2) 行政機能ゾーニングについて新庁舎の整備において 各部署の庁内配置については 来庁舎の利便性と職員の業務効率の向上等の観点から以下のように考えます 1 町民の利用頻度が高い部署の考え方 相談 窓口 情報提供 の機能を有する町民の利用頻度が高い部署は 町民の利便性と来庁のしやすさに配慮して 1 階

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することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

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目次 1 はじめに 1 2 庁舎の現状と問題点 課題 2 (1) 庁舎の現状 2 (2) 庁舎の問題点 課題 3 3 新庁舎建設の基本的な考え方 6 (1) 安全 安心な庁舎 6 (2) わかりやすく親しまれる庁舎 7 (3) 利用者にやさしい庁舎 8 (4) 経済的 効率的で環境にやさしい庁舎 8

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フロア構成の検証について 新庁舎のフロア構成 ( 案 ) の比較検討について資料 4 に基づき比較検討項目を説明 環境設備計画の概要確認 新庁舎の環境設備計画 ( 案 ) について資料 5 に基づき検討項目を説明 事務局の議題説明に対して ご意見があればご発言を求めます 報告書は現状調査ということで

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第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

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目 次 はじめに 2 Ⅰ 新たなたな庁舎建設庁舎建設の必要性 3 1 現庁舎の現状 2 現庁舎の課題 問題点 3 結び Ⅱ 新たなたな庁舎庁舎の基本的基本的な考え方 6 1 住民の安全 安心な暮らしを支える防災拠点となる庁舎 2 人にやさしい庁舎 3 環境との共生 周辺との調和のある庁舎 4 住民サ

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【事務所エリア】2016年夏季定期清掃予定表.xlsx

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広報さっぽろ 2016年8月号 厚別区

便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

平成 2 4 年 ( 年 ) 1 0 月 1 7 日 選挙管理委員会決 定 期日前投票所の設置についての考え方 1 はじめに中野区選挙管理委員会では 区役所本庁舎の不在者投票所以外に 本庁舎までの交通不便地域の選挙人の利便を図るため 平成 5 年に執行された東京都議会議員選挙において

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(2) 届出内容の確認方法について 建築計画内容を確認するために 委員会でチェックしやすい届出の 様式を作成しておくと便利です チェックしやすい様式としてチェックシートがあります 建築協定で定めている建築物に関する基準の項目を一覧表にし 建築主や代理者が建築計画の内容を記入できるものにしましょう 数

既存施設のアクセシビリティ改修について

< ご記入にあたってのお願い > 1 記入方法 (1) アンケートは 必ずあて名の方がご記入ください ( 何らかの事情により ご本人が記入できない場合には ご本人の意思を反映してご家族の方などがご記入ください ) 氏名は記入しないでください (2) ご記入は ボールペンまたは濃い鉛筆でお願いします

8. 各都市公園と公有地の魅力化の考え方と市民活動 地域交流拠点の計画のイメージ 四日市市民公園 鵜の森公園 諏訪公園 庁舎東側芝生広場 14

問 合 せ 先 避 難 経 路 / 豊 田 キャンパス 総 務 課 身 の 安 全 を 確 保 し 落 ちついて 指 示 に 従 って 下 さい 豊 田 キャンパス 多 目 的 トイレ 設 置 場 所 設 置 場 所 設 置 位 置 本 館 ( 号 館 ) 階 玄 関 ホール 右 側 号 館 階 ホ

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は市民アンケート単純集計結果による項目別割合 屋外でゆっくり休める緑のあるスペース 付加機能 4.7% イベントや物産展などが開催できる屋外広場 付加機能 5.3% 市政 暮らしやイベントに関する情報コーナー 付加機能 6.2% ( 開かれた議会に関する機能 ) 傍聴機能が充実した 市民に開かれた議

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本試験は 本来は実際の建築物を使用して調査票の作成を行う試験であるが 実際の建築物を確保できない場合のみ 仮想の建築物と写真を使用して行っている 実際の建築物を使用するため 本来は 資料公開できない試験であるが 仮想の建築物と写真を使用する場合には 状況設定及び写真等の一部資料のみを公開する - 1

平成 31 年 3 月 22 日北海道管区行政評価局 道の駅 の運営 管理等に関する調査 調査結果に基づく改善通知 北海道管区行政評価局では 道の駅 に求められている各種機能の効果的な発揮を推進する観点から 道の駅 の運営 管理の実態等を調査し その結果を取りまとめ 必要な改善措置について北海道開発

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金沢都市計画地区計画の変更

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1. 資金計画 資金計画は 平成 20 年 9 月に策定した 新庁舎整備方針 にお示ししてあります その内容を再度掲載します 試算額は 今後の経済状況などにより変動する可能性があり 事業の進行状況に応じて試算を修正していく予定です 新庁舎整備方針 ( 平成 20 年 9 月策定 ) P31~33 抜

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ウ犯罪企図者の動きを限定し 接近を妨げること ( 接近の制御 ) 住戸の玄関扉 窓 バルコニー等は 犯罪企図者が接近しにくいように 敷地内の配置計画 動線計画 住棟計画 各部位の設計等を工夫したものとするとともに 必要に応じてオートロックシステムの導入等の措置を講じたものとする エ部材や設備等を破壊

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

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表紙


スライド 1


. 条例のあらまし () 対象地域 駐車場整備地区 (3ページの図参照) または商業地域若しくは近隣商業地域建築物の敷地が 地区または地域の区域とこれら以外の区域にわたる場合は 敷地の過半が属する区域に建築物があるものとみなします () 対象建築物 建築物の用途 対象建築物の規模 表ー 特定用途建築

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Transcription:

新庁舎は 町民センターとの連携を考慮した中で 両施設のバランスを配慮した配置を要望します 新庁舎と町民センターの連携により 町民サービスのより一層の向上を図ることができ さらに災害時には一体性のある効果的な行動のとれる災害対策拠点としての機能の充実を目指し 配置により想定される敷地内の各種動線については安全性を確保するようしっかりと検討することを要望します 1. 新庁舎の内部構成 1) 町民サービス機能ゾーニングについて町民サービス機能については 利用のしやすさを優先し 基本的に低層階に設ける計画とします また 各施設の配置の考え方は以下のように考えます 1 交流広場 ( プラザ ):( 約 180 m2 ) エントランスを兼ねた町民の交流の場となるため 1 階への設置が望ましく 窓口手続きの待合機能としての利用を考慮した場合 1 階窓口との近接が望ましい 2 案内機能 :( 約 25 m2 ) 来庁舎への案内業務は 出入口付近に設置する必要があり 1 階への配置が望ましい 3 相談機能 :( 約 30 m2 ) 町民が気軽に相談ができるように 1 階への設置が望ましい 4 託児機能 :( 約 15 m2 ) 窓口による手続きの際に利用することが想定されるため 利用頻度の高い窓口に近接することが望ましい 5 情報提供機能 :( 約 70 m2 ) 町民への情報提供の場として 利用しやすい配置が望まれるため 1 階への設置が望ましい 6 協働スペース機能 :( 約 50 m2 ) 積極的な町民利用を促すため 利用のしやすい 1 階への設置が望ましい 町民サービス機能の階層構成イメージ 階層配置の考え方想定される機能 1 階 交流の場や庁舎内の案内機能を配置 町民の分かりやすさ 利用のしやすさを優先した配置 交流広場 案内機能 相談機能 託児機能 情報提供機能 協働スペース機能 - 55 -

2) 行政機能ゾーニングについて新庁舎の整備において 各部署の庁内配置については 来庁舎の利便性と職員の業務効率の向上等の観点から以下のように考えます 1 町民の利用頻度が高い部署の考え方 相談 窓口 情報提供 の機能を有する町民の利用頻度が高い部署は 町民の利便性と来庁のしやすさに配慮して 1 階への計画が望ましい 2 町民の利用頻度が比較的低い部署の考え方業者の利用が多い部署や政策 行政管理等の比較的町民利用の少ない部署は 中間階への計画が望ましい 3 教育委員会の考え方教育委員会のうち 就園 就学等の手続きにより 町民利用の多い教育委員会事務局教育総務課については 1 階への計画が望ましい 4 福利厚生機能等の考え方福利厚生機能のうち 食堂については 非常時の屋外避難広場への炊き出し等の機能を考慮した場合 駐車場 ( 災害時屋外広場 ) との近接が望ましい 行政機能の階層構成イメージ 階層配置の考え方想定される部署 機能 1 階 町民の利用頻度が高い 相談 窓口 情報提供 の機能を中心に配置 町民サービス部 保健福祉部 会計管理 教育委員会事務局教育総務課 食堂等 中間階 業者の利用の多い部署や政策 行政管理等の比較的町民利用の少ない部署を配置 まちづくり部 教育委員会 行政推進部 会議室 福利厚生施設等 - 56 -

3) 議会配置について議会機能については 庁舎の最上階に配置する考え方のほかに 行政と議会の独立性という観点から別棟とする考え方や 町民の傍聴のしやすさや議会休会時の議場の一般利用を考慮して 議場を 1 階に配置する計画も考えられます 以下より それぞれの考え方について比較 検討します 議場を最上階に配置した場合議場を 1 階に配置した場合議会を別棟とした場合 メリット 議場と議会諸室の動線をコンパクトにできる 動線 セキュリティが明確にできる 大きな空間が計画しやすい 町民の傍聴のしやすさや休 会時の利用に有効 議場と議会諸室の動線をコンパクトにできる 動線 セキュリティが明確にできる 町民の傍聴のしやすさや休会時の利用に有効 デメリット 傍聴時の町民垂直動線を確 保する必要がある 議場と議会諸室の動線が長くなる 大きな空間を計画するのが難しい 敷地内に別棟用のスペースを確保する必要がある 別棟として計画するため 出入口 階段 トイレ等の共用スペースが必要となる 評価 上記から 議場を最上階に配置した案 は 議場としての大きな空間の確保やセキュリティの 明確化 議会動線の確保のしやすさから 総合的に判断して 最も有用な配置案と考えます 議会機能の階層構成イメージ 階層配置の考え方想定される部署 機能 最上階 大きな空間が必要な議会機能を配置 議場 全員協議会室 議員控室 正副議長室 応接室 会議室 議員図書室等 - 57 -

4) 内部構成の考え方のまとめ 1)~3) において検討した各機能の階構成ゾーニングを反映した階層毎の全体構成は 以下のように考えられます 階層毎の全体構成イメージ - 58 -

2. 新庁舎の平面構成の考え方 1) 平面構成パターンの検討敷地内での配置検討と新庁舎の階層構成の検討の結果を踏まえて 平面構成の考え方を検討します 平面構成の考え方としては 建物内の通路形状について種類分けをすることにより以下のように3 種類のパターンが想定されます 想定される平面構成のパターン 1 通路形状の考え方 I 型通路 特徴 シンプルで直線的な通路を両側から挟むように諸室を配 置する案 2 L 型通路効率的な L 型の通路の片側に諸室を配置する案 3 コの字型通路 最も効率的なコの字型通路を囲むように諸室を配置する 案 この 3 種類について一定の条件を設定し 建物内来庁者動線 1F 窓口カウンター 執務スペース 町民サービススペース 屋外広場等の計画 について評価をし 比 較 検討をします 比較検討のための条件 項目 階層 執務スペース奥行き 内容地下 1 階 ( 敷地高低差を生かした半地下階 ) と 1 階 ~3 階の 4 階層 新庁舎の階数については 比較の為に仮設定したものであり 決定した階数ではありません 奥行き :12m~13m 床面積 4,700 m2 ~4,800 m2 各階の基本的な構成 B1F: 倉庫 ( 防災備蓄庫も含む ) 1F : 町民サービススペース 執務スペース 2F : 執務スペース 3F : 会議室スペース 議会スペース - 59 -

1 I 型通路の平面構成案 2 L 型通路の平面構成案 3 コの字型通路の平面構成案 N 1 階構成イメージ 3 階構成イメージ 1 階構成イメージ 3 階構成イメージ 1 階構成イメージ 3 階構成イメージ 凡例 町民サービススペース ( エントランス 食堂含む ) 地下 1 階構成イメージ 2 階構成イメージ 地下 1 階構成イメージ 2 階構成イメージ 地下 1 階構成イメージ 2 階構成イメージ 議会スペース 会議スペース 執務スペース ( 更衣室 休憩室含む ) 倉庫スペース A-A 断面イメージ A-A 断面イメージ A-A 断面イメージ 共用スペース ( 階段 EV トイレ 設備 等 ) 各用途面積は Ⅱ. 庁舎整備の規模 において想定した面積を確保しています B-B 断面イメージ B-B 断面イメージ B-B 断面イメージ 項 目 評価評価評価 建物内来庁者動線について 1F 窓口カウンターについて執務スペースについて屋外広場等の計画について 見通しの良い I 型通路の為 来庁舎動線は分かりやすい 吹抜けに面した L 型通路の為 来庁舎動線は分かりやすい 通路上の曲がり角が 2 ヶ所となる為 来庁舎動線は分かりづらい エントランスからカウンターが認識し易いが カウンターの長さが短い為 1 階に町民利用の多い窓口を全て計画することが難しい 3 階まで執務スペースが必要となる 町民利用の多い部署を2 階にも計画する必要がある 整形な形状の町民サービススペースの確保が可能であるが 吹抜けの空間ではない為 開放性が他案に比べて劣る 計画建物の平面形状が小さい為 建設範囲内に屋外広場等を計画し易い エントランスからカウンターが認識し易すく カウンターの長さも十分に確保できる 町民利用の多い部署は 1 階で全て確保可能 吹抜けを有した開放的で整形な町民サービススペースの確保が可能 計画建物の平面形状が大きい為 建設範囲内の屋外広場等の大きさには制限がある エントランスからカウンターが認識し易すく カウンターの長さも十分に確保できる 町民利用の多い部署は 1 階で全て確保可能 吹抜けを有した開放的な町民サービススペースの確保が可能であるが 形状はT 字となる 計画建物の平面形状が大きい為 建設範囲内の屋外広場等の大きさには制限がある 平面構成パターンの検討 1:1000-64 -

2) 平面構成の考え方のまとめ平面構成の考え方については 今回の各平面構成パターンの評価結果を踏まえて 今後 関連部署との調整や庁内における検討を行い どの案が機能的 規模的に最適であるか 引き続き基本 実施設計段階において深く検討を行う必要があると考えます - 61 -