例 例 102 助産師国家試験の受験資格が規定されているのはどれか 1. 医療法 2. 学校教育法 3. 母子保健法 4. 保健師助産師看護師法 5. 看護師等の人材確保の促進に関する法律 正解は であるから答案用紙の 4 をマークすればよい 答案用紙 1の場合

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CQ2. 単胎児分娩後の高年初産婦において 母乳育児を推進するための産後 1か月までのケアは何か 希望する授乳方法を確認し 母乳育児に対するモチベーションが高まるように支援する 分娩様式にかかわらず出産当日からの母子同室ができるように支援する ただし 母親 の疲労状態に配慮しながらすすめることが必要

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多量の性器出血があったとき 装着後数ヵ月以降に月経時期以外の 発熱をともなう下腹部痛があったとき 性交時にパートナーが子宮口の除去糸に触れ 陰茎痛を訴えたとき 脱出やずれが疑われる * 症状があるとき ( 出血や下腹部の痛み 腰痛の症状が続くなど ) * ご自身で腟内の除去糸を確認して脱出の有無を確

手術や薬品などを用いて 人工的に胎児とその付属物を母体外に排出することです 実施が認められるのは 1 妊娠の継続又は分娩が 身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがあるもの 2 暴行もしくは脅迫によって妊娠の場合母体保護法により母体保護法指定医だけが施行できます 妊娠 22 週 0

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

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その最初の日と最後の日を記入して下さい なお 他の施設で上記人工授精を施行し妊娠した方で 自施設で超音波断層法を用いて 妊娠週日を算出した場合は (1) の方法に準じて懐胎時期を推定して下さい (3)(1) にも (2) にも当てはまらない場合 1 会員各自が適切と考えられる方法を用いて各自の裁量の

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2. 診断 どうなったら TTTS か? 以下の基準を満たすと TTTS と診断します (1) 一絨毛膜性双胎であること (2) 羊水過多と羊水過少が同時に存在すること a) 羊水過多 :( 尿が多すぎる ) b) 羊水過少 :( 尿が作られない ) 参考 ; 重症度分類 (Quintero 分類

補足 : 妊娠 21 週までの分娩は 流産 と呼び 救命は不可能です 妊娠 22 週 36 週までの分娩は 早産 となりますが 特に妊娠 26 週まで の早産では 赤ちゃんの未熟性が強く 注意を要します 2. 診断 どうなったら TTTS か? (1) 一絨毛膜性双胎であること (2) 羊水過多と羊

します また 血小板減少症などの診断にもなります 血糖糖尿病が妊娠をきっかけに発見されたり 既に糖尿病に罹っていて 妊娠中に発見されることがあります 既に糖尿病と分かっていて妊娠された場合を糖尿病合併妊娠 妊娠中にはじめて対糖能低下 ( 糖尿病の傾向 ) が指摘された場合を妊娠糖尿病といいます 糖尿

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児に対する母体の甲状腺機能低下症の影響を小さくするためにも 甲状腺機能低下症を甲状腺ホル モン薬の補充でしっかりとコントロールしておくのが無難と考えられます 3) 胎児 新生児の甲状腺機能低下症 胎児の甲状腺が生まれながらに ( 先天的に ) 欠損してしまう病気があります 通常 妊娠 8-10 週頃

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はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 ) 25 年 ( 未就学児 )) < 平成 20 年 > 無回答 2.9% < 平成 25 年 > 無回答 %

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時期場面子ども自身の問題 乳 児 期 乳児訪問 1~2 か月訪問 乳児健診 (3~4 か月 7~8 か月 10 か月 ) 健診時に要チェック項目がある ( 体重増加が悪い 先天性の疾患がある等 ) 既往歴がある ( 硬膜下血腫 頭蓋骨骨折 ) 気持ちを苛立たせるような泣き声 あやしても泣き止まない

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全な生殖補助医療を含めて, それぞれの選択肢を示す必要がある. 3 種類の HIV 感染カップルの組み合わせとそれぞれの対応 1. 男性が HIV 陽性で女性が陰性の場合 体外受精この場合, もっとも考慮しなければいけないことは女性への感染予防である. 上記のように陽性である男性がすでに治療を受けて

表 Ⅰ-3 分娩週数別件数 分娩週数 件数 % 満 28 週 満 29 週 満 30 週 満 31 週 満 32 週 満 33 週 満 34 週 満 35 週 満 36 週 満 37

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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原因分析がすべて終了した出生年別統計原因分析がすべて終了した 2010 年出生児の概況 2019 年 3 月 29 日時点本集計の対象事例は 本制度の補償対象となった脳性麻痺事例のうち 原因分析がすべて終了した 2010 年出生児の事例 382 件である 注 ) 表に記載している割合は 計算過程にお


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受付 母子受付 妊婦受付の設置 各書類と筆記用具 書類箱の準備 リーダー * 具体的な責任者名 あるいは役職を書くを確認する 受付と案内 (* 具体的な場所を書くに配置 ) の要員振り分け < 母子 妊婦到着時 > 母子は母子受付 妊婦は妊婦受付へ案内する 父親は体育館に入る * 家族の部屋を明記す

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15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

8. 妊娠期から育児期まで継続したケア 9. 他職種 他施設等との連携 2. 助産師に求められる実践能力 助産師の役割と機能を踏まえ 助産師に求められる実践能力として 下記の4つの能力を設定した Ⅰ. 助産における倫理的課題に対応する能力 Ⅱ. マタニティケア能力 Ⅲ. 性と生殖のケア能力 Ⅳ. 専

妊婦甲状腺機能検査の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 はじめに て乾燥させたろ紙血液を検体とする 検体は本会の 妊婦の甲状腺機能異常による甲状腺ホルモンの 過不足は 妊娠の転帰に影響を与えるばかりでなく 代謝異常検査センターに郵送される 2 検査項目と検査目的および判定基準 生まれてくる子

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併せて 妊娠 出産 更年期など女性特有の生涯にわたる健康問題を気軽に相談できるよう 対 応を充実させる必要があります はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 横浜市利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 )

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96 午 前 指示があるまで開かないこと 平成 25 年 月 14 日 10 時 45 分 12 時 00 分 注 意 事 項 1. 試験問題の数は 55 問で解答時間は正味 時間 15 分である 2. 解答方法は次のとおりである 例 例 及び 例 の問題では から までの つの選択肢 もしくは から までの つの選択肢があるので そのうち質問に適した選択肢を 例 例 では つ 例 では つ選び答案用紙に記入すること なお 例 例 の質問には つ以上解答した場合は誤りとする 例 の質問には つ又は つ以上解答した場合は誤りとする 例 101 助産業務が行えるのはどれか 1. 合格発表日以降 2. 合格証書受領日以降 3. 助産師籍登録日以降 4. 免許証受領日以降 正解は であるから答案用紙の をマークすればよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 101 1 2 3 4 101 101 粟 1 1 101 1 2 3 4 2 2 或 3 3 4 4 DKIX-04- 前 H-1

例 例 102 助産師国家試験の受験資格が規定されているのはどれか 1. 医療法 2. 学校教育法 3. 母子保健法 4. 保健師助産師看護師法 5. 看護師等の人材確保の促進に関する法律 正解は であるから答案用紙の 4 をマークすればよい 答案用紙 1の場合 102 1 2 3 4 5 102 粟 1 2 3 5 2 103 助産師籍に登録されるのはどれか つ選べ 1. 生年月日 2. 受験年月日 3. 卒業年月日 4. 就業年月日 5. 登録年月日 答案用紙 2の場合 102 102 1 1 正解は と であるから答案用紙の と をマークすれ ばよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 103 1 2 3 粟 4 5 103 1 103 1 103 1 2 3 4 5 2 2 3 4 5 3 4 5 或 或 2 3 5 3 4 5 DKIX-04- 前 H-2

DKIX-04- 前 H-3

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1 世界保健機構 WHO が提唱しているリプロダクティブ ヘルスの基本的四大要素で正しいのはどれか 1. 健全な家族関係を維持できる 2. 婦人科系がんの早期発見ができる 3. 思春期の人たちの栄養状態を適切に保つ 4. すべての女性が安全な妊娠と出産を享受できる 2 尖圭コンジローマで正しいのはどれか 1. 男性は感染しない 2. 一度罹患すれば再発しない 3. ワクチンで感染を予防できる 4. 妊婦が罹患すれば分娩後に治療する 3 プロスタグランディン F 2α の投与が禁忌である産婦の内科合併症はどれか 1. 糖尿病 2. 気管支喘息 3. 甲状腺機能低下症 4. 特発性血小板減少性紫斑病 4 成人 T 細胞白血病ウイルス陽性の母親から出生した児への対応で正しいのはどれか 1. 入院中は他の児と隔離する 2. 抗体検査は新生児期に実施する 3. 毎月外来受診するよう母親に指導する 4. 乳児期の予防接種は通常どおり実施する 1 DKIX-04- 前 H-7

5 母体血中の糖を胎児に転送する作用を持つホルモンはどれか 1. エストロゲン 2. プロゲステロン 3.hPL ヒト胎盤性ラクトゲン 4.hCG ヒト絨毛性ゴナドトロピン 6 妊娠に伴う腟の変化で正しいのはどれか 1. 分泌物の ph が低下する 2. 色が薄いピンク色に変化する 3. 上皮のグリコゲン含有量が減少する 4.Döderlein デーデルライン 桿菌が減少する 7 妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸を十分に摂取することで発症を低減できる胎児合併症はどれか 1. 心奇形 2. 胎児水腫 3. 胎児発育不全 4. 神経管閉鎖障害 8 甲状腺疾患合併妊娠について正しいのはどれか 1. 甲状腺ホルモン製剤内服中は授乳を禁止する 2.Basedow バセドウ 病は妊娠中期以降に改善傾向を示す 3. 橋本病は分娩を契機に甲状腺クリーゼを発生するリスクが高い 4. プロピルチオウラシルを内服していた場合 授乳中はチアマゾールに切り替える 2 DKIX-04- 前 H-8

9 名の経産婦に対して 上の子どもへの対応をテーマに育児教室を開催することになった 参加者を中心とした方法で最も適切なのはどれか 1. シンポジウム 2. バズ セッション 3. デモンストレーション 4. パネルディスカッション 10 母体保護法に定められた不妊手術について正しいのはどれか 1. 卵巣摘出術が含まれる 2. 配偶者の同意は不要である 3. 母体保護法指定医以外は実施できない 4. 都道府県知事に実施報告をしなければならない 11 Traube トラウベ 聴診器とその聴診法との写真 別冊 No. 1 1 4 を別に示す 写真の右下が妊婦の頭側である 聴診法で正しいのはどれか 1.1 2.2 3.3 4.4 別 No. 1 冊 1 4 3 DKIX-04- 前 H-9

12 妊娠中の運動の説明で適切なのはどれか 1. 妊娠 16 週以降は 仰向けで実施できる運動をしましょう 2. 運動するときは 分間に 140 回くらいの脈拍が目安です 3. 妊娠高血圧症候群の予防としてウォーキングをしましょう 4. 適度な運動をしておけば お産が長引くことはありません 13 帝王切開既往妊婦が経腟分娩する際の管理で正しいのはどれか 1. 陣痛発来した時点で帝王切開の術前検査を行う 2. 微弱陣痛ではプロスタグランディン製剤を用いる 3. 分娩第 期遷延でも吸引分娩は行わない 4. 分娩後 時間は頻回に母体の血圧測定を行う 14 30 歳の初産婦 身長 158cm 体重 68kg 推定児体重 3,800 g 第 頭位 陣痛間欠 分 発作 50 秒で 肛門圧迫感が強く努責がかかっている 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 80 % Station 案 0 小泉門が 時方向に触れる このときにとる体位として最も適切なのはどれか 1. 坐位 2. 蹲踞位 3. 左側臥位 4. 四つん這い 4 DKIX-04- 前 H-10

15 在胎 38 週で出生した児 出生体重 2,600 g 身長 48cm 分娩時に羊水混濁を認めた 出生直後 体温 37.1 心拍 120/ 分 呼吸数 52/ 分 中心性チアノーゼはなく 活気があって筋緊張は良好である アセスメントで正しいのはどれか 1. このまま経過観察する 2. 酸素投与が必要である 3. 口 内吸引が必要である 4. 保育器への収容が必要である 16 オキシトシンによる分娩誘発法で正しいのはどれか 1. 希釈法は 単位のオキシトシンを 500 ml の % ブドウ糖液に溶解する 2. 分娩監視装置は 子宮収縮薬投与開始時から装着する 3. オキシトシンを増量するときは 15 分ごとに行う 4. 血圧と脈拍測定は 時間ごとに行う 17 授乳時の乳頭痛の予防で適切なのはどれか 1. 児が泣き始めてから授乳する 2. 児に吸啜させる時間を 回 分とする 3. 児の唇を巻き込むように乳頭をくわえさせる 4. 児の胸を母親の身体にぴったりとつけるように抱く 5 DKIX-04- 前 H-11

18 新生児蘇生におけるフリーフローによる酸素投与の写真 別冊 No. 2 1 4 を別に示す 正しいのはどれか 1.1 2.2 3.3 4.4 別 No. 2 冊 1 4 19 か月健康診査における診察所見で直ちに専門的な検査 治療が必要となるのはどれか 1. 臍ヘルニア 2. 停留睾丸 3. 陰囊水腫 4. 白色便 20 地域において保健福祉活動を行う機関と事業の組合せで正しいのはどれか 1. 市町村 養育医療の給付 2. 福祉事務所 助産施設への入所措置 3. 助産所 自立支援医療 育成医療 の給付 4. 児童相談所 ファミリーサポートセンター事業 6 DKIX-04- 前 H-12

21 病院で助産師外来を開設することになった 目標管理過程の PDCAサイクルの組合せで適切なのはどれか 1.P 調査結果を参考に助産師外来の時間を変更する 2.D 助産師外来の運営方法や人員配置について計画する 3.C 利用者満足度調査を実施する 4.A 助産師外来を実施する 22 助産所の管理で正しいのはどれか 1. 妊産婦の入所数は 19 人である 2. 開設者と管理者は同一人物でなければならない 3. 開設者は嘱託医師名を都道府県知事に届け出る 4. 業務に従事する助産師の略歴を広告してはならない 23 大地震が発生した 地区の電気 水道の使用ができなくなった 病院建物の倒壊はない 余震は続いている 褥婦に説明する内容で適切なのはどれか 1. 避難する際は新生児を助産師に預ける 2. 食事が十分に摂れなくても母乳哺育を続ける 3. お湯を沸かせないときはミルクを水で溶かす 4. 母子の家族を病院に呼んで一緒に生活してもらう 7 DKIX-04- 前 H-13

24 肺胞内圧を高く維持して肺胞の虚脱を防止する新生児の呼吸症状はどれか 1. 呻吟 2. 多呼吸 3. 陥没呼吸 4. 鼻翼呼吸 5. シーソー呼吸 25 32 歳の経産婦 妊娠 36 週 日 妊婦健康診査に来院した 体重 52 kg 血圧 136/82 mmhg 尿蛋白袷 尿糖 安 下 浮腫袷 内診所見は 子宮口閉鎖 推定児体重は2,680 g 超音波検査では 30 分間に明瞭な四肢の動きを 回認め そのうち 回は脚をすばやく伸展して屈曲位に戻す運動であった この間 胎児呼吸様運動は認めない 36 mm の羊水ポケットを認めた NST は reassuring fetal status であった 対応で適切なのはどれか 1. オキシトシン点滴静脈内注射 2.24 時間後の超音波検査 3. 週後の超音波検査 4. ラミナリア桿挿入 5. 帝王切開術 8 DKIX-04- 前 H-14

26 30 歳の初産婦 昨日午後 10 時に内診所見子宮口 cm 開大で入院した 本日午前 時 陣痛間欠 分 陣痛発作 50 60 秒 内診所見は 子宮口 cm 開大 Station 袷 1 胎児心拍数陣痛図では正常波形 時々悪心があり 陣痛に関係なく ベッド上で体を丸めてベッド栅にしがみついている 産婦への援助で最も適切なのはどれか 1. 入浴を促す 2. 乳頭刺激を行う 3. 力を抜くよう促す 4. 坐位になるよう促す 5. 朝食の全量摂取を促す 27 新生児の呼吸窮迫症候群 RDS で正しいのはどれか 1. 女児に多い 2. 肺表面活性物質は過剰である 3. 母親が糖尿病であると発症しやすい 4. 破水から出生までの時間が長いほど発症しやすい 5. 新生児へのステロイド治療によって症状が軽減する 28 2000 年に策定された 健やか親子 21 における 2014 年までの目標として正しいのはどれか 1.10 代の飲酒率を半減する 2.10 代の人工妊娠中絶をなくす 3. 朝食を欠食する子どもの割合を半減する 4. かかりつけの小児科医を持つ親の割合を 100 % にする 5. 不妊治療のカウンセリングを受けられる割合を倍増する 9 DKIX-04- 前 H-15

29 母性健康管理指導事項連絡カード について規定している法律はどれか 1. 労働基準法 2. 母子保健法 3. 母体保護法 4. 国民健康保険法 5. 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律 30 トキソプラズマ症で正しいのはどれか つ選べ 1. 妊婦の尿検査によって診断する 2. 胎児への感染は母体経腟上行感染である 3. 妊婦の初感染は胎児感染のリスクが高い 4. 胎児に感染した場合は心室中隔欠損を生じる 5. 感染した動物の糞尿に妊婦が触れることによって感染する 31 分娩の三要素のうち 産道 と 胎児およびその付属物 との相互関係によって生じるのはどれか つ選べ 1. 肩甲難産 2. 子宮破裂 3. 低在横定位 4. 頸管無力症 5. 原発性微弱陣痛 10 DKIX-04- 前 H-16

32 糖尿病合併妊婦への対応で適切なのはどれか つ選べ 1. 妊娠によって耐糖能は悪化しやすいことを説明する 2.BMI が 22 の妊婦ではエネルギー付加は行わない 3. 食前血糖値が 100 mg/dl 以下となるよう管理する 4. 血糖コントロールには経口血糖降下薬を用いる 5. リトドリン塩酸塩使用時には低血糖に注意する 33 新生児の黄疸で直接ビリルビンが上昇するのはどれか つ選べ 1. 母乳性黄疸 2. 胆道閉鎖症 3. 新生児肝炎 4.Rh 式血液型不適合 5.ABO 式血液型不適合 34 日本で承認されている低用量経口避妊薬について正しいのはどれか つ選べ 1. 排卵を抑制する 2. 卵巣癌の発生率を高める 3. 子宮頸癌の予防効果がある 4. 黄体ホルモン単独製剤である 5. 不妊手術以外で最も避妊効果が高い 11 DKIX-04- 前 H-17

35 妊娠 28 週の初妊婦で正常から逸脱している所見はどれか つ選べ 1.AFI 25 cm 2.BPD 70 mm 3. 子宮底長 25 cm 4. 推定児体重 800 g 5. 胎児心拍数 140 bpm 36 25 歳の経産婦 妊娠 40 週 午前 時に子宮口 cm 開大で入院したが 陣痛が弱くなったため陣痛間欠時に眠っている 午前 11 時 陣痛周期は 分であり 痛みは強くありません と言う 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 70 % Station 安 1であった 胎児心拍数陣痛図は正常波形であった 未破水である 昼食は全量摂取している 昨夜排便があった 陣痛を促進するための効果的なケアはどれか つ選べ 1. グリセリン浣腸を実施する 2. 努責を誘導する 3. 歩行を勧める 4. 入浴を勧める 5. 導尿する 37 ともに外国籍の両親が日本国内で出生した児を日本で養育するために必要となるのはどれか つ選べ 1. 出生届の提出 2. 日本国籍の申請 3. 日本の戸籍の作成 4. パスポートの申請 5. 在留資格取得許可の申請 12 DKIX-04- 前 H-18

38 在胎 30 週 1,600 g にて出生した新生児 保育器に収容され 呼吸障害に対して経鼻的 CPAP 療法が行われている このときのケアとして正しいのはどれか つ選べ 1. 動脈血酸素分圧 PaO 2 100 Torr を目標に酸素濃度を調節する 2. 経口哺乳は生後 時間から開始する 3. 投与する水分量の目安を 60 ml/kg/ 日とする 4. 保育器内の温度は 36 37 に設定する 5. 保育器内の湿度は 60 % に設定する 39 生後 か月から接種が可能なワクチンはどれか つ選べ 1.Hib ワクチン 2. 麻疹ワクチン 3.DPT ワクチン 4. 肺炎球菌ワクチン 5. 日本脳炎ワクチン 40 分娩監視装置による連続的モニタリングが勧められるのはどれか つ選べ 1. 前期破水 2. 予定日超過 3. 分娩第 期 4. 子宮収縮薬投与中 5.41 ml 以上のメトロイリンテル挿入中 13 DKIX-04- 前 H-19

次の文を読み 41 43 の問いに答えよ 52 歳の女性 42 歳で子宮筋腫に対して単純子宮全摘術を受けた 年前からホットフラッシュや発汗が出現し 最近 その頻度が増して動悸や易疲労感を伴うようになったため来院した 来院時 身長 154 cm 体重 43 kg 脈拍 64/ 分 血圧 112/72 mmhg である 41 この女性の検査結果で上昇している可能性が高いのはどれか 1. 甲状腺刺激ホルモン TSH 2. 卵胞刺激ホルモン FSH 3. エストラジオール 4. プロゲステロン 42 この女性はホルモン補充療法を受けることになった 方法として適切なのはどれか 1. エストロゲン単独周期的投与法 2. エストロゲン単独持続的投与法 3. エストロゲン プロゲスチン 黄体ホルモン製剤 併用周期的投与法 4. エストロゲン プロゲスチン 黄体ホルモン製剤 併用持続的投与法 14 DKIX-04- 前 H-20

43 この女性がホルモン補充療法を受けることで予防できるのはどれか 1. 乳癌 2. 脳卒中 3. 骨粗鬆症 4. 静脈血栓塞栓症 15 DKIX-04- 前 H-21

次の文を読み 44 46 の問いに答えよ Aさん 40 歳 女性 は 36 歳で結婚したが自然妊娠しなかったため 38 歳から不妊専門クリニックで治療を受けている 既往歴に特記すべきことはない これまで体外受精を 回受けた 今回の体外受精で受精後 日の胚 個を子宮内に移植し 妊娠反応陽性になった 44 胚移植から 週経過した 日前から下腹部膨満感と悪心とがあり 食事も摂れていないため来院した 身長 155 cm 体重 50 kg 体温 37.0 脈拍 60/ 分 血圧 120/70 mmhg 尿蛋白 安 尿糖 安 尿ケトン体 袷 診察にて腟分泌物は白色少量 子宮口は閉鎖 子宮は超鶏卵大で軟らかく 軽度の圧痛がある 経腟超音波検査の所見 別冊 No. 3 を別に示す 診断で正しいのはどれか 1. 絨毛膜 羊膜性双胎 2. 絨毛膜 羊膜性双胎 3. 絨毛膜 羊膜性双胎 4. 絨毛膜 羊膜性双胎 別 冊 No. 3 16 DKIX-04- 前 H-22

45 Aさんは悪阻の治療のため総合病院に入院となった 入院後 Aさんは 不妊治療を受けている間は妊娠を目標に頑張っていましたが 妊娠後のことまで深く考えていませんでした 私にはどんなリスクがあるのか 夫と一緒に聞いておきたいです と話している Aさんと夫への説明として優先度が高いのはどれか 1. 子宮破裂 2. 絨毛膜羊膜炎 3. 児頭骨盤不適合 4. 妊娠高血圧症候群 5. 母児間輸血症候群 46 Aさんは妊娠 37 週 日で破水し 2,520 g と2,600 g の児を帝王切開にて分娩した 術後の経過は良好である 術後 日 Aさんは 無事に出産できてほっとしていますが 退院後の育児がきちんとできるか心配です 不妊治療で貯金を遣ってしまったので 経済的にもあまり余裕がありません と不安そうである Aさんが今後の支援で活用できるのはどれか 1. 養育医療 2. 新生児訪問指導 3. 産科医療補償制度 4. 特定不妊治療助成制度 17 DKIX-04- 前 H-23

次の文を読み 47 49 の問いに答えよ 36 歳の初産婦 妊娠経過は順調であった 妊娠 39 週 日 午後 11 時に陣痛発来し 翌日午前 時に入院した 入院時の内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 30 % Station 安 2 未破水であった 47 午前 時 陣痛間欠 分 陣痛発作 30 秒 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 40% Station 安 1 大泉門を 時方向に触れた 未破水である 胎児の胎位で正しいのはどれか 1. 前方前頭位 2. 前方後頭位 3. 後方前頭位 4. 後方後頭位 48 胎児心拍数陣痛図では正常波形であったので 病棟内を自由に歩行できるように分娩監視装置を外して経過観察した 午前 10 時 陣痛間欠 分 陣痛発作 30 秒 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 40% Station 安 1 大泉門を 時方向に触れた 未破水である 胎児心拍数陣痛図は正常波形である この時点の処置として適切なのはどれか 1. 人工破膜 2. メトロイリンテル挿入 3. オキシトシン点滴静脈内注射 4. プロスタグランディン E 1 誘導体腟坐薬の投与 18 DKIX-04- 前 H-24

49 午後 時に子宮口は全開大した 午後 時 陣痛間欠 分 陣痛発作 60 秒 内診所見は 子宮口全開大 展退度 100 % Station 袷 3 小泉門が先進し 時方向に触れた 胎児心拍数陣痛図は正常波形である 適切な対応はどれか 1. 経過観察する 2.McRoberts マックロバーツ 体位をとらせる 3. 吸引分娩の準備をする 4. 帝王切開の準備をする 19 DKIX-04- 前 H-25

次の文を読み 50 52 の問いに答えよ 41 歳の初産婦 妊娠経過は順調であった 妊娠 41 週 日 午前 時に前期破水し 午前 10 時に入院した 体温 37.0 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 50 % Station 安 2であった 50 入院時の胎児心拍数陣痛図 別冊 No. 4 を別に示す 対応で正しいのはどれか 1. 時間ごとにドップラーで間欠的胎児心拍数聴取を行う 2.15 分ごとにドップラーで間欠的胎児心拍数聴取を行う 3. 陣痛が規則的になってから連続的分娩監視装置モニタリングを再開する 4. 連続的分娩監視装置モニタリングを継続する 別 冊 No. 4 51 午後 時の内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 80 90 % Station 案 0 小泉門が10 時方向に触れた 羊水流出がみられ 混濁はない 陣痛間欠 分 陣痛発作 60 秒 陣痛発作時 産婦は顔をしかめている 胎児心拍数陣痛図は正常波形であった この時点の援助で適切なのはどれか 1. 禁食とする 2. 努責の練習をする 3. 分娩体位をとってもらう 4. 背部から腰部へのマッサージを行う 20 DKIX-04- 前 H-26

52 分娩時の第 回旋で正しいのはどれか 1. 児の右肩甲が先進し 顔面は母体の左大 側に向く 2. 児の左肩甲が先進し 顔面は母体の左大 側に向く 3. 児の右肩甲が先進し 顔面は母体の右大 側に向く 4. 児の左肩甲が先進し 顔面は母体の右大 側に向く 21 DKIX-04- 前 H-27

次の文を読み 53 55 の問いに答えよ Aさん 35 歳 経産婦 3,200 g の児を正常分娩にて出産した 夫と 歳の長女との 人暮らし 実母は徒歩 分のところに住んでおり 手助けが必要なときはいつでも訪問が可能である 53 助産師は 保健センターから新生児訪問の委託を受けて 生後 28 日に訪問した 赤ちゃんの体重が増えない気がします 回の授乳に40 分から 時間かかって私が疲れるのでミルクに切り替えたい と相談された 児の体重増加量は30g/ 日であった 母乳哺育について優先して観察すべきAさんに関する項目はどれか 1. 食事内容 2. 水分摂取量 3. 授乳時の姿勢 4. 乳房のタイプ 54 Aさんは 最近 長女が言うことを聞かない いけないことだと分かっているが 授乳で疲れているときに反抗されると イライラして長女を叩いてしまう と話した 助産師はAさんの話をよく聴き 思いを受け止めた その後のAさんへの助言として適切なのはどれか 1. なぜ反抗するのかを長女に聞いてみましょう 2. 叩きそうになったら大きく深呼吸しましょう 3. 児童虐待再発防止プログラムに参加してみませんか 4. 長女が言うことを聞かないときには厳しく叱りましょう 22 DKIX-04- 前 H-28

55 エジンバラ産後うつ病自己質問票で Aさんの得点は10 点であった 対応として適切なのはどれか 1. 子育て広場を紹介する 2. 乳児院への入所を勧める 3. 夫婦で精神科を受診するよう勧める 4. ファミリーサポートセンターを紹介する 5. 直ちに保健センターの母子担当の保健師に連絡をする 23 DKIX-04- 前 H-29

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96 午 後 指示があるまで開かないこと 平成 25 年 月 14 日 13 時 55 分 15 時 15 分 注 意 事 項 1. 試験問題の数は 55 問で解答時間は正味 時間 20 分である 2. 解答方法は次のとおりである 例 例 及び 例 の問題では から までの つの選択肢 もしくは から までの つの選択肢があるので そのうち質問に適した選択肢を 例 例 では つ 例 では つ選び答案用紙に記入すること なお 例 例 の質問には つ以上解答した場合は誤りとする 例 の質問には つ又は つ以上解答した場合は誤りとする 例 101 助産業務が行えるのはどれか 1. 合格発表日以降 2. 合格証書受領日以降 3. 助産師籍登録日以降 4. 免許証受領日以降 正解は であるから答案用紙の をマークすればよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 101 1 2 3 4 101 101 粟 1 1 101 1 2 3 4 2 2 或 3 3 4 4 DKIX-04- 後 H-1

例 例 102 助産師国家試験の受験資格が規定されているのはどれか 1. 医療法 2. 学校教育法 3. 母子保健法 4. 保健師助産師看護師法 5. 看護師等の人材確保の促進に関する法律 正解は であるから答案用紙の 4 をマークすればよい 答案用紙 1の場合 102 1 2 3 4 5 102 粟 1 2 3 5 2 103 助産師籍に登録されるのはどれか つ選べ 1. 生年月日 2. 受験年月日 3. 卒業年月日 4. 就業年月日 5. 登録年月日 答案用紙 2の場合 102 102 1 1 正解は と であるから答案用紙の と をマークすれ ばよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 103 1 2 3 粟 4 5 103 1 103 1 103 1 2 3 4 5 2 2 3 4 5 3 4 5 或 或 2 3 5 3 4 5 DKIX-04- 後 H-2

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1 日本で着床前診断の対象となる疾患はどれか 1. フェニルケトン尿症 2.Down ダウン 症候群 3.Turner ターナー 症候群 4.Duchenne デュシェンヌ 型筋ジストロフィー 2 月経前症候群の身体症状に主に関わるホルモンを分泌するのはどれか 1. 卵巣 2. 脳下垂体前葉 3. 脳下垂体後葉 4. 視床下部 3 授乳が禁止となる薬剤はどれか 1. アンピシリン 2. プレドニゾロン 3. メトトレキサート 4. アセトアミノフェン 4 卵膜を構成するもので母体に由来するのはどれか 1. 羊膜 2. 脱落膜 3. 絨毛膜 4. 結合組織層 1 DKIX-04- 後 H-7

5 妊娠に伴う変化で正しいのはどれか 1. 心拍出量は減少する 2. 腎血漿流量は減少する 3. 循環血流量は減少する 4. 腎の糸球体濾過率は増加する 6 頭位分娩での児頭の応形機能について正しいのはどれか 1. 前方後頭位では大斜径が短縮する 2. 児頭の変形は分娩後約 か月持続する 3. 両頭頂骨の上に前頭骨 後頭骨が重なる 4. 後在頭頂骨が前在頭頂骨の下方に進入する 7 39 歳の初産婦 双胎妊娠による切迫早産で 週間の安静入院後 妊娠 37 週で帝王切開となった 手術翌日の子宮底の高さは臍下 横指で収縮は良好である Hb 10.2 g/dl 初回歩行時 軽度下肢の痛みを感じたがしばらくして痛みは落ち着いた 脈拍 72/ 分 血圧 118/56 mmhg 初回歩行の 時間後にトイレまで歩行した際 トイレ内で突然意識を消失した 考えられる状態はどれか 1. 子癇 2. 脳虚血 3. 肺血栓塞栓症 4. 出血性ショック 2 DKIX-04- 後 H-8

8 60 歳の女性 排尿困難を主訴として来院した 膀胱と子宮頸部が腟口まで下垂しており 医師は骨盤臓器脱と診断し 排尿障害の治療のためにリングペッサリーを腟内に装着した この女性への指導として正しいのはどれか 1. 入浴時には外してください 2. スポーツは控えてください 3. 装着したまま性交渉が可能です 4. 長時間の外出は控えてください 9 25 歳の初産婦 妊娠 40 週 日で 3,850 g の児を正常分娩した 弛緩出血で 約 2,000 ml 出血した 現在分娩後 時間 子宮収縮は良好である 脈拍 130/ 分 血圧 80/50 mmhg 産婦は意識清明であるが悪心を訴えており 四肢の冷感を認めた 直ちに行われる処置はどれか 1. 全身を温める 2. 輸血を開始する 3. 気管内挿管する 4. 副腎皮質ステロイドを投与する 10 妊娠 20 週の双胎妊娠の女性 会社員 非妊時 BMIは21.5 現在 非妊時体重より kg 増加している 保健指導で適切なのはどれか 1. マタニティビクスをしましょう 2. 次の妊婦健康診査は 週後になります 3. 分娩予定日の 16 週前から休業できます 4. 非妊時から分娩時までの体重増加の目安は 11 14 kg です 3 DKIX-04- 後 H-9

11 会陰裂傷第 度があった産婦への対応で正しいのはどれか 1. 直腸診を行う 2. 直腸筋層まで縫合する 3. 食事は低残渣食とする 4. 翌日に浣腸を行う 12 Brandt-Andrews ブラント アンドリュース 胎盤圧出法で適切なのはどれか 1. 胎盤剝離徴候を確認する前に実施する 2. 片手を腹壁から子宮体と子宮下部の境の部位に当てる 3. 最初に腹壁に当てた手で子宮体を恥骨部側に押し下げる 4. 臍帯は牽引しないようにする 13 34 歳の 回経産婦 前回正常分娩で2,700 g の児を出産した 妊娠 39 週 日 身長 145 cm 体重 58kg 児頭大横径 BPD 9.6cm 午後 時 30 分に自然破水した 内診所見は 子宮口全開大 Station 安 3 矢状縫合は横径に一致していた 午後 時 陣痛間欠 分 陣痛発作 60 秒 内診所見では 児頭の下降度に変化がなかった 胎児心拍数陣痛図は正常波形である 対応で適切なのはどれか 1. 散歩を勧める 2. 絶飲食とする 3. 乳頭刺激をする 4. 子宮収縮薬の準備をする 4 DKIX-04- 後 H-10

14 28 歳の初産婦 3,400 g の児を正常分娩で出産した 分娩時出血は 650 ml 会陰裂傷第 度と腟壁裂傷とがあり 縫合術を受けた 分娩後 時間 体温 37.3 脈拍 88/ 分 血圧 120/70 mmhg 子宮底は臍下 横指で硬く触れる 赤色出血が 時間で 40 g お尻のあたりが痛い と激しい痛みを訴え 苦痛表情だが脱肛はない 会陰部に腫脹はなく縫合不全もない 最も考えられるのはどれか 1. 頸管裂傷 2. 腟壁血腫 3. 弛緩出血 4. 後陣痛 15 NYHA 分類でⅠ 度の心疾患合併妊婦の管理で適切なのはどれか 1. 選択的帝王切開を勧める 2. 妊娠初期から入院を勧める 3. 生活の中に一定の休息時間を設ける 4. インフルエンザワクチンの接種を控えるように説明する 16 市町村における次世代育成支援の行動計画策定で適切なのはどれか 1. 民間事業者の活用は控える 2. 他の市町村と類似した計画とする 3. 社会的養護を必要とする子どもへの対応を検討する 4. 夫婦と子ども 人の世帯を想定して対策を検討する 5 DKIX-04- 後 H-11

17 母体保護法の目的で正しいのはどれか 1. 母子の生活を支援する 2. 母子保健事業を推進する 3. 母性の生命健康を保護する 4. 母子家庭および寡婦の福祉を保護する 18 助産師の守秘義務違反とならないのはどれか 1. 妊婦の夫が有名人であることを友人の助産師に話した 2. 妊婦のパートナーが失業していたことを妊婦の母親に伝えた 3. 昨日の感動的な出産をしたAさんのことを妊婦である友人に話した 4. 歳の子どもの腹部に複数の内出血があることを児童相談所に伝えた 19 助産業務について正しいのはどれか 1. 臨時応急の手当であっても医行為を行ってはならない 2. 医師の指示の下に行った行為は責任を問われない 3. 業務の範囲内において裁量権がある 4. 死胎の検案はできない 20 男性側の不妊原因で最も多いのはどれか 1. 造精機能障害 2. 精路通過障害 3. 勃起障害 4. 射精障害 5. 性欲低下 6 DKIX-04- 後 H-12

21 第 頭位で 児頭の最大周囲径が骨盤入口部にある図を示す 前頭頂骨進入はどれか ただし 図の上が母体腹側 下が母体背側を示す 円は骨盤入口面 印は大泉 門 印は小泉門を表す 1. 2. 3. 4. 5. 7 DKIX-04- 後 H-13

22 妊婦の下肢のけいれんについて正しいのはどれか 1. 膝窩筋に起こりやすい 2. 妊娠初期に発症頻度が高い 3. 血中のカルシウムの増加が原因となる 4. 予防としてリン酸の過剰摂取を避ける 5. 予防として就寝時は下肢の底屈位をとる 23 鉗子分娩を安全に行うために満たすべき条件はどれか 1. 小泉門が先進している 2. 胎児の状態が良好である 3. 子宮口が全開大している 4.Station が案 以下である 5. 矢状縫合が縦になっている 24 母乳哺育を行っている生後 か月の正期産児において 母乳不足を疑う所見はどれか 1. 平均体重増加量 27g/ 日 2. 哺乳時間 40 50 分 / 回 3.Kaup カウプ 指数 17 4. 哺乳回数 10/ 日 5. 粘液便の排泄 8 DKIX-04- 後 H-14

25 助産録の記載事項として保健師助産師看護師法施行規則に規定されていないのはどれか 1. 児の性別 2. 分娩の場所 3. 妊産婦の住所 4. 妊産婦の国籍 5. 胎児付属物の所見 26 妊娠 27 週 日で出生した 1,050 g の児 皮膚の観察でみられるのはどれか つ選べ 1. 硝子様透明 2. 稗粒腫 3. 胎脂 4. 落屑 5. 産毛 27 Rubin ルービン の示す母親役割行動における保持期の特徴で正しいのはどれか つ選べ 1. 家族との関係を再調整する 2. 育児技術の習得に向けて努力する 3. 自らの基本的欲求を満たそうとする 4. 母乳が十分分泌するかに関心を向ける 5. 出産によって 子どもと分離したという認識をもつ 9 DKIX-04- 後 H-15

28 胎児機能不全を起こしやすい臍帯の所見はどれか つ選べ 1. 臍帯偽結節がある 2. 臍帯の長さが 25 cm である 3. 臍帯が卵膜に付着している 4. 臍動脈が 本 臍静脈が 本である 5. 臍帯の太さが 1.5cm 庵 1.5cmである 29 低出生体重児で出生後早期に起こりやすいのはどれか つ選べ 1. 一過性多呼吸 2. 顔面神経麻痺 3. 上腕神経叢麻痺 4. 胎便吸引症候群 5. 低カルシウム血症 10 DKIX-04- 後 H-16

30 36 歳の初産婦 身長 160 cm 非妊時体重 56 kg であった 妊娠 26 週 日 体重 60 kg 血圧 142/78mmHg 尿蛋白袷 尿糖 案 Hb 10.5 g/dl 子宮底長 30 cm 腹囲 93cm 下 浮腫 案 週前から腰痛がある 腹部緊満感が頻回にある 内診所見は 子宮口閉鎖 出血はない 妊婦への指導で正しいのはどれか つ選べ 1. 入浴を制限する 2. 鉄分の多い食材を勧める 3. 摂取カロリーを制限する 4. 日 時間程度の散歩を勧める 5. 腹部緊満感のあるときは休息をとる 31 助産所業務ガイドラインで 嘱託医療機関に緊急に搬送すべき新生児の症状とされているのはどれか つ選べ 1. 直腸温 38.1 2. 出生時体重 2,400 g 3. 生後 12 時間排便がない 4. 生後 18 時間に黄疸を認める 5. 他症状のない生後 時間の心雑音 11 DKIX-04- 後 H-17

32 第 前方後頭位の分娩経過で Station 袷 3のときの所見について正しいのはどれか つ選べ 1. 矢状縫合は左斜径に一致する 2. 小泉門は10 時方向に触れる 3. 恥骨結合後面 分の を触知できる 4. 児頭の最大周囲径は骨盤峡部にある 5.Hodge ホッジ 骨盤平行平面区分法では第 平行平面である 33 2010 年版の 日本人の食事摂取基準 で授乳婦に付加量が設定されている栄養素はどれか つ選べ 1. カルシウム 2. ビタミン A 3. ビタミン K 4. 食物繊維 5. 鉄 34 子宮筋腫合併妊婦 妊娠 34 週で 子宮底部の筋層内筋腫は直径 cm であり 胎盤付着位置は筋腫の直上である 特に注意すべき産科合併症はどれか つ選べ 1. 常位胎盤早期剝離 2. 児頭骨盤不均衡 3. 分娩後出血 4. 過強陣痛 5. 頸管裂傷 12 DKIX-04- 後 H-18

35 セルフヘルプグループ活動はどれか つ選べ 1. 死産を経験した母親の会 2. 助産所が主催する両親学級 3.21 トリソミーの児をもつ親の会 4. 高齢初産婦を対象とした出産準備教室 5. 助産師によるベビーマッサージの講習会 13 DKIX-04- 後 H-19

次の文を読み 36 38 の問いに答えよ 14 歳の女性 月経周期は28 日型であったが か月間月経がなかったため 母親に付き添われ思春期外来を受診した 初経は 10 歳 身長 157 cm 体重 45 kg 脈拍 64/ 分 血圧 110/70 mmhg 全身所見に異常はなかった 36 母親は 娘は 朝は牛乳だけ 夕食もほとんど残している 給食は少し食べているようだが 痩せてきていて心配です と話す 本人は 自分は太っていてかわいくない 友達から好かれるために もっと痩せなくてはいけないから今以上は食べたくありません と話す この時点で思春期やせ症の診断基準を満たすのはどれか 1. 脈拍数 2. 肥満度 3. 月経周期 4. 本人の自身に対する身体像 37 診察の結果 乳房 陰毛の発育は良好 妊娠反応は陰性 既往歴に特記すべきことはない 血液検査は FSH6.0 miu/ml LH3.0 miu/ml であった エストロゲンとプロゲスチン 黄体ホルモン製剤 を投与した後に消退出血が認められた 最も疑われるのはどれか 1. 視床下部性無月経 2. 下垂体性無月経 3. 卵巣性無月経 4. 子宮性無月経 14 DKIX-04- 後 H-20

38 初診から か月が経過した 無月経の治療と 専門カウンセラーによるカウンセリングを受けている 初診時は 食べることを強く拒否していたが 最近は食べることを受け入れるようになってきた 初診時より体重が kg 減少した 食事に関する対応で適切なのはどれか 1. 食事の代わりに経腸栄養剤を摂取する 2. 食事の量は 残さず摂取できる量から段階的に増量する 3. 毎日の生活に運動を取り入れ 空腹になるようにする 4. 治療により月経が開始した後に 食生活の改善をはかる 15 DKIX-04- 後 H-21

次の文を読み 39 41 の問いに答えよ 29 歳の経産婦 妊娠 37 週 日 不規則な子宮収縮を主訴に午後 10 時に来院した 妊娠経過は良好であった 身長 165 cm 体重 55 kg 推定児体重 3,400 g 胎児心拍数陣痛図では陣痛間欠 分 発作 40 秒 胎児心拍基線 140 bpm 胎児心拍細変動は良好で 一過性頻脈があり 一過性徐脈は出現していない 血性分泌物はない 39 胎児心音の最良聴取部位は 母体の左側 臍棘線上中央であった 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 50 % Station 安 1 陣痛開始しており入院となった 矢状縫合は横径に一致し 大泉門は左側 小泉門は右側に触知できた 胎児の胎位胎向で正しいのはどれか 1. 第 後頭位 2. 第 前頭位 3. 第 後頭位 4. 第 前頭位 40 陣痛開始から 時間が経過した 陣痛間欠 分 発作 30 秒 胎児心拍基線細変動 25 bpm 陣痛発作時に少し苦悶様の表情がみられたため内診を実施したところ 子宮口 cm 開大 展退度 60 % Station 安 1 矢状縫合は右斜径に一致し 小泉門が 時方向に触れた 発作時 胎胞を触知する 血性分泌物少量 この所見から考えられる状態はどれか 1. 微弱陣痛 2. 回旋異常 3. 早期破水 4. 胎児機能不全 16 DKIX-04- 後 H-22

41 休息と活動を組み入れながら観察し 陣痛開始から 16 時間が経過した 陣痛間欠 分 発作 40 秒 内診所見は 子宮口 cm 開大 展退度 80 % Station 袷 1 胎児心拍数陣痛図では胎児心拍基線 140 bpm 基線細変動 25 bpm 最下点 90 bpm 回復まで 40 秒の変動一過性徐脈が 回みられた 入院してからあまり眠れていないという 対応で適切なのはどれか 1. 経過観察する 2. 院内の階段昇降を促す 3. 医師と子宮収縮薬の使用について相談する 4. 帝王切開の準備をする 17 DKIX-04- 後 H-23

次の文を読み 42 44 の問いに答えよ 32 歳の女性 身長 160 cm 体重 70 kg 月経周期が不規則であったが 市販の妊娠検査薬が陽性であったため来院した 血圧 134/80 mmhg 尿蛋白 安 尿糖 安 であった 42 最終月経から算出した妊娠週数は 週 日である 超音波検査では 子宮内に胎囊 GS は確認されたが 胎芽は認められなかった この時点の対応で適切なのはどれか 1. 入院 2. 自宅安静 3. 週後に再診 4. 週後に妊婦健康診査 43 妊娠 12 週 早朝の悪心と軽度の 怠感がある 体重 72 kg 血圧 132/80 mmhg 尿蛋白 安 尿糖 安 尿ケトン体 安 胎児の発育は良好である 保健指導で最も適切なのはどれか 1. 散歩をしましょう 2. 日 食にしましょう 3. 果物は好きなだけ食べましょう 4. マタニティスイミングを始めましょう 18 DKIX-04- 後 H-24

44 その後 妊娠経過は順調であったが 妊娠 22 週の妊婦健康診査で 血圧 160/95 mmhg 尿蛋白袷 軽度の頭重感が出現した 病型分類で正しいのはどれか 1. 本態性高血圧 2. 妊娠高血圧 3. 妊娠高血圧腎症 4. 加重型妊娠高血圧腎症 19 DKIX-04- 後 H-25

次の文を読み 45 47 の問いに答えよ 21 歳の初産婦 妊娠経過は順調であった 妊娠 40 週 日に 3,600 g の児を正常分娩で出産した 分娩所要時間第 期 20 時間 第 期 時間 総出血量 400 ml であった 会陰切開縫合術を受けた 帰室後 食事を全量摂取し 初回授乳を行った 乳房の形はⅢ 型であり 短乳頭であった 45 分娩後 時間 褥婦は尿意を感じ トイレに歩行したが尿は出なかった 子宮底の高さは臍下 横指 子宮は硬く流血はない 会陰切開縫合部の腫脹と発赤はない 触診で膀胱充満がみられた 褥婦のアセスメントで適切なのはどれか 1. 一過性の尿道括約筋の攣縮をきたしている 2. 膀胱の筋緊張が上昇している 3. 膀胱の炎症が起きている 4. 脱水を起こしている 46 産褥 日 褥婦は 縫ったところが痛くて 授乳するのがつらいです と訴えた 会陰縫合部の出血 腫脹および発赤はない 褥婦の会陰部痛を軽減するためのケアとして有効なのはどれか つ選べ 1. 会陰部のマッサージ 2. 縫合部の冷湿布 3. 縫合部の消毒 4. 縫合部の圧迫 5. 円座の使用 20 DKIX-04- 後 H-26

47 退院後 週 褥婦は夫に付き添われて母乳外来を訪れた 昨夜からおっぱいが痛かったです 今日の昼食後 急に寒気がして熱を測ったら 38.0 で 驚いたのですぐに来ました と震えながら話した 最も優先度の高い観察項目はどれか 1. 血乳の有無 2. 副乳の有無 3. 乳頭亀裂の有無 4. 乳房の硬結の有無 5. 乳房の大きさの左右差 21 DKIX-04- 後 H-27

次の文を読み 48 50 の問いに答えよ 在胎 38 週 日 吸引分娩で出生した児 分娩中の経過は良好で 排臨後 胎児心拍数が 70 bpm に低下し 分後に出生した 羊水混濁が軽度あり 児の啼泣は弱く 筋緊張低下を認める 身長 49.5cm 体重 3,200 g 48 出生直後の児への処置として正しいのはどれか つ選べ 1. 胸骨圧迫を開始する 2. 気管吸引を繰り返す 3. 乾いたタオルでよく拭く 4. 児の背部を優しく刺激する 5. バッグ マスク換気を開始する 49 生後 日 体重 2,900 g 頭囲 32.5cm 体温 36.7 呼吸数 52/ 分 心拍数 114/ 分 整 大泉門 1.4cm 庵 1.5cm 膨隆はなし 先進部の頭頂に浮腫状の腫脹を認める 頰を触った指の方向に口を向ける 便は黄色調で血清総ビリルビン 14.0 mg/dl である この児のアセスメントで正しいのはどれか つ選べ 1. 頭血腫がある 2. 多呼吸である 3. 高ビリルビン血症である 4. 生理的範囲の大泉門である 5. 探索 ルーティング 反射がある 22 DKIX-04- 後 H-28

50 生後 日 体重 2,890 g で体重減少が続いている 母乳のみを哺乳している 哺乳量不足を疑う情報として重要なのはどれか 1. 体温が37.3 である 2. 下肢に落屑がみられる 3. 授乳間隔が 時間ごとである 4. 過去 24 時間の排尿回数が 回である 5. 血清総ビリルビン値 15.0 mg/dl である 23 DKIX-04- 後 H-29

次の文を読み 51 52 の問いに答えよ 29 歳の経産婦 12 月 日に 妊娠 41 週 日で 予定日超過の管理目的で入院した 歳の第 子が 日前にインフルエンザに罹患して保育所を休んでいる 家族内の誰もインフルエンザワクチンを接種していなかった 51 12 月 日 夫は分娩の立会いを希望しているが この日の朝から 38.0 の発熱と関節痛がある 夫の分娩の立会いに関する対応で適切なのはどれか 1. 夫の立会いは許可しない 2. 隔離した分娩室での出産とし 立会いを許可する 3. 夫にマスクとガウン着用の上で立会いを許可する 4. 妊婦にインフルエンザワクチンを接種し 立会いを許可する 5. 夫が抗インフルエンザウイルス剤を内服した上で立会いを許可する 24 DKIX-04- 後 H-30

52 12 月 日に正常分娩をした 褥婦は分娩の 時間前から悪寒を訴えており 分娩時には 38.5 の発熱があった 迅速診断でインフルエンザと診断されたため 抗インフルエンザウイルス剤の内服を開始した 分娩後 時間 母親は初回歩行できており 体温は38.0 咳はなく 怠感も強くない 母乳哺育を希望している 児の体温 37.0 脈拍 125/ 分 呼吸数 45/ 分 活発に四肢を動かしている 感染対策上 最も適切なのはどれか 1. 感染症病棟で母子同室 2. 産科病棟の個室で母子同室 3. 産科病棟の大部屋で母子同室 4. 児を NICU 入院とした母子異室 5. 児を新生児室管理とした母子異室 25 DKIX-04- 後 H-31

次の文を読み 53 55 の問いに答えよ 32 歳の経産婦 妊娠 41 週 日に分娩誘発のために診療所に入院した 妊娠中期まで喫煙 本 / 日 入院時ビショップスコア 点 翌朝 オキシトシン点滴静脈内注射 ミリ単位 / 分から誘発分娩が開始となった 午後 時 授乳室にいた助産師は 胎児心拍モニター音で児心拍数が急激に70bpm 台に低下したことに気づき 陣痛室に行き内診した 自然破水しており 子宮口 cm 開大 臍帯脱出を認めた 診療所は 床 この日の診療所の医療従事者の勤務体制は 外来に産婦人科医 名 看護師 名 病棟に助産師 名 看護師 名が勤務していた 53 この時点の対応として最も適切なのはどれか 1. 臍帯の還納を試みる 2. 外来の医師に電話をかけに行く 3. 内診指で児頭を持ち上げながら人を呼ぶ 4. 新生児搬送のために近隣の医療機関に連絡する 54 このような分娩のために診療所に準備しておくべきもので 最も適切なのはどれか 1. 血糖測定器 2. 心電図モニター 3. 新生児用バッグ マスク 4. 人工肺サーファクタント 26 DKIX-04- 後 H-32

55 今回の事例から医療安全対策として検討する内容で最も適切なのはどれか 1. 看護職員の勤務配置 2. 子宮収縮薬の開始時投与量 3. 予定日超過妊婦の分娩方針 4. 喫煙している妊婦に対する保健指導 27 DKIX-04- 後 H-33

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96 午 前 別 冊 DKIX-04-B-

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No. 1 午前 問題 11 Traube トラウベ 聴診器 ① ② ③ ④ 1 DKIX-04-B-

No. 2 ① ② ③ ④ 2 午前 問題 18 DKIX-04-B-

No. 3 3 午前 問題 44 DKIX-04-B-

No. 4 4 午前 問題 50 DKIX-04-B-

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第 96 回助産師国家試験正答値表 問題番号 正答 1 正答 2 正答 3 正答 4 問題番号 正答 1 正答 2 正答 3 正答 4 問題番号 正答 1 正答 2 正答 3 正答 4 A001 4 B006 4 A002 3 B007 3 A003 2 B008 3 A004 4 B009 2 A005 3 B010 4 A006 1 B011 1 A007 4 B012 2 A008 2 B013 2 A009 2 B014 2 A010 4 B015 3 A011 2 B016 3 A012 2 B017 3 A013 4 B018 4 A014 4 B019 3 A015 1 B020 1 A016 1 B021 1 A017 4 B022 4 A018 1 B023 3 A019 4 B024 2 A020 2 B025 4 A021 3 B026 35 A022 3 B027 24 A023 2 B028 23 A024 1 B029 15 A025 2 B030 25 A026 3 B031 14 A027 3 B032 45 A028 4 B033 25 A029 5 B034 13 A030 35 B035 13 A031 13 B036 4 A032 13 B037 1 A033 23 B038 2 A034 15 B039 2 A035 14 B040 1 A036 34 B041 3 A037 15 B042 3 A038 35 B043 1 A039 14 B044 3 A040 45 B045 1 A041 2 B046 25 A042 2 B047 4 A043 3 B048 34 A044 4 B049 45 A045 4 B050 4 A046 2 B051 1 A047 1 B052 2 A048 3 B053 3 A049 1 B054 3 A050 4 B055 1 A051 4 A052 2 A053 3 A054 2 A055 5 B001 4 B002 1 B003 3 B004 2 B005 4

第 96 回助産師国家試験正答値表 問題番号 正答 1 正答 2 正答 3 正答 4 問題番号 正答 1 正答 2 正答 3 正答 4 問題番号 正答 1 正答 2 正答 3 正答 4 A001 4 B006 4 A002 3 B007 3 A003 2 B008 3 A004 4 B009 2 A005 3 B010 4 A006 1 B011 1 A007 4 B012 2 A008 2 B013 2 A009 2 B014 2 A010 4 B015 3 A011 2 B016 3 A012 2 B017 3 A013 4 B018 4 A014 4 B019 3 A015 1 B020 1 A016 1 B021 1 A017 4 B022 4 A018 1 B023 3 A019 4 B024 2 A020 2 B025 4 A021 3 B026 35 A022 3 B027 24 A023 2 B028 23 A024 1 B029 15 A025 2 B030 25 A026 3 B031 14 A027 3 B032 45 A028 4 B033 25 A029 5 B034 13 A030 35 B035 13 A031 13 B036 4 A032 13 B037 1 A033 23 B038 2 A034 15 B039 2 A035 14 B040 1 A036 34 B041 3 A037 15 B042 3 A038 35 B043 1 A039 14 B044 3 A040 45 B045 1 A041 2 B046 25 A042 2 B047 4 A043 3 B048 34 A044 4 B049 45 A045 4 B050 4 A046 2 B051 1 A047 1 B052 2 A048 3 B053 3 A049 1 B054 3 A050 4 B055 1 A051 4 A052 2 A053 3 A054 2 A055 5 B001 4 B002 1 B003 3 B004 2 B005 4