2017 年春 東武本線に新たな特急が誕生! 新型特急車両 500 系 の車両愛称名が リバティ Revaty 2016 年 10 月 27 日 に決定しました! ~ 運転区間も決定 併結 分割機能を活かし 広域な路線を自由自在に運転します ~ 東武鉄道株式会社 東武鉄道 ( 本社 : 東京都墨田区 ) では 2017 年春に予定している東武本線のダイヤ改正に合わせて導入予定の新型特急車両 500 系 の車両愛称名を Revaty( リバティ ) に決定しました 新型特急車両 500 系 は さまざまな運行形態で運用可能な速達性と快適性を持った特急列車 をコンセプトに開発された 当社では 26 年ぶりの新型特急車両です 車両愛称名 Revaty とは 1 Variety ( 併結 分割機能を活かした多線区での運行 ) 2 Liberty ( 当社路線を縦横無尽に運行する自由度の高さ ) から生まれた造語で 多様な運行形態により様々なお客さまのニーズにお応えすることを表すとともに この愛称名を通して お客さまに長く愛され親しまれる特急車両になってほしいという思いが込められています ロゴマークは 車両の色と調和する様々な色の三角形を複数組み合わせ 頭文字の R をイメージすることで 3 両固定編成を併結 分割し 広域な路線をシームレスに運転する多様さを表現しました Revaty の運転区間は 東武本線の起点駅である浅草から 途中駅で列車を分割しながら 東武日光や鬼怒川温泉 相互直通運転をしている会津鉄道の会津田島 ( 野岩鉄道経由 ) のほか 伊勢崎線の館林 さらに通勤時間帯には東武スカイツリーライン浅草 ~ 春日部間および 浅草から東武アーバンパークライン大宮方面 清水公園 野田市方面への直通や 大宮発運河行きなどの列車も設定します 当社の広域な路線を自由自在に運転し 観光から通勤 通学まで さまざまな目的に合わせて幅広くご利用いただけます 当社では Revaty 導入により新たな運行形態を構築し 今までに特急列車の利便性 快適性の向上を図ってまいります Revaty の概要は 別紙のとおりです 上 : Revaty ロゴマーク左下 : 車両エクステリアデザイン ( イメージ ) 右下 : 車両側面ロゴマーク配置 ( イメージ ) お問い合わせは 東武鉄道お客さまセンター 03-5962-0102
< 別紙 > 新型特急車両 500 系 の車両愛称名 ロゴマークおよび運転概要について 1 車両愛称名について (1) 車両愛称名 Revaty( リバティ ) (2) コンセプト 500 系 車両の最大の特徴である併結 分割機能を活かし 多線区で様々な運行を行う 多様性 を表現するとともに 響きが良く覚えやすい短い言葉にすることで 末永く愛され 続ける愛称名としました キーワード 1 Variety : 多様 さまざまな 併結 分割機能を活かした多線区での運行 文字の並び順を変えると r i e va ty 2 Liberty : 自由 当社の路線を縦横無尽に走り回る自由度の高さ リバティ Revaty 2 ロゴマークについて Revaty の頭文字である R を 様々な色の三角形を複数組み合わせることによってデザインしました 三角形は 3 両固定編成を併結 分割し 広域な路線をシームレスに運転する多様さを表現しています それぞれの三角形には 車両のエクステリア色と調和する色を採用し ロゴマークに立体感を演出しています 車両側面ロゴマーク配置 ( イメージ ) 走行イメージ
3 運転概要について (1) 運転開始時期 2017 年春 ( 予定 ) (2) 運転区間および特急列車愛称名 運転区間東武スカイツリーライン浅草 ~ 日光線東武日光東武スカイツリーライン浅草 ~ 鬼怒川線新藤原 ( 鬼怒川温泉方面 ) 東武スカイツリーライン浅草 ~ 会津鉄道会津線会津田島 当社の鬼怒川線から相互直通運転を実施している野岩鉄道を経由し 会津鉄道まで運転します 東武スカイツリーライン浅草 ~ 伊勢崎線館林東武スカイツリーライン浅草 ~ 春日部東武スカイツリーライン浅草 ~ 東武アーバンパークライン大宮 / 野田市東武アーバンパークライン大宮 ~ 運河 特急列車愛称名特急リバティけごん特急リバティきぬ特急リバティ会津特急リバティりょうもう特急スカイツリーライナー 一部 100 系 ( スペーシア ) 車両 特急アーバンパークライナー (3) 運転区間別列車運転パターン 中 長距離区間特急 1 特急リバティけごん 特急リバティきぬ 特急リバティ会津下今市にて列車を併結 分割し 浅草 ~ 下今市間を 6 両編成 下今市 ~ 東武日光間 / 下今市 ~ 新藤原間 / 下今市 ~ 会津田島間をそれぞれ 3 両編成で運転します ( 特急リバティけごんの一部列車は 浅草 ~ 下今市間においても 3 両編成で運転 ) 2 特急リバティけごん 特急リバティりょうもう東武動物公園にて列車を分割し 浅草 ~ 東武動物公園間を 6 両編成 東武動物公園 ~ 館林間 / 東武動物公園 ~ 東武日光間をそれぞれ 3 両編成で運転します
近距離区間特急 通勤時間帯における着席ニーズにお応えするため 東武スカイツリーライン浅草 ~ 春日部間および 浅草から東武アーバンパークライン大宮方面 清水公園 野田市方面への直通や 大宮発運河行きなどの列車を運転します 都心と首都圏有数のベッドタウンが広がる埼玉県 千葉県を通勤するお客さまに より速く 快適にご利用いただける特急列車を設定します 3 特急スカイツリーライナー浅草 ~ 春日部間を 6 両編成で運転します ( 一部 100 系 ( スペーシア ) 車両 ) 4 特急アーバンパークライナー春日部にて列車を分割し 浅草 ~ 春日部間を 6 両編成 春日部 ~ 大宮間 / 春日部 ~ 野田市間をそれぞれ 3 両編成で運転するほか 大宮 ~ 運河間を 3 両編成で運転します ( 一部列車は 春日部 ~ 大宮間を 6 両編成で運転 )
東武鉄道新型特急車両 500 系 について < 参考 1> 1 車両型式名 500 系 2 導入両数 24 両 (3 両固定 8 編成 ) 3 車両仕様 編成 3 両固定 (Mc1-T-Mc2) サイズ 車両長 20,000 mm 車体幅 2,870 mm 座席数 161 席 (3 両合計 ) 車内設備 多機能トイレ 洋式トイレ 男性用トイレ 前面構造 両運転台とも併結可能な構造 ( 中央貫通方式 ) 4 製作会社川崎重工業株式会社 5 車両概要 (1) 車両デザインについて 1 エクステリア ( 外観 ) デザイン 東京スカイツリー に代表される先進的なデザインとし カラーリングは 車体基本色の シャンパンベージュ でおおらかで豊かな時の流れを 側面の フォレストグリーン で特急の格式と沿線の緑豊かな自然を表現しました また 特急車両としてのスピード感を 先頭部車両の前面を併結可能な車両としては珍しい傾斜を持たせるとともに フォレストグリーン のスラッシュで表すことで表現しました 2 インテリア ( 内装 ) デザイン 東京スカイツリーのイメージである 白 を基調としながら 雄大な大地や樹木のイメージである 木目 を配置し 天井は鬼怒川や隅田川の流れをイメージした柔らかな造形としています また 江戸の伝統色 江戸紫 をモチーフとした配色を腰掛けに使用し 袖部分には江戸の伝統工芸である 印伝 をモチーフにした柄をあしらいます 3 デザイン担当 監修 デザイン担当 : 川崎重工業株式会社 おくやまきよゆき デザイン監修 :KEN OKUYAMA DESIGN( 代表奥山清行氏 ) (2) 車両設備について 1 車体動揺防止制御装置 ( アクティブサスペンション ) の搭載 ( 当社初 ) 走行時の車体振動をセンサで検知し 振動を相殺する方向にダンパを動かすことで振動を抑制する装置を 全車両に搭載し乗り心地の向上を図ります 2 永久磁石同期電動機 (PMSM) アルミ車体および LED 照明等の採用 鉄道車両の駆動用主電動機である永久磁石同期電動機 (PMSM) を搭載 車体にはアルミを使用して軽量化を図るほか 前照灯や室内照明に LED を採用することで消費電力を低減するなど 環境負荷の低減を図ります 3 サービス向上 バリアフリー化 車内での Wi-Fi 環境 各座席にコンセントを設置するほか AED 医療支援器具の搭載 車いすスペース 車いす対応およびオストメイト付多機能トイレを設置するなど サービス向上 バリアフリー化を行います TOBU FREE Wi-Fi ロゴ 座席のコンセント設備 車いす対応およびオストメイト付多機能トイレ ( イメージ )
< 参考 2> 東武鉄道特急列車のあゆみ 1929( 昭和 4) 年 12 月浅草 ~ 東武日光間に展望車 トク 1 形 500 号を運転 豪華展望客車として 展望デッキや料理室などを設置 絨毯敷きの特別室にはソファーやテーブルも配置 1935( 昭和 10) 年 12 月 デハ10 形就役 ゆったりしたクロスシートと八角形のシャンデリアが特徴的 トク 1 形 500 号 1949( 昭和 24) 年 2 月 特急 華厳号 鬼怒号 を運転開始 平日 1 往復 土日 2 往復 1951( 昭和 26) 年 9 月 5700 系就役 車内照明には当時としては珍しい蛍光灯を使用 ネコひげ の愛称で親しまれた 1956( 昭和 31) 年 4 月 1700 系就役 外国人観光客を意識した洋式トイレ 斬新なインテリアと 回転式リクライニングシートを採用 1960( 昭和 35) 年 10 月 1720 系就役 通称 デラックスロマンスカー ジュークボックスを設置したサロンルームの設置や 後に英語が堪能なスチュワーデスが乗務した 1990( 平成 2) 年 6 月 100 系 スペーシア が就役 客室には民鉄初のコンパートメントルーム ( 個室 ) を設置 車内の音響はステレオスピーカーで楽しめるオーディオシステムを導入 1991 年ブルーリボン賞受賞 東京スカイツリータウン の開業に合わせて 2011 年 12 月より順次リニューアルを実施 1991( 平成 3) 年 2 月急行 りょうもう号 に 200 型が就役 その後 車両の速度向上により 1999 年 3 月に特急化 1991( 平成 3) 年 7 月 300 型 350 型就役 1720 系 ( デラックスロマンスカー ) 100 系 ( スペーシア ) 就役当時 2005( 平成 17) 年 3 月 AIZU マウントエクスプレス号 が鬼怒川温泉 ~ 会津若松 ( 一部 喜多方 ) 間で直通運転を開始 ( 現在は一部 東武日光まで延伸 ) 2006( 平成 18) 年 3 月 JR 新宿 ~ 東武日光 鬼怒川温泉間で JR 東日本と特急列車の相互直通運転開始 2012( 平成 24) 年 10 月展望車両 634 型デビュー 6050 系を展望車に改造し 多彩なシートを設置 展望窓 前面展望スペース サロン等を設置 イベント列車としても運行 現在運転している特急列車 100 系 ( スペーシア ) 200 型 250 型 ( りょうもう ) 300 型 350 型 ( しもつけ きりふり ゆのさと ) しもつけ は 350 型のみ 634 型 ( スカイツリートレイン )
< 参考 3> 東武鉄道 野岩鉄道 会津鉄道路線図 東武鉄道路線 東武本線 東武スカイツリーライン東武アーバンパークライン伊勢崎線日光線鬼怒川線宇都宮線などの総称 東武東上線 東上本線越生線 の総称