出を大切にして参りた いと思っております 灘尾智子さん ( 安芸南組德榮寺寺族 ) まず今回の親鸞聖人七百五十回御遠忌法要に参拝させて頂いたことをありがたく思います 私自身が本山の法要に参拝したことがなかったので 非常に貴重な体験をさせていただきました この御遠忌は門徒の方々と一緒に参拝したわけですが みなさんとても喜んでおられました 普段にお参りをしていても そんなに興味がないのではないかと思う方もおられます そういう方も すごかったですね と言われておりました やはり自坊の法要だけでなく 別の法要に出遇っていただくことも大切なのだと思いました 御遠忌にはたくさんの門徒の方が来られていましたが お年寄りだけでなく若い方もおられて少しびっくりしました 私の自坊では 若い方はあまり見かけませんので 若い方に来ていただけるような工夫もしていないといけません そういうことに気づけたのもよかったことの一つです ただ少しだけ残念だったのが 柱の席に座った方がモニターでしか法要の様子を見れなかったと言われていたことです あれだけの大きな法要ですので仕方がないとは思いますが 悪いことをしたなという気持ちもありました 平谷健さん ( 第一組蓮光寺住職 ) 8

団体参拝レポート 神戸を6 時半に出発して法要に参拝しました 車内では親鸞聖人の生い立ち 本願寺の成り立ち等 ご住職の話を聞き感銘を覚えました 2 年前には姫路船場別院でのお待ち受け法要にも参拝 また御影堂の素屋根裏にも登らせて頂き あまりにも巨大な建物作りに 先人の門徒の方々が親鸞聖人の御影堂を建てたいという熱意に感激 涙しました この法要にお参りする私達も徐々にお迎えする心ができていったように思います お堂満席の門徒の方々 100 名ものお坊さん方と精一杯正信偈をあげさせて頂きました ご門首にも初めてお会いし 表白文もお聞きし 生涯に一度の数々のご縁に感謝いっぱいの思いでした 法要の後は ここから法然上人の下に通われたという岡崎の別院にもお参りし 庭に有る鏡池の由来を聞き又々親鸞聖人の生い立ちに触れさせて頂きました 今 いのちがあなたを生きている を実感した参拝でした 高山正子さん ( 神戸組遥船寺門徒 ) 早朝に神戸を出発し 渋滞を心配しておりましたが 時間通りに到着 入念に準備されていたとはいえ 本山スタッフのご苦労に頭が下がる思いでした 3 月に東日本大震災が起こり津波で沢山の方々が亡くなられました その配慮により法要の時の入堂, 退出に楽が取りやめられ 静かな法要となりましたが 僧俗一体の同朋唱和ではお勤めの声が堂内に響き渡り 仏法弘まれ念仏よ興れ の心がわき上がったように思います ご門徒の中には今回の御遠忌法要に参拝しましょうとの住職の勧めで東本願寺に初めてお参りし ご門首にも初めてお目に掛かったと言われる方もおられました 私を含め遇いがたいご縁と貴重な体験を通して親鸞聖人の言われた他力本願 弥陀の誓願にたすけられまいらせる不思議を相続していかなければと思った御遠忌団体参拝でした 村上恵信さん ( 神戸組遥船寺若院 ) 第六組からは総勢約 190 名で参拝させて頂きました 半世紀に一度ということで 御影堂には全国から集まった門徒の皆さんが見渡す限りぎっしり 御遠忌の重みを感じました ご門首のお言葉に始まり 高校生の素直な感話がありました ご法話では 親鸞聖人は本願に生きた方だが なかなか本願を容易にいただけない私たちが居ることをお話しになりました 法要では正信偈を皆さんと唱和しました 遅れないようについていくのに必死でしたが 堂内にお念仏の声が響き渡った時 七百五十回御遠忌の厳かな思いに触れることができたように思います お勤めの後は災害救援本部からの報告があり 中でも仙台教区の海楽寺総代の大友氏のビデオメッセージには胸が詰まる思いがしました 9

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要 海から 1km 離れたお寺は全壊 住職も亡くなり ご自身の自宅も全壊されたとのことです しかし 水仙の花が根が張っていれば必ずまた咲くように 真宗という根が残っている限り再建したい と熱く語っておられました 多くの命を奪っていったこの自然の中で私たちは生きている 今 いのちがあなたを生きている ということを実感されたそうです だから 今のこの一瞬一瞬に感謝し 大事に生きていきたいと語られた言葉が凄く印象的でした その後 京都市美術館にも足を運び 日頃見られない親鸞聖人の 鏡御影 や 教行信証板東本 などを見学 聖人の息吹を間近に感じることができたように思います 一生に一度しかない御遠忌に触れるご縁をいただき 六組の皆さんと参拝できたこの体験を大切にしていきたいと思います 海津寿珠さん ( 第六組淨德寺若坊守 ) このたびは 本山 真宗本廟( 東本願寺 ) における宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要に 芸備組団体参拝 ( 第一次 第二次 ) へのご参加を発願され 誠に有り難いことであります 50 年に一度の 宗祖としての親鸞聖人に遇う 大切な法要であり 芸備組のご門徒が共々に宗祖に対面し その教えをあらためて聞き直す勝縁であります どうぞ お心を込めてご参拝ください の参拝要項を携えて 第一次が 4 月 25 日 ( 月 )~ 26 日 ( 火 ) 第二次が 5 月 20 日 ( 金 )~ 21 日 ( 土 ) の上山を果たしました 参拝は第一次が 4 月 25 日の逮夜法要参拝 総数 52 名が 2 台のバスに分乗し 中国自動車道を通って 12 時過ぎに本山到着 逮夜の荘厳な法要に遇い参列者一同感激に浸りました その後 京都市美術館で 親鸞展を見学し 本日の宿 湯の花温泉に到着 2 日目は青蓮院 知恩院を拝観して昼過ぎに京都を発ち 無事帰着しました 第二次は 5 月 21 日の日中法要参拝 総数 31 名バス 1 台 第一次と違い 2 日目なので 時間を気にしないで京都を目指しました 午後 2 時前に京都市美術館着 親鸞展見学の後 西本願寺の国宝飛雲閣の茶席で一服頂き参拝 2 日目は宿を 7 時 20 分に出発 9 時からの日中法要に参拝しました その後昼食をとり みやげ物を買い 午後 8 時 20 分芸備組の方へ無事帰着しました 三上誓徹さん ( 芸備組德榮寺住職 ) 50 年に一度の御遠忌法要 生涯に二度とないご縁ですよと住職さんにお誘いを頂き参加させて頂きました 立派に改修され堂々と尊厳に満ちた御影堂 御真影に手を合わせ同朋唱和勤行が満堂に満ち感激のひと時でした 宗祖は後生の大事に他力のお念仏を大切に 御同行 御同朋とお示し頂き 共に歩かせて頂きたいと考えます 子や孫たちが素直にお内仏に手を合わせ 仏様の教えを聞きながら生きてくれることを念じています 御遠忌を機に お経は鏡 自分を映しながら 真宗門徒として自分を見つめ直す生活を心がけたいと思います 桒田利明さん ( 備後組最善寺門徒 ) 10

団体参拝レポート 住職さんにお誘い頂き 御遠忌法要に夫婦そろってお参りすることができました 本当に大変うれしく思っています 御影堂門をくぐると ふと亡き父母たちに会えたような気持ちになりましたが しかし法要を通して 仏さまたちから しっかり歩んでください と言われているように思いました また このたび帰敬式を受式し 法名をいただきました いのちを頂いて六十数年たった今 残された人生をしっかりと 感謝の心を忘れず 社会人の一人として生きていきたいです 仏教の教え 親鸞聖人の教えはまだまだほんの少ししか理解できません でも毎日素直に手を合わせ感謝させてもらうことが 私のできる精一杯の 今 です 菅原節枝さん ( 第四組誓福寺門徒 ) 5 月 26 日 27 日 団体参拝で 190 余名がバス 5 台で出発し一路三重県津市 真宗高田派本山 専修寺 へ 寺の概要と ユーモアを交えた法話を聴き 境内を一望してその広さと重要文化財の 御影堂 如来堂 の立派さに深く感動いたしました ドライブインで昼食をして 琵琶湖グランドホテルに宿泊 懇親会は 浄蓮寺村田住職の参加者へのお礼 挨拶の後 和やかに催された 翌 27 日 午前 8 時 30 分にご本山に到着し記念撮影 午前 9 時より法要が行われた 法要に先だち今回発生した東日本大震災の本願寺による素早い救援活動の報告 被災された門徒さんの力強く復興を誓われた言葉に 一刻も早い復興を願わずにおれない気持ちになりました 正信偈の唱和をしながら御遠忌に参詣し このご縁に遇わせて頂いたことに感謝し 宗祖親鸞聖人の示してくださった道を歩んで行きたいと 新たに感じた参拝でした 岩澤弘一さん ( 第三組西教寺門徒 ) 11

山陽教区御遠忌讃仰事業 非核非戦のつどい 2011 年 4 月 16 日真宗本廟 ( 東本願寺 ) 視聴覚ホール 2011 年 4 月 16 日 山陽教区御遠忌讃仰事業 非核非戦のつどい が開催された 山陽教区からは御遠忌讃仰団体参拝として 160 名が参加 一般参加者を加え 会場である視聴覚ホールは満場となった 約 2 年前 教区御遠忌準備委員会からの要望を受け 教区教化委員会内に讃仰事業実行委員会が立ち上がった 立ち上げにあたって 当教区において 1985 年に被爆四十周年の法要を勤めて以来 毎年の重要な課題として問い続けてきた 非核非戦 をテーマとした また 委員については公募委員と 教化委員会推薦委員とで体制を組むこととし 委員会を姫路 広島にお いて重ね 委員同士がテーマに関する共通認識を深めながら進められた 当日は 宗派の 全戦没者追弔法会 と連動し パネリストには姜尚中氏 ( 東京大学大学院教授 ) 鎌仲ひとみ氏 ( ドキュメンタリー映画監督 ) 森瀧春子氏 ( 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会共同代表 ) 蓑輪秀邦氏 ( 教学研究所所長 ) コーディネーターに小谷信千代氏 ( 大谷大学名誉教授 ) を迎えて行われた 今回のシンポジウムであらためて 核開発の中での被曝の実態 それを核の平和利用の名のもとに容認してきた私たちの姿勢が 福島の原発事故から問われていることが明らかになった 姜氏は 世界では 9.11 以来 正戦 が強く語られており 今こそ 非戦 を深める時 と語られた また 鎌仲氏は 原発をなくすと決めても実際になくすのに 100 年はかかる 離れた地にいる人ができることがある と語られた また 毎年 3 万人を超える自殺者がでている中にあっても いのちを軽く考え いのちを大切にしないという いのちに対する思いの浅さがあり それが原発問題の根っこにあるのでは と問われた そして 森瀧氏からは 放射能被害は人類共通の課題であり 核と人類は共存出来ないということを改めて訴えていかなければいけない と提言をいただいた 最後に 蓑輪教学研究所所長より 力強く 脱原発 を発信していくことが 仏教徒としての生活の姿勢では と示唆された このシンポジウムで何気なく見過ごしてきた世界の動き 被曝の実態が私たちにつきつけられ さらにはいのちそのものについての私達自身の姿勢が問われた また 教区において今後も継続して 非核非戦 を大切な課題として取り組んでいくことを再確認した大変意義深い集いともなった 12

High School サミット真宗本廟のつどい 2011 年 4 月 30 日 ~ 5 月 1 日真宗本廟 ( 東本願寺 ) 去る 4 月 30 日から一泊二日の日程で標記つどいが真宗本廟同朋会館において開催された 2010 年夏に犬島 白神 池の平の3 会場で開催された 自然体験学習会 の各会場の参加者が真宗本廟において一同に会した 犬島会場は3 会場の中で最も参加人数が多く 昨年夏は山陽教区からも青少幼年部を中心に多くのスタッフが関わった 今回の真宗本廟のつどいへは教区スタッフを代表し2 人が参加した 夏の自然体験学習会で知り合った全国各地からの参加者は8ヶ月ぶりの再会を喜び 自然体験学習中に感じたことや 日常生活に戻って感じたことを確認しあった 日程中に 孤独 つながり 道具 というテーマのシンポジウムが行われ その中で 携帯電話は便利だけれど それだけでつながっているといえるのか mixi や Twitter など インターネットでのコミュニケーションツールが流行っているけれど それによってさらに孤独 を感じることがある 誰かと仲良くすることは 仲間外れを作ることでもある 島にいた間は必要なかったけれど 日常生活に戻ると携帯電話がないと生きていけない 等 近年の若者らしい意見が飛び交った そんな中で チーフスタッフの秋吉氏は3 月に発生した大震災の被災地へ赴き 実際に見てきたことを踏まえ 私たちの1 番のつながり 共通点とは何なのか 一番単純なことは 同じこの畳の上 もっと言えば 同じ大地の上に立っているということ 夏に同じ場で1 週間生活することでつながりを実感できたのではないか と話された 高校生を中心とした参加者にとって 初対面の人たちと1 週間日常から離れた生活をし そしてまた 日常にもどり 再び時間を置いて真宗本廟で再会するということは 参加者の大きな経験となったことと思われる 青少幼年教化の重要性を確認することができた場であった 13

子ども御遠忌 2011 年 5 月 4 日真宗本廟 2011 年 5 月 4 日 GW 東本願寺はいつもと違う雰囲気に包まれていた 鸞恩くんをはじめ近隣のゆるキャラが 40 体も集結 オリジナル念珠作り 人形劇 白州がサーキットに変わり 三輪車レースなど 各教区が様々なブースを出店し 子どもたちやご家族ら 1 万人 ( 公式報告による ) が参拝し賑わった 山陽教区からも マジカルランド と称したブースを設け マジック 腹話術を披露し 立ち見が出る程? の盛況ぶりであった また 教区仏教青年会が企画し教区寺院の支援によって製作された 鸞恩くんぬいぐるみ は 用意していた 750 体を完売した 売り上げの全額が被災地の支援金に送られた 震災の影響で子ども御遠忌の開催が危ぶまれたが 被災教区の方々の想い こんな時だからこそ子どもに笑顔を という声が上がり 当初の予定どおり開催された お小遣いから募金する子どもの姿が見受けられ 嬉しく感じた 今後 このような子どもを中心とした催しが継続的に開催され ご家族でお参りできる場となることを願い 実現できるよう取り組んでいきたい 松岡彰 ( 山陽教区仏教青年会委員長 ) 14

雅翔会代表廣岡祐介さん ( 第一組善德寺 ) 雅翔会結成までの道のりや 活動の状況などをお聞かせください 教区御遠忌が 2014 年秋に決まりました 意気込みをお聞かせください 私が師事していた先生の紹介で 大阪の雅楽団体 大阪楽所 に入会しました そして姫路でも雅楽の会を起ち上げようと 私を含む有志 4 名が中心となって呼びかけ 2010 年に結成しました 会員は現在 16 名になります 稽古は月 2 回で うち1 回に大阪楽所から先生方にお越しいただいてご指導をお願いしています 雅翔会としては 2010 年の姫路船場別院の報恩講で初めて奏楽させていただき 以来教区内の寺院の報恩講や永代経法要 また御門徒の葬儀でも奏楽させていただきました ぜひ教区の御遠忌法要で奏楽させていただきたいと思いますし もちろん一般寺院での法要にも お声をかけていただければと思います これまで播州では大谷派僧侶による奏楽がほとんどなかったので 外部の伶人に依頼をしていました そのため大谷派独自の 附物 などが正式に出来なかったのです 楽 というと稚児行列の時ぐらいしか用いないと思われている事も多いですが 御遠忌を機縁にして大谷派の法要や儀式における 楽 の意味や意義をさらに広めていきたいですね 雅楽というと難しいというイメージがありますが 苦労されている点などありますか やはりしっかりした音を出すのが難しいですね 同じ楽器でも先生方が吹くと まず音色の違いに驚かされます どうしたら先生のような音が出せるのか苦労するところですが みんな早く先生に近づきたいという思いを持って 日々の稽古に取り組んでいます 最後に 将来への構想などをお願いします 大谷派の法要 儀式での奏楽はもちろん 将来的には 舞楽 にも挑戦してみたいと思います また 多くの方に雅楽に親しんでいただけるよう 演奏会なども定期的に開催したいと考えています もちろん随時会員を募集しております やる気があれば老若男女 どなたでも出来ますのでよろしくお願いします 15

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念事業山陽教区同朋会館建設 今 踏み出そう聞法 研修拠点の再建を 山陽教区同朋会館 ( 姫路 ) 第一期工事完了 8 月 31 日 山陽教区の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念事業である同朋会館建設事業は 施工業者より行在所の引渡しが行われ 同朋会館の建設予定地上にある別院諸建物の解体並びに行在所の曳き家までを行う第 1 期工事が無事完了した 行在所は 6 月 4 日の起工式 ( 曳き家公開 ) の後 美装作業が行われていた 修復のなった行在所は 新しい同朋会館と接続され 来賓接待の場所等として幅広く活用されていくこととなる なお 第二期工事である 同朋会館本体工事は 2013 年の 1 月の着工予定となっており 同朋会館の建設委員会を中心に鋭意協議が進められている 行在所曳家工事 (2011 年 6 月 4 日 ) の一部を YouTube 山陽教区チャンネルにてご覧いただけます http://www.youtube.com/user/sanyokyoku/videos 発行日 2012 年 1 月 1 日発行者中川眞 ( 山陽教務所長 ) 制作山陽教区教化委員会広報部 670-0044 姫路市地内町 1 番地山陽教務所 TEL079-292-3690 FAX079-292-1747 E-Mail: sanyo@higashihonganji.or.jp http://www.sanyo-kyoku.jp