i-japan 2015 Towards Digital inclusion & innovation TOPICS 20
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N a t i o n a l S m a l l B u s i n e s s I n f o r m a t i o n P r o m o t i o n C e n t e r 表1 3 本戦略のスコープ i-japan戦略2015の視点 2001 2006 2009 2015 本戦略のスコープは 三か年緊急 プラン と整合性を持ちつつ中長期戦 略を進める観点から 以下の3つの柱 に関する政策とされている また これらの柱ごとに 2015年に 実現されるべき 将来ビジョン を官 民で共有し 我が国全体として目指す べき大きな方向性等を 目標 として 定め それぞれの目標を達成するため に 官民の適切な役割分担の下で 政 府が講ずべき措置を 方策 として示 している 表2 の利活用を強調しつつも ややもする と技術優先指向となり 同時にサービ ス供給者側の論理に陥っていた面があ るためと考えられる 今回は こう した過去の問題を反省の上 真に国 民 利用者 の視点に立った人間中心 Human Centric のデジタル技術が 普遍的に国民 利用者 によって受け 容れられるデジタル社会を実現するこ とを目指している また 我が国に生 まれるデジタル技術が世界共通の利用 技術や利用形態となって 新興国も含 め幅広く受け容れられるようにする努 力が不可欠である 2 新たな視点に立ったデジタル戦略 上記を踏まえ 本戦略は 誰でもデ ジタル技術の恩恵を実感できる 視点 表3 を重視し 以下の点を主眼に策定され た 今後は 三か年緊急プラン 及び この改訂等により 本戦略の着実な実 施を図ることとされている ①使いやすいデジタル技術 ②デジタル技術の活用に立ちはだかる 壁の突破 ③デジタル技術利用に当たっての安心 の確保 EHR, Electronic Health Record ④デジタル技術 情報の経済社会への 浸透を通じた新しい日本の創造 3
N a t i o n a l S m a l l B u s i n e s s I n f o r m a t i o n P r o m o t i o n C e n t e r 表4 1 三大重点分野 ①電子政府 電子自治体分野 ②医療 健康分野 ③教育 人財分野 2 産業 地域の活性化及び新産 業の育成 3 デジタル基盤の整備 これらの分野の 将来ビジョン及 び目標 と 方策 を持って各分野 における施策を推進していくことと している 例えば 電子政府 電子自治体分 野では 行政窓口改革 行政オフィ ス改革 及び 見える化改革 を将 来ビジョン及び目標と定め その方 表5 策の目玉として2013年度までの構築 に向け 国民電子私書箱 の基本 構 想 を 2009年 度 末 を 目 処 にIT戦 略本部でとりまとめを行うこととし ている 各分野の将来ビジョンと目 標それに対する目標は表2 6のと おりである 4 戦略的に一層の検討を 行うべき事項 Ⅰ 規制 制度 慣行等の 重点点検 デジタル社会を実現していくため には デジタル技術 情報の利活用 を阻むような規制 制度 慣行 サー IT ビスの仕組みそのものの在り方や運 (ITS) 用などを国民にとって利益となる形 で抜本的に見直すことが必要であ 表6 る このため 2009 年中に第一次 の 重点点検 を行い その結果を 踏まえ 政府として所要の措置を講 ずるとともに 2010 年以降も継続 的に実施することとしている Ⅱ デジタルグローバルビジョン 仮称 の策定 本戦略に加え 我が国のデジタル 技術や関連産業の国際競争力の強化 及びグローバル化の推進 高度なデ ジタル技術を活用したアジアワイド でのシームレスな知識経済圏の確立 等を含め より突っ込んだビジョン が必要である このため 2009 年 度末までに デジタルグローバルビ ジョン 仮称 を策定することと している 国民電子私書箱 希望する国民 企業等に提供される 電子空間上 で安心して年金記録等の情報を入手して 管理できる口座 4
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