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s とは何か 2011 年 2 月 5 日目次へ戻る 1 正弦波の微分 y=v m sin ωt を時間 t で微分します V m は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y=v m sin u u=ωt と置きますと dy dt dy du du dt d du V m sin u d dt

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1 C 2 C 3 C 4 C 1 C 2 C 3 C

Transcription:

Acceleration / G 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 Damping : 1. Period / s XY.1.1 1.

6533 283 3333 423 155 15 (X) 26.12 Hz 15 12 (Y) 28.32 Hz (Z) 43.98 Hz

GS Yuasa Technical Report 211 年 6 月 第8巻 水平方向 X_3G 1.7e+7 Pa X方向 3G 計測点_EX3 水平方向 Y_3G Y方向 3G 1.92e+7 Pa 計測点_EX2 図5 CAE 解析による蓄電池設備の応力解析結果 2 柱下部の取付ボルト近傍では 17. N/mm X 方向 と 許容値の 28 N/mm2 に対して非常に小さい値である ことを確認した 5 耐震評価試験の概要と結果 蓄電池設備の耐震性を評価するため 打振試験およ び加振機による振動試験をおこなった 打振試験風景を図 6 に示す 打振試験では 基礎台 上に蓄電池設備を据え付け ハンマーで架台に機械的 打撃を与えることにより 設備に生じる自由振動の波 形から 固有振動数および減衰定数を求めた 振動試験風景を図 7 に示す 振動試験では まず掃 図6 引試験により蓄電池設備の振動特性を確認し 続いて 69 蓄電池設備の打振試験風景 第1号

GS Yuasa Technical Report 211 年 6 月 5.1 模擬地震波試験により強度および電気的機能が維持さ れるかどうかを確認した なお 模擬地震波試験に使 第8巻 第1号 打振試験結果 X Y の 2 方向について打振試験をおこなった X 用した試験波は 新指針の基準地震動に基づき蓄電池 Y 方向の周波数スペクトルおよび自由振動波形を図 8 設備の設置階の床応答を包絡するように考慮したもの に 試験結果を表 2 に示す である 固有振動数は X Y 方向ともに設計目標値である 25 Hz を上回り 3 Hz を確保することができた また 減衰定数についても 原子力発電所耐震設計技術指 針 以下 JEAG に定める溶接構造物の規定値 1 3 ) および設計目標値の 2 を上回る結果が得られた 5.2 加振機による振動試験 5.2.1 試験設備 振動試験に使用した加振機の主要諸元を図 9 に 計 測装置を図 1 に 加速度計および歪ゲージの取り付 表 2 打振試験による蓄電池設備の固有振動数と減衰 定数 方向 図7 左右 X 33. 前後 Y 3. 蓄電池設備の振動試験風景 固有振動数 / Hz CAE 解析 参考 目標値 減衰定数 / 判定 目標値 26.1 25 以上 4.8 2 以上 〇 28.3 25 以上 2.7 2 以上 〇 X方向 X : 128.9625 ms 項目 水平 X 方向 加振力 / ton g 12 最大振幅 / mm ± 5 積荷台の大きさ / m 搭載重量 / ton 周波数範囲 / Hz 1. s Y : 148.787 mv [S] 水平 Y 方向 鉛直 Z 方向 6 2 ± 3 ± 11 6 6 1 1 max 5 長ストローク加振機 ±3 mm, 3 ton 2基 Z. X : 33. Hz Y方向 X : 117.1875 ms. X : 3. Hz [Hz] rct 1. Y 1. s Y : -158.36 mv [S] [Hz] Y : 17.4 mvr rct Y : 28.78 mvr 1. 水平加振機 鉛直加振機 ±5 mm, 3 ton 4基 ±11 mm, 5 ton 4基 図 8 蓄電池設備の打振試験による自由振動波形と周 波数スペクトル 図9 7 加振機の主要諸元 X

PC 1. 2.

2 X A1X 1 1 2 3 / Hz 33.8 4 5 2 Y A1Y 1 32. 2 Z A3Z 1 1 2 3 / Hz 1 2 3 / Hz 4 5 4 5 / gal / gal 15 1 5-5 -1-15 8 6 4 2-2 -4-6 -8 1 2 3 4 / sec 1 2 3 4 / sec 5 6 7 5 6 7

GS Yuasa Technical Report 211 年 6 月 水平 第8巻 第1号 鉛直 Damping : 1. X Y ABC波 Damping : 1. 25 Y ABC波 7. 6. 2 15 Acceleration / G Acceleration / G 5. 1 4. 3. 2. 5 1..1.1.1 1. 1. Period / s Period / s 図 14.1 模擬地震波の床応答スペクトル 放電々流 放電々流 A 加振試験 ケースY7 Y Z方向 21 A 放電中の放電々流と総電池電圧 加振試験 ケースY7 Y Z方向 21 A 放電中の電池電圧 No.7, 8 12 mm / 分 総電池電圧 V 総電池電圧 12 mm / 分 No.8 No.7 1.95 V 1.95 V 振動台加振波 振動台加振波 V V 図 15 加振中の電池電圧 放電電流の推移 また 加振終了直後に 蓄電池の外観および内部の 容量も JIS に定める規定値を充分保持していた 目視確認 端子部接続ボルトの緩みの確認をおこない 架台の各部材について 変形の有無を確認した結果 架台については組立ボルトおよび取付ボルトの緩みの 異常は認められなかった さらに 組立ボルトおよび 確認をおこなったが いずれにおいても損傷や緩み等 取付ボルトの全数について 浸透液による探傷検査を の異常はなかった 実施した ボルト探傷検査写真の一部を図 17 に示す さらに 架台を解体後 蓄電池全数について 外観 検査の結果 すべてにおいてひびなどの損傷は認めら および気密検査を実施した結果 異常は認められず れなかった 73

3 m/s2-3 1 2 3 4 / s 5 6 7 8 3 m/s2-3 1 2 3 4 / s 5 6 7 8 3 m/s2-3 1 2 3 4 / s 5 6 7 8