北極星 2014.5 インタビュー 前厚生労働教官芦野純夫氏 施術者の立場の規定は法律のみ 鍼灸柔整新聞 2014 年 5 月 25 日第 977 号より転載平成 8 年に論文 医業類似行為とは何だったのか を発表して以降 施術者の法的立場を説き続ける芦野純夫氏 多くの著書や講演録を世に出す中 今月 同氏が監修する あん摩 はり きゅう 柔道整復等営業法の解説現代語版 第 2 版が株式会社日本医療福祉新聞社から発刊された 改めて 戦後に施行されたこの 営業法 を読み解く意味などを聞いた 営業法 施行は60 年以上前ですが? まず押さえてほしいのは日本は現在 法治国家として国の最高法規である憲法で示される三権分立を国是としていることです しかし 行政の都合から法律はしばしば読み替えられ 法令でもないのに半ば拘束力を持つ行政庁の通達や回答 行政指導などで運用 規制されることが少なくありません 昭和 22 年に制定された 営業法 や この法律の策定にあたった当時厚生省医務局の鈴村信吾事務官と芦田定藏技官により翌年刊行された あん摩 はり きゅう 柔道整復等営業法の解説 では 免許制の按摩 鍼灸 柔道整復の施術行為は 医業の一部 と見なされ 医業類似行為 とは別物であると明示されています にもかかわらず その後 行政の都合による独断ともいえる法解釈の変更や運用の結果 施術行為があたかも医業類似行為であるかのように位置づけられました 施術者の立場を規定するのは本来法律であり 行政による勝手な解釈改正は認められません 昭和 35 年の最高裁判決も誤解を生じさせたと? これは新聞が判決内容を誤報したことで 世間一般に誤解を生じさせた出来事といえます 昭和 26 年 9 月に HS 式無熱高周波療法で治療を始めた後藤博氏が 戦後既得権者を除き全面禁止され 取り締まりの対象になった医業類似行為の違反にあたるとして逮捕されました 一審は有罪判決となり 続く二審の仙台高等裁判所でも 医業類似行為とは疾病の治療又は保健の目的でする行為であって 医師 歯科医師 あん摩師 はり師 きゅう師 又は柔道整復師等の 法令で正式にその資格を認められた者がその業務としてする行為でないもの と12 条で禁ずる医業類似行為であるとして有罪判決が下されました ちなみにこの一文は 営業法の解説 の記述から採られました また三権分立では法解釈は行政ではなく司法の判断が優先されるので 平成 8 年に厚生省医事課は ( この判決は ) 医業類似行為が公に定義された唯一のものと認識している と示しています 法制定時の意図に立ち返るべき高裁での敗訴後 後藤氏は12 条が職業選択の自由に反する憲法違反にあたるとして最高裁に上告します 最高裁は後藤氏のその訴えを退けましたが 長い判決文の冒頭にある被告側の上告論旨が判決の論旨だと勘違いされた上 療法の是非については高裁に差し戻されたことから ( 後に有罪で決着 ) 判決の真意とは異なる被告無罪という誤解が広まってしまい そのような内容で記事が載りました また 毎日新聞は あんま はりなどの医業類似行為 との見出しを載せ 判決で全く言及されていないあん摩 鍼がまるで医業類似行為であるかのように伝えられてしまいました 1 北極星 2014.5
この最高裁判決をめぐっては 営業法の解説現代語版 第 2 版に詳しい解説をしていますのでお読みいただきたいと思いますが これ以降 医業類似行為の概念が誤ってコンセンサス化され 今では免許行為が医業類似行為であったかのような誤解が蔓延しています 何が正しい解釈なのかが見失われている今 原点といえる法制定時の意図やスタンスに立ち返る必要があるでしょう 認知症サポーターキャラバン 厚生労働省ホームページより 認知症を知り地域をつくるキャンペーン の一環として 認知症サポーターキャラバン 事業を実施しています 認知症サポーターキャラバン は 認知症サポーター を全国で養成し 全国が認知症になっても安心して暮らせるまちになることを目指しています 認知症サポーターは 認知症について正しく理解し 認知症の人や家族を温かく見守り 支援する応援者です 認知症サポーターには 地域住民 金融機関やスーパーマーケットの従業員 小 中 高等学校の生徒など様々な方がおり 全国に300 万人を超える認知症サポーターが誕生しています ( 平成 24 年 6 月末現在 ) 2 認知症サポーターに期待されること 1. 認知症に対して正しく理解し 偏見をもたない 2. 認知症の人や家族に対して温かい目で見守る 3. 近隣の認知症の人や家族に対して 自分なりにできる簡単なことから実践する 4. 地域でできることを探し 相互扶助 協力 連携 ネットワークをつくる 5. まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する 認知症サポーター養成講座を受講したい 認知症サポーター養成講座は 地域や職域団体等で 住民講座 ミニ学習会として開催しています 受講をご希望の場合には お住まいの市町村の認知症対策の窓口へお問い合わせください キャラバンメイト養成研修 実施主体 : 都道府県 市町村 全国的な職域団体等 目的 : 地域 職域における 認知症サポーター養成講座 の講師役である キャラバンメイト を養成 内容 : 認知症の基礎知識等のほか サポーター養成講座の展開方法 対象別の企画手法 カリキュ ラム 協力機関の探し方等をグループワークで学ぶ 認知症サポーター養成講座 実施主体 : 都道府県 市町村 職域団体等 対象者 : 北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合
住民 自治会 老人クラブ 民生委員 家族会 防災 防犯組織等 職域 企業 銀行等金融機関 消防 警察 スーパーマーケット コンビニエンスストア 宅配業 公共交通機関等 学校 小中高等学校 教職員 PTA 等 メイト サポーター合計 3,436,848 人 ( 平成 24 年 6 月 30 日 札幌市では 平成 24 年度に 札幌市キャラバン メイト活動実施要領 ( 札幌市保健福祉局高齢保健福祉 部介護保険課 ) を制定している 介護予防について 介護予防センター 札幌市は 住み慣れた地域で元気な生活を送れるように介護予防センターを 53ヶ所設置し 介護予防 健康づくりの啓発活動を行っています 事業は 社会福祉法人や医療法人が受託して行っています 町づくりセンター別 ( 連合町内会ごと ) に担当地区が区切られています ~~ どんなことをしているの?~~ 1. 出前講座 ( 無量 ) 3 老人クラブやいきいきサロン 町内会の行事や研修会など2 随時出向きます 例 ) 店頭予防 閉じこもり予防 口腔ケア 栄養改善 認知症予防 体操 トレーニン 西区オリジナル介護予防体操 エコロゴ! やまべエ誰でも体操 2. すこやか倶楽部上記のような講座を 定期的に開設しています その他 レクリエーションや茶話交流なども行います 札幌市では 高齢であっても住み慣れた地域で元気に暮らせることを目的に すこやか倶楽部 を実施しています 市内各所に設置されている介護予防センターが事業を受託し 地区会館などを利用して定期的に開催しています 対象 : 65 歳以上で 要介護認定を受けられていない方会場まで自力で来られる方 ( 送迎は実施しておりません ) 内容 : 自宅でもできる軽体操を中心に 介護予防 健康づくりを目的とし 以下のことを行っています 例 ) 講話 ( 閉じこもり予防 転倒予防 認知症予防 口腔ケア 栄養など ) 各種レクリエーション 創作活動 茶話交流場所 : 日程により異なる鍼師灸師が これら 3. 介護予防や介護などに関する相談とは異なる独自の健康的な生活維持のご相談や 介護サービスの利用方法などについて 予防プラン をご相談に対応いたします 必要に応じご自宅に伺ったり より専門の提案しマンパワーの相談機関につなぎます 一員となれるか? 北極星 2014.5
第 39 回現代医療鍼灸臨臨床研究会に参加して 理事渡邉一哉 4 月 29 日 ( 火 祝時より第 )11 39 回現代医療鍼灸臨床研究会が東京大学伊伊藤国際学術センター藤謝恩ホールで開催され参加してきました日頃参加している様々な研究会会 交流のある学会の先生に 日本の最先端で 科学的見知から鍼灸の研究をやってる学会組織はどこなのか? と聞いたとこの現代医療鍼灸臨床床研究会の名前が上がり そこの研究を基に健保や 鍼灸師の地位の向上をはかるようにしたいと思った事が発端でし 本部は東京大学の附属病院リハビリテーション部 元の東大の物療内呼んでいたところです 物療内科はその後 リハビリテーーション部に変わり その中に理学療法士や作作業療法士の資格者療法部門 作業療法部門と共に 鍼灸部門があります 東附属病院は大変大大きく 診療棟と 院棟と別にリハビリテーション棟があり 建物が複数存在するそ 4 有名な赤門から東京大学に入入り そのすぐそばにあるのが伊藤謝恩ホ 東東大には安田講堂や 鉄門講堂といった 大きな講堂はたくさんあるのですがこの恩ホールは 正式名称は伊藤国国際学術研究センターといい その中にある講講堂ールで500 名を収容できます その日は このホールが満員員になり 外で聴く人も出るくらいの鍼押し寄寄せました やまぐちさとる 基礎講座は座長に埼玉医科大大学の山口智先生で 発表者は東京大学医学部附 かすやだいち 属病院リハビリテーション部部鍼灸部門粕谷大智先生 非特異的腰痛に対する鍼灸治治療という演題で 現在の鍼灸治療の紹介をされました 特異的は 痛みの根拠がはっきりしている腰痛であり 脊椎圧迫骨折や椎間板ヘル 脊柱管狭窄症など 所見がはっきりとわかる腰痛をいい 非特異的腰痛とは 筋筋膜性腰痛をはじめとして原因がしないものがそう呼ばれます 私たち鍼灸院や整骨院などに来院される腰痛の患者さんに対して まず一番最最初にする事は見極めチェックです 腰痛全体で非特異的腰痛は 85% くらいあり 原因のはっきりしない腰痛痛は整形外 やりようがありません その為に 東洋医医学的な治療を求める事が多くあり 特異的腰痛の簡易的見極めチェック 1: 安静にしている時も疼く 2: 鎮痛治療をやっても一ヶ月以上痛みがとれない 1 2は脊椎以外の病気 あるいは脊椎の重篤な 3: 転倒や尻もちをついた後に痛みがとれず苦痛で~ 骨折の可能性 4: 痛みがお尻から膝下まで広広く~ 神経根症状の可能性 5: 肛門や性器の周囲が熱くなるしびれる 尿がでにくかったり 歩いていて尿が漏れそうに ~ 馬尾症状の可能性 6: 踵歩きがしずらい 足の脱脱力が~ 筋力低下松平浩著 新しい腰痛対策 2012 産業医,11 医学振興財団 発行北海道鍼灸マッサージ柔整整協同組合
以上の6つのパターンに当てはまる場合は 臨床において腫瘍等の生命を脅かす危険なレッドフラッグなどの場合があるので その鑑別をする必要があります それを除外できるとしたら 非特異的腰痛と言えますので 鍼灸治療など東洋療法の適応といえます 非特異的腰痛に関しての新たな知見として 今まで現代医学的にしろ どんな治療にしろ 腰痛の病 態把握からおそらく障害されているだろうと言う部位に対して筋の過緊張緩和 筋内循環の改善 後枝 かこうせいとうつう こうやく外側枝の絞扼の改善を行ってきていますが 長期間苦しんでいる腰痛に関しては 脳内の下行性疼痛 抑制 / 内因性鎮痛系を賦活させる事が必要という事が研究でわかってきています いきちはっきり言うと 脳内の疼痛に対する閾値が下がってしまっているために 該当部位はちょっとの刺激でも痛みが生じます 学校で 該当の部位にパルス治療などをするようにならっている鍼灸 柔道整復の資格者はびっくりする事でしょう 慢性腰痛の場合は粕谷先生のお話によると 腰部には置鍼 パルス 鍼は手足にすると 閾値が上昇すると説明がありました 慢性腰痛の方の場合には アクティブリスニング ( 傾聴 ) が必要であり windup 現象が起きるのでにはパルスはしないというのが東大方式なようです ( 筋肉収縮を目的とする場合は別としていました ) シ ェイオーエイヘ ック また他には 埼玉医科大学東洋医学センター井上理恵先生による JOABPEQ による評価法の発 表があり腰痛の評価基準が整形外科学会では変わりつつある事を発表していました 具体的にいうと その昔 ペインスケール VAS といった痛みのスケールが 心理的障害 腰椎機能障害 歩行障害など シ ェイオーエイヘ ック 様々なスケールを合わせて複合的に考えるスケールがJOABPEQ と言えるのだと思います いのうえもとひろ 明治国際医療大学の臨床鍼灸学講座の井上基浩先生はドイツで行われた比較臨床試験を紹介して います ドイツは臨床試験がやり易い環境にあり 皆保険の日本とは違うと紹介されているし 国民の理解度もきっと違うのかもしれないという紹介でした 5 ドイツ国内の腰痛患者 1000 名以上に実施した大規模 RCT( しかも多施設 ) が行われております 実施時期は2007 年 この調査は 得気を感じるほどの深い鍼を経穴に刺す群を 真の鍼群として 非経穴に浅い鍼を刺す群をシャム鍼 ( 偽の鍼群 ) とし標準治療群と 3 群を分けて比較臨床調査をしています この調査によると 標準治療群と 真の鍼 偽の鍼とは有意に差があるのだけど 真の鍼と偽の鍼には差がない事が証明されています つまり 深く刺す鍼も 浅く刺す鍼も差がない事を言っています また 2800 名に行った RCT( ランダム化比較試験 ) では 通常治療に鍼治療を加えて治療した群と通常治療の群とを比較しておりますが 段違いに鍼を加えた群の方が治療成績が良い事を立証されています また 局所麻酔群と 鍼治療群を比較検証した 2009 年のドイツの調査ではなんと鍼治療群の方が効果が高い事がわかっています この二群の違いは 経穴部に鍼をさしたかどうかと 麻酔薬を使っているかどうかの違いであるはずです 麻酔薬が切れると 局所麻酔群は効果が切れ 経穴を狙った鍼群の方が効果は高いという事です また 基礎講演でお話していただいた 東京大学の粕谷先生が 再度登場し非特異性腰痛の筋電図所見からの見解をお話していただきました これは 筋電図の所見は我々鍼灸師や柔道整復師にはなじみのないものですが 安静時筋電図が ストレスからきていると思われる腰痛症の患者さんと そうではない患者さんとでは かなり違いがあり新しいストレスの検知法と言えると思います というのは 筋電図の所見がストレスを感じている方 ( ストレス性の腰痛の方 ) は筋電図が興奮を示します 心理社会的要因をはかるスケールを start back ツー言うのですがそれで分析して心理社会的要因が高いと言われる患者さんはもれなく 筋電図所見も興奮を示しているようです 北極星 2014.5
この場合の治療としては主にリラクゼーションを中心に下行性疼痛抑制の働 この場合の治療としては主にリラクゼーションを中心に下行性疼痛抑制の働きを賦活し 内因制鎮痛 を賦活し 内因制鎮痛 内在性オピヨイドの分泌をするようにする事が大切だと言う事です 分泌をするようにする事が大切だと言う事です 他にはスポーツ領域の腰痛の鍼灸治療については 筑波大学人間科学研究科 スポーツ医学専攻 の宮本信也教授が発表をしていましたし この5名でシンポジウムも開催され ホールと熱い議論を いましたし この5名でシンポジウムも開催され ホールと熱い議論を いましたし この5名でシンポジウムも開催され ホールと熱い議論を戦 わせてました 最後になりましたが 教育講演として整形外科の現在 最後になりましたが 教育講演として整形外科の現在においては 運動器の新治療の第一人者と言 運動器の新治療の第一人者と言 われている東京大学付属病院の22世紀医療センタ われている東京大学付属病院の22世紀医療センター運動器メディカルリサーチ マネジメント講座 ー運動器メディカルリサーチ マネジメント講座 特任准教授の松平浩先生が登壇し 現在の日本における整形外科治療を痛烈に批判し 脳機能学と 浩先生が登壇し 現在の日本における整形外科治療を痛烈に批判し 脳機能学と 整形外科を結びつけないと 整形外科の将来はないという感じのお話をしていました その考えは 先の講演でのお話をしてくれた粕谷先生や 今回は登壇していませんが 明治国際医 療大学の伊藤准教授に通じます 厚労省も 介護予防を生き甲斐創造にシフトしており その根底の 部分を我々鍼灸業界 柔道整復業界も理解していかないと本格的においていかれると感じます 学生時代 といっても20年以上前ですが に東京大学に来た覚 えはありますが この赤門をくぐったのははじめての経験です ぐったのははじめての経験です 学 生闘争で有名な 安田講堂の下の格式ある学生食堂に行き 定食 安田講堂の下の格式ある学生食堂に行き 定食 を食べ 日帰りではありますが東京に10時間滞在した 1 日でした 次回11月 3 日にこの研究会は行われますが 今度は特別講演に 東京女子医科大学の時間医学の提唱者である 大塚教授 基調 講演に参議院議員で医師 弁護士で に参議院議員で医師 弁護士でもある古川先生が現代医療と 鍼灸の問題を講演 明治国際医療大学の 鍼灸の問題を講演 明治国際医療大学の特任教授の矢野先生は 6 鍼灸の現状と課題についてお話されます その他 鍼灸師養成の についてお話されます その他 鍼灸師養成の 諸問題を筑波大学の藤井准教授 医科大学における鍼灸の現状 筑波大学の藤井准教授 医科大学における鍼灸の現状 で 東京大学医学部の芳賀教授が講演を で 東京大学医学部の芳賀教授が講演を 鍼灸の果たす役割と求め 学生闘争で有名な東大 安田講堂 られるものという題名で 東大宮整形外科医長の加藤 られるものという題名で 東大宮整形外科医長の加藤信也先生がお 話されます 参加料は一般参加で 5000 円となります なんにせよ 東京の中央の学会に出席する事は なんにせよ 東京の中央の学会に出席する事は 自らのモチベーションが上がる事 それと 最新の 自らのモチベーションが上がる事 それと 最新の 知見を知る事が出来る事で 新しい考え方を知る事ができます 日本の鍼灸を牽引している先生達の発表を生で聴いたことで 日本の鍼灸を牽引している先生達の発表を生で聴いたことで 鍼灸師としての使命を 鍼灸師としての使命をあらためて深く 自覚しました 編 集 後 記 同 年 代 の 友 人 と の 会話か ら 恋 愛 や 結 婚 の 話 題 が消 え た の は い つ か ら だ った でしょうか 最 近 の 話 題 は 自 分 の老 後 や 親 の 介 護 は た ま たお 墓の話 何と寂しいことか 三 十 代 の 頃 は 子 供 に お ばちゃん と言われたら お ね え ち ゃ ん と 呼 び な さ い と い ち い ち つ っ こ み を 入れ て た の に 今 で は 自 らを オ バ チ ャ ン と 言 う こと になんの抵抗もありませ ん むしろ オジチャン と 言 わ れ な い こ と に 感謝 し な け れ ば オ ヤ ジギ ャ ル な ん て 言 葉 を 流 行 らせ て し ま っ た の は 私 た ちの 年代でしたもの 四 人 に 一 人 が 六 十 五 歳以 上 と い う こ の 国 で 生 き てい く に は お 金 も も ち ろ ん大 切 だ け ど な に よ り 健 康が 一 番 と 未 だ に 喫 煙 を やめ ない友人に忠告 するのでした 発行元 北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合 発行責任者 吉 田 孝 雄 E-mail hokushinkyo@dolphin.ocn.ne.jp 札幌市西区西野2条2丁目5-17西野MTビル3F 17西野MTビル3F TEL 011-666-3730 FAX 011--666-3781 URL http://www.hokushinkyo.jp/ 北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合